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2015.11.29 (Sun)
【2015インカレ】11/29 7位決定戦 国士舘大VS専修大
国士舘大は点数が伸びきらず8位

1Q、専修大は#7國分(3年・PF)・#6渡辺(3年・SF)・#24田代(4年・PF)の3人が次々に3Pを決めていく。また、#6渡辺と#24田代はリバウンドにもよく絡み専修大の流れを作る。一方の国士館大はスロースタートではあったものの、#32臼井(2年・PF)と#66馬(3年・C)がインサイドで、#15下(1年・PG・浜松開誠館)と#22原(4年・SG)がアウトサイドで得点。しかし互いにシュートの確率はさほど上がらず、1Qは専修大が多少リードし19-13で終えた。2Q、専修大は#15安保(2年・SF)と#11秋山(2年・PG)が中へ切り込み得点。また、#11秋山と#6渡辺のミドルシュートが連続で決まって10点リードに。だが国士館大も黙ってはいない。点差が開くと、#23寺田(4年・SF)・#15下・#37阿部(1年・G・藤枝明誠)が連続得点、さらに#37阿部が3Pも決めて3点差に。しかし最後に専修大#14高澤(2年・SG)がフリースローをきっちりと決めてリードを守り、36-31で前半を終えた。
3Q序盤、互いのディフェンスが機能してスティールが増えるが、どちらもそれを得点につなげられない。ようやく国士館大#32臼井がミドルシュートを決めて3点差に戻すが、この後専修大#6渡辺と#7國分が加点して差はなかなか縮まず。だが、国士館大は#23寺田と#22原の2人が4年生の意地を見せ食らいついていく。終盤になると専修大は速攻も出て、さらには#6渡辺がバスケットカウントを決めて12点差に。またもや離されてしまった国士館大は#37阿部がなんとか3Pを決めて9点差とし57-48で最終Qへ。4Q、専修大は序盤から6連続得点で点差を広げる。対する国士館大は#22原と#11藤沢(4年・SF)が奮闘。だが終盤になって得点が止まってしまい、専修大#24田代にバスケットカウント・3Pなどを決められ20点差に。残り1分で専修大は交代、4年生5人がコートでプレー。最後に国士館大#22原が3Pを決めて試合終了となり、78-61で専修大が7位でインカレを終えた。

専修大はリーグ戦で筑波大や拓殖大に勝利するなど成長を見せた1年だった。リーグ戦中にケガ人が出てしまったがインカレにはなんとか全員揃ってプレー、久しぶりのベスト8進出で7位という結果を残すことができた。主力に下級生も多く、来年の更なる成長が期待できそうだ。
写真上:年間を通して、攻守で専修大の勝利に大きく貢献した3年の渡辺。
写真下:リーグ後半から出番が増えてきた国士舘大のルーキー阿部。下とともに来季以降の国士舘大を担う存在だ。
※専修大・岩野選手、石上選手、田代選手、国士舘大・菅選手、原選手、寺田選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2015.11.29 (Sun)
【2015インカレ】11/29結果
◇7位決定戦
国士舘大学61(13-19,18-17,17-21,13-21)78専修大学
◇5位決定戦
明治大学66(13-19,16-22,18-13,19-20)74近畿大学
◇3位決定戦
青山学院大学66(15-21,6-24,22-15,23-25)85拓殖大学
◇決勝
東海大学59(8-17,10-18,12-12,29-17)64筑波大学
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2015.11.29 (Sun)
【2015インカレ】最終結果
準優勝 東海大学
3位 拓殖大学
4位 青山学院大学
5位 近畿大学
6位 明治大学
7位 専修大学
8位 国士舘大学


優勝 筑波大学

2位 東海大学

3位 拓殖大学

4位 青山学院大学
【個人賞】
■最優秀選手賞(MVP)馬場雄大(筑波大学)

■敢闘賞 ベンドラメ礼生(東海大学)

■リバウンド王 ジョフ・チェイカ・アハマド バンバ(拓殖大学)OF26/DE49/TO75

■アシスト王 生原秀将(筑波大学)18本

■3ポイント王 ジョフ・チェイカ・アハマド バンバ(拓殖大学)12本

■得点王 ジョフ・チェイカ・アハマド バンバ(拓殖大学)144点

■優秀選手賞 生原秀将(筑波大学)

■優秀選手賞 杉浦佑成(筑波大学)

■優秀選手賞 橋本晃佑(東海大学)

■優秀選手賞 ジョフ・チェイカ・アハマド バンバ(拓殖大学)

■優秀選手賞 笠井康平(青山学院大学)

■MIP賞 岡本飛竜(拓殖大学)

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2015.11.28 (Sat)
【2015インカレ】11/28レポート(準決勝)
昨年と同じ東海大と筑波大
インカレは準決勝2試合が代々木第二体育館で行われた。ここまでくるとゲームのレベル、選手たちの集中度合いも何段階もレベルが上がる。絶対に譲れない熱い試合は、リーグ覇者の東海大と、昨年のディフェンディングチャンピオンである筑波大が勝ち上がった。
【立ち上がりからリードを奪った筑波大が決勝へ】

1Q、激しいディフェンスから拓殖大の攻撃を次々食い止める筑波大は#8木林(3年・C)、#2満田(3年・SF)らの攻撃で次々拓殖大からゴールを奪うと、#6馬場(2年・SF)の速攻、#2満田の3Pが続く。拓殖大は筑波大の高さにシュートが打ちきれず、また打たされる格好になってシュートが決まらない。しかも残り2分に#39成田(3年・SG)が腰を痛めてベンチに下がると、得点源のひとりを失う格好になり1Qは17-10と筑波大がリード。2Qは成田を下げた結構で戦う拓殖大。しかし次々にアシストが決まる筑波大とは裏腹に、シュートが決まらず、リバウンドも筑波大に奪われて速攻を食らう形になってしまう。拓殖大は一度#39成田を戻し、開始5分でようやく#23バンバ(3年・C)のシュートで初得点。ここから筑波大のファウルが込んでフリースローを得ていくが、終盤に#2満田、#46生原(3年・PG)の3Pもあって筑波大が38-22とリードして前半終了。
3Q、拓殖大は#39成田のプレー継続は無理と判断し、ベンチに。筑波大は立ち上がりでファウルが続くも、#17杉浦(2年・PF)のフェイダウェイミドルが決まり、#2満田から#92村越(4年・PF)へのゴール下のアシストが2連続。48-25と23点のリードとなる。タイムアウトを取った拓殖大は、#23バンバがアウトサイドを2本決めて勢いづくと、ここからプレスを開始。筑波大は#46生原の3Pや#16小松(4年・SG)のタップなど追いつかせまいとするが、56-33で3Qを終了すると、4Qも拓殖大はプレスを継続。筑波大はターンオーバーを頻発する結果となり、拓殖大が追い上げていく。#13阿部(2年・SG)のフリースロー、#23バンバのダンク、#0岡本(4年・PG)のドライブなど必死の追い上げは、最後の最後まで続いた。残り44秒、23点あった差は、#99赤石(4年・PF)のスティールからの速攻で7点差まで縮まり、さらに#0岡本渾身の3Pで残り30秒で6点差。しかし筑波大はここで#17杉浦のシュート、#6馬場のフリースローで10点に開くと拓殖大の反撃はここまで。76-66で試合終了。筑波大が2年連続決勝の舞台に駒を進めた。

筑波大は、前の試合で女子が優勝。プレッシャーがあったが、それを上手く生かしたとも言える。ただし、4Qにミスが連続したことは「思ってもいないミスで、課題」と吉田監督。馬場は「リードしたときこそ、ゲームメイクをしっかりしなければ」、生原は「追われる立場は難しい。後半は体力的にも精神的にも負けていた」と反省。決勝になればこのようなミスは致命的になるだけに、気を引き締めたいところだ。
写真上:生原の要所の3Pがチームを落ち着かせた。
写真下:最後まであきらめず、走り続けた拓殖大・岡本。
※筑波大・村越選手のインタビューは「続きを読む」へ。
【ビハインドから入った東海大が粘り強さで逆転勝利】

