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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2016.06.26 (Sun)

【関西学連・日韓定期戦】6/23〜26 レポート

関西学連の日韓定期戦が今年も大阪で開催
各選手がそれぞれのレベルアップを図った4日間


160627NAITO.jpg 春シーズンを締める選抜大会を翌週に控えた中、関西では日韓学生親善定期戦が開催された。韓国から大学チームを招く形式で、舞洲アリーナなどを会場に4日間全7試合が行われる。日韓の交流をも目的とした大会といえば李相佰杯がお馴染みだが、こちらの大会も今回で42回目。歴史の深い親善試合だ。今回招かれた漢陽大学との親善もさることながら、今年は選抜で2連覇を目指す関西選抜の腕試しという側面も持ち合わせる。

 また、この大会のために3年生以下から選ばれた選抜チーム(関西フューチャーズ)も構成され、学生選抜、漢陽大学と1試合ずつ対戦し、各選手のステップアップも目的に2試合を戦った。また、この他では9月から新たに始まるBリーグで1部を戦うこととなっている大阪エヴェッサも登場。プロチームにとってはシーズンオフで、試合をこなすには難しい時期だが、漢陽大、関西選抜と1試合ずつ戦ってそれぞれ貫禄勝ちを収めた。

 最終日には関西リーグで3部以下に所属する選手たちによるオールスター戦も開催された。練習期間はなく、対戦した2チームとも連携面で精度を欠く場面はあったが、公式戦さながらのぶつかり合いやルーズボールの競り合いも飛び出し、各選手が貴重な経験を積んだ。

6月23日(木)舞洲アリーナ
GAME 1 関西学生選抜80—67関西フューチャーズ
GAME 2 大阪エヴェッサ89−57漢陽大学校

6月24日(金)舞洲アリーナ
GAME 3 関西学生選抜89−63漢陽大学校

6月25日(土)近畿大学記念会館
GAME 4 大阪エヴェッサ88−67関西学生選抜
GAME 5 漢陽大学校80−67関西フューチャーズ

6月26日(日)
GAME 6 COUGER71−97TIGER ※3部以下オールスター戦
GAME 7 漢陽大学校75−71関西学生選抜

写真:格上の漢陽大相手にも類い稀なスコアリングセンスを見せた関西選抜・内藤。

※関西学生選抜・イビス選手、堤選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※関西フューチャーズ・岸田選手のインタビュー、フォトギャラリーは別途掲載します。

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2016.06.24 (Fri)

【告知】第74回 早慶バスケットボール定期戦

早稲田大が37勝、慶應慶應大が36勝の1勝差
プライドがぶつかり合う大学界最大の定期戦


 大学の春―夏シーズンの締めくくりとも言えるべき早慶バスケットボール定期戦。学生連盟による公式戦とは異なるが、満員の観客が会場を埋める、最高潮の盛り上がりを見せる戦いだ。近年は早稲田大の応援にはえんじ、慶應慶應大の応援であれば紺色着用を推奨し、より学校カラーと対抗色を強めるなど、定期戦らしい空間へと変貌してきている。今季は例年より1か月弱遅く、新人戦等春の主な日程を終了した後の6月後半に開催される。

 メインとなるのは男子戦だが、今シーズン初の直接対決となる東京六大学リーグでは早稲田大が13点差で勝利。最初の公式戦である春のトーナメントでは4位の早稲田大に対し、慶應慶應大は10位。しかし「今年慶早戦に勝つと、通算勝率がタイ」(阪口H.コーチ)とモチベーションを上げるのは慶應義塾大。春の目標を早慶戦に設定し、ここまで例年以上の練習に取り組んできている成果を見せたい。一方の早稲田大は今季より1部復帰。トーナメントでも4位に入り、春から好調さを見せる。「持ち味はスピードと選手層の厚さ」(吉岡コーチ)と言い、多彩なガード陣によるスピーディーな展開を得意とする。プライドを懸ける慶應慶應大と、上り調子の早稲田大。74回目の定期戦も見逃せない戦いになりそうだ。


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第74回 早慶バスケットボール定期戦
日 時:2016年6月25日(土)
会 場:国立競技場代々木第二体育館
入場料:前売り 中学生以上 1,000円(当日 1,200円/小学生以下無料)

◆各大学ホームページより
慶應義塾體育會バスケットボール部
早稲田大学バスケットボール部
※前売りは終了

※早稲田大応援はえんじ色、慶應慶應大応援は紺色のチームカラーの洋服等の着用をお願いします。

◆タイムテーブル
09:00 開場
11:00 OG戦
12:00 OB戦
13:10 開会式
13:40 女子戦
15:30 男子戦
17:00 閉会式


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2016.06.20 (Mon)

【2016西日本インカレ】6/12 決勝 大阪学院大VS天理大

相手のお株を奪う速攻も浴びせ天理大が念願の王座奪還
大阪学院大は序盤の出遅れが大きく響き2冠ならず


160612tenri.jpg 1週間にわたって開催されてきた西日本インカレを締めくくる決勝戦は、大阪学院大天理大の対戦となった。直近の昨年リーグ戦では天理大が2勝を挙げているが、この春の全関は大阪学院大が優勝。反面、天理大は5位に甘んじた。また、両方とも昨年からメンバー構成に変更があり、言わばフラットな状況での対戦。そのゲームで、序盤からペースを掴んだのは天理大だった。

 試合序盤は決め合いに。#15イビス(4年・C)がゴール下で連続得点を挙げると、大阪学院大は#35吉川(3年・SG)が返して引かず、開始2分は4−4と互角。だが、その#35吉川から#24佐々木(2年・SG)がバスケットカウントを獲得すると、天理大ペースに。佐々木はワンスローを落とすが、リバウンドを繋ぐと#29榎本(3年・SG)がゴール下を決める。直後に#30木下(2年・PG)がドライブを決めるも、ここから天理大一辺倒のリズムに。#15イビスのゴール下に加え、#29榎本、#24佐々木が相次いで速攻に走り差を開く。大阪学院大はエース#7澤邉(4年・SG)が天理大#34谷本(3年・SG)にマークされ、フィニッシュまでは持っていくが決めきれない場面が目立つ。6分で12点差となりたまらずタイムアウト。しかし、その後も#34谷本が3Pを決めるなどして、大阪学院大が繰り出したゾーンにも慌てない。1Qは25−12。天理大がダブルスコアリードという意外な立ち上がりとなった。

160612YVES.jpg 2Qも天理大ペースは変わらない。厳しいディフェンスで相手に簡単に打たせず、#15イビスのリバウンドからのワンパスで#24佐々木を中心に速攻に走る場面も目立ち、一旦は20点差となった。大阪学院大は#33岡本(3年・PF)の3P、#30木下のランニングショットなどで押し戻すが、速攻でターンオーバーが出るなど、どこかちぐはぐ状態は変わらず。天理大も速攻の流れが止まり、この時間帯はやや膠着状態となった。その中でも#34谷本の3Pが決まるなどして、天理大16点リードで前半終了となった。

 3Q、何とか追いつきたい大阪学院大をあざ笑うかのように、再び天理大の時間帯となる。#56川田(4年・C)がファウルトラブルに陥るも、代わって入った#50安野(4年・PF)が3連続得点。#15イビスもゴール下を続けてリードは22点差にも拡大する。大阪学院大は、前半同様#7澤邉がシュートを決めきれない場面が続く。その中でも#35吉川が何とかアウトサイドシュートを射抜くが、この日は一貫して天理大の反発力がそれを上回った。打開出来ない大阪学院大はとうとう4Qは#7澤邉を退ける。その間も大阪学院大はバランス良く加点していき、最後まで尻尾をつかませなかった。最後は続々とベンチメンバーを送り出した天理大が、77−62で快勝。6年ぶりに西日本王者の座を勝ち取った。

160612KINOSHITA.jpg 何度か20点差をつけられても、反撃の姿勢を示し食い下がった大阪学院大。だが、1Q2分から6分までの4分間で開けられた12点差が、最後まで重くのしかかった。窮余のゾーンは、全関決勝では優勝を引き寄せる秘策となったが、リバウンドで劣勢のこの日はゾーンを敷く前に相手に逆速攻を食らう場面が目立った。吉川や木下が奮闘を見せたが、澤邉がまさかのブレーキを喫したのも痛かった。

 天理大は、大会を通してディフェンス力の高さが光った。全関では定まっていなかった1番ポジションも、佐々木がポジションアップすることでカバー。加えてこの決勝ではフォーメーションの攻めに偏らず、速攻を何本も出してダメージを与え、相手に付け入る隙を与えなかった。届きそうで届かなかったタイトルをようやく手にし、川田も谷本も安堵の表情をのぞかせていた一方で、目標はインカレでの上位進出。ここで満足せずに、秋では更に完成度の高いチーム力を披露できるか。

写真上:優勝を決め、歓喜の天理大。
写真中:持ち前の力強さに加え、今大会はシュートミスをしてもセカンドショットはきちんと決める場面が目立った天理大・イビス。
写真下:吉川とともに最後まで大阪学院大を引っ張った木下。最後は苦い結果だったが、全関と合わせて充実の春シーズンだっただろう。

