FC2ブログ
2017年12月 / 11月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫01月


関東大学バスケットリーグ戦 9/25〜11/11
関西大学バスケットボールリーグ戦 9/1〜10/28

2017.12.09 (Sat)

【2017インカレ】11/26 5位・7位決定戦レポート

接戦を制し東海大が5位でシーズンを終了
神奈川大は持ち味を十分発揮し過去最高の7位


 2017年度のインカレの5位〜8位の順位決定戦最終日は、日本体育大学世田谷キャンパスにて行われた。会場の都合で青山学院青山キャンパスでの3位決定戦、決勝とかぶり観客には観戦しづらい形になってしまったが、どのチームも優勝はない中、4年生の最後の試合ということもあり気持ちの入った内容となった。


【7位決定戦】
神奈川大がリードを守って中京大を下す

171126kanagawa.jpg

171126kume.jpg 7位決定戦はどちらもサイズが小さく、ディフェンスが持ち味の神奈川大VS中京大。試合開始序盤からお互いディフェンスを意識し簡単にシュートに持っていかせない。第1Q、神奈川大は少し固さが見え、ベンチからは厳しい指摘も飛ぶ中、開始5分が経過すると合わせのプレーが見られ調子を取り戻す。中京大は#44伊藤(4年・SG)のシュートが好調だが19-15と4点ビハインドで終了。第2Q、神奈川大はディフェンスでは#24河野(4年・SG)と#34工藤(3年・PF)のスティールが光る。中京大はQの終盤にゾーンを仕掛けると最初こそうまくいきブレイクに成功するが、神奈川大が一歩リードとなり43-28で折り返す。

 第3Q、神奈川大#34工藤はオフェンス面でも活躍を見せる。中京大は神奈川大のディフェンスを突破できず、苦しい展開に。それでも#51粂(2年・SG)と#44伊藤が3Pで応戦し56-45で終える。第4Qの先制点は神奈川大#1阿達(4年・主将・PG)の鋭いドライブイン。追いつきたい中京大はディフェンスリバウンドから走った#51粂がブレイクに成功すると、再び#51粂の3Pで7点差まで迫る。しかし残り時間はわずかとなり、ファウルゲームに持ち込むと、主将の#44伊藤がファウルアウト。ベンチでは悔しそうな姿が見られた。神奈川大は残り1分半に4年生を出場させタイムアップ。77-63で神奈川大が7位を獲得した。

171126_kanagawa2.jpg ディフェンスを武器に2部リーグ、そしてインカレでも忘れがたい印象を残した神奈川大。リーグ戦ではまだ不安定なところを見せていたが、インカレではディフェンスを貫き、1部の強豪相手でも引けを取らないバスケットを展開した。ディフェンスは頑張ればできると誰もが言うが、それを40分間徹底できるチームはそう多くない。1部のチームはそれを勝負どころで披露するが、神奈川大は愚直にやり続けられるところに大きな意味がある。3部落ちからここまで上り詰めた軌跡は、どのチームににも学ぶところがあるはずだ。

 8位となった中京大は健闘したがベスト8以降は勝利には結びつかなかった。サイズがない中、ディフェンスで粘る姿勢は見事で、主将の伊藤以外にも粂や速井といった下級生も光るプレーを見せた。関東のチームを破ってベスト8のシードを守ったことは大きく、来季再びこの舞台に戻ってくることを期待したい。

写真上:中京大・粂は中京大の次世代を引っ張る選手として注目。
写真下:インカレでは田村の得点が光ったが、誰かが突出しているというより、チームとしての印象が強かった神奈川大。


【5位決定戦】
接戦となった戦いは東海大が最後の勝負際を制す

171126tokai.jpg

 5位決定戦は関東4位の青山学院大VS関東9位の東海大。関東の雄として何度も激突してきた両者は、今年度は最後にここでまみえることになった。

171126tokita.jpg 第1Q東海大は高さを生かし#25平岩(2年・C)と#91山本(4年・PF)を中心に加点。一方青学大は3Pで互角の戦いに。さらに#8時田(4年・PF)がブザーと共に3Pを沈め20-17で1つリードを得る。第2Q、東海大は序盤から上級生チームに切り替え、ディフェンスを強化。ミスを誘いブレイクで逆転に成功する。しかし青学大は#6木田(4年・主将・F)のドライブから流れを掴み、チーム全体で思いっきりいいシュートを打ち応戦し、36-33と点差は変わらず後半へ。

