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2015.10.17 (Sat)

【2015リーグ】10/17結果

■関東大学1部リーグ
10月17日(土)慶應義塾大学日吉キャンパス

明治大学68(12-17,22-12,22-13,12-18)60国士舘大学
筑波大学101(26-9,22-17,32-20,21-18)64専修大学
法政大学68(16-16,18-21,14-25,20-21)83拓殖大学
東海大学68(13-17,13-10,23-18,19-7)52青山学院大学
白鴎大学63(17-14,19-14,10-17,17-17)62慶應義塾大学

拓殖大学   12勝1敗
東海大学   12勝1敗
筑波大学   10勝3敗
専修大学   7勝6敗
青山学院大学 6勝7敗
明治大学   5勝8敗
白鴎大学   5勝8敗
慶應義塾大学 4勝9敗
法政大学   3勝10敗
国士舘大学  1勝12敗

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■関東大学2部リーグ
10月17日(土)日本体育大学世田谷キャンパス

関東学院大学71(20-24,17-12,19-22,15-20)78江戸川大学
中央大学72(9-24,18-17,22-21,23-18)80早稲田大学
神奈川大学54(12-14,10-19,16-19,16-13)65日本体育大学
日本大学78(18-15,16-24,20-15,24-16)70立教大学
大東文化大学63(8-14,21-4,16-15,18-27)60東洋大学

早稲田大学  12勝1敗
日本大学   12勝1敗
日本体育大学 10勝3敗
大東文化大学 10勝3敗
立教大学   5勝8敗
中央大学   5勝8敗
東洋大学   5勝8敗
江戸川大学  3勝10敗
関東学院大学 2勝11敗
神奈川大学  1勝12敗

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■関東大学3部リーグ2次ステージ上位リーグ
10月17日(土)駒澤大学玉川キャンパス

東京成徳大学66(13-19,28-8,12-18,13-29)74埼玉工業大学
順天堂大学(※)玉川大学
駒澤大学94(26-13,16-29,25-14,27-30)86山梨学院大学

駒澤大学   13勝0敗
順天堂大学  11勝2敗
玉川大学   7勝6敗
山梨学院大学 7勝6敗
埼玉工業大学 7勝6敗
東京成徳大学 6勝7敗

※スコアは公式記録が発表され次第、掲載します

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■関東大学3部リーグ2次ステージ下位リーグ
10月17日(土)駒澤大学玉川キャンパス

学習院大学92(23-15,13-8,27-12,29-26)61関東学園大学
東京経済大学76(9-21,20-13,22-4,25-27)65東京農業大学
西武文理大学70(25-14,13-24,19-23,13-20)81明治学院大学

東京経済大学 7勝6敗
西部文理大学 6勝6敗
学習院大学  5勝8敗
明治学院大学 5勝8敗
東京農業大学 4勝9敗
関東学園大学 0勝13敗

4部以下の予定は、関東大学バスケットボール連盟のサイトでご確認ください。

 
 

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2015.10.17 (Sat)

【2015リーグ戦1部】10/11レポート(第12戦)

拓殖大が国士舘大に逆転勝利で首位を守る
中盤〜下位には4勝で3チームが並ぶ

151011tongu.jpg 大きな動きはないものの、第11戦に続きこの第12戦も大小の怪我人が目立つことになった。専修大を攻守で引っ張る渡辺が12戦は欠場。拓殖大のバンバや白鴎大のジャニとリバウンド王争いをしていたが、それもここで勝負は一旦ストップになる。拓殖大の赤石、明治大の伊澤や吉川も試合中に足を痛めるなど、怪我が相次いでいる。重症でなければ騙し騙しやり続ける選手もいるが、2か月の長丁場とはそうしたコンディションとの戦いでもあることを如実に感じる時期に入っている。


 3勝目をあげて下位から盛り返している白鴎大法政大と対戦。一方の法政大は#24加藤(4年・GF)を今週も欠いており、得点面では苦しいところ。互いに大量得点するチームではなく、1Qは12-15とゆるやかに立ち上がるが、2Qになり白鴎大は#12川邊(3年・PF)の3Pも決まっていく。法政大は#7藤井(3年・SG)のシュートや#16沼田(4年・C)の速攻なども出るが、前半は白鴎大の4点リード。後半3Q、白鴎大は#7米村(4年・SG)の3Pで波に乗り、法政大を引き離すと48-70で4勝目を収めた。法政大は得点でも苦しいが、リバウンド数で差をつけられ、追い上げ叶わず。