立ち上がりからリードしたのは青山学院大。#32前田(1年・SF・山形南)の速攻、#11田中(4年・PF)のミドルシュート、#18笠井(4年・PG)のドライブが続く。東海大は#35伊藤(3年・PG)のターンオーバーに始まり、#0ベンドラメ(4年・PG)のフリースローが2本落ちるミス。さらに次々タフショットを打たされる形になって、パスも狙われ立ち上がりは悪い。開始3分半でようやく得点するが、その後も青山学院大のディフェンスを割れない。一方の青山学院大も#6木田(2年・SF)の3Pが決まったあと、残り4分間は得点チャンスがなかなかなく、#21橋本(4年・C)の3Pが決まった東海大がなんとか9-13と4点を追う形で1Q終了。
2Qは互角の戦いが続いた。東海大はようやくボールが回り始め、開始5分、#35伊藤の3Pで逆転。しかし青学大もすぐさま#24安藤(3年・SF)が3Pで返し譲らない。だが、東海大はここで抜け目なく#0ベンドラメの速攻が決まり、#35伊藤のドライブもようやく決まった。青学大はガードがディフェンスに捕まりターンオーバーが連続。ボールを運ぶことができない。東海大は#23佐藤(2年・SF)のシュートでリードを3点とし、26-23で前半を終えた。
立ち上がり、#0ベンドラメの3Pで幕を開けるが、青学大が#21石黒(3年・PF)のジャンパー、#32前田のバスケットカウントで追いつく。そこからしばらくシーソーゲームが続いた。#13中山(3年・PG)、#45頓宮(4年・C)などまんべんなく得点する東海大に対し、青学大は#24安藤が速攻からのダンクを決め、#18笠井の3Pで残り4分半で2点のリード。タイムアウトを取り、修正をかけた東海大はここで#1小島(4年・PG)が働きを見せる。積極的にペネトレイトしてフリースローをもらい、およそ1分半で5点を稼ぐと、#23佐藤のシュートで東海大が5点リード。さらに#23佐藤、#1小島の速攻で差を広げることに成功する。3Qは46-38で終了した。

「うちのディフェンスより東海大のオフェンスが勝った」と青山学院大・広瀬コーチ。しかし春はいろいろチームで問題があった中、よくここまで成長してくれたと、選手たちをほめた。特に主将の笠井に対しては「発する言葉や行動も積極的になり、かなり変わった。選手たちもやらされている状態から、自ら望んでやるチームになった」と、大きな進歩があったことを評価した。
東海大は立ち上がりの重さを監督はじめ選手たちも反省。ただし、持ち味であるディフェンスがやはり勝機を見出したことで一致した。決勝に対して、陸川監督は「トランジションディフェンスが鍵になる」と、切り替えの速い筑波大に対する守り面を重視。苦しいときにチームを引っ張るベンドラメは「去年は今思えば自分たちにも油断はあった。どこかで自分たちのやるべきことをやれば勝てるだろうと、それを4Qまで引きずった」と昨年の苦い敗戦について語った。「どのチームよりも優勝したいと思っている」と言ったのは、昨年の悔しさからだろう。熱く言葉で鼓舞するタイプではないが、冷静な表情とは裏腹に内に秘めたものは熱い。“チャレンジャー”である東海大を優勝に導くのは、彼しかいない。
写真上:苦しいところをこじ開けていった東海大・小島。
写真下:青山学院大はもう一人の4年生・田中が最後まで奮闘。
※青山学院大・笠井選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2015.11.28 (Sat)
【2015インカレ】11/28レポート(順位決定戦)
最後までわからなかった順位決定戦2試合
準々決勝では前半に良いところをみせながらも敗退した4チームは、今年も準決勝とは別会場での順位決定戦にまわった。前日からの切り替えが試される舞台になるが、4チームともこれを払拭した様子。日体大を会場にした行われた2試合とも、延長戦にもつれる戦いが繰り広げられた。
【専修大がビハインドから追いつめるも近畿大が押し切る】

最初のリズムは近畿大が手にした。#22ソウ(4年・C)が易々とゴール下を決めると、速攻で#11室垣(4年・PG)と#33藤田(4年・SF)が得点するパターンが出る。最大の得点源のいない専修大は#6渡辺(3年・PF)の奮闘が出るも、1Qは5点を追う展開で終了となった。2Qに入ると近畿大はベンチメンバーも起用。#9渡邊(4年・F)がこれに応えて得点を重ねるが、次第にバイオレーションも出るようになり、点差拡大とはならず。専修大はシュート率を上げられずにいたが、#65佐々木(3年・PF)がゴール下の奮闘でスコアを動かし、近畿大を追走。最後に#69中西(3年・PF)の連続得点を許すが、#7國分(3年・F)の得点で繋いで前半を終えた。
後半に入ると、専修大は#14髙澤(2年・SF)のシュート率が上がり始める。近畿大は#22ソウと#33藤田の両輪で逃げ切りを狙うが、#7國分の得点も要所で出た専修大は粘る。4Q、追いつきたい専修大は外角勝負。#14髙澤の2本、#11秋山(2年・PG)と#7國分には1本ずつ3Pが出て3分余りで3点差に詰め、近畿大を揺さぶる。速いパス回しと、能力の高さにやや後手の近畿大。#33藤田が意地の得点を決めるが、ここからフィールドゴールが止まる。専修大は#11秋山の得点で追いつくことに成功。勢いに勝る専修大が、その後一時逆転し#14髙澤の3Pで6点差とする。瀬戸際の近畿大は、#22ソウが意地のダンク。ミスも目立つが、専修大も得点しきれない場面が出て勝利への可能性を繋げる。すると#8濱高(1年・F・金沢市立)のスティールからボールを得た#3岡田(2年・PG)の速攻で残り14秒で再び同点となる。専修大は最後に高沢に打たせるが、これはアウト。勝負は延長戦に入った。

写真上:26得点をマークした藤田。彼がこれだけ稼いでくれれば近畿大には心強い。
写真下:田代が出場しなかった専修大だが、髙澤らがその穴を埋めた。
※近畿大・ソウ選手のインタビューは「続きを読む」へ。
【#20秋葉の好調さが光った明治大が5位決定戦へ】

前日敗戦の影響もあってか、序盤は互いに得点を伸ばせない。しかし、エースの#22原(4年・F)の3Pで先に抜け出したのは国士舘大。#32臼井(2年・PF)の得点もこれに続く形となった一方、コンディション面に不安のあった#50伊澤(4年・PF)が大事を取る形で欠場した明治大はなかなか糸口が掴めない状況で推移した。結局、1Qは17−9と早々に国士舘大優勢の構図となった。しかし、2Qはこの様相が一転。国士舘大のシュートがリングに嫌われ、逆に明治大は#55吉本(4年・SF)の3Pから一気に活性化。#2齋藤(2年・PG)のドライブや#20秋葉(4年・SF)など、怒濤の攻めを見せて一挙に逆転。国士舘大は#22原の得点は出るが、全て単発となってしまう。これにより、前半は明治大が10点のリードを得る形となった。
立て直したい国士舘大は、3Qに入ると#22原に加えて#32臼井(2年・PF)がスコアを伸ばし始める。明治大も#20秋葉が積極的に得点しこれに応戦するが、さすがに2Qの好調ぶりとまではいかない。すると伊澤不在のインサイドで#66馬(4年・C)と#32臼井の得点が続き、#15下(1年・PG・浜松開誠館)の3Pが出て一旦は同点に。すぐに明治大は決め返すが、追いついた国士舘大も引かずに試合は4Qに入った。ここからは我慢の時間帯となる。国士舘大は好調だった#32臼井がなおも攻めるが決めきれず、外での勝負に比重を置く明治大も決定打を出せない。59−59となった残り18秒、この試合絶好調の#20秋葉の4本目の3Pで明治大は大きな3点のリード。だが、国士舘大は#22原がうまくマークを外して打った3Pが決まり譲らず。勝負は延長戦に委ねられた。
先の見えない戦況で迎えた延長戦で、流れを手にしたのは明治大だった。#20秋葉のレイアップ、#55吉本(4年・SG)のジャンプシュートに#32吉川(2年・PG)の技ありの得点も出てラストスパートに入る。国士舘大はこの場面で再びシュート率がダウン。#22原の3Pで迫るが、その後は互いにシュートを決めきれなかった。もつれた試合は70−67で明治大に軍配が上がり、昨年に続いて5位決定戦に駒を進めた。
写真:吉本が2Qに見せた積極性が明治大を蘇らせた。
※明治大・秋葉選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2015.11.28 (Sat)
【2015インカレ】11/29試合予定(最終日)
11:00 国士館大学vs専修大学(7位決定戦)
13:00 明治大学vs近畿大学(5位決定戦)
15:00 青山学院大学vs拓殖大学(3位決定戦)
17:00 東海大学vs筑波大学(決勝)
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2015.11.28 (Sat)
【2015インカレ】11/28結果
順位決定戦
◆日本体育大学世田谷キャンパス
専修大学98(12-17,15-19,22-21,30-22*,19-21**)100近畿大学 *OT **DOT
国士舘大学67(17-8,11-30,23-15,11-9,5-8*)70明治大学 *OT
準決勝
◆国立代々木競技場第二体育館
筑波大学76(17-10,21-12,18-11,20-33)66拓殖大学
東海大学70(9-13,17-10,20-15,24-13)51青山学院大学
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2015.11.27 (Fri)
【2015インカレ】11/27レポート(準々決勝)
東海大・拓殖大・筑波大・青山学院大に
インカレはいよいよベスト4をかけた戦いに挑んだ。代々木第二体育館で行われた4試合は前半こそどちらに転ぶかわからない展開を見せたが、後半にはそれぞれ上位シード校が相手を突き放し、ベスト4へと進出した。
【後半に修正を見せた青山学院大がベスト4一番乗り】