 第3Qは両チーム4年生の活躍が目立つ。青学大は#6木田が3Pでチームを牽引する。東海大は#91山本のシュートが好調で、21点の活躍を見せる。シーソーゲームが続くが、#19西田(1年・PG・福大大濠)のシュートで東海大が53-57とし一歩リードで終えと、第4Q開始序盤には#23佐藤(4年・SF)のバスケットカウントで、勢いをつける。青学大は#13前田のシュートなどで対抗するが、試合終了間際に#22笹倉(2年・PG)がジャンパーで勝負を決めると、両チーム4年生をコートに出し幕。78-70で東海大が5位、青学大は6位と順位が決定した。

171126yamamoto.jpg 苦しんだシーズンだった東海大は、最後に4年生をはじめとする上級生が渾身のディフェンスを見せ、これぞ東海大という姿をインカレでしっかり見せた。最終戦は主将の佐藤を始め、4年生が存分に活躍。下級生は今季を糧に来季さらなるレベルアップを目指して欲しい。

 青山学院大も決して順風満帆で関東4位をつかんだ訳ではなかった。その中でも4年目にスコアラーとして輝いた主将の木田の活躍はチームにとっても大きい。そこに前田が続き、インカレでは強い印象を放った。赤穂を始め、こちらもやはり下級生に期待の選手が多いチーム。ここからまた新たに成長を遂げて欲しい。

写真上:青学大の4年生として#8時田も欠かせない存在。1Qではブザーの3Pを沈めた。
写真下:東海大は山本が21得点。豪快なダンクも飛び出し、チームを盛り上げた。

※神奈川大・山本選手、河野選手のインタビューは「続きを読む」へ。



テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  18:58  |  2017インカレ  |  Top↑

2017.12.09 (Sat)

【2017インカレ】11/26 3位 拓殖大インタビュー

「拓大に新しいものを残せたら意味がある」
努力を怠らず、チームを陰ながら支える役割を追求

◆#16飯田遼(拓殖大・4年・主将・SG)
171126iida_i3.jpg

4年目にして多くの印象的なプレーと言葉を残してくれた。シュートの美しさは折り紙付きだが、過去3年間で起用された場面は少ない。自分ができる努力をし続けた4年間、今年は自ら主将の役割を勝って出た。岡田やドゥドゥといったスタープレイヤーを輝かせるために、チームをまとめて支えることが自分の役割だと判断したからだ。だが、それだけではなく試合でも自らの力を示し、リーグ戦では何度も得意の3Pでチームに貢献した。努力を結果に変えた4年目だった。
今年の拓殖大は粘り強かった。それは飯田や阿部ら4年生が昨年の悔いを晴らすために努力し、チーム作りが実った証でもあるだろう。それがチームの伝統として続いていくかどうか、それは次世代に問われることになる。


ー3位で大会を終えました。今どんな気持ちですか?
「優勝はできたと思います。でも去年苦しい思いをして一からチームを作ってきて、結果的にはインカレは3位ですが、チーム一丸で掴み取ったリーグ1位という成績もあります。いろんな4年生が結果を残して後輩にいい思いをさせてあげたいと言っていますが、うちは1、2、3、4年が試合に出る全員のチーム。みんなでやれました。1年も活躍するし、2年もそう。本当に全員でやってこられたなと思います」

ー準決勝の最後は4年生のミスがあって追いつくことが叶いませんでした。
「あれがこのチームの良くない部分で、それが最後に出てしまいました。パスミスをした阿部(#13)も反省していると思いますし、最後にシュートを打った僕も反省しました。印象に残るものです、最後のミスは。試合を通して見れば試合の中にいろんなミスがあって、最後の3点差をひっくり返すことができませんでした。でもその最後のミスが1年や2年だったら来年にも響くと思いますし、僕らで良かったとも思います。2年前も筑波に負けていて、あのときは僕はベンチにいて負けて悔しかったし、3位になってすごく嬉しかった。でもそれは2年生だから簡単に感じたものでもあります。4年生になってみないとわからない部分はすごくあるなと思った出来事でした」

171126iida_i1.jpgー今日の3位決定戦は切り替えて、最初から拓殖大らしいゲームができたのでは。
「そうですね。今年はオールジャパンもないし、これで本当に最後です。池内さんが阿部と僕と4年にやりやすい環境を作ってくれました。今年は僕たちがやりたいようにやらせてくれて、タイムアウトのときにもまず僕らがしゃべらせてくれました。これは去年まではあまりなかった形です。僕ら自身でなんとかする力を身につけて欲しくて、タイムアウトもなかなか取らなかったりします。そうやって任せてもらえた部分は池内さんの期待に応えられたかなと。結局プレーするのは選手なので。練習も僕と阿部諒、山﨑(#11)、村上(#28)でやりましたし、やりたいようにやらせてくれたからこその結果です」

