FC2ブログ
2017年10月 / 09月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫11月


サイトを移行しました。現サイトはアーカイブとして継続してご覧いただけます。
http://bojweb.com

2017.10.22 (Sun)

【2017リーグ1部】10/22レポート

拓殖大がきっちり勝ちきり31年ぶりの頂点へ
東海大はホームで劇的な勝利を納める


171022takushoku.jpg

 台風が近づく中での試合となった今年の東海大でのホームゲーム。リーグ戦も終盤に差し掛かり、優勝、順位決定戦といった各戦いも決着がつきそうな中、5試合のうち3試合が大接戦の末に劇的な結末に。まさに嵐を呼ぶ展開で手に汗握る1日となった。そして前の試合を落とし足踏みとなっていた拓殖大は1Qから得点を重ねて勝利し、この長い混戦のリーグの中、最終週を待たずに優勝を決めた。

写真:勝利し、応援に駆けつけてくれた人々に笑顔で応える拓殖大。



最後の最後までわからない勝負が3つ
白鴎大は劇的な逆転弾で幕


171022hakuo.jpg 同じ8勝7敗で並ぶ白鴎大大東文化大の戦いは、最後の最後に劇的な幕切れとなった。試合は当初大東大ペースで進んだ。#15モッチ(2年・C)のゴール下の強さも際立ち、シュートも好調で6点リードで前半を終えた。後半、白鴎大も追い上げてじわじわと差を詰めていくが、そのたびに離す大東大のペースは変わらず。ただし、4Qに入っても10点ほどの差がついていたが、終盤にオフェンスが決まらずターンオーバーが続く大東大を尻目に、白鴎大は着実に加点。残り数分に入ると勝負はわからなくなる。残り14.1秒、大東大は#23奥住(3年・SG)の得たフリースローが1本しか決まらずリードは2点。すると、白鴎大は残り時間わずかから放った#21神里(4年・PG)の3Pがブザーとともに決まり、72-71。ビッグショットによる逆転劇で幕切れとなった。

171022hasegawa.jpg 7勝8敗同士の青山学院大早稲田大の対戦も、最後のシュートで勝負が決まった。前半は青学大#6木田(4年・F)、#31戸田(3年・SF)、#52赤穂(1年・PG・市立船橋)ら青山学院大の3Pがよく決まり、リード。3Q、早稲田大は#8新川(4年・G)の3P、#26富田(3年・C)のゴール下で10点ほどあった差を詰めていき、残り4分弱で逆転。4Qは差がつかない中で試合は進み、勝負は最終盤に持ち込まれた。残り1分を切り、青学大はフリースローで加点し、残り26秒で同点にする。早稲田大はシュートが決まらず追い込まれるが、残り約2秒で青学大がスローインを得た。これが見事にゴール下の#37ナナー(2年・CF)に通ると、66-68と青学大が2点のリードに。残り0.4秒からの早稲田大のオフェンス、#13長谷川(3年・G)がブザーとともに放った3Pがネットに沈むが、これは惜しくもノーカウントに。青山学院大が逆転で勝負を制した。

171022yamamoto.jpg ホーム2戦目、東海大は悪天候のこの日も1000人以上の観客を集めた。対する筑波大は3連敗中。この日は東海大のディフェンスに阻まれて得点チャンスがなかなかなく、前半は31-38と苦戦。3Q、筑波大は#17杉浦(4年・PF)の3Pもあるが、ターンオーバーが続く。一方の東海大は#25平岩(2年・C)のダンクも飛び出すなど、雰囲気は悪くない。しかし点差はつかないまま4Qに勝負は流れ込み、最初の5分ほどは勝負も膠着。この試合もまた最後の1分にすべてがかかる戦いになった。残り47秒、2点を追う筑波大は#4青木(4年・PG)がフリースローを2本落とすが、残り23秒でその青木が3Pを沈め、71-71の同点。東海大は#91山本(4年・PF)がドライイブを仕掛けてフリースローを得るが、これを2本決めて73-71の2点リードに。残り5.9秒、筑波大は最後にボールを持った#4青木がドライブを試みるが、これはあえなくブロックされゲームセット。東海大が接戦を勝利し、ホームの歓声に答え、ホームゲームを1勝1敗で終えた。筑波大は4連敗。