※天理大・川田選手、谷本選手、大阪学院大・澤邉選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2016.06.20 (Mon)

【2016西日本インカレ】6/12 3位決定戦 立命館大VS名古屋経済大

ロースコアゲームを最後に抜け出し立命館大が勝利
名古屋経済大も過酷な日程を戦い抜き自信を深める


 ノーシードながらベスト4入りを果たした立命館大名古屋経済大。準決勝では力が及ばなかったが、3位決定戦は互いの勝利への渇望がぶつかり合った。

160612FUKUNAGA.jpg 序盤は流れが行き来した。8連戦目で疲労も少なくない名古屋経済大は決めきれない場面が目立ち、#13西岡(4年・SG)らの得点の出た立命館大にやや出遅れるが、#91松本(4年・SF)が力強いレイアップなどで連続得点。#88木下(4年・SF)にもミドルが出る。しかし、立命館大にも#35福永(4年・PF)のバスケットカウントや#13西岡の3Pが出て引かず。双方のディフェンスも光った最初の10分間はタイスコアとなった。2Qも互いに守りの隙を突き合う重めの展開に。すると、立命館大は#13西岡が3Pラッシュ。効果的にネットを射抜き、#35福永のインサイドも出始めてリードを維持する展開に変わる。名古屋経済大は#15ジャニパプが最後にダンクを沈め、4点のビハインドで前半を終えた。

 迎えた後半、最初は#15ジャニパプの活躍が光った名古屋経済大。インサイドで得点を伸ばし、#1高橋(2年・C)、#88木下(4年・SF)も決めて一旦逆転に成功。立命館大はタイムアウトを挟んで#13西岡のミドルで無得点を脱するが、ここからは再び1点を奪い合う攻防が続く。どちらに転ぶか分からない展開を破ったのは立命館大#35福永だった。#15ジャニパプ相手に果敢にバスケットカウントを獲得するなどで、チームに喝を入れる。3点リードで迎えた4Q、#33竹村(2年・PG)と#13西岡の連続3Pで二桁差が見える状況にまで持ち込んだ。しかし、名古屋経済大も黙らない。#88木下の3Pを皮切りに、再び#15ジャニパプがインサイドで奮闘。#35福永からバスケットカウントを奪うなどして、苦しい状況から再度逆転に成功する。4ファウルとなった福永をベンチに下げざるを得ない立命館大。このまま飲まれるかと思われたが、#13西岡がまたも3Pで切れない。更に#29新城(4年・SF)、#32大野(1年・SG・洛南)にも3Pが飛び出して主導権を奪い返した。名古屋経済大も粘るが、#15ジャニパプのブロックはテンディングを吹かれてしまう。立命館大は戻った#35福永、そして#33竹村も得点して引き離しに成功。69−59として、試合を制した。

160612MATSUMOTO.jpg 全関ではベスト16に終わった立命館大。今大会はメインガードである岸本を教育実習で欠いて臨んだが、粘りのある守備で昨年優勝の近畿大を倒すなどして、チーム全体で掴んだ3位だった。学生主体でチーム作りを行ってきただけに、手応えも大きいだろう。リーグ戦では、まずインカレ出場権確保が目標。昨年チャレンジマッチの末に最後に関西大に敗れて涙を呑んだ。リーグ戦までの3か月弱は、その悔しさを晴らすための期間だ。

 東海選手権を制し、ベスト4まで勢いよく戦ってきた名古屋経済大は、最後は8連戦の疲労も大きかっただろう。しかし、最後の2試合でもあわやという展開には持ち込んだ。最終目標はインカレでの躍進だが、今回戦った関西勢はもちろん、関東のチームも強敵揃いだ。だが、木下はまだまだ伸びしろがあると力強く話した。夏場を超えて、どれだけ進化したチームに成長出来るか。

写真上:ファウルトラブルに陥ったものの、ジャニパプ相手にも24得点で本領発揮の立命館大・福永。
写真下:攻め込む名古屋経済大・松本。チームを力強く牽引した。

※立命館大・西岡選手、松浦コーチ、名古屋経済大・木下選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2016.06.12 (Sun)

【2016新人戦】最終結果

優勝  青山学院大学(5年ぶり9回目)
準優勝 中央大学
3位  筑波大学
4位  日本体育大学
5位  大東文化大学
6位  早稲田大学
7位  専修大学
8位  拓殖大学


160613aogaku.jpg優勝 青山学院大学


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準優勝 中央大学


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3位 筑波大学


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4位 日本体育大学


【個人賞】

■新人王 納見悠仁(青山学院大学)
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■優秀選手賞 高橋浩平(青山学院大学)
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■優秀選手賞 前田 悟(青山学院大学)
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■優秀選手賞 三上侑希(中央大学)
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■優秀選手賞 波多智也(筑波大学)
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■優秀選手賞 大浦颯太(日本体育大学)
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■得点王 アブ フィリップ(専修大学)94点
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■3ポイント王 三上侑希(中央大学) 19本
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■アシスト王 長谷川 暢(早稲田大学) 20本
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■リバウンド王 アブ フィリップ(専修大学)OF22/DF59/TO81
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2016.06.12 (Sun)

【2016新人戦】6/12結果

■国立代々木競技場第二体育館

専修大学102(29-28,29-15,20-18,24-28)89拓殖大学(7位決定戦)
大東文化大学77(18-20,15-15,23-13,21-25)73早稲田大学(5位決定戦)
筑波大学82(20-19,23-13,8-19,31-11)62日本体育大学(3位決定戦)
青山学院大学84(20-18,19-16,24-14,21-16)64中央大学(決勝)



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2016.06.11 (Sat)

【2016新人戦】6/11レポート

行き詰まる熱戦を制して
決勝進出を決めたのは中央大と青山学院大


 関東大学新人戦・本戦はいよいよ残り2試合を残すのみとなった。ベスト4に残ったチームのうち、中央大と日本体育大は長らく決勝からは遠ざかっている。さらに筑波大以外は昨年とは異なった顔ぶれとなり、どこが勝ち上がるのかが楽しみな面もあった。そうした中でも準決勝は2試合とも激しい攻防が見られたが、攻撃力が勝った中央大、そして青山学院大が3連覇を目指す筑波大を下し、決勝進出を決めた。

 順位決定戦は大東文化大、早稲田大がそれぞれ勝ち上がり、5位決定戦に臨む。


◆5―8順位決定戦

【大東文化大がリードを手放さず5位決定戦へ】
160611_daitosensyu2.jpg 順位決定戦、専修大大東文化大の第1試合は、大東大が専修大にリードを保って終始試合を進めた。注目のマッチアップは専修大#30アブ(1年・C・アレセイア湘南)と大東大#15モッチ(1年・C・桜丘)。だがここは相殺となり、優位性を出すことはできない。1Qは15-19とさほど差がつかなかったが、2Qに入り大東大が流れを掴んで突き放し、前半は33-46と13点リードで終了。

 3Q、開始1分で#15モッチが3ファウル目を吹かれベンチへ。大東大はファウルが続くが、#90小川の3Pが2本続き、さらに#91ビリシベの3Pも入り、リードは守る。しかし開始4分半で#91ビリシベも3ファウルとなり、楽な状態とは言えない。3Pの決めあい、#30アブのブロックなど互いに攻守の見せ場を作りながらのQの最後、#34森實が1対1から見事なレイアップを決めてチームを沸かせるが、大東大も#91ビリシベのアウトサイドが決まってブザー。58-64で大東大リードで3Q終了。

 4Q、ここで大東大は#15モッチも復帰。インサイドは互いに相殺となるが大東大にミスが続き、専修大が追い上げる。しかし2点差まで迫ったところで大東大は#12熊谷、#90小川のシュートが決まり、#30アブと#15モッチのマッチアップではアブのファンブル判定に。専修大はタイムアウトで修正し、その後#8幸崎の3P、#34森實のレイアップもあるが、ファウルも続いてしまう。3点差から詰め寄りきれないままゲームは残り3分へ。大東大は#15モッチ、#91ビリシべがファウル4と苦しくなるが専修大もディフェンスに阻まれうまくシュートにつながらない。残り1分半、#90小川のミドルシュートが決まった大東大が7点のリードに成功。専修大はタイムアウトで流れを止めて最後の挽回にかけるが、点差は詰まらず。69-81で大東大が5位決定戦に勝ち上がりを決めた。

写真:専修大・アブと大東大・モッチのやり合いが続いた。

※大東文化大・ビリシべ選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【早稲田大が差をつけて拓殖大を下す】
160612yamanashi.jpg 順位決定戦第2試合、準々決勝では惜しくも1点を争うゲームで惜敗した拓殖大早稲田大が対戦。立ち上がりから流れを掴んだのは早稲田大。拓殖大は積極的に外を打っていき、オフェンスリバウンドも何度も得る形になるが、決めきれない場面が続いた。立ち上がりはそれでも#24荒川(1年・G・洛南)、#18多田(1年・F・八王子)のシュートでリードするが、開始2分で早稲田大は#27濱田(2年・F)のバスケットカウント、#13長谷川(2年・G)のフリースローで加点し、#27濱田の3Pも入るとここから加速。拓殖大はベンチメンバーをコートに出すが、流れは変わらず。早稲田大はディフェンスでは高さを生かして拓殖大のシュートを何度も阻み、#15森定(2年・G)の速攻、3Pのほか、#13長谷川のアシストも面白いように決まって1Qは6-20と大量リードを得た。

