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2017.11.19 (Sun)
【2017リーグ1部】10位・日本大学
豊富な攻撃陣を生かしきれず10位
苦心の続く2か月に ~日本大学~
最終戦績は5勝13敗、10位となったのは日本大だ。ただし、最終戦の早稲田大戦は#0シェイク(1年・C・北陸)が18点19リバウンドのダブル・ダブル、#23本村(3年・SG)、#44松脇(2年・SG)、#10杉本(1年・SG)の土浦日大出身のシューターが合計11本の3Pを入れるなどして、快勝。最後はきれいに締めくくった。
新人戦では魅力的な攻撃陣を軸に準優勝。ただし、長丁場のリーグ戦は勢いだけでは勝ちきれず、苦戦が続いた。コートに立つ4年生は主将の#6新号(4年・PG)のみ。彼自身も途中から肩の怪我があって苦しい中で司令塔としてプレーし続け、もう一人のガードの#21青木(3年・PG)は序盤戦で負傷により欠場。こうなると自慢の攻撃陣だけでは打開できない場面も多く見られ、ディフェンスも甘くなってしまった。終盤戦には#34藤井(2年・PG)がガードとして出番を得るようになったが、経験を積んでいくのはここからになるだろう。下級生がほとんどという状況に「コミュニケーションこそ大事にしないといけない」と語っていた#6新号。選手間だけではなく、今年からHCを務める城間氏との間をいかにうまく取り持つかも意識している。勢いがつけば一発必中の強さは秘めているだけに、インカレでは爆発力を発揮できるかどうかが鍵だ。
ただ、最終戦を勝ち切ったあとは、順位決定戦も圧倒的な力を見せて2部1位の中央大を一掃した。サイズのない中央大に対して高さでアドバンテージがあっただけではなく、攻撃力でも差が際立った。一発の勢いがあるのは中央大も同じだが、それを上回るものを見せつけ、2戦とも30点近い差で2連勝。この順位決定戦を気持ちよく終えられたことを良い材料に、インカレまでに課題をつぶしていきたい。
写真:松脇は主にベンチスタートとして、内外から攻撃に絡んだ。
※日本大・新号選手の10/29のインタビューは「続きを読む」へ。
苦心の続く2か月に ~日本大学~
最終戦績は5勝13敗、10位となったのは日本大だ。ただし、最終戦の早稲田大戦は#0シェイク(1年・C・北陸)が18点19リバウンドのダブル・ダブル、#23本村(3年・SG)、#44松脇(2年・SG)、#10杉本(1年・SG)の土浦日大出身のシューターが合計11本の3Pを入れるなどして、快勝。最後はきれいに締めくくった。
新人戦では魅力的な攻撃陣を軸に準優勝。ただし、長丁場のリーグ戦は勢いだけでは勝ちきれず、苦戦が続いた。コートに立つ4年生は主将の#6新号(4年・PG)のみ。彼自身も途中から肩の怪我があって苦しい中で司令塔としてプレーし続け、もう一人のガードの#21青木(3年・PG)は序盤戦で負傷により欠場。こうなると自慢の攻撃陣だけでは打開できない場面も多く見られ、ディフェンスも甘くなってしまった。終盤戦には#34藤井(2年・PG)がガードとして出番を得るようになったが、経験を積んでいくのはここからになるだろう。下級生がほとんどという状況に「コミュニケーションこそ大事にしないといけない」と語っていた#6新号。選手間だけではなく、今年からHCを務める城間氏との間をいかにうまく取り持つかも意識している。勢いがつけば一発必中の強さは秘めているだけに、インカレでは爆発力を発揮できるかどうかが鍵だ。
ただ、最終戦を勝ち切ったあとは、順位決定戦も圧倒的な力を見せて2部1位の中央大を一掃した。サイズのない中央大に対して高さでアドバンテージがあっただけではなく、攻撃力でも差が際立った。一発の勢いがあるのは中央大も同じだが、それを上回るものを見せつけ、2戦とも30点近い差で2連勝。この順位決定戦を気持ちよく終えられたことを良い材料に、インカレまでに課題をつぶしていきたい。
写真:松脇は主にベンチスタートとして、内外から攻撃に絡んだ。
※日本大・新号選手の10/29のインタビューは「続きを読む」へ。
テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
2017.11.19 (Sun)
【2017リーグ1部】9位・東海大学
7連敗も記録し、9位でフィニッシュ
1部リーグ戦で初めて下位に沈む ~東海大~
最終週まで順位決定戦回避がかかった戦いが続いていたが、第17戦で青山学院大が勝利したことにより9位が確定した東海大。最終戦は3位に入った大東文化大に粘りはしたが、68-74と6点差の惜しい負け。7勝11敗でリーグ戦を終えた。
リーグ戦はフタを開けてみないとわからないとよく言われるが、それに該当したのが今年の東海大だ。初戦を落としたあとは3連勝するが、5戦目以降、ずるずると7連敗。2005年に1部リーグに上がってきてから過去に例のない状況に陥った。実力がどうのいうよりは、勝ち方自体がわからなくなってしまったようにも見受けられたが、連敗を止めた青山学院大戦では東海大らしい激しいディフェンスで相手の攻撃の芽を摘み、オフェンスでは次々にゴールにアタックして相手を圧倒した。今季新人王の#19西田(1年・SG・福大大濠)が前半戦を欠場したものの戦力は十分保有しており、ユニバーシアード代表の#23佐藤(4年・SF)、#25平岩(2年・C)らをはじめ注目選手は多く、攻撃面では新人戦で頭角を表した#22笹倉(2年・SG)、#0寺嶋(2年・PG)らが牽引。#28津屋(1年・SF・洛南)もアグレッシブなオフェンスでルーキーらしい魅力を放った。
初めての進出となった順位決定戦では2部2位の神奈川大と対戦。夏の天皇杯予選では陸川監督以下、代表組がいない中で敗れた相手だ。1戦目は余裕を持って相手を下したが、2戦目は神奈川大のディフェンスの前に攻めあぐね、接戦となったところを逃げ切って2勝。あぶないところはあったが、借りは返した形になった。
東海大らしさをいかに発揮するかは、やはりディフェンスに鍵があるだろう。勝った試合は失点も60点前後で抑えている。リーグ中盤からはよりディフェンスに意識を傾けて取り組んでいる様子が伺えたが、どこまで徹底できるかが見どころだ。過去にない経験をしたことをプラスに変えていくことができれば、もう一回り強い東海大が生まれるだろう。
写真:終盤戦は山本のプレーでチームが乗った試合もある。4年生たちは最後の頑張りどころだけに、インカレでの活躍を期待したい。
※東海大・岩松選手の10/29のインタビューは「続きを読む」へ。
1部リーグ戦で初めて下位に沈む ~東海大~
最終週まで順位決定戦回避がかかった戦いが続いていたが、第17戦で青山学院大が勝利したことにより9位が確定した東海大。最終戦は3位に入った大東文化大に粘りはしたが、68-74と6点差の惜しい負け。7勝11敗でリーグ戦を終えた。
リーグ戦はフタを開けてみないとわからないとよく言われるが、それに該当したのが今年の東海大だ。初戦を落としたあとは3連勝するが、5戦目以降、ずるずると7連敗。2005年に1部リーグに上がってきてから過去に例のない状況に陥った。実力がどうのいうよりは、勝ち方自体がわからなくなってしまったようにも見受けられたが、連敗を止めた青山学院大戦では東海大らしい激しいディフェンスで相手の攻撃の芽を摘み、オフェンスでは次々にゴールにアタックして相手を圧倒した。今季新人王の#19西田(1年・SG・福大大濠)が前半戦を欠場したものの戦力は十分保有しており、ユニバーシアード代表の#23佐藤(4年・SF)、#25平岩(2年・C)らをはじめ注目選手は多く、攻撃面では新人戦で頭角を表した#22笹倉(2年・SG)、#0寺嶋(2年・PG)らが牽引。#28津屋(1年・SF・洛南)もアグレッシブなオフェンスでルーキーらしい魅力を放った。
初めての進出となった順位決定戦では2部2位の神奈川大と対戦。夏の天皇杯予選では陸川監督以下、代表組がいない中で敗れた相手だ。1戦目は余裕を持って相手を下したが、2戦目は神奈川大のディフェンスの前に攻めあぐね、接戦となったところを逃げ切って2勝。あぶないところはあったが、借りは返した形になった。