 主力が3人不在の東海大と、前日の試合で負傷した#6渡辺(3年・PF)が欠場となり#24田代(4年・PF)とともに2名不在となってしまった専修大。お互いメンバーはいるものの多少苦しい台所事情での戦いとなったが、東海大が1Qから33得点をあげてリードを奪う。2Qこそ9点と失速するものの、専修大もさほど得点を伸ばせず90-72で東海大が勝利した。

写真:東海大は特にインサイドが手薄になってしまっている。頓宮の安定した活躍は必須だ。

※白鴎大・米村選手のインタビューは「続きを読む」へ。



【拓殖大が2桁差を引っくり返し首位を守る】

151011iwata.jpg 前日、東海大を相手に最後まで粘った国士舘大は、1Q序盤から#22原(4年・PG)の3Pが決まる。さらに#66馬(3年・C)、#32臼井(2年・PF)らが拓殖大#23バンバ(3年・C)に簡単にリバウンドを取らせない。途中ベンチテクニカルを取られてしまうも、#23寺田(4年・SF)の得点で仕切り直す。ラスト30秒を切って#15下(1年・PG・浜松開誠館)の3Pシュートも決まり、22-17と先手を取った。2Qも拓殖大のターンオーバーを誘い、#15下の連続得点で29-19とする。一方の拓殖大は#13阿部(2年・市立船橋)が続けてスティールから速攻を繰り出し6点差まで詰める。この後は双方ミスが続く中、拓殖大はラスト3分ノーゴール。その間に国士舘大が39-27とリードを広げて終える。

 3Qは国士舘大が開始から5分間で3P1本に留まるのに対して、拓殖大は#23バンバの1on1や3Pでチャージ。リバウンドにも飛び込んでいき、#13阿部がバスケットカウントにつなげて42-42と振り出しに戻す。一進一退となるが、残り10秒で拓殖大#39成田(3年・SG)がスティールから3Pをねじ込み、51-54とする。成田は4Q早々にも3Pを沈めて拓殖大ペースに。残り5分には54-62まで差をつけるが、ここでその成田が負傷退場するとオフェンスのリズムが崩れてしまう。国士舘大にとってはチャンスだったが、フリースローのミスが響き、3点差までしか追い上げられない。残り45秒、国士舘大の得点源#22原へのパスを拓殖大#13阿部がスティール、レイアップにつなげ67-62として勝負あり。ファールゲームのフリースローも決めた拓殖大が70-62で首位を守った。

 やや危ないように見える試合もあるが、首位を守る拓殖大。池内監督「優勝できたらそれは嬉しいですが、まだまだ簡単には見えてきません。ただ、今年のチームは熱心に練習する、いいチーム」と優勝まだ視野に入っている様子ではない。しかし失点が少ないゲームを続けている内容だけではなく、主将の岡本など、4年生のあり方やチームのまとめ方には信頼を置いている。「やはり学生スポーツは最上級生。最上級生がしっかりしていれば大きく崩れることはありませんし、下級生たちもついてきます」と、チームとしての良さを生かしこのまま走りぬけられるかに注目だ。

写真:拓殖大・岩田は要所でリバウンドに絡み、バンバの負担を軽くしている。

※国士舘大・臼井選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【慶應大が後半盛り返して4勝目】

151011oomoto.jpg 1戦目は延長戦で慶應大が勝利した明治大慶應大のカード。明治大が4勝、慶應大が3勝という中盤から下位でやや苦戦の見える両チームだ。1Q、慶應大はシュート精度を欠くがじわじわ調子を上げて1Qは10-15のリード。しかし2Qになると明治大は#2齋藤(2年・PG)のスティールからの速攻や#50伊澤のシュートなどで盛り返し、#32吉川(2年・SG)も当たって逆転。慶應大は明治大のディフェンスに攻めあぐね、2Qわずか9点に終わると28-24と明治大リードで前半を終えた。追う慶應大は3Qに#4福元(4年・PG)や#7黒木(4年・CF)の速攻が生まれ、逆転するが明治大も離れず44-46の慶應大2点リードで4Qに入った。明治大は4年生が奮起し#50伊澤、#55吉本(4年・SG)が好く店を重ねるが、#32吉川、#50伊澤が足を痛めてベンチへ下がると苦しくなった。慶應大はここで#7黒木が奮起。オフェンスリバウンド、ミドルシュートを次々と決めると、残り1分半で#5大元の3Pが決まり流れが慶應大に傾くと、そのまま逃げ切り62-71で勝利。慶應大が昨日わずかのところで逃した4勝目を手に入れた。