 2Q、拓殖大はスタメンに戻し、早稲田大はベンチメンバー中心に進めるが、互いに得点ができずにターンオーバーが続く。しかし#15熊澤(2年・SF)、#18多田が次々に得点。3点差にまで差を詰められてしまう。早稲田大はスタメンをコートに戻しながら対応するが、拓殖大の勢いはなかなか断ち切れない。しかし終盤、#39桑田(1年・F・洛南)のオフェンスリバウンド、#12中野(2年・F)のシュートで5点差にすると、最後は#14山梨(2年・PG)のターンオーバーから#13長谷川が持ち込み、#15森定に見事なアシストを出して25-30と5点リードで前半を終了。

 3Qに巻き返したい拓殖大。しかしやはりシュートの確率は悪い。だが早稲田大も入らない時間帯が続いた。流れがきたのは残り4分半。#13長谷川の3Pが決まると早稲田大に流れが来た。そこから立て続けに早稲田のゴールで点差は離れ、3Qは37-55。4Qは互いに点を取り合う形となるが拓殖大は差を縮めることはできず、61-80で早稲田大が勝利し、大東文化大との5位決定戦へと進んだ。

写真:拓殖大は山梨が奮闘を見せるが前半のビハインドを取り戻せず。

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◆準決勝

【機動力を爆発させた中央大が17年ぶりの決勝進出】
160611_nakamura.jpg 中央大は17年ぶり、日本体育大は15年ぶりの決勝進出をかけた準決勝第一試合は、立ち上がりに持ち味を存分に発揮した中央大が逃げ切った。

 1Q、中央大は#70沼倉(1年・C・一関第一)が速攻、バスケットカウントと次々加点。他のメンバーも足がよく動く。対照的に日体大は3Pを打たされる格好になり、そのリバウンドから走られさらに失点を重ねてしまう。タイムアウトを挟んでも中央大の勢いを止められず、開始3分半にして2-18と大差がつく。日体大はここでメンバーを全員入れ替え、ようやく#3大浦(1年・SG・広陵)らのシュートが入り始める。だが中央大は#33三上(1年・SG・明成)がバスカンを含む3本を3Pと暴れ、19-37と圧倒的な数字を叩き出す。

 2Q、日体大は#32フェイ(2年・C)らスターティングメンバーをコートに戻し、3-2ゾーンを敷く。すると中央大はオフェンスが外に偏り、ぴたりと得点が止まってしまう。ただ日体大もこのチャンスにシュートを決めきれず、31-43と二桁差のまま折り返す。

160611_oura.jpg 3Q、日体大がゾーンを解除すると中央大はリバウンドに飛び込めるようになり、オフェンスのリズムを取り戻す。#28鶴巻(2年・SF)のリバウンドシュートや#33三上の3Pで38-57と点差を押し戻す。だが#70沼倉、#13中村(2年・SG)、#28鶴巻と相次いで3ファウル目を犯してしまい、44-62と点差こそあるものの止めは刺しきれないまま最終Qへ突入する。

 4Q立ち上がりは日体大#64井手(2年・PG)、#3大浦が3Pシュートやリバウンドシュートをねじ込めば、中央大も#33三上が3P、#2大崎(1年・PF・北陸)がリバウンドシュートを決め返し両者譲らない。そこから日体大#32フェイがテイクファウル、#54津田(1年・C・城東)がジャンプシュートと高さを活かし、残り3分半60-71と迫る。中央大はタイムアウトに追い込まれるが、直後に#33三上がこの日7本目の3Pを沈めて突き放し、勝負を決定づけた。日体大はファウルゲームを仕掛けるもうまくいかず、65-78でタイムアップとなった。

写真上:中央大・中村は運動能力の高さを活かして攻守に絡む。
写真下:身体を張ったプレーでダブルダブルを達成した日体大・大浦。

※中央大・鶴巻選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【シーソーゲームを制した青山学院大が3年ぶりに決勝の舞台へ】
160612aogaku.jpg 激戦の左ブロックを勝ち上がり、準決勝で激突したのは筑波大青山学院大。高さがあり、ディフェンスもしっかりしたチームは終始見応えのある締まった試合となった。

 立ち上がりを制したのは青学大。ここまでルーキーながらエースの風格十分とも言える活躍を見せてきた#0納見(1年・PG・明成)が開始早々外角を2本決め#15石井(2年・PG)のリバウンドから#10高橋(2年・C)の速攻につなげる。さらに#10高橋がブロック、ダンクを披露して開始3分で0-11とリード。筑波大は#14波多(2年・SF)がドライブからのバスケットカウントでようやく初得点するが、その後も青学大のディフェンスの前にオフェンスは好転せず。しかし残り3分に入ると筑波大がリバウンドを抑え、シュートのセカンドチャンスもものにしていき#88牧(1年・PF・福大大濠)のシュートで追いつく流れになる。だが1Qは17-19と青学大が2点リードを守って終了。

 2Q頭、青学大はまたも#0納見の3Pが決まり先手を取る。筑波大はフリースローを得ていくもこの確率が悪く、#7青木(2年・SF)の3Pなどで接戦に持ち込んでいく。青学大はディフェンスで守られている#0納見にボールが渡らず、#32前田(2年・SF)のアウトサイドも決まらずに得点がストップ。#4戸田晃輔(2年・F)のドライブも止められた。筑波大はこの間に#7青木のシュートで逆転。これに#88牧が続いて3点のリードに。しかしタイムアウトで修正後、青学大はなかなか当たらなかった#32前田の3Pが遂に決まると、逆転。筑波大は#7青木の3P、オフェンスリバウンドからのシュートで同点にすると、#11増田のバスケットカウントで再逆転。しかし再び青学大がひっくり返し、35-36と青学大1点リードで前半終了。

160612maki.jpg 3Qも僅差で試合は進んだ。やや有利なのは青学大。#0納見の得点はストップするが、それ以外のところで粘り、インサイドは流れが悪そうになれば#10高橋と#7ナナー(1年・CF・横須賀学院)で交代しつつわけあっていく。一方の筑波大は#88牧、#7青木の奮闘は光るが、インサイドで絶妙の働きをする#11増田にファウルが溜まり始めていく。3Qは接戦ながらも青学大がひっくり返されることなくリードを守り、46-49。

 4Q、青学大は#35伊森(1年・F・広島皆実)の3Pで勢いをつけると、#15石井が切れ込んでのアシスト、#32前田のシュートも続く。開始3分、廣瀬HCが「ようやく決まった」と言う合わせを、#31戸田貫太(2年・F)からのパスで#7ナナーが決めて遂に10点のリードに成功。さらに#0納見、#32前田の3Pが連続し、流れは切らさず。筑波大は#7青木以外の得点が止まり、残り3分間は無得点に。青学大は終盤フリースローで稼いで最後は57-72。行き詰まる熱戦を制して決勝の舞台へと名乗りを上げた。

「前半はオフェンスリバウンドをかなり取られてイニシアチブを握れなかったので、後半はそこからのブレイクだと言っていた。それができた」と青学大の廣瀬HC。リバウンド総数では筑波大が上だが、今大会で伸びているという高橋、そして戸田晃輔のリバウンドでの働きが大きかったとほめた。

 筑波大は準々決勝ほどインサイドプレーが決まらず。青木が得点をリードしたが、波多のところで伸びなかった。

写真上:物怖じしないルーキーの納見はもちろん、2年生たちがそれぞれの役目を全うしてチームとしての形が見えてきた青学大。
写真下:筑波大は牧がオフェンスはもちろん、納見へのディフェンスでも粘りを見せた。

※青山学院大・高橋選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2016.06.11 (Sat)

【2016西日本インカレ】6/11 準決勝レポート

決勝は大阪学院大対天理大の顔合わせに
厳しい連戦の最後に笑うのはどちらか


160611SAWABE.jpg 西日本インカレは、準決勝の2試合を迎えた。男子の対戦カードは名古屋経済大天理大と、立命館大大阪学院大。どちらもノーシードからこの舞台に進出したチームが、シード校に挑む構図となったが、とりわけノーシードのチームにとっては、体力的に佳境の段階に入っている。それを示すかのように結果としては、余力のあるシード2校である大阪学院大天理大が勝利。決勝進出を決めた。

 どちらもここ数年は関西でタイトル獲得を果たせていなかったが、全関ではまず大阪学院大が優勝し、そのジンクスを破った。大阪学院大が2冠を果たすのか、それとも天理大が久々のタイトルを手にするのか。注目の集めるゲームだ。