立ち上がりは互角の内容で推移した。青学大は#32前田(1年・SF・山形南)のシュートが好調なのに対し、明治大は#55吉本(4年・SF)の3Pなどが決まる。ここからまず主導権は明治大に。青学大にトラベリングとターンオーバーが続いたのを機に、#2齋藤(2年・PG)、#20秋葉(4年・F)のドライブ、#50伊澤(4年・PF)のジャンパーでリードに成功する。青学大は無得点の状態が続き、1Qは明治大が8点差をつけた。しかし、2Qは逆の展開となる。#21石黒(3年・PF)のジャンパーが出ると、#8時田(2年・F)もオフェンスリバウンドから得点。明治大も返すが、#3大崎(3年・SG)、#11田中(4年・PF)、#18笠井(4年・PG)が相次いで3Pを決め、一時逆転する。ここで、#32吉川(2年・PG)の3Pが出た明治大も空気を払拭。微妙な判定ながら#2齋藤のシュートはブザー前と認められ、前半は33−31で明治大が僅かながらリードを得る形となった。
ここまでトータルではほぼ互角の内容に、結果的に蹴りをつける形となったのは、3Qの青学大のラッシュだった。#11田中のジャンプシュートですぐ追いつくと、ここから#24安藤(3年・SF)の活躍が光った。うまくゴール下に入り込んで得点を重ね、3Pもネットを揺らす。明治大はこの場面でシュート率が低下。ファウルも続いて苦しい状況となる。#50伊澤のバスケットカウントや#88黒崎(4年・F)の3Pで一旦迫るも、青学大は#14柏倉(3年・PG)の得点が続いてこのQで2桁差に乗せた。4Qも明治大にファウルが続き、青学大が安全圏のリードでゲームを運ぶ構図が続く。明治大は終盤に#50伊澤が連続得点で奮起しあわや、という状況を作るが、青学大は慌てず。残り2分で#3大崎が3Pを決めて勝利を大きく引き寄せた。最後はファウルゲーム気味に当たる明治大をうまくかわし、結局74−61で勝利。ベスト4に駒を進めた。

明治大は伊澤らのサイズ、ガード陣の能力の高さが光ったものの、今季課題となっている安定感のなさがこの試合で響いた。前半は良い時間帯もあったが、勝負どころとなった3Qに手痛い失速を招き、ベスト4には手が届かず。昨年同様に順位決定戦を戦うことになるが、ポテンシャルの高い下級生が経験を積むには格好の機会である。
写真上:青学大は、リーグ戦中のケガから復帰した柏倉の活躍も大きかった。
写真下:一対一のうまさは大学界トップクラスの明治大・齋藤。パスを選択する場面も増え、ガードとして着実に成長を示している。
※青山学院大・安藤選手、大崎選手のインタビューは「続きを読む」へ。
【筑波大のディフェンスが専修大を波に乗らせず】

2Q、専修大は#13石上(4年・SG)のシュートで幕を開け、#24田代も華麗なターンからのシュートで魅せる。筑波大はファウルが続き#2満田(3年・SF)が#16小松(4年・SG)に交代。#92村越(4年・PF)もゴール下の争いで床にたたきつけられ、ベンチへ戻ることになってしまう。しかし#6馬場のスピードを生かした速攻は出続けており、筑波大の持ち味は生きている。専修大は#13石上、#24田代の得点で互角の勝負を続けるが、終盤にシュートが落ちたところから筑波大に3連続得点を許し、前半を42-34と筑波大リードで終えた。

リーグ戦では専修大に1敗している筑波大。乗ったときの専修大のオフェンスは止めがたいものがあるが、今日は相手を乗せさせずに攻撃を次々に断ち切った。準決勝はやはりリーグ戦では2敗している拓殖大。この大きな壁を乗り越えられるかが見どころだ。
写真上:速い展開に寄与したのはやはり馬場の速攻。筑波大は走るプレーを連発。
写真下:専修大・田代は16点だが3Pは1/9。マッチアップの馬場の前に確率を上げることはできなかった。
※筑波大・小松選手のインタビューは「続きを読む」へ。
【爆発力発揮の拓殖大が関西王者に貫禄勝ち】

拓殖大は、まず#99赤石(4年・C)が積極的に攻めた。ドライブを続け、ペイント内でも体を張って得点を重ねる。近畿大も#22ソウ(4年・C)にボールを預けるが、#23バンバ(3年・C)が体を張って侵入を許さず、このマッチアップはまず互いに相殺し合う様相となった。こうなるとアウトサイドでの攻防が鍵となるが、ここでも#99赤石の3Pが決まって拓殖大が主導権を掌握。一方近畿大は、#11室垣(4年・PG)の3Pや#3岡田(2年・PG)の得点で追いかけ、1Qは4点ビハインドにまとめた。しかし、2Qに入ると序盤こそお互いに決め合うが、#3岡田のシュートを最後に近畿大の得点が止まる。#23バンバのジャンプシュートを皮切りに、拓殖大は#99赤石と#39成田(3年・SG)の3Pなどでリードは一時14点となる。近畿大の嫌な雰囲気を払拭したのは#33藤田(4年・SF)。ミドルシュートを続けて立て直し、拓殖大は一旦下げていた#29岩田(4年・F)と#99赤石を再投入。だが、この時間は近畿大ペース。受けに回った拓殖大ファウルで得たフリースローで迫り、逆に拓殖大は得点がぴたりと止まった。#33藤田のレイアップが残り1分で決まり、近畿大はビハインドながら33−35と前半を僅かな差で留めた。

初顔合わせということで、戦前は展開予想をつけづらかったこのカード。前半こそ僅差で終わったが、後半は拓殖大の爆発力が近畿大を圧倒する内容に終わった。最終的にスコアリングセンスを発揮したバンバの活躍に目が行きがちながら、計4名が2桁得点をマークするバランスの良さも光った。次戦は準決勝となるが、例年ここで敗退している歴史がある。ただ、今年はリーグで準優勝を果たしているだけに、これまでになく機運は高い状況だ。ソウと高校時代以来のマッチアップというバンバは「前半はソウも自分も点数を取るのがなかなか難しかった。お互い様。後半はうちが点数を開いたのもあって、周りのオフェンスも良くなって自分もうまくやれた。彼も経験を積んでディフェンスはしづらかった。でも池内さんもタイムアウトにオフェンスについてアドバイスをくれて、それでうまく攻められた」と、バンバ。互いに相殺しあう状況から最終的には26点13リバウンドと、攻守ともにソウの数字を上回った。

写真上:この試合の見所だった留学生マッチアップは事実上バンバに軍配。
写真下:拓殖大は成田も力を発揮。近畿大を突き放した。
※拓殖大・赤石選手のインタビューは「続きを読む」へ。
【国士舘大の勢いは最後まで続かず東海大が勝利】

2Q、互いに得点がなかなか生まれない立ち上がり。しかし#19三ッ井(3年・SF)のアシストから#21橋本(4年・C)のシュート、#35伊藤(3年・PG)の絶妙のレイアップ、#21橋本の3Pで逆転。続けて#23佐藤(2年・SF)がディフェンスで国士舘大からターンオーバーを誘うと#13中山(3年・PG)の速攻も出た。国士舘大は#68藤井(3年・PG)の3Pで応酬し、ディフェンスではゾーンで対応。しかし東海大は#23佐藤のシュート、#45頓宮(4年・C)のタフショットも決まり大きく焦ることはない。さらにベンチから戻った#0ベンドラメがボールカットからの速攻、#45頓宮のシュートで締めて32-24と前半を逆転して終了。
3Qの立ち上がりも#13中山のオフェンスリバウンド、#0ベンドラメの速攻と東海大が完全に流れを掌握。ディフェンスでも国士舘大の勢いを殺し、国士舘大は4分間ノーゴール。激しいディフェンスで東海大のファウルも増えていくが、国士舘大もフリースロー以外ではなかなか得点チャンスが作れない。3Qは45-32と東海大が13点のリードで終えるとその後も気を緩めず試合を展開。国士舘大は4Qに入りようやく#15下(1年・PG・浜松開誠館)、#22原(4年・F)の3Pも入ってくるが、東海大は#1小島(4年・PG)の3Pバスケットカウント、#33鈴木(3年・SG)、#19三ッ井の3Pも入り、69-48で試合終了。貫禄を見せた東海大が69-48で準決勝に駒を進めた。

国士舘大は持ち味であるオフェンスが今大会ではいい方向に出てベスト8。ただ、後半は東海大のディフェンスの前に簡単にはボール運びやシュートまで持ち込むことはできずに終わった。次は明治大との順位決定戦に臨む。
写真上:東海大は苦しいところをベンドラメが切り開いていった。
写真下:国士舘大・馬と東海大・頓宮のマッチアップ。この日の馬はインサイドの守りで踏ん張りを見せた。
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2015.11.27 (Fri)
【2015インカレ】11/28試合予定
◆日本体育大学世田谷キャンパス
13:20 専修大学vs近畿大学
15:00 国士舘大学vs明治大学
◆国立代々木競技場第二体育館
16:20 筑波大学vs拓殖大学
18:00 東海大学vs青山学院大学
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2015.11.27 (Fri)
【2015インカレ】11/27結果
◆国立代々木競技場第二体育館
明治大学61(22-14,11-17,8-21,20-22)74青山学院大学
筑波大学92(22-22,20-12,31-8,19-17)59専修大学
近畿大学73(17-21,16-14,12-33,28-25)93拓殖大学
東海大学69(13-18,19-6,13-8,24-16)48国士舘大学
テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
2015.11.26 (Thu)
【2015インカレ】11/26レポート(3回戦・代々木第二体育館)
早稲田大は前半互角も後半に失速
大会4日目、代々木第二体育館ではベスト8をかけた2試合が行われた。
【筑波大が安定してリードを保ちベスト8へ】