写真:3Pの当たりがなかなか来なかった大元だが、最後の勝負どころで決めた。

※明治大・齋藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【筑波大がロースコア勝負を制す】

151011hata.jpg 10月11日時点で1部リーグ3位の筑波大と5位の青山学院大の上位陣同士の対決。昨年度、インカレを制したタレントが揃う筑波大とオフェンス面で課題がある青学との試合は、青学が筑波の個人技をチームでどれだけ守れるか、また得られたオフェンスチャンスをどれだけものにできるかが勝負の分かれ目となるか。

 第1Q、試合開始5分で3-3と両者重い立ち上がりとなる。筑波大が#17杉浦(2年・PF)の3Pとドライブ、#6馬場(2年・PG)の速攻で流れをつくる一方で、青学は中々オフェンスの形をつくることができず、第1Qは6-12と筑波大リードで終える。第2Q、青学は#24安藤(3年・SF)が積極的に1 on 1からジャンプシュートを狙っていくがマークを振り切れず、得点につながらない。途中#18笠井(4年・PG)の好ディフェンスからの速攻が見られたが後が続かず、青学は堪らずにタイムアウトを取る。流れを変えたい青学だが外からの単発のシュートやディフェンスリバウンドが取れない場面が多く見られ、その間に筑波大は#6馬場のダンク、#92村越(4年・PF)のゴール下、#17杉浦の3P、ジャンプシュートで得点を重ね、第2Qは14-28と青学に差をつける。第3Qは両者互角の戦いとなる。青学のルーキーである#32前田(山形南・1年・SF)のジャンプシュート、アシストからの連続6得点により7点差に詰め寄り、青学に良いリズムが生まれる。しかしこれには筑波大#46生原も黙ってはおらず、3P、1 on 1、アシストと9得点に絡む活躍を見せ、再び差を広げる。要所で青学の#24安藤、#18笠井らの好ディフェンスからの得点も見られたが、第3Qは32-46で筑波大リードとなる。第4Q、筑波大が停滞している間に青学は第3Qの勢いをそのままに、#18笠井が積極的に1 on 1を仕掛けてフリースローを獲得していく。しかし最後は前半の差を埋めるまでには至らず、試合は50-58で筑波大が勝利を収めた。

写真:筑波大は新人王の波多の出場機会が増えてきた。手薄な3番ポジションをカバーできるか。


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2015.10.17 (Sat)

【2015リーグ1部】10/10レポート(第11戦)

筑波大は慶應義塾大に1点差の逆転勝利
リーグは終盤に向けて怪我人の有無も重要な要素に


151010terada.jpg 関東に大学リーグ第6週は、日本体育大学における1部2部共催となり、2面で10試合が行われた。順位に変動はなかったが、各チームとも終盤戦に入り、怪我人が増えつつある。東海大、筑波大、専修大といったところでは主力の離脱が目立ち、安定性を欠く場面も見られた。コンディション的に苦しくなる終盤戦をどう耐えぬくかも、長いリーグ戦でチーム力が試されるといえる。

 中盤で足踏みの続く明治大は首位拓殖大に対し1Qで25−6と出遅れると、その差を埋められず。その後安定して得点を重ねた拓殖大が75−37で勝利し、首位を守った。

 東海大国士舘大と対戦。第7週にして#1小島(4年・PG)、#21橋本(4年・C)、#3大矢(3年・PF)が怪我でベンチを外れることになり、#91山本(2年・PF)、#10鶴田(1年・PF・東海大三)といったネクストジェネレーションがインサイドでは起用されることになった。国士舘大は#22原(4年・PG)、#23寺田(4年・SF)、#15下(1年・PG・浜松開誠館)らのシュートが当たって大きく差のつかないまま試合は進むが、東海大はリードを守りきり74—64で逃げ切った。陸川監督はインサイドのバックアップに対し「リバウンド、あとはインサイドのディフェンスを頑張ること」を期待。それに応えられるプレーができるかどうかが見ものだ。