 立命館大大阪学院大のゲームは、序盤から大阪学院大が優勢だった。#7澤邉(4年・SG)、#30木下(2年・PG)の両輪が序盤から遺憾なく得点力を発揮し、交代出場の#33岡本(3年・PF)や#45藤井(2年・PG)も要所でシュートを沈めた。立命館大は#35福永(4年・PF)や#29新城(4年・SF)が奮闘するも、ファウルも混んでしまい前半で18点差を背負う。3Qにややペースアップするも、大阪学院大はその都度決め返して前半で得たリードを詰めさせなかった。最後はベンチメンバーも送り出し、91−64で快勝。全関に続く2冠目に、王手をかけた。

写真:圧巻の38得点を記録した大阪学院大・澤邉。今季は締まったプレーぶりがチームを引き立たせている。

※大阪学院大・渡邊選手のインタビューは「続きを読む」へ。


最終盤にアウトサイド陣が役割を発揮
天理大が名古屋経済大を振り切り決勝へ


 準決勝のもう一試合、名古屋経済大天理大のゲームは終盤まで分からない好ゲームになった。

160611KAJII.jpg この試合で注目点だったのは名古屋経済大#15ジャニパプ(3年・C)と天理大#15イビス(4年・C)のマッチアップ。しかし、立ち上がりにいきなり両者とも1つずつファウルを犯し、互いに出ばなをくじかれた。これにめげなかったのは#15イビスの方だった。ゴール下で連続得点を決め、対する#15ジャニパプは決めきれない場面が目立った。それでも名古屋経済大は、相手ディフェンスのギャップを何とか突いて#1高橋(2年・C)が得点を伸ばし追走する。1Qを同点で終えた勝負は、この先2Qになると少しずつ動き始める。#30梶井(3年・SG)の3Pや#29榎本(3年・SG)のジャンプシュートが決まり、天理大は6点差とすることに成功。直後に#56川田(4年・C)と#15イビスが相次いで3ファウル目となって一瞬動揺が走るも、今大会好調のディフェンスで相手を勢いに乗せない。相変わらず要所で#1高橋に決められるシーンが目立ったが、#30梶井が2本目の3Pを決めてリードは保つ。結局前半は、34−31の天理大リードで終了した。

160611TENRIDEF.jpg このまま終われない名古屋経済大は、3Q出だしに流れを掴みかけた。#1高橋のゴール下、#91松本(4年・FC)の速攻で一時逆転に成功する。だが、天理大はゾーンプレスを敢行。これで傾きかけた流れを再び引き戻した。名古屋経済大は上手くボールを運べない状況が続き、これで得たチャンスから天理大はコツコツと得点を重ねる。#34谷本(3年・SF)がスティールから走って自ら決めると、再度6点差となって名古屋経済大はたまらずタイムアウト。ここで勝負を決めたい天理大は、直後に#56川田が豪快なレイアップを決めて盛り上がる。しかし、名古屋経済大も立て直す。#1高橋のゴール下、#88木下(4年・SF)の3Pなどで反撃。態勢を整えて、勝負はラスト10分間に入った。ここから一旦は、互いに決め合う膠着の展開に。天理大#15イビス、#34谷本が得点すると、名古屋経済大も#88木下が得点を重ねる。2分過ぎ、名古屋経済大が一気に流れを得た。#91松本がドライブを決め追いつき、更には3Pを沈めて3点のリードを得る。天理大はタイムアウトを挟んでもう一度ディフェンスを引き締めるも、オフェンスではバイオレーションやシュートミスが目立って、両チームの得点が動かないままじわりと時間が経過する。この状況を破ったのは天理大のアウトサイド陣だった。#29榎本がミドルを決めて約4分間の無得点を打破すると、#24佐々木(2年・SG)が得意のドライブを決めて再逆転に成功。一旦はリードを許すが、残り1分52秒で#24佐々木が値千金のバスケットカウントを獲得。名古屋経済大も#15ジャニパプがダンクを決めるが、#30梶井の3P、#24佐々木がフリースローを揃えて、再度リードを広げた。最後は名古屋経済大のファウルゲームを冷静に凌ぎ、69−60で天理大が決勝への切符を掴み取った。

 ディレイドが身上の天理大だが、この試合は後半に谷本や佐々木が果敢に走るプレーも目立った。それもそのはずで、「自分の相手のマークマンは体力的に厳しくなっているなと感じた」佐々木が話したように、この試合は今大会の中では天理大が4試合目であるのに対し、名古屋経済大は7試合目。名古屋経済大にはさすがに体力面での厳しさの影響はあっただろう。それでも今大会は鮮烈な印象と戦いぶりを発揮したのは間違いない。3位決定戦にまわるが、東海選手権王者に相応しい戦いぶりを最後まで見せて欲しい。

 天理大は、全関5位からチーム状態を上げてきた。ガード陣をどうするかが1か月前の課題だったが、佐々木が仕事をこなしてそれを消化しつつある。西日本のタイトルとなれば6年ぶりで、もちろん現メンバーには未経験のこと。是が非でも勝ち取りたいところだろう。

写真上:天理大は、梶井も大事な3Pを3本決めて決勝進出に貢献。
写真下:ここまで絶対的な力を示していたジャニパプのインサイドも、天理大のディフェンスを前には苦しめられた。

※天理大・佐々木選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2016.06.11 (Sat)

【2016新人戦】6/12試合予定(最終日)

■国立代々木競技場第二体育館

11:00 専修大学 vs 拓殖大学(7位決定戦)
12:40 大東文化大学 vs 早稲田大学(5位決定戦)
14:20 筑波大学 vs 日本体育大学(3位決定戦)
16:00 青山学院大学 vs 中央大学(決勝)

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2016.06.11 (Sat)

【2016新人戦】6/11結果

■国立代々木競技場第二体育館

◆順位決定戦
専修大学大69(15-19,18-27,25-18,11-17)81大東文化大学
拓殖大学61(6-20,19-10,12-25,24-25)80早稲田大学

◆準決勝
日本体育大学65(19-37,13-6,12-19,21-16)78中央大学
筑波大学57(17-19,18-17,11-13,11-23)72青山学院大学


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2016.06.10 (Fri)

【2016新人戦】6/10レポート

接戦を勝利しベスト4に駒を進めたのは
青山学院大・日本体育大・中央大・筑波大


 新人戦本戦5日目、勝負はいよいよ準々決勝へと入った。短期間でのチーム作りで立ち向かわなければならない新人戦は、だからこその粗さや慣れなさが“らしい”ことろであり、どちらに流れが転ぶか分からない試合も多い。そしてこの状態から勝ち上がっていくことによって、息のあった連携が可能になり、チームとしての形が出来上がっていく。ベスト4が決まるこの日の4試合はいずれも目が離せない展開が続いたが、新人戦らしい揺れを振りきれたチームが勝ち上がりを決めた。


【3Pを立て続けに沈めた青山学院大が逆転勝利】
150611noumi.jpg 第1試合、青山学院大大東文化大の勝負は、後半にエキサイトな瞬間が待っていた。前半は青山学院大が2Qに7点と失速し、攻撃に勢いのあった大東大が26-38とリードして終了。

 3Q、青山学院大は#0納見(1年・PG・明成)が立ち上がりからアウトサイドを沈めるが、大東大も今大会3Pで好調ぶりを見せる#90小川(2年・SG)が3Pで対抗。簡単には詰めさせない。しかし大東大はゴール下でのミスやトラベリングで青山学院大#32前田(2年・SF)にミドルシュートや走るプレーを決められてしまう。しかし前半にインサイドでのファウルが溜まってしまっていた青山学院大は開始約4分で#7ナナー(1年・CF・横須賀学院)が4、#10高橋(2年・C)も3ファウルと全く気が抜けない状態。大東大は#90小川が残り4分でこのQ2本目の3Pを決めるものの、その後は攻めあぐねる展開に。青学大は#0納見(1年・PG・明成)がフリースロー、ミドルシュートで得点してやや差を詰めるが、#10高橋が4つ目のファウルを吹かれて45-52と大東大7点リードで4Qへ。

150611rebound.jpg 4Q、ファウルトラブルになりながらも青学大のディフェンスは#15モッチ(1年・C・桜丘)に激しいプレッシャーを与えて楽には勝負させない。開始3分、ここから青学大は#0納見を皮切りに#15石井(2年・PG)、#0納見、#32前田と4本の3Pが炸裂。さらに#32前田の速攻が決まり大東大を逆転。大東大は#15モッチで攻められずに点数が止まってしまう苦しい事態。リードを保つ青学大は残り3分、さらに#0納見の3Pとジャンパーで加点。大東大は#91ビリシベ(2年・PF)のオフェンスリバウンドでつなぎ、#90小川の3Pも入って残り1分で3点差。しかし勝負どころでリバウンドがなかなか抑えられず、青学大はリードを渡さない。残り4.5秒、3点差のままボールは大東サイドのエンドラインからの青学大スローイン。これを#91ビリシべが見事にカットし、#12熊谷(2年・PG)が最後に3Pを放つが、これが入らずタイムアップ。69-66で青山学院大が逆転勝利を決めた。