写真上:大東大は熊谷が欠場。日野澤がたびたび出番を得た。
写真中:早稲田大・長谷川が最後に放ったシュートは時間内と認められず。
写真下:12得点の東海大・山本。中距離に安定感があり、最後はアグレッシブに攻めてフリースローを獲得。

※青山学院大・ナナー選手、東海大・平岩選手のインタビューは「続きを読む」へ。


上位陣は互いに崩れず
拓殖大は31年ぶりの優勝を決定


171022tokai.jpg

写真:ホームでの劇的な勝利に笑顔の東海大。

171022fujii.jpg 前の試合で大東文化大の前に敗退した拓殖大は、この試合は1Qからオフェンスが全開。日本大のディフェンスプレッシャーもさほど厳しくなく、#23ドゥドゥ(1年・C・八王子)、#2岡田(1年・G・東山)が気持ちよくオフェンスを仕掛け、3Pも決めていく。1Qで32-13とすると、拓殖大は控えも積極的に投入。ただ、1Qで水をあけられた日本大もここで切れずにオフェンスを仕掛け続け、じわじわと迫った。それでも最初の差を取り戻すことは叶わず90-83。拓殖大が勝利した。この結果により専修大が最終的に並んでも、ゴールアベレージで上回る拓殖大の優勝が確定した。

171022yoshikawa.jpg 2位で9勝の専修大は8勝で中盤位につける明治大が相手。前半は#11秋山(4年・PG)の3Pが気持ち良くきまって専修大が抜け出した。明治大は3Q、#28今川(3年・SF)が専修大の高さをかいくぐってシュート、リバウンドに奮闘し、#32吉川(4年・SG)が次々に得点。さらに#24森山(3年・PF)の3Pが3本入り一気に専修大に詰め寄った。4Q、明治大は開始3分、#2齋藤(4年・PG)のスティールからの速攻が決まり5点差に。しかし専修大は#14髙澤(4年・G)の3P、#30アブ(2年・C)のゴール下などで詰めさせず、86-80で勝利した。

写真上:日本大は前の試合でも奮闘したガードの藤井を長時間起用。13得点4アシスト。
写真下:明治大は吉川が19点。3Pも3/4と数字を引っ張った。

※拓殖大・池内監督のコメント、飯田選手のインタビューは「続きを読む」へ。

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  23:50  |  2017リーグ戦  |  Top↑

2017.10.22 (Sun)

【2017リーグ2部】10/22レポート

中央大が2部優勝とインカレ出場を決定
残る一つの枠は日本体育大と神奈川大の争いに


171022chuo.jpg

 2部リーグ戦も17戦目を迎え、いよいよ大詰め。この日、中央大が国士舘大に勝利し、インカレと1部昇格の枠が一つ埋まり、日本体育大は神奈川大にリベンジを果たし勝率を並べた。残る1枚の切符は、この日の結果により、最終日の最終カード、日本体育大対中央大、神奈川大対国士舘大ですべてが決まることになった。一方下位チームでは、慶應大が東洋大を破り、順天堂大と共に5勝、立教大が4勝となり最終日の慶應大と立教大の対戦で順位決定戦進出が決まる。