写真:インサイドの馬が怪我もあり、寺田の活躍時間も増えてきた。ここ数試合は定評のあるアウトサイドが好調。


【法政大とのシーソーゲームは青山学院大が制す】
151010takahashi.jpg 青山学院大-法政大は、かさむファールに苦しみながらも、3P成功率で上回った青山学院大に軍配が上がった。

 立ち上がりは8-8と拮抗。両チームともベンチメンバーを投入して流れを掴みにかかる。この後、青学大が3Pで抜け出し、チームファールフリースローを得るが2本きっちり揃えられない。法政大は#16沼田(4年・C)の得点でついていく。1Q残り1分、青学大はその沼田を囲んでボールを奪うが、レイアップを決めきれない。法政大は#91竹内(1年・C・西武文理)がブザービターを沈めて20-14と2Qにつなぐと、ゾーンディフェンスが奏功。#14植村(2年・PG)のドライブで29-30と逆転に成功する。しかし青学大もアジャストし、#24安藤(3年・SF)が連続3Pを決め35-30で折り返す。

 3Q、ファールのこんだ青学大#11田中(4年・PF)がベンチスタート。これを生かしたのは法政大で、#16沼田のバスケットカウントなどで再度逆転に成功する。しかし青学大も#8時田(2年・PF)がすかさず返す。明暗を分けたのは、44-44で迎えたラスト3分。青学大がノーマーク3P、#18笠井(4年・PG)の速攻など、らしいプレイで畳み掛ける。対照的に法政大はフリースローの3点に留まった。54-47で迎えた4Q、青学大はインサイドのミスマッチを突ききれないが、法政大も外のシュートを決められず、65-55で青学大が6勝目を上げた。

 法政大は青山学院大が足踏みにつけこめず、7位ながらも勝ち数は8位慶應義塾大・9位白鴎大と同じ3勝に留まっている。今後、どちらに転ぶかわからない試合は必ずものにしたいところだ。

写真:青山学院大は高橋が田中の不在をつないだ。リバウンドで21本差をつけたのも勝因の1つ。


【GAME REPORT1】
"守って走る"持ち味を発揮した白鴎大が
専修大を振り切り、嬉しい3勝目


151010kouma.jpg エース田代(4年・PF)が欠場中だが勢いの衰えない専修大と、先週明治大を延長の末破って自信をつけつつある白鴎大の対戦は、白鴎大が後半抜け出して勝利を収めた。

 ゲーム開始から専修大が連続ゴールを上げるのに対して、白鴎大は#23ジャニ(3年・C)を軸にしようとするもターンオーバーが続く。しかしベンチからコーチに入った#12川邊(3年・PF)が外打ちに逃げず、ゴールに向かっていき突破口を開く。専修大ディフェンスが広がったところで#11曾田(3年・PG)から#23ジャニへ続けてアシストが通り、11-8と食らいつく。専修大は#32野口(1年・C・福大大濠)がゴール下で活躍、白鴎大#23ジャニから2ファール目を奪う。専修大はさらに#6渡辺(3年・PF)が3Pをブザービーターで沈め、1Qを20-12とする。

 2Q、白鴎大は#12川邊が内外で得点。さらに#6神里(2年・PG)がコートに戻った#23ジャニのダンクを引き出し、22-21と肉薄する。それでも専修大は慌てず、#7國分(3年・PF)らの多彩なオフェンスで加点。白鴎大がアウトサイドに手こずる間に32-21と引き離す。白鴎大はここでめげずに泥臭いディフェンスを展開し、攻めても#23ジャニのリバウンドシュートなどで32-30と粘る。

151010noguti.jpg 3Qは両チームとも譲らず、42-42の同点で残り4分を迎える。抜け出したのは白鴎大だった。ディフェンスリバウンドから#13野﨑(2年・SG)が走り、カウントワンスローも決めて42-47と、ついに逆転する。だが専修大も簡単には引き下がらない。44-51で迎えた4Q、#7國分が外から射抜く。ここからというところだったが、奮闘していた#6渡辺を負傷で失う。得点が止まってしまい、じわじわと差を広げられて残り6分半には47-57と2桁差になる。白鴎大にとっては安全圏かと思いきや、専修大は#7國分・#13石上(4年・PG)の3P、さらに#11秋山(2年・PG)のフリースローで残り3分60-61とあっと言う間に振り出しに戻す。白鴎大はリバウンドが取れていなかったが、この大事な時間帯に#12川邊、#23ジャニのレイアップという確率の高いシュートにつなげてみせる。5点差となったラスト30秒、専修大はタイムアウトを重ねて3Pシュートのチャンスをつくろうとするが、ミスが出てしまい64-71でタイムアップ。チーム初の連勝を決めた。