後半3Qも筑波大のペース。法政大はゾーンを敷くなど対応を試みるが筑波大の攻撃力は衰えず、最後は#16小松(4年・SG)の3PでこのQを締め、71-39。4Qは互いにベンチメンバーを多く繰り出し、法政大は#57玉城(1年・PG・京北)のシュートも決まった。しかし筑波大がそのまま危なげなく試合を進め、88-53で試合終了。ベスト8へ駒を進めた。
法政大は加藤の怪我が完治せず、インカレも苦しい戦いになった。筑波大はここまで余裕を持った戦いで勝ち上がっている。次は勢いに乗る専修大とベスト4をかけて戦う。
写真:3Pを決めた筑波大・小松。ここから先は4年生がどのような働きをするかも勝敗に関わってくる。
※法政大・沼田選手、加藤選手のインタビューは追って掲載します。
【後半の勢いが勝った青山学院大が早稲田大を引き離す】

立ち上がりは早稲田大は速さを生かした展開で得点を重ね、青山学院大はオフェンスリバウンドで対抗。互いに譲らず最後は早稲田大#16山本(4年・F)がゴール下のタップを押し込んで19-18と早稲田大がリード。2Qの早稲田大は交代した#11河合(3年・G)のレイアップ、#2木澤(4年・G)の3Pも決まった。青山学院大は#24安藤(3年・SF)がアウトサイドをはじめ連続得点で早稲田大に流れを渡さない。青山学院大はこのQ#24安藤が12得点でチームを牽引すると、最後は#11田中(4年・PF)の3Pがゴールネットを通過。一方の早稲田大はガード陣のディフェンスで激しい主導権争いを演じるが、最後は#34池田(4年・G)が3Pを沈めたあと、さらに続く攻撃でフェイクをかけてのゴール下へのドライブでシュートをねじ込み、37-37の同点にして前半を終えた。
3Q、早稲田大は開始2分で#38宮脇(3年・C)が痛い4ファウル。青山学院大はフリースローで加点していき、ややリードして試合を進める格好になる。交代した#16山本はゴール下で得点を上げるが、スクリーンのところでファウルを吹かれるなど、早稲田大にファウルが嵩んでいく。これを逃さずチャンスにしたのは青山学院大。残り3分、やや引き離し気味だったところに#3大崎(3年・SG)の3Pで41-51と拮抗した展開から大きなアドバンテージを得る。ここから互いにターンオーバーが続くが、早稲田大は#26富田(1年・C・洛南)のゴール下、#21南木(2年・F)のカットから#11河合の速攻を生み出す。この次のプレーでターンオーバーしかけた#26富田がアンスポーツマンライクファウルを吹かれてしまうが、その#26富田はオフェンスリバウンドで粘って終了間際に6点差に迫った。しかし残り数秒、青山学院大は#18笠井(4年・PG)が絶妙のレイアップでシュートをねじ込み、49-57として3Q終了。

前半は互角だったが、後半に崩れた部分の立て直しに苦心した早稲田大が敗れた。ファウルトラブルも苦戦の一因となった。青山学院大はシュートの勝負強さが光り、大事なところで確実に決めたのが大きかった。次の相手は明治大。実は今期は一度も勝利していない相手だ。「開き直ってやるしかない」と笠井。リーグ当初のような迷いは、今は自分にもチームにもない。やることを確実にやり続けるだけだ。
写真上:笠井のドライブを早稲田大は止めきることができず。
写真下:速攻、3Pと要所で活躍した早稲田大・河合。
※早稲田大・池田選手のインタビューは追って掲載します。
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2015.11.26 (Thu)
【2015インカレ】11/26レポート(3回戦・大田区総合体育館)
明治大・専修大・国士舘大・近畿大
大会4日目の大田区総合体育館では、ベスト8をかけた4試合が行われた。
【最後までわからない攻防は国士舘大が勝利をもぎ取る】

試合は終始シーソーゲームとなる。2Q、東海大九州のゾーンディフェンスに対して立て続けにミスが出る国士舘大。一方の東海大九州は#7林(2年・SF)や#6小澤(3年・SF)の得点でリードを奪う。終盤になると国士舘大は#37阿部(1年・G・藤枝明誠)の速攻と3Pで追いすがり、同点まで持ち込む。しかし、2Q終了間際に東海大九州#2長野(2年・PG)が3Pのバスケットカウントを決めて4点プレー。40-37で東海大九州が3点のリードを奪って後半へ。
3Q、互いになかなか決めきれない時間帯が続くが、リズムを掴んだのは東海大九州だった。#6小澤と#8佐竹(2年・PF)の合わせや#2長野のジャンプシュートで先行する。国士舘大は単発でシュートが決まるだけでなかなか波に乗り切れない我慢の10分となったが、#23寺田(4年・SF)と#22原(4年・SG)のジャンプシュートでついていく。

国士館大はゴール下の臼井の存在が光った。東海大九州は、4Qに何度も相手ターンオーバーからチャンスを掴むが、フィニッシュまで持っていけず、ミスが続いたのが惜しい。
写真上:国士舘大は臼井が内外で踏ん張りを見せた。
写真下:勝負強いシュートを見せた東海大九州・谷里。
※東海大九州・滝口選手のインタビューは「続きを読む」へ。
【中京大が追いすがるが近畿大に軍配】

立ち上がりから優勢だったのは近畿大。#22ソウ(4年・C)の高さがシュート、ブロックなど1Qから存在感を放つ。中京大はなかなか得点が取れず13-8と出遅れるが、2Qにはルーズボールから#9出口(4年・F)の速攻なども出始める。しかし近畿大は#22ソウがダンク、ポストからのゴール下などを決めていき、簡単には追いつかせてくれない。しかし近畿大も一気に大量得点とはいかず、#9出口、#0阿部のシュートで29-23の6点差で前半終了。
3Qの立ち上がり、中京大は必死のディフェンスを仕掛け、近畿大にターンオーバーが続くと、近畿大は3分半ほど無得点に陥った。中京大も簡単にはとく手できないが、#0阿部、#9出口のアシストからインサイドの#55伊木(4年・C)も決めて流れを掴む。近畿大は#33藤田(4年・PF)がようやく6分41秒にジャンパーを決め、続けて速攻を出すが、中京大も切れない。#55伊木のミドルシュートが決まり、#9出口の3Pが2連続で決まりついに逆転。しかしディフェンスではインサイドの要である#55伊木が4つ目のファウルを吹かれてしまう痛い事態に。しばらくは互角の状態で競り合うが、インサイドの守りが手薄になった中京大に対し、#22ソウが力強さを発揮。フリースローやポストアップで得点し、3Pも決めて48-39と引き離しに成功した。

写真:30点23リバウンドと無双の強さを見せたソウ。次は拓殖大・バンバとの戦いが待つ。
※中京大・阿部選手のインタビューは「続きを読む」へ。
【専修大の勢いが勝り日本大を一蹴】

1Qこそ16-17と差のない状態で幕を開けたが、互いに本来の良さは出きらず。日本大はインサイドで囲まれて#8刘(4年・C)が仕事ができず、専修大も#7國分(3年・PF)の2本の3P以外は目立った動きは出ず。2Qになると日本大はシュートミスが続き、5分間で#7古牧(4年・SG)の得点があっただけ。専修大は単発の得点が続く。残り3分、速い展開から#1本村(1年・SG・土浦日大)の3Pが生まれると#24高橋(3年・SG)の3P、#8刘のフック、#11門馬(3年・SG)のオフェンスリバウンドなどで日本大に勢いが生まれ、34-30と4点リードで前半を折り返した。
後半の立ち上がり、専修大のオフェンスが火を吹いた。#24田代(4年・PF)2本の3Pを決め、チームを乗せる。日本大はまたも得点がストップ。2Qと同じく5分間の停滞となってしまう。その間に専修大は#11秋山(2年・PG)の3P、#6渡辺(3年・SF)、#24田代の2連続速攻で一気に10点差。日本大は#6新号(2年・PG)の3P、#5仁平(3年・PF)のシュートも出るが、専修大も#6渡辺と#24田代で応酬。#24田代は残り45秒からさらに2本の3Pを沈めてこのQ、専修大が合計6本の3Pで46-55とリードを得た。