写真:中央大は最後は全員を4年生に。


中央大が4年生でタイムアップを迎え首位確定

171022tunodakennshin.jpg 中央大にとって勝てば1部昇格とインカレが決定する国士舘大との大事な一戦。第1Q、序盤から#28鶴巻(3年・SF)、#14久岡(3年・SG)を中心に点数を稼ぐ。高さでは劣勢に見られたが、中を固めリバウンド強化とセンター陣対策に努める。国士舘大は出だしこそ勢いのある雰囲気に飲まれそうになるものの、#20角田憲信(1年・F・正智深谷)の外角シュートでもちこたえ、2Qになると流れは国士舘大に傾きかけた。しかし中央大#28鶴巻がリングへ向かい続け、#2大崎(2年・CF)と#33三上(2年・SG)も3Pを沈めて差をつける。前半は41-33の中央大リードで終了。
 3Q開始から国士舘大はゾーンディフェンスを仕掛け、中央大の速いリズムを止めにかかる。しかし中央大は#33三上の3P、さらにドライブが好調で残り3分で15点差に。勢いは止まらず終了間際には再び#33三上がブザーと同時に3Pを決め63-50でリード。国士舘大は4Q、#32臼井にボールを集め点数を取りに行くと、中央大のセンター陣にファウルが目立ち始める。#20角田憲信のジャンパー、#37阿部の3Pも好調で追い上げ7点差まで迫るが、中央大はディフェンスを緩めることなくリードを守る。1分を切ったところで中央大#24小林(4年・PG)の冴えたドライブインで勝負をつけると、残り43秒間は5人を4年生にメンバーチェンジ。インカレ出場と1部昇格の瞬間を中央大は4年生メンバーで迎えた。

写真:国士舘大は角田憲信が高確率でシュートを決めていった。


日本体育大は2連勝で最後の週にすべてをかける

171022oura.jpg 神奈川大日本体育大との戦いは、両者の勝利への気持ちが大きく見えた試合となった。試合前から日体大はベンチ、応援席共に盛り上がりを見せ、コート上のプレーヤーを鼓舞。それに応えた#4江端(4年・F)が序盤からシュートを決め、流れを作る。神奈川大は#7田村(4年・SF)が好調、加えて#30松岡(3年・PG)がオフェンスをコントロールし簡単にリードを許さない。しかし日体大の高さが優勢で、#45河野(2年・PF)、#54津田(2年・C)を中心にリバウンドを取り続け日体大がリードする試合展開に。前半は終了間際に#3大浦(2年・SG)が3Pを沈め36-26。

 後半に入ると#20田中(4年・SF)、#34工藤(3年・PF)を中心にボックスアウトを強化りリバウンドを支配。その波に乗り、#7田村がジャンパーでのバスケットカウント。開始5分で5点差に迫る。我慢の時間となった日体大は#19田口(4年・F)のジャンパーで勢いをつけると、リバウンドから走った#20小田桐(4年・PG)がファーストブレイク。最後は再び#3大浦がブザーと共に3Pを決め13点差をつけ最終ピリオドへ。4Q、日体大は#4江端の活躍が止まらない。リバウンド11本、得点31点とチーム1番の数字をたたき出して終始日体大が押すような形となり、77-54でタイムアップ。日体大が13勝目を挙げ神奈川大と星を並べた。

写真:日本体育大は春、怪我のあった大浦が躍動。


慶應義塾大の勝利で順天堂大と共に5勝
立教大は苦しい4勝、最終戦で巻き返しを狙う


171022kimura.jpg 順位決定戦回避をかけて1勝が欲しい慶應義塾大は、2連勝していた東洋大との対戦し、前半からベンチも一体となった力強いプレーが目立ち、前半は32-25と慶應大リード。3Qは東洋大が#5渡邉(3年・PF)のゴール下での器用さを発揮し2点差まで迫ると、#7大野(3年・PG)のドライブで開始4分に追いつき、流れは東洋大に傾きかける。慶應大は#7木村(4年・CF)のバスケットカウントで持ちこたえ、Qの終了間際、慶應大#13山崎(2年・G)が3Pを沈め一歩リード。4Q、慶應大が#14髙田(2年・G)の3Pから一気に畳み掛ける。東洋は#29石淵(4年・PG)が3P、#28佐久間(3年・SF)のジャンパーで踏ん張るが、慶應大がオフェンスリバウンドで勢いをつけ、最後は#7木村の3Pで逃げ切りの勝利。71-60で5勝目を挙げた。東洋大はこの時点で10位が決定した。