写真上:青山学院大・納見は圧巻の34点。3Pは7本も入った。
写真下:ゴール下の激しいリバウンド争い。2m級選手たちが激しい奪い合いを続けた。

※青山学院大・戸田晃輔選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【日本体育大が粘って拓殖大を下す】
150611ide.jpg 第2試合、拓殖大日本体育大の試合も最後までもつれる展開となった。1Qはややアウトサイドが当たった日体大が14-19とリード。2Qは速攻が続いて出てそのまま11点にまでそのリードを広げることに成功する。拓殖大は立ち上がりの約3分間沈黙してしまうが、#14山梨(2年・PG)の3Pを皮切りにようやく当たり始め、#24荒川(1年・G・荒川)や#18多田(1年・F・八王子)の得点も続いて詰め寄った。日体大は#9武藤(1年・PG・福岡第一)の3Pも決まり、#32フェイ(2年・C)の高さも生きて逆転はされず31-34とリードで前半終了。

 3Q、#32フェイが決めきれずに得点が伸ばせない日体大に対し、#14山梨のシュートで同点に追いついた拓殖大は#15熊澤(2年・SF)がボールをカットしてシュートにつなげ、逆転。しかし日体大も1年生が奮起。#3大浦(1年・SG・広陵)が3P、スティールにと活躍し、#44広沢(1年・SF・中部第一)も3P、オフェンスリバウンドと粘って再びリードは日体大に。48-55と7点差で入った4Qは、中盤まで日体大ペース。拓殖大は残り5分となったところで#24荒川のシュート、#5小室(1年・G・能代工業)のスティールからの速攻が決まり1点差。しかし日体大も#54津田(1年・C・城東)が返し、#65井出(2年・PG)がペイント中央をドリブルで突破し攻め気を見せる。勝負は残り1分、日体大3点リードで最後の攻防に入った。日体大はシュートが決まらず加点ができない。しかし拓殖大もスローインのバックパスやファウルなどミスが続く。その状況を打開したのは前の試合で流れを変えた#15熊澤。放った3Pが決まり、拓殖大が残り33秒で68-68の同点に追いついた。しかし次のプレーでフリースローをもらった日体大がフリースローを1本決めて68-69。拓殖大は#14山梨がドライブをしかけるが日体大のディフェンスの前にターンオーバー。残り2.7秒、再びフリースローを獲得した日体大がこれを1本決めて68-70で逃げ切って勝利した。

写真:日体大は苦しいところを井出が打開していった。


【#14久岡の3Pが中央大に勝利を引き寄せる】
150611tomita.jpg 第3試合、中央大早稲田大は最初から最後までシーソーゲームで結末が見えない試合となった。シューター軍団である中央大に対し、ベンチメンバーも奮闘し、全員バスケを見せる早稲田大。1Qから取ったら取り返す展開が続いて1Q、2Qともに互いに譲らず40-40の同点。中央大は#28鶴巻(2年・SF)、早稲田大は内外で加点し、この試合から登場した#26富田(2年・C)もゴール下で力強いプレーを見せた。

 後半、早稲田大がわずかにリードした展開になるが、中央大はゾーンにチェンジ。すると足を止められた早稲田大は俄然苦しくなった。しかし中央大も自慢のシューター陣の当たりが来ず、思うようには点差が縮まらない。3Qも60-60と同点で4Qを迎えたが、どちらも優位に立てないままゲームは終盤に突入する。積極的にドライブを仕掛ける中央大に対し、早稲田大はファウルが溜まっていく。しかし外の当たりが来ない中央大も逆転してはされ返す流れが変わらない。残り24秒、73-74と中央大1点ビハインドの状態を打開したのは、#14久岡(2年・PG)。放った3Pが沈むと76-74。続くプレーで早稲田大は#27濱田(2年・F)にボールが渡った。しかしそのまま前に進んでゴールを狙わず、一度外に出かかったところで痛いトラベリングを吹かれてしまう。中央大は残り僅かでフリースローを獲得。#28鶴巻がこれを決めて78-74とし、勝利を確定した。

写真:早稲田大は富田がゴール下で存在感を見せたが、中央大・沼倉もチームのゴール下をよく守り、3Pを決めた。

※中央大・久岡選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【後半にディフェンスが効いた筑波大が専修大を突き放す】
150611masuda.jpg 第4試合、ディフェンディング・チャンピオン筑波大は、専修大相手に前半は苦戦を強いられた。互いにサイズの大きなチームだが、これが生きた専修大が1Qからリードを握った。筑波大はゴール下の競り合いで#65玉木(2年・PF)、#11増田(1年・PF・福大大濠)、#14波多(2年・SF)が絡んでいくが、2mサイズがひしめく中では優位にはなれない。専修大は#30アブ(1年・PF・アレセイア湘南)、#32野口(2年・C)らがシュート、リバウンドを支配して#10大澤(2年・SF)のアウトサイドも決まり、1Qは13-26と大量リードを奪った。

 2Q、立ち上がりでミスの出た専修大に対し、筑波大は#11増田が奮闘し、追いかける。専修大はファウルが続いてしまうが、#32野口のゴール下にうまくパスが通って追いつかれるまでには至らない。しかし終盤筑波大は#11増田の連続得点や#7青木(2年・SF)の速攻も出て10点以上あった差を6点差に縮めて40-46で終了。

 3Q、専修大はゴール下のディフェンスをさらに固めに行き、相手のミスを誘う。ターンオーバーを奪っての早い展開に持ち込むことに成功して開始4分半で逆転に成功。専修大は#30アブのところで得点できなくなり、66-60と逆転されてしまうと、4Qも同様にインサイドのディフェンスを締められて得点チャンスがなかなか生まれない。筑波大は優位に試合を進め、#88牧(1年・PF・福大大濠)、#7青木の3Pも決まって88-75でベスト4入りを果たした。

写真:ゴール下の動きにセンスを感じさせる筑波大・増田。いいタイミングでボールに絡んでくる。



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2016.06.10 (Fri)

【2016西日本インカレ】6/10 ベスト4進出チームレポート

ベスト4が出揃った西日本インカレ
ノーシード2校が勝ち進む波乱含みの展開に


160610RITSUMEIKAN.jpg 西日本インカレの愛称で親しまれている西日本学生選手権が、6月5日からエディオンアリーナ大阪をメイン会場に開催されている。西から九州、中国、四国、関西、東海、北信越連盟所属の男女それぞれ100チーム以上が参加し、1週間ほどの短期間の間に西日本チャンピオンの称号をかけて繰り広げられる一大イベントでもある。この時期は教育実習や、今年に関してはスケジュールの変わった就職活動期間の影響で、ベストメンバーを組めないチームも少なくないが、それでも各地方の三冠タイトルに含まれる重要な大会だ。

 大会は、ここまで既に準々決勝まで終了。男子は、ここ3年は近畿大が覇権を握ってきたタイトルだが、今年はベスト8でストップ。この他、第3シードの関西学院大も初戦敗退を喫し、一方でノーシードから2校が準決勝進出を決める波乱含みの様相を呈している。

 ベスト4は、立命館大大阪学院大名古屋経済大天理大となった。ここでは各ブロックを勝ち進んだ4チームの状況をレポートする。残り2日間の大会を制するのは、果たしてどのチームか。

写真:ベスト4入りに笑顔の立命館大。


◆Aブロック―立命館大

160610HATTORI.jpg 立命館大は、今大会はノーシードからベスト4まで到達した。留学生擁する名古屋学院大や、近畿大を下しての勝ち上がりを見せ、勢いに乗っている。昨年から各ポジションで主翼を担っていた選手が卒業し、更にコーチングスタッフに変更があり練習から学生主体で戦うシーズンとなった今季は、全関ではあえなくベスト16で敗退。しかし西日本インカレでは状態を上げてきた印象だ。普段のメインガードである岸本が教育実習で不在という点は痛いが、#2平岡(3年・SG)らが時間を分け合ってその穴を埋めている。

「シードが無い分、一戦一戦戦い抜いて勢いに乗っていこうと。そうした結果がベスト4につながったと思う」とは、インサイドの要である#35福永(4年・PF)のコメント。直近2試合は接戦となったが、チームにとって鬼門でもあったベスト16の壁をまず突破したのは大きかった。「ベスト8にも入った経験がなくて、実際昨日勝ってベスト8に入れたが、『でもこれで満足せずに更に上を目指そう』と話し合った。それだけにまずベスト4に入れて良かったという気持ち」(福永)

 準決勝は全関で負けた大阪学院大が相手。「しっかりスカウティングのビデオを見て、一戦一戦戦うという気持ちを切らさずにやっていきたい」福永は気を引き締め直す。タイトル獲得への絶好のチャンスを、みすみす手放すわけにはいかない。

