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第71回 全日本大学バスケットボール選手権大会 〜12/15
駒沢オリンピック公園総合運動場 体育館(男子)

2016.12.17 (Sat)

【2016インカレ】11/27 5位決定戦 名古屋経済大VS青山学院大

青山学院大が実力を見せて5位確定
名古屋経済大は初めて尽くしのインカレを6位で終了


161127dan.jpg 5位決定戦に進んだのは、関西学院大を逆転勝利で破った名古屋経済大と、関東の雄・青山学院大。展開は実力差が出る形となったが、最後は和やかな空気も流れる試合となった。

 1Qから青山学院大が勢いあるオフェンスを展開。立ち上がりから3Pが気持ちよく決まると一気に引き離し、ベンチメンバーも積極的に使う形となった。名古屋経済大は青学大の堅守に苦しみ、オフェンスが形にならず5-26と差をつけられた。2Qになるとやや展開が落ち着き、名古屋経済大が#15ジャニパプ(3年・C)のゴール下における存在感も増していく。このQは16-13と名古屋経済大が3点上回るが、前半は39-21と青学大リードで修了。

 後半、青学大は#24安藤(4年・F)、#14柏倉(4年・PG)など、3Pは相変わらず好調。再び青学大がこのQを20点台に乗せるが、名古屋経済大は#91松本(4年・PF)などもシュートもあるが、オフェンスが続かず差を広げられ4Qへ。青山学院大は残り約3分で4年4人と#31戸田貫太(2年・SF)という布陣に。これこれは安藤たち4年生が、リーグ戦では人数の関係でベンチ落ちすることが多かった#31戸田と一緒にプレーしたいと望んだもの。一方の名古屋経済大も今大会を引っ張り続けた#91松本、#3比嘉(4年・SG)、#88木下(4年・PF)ら4年を中心にこれを迎え撃つと、#15ジャニパプが見事なアリウープダンク、#3比嘉の3Pなどで魅せた。さらには最後は#26山村(4年・PF)、#56川本(4年・PF)とすべて4年をコートに送り出した。

161127endo.jpg 一方、青学大の残り時間は4年生たちが作り、戸田にパスを供給し続けてなんとかシュートをきめさせようと躍起になった。リバウンドを拾っては戸田に渡し、シュートが放たれるたびに期待に満ちた歓声が湧き上がったが、シュートは最後まで入らず。周囲が笑顔に包まれる中、50-69でタイムアップを迎え、会場からは大きな拍手が巻き起こった。

 名古屋経済大は初戦で拓大戦を倒すと、札幌大との死闘を制した。順位決定戦では関西学院大を大逆転で破り、インカレ出場3度目にして6位入賞を果たす偉業を達成した。4年生を筆頭に勝負強さを見せ、東海大にシード枠を持って帰るという結果には大きな拍手を贈りたい。

161127aogaku1.jpg 青学大は5位。「春は順位決定戦で連敗、リーグ戦も4位を狙える試合を連敗。でも最後は同じ状況を勝って終われた」廣瀬HC。優勝ではなかったが、一つの壁を乗り越えた戦いはできた。

写真上:この1年で成長した青学大・ナナーは、チームを支える選手になることが期待されている。
写真中:1年生ながら、冷静なゲームメイクを見せた名古屋経済大・遠藤。こちらも次世代を担う人材として楽しみだ。
写真下:最後は皆でバスケを存分に楽しむ様子も見せた青学大。

・青山学院大・廣瀬HC、柏倉選手、大崎選手、石黒選手、安藤選手
・名古屋経済大・藤本コーチ、松本選手、比嘉選手、ジャニパプ選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2016.12.11 (Sun)

【2016関西新人戦】12/11 最終日レポート

関西のシーズン納めの新人戦は関西大が優勝
悔しさもあったシーズンを笑顔で終える


161211TAKADA.jpg インカレ終了から間を置かず、関西では年間の締めくくりの大会となる新人戦が開催された。出場可能なのは関東と同様に各チーム2年生以下というレギュレーションで、トーナメント形式であることは同様だが、最後の2日間は両日ともにダブルヘッダーでの実施。最終日も準決勝をこなした後に、3位決定戦と決勝が実施される。当然のことながら、勝ち上がるためにはベンチメンバーのやり繰りが重要となってくる。またインカレからの期間が短いため、インカレ出場チームにとっては準備期間も限られてくる。実際に、今大会でも天理大や京都産業大はベスト8以前に敗退していった。

 最終日まで勝ち残ったのは、近畿大流通科学大関西大関西学院大の4校に。インカレで上位に食い込んだ関西学院大以外は、今季のリーグ戦後に1−2部間の入替え戦を戦ったチームとなった。同時にコート2面で開催される準決勝を制したのは、近畿大と関西大。昨年は同志社大と関西学院大が争った末に同志社大が勝利した決勝同様、1部では下位に甘んじた2チームによる争いとなった。