前半はともにそこまで勢いがなかったが、後半の田代の3Pで専修大が流れを掴んだ。渡辺もリバウンドで日本大を圧倒し、チームにリーグ序盤戦のような勢いが戻ってきている。次の筑波大戦の大一番が見どころだ。
日本大は得点できない時間帯が長く続き、主導権を握れないままの40分だった。アウトサイドの精度、ゴール下の確実性がなく、専修大のテンポの良いオフェンスにも対抗しきれずに終わった。
写真上:15得点20リバウンドと完全復活を果たした専修大・渡辺。
写真下:日本大・門馬は攻め気のあるプレーで攻守で奮闘を見せた。
※日本大・網野コーチのコメントは「続きを読む」へ。
【日本体育大は勢いが出せず、明治大がベスト8進出】


日本体育大は出だしこそ良かったものの明治大のディフェンスに苦しみいつものリズムを作ることができず。明治大は追い上げられるシーンもあったが落ち着いて着実に点を重ね、試合を進めることができた。
写真上:得意のドライブで中へ切り込み流れを作った明治大2年の斎藤。
写真下:万が出場できず、フェイが奮闘したが明治大ディフェンスをなかなか割れず。
※日本体育大・松田選手、加藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2015.11.26 (Thu)
【2015インカレ】11/27試合予定
13:20 明治大学vs青山学院大学
15:00 筑波大学vs専修大学
16:40 近畿大学vs拓殖大学
18:20 東海大学vs国士舘大学
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2015.11.26 (Thu)
【2015インカレ】11/26結果
◆大田区総合体育館
国士舘大学70(19-20,18-20,19-20,14-7)67東海大学九州
近畿大学67(13-8,16-15,19-16,19-16)55中京大学
日本大学69(16-17,18-13,12-25,23-22)77専修大学
明治大学77(15-14,23-13,14-9,25-22)58日本体育大学
◆国立代々木競技場第二体育館
筑波大学88(22-15,21-11,28-13,17-14)53法政大学
早稲田大学60(19-18,18-19,12-20,11-23)80青山学院大学
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2015.11.25 (Wed)
【2015インカレ】11/25レポート(3回戦)
関東2位の拓殖大と東海2位の名古屋経済大を延長で下した北信越1位の新潟福祉医療大が、ベスト8入りをかけて対戦。

写真:緒戦では鋭いドライブを決めていった新潟医療福祉大・樋口。この日は8得点。
※新潟医療福祉大・木村選手のインタビューは「続きを読む」へ。
【東海大が慶應義塾大のミスを見逃さず勝ち切って8強】

慶應大は立ち上がりから積極的に攻めた。#5大元(4年・G)が攻め込んでフリースローを獲得すると、ゴール下の#22トカチョフ(2年・CF)へとパスが渡り、#7黒木(4年・CF)のシュートも決まった。しかし東海大も油断はなく#45頓宮(4年・C)のゴール下、フリースロー、#23佐藤(2年・SF)の3Pが決まると、#35伊藤(3年・PG)がペイントに切れ込みバックドア。#0ベンドラメ(4年・PG)の3Pも確実に沈んでリードする。慶應大はここで一旦停滞するが終盤に#5大元のボールカットから#18高橋(2年・PF)のバスケットカウント、続けて#21鳥羽(1年・G・福大大濠)のアシストで再び#18高橋が決めて22-19として1Q終了。
2Q、慶應大は立ち上がりで8秒オーバー、ファウルとミスが続きシュートも決まらない。東海大がそこで畳み掛け、次々と3Pを沈めてこのQ5本の3Pを決め、一気に差を開いた。慶應大はゾーンを繰り出しやや東海大のオフェンスを止めることには成功するが、自身のシュートが決まらず苦しい展開となり、48-32で前半終了。
3Qも東海大リードで試合が進み、一時は20点近く差が開く状態となった。しかし残り5分、慶應大が力を取り戻す。早々にチームファウルが嵩んで5つになった東海大に対し、フリースローで加点。#4福元(4年・PG)が4ファウルでベンチに下がる事態になるが#5大元が奮闘する。残り1分を切って#12後藤(3年・PG)の3Pが決まると、そこからディフェンスでターンオーバーを奪い#5大元の速攻が決まった。さらに再度ボールを東海大から奪った#5大元が高い跳躍から渾身のダンクを決め65-54。11点差にして迎えた4Q、開始すぐ#5大元の3Pで9点差。東海大はこの慶應大の猛攻に、#35伊藤がフリースローを1本決めたあとは約3分間得点が止まる事態となる。しかしディフェンスでは慶應大の勢いを殺しそれ以上は得点をさせない。そこからなかなか慶應大が詰められないでいるところ、ようやく#0ベンドラメのドライブで東海大が得点すると、さらに#0ベンドラメのスティール、#21橋本(4年・C)のミドルシュートで東海大が加点。慶應大はなんとか食らいつきたいが、東海大はここからシュートの精度が落ちずアウトサイドを確実に決めていくと、最後は#20今野(4年・SG)が2本の3Pを沈めて87-68。東海大が慶應大を振り切り、ベスト8進出を決めた。

慶應大は勝負どころのシュート、攻守の切り替えでのパスを東海大に狙われるなどミスが散見され、そこをきっちり自分たちのボールにして対処した東海大の方が上だった。ただ、3Qの大元を中心にした猛攻とディフェンスは慶應大らしいものであり、下級生の働きで一矢報いた時間帯もある。試合後の悔し涙を忘れず、この一戦を糧に伝統をつなぐことが、慶應大にとって大事なことになるだろう。
写真上:28得点と攻守ともに絶対的な活躍を見せたベンドラメ。
写真下:慶應大は西戸ら3年生以下の奮闘も目立った。
※慶應義塾大・福本選手、大元選手、黒木選手のインタビューは追って掲載します。
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2015.11.25 (Wed)
【2015インカレ】11/25レポート(2回戦)
拓殖大、東海大がベスト8一番乗り

2回戦では国士舘大が大阪学院大にビハインドを追う展開を逆転、白鴎大は東海大九州に敗れるなど、関東のチームは波に揺られる格好となった。また、地方同士の対戦となった天理大と中京大は中京大が1点差で逃げ切り、ベスト16へと駒を進めた。
ベスト8をかけた2試合はまず拓殖大が新潟医療福祉大を大差で下した。もう1試合の東海大対慶應義塾大は慶應大が食らいつくも、東海大がつけいる隙を与えず勝利した。
写真:白熱した東海大対慶應義塾大。東海大・伊藤も攻撃の先陣を切っていった(3回戦のレポートは別記事に掲載します)。
【国士舘大は逆転で大阪学院大を下す】

後半、国士舘大はディフェンスをゾーンに切り替える。すると、ここまで好調だった大阪学院大の流れが悪くなる。国士舘大は#22原の得点に加えて#23寺田(4年・SF)のジャンパー、#37阿部(1年・G・藤枝明誠)の速攻、3Pで勢いに乗ると49-55と6点差にして3Qを終え、続く4Qもゾーンを継続。大阪学院大は#20合田のところ以外での得点が止まってしまい、じわじわと追い上げられていく。国士舘大はここから1年生コンビが躍動。約3分間で#15下と#37阿部が3P3本を決め、#37阿部の速攻で1点差に迫ると#32臼井(2年・PF)のオフェンスリバウンドで残り5分半で逆転。そこから大阪学院大も粘り、拮抗した展開となるが、残り2分、国士舘大が3点リードしたところから#15下の速攻で5点のリードに成功。大阪学院大はシュートに持ち込むが決めることができず、時間が経過。国士舘大はフリースローなどを得て確実に大阪学院大を引き離し、77-66で試合終了。危ない展開ながら初戦を勝利した。
国士舘大は原が38得点とエースの面目躍如。そこに下、阿部の思い切りの良さが流れを変えた。大阪学院大は課題だったというゾーンを克服できず。後半は完全に足が止まってしまい、国士舘大の勢いに対抗しきれなかった。
写真:リーグ戦では重苦しかった国士舘大・原の攻撃も、この日はエースとしての役目を果たした。
※大阪学院大・若槻選手、合田選手のインタビューは「続きを読む」へ。
【白熱した攻防は中京大が天理大に1点差で勝利】

1Qはほぼ互角。まんべんなく得点を重ねる中京大に対し、天理大は#15ニヨキゼラ(3年・C)、#6サイモン(4年・C)で稼ぐ。中京大は#55伊木(4年・C)のブザービーターもあり、16-20とややリードして2Qへ入るが、ここで大ブレーキとなってしまう。天理大のディフェンスにことごとくつかまり、2Qはたったの4点。一方の天理大は#6サイモン、#24佐々木(1年・SG・豊浦)のスティールからの速攻、#13幡本も果敢にペイントに入り込んで得点していき、30-24と逆転に成功した。

写真上:ハドルを組む中京大。
写真下:ゴール下は天理大・サイモンなど、外国人選手が支配したが惜敗。
※中京大・出口選手、天理大・旗本選手のインタビューは「続きを読む」へ。
【リードし続けた東海大九州が白鴎大に勝利】