写真上:高麗の献身的なプレイが白鴎大には欠かせない。
写真下:専修大・野口は、リバウンドが頭の上に降ってくるかのように見える、勘のよい選手。成長が楽しみだ。


【GAME REPORT2】
慶應大が前半に大量リード
筑波大は後半に猛追し、1点差の逆転勝利


151010sugiura.jpg 3勝で下位にとどまる慶應義塾大は3位に位置する筑波大に挑み、最後の最後までわからない勝負を繰り広げた。

 慶應大は#5大元(4年・G)がゲーム序盤からシュートを決めていき、筑波大は#6馬場(2年・SF)、#46生原(3年・PG)、#17杉浦(2年・PF)のバスケットカウントも出る。しかしディフェンスからの速攻など持ち味を出せた慶應大が21-14とリードして1Qを終えると、2Qもその勢いを持続。#5大元が引き続き得点を引っ張り、#22トカチョフ(2年・CF)、交代で入った#18高橋(2年・PF)も内外からシュートを決めていく。一方の筑波大は後手にまわり、ミスも続いて得点が止まりがちに。#6馬場も速攻をミスするなどらしくないプレーで乗りきれず、終盤に#17杉浦が2連続ゴールを決めてなんとか得点を詰め、35−31の慶應大リードで前半は終えた。

 3Qの立ち上がりはここも慶應大が流れを掴んで離さず、#22トカチョフ、#5大元の2本の2Pも飛び出し開始4分で18点を稼ぐ猛ラッシュ。筑波大はタイムアウトで修正をはかり、ディフェンスをプレスに切り替える。すると慶應大はこれに苦戦。ほとんどのポジションでサイズの上回る筑波大に対し、簡単にシュートを打てなくなってしまう。筑波大は慶應大の攻撃を止めることに成功すると次々にフリースローを獲得するが、4本連続で得たフリースロー8本をなんと1本しか決めることができず、チャンスを生かせない。互いに得点を増やせないまま54−44の慶應大10点リードで勝負は4Qに入った。

 筑波大はディフェンスを継続し、慶應大はタフショットの連続に。24秒をギリギリ使ってのシュートになるが、きれいな形では攻められない。筑波大も一気に流れを変えることはできないが、#17杉浦の得点でコツコツと差を詰めていく。互いになかなか勝負のペースを掴めない状況で展開は慶應大が守り切って逃げるか、筑波大が時間内に追いつけるかの様相を呈すが、残り4分、筑波大は#6馬場が「遠かったけれど絶対に決めようと思った」というダンクをすれすれで決めると、#46生原が3Pで援護。#92村越(4年・PF)、#17杉浦らがペイント内で次々得点し、残り2分遂に57−58と逆転に成功。慶應大は#7黒木(4年・CF)のフリースローですぐさま逆転し直すが、#92村越にオフェンスリバウンドを奪われ再度筑波大が1点リード。残り1分を切り、試合は最後の攻防に入った。決めれば返す流れが続く状況の中、最終盤、慶應大は#7黒木がオフェンスリバウンドからの得点で63−62に。残りわずか、最後の筑波大のオフェンスはゴール下の混戦の中から#92村越が冷静に打ったというシュートが見事決まり63−64。ブザーが鳴り響き、筑波大が最後の最後で逆転で勝負を制した。

 慶應大は出足からアグレッシブでここ数試合の良い流れを継続していた。ただ、後半武器である足を止められると、攻撃が回らなくなり得点がストップしたのが惜しかった。

 筑波大は満田が怪我で欠場するなど、ベンチ層が手薄になり苦しんだ部分もある。しかし勝負どころでフリースローをほとんど落とすなど単純なミスも続き、安定度を欠いた。

写真上:筑波大は杉浦が17得点。得点が欲しい苦しいところでゴールを決めていった。

※筑波大・村越選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2015.10.17 (Sat)