 流通科学大と関西学院大が対戦した3位決定戦は、#12七田(2年・PG)や#8松浦(2年・SG)らの活躍で流通科学大が先行。関西学院大は僅差追いかける展開を強いられ、フリースロー率を上げられないまま勝負は終盤へ。しかし、#14高山(2年・SG)の3Pが逆転の呼び水となり、最終盤にペースを掌握。残り時間およそ3分で#74中野(2年・SG)が2連続3Pを沈めて一挙に流れをさらった。80−71で勝利した関西学院大が、3位を確保した。

写真:最終日には2敗を喫したが、高田を含めて実力ある選手が力を発揮した流通科学大はベスト4入り。1部で戦う来年を見据え、貴重な経験を得た。

※決勝戦のレポート、関西大・梶原選手、足立選手、河野選手、近畿大・今村選手、関西学院大・八角選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2016.12.08 (Thu)

【2016インカレ】CLOSE UP 関西学院大学・超えていった壁と、その先に待ち受けていたもの

161231KG.jpg

 インカレを8位で終えた関西学院大は、選手はもちろんスタッフ・コーチ陣も、心からの万感の表情とはならなかった。これまでいずれの代でも目標とし、阻まれてきたインカレのベスト8こそ46年ぶりの偉業。もっと誇って良いはずだが、彼らに100パーセントの喜びはなかった。僅かな安堵感と解放感の奥には、苦い悔しさが確かに垣間見えていた。

 「反省が残った」「もっと上に行きたかった」「勝ちたかった」——。どの選手の口からも、そんな悔恨の言葉が出てきていた。


絞り込んだ目標——ただインカレベスト8のために

 チームは今年の目標を「インカレのベスト8」に定めた。インカレで第5シードを手にできる関西リーグ優勝はもちろん目指すが、それはあくまでも目標へのステップに過ぎないと考えた。全関も西日本インカレも明確に優勝を目標に据えたわけではなく、シーズンの最後に笑うためにあえてターゲットを絞ったのである。確かに春は悔しさも募った印象だ。だが、夏を乗り越えたチームは力強かった。

 関西リーグでは松田の復帰も大きく、僅差の試合ばかりにもかかわらず無敗のまま3試合を残して優勝を決めた。さすがに気が緩んだかその後2連敗となったが、最終戦は1点差で天理大を振り切った。結局リーグ戦は勝ち点16という堂々たる成績。シーズン後半に唯一漂った暗雲を、これで振り除けた。

161231IKEJIMA.jpg 迎えた晩秋。むしろ真冬並みの寒波が首都圏をも襲ったその日、ベスト8をかけた明治大との運命の一戦は、思わぬアクシデントが待っていた。支柱の池嶋がファウルトラブルに襲われ、長時間ベンチに下げざるを得なくなった。しかし、誰もが多少なりとも嫌な予感を感じながら、ベンチからの檄がそれを打ち消し、コートにいる選手の力が不在を埋めた。4Qに相手をかわすと、粘られながらも押し切り、念願のベスト8という目標を果たした。大黒柱として4年間ずっとチームを支え、何度も救ってきた池嶋が、今度はチームから救われた形となった。笑顔が溢れる輪の中で、その池嶋だけが涙する光景は印象的だった。ところが——。

写真:池嶋は、ベスト8を決めた瞬間雄叫びをあげた。だが、ベンチに戻るとタオルで顔を覆った。「悔しさ7割、嬉しさ3割」だったという。


3連敗フィニッシュから見えたもの

161231AYABE.jpg 喜びの涙に暮れたその3日後、すべての戦いを終えてチームの8位が決まった状態で、その池嶋が発した言葉が象徴的だ。結局は「ベスト8を目指した練習では、それ以上の結果が出ることはない」ということだ。

 準々決勝は、関西では優位だった池嶋と松田のインサイドも関東屈指の高さを誇る専修大の前には太刀打ちできず、完敗。翌日は関西リーグでは盤石だった勝負どころでミスが続き、名古屋経済大に逆転負け。最終日も、早稲田大の走力を強調したバスケットを前に早々に相手優位の構図を作られ、巻き返せなかった。「池嶋と松田のリバウンドはうちのアドバンテージだったが、それが見事に消された。やっていることは、まだまだ足りない」とは綾部コーチの弁。感じ取った課題は、あまりにも多い。

 長年関東の取材をしてきたある記者には「関学はバランスが良い。むしろ新鮮にも見える」と言わしめた。確かに今季一貫して披露した披露した安定感の一因は、バランスの良さだった。だがオフェンスの形がやや崩れていても、1対1や個人能力、展開の早さをも押し出すバスケットに完敗を喫したことも事実。次のステージに辿り着くためには、こうした相手にも対抗していかなければならない。

161231MATSUBARA.jpg 更に来年は、池嶋や松田がこのチーム抜けていく。ベンチからその2人の代役を務めてきた選手も揃って最上級生だった。否が応でも今年までの強いインサイドが根幹にあるバスケットから、変わっていく必要がある。綾部コーチは「最後に対戦した早稲田は、目指さなければいけないチーム。インサイドが抜ける来年は、ああいうチームを作らなければいけない」と言う。これまでのスタイルからの脱却を、チームを率いて間もなく丸4年になる指揮官も誓う。