試合は立ち上がりからオフェンスに消極的になってしまう白鴎大の悪い面が出た。インサイドの#23ジャニ(3年・C)のところを固められてのターンオーバーやシュートミスでなかなか得点が取れず、反対に東海大九州は気持ちよくシュートが決まり、1Qは19-6と大きなアドバンテージを得る。2Qに入ってもペースは東海大九州。#7林(2年・SF)が柔らかいタッチで放つミドルシュートが次々とネットに吸い込まれていく。白鴎大もようやく持ち直すものの、1Qの6点が響き前半を終えて38-27。
3Qの立ち上がり、#6神里(2年・PG)のシュートに続き#7米村(4年・SG)の3Pが決まった白鴎大。#12川邉(3年・PF)が積極的にドライブを仕掛けて3連続得点を奪い、開始3分に40-40で同点に追いつくが、#6神里は4ファウルでベンチに。東海大九州も慌てずにシュートを返していき、しばらくはシーソーゲームの様相を呈した。終盤に#2長野(2年・PG)のフローターを始め、3連続得点した東海大九州が56-52と4点リードで4Qへ突入。白鴎大は#7米村のシュート、#13野﨑(2年・SG)のバスケットカウントをで逆転するが、東海大九州も速攻で返しゆずらない。ここから白鴎大はファウルが続き、オフェンスでも東海大九州に阻まれ、得点がストップしてしまう。東海大九州はリードを保ち、終盤には#3滝口(4年・PG)、#21谷里(3年・SF)と2本の速攻を出すことに成功。残り1分を切って8点のリードに成功する。白鴎大はファウルゲームに挑むも追いつくことはならず71-65で試合終了。東海大九州がゲームを制し、3回戦に進出した。
写真:安定したシュートで勝利に貢献した東海大九州・林。
※白鴎大・梶原選手のインタビューは「続きを読む」へ。
【近畿大がハイペースで岩手大を下し緒戦突破】

写真:岩手大は柳澤を始め終始アグレッシブに攻めた。
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2015.11.25 (Wed)
【2015インカレ】11/26試合予定
◆大田区総合体育館
11:00 国士舘大学vs東海大学九州
12:40 近畿大学vs中京大学
14:20 日本大学vs専修大学
16:00 明治大学vs日本体育大学
◆国立代々木競技場第二体育館
16:40 筑波大学vs法政大学
18:20 早稲田大学vs青山学院大学
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2015.11.25 (Wed)
【2015インカレ】11/25結果
国士舘大学77(19-24,16-20,14-11,28-11)66大阪学院大学
天理大学60(16-20,14-4,13-15,17-22)61中京大学
東海大学九州71(19-6,19-21,18-25,15-13)65白鴎大学
近畿大学95(25-15,28-16,23-13,19-22)66岩手大学
新潟医療福祉大学74(19-33,14-26,15-22,26-21)102拓殖大学
東海大学87(22-19,26-13,17-22,22-14)68慶應義塾大学
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2015.11.24 (Tue)
【2015インカレ】11/24レポート
大きな波乱なく関東チームが勝ち上がる
インカレ2日目は国立代々木競技場第二体育館にて6試合が行われた。この日は初日と異なり、地方チームが苦戦を強いられた。
【日本大が関西大を寄せ付けず圧倒】

高さ、速さに勝る日本大は1Q開始から次々と関西大からターンオーバーを奪い得点。関西大は#33小川(4年・SF)がシュートをきめては応援団の歓声を浴びるものの、ボール運びも容易にはいかず、2Qでは日本大が35得点と爆発し、前半で59-25と大きなビハインドを背負うことになった。3Q以降はオフェンスが形にならず、ここでさらに差を広げられてしまう展開に。日本大は出番を控えに譲るとスタメンを十分休ませ、111-48で試合終了。緒戦突破した。
写真:19得点をあげた関西大・小川。
【新潟経営大は日本体育大の得点力を抑えられず】

写真:新潟経営大は今村が得点を牽引。
※新潟経営大・棚橋選手のインタビューは「続きを読む」へ。
【ガード陣の速い展開から早稲田大が引き離し勝利】

写真:日本経済大は坊ノ下がシュートを打っていった。
【専修大は序盤から大量リード、東海大札幌に快勝】

写真:佐々木が24得点と気を吐いた東海大札幌。
【明治大はミスが続くが後半に修正して富士大に勝利】

3Q、前半ほとんど点が取れなかった#50伊澤がうって変わった集中力で次々に得意の中距離を決めていく。4本のジャンパーにバスケット1本のおまけをつける働きで一気に差を拡大。富士大は#6呉の1対1のドライブで対抗するが、このQで62-37と点が開いてしまった。4Q、明治大は控えを出場させ、最後は#11杉本(4年・PG)のドライブで締めて84-50で勝利を収めた。
写真:鋭いドライブから得点した富士大・呉。
【青学大が激しいディフェンスで名古屋学院大を引き離す】

先行したのは名古屋学院大。#10ジャア(3年・C)にボールが入り、#15東宏輝(2年・PG)のシュートが決まった。続く#15東宏輝から#16東克弥(2年・SG)へのパスは通らなかったが、#10ジャアがドリブルで駆け抜けゴールを決める。対する青山学院大は#24安藤(3年・SF)の3Pを皮切りに#18笠井(4年・PG)がドライブを仕掛けてフリースローをもらい、ディフェンスでは高い位置から激しいプレッシャーで相手のボール運びを停滞させ、#21石黒(3年・PF)のシュートが決まると逆転。インカレから試合復帰の#14柏倉(3年・PG)を始め、交代したメンバーも得点してリードを保つ。名古屋学院大は青山学院大のディフェンスに苦しみながらも#14山田(1年・PF・愛産大工)のタップや東兄弟の速攻、そして最後は#17佐々木(2年・PF)がブザーとともにシュートを決めて1Qは16-22。青山学院大がリードするが、名古屋学院大も傷は小さくとどめた。
2Q、#10ジャアが序盤に2ファウルしてしまい、#21石黒、#11田中(4年・PF)のジャンパーで青山学院大が10点のリードに成功。名古屋学院大はミスが続いてしまうが、途中から持ち直し#17佐々木、#10ジャアらインサイド陣が踏ん張って得点し、差を詰める。青山学院大は#3大崎(3年・SG)のドライブ、#6木田(2年・SF)のフリースローで再び10点差とするが、名古屋学院大は#15東宏輝の3Pが終盤に決まり29-36と前半は青山学院大リードの7点差で終了。
3Q、立ち上がりに#24安藤と#11田中の3Pが2本決まった青山学院大。しかし名古屋学院大も負けじと速攻や3Pが決まり開始3分半で39-44と5点差の先がわからない状態。しかし、ここから青山学院大が一気に抜けだした。#18笠井がドライブからバスケットカウントを獲得すると#24安藤が連続得点して速攻からダンクも見せ、#18笠井、#3大崎の3Pが炸裂。青山学院大が3分間で15得点を稼ぐ一方、名古屋学院大は青山学院大のディフェンスが割れずに得点がストップ。一気に20点の差がついてしまった。青山学院大は#3大崎がブザーとともに3Pを沈めてこのQを43-64とすると、続く4Qでも次々とアウトサイドを決めていく。青山学院大の勢いに対し、名古屋学院大はゾーンで対応。相手からミスを誘う場面もあるが、追いつくには既に厳しい点差となってしまった。しかし最後まで攻撃の意思は絶やさず、終盤には4年生の#4志水(4年・PG)、#5山口(4年・SG)を投入。果敢に攻めてフリースローをもらうなど、戦う姿勢を見せた。最終スコアは51-90。青山学院大が固いディフェンスと11本の3Pを決めて初戦突破。初出場の名古屋学院大は若いチームの可能性を見せて試合を終えた。
写真:高確率の3Pを決めた青山学院大・大崎。
※名古屋学院大・東宏輝選手、東克弥選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2015.11.24 (Tue)
【2015インカレ】11/25試合予定
10:00 国士舘大学vs大阪学院大学
11:40 天理大学vs中京大学
13:20 東海大学九州vs白鴎大学
15:00 近畿大学vs岩手大学
16:40 新潟医療福祉大学vs拓殖大学
18:20 東海大学vs慶應義塾大学
テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
2015.11.24 (Tue)
【2015インカレ】11/24結果
日本大学111(24-15,35-10,31-4,21-19)48関西大学
新潟経営大学70(13-19,10-29,25-20,22-21)89日本体育大学
早稲田大学87(22-13,24-6,20-9,21-10)38日本経済大学
東海大学札幌65(15-33,18-18,15-28,17-33)112専修大学
明治大学84(24-12,9-10,29-15,22-13)50富士大学
名古屋学院大学51(16-22,13-14,14-28,8-26)90青山学院大学
テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
2015.11.23 (Mon)
【2015インカレ】11/23レポート(代々木第二体育館)
緊張感のある幕開けに
第67回目となる全日本大学バスケットボール選手権大会、通称インカレが男女ともに開幕。男子の初日は代々木第二体育館にて男子6試合、大田区総合体育館にて1試合が行われた。代々木第二体育館で第1試合、第2試合ともに延長戦となり、最後まで手に汗握る展開に会場も湧いた。
【地方対決は新潟医療福祉大が名古屋経済大を延長で下す】