171022iida_2017102809353196c.jpg 中盤位の江戸川大と5勝の順天堂大の対戦は、1Qに順天堂大の持ち味の3Pが当たるものの、江戸川大の走るバスケットが上を行き5点リード。2Qに順天堂大がじわじわ差を詰めると、#29千葉(2年・F)に合わせた#44大橋(1年・PF・八千代松陰)がゴール下を決め逆転に成功。そこからは点の取り合いとなるが、ブザー間際に江戸川大#23保岡が3Pを沈め、42-40のリードで後半へ。3Qは江戸川大一時10点差とするが、順天堂大は#11川久保(4年・F)の3P、#44大橋のジャンパーで踏ん張り、差を一桁の8点差に戻し、最終Qへ。追いつきたい順天堂大はスティールから走った#37岩井(1年・G・盛岡市立)がファーストブレイクに成功。その勢いに乗り3Pを決め開始2分で逆転。そこからシーソーゲームとなるが、江戸川大は#12オウマ(2年・C)の高さを生かし徐々に点差をつける。最後は#1平岩(4年・SF)が3Pを沈め勝負あり。91-82で江戸川大に軍配が上がった。順天堂大は最終日に順位決定戦回避を懸ける。

 未だ4勝の立教大は順位決定戦を避けるべく、勝利のほしい一戦を駒澤大相手に臨んだが、3Qに大きく突き放した駒澤大が逃げ切り99-79。駒澤大は1巡目のリベンジを果たした。

 この時点で下位チームでは、10位東洋大が決定し、3部との順位決定戦が決定。順天堂大と慶應大は5勝。立教大は4勝と星一つ差で9位。最終日に慶應大vs立教大、順天堂大vs東洋大で残りの一枠が決まる。

写真上:慶應大は木村が4年生として気を吐いた。
写真下:シュートを決め、ポーズを決める江戸川大・飯田。


テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  23:40  |  2017リーグ戦  |  Top↑

2017.10.22 (Sun)

【2017リーグ】10/22結果

【1部リーグ】
白鴎大学72(16-22,16-16,17-21,23-12)71大東文化大学
拓殖大学90(32-13,16-22,20-21,22-27)83日本大学
専修大学86(28-17,17-10,19-26,22-27)80明治大学
青山学院大学68(23-16,21-17,5-21,19-12)66早稲田大学
筑波大学71(16-23,15-15,23-17,17-18)73東海大学

拓殖大学   12勝4敗
専修大学   10勝6敗
白鴎大学   9勝7敗
大東文化大学 8勝8敗
筑波大学   8勝8敗
青山学院大学 8勝8敗
明治大学   8勝8敗
早稲田大学  7勝9敗
東海大学   6勝10敗
日本大学   5勝11敗

----------------------------------------

【2部リーグ】
慶應義塾大学71(17-12,15-13,19-22,20-13)60東洋大学
江戸川大学91(28-23,14-17,25-19,24-23)82順天堂大学
駒澤大学99(24-19,20-16,27-24,28-20)79立教大学
中央大学81(18-13,23-20,22-17,18-21)71国士舘大学
日本体育大学77(17-10,19-16,15-11,26-17)54神奈川大学

中央大学   15勝2敗
神奈川大学  13勝4敗
日本体育大学 13勝4敗
国士舘大学  10勝7敗
駒澤大学   9勝8敗
江戸川大学  9勝8敗
慶應義塾大学 5勝12敗
順天堂大学  5勝12敗
立教大学   4勝13敗
東洋大学   2勝15敗

----------------------------------------

【3部リーグ】二次ステージ
山梨学院大学70(9-22,16-12,13-15,32-25)74埼玉工業大学
明星大学89(11-18,22-5,29-23,27-20)66関東学院大学
上武大学64(10-13,11-10,25-12,18-24)59法政大学
学習院大学73(15-21,23-22,13-27,22-23)93帝京平成大学
國學院大學81(15-24,20-16,21-20,25-22)82文教大学
明治学院大学56(9-10,12-28,16-15,19-19)72玉川大学