【2015リーグ2部】10/11レポート(第12戦)

日体大が中央大に敗れ3敗目を喫す
1勝同士で迎えた9・10位対決は関東学院大が勝利


151011chuo.jpg 長丁場のリーグ戦も2/3を終えた。課題をうまく克服し調子が上がっているチームもあれば、ケガなど思わぬピンチに見舞われるチームもある。最後に笑うためには、今が踏ん張りどころと言える。

 江戸川大と対戦した早稲田大は1Qに大きなアドバンテージを得るも、外角が当たらず詰め寄られてしまう。だが、ターンオーバーを誘って4Qに突き放し、終わってみれば74-47と連勝を6に伸ばした。日本大東洋大は前半こそ4点リードに留まったものの、#11門馬(3年・SG)ら2プラトン目のメンバーが打開。層の厚さを見せて86-60で東洋大をくだした。大東文化大はフリースローの成功率が5割を割りながらも、立教大を勢いに乗せず84-60で勝利した。

 日本体育大はスターティングメンバーの#88万(4年・C)が負傷退場するアクシンデント。これにより中央大は中外バランスよく回るようになり、84-73の点差以上の快勝となった。関東学院大-神奈川大の一戦はQごとに流れが行き来し、4Qに畳み掛けた関東学院大が73-69で制した。

 来週の第14戦では、1敗の早稲田大と日本大の首位対決、3敗の日本体育大と大東文化大の直接対決が控え、ますます目が離せない。

写真:30得点を叩き出した中央大・柿内をメンバーがねぎらう。


【GAME REPORT1】
神奈川大に何度もリードを許すが
最後まで諦めず粘った関東学院大が逆転勝利


151011narumi.jpg 互いに1勝10敗でこの試合に挑んだ関東学院大神奈川大。なんとしても2勝目を獲得し順位を上げたいところ。

 1Q、序盤から関東学院大は神奈川大の#24工藤(1年・PF)などに連続得点を許しペースを掴まれると、そのままじわじわと離されていく。さらには得点源である#45大熊(4年・F)の調子がいまひとつ上がらず、#8蜂谷(4年・PF)と#23永野(3年・CF)の得点でなんとか食らいつこうとはするが、得点は伸び悩み12点差に。15-27で1Qを終える。2Qで関東学院大が一気に差を詰めにかかる。関東学院大は得意のパスカットからの速攻で#45大熊が得点。神奈川大もそれに対して#3葛西(2年・PG)や#33阿達(2年・SG)の3Pで対抗する。しかし関東学院大はどんどん調子を上げていき、#8蜂谷が3Pやミドルシュートを決め、#23永野がインサイドで得点。#11伊藤(3年・PG)はアシストで貢献するなど奮闘が続いてペースは関東学院大に。神奈川大は#1田中(2年・SF)がバスケットカウントで流れを断ち切ろうとするがフリースローを決められず。終盤に、関東学院は#11伊藤が3P、#8蜂谷・#45大熊がミドルシュートを連続で決めて41-41の同点となり、前半が終了した。

 3Q、関東学院大はシュートが決まらなくなり、勢いはパタリと止まる。一方の神奈川大はそのチャンスを逃さず、#24工藤を中心に得点し、また差をつけていく。関東学院大はディフェンスリバウンドがなかなか取れず相手にチャンスを与えてしまうばかり。最後に#7鳴海(2年・PF)の頑張りでなんとか食らいつき、離されたものの48-59で終える。最終Q、再び流れが関東学院大へ。#7鳴海が連続得点し波に乗ると、ディフェンスも機能し始め24秒オーバータイムを取るなど相手を苦しめる。それに加えて#33西田(2年・PG)のバスケットカウントなど、7連続得点で一気に逆転。神奈川大は完全に失速してしまう。関東学院大の勢いは続き、#11伊藤の3Pや#45大熊の速攻などで12連続得点。残り40秒で7点差。神奈川大は最後のタイムアウトを挟む。神奈川大は残り5秒のところで#3葛西が3Pを決めるが追いつく時間は残っておらず。73-69で試合終了となった。