写真:準々決勝では、ベンチスタートの服部の活躍も光った。


◆Bブロック―大阪学院大

160610KINOSHITA.jpg 5月上旬に全関を制した大阪学院大は、波乱の結果が続く大会でもさすがのベスト4入りとなった。しかし、ベスト4まで相手を圧倒しながら進出した全関とは異なり、これまでの3試合中2試合が一桁点差の勝利だった。全関優勝こそ果たしたが、だからこそどの相手にも警戒されるという宿命と戦いながらの大会である。

 エースの#7澤邉(4年・SG)はここまでの3試合を「相手が関西のチームだけではないので、関西の感じとは異なるディフェンスをされたこともあって、ここまでは自分たちのバスケができていなかった部分もあった」と振り返る。やり慣れているチーム以外とも対峙することで生じる難しさにも直面しつつ、準々決勝では出遅れから徐々に修正。高さでは敵わない東海大九州相手でもリバウンド面を修正し、我慢比べを制した。

 これからの2試合は、今季最も厳しい戦いになるだろう。試合に絡むメンバーも他チームより少ないが「今日の勝ちが無駄にならないようにしっかりコンディションを整えて良いパフォーマンスができたらなと思う。体力的にキツい部分は出てくると思うが、たとえ試合の出だしが悪くても流れはくるはずで、そこは我慢が大事。この2試合は我慢比べだというつもりで頑張りたい」と覚悟を決める澤邉。関西王者としてのプライドも胸に秘めながら、2冠目のタイトル穫りに臨む。

写真:準々決勝でチームハイの27得点を挙げた木下。大事な場面での確率は驚異的だ。


◆Cブロック―名古屋経済大

160610MARIC.jpg 立命館大同様、名古屋経済大もノーシードから勝ち上がった。スコアラーの一人である#91松本(4年・SF)は「これで6試合目だが、みんなで『優勝するぞ』と言ってやってきて順調に来ている。気持ちが乗っているので、疲れているということも全然ない」と屈託のない笑顔で話す。

 ただ、ノーシードとは言っても、今春の東海選手権を制した実力校。シード校の関西学院大を寄せ付けることなく圧倒するなど、今大会はこれまでの6試合で既にその実力を思う存分発揮している。インサイドの#15ジャニパプ(3年・C)に目が行きがちだが、ジャニパプや松本以外にも#88木下(4年・SF)や#1高橋(2年・C)といった面々にも得点力があり、バランスも取れている。また、東海選手権ではあまり良くなかったというディフェンス面もしっかり機能。「この大会はディフェンスで勝てていると思う」(松本)というが、準々決勝の相手・同志社大にも付け入る隙を与えなかった。

「マリック(ジャニパプ)がいて中が強いので、中を中心に攻めて。ディフェンスでも、そこでリバウンドを取って速攻に走るやり方。あとは、勢いよく打っていく」(松本)スタイルが身上のチーム。春の東海を初めて制した勢いそのままに、西日本のビッグタイトルにも手をかけられるか。

写真:豪快なダンクを決める名古屋経済大・ジャニパプ。機動力もあり、ここまでは向かうところ敵なしという印象すらある。


◆Dブロック―天理大

160610YVES.jpg 昨年準優勝の天理大は、進路都合で主力が参加出来ない試合がありながらも無難に準決勝まで駒を進めた。準々決勝の関西大戦は序盤に点差をつけることに成功。相手の粘りで一気に引き離すことはできなかったが、ロースコアの展開に相手をはめ込み、自分たちのスタイルを貫いて勝利を手にした。

 主将の#7中村(4年・PG)は「一試合ごとに状態は良くなっている。失点が昨日も今日も60点台で、先生からも『ディフェンスは良い』と言われている。オフェンスで重くなった時に、一回インサイドにつなぐような展開を出さないといけないと思うが、ディフェンスに関してはプラン通りやれている」と、自らの強みの部分には手応えを感じている。#15イビス(4年・C)と#56川田(4年・C)を擁するインサイドは相変わらず強力だ。全関では5位という不本意な結果だったが、その後は「練習でも厳しく言い合って高め合ってきた」(中村)ことも、今大会での安定した試合運びにつながっているという。

 ここ数年は、どの大会でも安定した戦績を残しながらも優勝には届いていない天理大。「しっかりタイトルを勝ち取って胸を張って天理に帰りたい」と中村。もどかしい状況に、今度こそ終止符を打ちたい。

写真:大事なところでのイビスの得点は相手にダメージを与える。準決勝の名古屋経済大・ジャニパプとの対戦は注目ポイントだ。


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2016.06.10 (Fri)

【2016新人戦】6/11試合予定(準決勝)

■国立代々木競技場第二体育館

11:00 専修大学大 vs 大東文化大学(順位決定戦)
12:40 拓殖大学 vs 早稲田大学(順位決定戦)
14:20 日本体育大学 vs 中央大学(準決勝)
16:00 筑波大学 vs 青山学院大学(準決勝)


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2016.06.10 (Fri)

【2016新人戦】6/10結果

■国立代々木競技場第二体育館

青山学院大学69(19-21,7-17,19-14,24-14)66大東文化大学
拓殖大学68(14-19,17-15,17-21,20-15)70日本体育大学
中央大学78(25-22,15-18,20-21,18-13)74早稲田大学
筑波大学88(13-26,27-20,26-14,22-15)75専修大学


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2016.06.09 (Thu)

【2016新人戦】6/9レポート

最初の関門であるベスト8入りをかけた試合で
駒澤大・神奈川大はあと一歩でベスト8入り叶わず


 新人戦本戦4日目、ベスト8進出をかけた8試合が代々木第二体育館と大田区総合体育館の2会場で行われ、代々木第二体育館では見応えのある試合が続いた。下部からは神奈川大、駒澤大が1部校を逆転する展開を見せたものの、惜しくも壁は突破できなかった。

 大田区会場では専修大、中央大、日本体育大、青山学院大がそれぞれ勝ち上がった。


【大東文化大が大差で日本大を下す】
160610motomura.jpg 代々木会場では4試合が行われた。日本大大東文化大の第1試合は、序盤から大東大が優位に進めた。インサイドでは#15モッチ(1年・C・桜丘)がボールをもぎ取り、アウトサイドでは#90小川(2年・SG)が3Pを気持ち良く沈めて1Qで13-21とすると、2Qも攻守で流れを維持してほぼダブルスコアの展開に。日本大は#23本村(2年・SG)、#44松脇(1年・SG・土浦日大)が攻めて行こうとするが、大東大の激しいディフェンスが2枚、3枚と覆いかぶさりなかなか突破することができない。前半は29-52と大東大が大量得点を重ねて終了。3Qに入り、控えメンバーを中心にしたところで日本大がやや盛り返す展開となるが、大東大がタイムアウトで引き締め直すと再びリードを広げ、日本大は逆に集中力を失い56-101で試合終了。大東文化大がベスト8のまず1枠を確保した。

写真:日本大・本村は激しいディフェンスに遭い、簡単にはシュートさせてもらえなかった。


【#15熊澤の3Pが拓殖大の逆転勝利のきっかけに】
160610kumazawa.jpg 第2試合は拓殖大神奈川大が対戦。立ち上がりは一気に拓殖大の流れになった。神奈川大のミスから#24荒川(1年・G・洛南)が速攻を連発。拓殖大が引き離してスタメンを下げながらの展開になると、神奈川大も落ち着きを取り戻して#8高橋(1年・PG・帝京長岡)の3Pなどもあって、1Qは24-18。2Q、控えのまま進めていた拓殖大は神奈川大の激しいディフェンスなどもあってターンオーバーが続発。スタメンを全員コートに戻すが流れは悪く、#30松岡(2年・PG)に速攻に走られて3点差まで詰め寄られた。この勢いのまま逆転したい神奈川大だが、勝負どころのシュートがなかなか決まらないうちに流れが再び拓殖大に。#24荒川のジャンパー、#18多田(1年・F・八王子)の3Pが決まった拓殖大が落ち着きを取り戻し、40-32とリードして前半を終えた。

160610matuoka.jpg 後半、離された神奈川大が再び盛り返す。神奈川大は開始3分半ノーゴールとなるが、これを#30松岡(2年・PG)が1対1で打開。15点近く開いていた差を#22福島(2年・SG)のアウトサイドも当たって3Q終了時には前半終了時と同じ62-54の8点差とする。4Qに入り拓殖大のシュートが外れるのを尻目に#34工藤(2年・PF)がバスケットカウントやオフェンスリバウンドなど、ゴール下で力強さを発揮し、残り5分半で遂に逆転に成功した。なんとか逆転したい拓殖大だが、ターンオーバーが続き得点がストップ。しかし神奈川大もゴール下で絶好のチャンスを得ながら、決めきれないミスが続き、神奈川大1点リードのまま試合は最終盤へ。残り1分を切り、神奈川大はまだ1点リード。ここでシュートが欲しい拓殖大、ボールが渡ったのは#15熊澤(2年・SF)。フリーから放たれた3Pが見事に決まり、73-71とようやく逆転に成功。取り戻したい神奈川大だが、なんとリスタートからのボール運びで痛いファンブルのミス。これを奪った拓殖大は#24荒川が決めて75-71とするとタイムアップ。拓殖大がなんとか逆転に成功してベスト8へと駒を進めた。