上武大学   16勝0敗
法政大学   13勝3敗
埼玉工業大学 10勝6敗
明星大学   10勝6敗
玉川大学   10勝6敗
明治学院大学 9勝7敗
山梨学院大学 8勝8敗
関東学院大学 7勝9敗
國學院大學  5勝11敗
文教大学   4勝12敗
学習院大学  3勝13敗
帝京平成大学 1勝15敗


1~5部の詳しい予定・スコアは関東大学バスケットボール連盟の公式サイトへ。


テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  23:33  |  2017関東リーグ予定・結果  |  Top↑

2017.10.22 (Sun)

【ミニインタビュー】FACE~選手の横顔~ 針生信洋(駒澤大)

俯くこともあった中で成長し
笑顔で皆を引っ張れる選手目指して

#65針生信洋(駒澤大・3年)

hariu.jpg

駒澤大学のインサイドを支える針生は、2部リーグのリバウンドや得点ランキングでも上位にランクインしている、チームになくてはならない存在だ。年によっては途切れることもある駒澤大の推薦制度だが、それが復活した2年目に入学。一つ上には前田や石井といった主力を張れる選手が揃い始めていたが、「すでに強いチームに行くより、自分たちで作りあげていくほうが楽しいかな」と入学を決めたと言う。身長こそ190cmだが、がっしりした体つきで、ゴール下という戦場を舞台に戦っている。


高さではないアプローチをしながらゴール下で戦う

 ポジションはバスケットを始めたときからずっとセンター。だがその前には空手もやっており、それが今のプレーにも生きている。
「やっていたのは極真空手。普通に顔を蹴られたり喉元を殴られたりと、急所を狙ってくる相手を手でスッと避けなければなりません。今、落ちてくるリバウントに飛びついたりできるのは、それで反射神経が身についたおかげかも。インサイドでのぶつかり合いも、ミニバスの先生に『皆、ドライブしてくる相手に対して痛いから肩とかぶつけちゃうけど、おまえは正面に入って胸で受けているのが立派だ』と褒めてもらえてとても嬉しかったです。ただ嬉しい余り、正面で胸を張り過ぎて逆にディフェンスのファウルになってしまったこともありました(苦笑)」
強靭さと反射神経が武器だが、その分相手からのプレッシャーも強い。それでも文句を言ったりせず落ち着いてプレーしているように見える。
hariu2.jpg「1年の頃は、3部で全勝できたのですが、明らかにセンターの自分のところを攻められて、ギリギリで勝ったという試合もありました。競った理由が自分だったというのに責任感を感じて、試合後は1人で俯いたりしていたんです。そのとき4年生(当時)の米澤さんが『おまえのせいじゃないよ、上を向け』みたいなことを言ってくれて。格好いいなと思いました。米澤さん自身も動じることなく笑顔で皆を引っ張ってくれる方だったので、僕もこんな上級生になりたいと思って取り組んできました」
高さがない中でやっていくには、高さで勝負しても勝てないため、違うアプローチが大事だと言う。
「高校時代から、2mの留学生とか明成の八村とずっとマッチアップしていたので、フックシュートとか、身体を少し捻ってずらしたりとかで点を取れるようになったと思いますね。今は『駒澤にはおまえの時間があっていい』と言われているので積極的に行っています。ただ、実は緊張しいで、焦ってしまうこともあるんです。負けているときとか、何とかしないとって一点を見つめてしまう。そういうときはいつも4年生の先輩が『もっとさばいていいよ、任せろ』と言ってくれるので、攻めるときは攻めて、うまく点を取れないときはカバーしながら、と考えながらやっています。3年になって少し落ち着いてはきましたが」