 これから超えようとする壁が、これまでとは段違いに分厚いことは、誰もが分かっているだろう。しかし、そのための研鑽がなければ歴史は塗り替えられない。インカレ期間終盤にも長時間のミーティングが敢行され、互いに意見をぶつけ合ったというが、現状に満足していないからこその出来事でもある。

 その時は重く苦しい状況かもしれない。それでも再び春の到来を迎えるため、階段をもう一段登るため、前進していかなければならない。それも、リーグで無敗を続けた時のように、あくまでも力強く、である。


写真上:目標到達に不可欠だった雑崎を労う綾部コーチ。来年もチームに留まる3年生以下の選手とともに、捲土重来を誓った。
写真下:ベスト8以降は苦しんだ松原も、来年4年生となる。最後の3試合を糧に、学生最後の一年を今年以上に実りあるものとできるか。


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2016.12.03 (Sat)

【2016インカレ】11/27 3位決定戦 白鷗大VS専修大

白鷗大が専修大を倒し、チーム史上最高の3位に
来シーズンを担う下級生の成長も光る


161127nozaki.jpg 準決勝の激戦を演じてから一夜、白鷗大専修大による3位決定戦。うまく気持ちを切り替えたのは白鷗大で、#0野﨑(3年・SG)の3Pやドライブで開始3分11-0と先行する。専修大はタイムアウトの後#7國分(4年・F)、#6渡辺(4年・G)らの1on1で反撃を開始するも、チャージングを取られてしまうなど攻めあぐむ。その間に白鷗大は合わせのプレーが冴え、21-9とリードを保つ。

 2Qは両チームともペースダウン。ゴール下ではブロックショットに阻まれ、アウトサイドもなかなか決まらない。24-18の白鷗大リードで迎えた残り3分から再びエンジンがかかり、専修大は#7國分のピック&ロールや#11秋山(2年・G)のロングシュート、白鷗大は#21神里(3年・PG)の3Pで加点。専修大はさらに#7國分のフリースローで2点差まで迫るものの、逆転は叶わず34-30で折り返す。

 3Q、両者パスミスが目立ち、リズムを作りきれない。我慢比べを打破したのは白鷗大#5川島(4年・SG)。連続速攻で残り5分43-34と突き放す。専修大のタイムアウトの後も流れは渡さず、#5川島の3Pで48-36と2桁差に。しかしこの後Q終了までノーゴールと足踏みしてしまう。この間に専修大は#11秋山の3P、#26砥綿(3年・G)の速攻で48-43まで差を詰める。

161127towata.jpg 4Q、白鷗大は#75イブラヒマ(1年・C・延岡学園)の3Pでスタート。さらに#5川島も勝負強さを見せてリードを保つ。専修大はタイムアウトの後#30アブ(1年・C・アレセイア湘南)にボールを集めて食い下がる。残り2分半には#6渡辺の速攻が決まり59-56と勝負の行方はわからない。白鷗大はここで#30アブをファウルで止める作戦に出ると、フリースローは2投とも落ちて奏功。だがファウルゲームで得たフリースローを2投とも落としてしまい突き放せない。残り1分、#11秋山の1on1で1点差とした専修大はテイクチャージでマイボールとすると、好調の#11秋山に託す。しかし決めきれず、再度のファウルゲームでファウルアウトとなってしまう。白鷗大は絶好のチャンスも、またもフリースローを決められない。だがリバウンドから#18奥野(3年・PG)が3度目の正直で2投揃え、残り14秒3点差に。専修大はこのラストプレーをシュート力のある#10大澤(2年・F)に任せるもネットを揺らすことはできず、61-58で白鷗大が逃げ切った。

 白鷗大は1部リーグ3位に続いてインカレでも3位入賞と躍進のシーズンとなった。落合監督の就任から3年目となり、浸透してきた「落合イズム」とも言える堅守に加えて思いきりのよい攻撃もできるようになり、チームにとって未知の高みを切り拓いた。下級生時から試合に絡んできた4年生は卒業するが、それでも#0野﨑や#75イブラヒマらが残る来シーズンも楽しみな存在だ。

 専修大は春の京王電鉄杯では優勝を果たすも、トーナメントは5位、リーグは4位。このインカレも4位で終えた。アブの加入によりインサイドの強さを得た反面、ウイングのメンバーとのスペースのバランスが難しかったと思われる。しかし、近年では最高の数字を叩き出した1年だったことも確かだ。大澤ら下級生の成長もあり、アブを軸とした新しいチームづくりがこちらも期待される。

写真上:シーズンを通してエースの働きを見せた白鷗大・野﨑。
写真下:専修大・砥綿は限られたプレイタイムの中で持ち前のスピードを発揮した。

・白鷗大・川邊選手、川島選手、ジャニ選手、鎌田選手、小倉選手、
・専修大・渡辺選手、國分選手のインタビューは「続きを読む」へ。



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