ー確かにタイムアウトのときは池内監督は最初輪の外にいて、みんなに話させてから指示に入りますね。昨年はインカレの初戦負けとなってしまいました。そこから新しくチームを作るときに何が大事だと思っていたのでしょう?
「岡田とドゥドゥが入ってくる前ですが、エース級の選手がいないというのが一番大きと考えていました。だから新チームになったらひたすらやるしかないなと。でもバスケットはチームでやるものだと思ってやっていたし、目立つ選手がいても、チームであることの大切さについてはリーグに入って意識がより強くなったと思います。今年は見ていてわかるかどうかですが、よくしゃべっています。それは目指してきた一つの形です。結果的に日本一にはなれませんでしたが、ああいう新しい面が拓大に残ってくれればやってきて良かったと思います。来年にそれがつながれば意味があります」

ー岡本選手(現Bリーグ島根)が主将の2015年もリーグ準優勝で強いチームでした。彼はリーダーシップがありましたが、飯田選手は主将としてどのようなことを心がけていましたか?
「試合に出る出ないは関係なく、僕が自分でキャプテンをやりたいと言ったので、言う部分はちゃんと言いました。努力することは誰でもできるので誰よりもやりました。難しい部分はいろいろありましたが、それはコミュニケーションを取れば良くなる部分があります。それは自分がしゃべらないとダメだなと思い始めてわかったことでもありますが」

ー自分でキャプテンになりたいと言ったんですか?
「そうです。最初は阿部の予定でしたが、山﨑も自分の方がいいと言ってくれました。阿部はゲームキャプテンとしてプレーで引っ張れるので、チームのことは自分がやろうと思って、それがうまくいったんじゃないかなと思います。阿部も厳しいことはしっかり言いますし」

171126iida_i2.jpgー拓殖大はシュートが上手い選手がいて飯田選手も下級生の頃はなかなか出番がありませんでした。その間というのはどう考えていたのでしょうか?
「どのチームもそうだと思いますが、輝ける選手というのはいて、それはすごく一握り。うちなら岡田(#2)とドゥドゥ(#23)です。他のチームでも筑波なら増田(#11)や杉浦(#17)だと思います。でも自分が試合に出るにはそういう部分じゃないなと思いました。影になれないとダメというか、自分を殺してでもそのチームに何が必要かと考えてやっていて、それが4年目に機会が巡って、池内さんも出してくれました。声を出すとかそういうことも自分や阿部がやらなければ今年はゼロだったと思います。点を取れる選手はほかにいくらでもいるけれど、そういうすごい選手というのはほんの一部。そこは目指すところじゃないし、そうじゃないことで支えることを考えていました」

ーでも春シーズンにはワンポイント起用でシュートを決めるシーンが目立ちましたし、リーグ戦では勝負を決めたり流れを持ってくるシュートをいくつも決められたのは、確実に飯田選手個人としてもがついたんだなという気もしました。
「そこは池内さんが信頼して出してくれたからこそですね。リーグ第1週の東海大戦の2本の3P、あれは2本目のときに池内さんに『ブロックされてもいいからお前が打て』と言われたんですが、それが本当に嬉しくて、それぐらい信頼度をくれているんだなと。だから決められて良かったです。シュートは水物なので入る入らないがあってインカレはぜんぜん入りませんでしたが、コツコツ努力してきて良かったなと。僕は最初はBチームのスタートですが、ここまで来られました」

ー最初は試合に出られると思っていましたか?
「思ってないですね。高校時代に教わった養田先生(2010年度東海大卒・佐久長聖高コーチ)からも『最初から出られる訳がないから体作りなど、地道に努力を』と言われていましたし。拓殖大に入ってくるメンバーを見て自分がエースになれるとは思いませんでしたが、飛竜さん(岡本)が努力しているのを見て学びましたし、飛竜さんが4年になって活躍したことで、努力の大切さを実感できました。いろんな面で入ってみていい大学だったなと思います」

ー来年はまだまだ若いチームですね。
「そこは3年の歩(#14山梨)が頑張ると思います。1年間あれば誰でも何でもできます」

ー岡田選手とドゥドゥ選手には何を期待しますか?
「彼らもいろいろ思うことはあると思います。でもバスケットに対しては本当に真剣なので、あのまま頑張ってくれればと思います。ただ、自分だけのチームではないということは理解していて欲しいですね。よくコミュニケーションを取ることを意識して欲しいです。でもまだ1年目、これからです。次第に理解できればいいと思います」

ー自分たちの姿勢は見せられたと思いますか?
「そこはもちろん。結果には結びつかなかったかもしれないですが、今年やってきたことはわかっていると思うので」

ー飯田選手にとっては今年はどんな1年だったでしょう。
「本当に楽しかったです。苦しかったけれど本当に仲間に助けられました。チームスポーツだから仲間がいるということを大事にしたいし、それを後輩たちも考えながら来年もやっていって欲しいですね」

----------------------------------------

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  18:12  |  2017インカレ  |  Top↑
 | BLOGTOP |