常に笑顔を忘れずに自分らしいプレーを続けるだけ

hariu3.jpg 駒澤大は賑やかな雰囲気が一つのチームカラーだが、針生がこれまでプレーしてきた小中高の環境もそうだが、いいチームメイトに恵まれてきたことがのびのびプレーできる理由だという。
「小学校・中学校と一緒のチームだったし、そのときのチームメイトは今でもすごく仲が良いです。高校でも先生やチームメイトがよくしてくれました。自由にやらせてもらった一方で頼ってくれたので、自分が決めないとと思えて、その分成長できました。大学もオフシーズンも学年関係なく皆で旅行に行ったりしています。最近だと駒澤で山梨を攻めようというのがありまして(笑)、温泉、川遊び、コテージに泊まる、というのを別日で楽しみました。あとは毎年海水浴に行ったり、実家住まいの先輩の家でご飯をご馳走になったりとか。ずっと一緒にいますね。先程の米澤さんには『おまえの食べっぷり好きだから行くぞ!』と言われて、よく食事に連れていってもらえました。今も石井さん(#24)とか前田さん(#18)が比較的多いですが、みんなに万遍なく皆に声を掛けてもらってよく食事に行きますね」

hariu4.jpg 誰にでも愛されるキャラクターが、針生らしく、また駒澤大にも似合う。和気あいあいとしている中でここまでやってきたが、上級生になり、来年を見据えればまだまだ針生が存在感を示していくことが必要だ。
「頼ってもらえるプレーヤーになりたいとずっと思っています。苦しいときあいつにボールを預けたら点を取ってくれる、という安心感のあるプレーをしたいです。そのためにやはり、リバウンドなどの泥臭いことから始めようと思います。チーム内では、自分で言うのもあれですが、愛されキャラとか、デブキャラとかいくつか属性があるんですが、見ての通りムード―メイカーなので。1つ上の渡邊さん(#10)が特にノってくれるので、一緒にチームを盛り上げていけるよう、常に笑っていたいですね」


針生信洋/はりう のぶひろ
駒澤大学・3年・PF
聖和学園卒
190cm/93kg
姉がやっていたミニバスケットボールが楽しそうで、個人競技の空手と違うチームスポーツの楽しさに憧れて始める。大柄な体格は最大で103キロまで増えたこともあるというが、曰く、「太りやすくて痩せやすい」のが体質で、そのときは3か月で20キロを落としたそう。



テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  13:44  |  その他の記事  |  Top↑

2017.10.22 (Sun)

【ミニインタビュー】FACE~選手の横顔~ 田口航(日本体育大)

技術だけでは語れないプレーを
チームのためにしていくだけ

#19田口 航(日本体育大・4年)

TAGUCHI.jpg

春トーナメントでは3位。1部チームを次々に撃破していく姿が焼き付き、忘れられない印象を残した。その先頭に立っていたのが田口。ゲームでは相手の機先をいかに制し、勝負どころで勢いづかせないかが鍵だが、それを泥臭くあきらめないプレーをチームに示した。そんな風にプレーできるようになったのは、自らの能力のレベルを自覚したからことにある。



高校で目指せる先輩に出会い、プレーが変化

 率先してディフェンスで当たり、リバウンドにも奮闘。泥臭い働きでチームに流れを持ってくるプレーが田口の持ち味。そういった選手に育つまでの過程は、決して人より優れてはいなかった自分を自覚して変えた結果でもある。ミニバスチームに入ったのは、先にバスケットを始めていた姉の影響だ。
「特に上手かったわけではなく、チームも中学は県大会3位ぐらい、身長も170cmぐらいでそんなに目立つプレイヤーでもなかったです。高校も中学の監督が井手口先生と知り合いだったこともあって、福岡第一高校に入ることになりました。でも最初は第一のレベルが本当にすごくて、試合に出られるかどうか不安だったし、Bチームじゃないかなと思っていたぐらいです」