 4Qに入り、流れは完全に神奈川大だった。しかし、勝負どころで続いたミスにより、勝利を手放す格好に。とはいえ、勝利した拓殖大も好調な出足から追い上げられて苦しい戦いとなり、新人戦あしい何が起こるかわからない状態ではあった。

写真上:勝利を決定づける1本を決めた拓殖大・熊澤。
写真下:神奈川大は後半、松岡が攻めてチームを乗せるがあと一歩に届かず。


【#27濱田の3Pが流れを変えて早稲田大が駒澤大を下す】
160610hamada.jpg 第3試合は昨年準優勝の早稲田大駒澤大の対戦が白熱。激しいディフェンスの寄りで相手を攻め立てる早稲田大は立ち上がりに2本の3Pで波に乗るが、次第に落ち着きを取り戻した駒澤大も点差を戻し、前半は1点、2点を争う激しいゲームが続いた。1Qは駒澤大の3Pやゴール下への合わせが決まって21-19とややリード。追う早稲田大はシュートの精度が上がってこないがついていく形で点差は離れない。駒澤大は#65針生(2年・PF)のインサイドや合わせ、早稲田大は針生がいる分、中での勝負よりも外角シュートが増える格好で進み、前半は33-32と依然わずかに駒澤大がリードして終えた。

160610hariu.jpg 後半、駒澤大は決めきれないシュートに苦しみながらも#65針生が奮闘。一方の早稲田大もアウトサイド、フリースローともに確率が悪い。しかし#15森定(2年・G)の得点でつないで#39桑田(1年・F・洛南)が決めるとようやく逆転に成功。しかしここで駒澤大も切れずに再逆転。3Qは50-47の駒澤大リードで終了。4Q、早稲田大は上からの激しいプレッシャーディフェンスを展開。しかしこの中でも#65針生、#55大髙(1年・G・能代工業)のシュートで駒澤大がリードを保つ。しかしプレスにひっかかって得点を伸ばせない中、早稲田大は#35岡野(2年・C)のゴール下が決まり逆転。駒澤大も#65針生へのパスが通ってこれを同点に戻すと、ゲームは残り3分でどちらに転ぶか分からない状態に。早稲田大は残り2分半、#27濱田(2年・F)がここで値千金の3Pを2本沈め、ここまで均衡を破れずにいた展開を遂に打開。駒澤大は焦って打っていくがこれが決まらず、最後は61-70。ずっと追う展開だった早稲田大が最後の最後で勝利を手にした。

 互いに外の当たりが来ない中での勝負は、インサイドの強みが生きた駒澤大が終始リードを保った。最終Qで早稲田大のディフェンスの前にミスを重ね、得点を伸ばしきれず。早稲田大もミスは多く良い内容ではなかったが、最後に当たった3Pが勝負を分けた。

写真上:トーナメントに続き勝負強さを発揮した早稲田大・濱田。
写真下:駒澤大は針生が力強さを見せるが悔しい敗戦に。

※早稲田大・長谷川 暢選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【控えも活躍を見せた筑波大が終始リードを保つ】
160610hata.jpg 代々木での最終戦、第4試合は3連覇を目指す筑波大が、東海大を倒して勢いに乗る明治大を迎え撃った。終始リードを握ったのは筑波大。勢いある攻撃を次々に仕掛けて1Qを27-20とすると、2Qは#11増田(1年・PF・福大大濠)が上手いカバーを見せ、#7青木(2年・SF)の3P、#14波多(2年・SF)の足を使った攻撃も次々決まって前半は51-36。後手に回った明治大はそれでも3Qの立ち上がりに筑波大のディフェンスが緩んだところで#4小林(2年・SG)のジャンパーが連続で決まり、#24森山(2年・PF)の3Pを始め、ディフェンスでターンオーバーを奪ってから立て続けに得点を奪う。15点あった差を10点まで縮めるが#28今川(2年・SF)が4ファウルとなってベンチへ。そこから再びディフェンスを締め直した筑波大が引き離すが、明治大は#24森山がインサイドで踏ん張りを見せる。しかし筑波大は主力を休ませつつもリードを保ち、3Q終了時には20点のリードに。明治大はそこから諦めず追いかけて点差を詰めていこうとするが96-79で試合終了。筑波大がベスト16へと進んだ。

写真:新人戦チームでキャプテンを務める筑波大・波多。最後まで声を掛けてチームを集中させていた。


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2016.06.09 (Thu)

【2016新人戦】6/10試合予定

■国立代々木競技場第二体育館

11:00 青山学院大学 vs 大東文化大学
12:40 拓殖大学 vs 日本体育大学
14:20 中央大学 vs 早稲田大学
16:00 筑波大学 vs 専修大学

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2016.06.09 (Thu)

【2016新人戦】6/9結果

■国立代々木競技場第二体育館
日本大学56(13-21,16-31,12-19,15-30)101大東文化大学
拓殖大学75(24-18,16-14,22-22,13-17)71神奈川大学
駒澤大学61(21-19,12-13,17-15,11-23)70早稲田大学
筑波大学96(27-20,24-18,18-21,27-22)79明治大学


◆大田区総合体育館
専修大学89(20-23,21-13,18-12,30-13)61上武大学
東洋大学67(9-18,15-22,22-11,21-29)80中央大学
国士舘大学68(12-19,17-18,12-17,27-16)70日本体育大学
青山学院大学104(27-14,18-8,29-21,30-13)56順天堂大学


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2016.06.08 (Wed)

【2016新人戦】6/8レポート

東海大が明治大に逆転で破れ初戦敗退
中央大は白鷗大を接戦から下す


 関東大学新人戦は本戦に入り3日目。ベスト16をかけ、代々木第二体育館と大田区総合体育館の2会場にて8試合が行われた。今年の組み合わせは左側のブロックに多くの強豪が集まり、序盤戦から注目の対戦が続く格好になっている。シード校が有利とされる新人戦だが、昨年8位の慶應義塾大は選手層の厚み、高さで勝る上武大の前に既に初戦敗退。そして3日目は有力候補の東海大が明治大に敗れ、やはり初戦敗退の憂き目を見る格好になった。


◆代々木第二体育館
【積極性が光った明治大がディフェンスでも粘って勝利】
160608noguti.jpg 昨年、大東文化大に敗れてベスト16に終わった東海大。ベスト8以下に落ちてしまうと初戦から対戦相手が1部同士となってしまう可能性があるのが新人戦だが、今年の緒戦の相手は明治大となった。

 1Qからリードしたのは東海大。インサイドには注目のルーキー#28平岩(1年・PF・土浦日大)を据え、いずれも能力の高い選手がそろう。対する明治大は今季学生代表の候補に入った#28今川(2年・・SF)をこれに当て、2年中心の布陣。前半は東海大がリードして進むが明治大も食らいつき点差はさほど開かず。1Qは15-21の東海大リード、2Qも明治大は追う形で多少のミスはあるものの、東海大がインサイドに偏りがちなのに対し、終盤に#28今川の速攻、#3綱井(2年・SG)の3Pに#21野口(1年・F・九州学院)の速攻、3Pが出て前半は38-42、東海大が4点リードするものの、明治大も勢いを見せた。

 3Q、立ち上がりで#25平岩がゴール下で二連続のバスケットカウントを獲得。明治大も反撃するが#37秋山(2年・SG)の3Pが決まり、さらに#25平岩の連続ゴールにアシストが決まると49-60と一気に東海大が11点差をつけた。しかしここで明治大も#11奥野(1年・F・藤枝明誠)の3Pが決まり、#24森山(2年・PF)のブロックも出てディフェンスで粘る。東海大はファウルが続いて残り約2分間はノーゴール。57-60と明治大が3点差に追い上げて4Qに入った。

160608hiraiwa.jpg 最終Q開始早々#24森山、#11奥野のミドルシュートが決まって明治大が逆転。さらに#3綱井もボールをカットし得点につなげる。東海大はベンチに下げていた#25平岩をコートに戻すが、早々に痛い4ファウル目を吹かれて再びベンチへ。高い位置からのディフェンスでボールをカットしていくも、得点にはなかなかつながらない。明治大も同様にミスが続いて試合は膠着状態に。残り2分、東海大は#37秋山の3Pで70-73の3点リード。明治大はここから#4小林(2年・SG)のシュート、#28今川が#25平岩のディフェンスを外に誘いだしたところを中に切れ込み得点すると、残り1分で74-73の1点リードに。東海大はフリースローやドライブのミスが続いて流れがこないままファウルゲームに突入。明治大はこれをなんとか1本ずつ決めていき77-73で逆転勝利。初戦で手強い相手を倒した。

 新人戦らしく互いにミスもあったが、オフェンスで足が止まり気味の東海大に対し、明治大は終始積極的で、中・長距離もまずまず決まった。今川が平岩のところをよく抑えたのも大きい。東海大は平岩のファウルトラブルが痛かったが、アウトサイドも秋山以外は当たってこず、得点源が少なかった。豪華メンバーを擁したが初戦敗退という結果に終わった。