1Qから互いに主導権の握り合いとなり、前半は14-16、16-17とほぼ互角。名古屋経済大はインサイドの#42ジャニパプ(2年・C)の高さを生かし、新潟医療福祉大はスピードある攻撃で得点を重ねていった。
3Qも互いに譲らない。わずかに追いかける名古屋経済大は#55小川(4年・PF)の速攻、#5松井(4年・PG)の3Pで迫るが徐々にファウルも増える。新潟医療福祉大は#69木村(4年・PG)の3Pで引き離そうとするが、名古屋経済大が開始3分#42ジャニパフのフリースローで同点に追い付くと、このQは結局46-46の同点のまま終了。続く4Qは立ち上がりに互いにミスで抜け出せない。開始4分、新潟医療福祉大は#15江端(4年・PF)がフリースローを得てきっかけを作ると、#15江端、#69木村の得点が連続し、5点のリードに成功。しかし、名古屋経済大もここでは切れず#55小川の連続得点に#5松井の3Pと三連続ゴールで逆転。ここから畳み掛けたいところだったが、#42ジャニパフとのパスが合わずターンオーバーを犯すと、再び新潟医療福祉大に同点に戻された。残り1分半の攻防は#5松井のスリーで名古屋経済大が3点リードに成功するが、その松井がファウルアウト。新潟医療福祉大は#1樋口(3年・PG)がフリースローを1本決めたあと、さらに#1樋口のスティールから速攻を決めて残り26秒で63-64と逆転。しかし、名古屋経済大も#42ジャニパフがフリースローを獲得してこれを1本決めると64-64。結局、40分では勝負はつかず、第1試合に引き続き延長戦に突入した。
延長戦も激しい攻防が続いた。名古屋経済大はここまでチームを勢いづける活躍だった#55小川が足を痛めて退場。新潟医療福祉大もリード得たがファウルアウトも出て、苦しくなる。名古屋経済大はこれで得たフリースローやオフェンスリバウンドからの得点で1点のリードに成功するが、#15江端、そして交代した#33熊倉(4年・F)のシュートで新潟医療福祉大が再び3点のリード。残り36.9秒、名古屋経済大は#3一番ケ瀬(3年・G)の3Pで74- 74の同点にする。これを残り19秒、新潟医療福祉大は#1樋口のフリースローで74-76の2点リードに。名古屋経済大は残り9.3秒#42ジャニパプのゴール下で76-76と再度同点に戻し、ゲームの行方をわからなくする。最後の攻防、ボールを持った新潟医療福祉大は#33熊倉がタフショットからブザーとともにバンクショットを決めて76-78。劇的な幕切れで新潟医療福祉大が延長戦を制した。

写真:名古屋経済大は小川の奮闘ぶりが目立ったが、終盤に怪我でベンチに。
写真:決勝点を決めた熊倉を取り囲む新潟医療福祉大のメンバーたち。
※名古屋経済大・宮城選手のインタビューは「続きを読む」へ。
【慶應大が終始リードも香川大は小気味良いプレーで応酬】

写真:香川大・山本は25得点。スピードを生かして何度も慶應大からターンオーバーを奪う活躍。
【筑波大が立ち上がりから徳山大を大量リード】

写真:徳山大・マジョックは積極的にプレーするが、筑波大の高さと固いディフェンスをなかなか突破できず。
【拓殖大のオフェンスが爆発、九州産業大を下し快勝】

3Q、九州産業大は#30松川・#58鈴木(1年・SF)・#11金丸が3Pを決める。しかしそれ以上に拓殖大のシュートが爆発、特に#23バンバの外角シュートが好調で、このQだけで19得点。九州産業大はそれを抑えることができず、28点差まで開き78-50で最終Qへ。4Q、拓殖大はベンチメンバーの#25酒井(4年・PG)と#55藤井(3年・PF)を中心に得点。九州産業大は最後まで#11金丸と#21檜垣が攻めるが大きく開いた点差を縮めることができず。97-63で拓殖大が次戦へと駒を進めた。主将の#0岡本は「リーグ戦後もみんなが試合をしたくてたまらなくて、練習してきた」と言い、待ちに待ったインカレという様子。チームのモチベーションも高いようだ。インカレでの優勝こそ、真の頂点。リーグの借りを返せるかどうかに期待だ。
写真:拓殖大・バンバは3P4本を含む37得点。終始好調にシュートを決めていった。
【アグレッシブに攻める広島大が東海大に奮闘】

東海大は余裕ではあったが、広島大は終始アグレッシブなプレーが続き、最後まであきらめないプレーだった。一昨年も対戦しているが、そのときよりも得点を積み増しし、進歩の見えた戦いとなった。
陸川監督は1回戦から緊張感あるゲームになったことで、次の対戦相手である慶應義塾大戦につながる、とモチベーションを高めた。1回戦が広島大、2回戦が慶應義塾大という組み合わせは一昨年の2013年とまったく同じ。そして慶應義塾大の戦いぶりに大きな刺激を受けたのも2013年である。「慶應大の福元、大元、西戸といった選手たちは本当に上手く、侮れない。次が山場だと思って戦う」(陸川監督)と、次戦に気持ちを高めていた。
写真:広島大・平田は5本の3Pを沈めて15得点、チームハイのプレー。
※広島大・深谷選手のインタビューは「続きを読む」へ。
【GAME REPORT】
新コーチのもと北海道王者の貫禄を見せた札幌大
法政大は#16沼田らの個人技で水際をしのぐ

法政大は#24加藤(4年・PF)がユニフォームを着用せずDNP。その分まで#16沼田(4年・C)が気を吐く。札幌大は#3中村(4年・C)、#12川村(1年・C・駒大苫小牧)らが得点し、残り2分14-13と拮抗。ここから法政大はダブルチームされた#16沼田が冷静にパスアウト、#7藤井(3年・PG)が連続で3Pを決めて16-19と1歩抜け出る。
2Q、札幌大はディフェンスをゾーンに変えるも、法政大#7藤井がさらに2本の3Pを沈めて18-25と突き放す。残り8分10点差となったところで札幌大はたまらずタイムアウト。ここで慌てず、インサイドを堅く守ってそれ以降の法政大を#16沼田の単発に抑える。攻めては#17山戸(3年・C)のゴール下や#21田原(3年・F)のシュートでじわじわ追い上げ、残り2分半には33-33と振り出しに戻す。さらに#3中村がフリースローをきっちり決めて38-37とリードして折り返す。
3Q、法政大はオフェンスが外に偏りがちながら#16沼田が要所で決める。札幌大も中外バランスよく決めていくが、残り4分#3中村が3ファールでベンチに下がるとペースダウン。法政大は#7山岸が3ショットフリースローをきっちり決めて49-50と逆転。さらに#67佐藤(3年・PG)の3P2本で畳み掛ける。#57玉城(1年・PG・京北)も3Pを決め、55-61と主導権を奪ったかに思われた。

OT、法政大は#16沼田、札幌大は#21田原が決め合う。88-86で迎えた残り3分、#0志水が足を攣ってしまうが、代わった#18池田(1年・G・北陸)がテイクファールで盛り上げる。ただ、フリースローまでは決められない。対照的に法政大#35山岸が3Pを、#16沼田が3人に囲まれながらもゴール下をねじ込んで5点差をつける。さらにディフェンスリバウンドも確保、最後はフリースローを決めて88-96で振り切った。

法政大は3回戦では第3シードの筑波大と対戦する。
写真上:法政大は山岸を始めガード陣がまんべんなく3Pを決めた。
写真中:熱いプレーを見せた3年生の札幌大・田原。
写真下:札幌大の下級生は試合後涙を流した。来年に期待したい。
※札幌大・志水選手、中村選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2015.11.23 (Mon)
【2015インカレ】11/23結果
■国立代々木競技場第二体育館
札幌大学88(16-19,22-18,17-24,27-21,6-14*)96法政大学 *OT
名古屋経済大学76(14-16,16-17,16-13,18-18,12-14*)78新潟医療福祉大学 *OT
香川大学75(22-37,18-22,21-23,14-24)106慶應義塾大学
筑波大学111(32-11,23-14,30-18,26-11)54徳山大学
九州産業大学63(17-20,11-27,22-31,13-19)97拓殖大学
東海大学89(30-9,22-24,23-10,14-13)56広島大学
■大田区総合体育館aコート
東海大学九州85(19-12,17-16,23-14,26-27)69京都産業大学
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2015.11.23 (Mon)
【2015インカレ】11/24試合予定
10:00 日本大学vs関西大学
11:40 新潟経営大学vs日本体育大学
13:20 早稲田大学vs日本経済大学
15:00 東海大学札幌vs専修大学
16:40 明治大学vs富士大学
18:20 名古屋学院大学vs青山学院大学
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2015.11.23 (Mon)
【2015インカレ】11/23試合予定
国立代々木競技場第二体育館
10:00 札幌大学 vs 法政大学
11:40 名古屋経済大学 vs 新潟医療福祉大学
13:20 香川大学 vs 慶應義塾大学
15:00 筑波大学 vs 徳山大学
16:40 九州産業大学 vs 拓殖大学
18:20 東海大学 vs 広島大学
大田区総合体育館Aコート
18:20 東海大学九州 vs 京都産業大学
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2015.11.22 (Sun)
【2015リーグ2部】11/1 江戸川大VS神奈川大
最後は双方の4年生がラストプレイを披露