taguchi4.jpg そんな田口が高校に入り、選手として大きな影響を受けることになったのが、一つ上の学年にいた渡辺竜之佑。専修大学に進み、現在Bリーグの琉球で活躍する選手だ。登録身長187ながら、高校、大学とリバウンドでは非凡なものを見せ、本来のポジションがガードだったこともあって、その特異な性質は注目の的だった。
「彼はとにかくリバウンドにめちゃめちゃ行く選手で、バスケットボールが単純にすごかったんです。ああいう風になりたいなと、真似しようと思ってプレーを続けていたら、試合に出られるようになりました。ああいう、本能でボールを取るようなところは真似ではどうにもならないけれど、そういうプレーをしようという姿勢が良かったのかも。能力はないので、技術ではなくルーズボールやリバウンドといった部分を、チームのために考えてすることが大事だと思っています。そういうのが自分にも合うプレースタイルだったのかもしれません」
高校時代に目の前にいた偉大な存在が成長のきっかけになった。リバウンドを取るにはもちろん頑張るだけではなく、コツや勘もいるだろう。
「ボールの軌道を見て、身体が反応したらそこにボールがありますね。これは井手口先生に言われて気づいたことなんですが、シューティングのリバウンドをしていると、打った瞬間にどこにボールが跳ねるかなんとなくわかるようになります。そういうことを重ねて判断していますね」
地道な練習から得てきたものが、知らず知らずに自分の能力の一つになっている。それは図らずしも、自分がどんな力の持ち主かをしっかり把握して努力できたからこそだと言える。


集中していればどんな状況でも関係ない

taguchi3.jpg

 身長は高校で伸び、今はダンクもできるが、届くようになったのは意外にも高校の部活を引退してから。それまではリングに触るぐらいが限界だったと言う。
「第一の練習は厳しいので、合間にウエイトをやる余裕がないんです。部活を引退して国体の練習に入った頃にダンクをしてみたいなと思って、そこからジャンプのトレーニングを始めました。自分は両足飛びですが、ハムストリングとお尻の筋肉を鍛えることで、できるようになりました。やりたいプレーがあるなら、そのためにどこの筋肉を鍛えるかを考えてトレーニングすることでできることも広がります」
筋肉をつけて幅を広げたとも言えるが、元々ミニバスケットボールではセンター、中学ではフォワード、高校ではガードも経験しており「何でもできる」と言う。リバウンドだけではなく、速攻やアウトサイドなど、オールラウンダーなプレーで見せ場があるのが、田口のいいところでもある。また、タフなゴール下での争いも恐れない。特に大学バスケットボールの世界はは2mを越える選手たちが争うところだ。高さは及ばず、パワーも桁違いだが、ジャンプ力や粘りでそこに割り込んでいく。そうしたプレーも怖くないと言う。
taguchi2.jpg「高校時代はよくリバウンドで着地に失敗して捻挫していました。でも治ったら怖くない。肘が当たるのは少し怖いこともありますが、試合になって集中していたら関係ない。ぶつかり合いでストレスを感じることはないです」
試合になればただゲームだけに集中することが、何よりも大事な極意だ。

 子どもの頃、最初は野球がやりたかったと言うが、バスケットボールを始めてみたら好きになり、ここまで続けてきた。チームために考えて頑張ることが、この競技が楽しい理由だ。さらに勝つためにはチーム全員の気持ちが大事だと言う。
「個人個人が頑張ることは大事ですが、個がチームのためにプレーしているかどうかが一番だと思います」
好きで続けてきた思いをチームのために働く原動力に変える。単純だが、何よりも大切な極意をチームに還元し、プレーを続けていく。


田口 航/たぐち わたる
日本体育大学・4年・F
福岡第一高校卒
185cm/80kg
福岡県出身。所属する体育学部体育学科で主に教員を目指す人向けのコースにて学ぶ。実技の授業では一通りのスポーツを行ったが、サッカーは苦手。休日は温浴施設でリラックスするのが楽しみ。


【2017年実績】
・優秀選手賞(春トーナメント)

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  12:02  |  その他の記事  |  Top↑
 | BLOGTOP |