151011narumi.jpg 関東学院大、神奈川大、双方ゲーム中に波があり、安定した試合運びではなかった。とはいえパスカットが多くみられるなどディフェンスが機能し、得点力で勝った関東学院大が勝利するという結果となった。「走り負けた部分やリバウンドで苦戦した部分があったんですけど、終盤そこをチームで頑張れたので追い上げられました」と、関東学院大#7鳴海(2年・PF)。見つかった課題に対して試合中いかにアジャストしていけるかが大きく勝敗を分けていくだろう。

写真上:今大会から多くプレータイムを得ている関東学院大2年の鳴海。「ルーズボールやリバウンドを取るなど、泥臭く体を張ったプレーでチームを支えたい」と言う。
写真下:3Pを4本決めるなど、奮闘した神奈川大2年の葛西。


【GAME REPORT2】
中央大・柿内が圧巻の30得点
2Qから勢いを持続し日体大を倒す


151011asami.jpg 1巡目では日本体育大が29点差をつけたカード。2巡目では中央大が借りを返す形になった。

 1Q、中央大は日体大#88万(4年・C)に立て続けにファール。メンバーチェンジを余儀なくされるが、#13中村(1年・SG・豊浦)がチーム初得点を挙げるなどつなぐ。7-2と日体大リードで5分が過ぎる辺りから、中央大#25森(3年・CF)がゴール下まで突っ込まずジャンプシュートで得点を動かす。日体大#75赤土(3年・PF)がチームファールフリースロー、3Pシュートで揺さぶりにかかるが、中央大は#27宍倉(4年・C)や交代出場した#6柿内(2年・G)が返す。ラスト25秒の攻防ではゴール下の#88万にパスが通った日体大が加点、23-16とした。

 2Q、日体大は5人全員を入れ替える基本戦法で臨む。疲労がないのを活かして、#32フェイ(1年・C・大分明豊)が連続得点。しかし中央大も#99浅見(2年・CF)が対抗する。この後、日体大はリバウンドやスティールからシュートチャンスを得るも、フィニッシュまで持っていけない。一方の中央大は#16柿内が覚醒、ロングシュートを次々に決めて、27-20から27-29と一気に逆転。日体大は#88万をコートに戻すが、残り1分半に負傷退場を余儀なくされる。前半終了間際に#34加藤(4年・G)が3Pシュートを決め37-40としたものの、後半に向けて暗雲が立ちこめる。

151011osiro.jpg 3Q、中央大はリバウンドでリズムをつくる。速い展開に持ち込み#27宍倉のバスケットカウントで39-47と突き放す。もう少しで2桁差というところだが、ペイント内のシュートやフリースローを落としてしまう。残り5分には46-48まで詰められるも、#6柿内の3Pで再逆転までは許さない。日体大は外打ちが多くなり、リバウンドが取れれば高さを生かせるが、取れないと走られて苦しくなる。その中でも#14大城(3年・PG)が速攻を決め、56-61と集中を完全には切らさない。

 4Q、日体大#32フェイがブロックショットにダンクにと存在感を見せ、残り7分61-65として中央大をタイムアウトに追い込む。さらにルーズボールからの速攻で、#20小田桐(2年・PG)がアンスポーツマンライクファールによるフリースローを獲得。きっちり決めて64-65と迫る。しかし、中央大はまたも#6柿内が3Pシュートを沈める。さらに#28鶴巻(1年・SF・幕張総合)、#25森もシュートを決めて差を開く。日体大は2度のタイムアウトも立て直せず、時間が過ぎていく。67-74で迎えた残り3分、#32フェイを下げて機動力を上げ、バックコートからプレッシャーをかける。中央大に24秒クロックぎりぎりの苦しいシュートを打たせるも、リバウンドから#27宍倉に決められ、69-79とついに10点差に。中央大はファールゲームもかわし、最後は#99浅見が決めて73-84。5勝目となった。

 中央大は1Qでは後手に回っていたが、中村・柿内・浅見ら交代出場メンバーが物怖じしないプレーで流れを引き寄せた。ベンチの明るさも、前日の敗戦を引きずらずに済んだ要因となっただろう。

 日体大は2Q以降ずっとビハインドを背負い、1部入替戦とインカレ枠を争うに当たって痛い3敗目となってしまった。#88万の状態も気に掛かる。

写真上:思いきりのよいプレーで盛り上げた中央大・浅見。
写真下:自ら攻め込む日体大・大城。

※中央大・宍倉選手、森選手のインタビューは「続きを読む」へ。

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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