2Q、江戸川大はいつも入っているシュートが入らず足踏み。その間に神奈川大は#1田中(2年・SF)の得点で江戸川大のゾーンを攻略。速攻も出て31-21と2桁差をつける。江戸川大は残り1分を切って#1平岩(2年・SF)が何とかフリースローを獲得するに留まる。
3Qに入っても神奈川大ペース。江戸川大のエース#23保岡(2年・SF)を囲み、センター#10王(4年・C)からはチャージングを誘う。#55鈴木(4年・C)のブロックショットも飛び出し、7分強に渡り江戸川大を無得点に抑える。その間に#7田村(2年・SG)らの得点で46-27とリードを広げた。
4Q、残り5分59-40と点差は変わらない。江戸川大は前から当たっていくが、4分を残して主将の#33大川(4年・PG)が無念のファールアウト。神奈川大はチームファールフリースローを決めきれないものの、大勢は変わらない。最後は両チームとも4年生をコートに送り出し、#10青木(4年・SF)のバスケットカウントで締めた神奈川大が71-45で1巡目の借りを返した。

写真上:神奈川大・田村のシュートが気持ちよく決まった。
写真下:終了間際、笑顔を見せる江戸川大の4年生たち。
※江戸川大・大川選手、貝塚選手、神奈川大・佐藤選手のインタビュー、集合写真は「続きを読む」へ。
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2015.11.22 (Sun)
【2015リーグ2部】11/1 大東文化大VS日本大
粘った大東大はあと一歩届かず、シーズンに終止符

2Q、大東大のディフェンスが光る。日本大のミスを誘い、速攻などで得点を重ねていく。また、リバウンドでは#56山岸(2年・PF)が体を張って、大東大に流れを引き寄せる。リズムが掴めない日本大は、#33上原(4年・SG)が孤軍奮闘。3Pにアシストにとチームの中心となる。すると、終盤にかけて#7古牧(4年・SG)のシュートが決まって詰め寄っていく。だが、大東大はまたも#99山崎が3Pを決めて譲らず。41-35で依然として大東大がリードし、後半へ。
3Qは点の奪い合いとなる。決めたら決め返す展開が続いていく中、徐々に流れを掴んでいくのは日本大だった。#33上原の3P、#6新号のフリースローなどでじりじりと追い上げていき、残り1分42秒に上原の3Pで遂に逆転。さらに次のディフェンスでは大東大のミスを誘う。勢いに乗った日本大は3Qラストには#5仁平(3年・PF)がリバウンドシュートを決めて50-56と6点のリードを奪った。
最終Q、日本大は#8刘がインサイドで体を張って得点を重ねると、それに#1本村が3Pで続き、リードを広げていく。対する大東大は前半ファウルトラブルでベンチを温めていた#20毕、#99山崎の外角シュートで応戦する。だが、中盤になると徐々にシュートの確率が落ちていく。そんな大東大を尻目に日本大は安定した試合運びを見せる。大東大は最後までシュートを狙い続けるが、日本大がそれを振り切る。最後は日本大#7古牧の3Pがブザーと共に決まり、64-74でゲームセット。日本大が2部優勝を果たした。一方、大東大は2015年シーズンに幕を下ろした。

昨インカレは3位、春のトーナメントも6位に入り、2部リーグでは優勝候補筆頭とも言われてきた大東文化大は、4位でシーズンを終えた。序盤に東洋大戦で敗北したことがつまずきの始まりだったが、リーグ戦の難しさに直面したとも言える。2部リーグでは取りこぼしは絶対に許されない。2位・3位との差はわずか1勝差。しかしその1勝こそが大東大の運命を決めてしまった。
写真上:大黒柱の刘も安定度が増し、日本大優勝に貢献。
写真下:大東文化大は惜しくも入れ替え戦、インカレに届かず。しかし下級生が多いチームでもあり、成長に期待したい。
※日本大・新号選手、大東文化大・山崎選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2015.11.22 (Sun)
【2015リーグ1部】11/1 拓殖大VS白鴎大
白鴎大は上位陣の牙城は崩せず

前半から白鴎大は得点が取れず、拓殖大は安定してリードを保った。1Qで19-8と拓殖大が11点のアドバンテージを得ると、2Q以降はその差を保つ。#39成田(3年・SG)や#99赤石なども安定して得点していく。白鴎大も2Q以降は持ち直してこのQの得点では15-17と2点リードし、34-25と9点差で前半を折り返す。3Q、拓殖大は#23バンバ(3年・C)を始め再び小気味良くオフェンスを展開し、白鴎大の追撃を許さずここで58-35と差を広げると、4Qは控えメンバーを出場させていった。最後は4年生を中心に、ベンチメンバーも全員出場させた拓殖大が83-57で勝利し、リーグ最後の試合を締めくくった。

白鴎大は2週目に豪雨災害に見舞われるという不運があったが、それをバネに中盤以降よく盛り返した。オフェンスに関しては停滞する場面も見えるが、その反面ディフェンスは固く、失点を押さえて手堅く勝利を重ね、7位でフィニッシュ。昨年より取り組んできた数多くのメンバーを使って戦う方式も定着してきており、下級生も多いためここからまだまだチームも成長していきそうだ。
写真上:高さでは見応えのあった拓殖大・バンバ対白鴎大・ジャニ。同期ならではの仲の良さもあり、来年も勝負は続く。
写真下:自主練にも熱心だという拓殖大の飯田が、きれいなシュートを決めてチームメイトともタッチ。
※拓殖大・岡本選手、白鴎大・梶原選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2015.11.12 (Thu)
【2015リーグ1部】11/1 明治大VS法政大
9位・法政大は早稲田大との入れ替え戦へ

立ち上がりから明治大はバランス良く得点。#55吉本(4年・SF)や#32吉川(2年・SG)の3Pで先行する。法政大は序盤からどこか重い内容。#16沼田(4年・C)と#7藤井(3年・SG)の攻め気が光るが、単発に終始した。2Qに入ると#50伊澤(4年・PF)のインサイドでも得点が伸び始め、明治大の優位は変わらない。法政大は糸口が掴めないまま、前半を15点差で終えた。
どうにかきっかけを握りたい法政大は、3Q序盤に#11中野(2年・SG)と#7藤井の3Pが相次いで決まる。しかしこのあとはファウルが続き、ターンオーバーのミスも出て再びの停滞。明治大も一時得点が止まるが、#2齋藤(2年・PG)らアウトサイド陣の得点で打開する。法政大は、明治大がメンバーを落とした終了間際に詰め寄るも、慌てさせるには時間が少な過ぎた。余裕を持って試合を運んだ明治大が72−62で勝利し、8勝でリーグ終了となった。

法政大は、苦しい大会となった。リーグ途中には得点源の加藤が負傷し、長期の欠場を余儀なくされたのも響いた。入れ替え戦は2年前にも経験しているが、今回は1部のステージを守る構図であり、気持ちの持ちようもいくらか変わってくるだろう。チームの中心である上級生が、プレー面でも精神面でもいかに引っ張れるかも鍵を握る。
写真上:3Pランキングで上位をうかがった明治大・吉本。クイックリリースでも高確率でネットを射抜く。
写真下:この試合攻め気の光った藤井。彼の活躍度合いも、入れ替え戦で鍵を握るポイントだ。
※明治大・伊澤選手、法政大・沼田選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2015.11.10 (Tue)
【SPECIAL】BOJラインvol.31〜岡本飛竜選手〜
vol.31~拓殖大学・岡本飛竜選手~

延岡学園時代にはシックスマンとして高校3冠に貢献し、拓殖大では今年キャプテンとしてチームを支える岡本選手。池内監督からも主将として絶対的な信頼を寄せられ、今年はリーグ戦も2位という結果を出し、3位の壁を突破。あと少しで優勝というところまでチームも成長しました。主将としてメンバーをしっかりまとめたのみならず、コートでは激しいディフェンスや巧みなボールハンドリングが生み出す1対1など、プレーでも存分に見せてくれました。
自ら高い目標を持ち、中学生の頃から自分の力で道を切り拓いてきた岡本選手。その歩みの裏には、バスケットボールに対する人一倍の熱意、誰にも負けない努力の日々がありました。また、仲の良い他チームの選手とのエピソードや岡本選手の意外な素顔など、今回も多岐にわたる話題をたっぷりと伺っています。
31回目のBOJライン、どうぞお楽しみください。
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