東海大らしさをいかに発揮するかは、やはりディフェンスに鍵があるだろう。勝った試合は失点も60点前後で抑えている。リーグ中盤からはよりディフェンスに意識を傾けて取り組んでいる様子が伺えたが、どこまで徹底できるかが見どころだ。過去にない経験をしたことをプラスに変えていくことができれば、もう一回り強い東海大が生まれるだろう。
写真:終盤戦は山本のプレーでチームが乗った試合もある。4年生たちは最後の頑張りどころだけに、インカレでの活躍を期待したい。
※東海大・岩松選手の10/29のインタビューは「続きを読む」へ。
テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
2017.11.19 (Sun)
【2017リーグ1部】8位・早稲田大学
爆発力を武器に好スタートを切るが
後半戦で連敗が続く ~早稲田大学~
8勝10敗で8位となった早稲田大。最終戦は日本大との対戦になり、相手の好調なシュートに対処しきれず、68-78と10点差の敗戦となった。
開幕は2連勝、しかも筑波大相手に延長戦を劇的に制すなど幸先の良いスタートを切り、その後も中盤をキープしていたが、後半戦の4連敗が響き、最終的にはこの順位に落ち着いた。2巡目の大東文化大戦では延長の末に、また、終盤の青山学院大戦では最後のシュートが時間内ではないという判定でいずれも2点差の惜敗。ここを取れていれば順位も大きく変わっていただけに、あとわずかという試合を落としたのは痛かった。
1部の中では小兵ながら、プレスやガード陣が激しくプレッシャーをかけてミスを誘うなど、流れを持ってくる地力はあり、拓殖大と同じく後半に巻き返す試合が多かった。抜群の攻撃力を持ち、魅せるプレーでも目を奪われる#7石原(4年・G)、華麗なパスで相手を翻弄し、アシスト王も獲得した#18森井(4年・G)、鍛えられた肉体で激しいプレッシャーを仕掛ける#13長谷川(3年・G)といったガード陣が起点になり、#27濱田(3年・F)、#41小室(1年・C・北陸学院)らが劇的な3Pを沈め、#26富田(3年・C)も内外から得点に絡むなど、個々の能力は高い。「いい時間帯をどれだけ出せるか」(森井)と、持続力が問われる。#7石原や#8新川(4年・G)が高校時代には全国制覇を成し遂げており、経験値はある。上級生が主体なだけに、最後のインカレで一花咲くところを見てみたい。
写真:苦しい時間帯を何度も石原の個人技が切り開いた。
※早稲田大・森井選手のインタビューは「続きを読む」へ。
後半戦で連敗が続く ~早稲田大学~
8勝10敗で8位となった早稲田大。最終戦は日本大との対戦になり、相手の好調なシュートに対処しきれず、68-78と10点差の敗戦となった。
開幕は2連勝、しかも筑波大相手に延長戦を劇的に制すなど幸先の良いスタートを切り、その後も中盤をキープしていたが、後半戦の4連敗が響き、最終的にはこの順位に落ち着いた。2巡目の大東文化大戦では延長の末に、また、終盤の青山学院大戦では最後のシュートが時間内ではないという判定でいずれも2点差の惜敗。ここを取れていれば順位も大きく変わっていただけに、あとわずかという試合を落としたのは痛かった。
1部の中では小兵ながら、プレスやガード陣が激しくプレッシャーをかけてミスを誘うなど、流れを持ってくる地力はあり、拓殖大と同じく後半に巻き返す試合が多かった。抜群の攻撃力を持ち、魅せるプレーでも目を奪われる#7石原(4年・G)、華麗なパスで相手を翻弄し、アシスト王も獲得した#18森井(4年・G)、鍛えられた肉体で激しいプレッシャーを仕掛ける#13長谷川(3年・G)といったガード陣が起点になり、#27濱田(3年・F)、#41小室(1年・C・北陸学院)らが劇的な3Pを沈め、#26富田(3年・C)も内外から得点に絡むなど、個々の能力は高い。「いい時間帯をどれだけ出せるか」(森井)と、持続力が問われる。#7石原や#8新川(4年・G)が高校時代には全国制覇を成し遂げており、経験値はある。上級生が主体なだけに、最後のインカレで一花咲くところを見てみたい。
写真:苦しい時間帯を何度も石原の個人技が切り開いた。
※早稲田大・森井選手のインタビューは「続きを読む」へ。
テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
2017.11.19 (Sun)
【2017リーグ1部】7位・明治大学
司令塔・齋藤を筆頭に奮闘
後半の苦戦が結果に響く ~明治大学~
最終戦を優勝した拓殖大と戦い、前半こそまずまずだったが3Qに突き放されて92-79で終了。合計8勝10敗で7位に落ち着いた。後半戦に入り黒星が増え、下位に後退する形となった。
開幕は2連勝、東海大、青山学院大を破って良いスタートを切った。昨リーグは連敗続きだったが、それを反省して臨んだことが奏功した。夏はユニバーシアードの代表として司令塔の#2齋藤(4年・PG)がいなかったが、主将の#27松本(4年・SG)を筆頭に選手たちも主体的に取り組んだ様子が伺える。サイズはないが#28今川(3年・SF)がゴール下で奮闘し、リバウンドランキングでは6位にランクイン。ルーキーの#7植松(1年・PF・桐光学園)も190cmながら果敢にリバウンドに挑み、大きなチーム相手にも負けていなかった。機動力の高い#10須藤(SF)が頭角を表し、#3綱井(3年・SG)も得点源として存在感を放つなど、スタメン、ベンチスタートの面々がそれぞれの役割を果たして前半戦は好調だった。
ただ後半戦に入ると失速気味で、10敗のうち6敗は後半に入ってから。#7植松の負傷欠場も痛かった。司令塔の#2齋藤は「夏の間いなかった自分の指示をみんながよく聞いてくれて、それは感謝している。ただ、もっともっとつきつめなければいけないところはある」と、限られた時間の中で対応しなければならなかった苦心も覗く。インカレまで時間がたっぷりあるとは言えないが、必要なことをどこまで追い込めるかで、結果が変わってくるだろう。後半戦には前半怪我でDNPだった#24森山(3年・PF)も戻って、持ち味のシュート力を見せていた。万全の状態で最後の戦いに望みたい。
写真:今川がインサイドで存在感を見せ、リバウンドでは大きな相手にも引けを取らず。
※明治大・齋藤選手、吉川選手のインタビューは「続きを読む」へ。
後半の苦戦が結果に響く ~明治大学~
最終戦を優勝した拓殖大と戦い、前半こそまずまずだったが3Qに突き放されて92-79で終了。合計8勝10敗で7位に落ち着いた。後半戦に入り黒星が増え、下位に後退する形となった。
開幕は2連勝、東海大、青山学院大を破って良いスタートを切った。昨リーグは連敗続きだったが、それを反省して臨んだことが奏功した。夏はユニバーシアードの代表として司令塔の#2齋藤(4年・PG)がいなかったが、主将の#27松本(4年・SG)を筆頭に選手たちも主体的に取り組んだ様子が伺える。サイズはないが#28今川(3年・SF)がゴール下で奮闘し、リバウンドランキングでは6位にランクイン。ルーキーの#7植松(1年・PF・桐光学園)も190cmながら果敢にリバウンドに挑み、大きなチーム相手にも負けていなかった。機動力の高い#10須藤(SF)が頭角を表し、#3綱井(3年・SG)も得点源として存在感を放つなど、スタメン、ベンチスタートの面々がそれぞれの役割を果たして前半戦は好調だった。
ただ後半戦に入ると失速気味で、10敗のうち6敗は後半に入ってから。#7植松の負傷欠場も痛かった。司令塔の#2齋藤は「夏の間いなかった自分の指示をみんながよく聞いてくれて、それは感謝している。ただ、もっともっとつきつめなければいけないところはある」と、限られた時間の中で対応しなければならなかった苦心も覗く。インカレまで時間がたっぷりあるとは言えないが、必要なことをどこまで追い込めるかで、結果が変わってくるだろう。後半戦には前半怪我でDNPだった#24森山(3年・PF)も戻って、持ち味のシュート力を見せていた。万全の状態で最後の戦いに望みたい。
写真:今川がインサイドで存在感を見せ、リバウンドでは大きな相手にも引けを取らず。
※明治大・齋藤選手、吉川選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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