 その他、代々木第二体育館では専修大、順天堂大、日本大が勝利した。

写真上:アウトサイドがよく決まった明治大・野口。
写真下:東海大は良くも悪くも平岩だけに偏ってしまった。

※明治大・今川選手のインタビューは「続きを読む」へ。


◆大田区総合体育館

【4Qで差をつけた中央大が白鷗大を下す】
160608mikami.jpg 大田区総合体育館での対戦は、白鷗大中央大の対戦が白熱した。白鷗大は2mオーバーの#23ディオップ(1年・C・延岡学園)が加入し、メンバーは1年生が中心。対する中央大は#28鶴巻(2年・SF)、#13中村(2年・SG)、#33三上(1年・SG・明成)などシューター中心の構成になる。前半は互角の勝負。1Qは中央大が26点の大量得点でリードするが、2Qになると白鷗大が盛り返して取り返し、前半は40-40の同点。

 3Q、ここで勝負が分かれた。白鷗大は得点チャンスをうかがううちにミスを連発し、何度もターンオーバーで中央大にボールを持っていかれた。しかし、その中央大も打ち続けるものの前半と打って変わってシュートが入らない。攻める部分を探すうちにミスをする白鷗大と攻めても入らない中央大で互いにターンオーバーする時間帯が長く続く格好になった。残り4分、#33三上のジャンパーがようやく決まると、#28鶴巻の3Pで中央大が7点のリードに成功。白鷗大は#23ディオップを投入して追い上げをはかるが、中央大が最後に#28鶴巻のドライブも決まり47-53とリードして4Qに入ると、その後は中央大のオフェンスがリズムを取り戻した。白鷗大は得点チャンスがなかなか作れないままに64-78で試合終了。中央大がわずかだが息苦しい3Qを我慢して4Qへの流れを作り、勝利を手にした。

 その他、大田区総合体育館では神奈川大、国士舘大、駒澤大がそれぞれ勝ち上がった。

写真:3Q、なかなか当たらなかった中央大・三上だが、彼が決めるとチームも一層盛り上がった。

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2016.06.08 (Wed)

【2016新人戦】6/9試合予定

■国立代々木競技場第二体育館
11:00 日本大学 vs 大東文化大学
12:40 拓殖大学 vs 神奈川大学
14:20 駒澤大学 vs 早稲田大学
16:00 筑波大学 vs 明治大学


■大田区総合体育館
11:00 専修大学 vs 上武大学
12:40 東洋大学 vs 中央大学
14:20 国士舘大学 vs 日本体育大学
16:00 青山学院大学 vs 順天堂大学

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2016.06.08 (Wed)

【2016新人戦】6/8結果

■国立競技場代々木第二体育館
明治大学77(15-21,23-21,19-18,20-13)73東海大学
法政大学71(14-15,10-23,20-28,27-25)91専修大学
山梨学院大学81(21-28,17-23,17-23,26-26)90順天堂大学
江戸川大学68(20-21,15-19,14-23,19-16)78日本大学


◆大田区総合体育館
神奈川大学90(19-11,22-9,19-13,30-22)55埼玉工業大学
立教大学54(8-15,10-15,18-30,18-9)69国士舘大学
白鷗大学64(15-26,25-14,7-13,17-25)78中央大学
関東学院大学72(15-28,16-14,20-19,21-25)86駒澤大学

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EDIT  |  20:57  |  2016新人戦  |  Top↑

2016.06.07 (Tue)

【2016新人戦】6/8試合予定

■国立競技場代々木第二体育館
11:00 明治大学 vs 東海大学
12:40 法政大学 vs 専修大学
14:20 山梨学院大学 vs 順天堂大学
16:00 江戸川大学 vs 日本大学


■大田区総合体育館
11:00 神奈川大学 vs 埼玉工業大学
12:40 立教大学 vs 国士舘大学
14:20 白鷗大学 vs 中央大学
16:00 関東学院大学 vs 駒澤大学

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EDIT  |  20:54  |  2016新人戦  |  Top↑

2016.06.06 (Mon)

【2016トーナメント】5/8 決勝 筑波大VS拓殖大

3Qに差をつけた筑波大が春の頂点に
拓殖大は粘りを見せて準優勝


150508bababamba.jpg シーズン最初の大きな大会、春の関東大学とーナメント決勝は、昨インカレ覇者であり、主力が変わらず残る筑波大と、トーナメント決勝進出は5年ぶりとなる拓殖大のカードとなった。筑波大は今年度日本代表候補に選出された#6馬場(3年・SF)を中心に能力ある選手が揃い、速さと高さを併せ持つバランスが魅力。対する拓殖大もスモールラインナップの機動力を活かしたバスケットで、3連覇を狙う東海大を下して勝ち上がってきた。東海大相手に30得点20リバウンドと大活躍した大学界を代表する#23バンバ(4年・C)と、高確率で3Pを沈めるシューター#39成田(4年・G)を中心にバスケットを展開している。

 第1Q、筑波大は拓殖大の#23バンバ以外のミスマッチを狙ってインサイドにボールを集め、対する拓殖大は#39成田と#23バンバの1on1から得点につなげていく。序盤、試合は互いにスローテンポで進み、拓殖大は#18多田(1年・F・八王子)の合わせからの3P、#39成田の3Pから流れを作っていく。筑波大は中々調子が上がらないものの、#6馬場の速攻からのバスケットカウント、1on1からのダンクが出て徐々に勢いに乗ると、筑波大#8木林(4年・PF)、拓殖大#23バンバといった互いのインサイド陣の活躍で互角の戦いを展開して、第1Qは15-16と筑波大が1点リード。

 第2Q、開始から拓殖大は#39成田の連続3P、#15熊澤(2年・F)のアウトサイドシュートで主導権を握る。対する筑波大も途中#8木林がファウルトラブルに陥るも、#46生原(4年・PG)がボールマンにプレッシャーをかけて相手のミスから速攻につなげる。またチームとしてもディフェンスリバウンドから早い展開につなげる形が徐々に出始め、#2満田(3年・SG)のフリースローや#11増田(1年・PF・福大大濠)のゴール下につなげていく。拓殖大はタイムアウトで立て直しを図るが、その後#6馬場の2回のダンクが出て、得点面では互角であるも徐々に筑波大ペースに。前半は35-34の拓殖大が1点ひっくり返して終了した。

160508tomiyama.jpg 第3Q、筑波大は#2満田(4年)と#6馬場の早い展開で連続6得点し、主導権を握る。拓殖大は#23バンバが1on1からダンクを狙いに行くが、筑波大#6馬場がこれをブロックに行く。これは惜しくもファウルになるが筑波大ペースは変わらず、その後、拓殖大は#33富山(3年・F)の好リバウンドやパスカットからの速攻が出るものの、このQは9点しか取れず。筑波大は#11増田や#4青木(3年・PG)の活躍とバランス良く得点し、44-49と筑波大のリードで第3Qを終える。

 最終Q開始直後、#6馬場がパスカットからこの日5本目となるダンクにつなげ、会場を盛り上げる。差を詰めたい拓殖大だがミドルシュートが決められず、一方で筑波大は#14波多(2年・SF)、#17杉浦(3年・PF)の活躍で得点を伸ばしていく。拓殖大は#23バンバが得点していくが、筑波大#11増田の連続得点でリードを維持する。拓殖大は#39成田が1on1から難しい3Pを2本決めて会場を沸かせるが追いつくには至らない。拓殖大は最後、ファウルゲームを仕掛けるが届かず、筑波大が69-77で57年振り5度目の優勝を決めた。

 優勝まであと一歩でここ数年を過ごしてきた筑波大が遂に栄冠を手に入れた。主将の生原が怪我で出場時間が限られ、杉浦も同様に足を痛めて万全のコンディションではなかったが、エースの馬場が奮起。攻守で責任を果たした。大事なところを任されたルーキーの増田ら、控えメンバーも良いプレーを見せ、期待の下級生が揃うため伸びしろは多い。1年を通してまだまだ進化の可能性を感じさせるチームに秋以降も期待が高まる。

 拓殖大は準決勝ほど優位な立場を取れなかった。バンバはフル出場で28点18リバウンドとダブル・ダブルだが、終始馬場に張り付かれてこれまでよりも簡単には得点はできない場面もあった。成田もやはりフル出場で22点と気を吐き、富山や阿部が飛び込みリバウンドなどでサイズの不利をカバーする働きを見せたが、筑波大を上回るまでには至らず。しかし、決勝の舞台に進んだことは大きな意味がある。秋に向けてはベンチをより充実させたいところだ。

写真上:筑波大・馬場と拓殖大・バンバの制空権争いは見応えがあった。リバウンド争いも激しかった。
写真下:拓殖大・富山は抜群の跳躍力を生かして飛び込みリバウンドなどで活躍。高さのある筑波大に対しても常にゴール下でボールに絡んでいた。

※筑波大・生原選手、馬場選手、波多選手、波多選手、拓殖大・バンバ選手、成田選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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