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2015.07.21 (Tue)

【その他の試合】第19回日本男子学生選抜バスケットボール大会フォトギャラリー

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優勝した関西選抜のメンバーたち。自チームに戻り、インカレでも打倒関東を狙う。


テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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2015.07.21 (Tue)

【その他の試合】7/5 第19回日本男子学生選抜バスケットボール大会レポート

大歓声をバックに関西選抜が11大会ぶりの優勝
終始リードの展開で関東選抜の5連覇を阻止


150705KANSAI.jpg 全日本選抜大会は5日で最終日を迎えた。今年の戦いの舞台となった大阪では地元の関西選抜が決勝に進んだこともあって、関西の有力チームのメンバーが多数会場に応援に駆けつけ、盛り上がりを見せた。

 その決勝は、声援を一身に受けたその関西選抜が勢いに乗り、関東選抜をねじ伏せ11大会ぶりの優勝。関東選抜の大会5連覇を阻止しただけでなく、見事に期待に応え地元優勝という最高の結果を手にした。


 ともに初勝利の欲しい北信越選抜東北選抜の7位決定戦は、立ち上がりから北信越選抜#4木村啓太郎(4年・PG・新潟医療福祉大)の3Pが絶好調。#5江端(4年・PF・新潟医療福祉大)の果敢なインサイドプレーも光り、ペースを握った。序盤こそ食らいついた東北選抜だったが、1Q終盤に得点が止まると、なかなかリズムを掴むことが出来ない状況に。それでも後半開始と同時にラッシュ開始。#9呉(3年・SG・富士大)の3Pなどで詰め寄り、#11山田(3年・C)のドライブで逆転に成功する。しかし北信越選抜も応戦し、#10飯塚(3年・PF)らの奮闘で再びリードを得た。最後は#11木村嗣人(2年・SG)が着々と加点していった北信越選抜が、92—69で勝利。最後の試合で大会初勝利を飾った。

 北海道選抜中四国選抜の5位決定戦は、流れをつかんだ北海道選抜が圧倒する展開に。前半途中まではお互いにスコア接近のシーソーゲームだったが、途中から北海道選抜のシュートが決まり出し流れを掴む。北海道選抜は前半だけで6本もの3Pを決めた反面、中四国選抜はミスも多くなかなか攻めきれず、20点もの差をつけられてしまう。後半になっても北海道選抜の勢いは収まらない。#15志水(4年・G・札幌大)や#18田原(3年・F・札幌大)が大量に得点し、差は広がるばかり。中四国はコートにいる選手をガラリと変えるなど、流れを断ち切ろうとするものの上手くいかず、試合は86-51で終了し、北海道選抜が制した。

写真:優勝を決め、笑顔で健闘を称え合う関西選抜の面々。


【3位決定戦】
九州選抜が追いつめるも東海選抜がこれを振り切る

150705MATSUMOTO.jpg 東海選抜九州選抜の3位決定戦は、東海選抜が何度も引き離しにかかるも、九州選抜も引かずに応戦。終盤まで見応えのある試合となった。

 序盤は両者一歩も引かない展開に。九州選抜は大会を通じて活躍が光る#8谷里(3年・SF・東海大熊本)が奮闘し、一方の東海選抜は#9佐藤(4年・F)が積極的に攻め込んで、1Qは東海選抜2点リードとほぼイーブン。だが、2Qに入るとじわじわと東海選抜優勢に流れが傾く。九州選抜が24秒オーバーやトラベリングを犯すのを尻目に、#6東(2年・G・名古屋学院大)の3P、#7出口(4年・SG・中京大)、#10堀口(2年・F)も相次いでジャンプシュートを決める。九州選抜は最後に#15赤塚(4年・C・九州共立大)の得点が続いたが、東海選抜が8点リードで前半終了となった。

 このまま開くかとも思われた試合は、ここから九州選抜が意地を発揮した。3Q立ち上がりこそ東海選抜が攻勢を続け一旦は二桁差とするが、#5兒玉(4年・福岡大・PG)のジャンプシュートで潮目が変わった。#7林(2年・C・東海大熊本)のゴール下や#10玉田(4年・PG・日本経済大)のレイアップで差を5点に戻す。勢いの良さを失った東海選抜はオフェンスが単調となる。#14伊木(4年・C・中京大)の奮闘でリードを保つが、九州選抜は#5兒玉の2本の3Pや、#7林のジャンパーなど、得点源の#8谷里以外の面々の活躍で必死に追いすがる。すると4Q、九州選抜は#14松山(4年・PF・九州共立大)の3Pが炸裂。#8のミドルが決まって、残り7分を切ってとうとう69−69の同点に。どちらに流れが転ぶか予想出来ない状況となった。ここで仕事を果たしたのが東海選抜#8松本(3年・F・名古屋経済大)。貴重な連続得点で再度東海選抜リードとなると、今度は九州選抜のスコアが止まってしまった。その間にも#15スイラ(2年・C・名古屋経済大)や#6東が確実に得点を重ね、もつれた勝負が決着。83−74で、競り合いを制した東海選抜が3位となった。

写真:東海選抜は、松本がもつれた展開で流れを呼ぶ貴重な仕事を果たした。

※東海選抜・稲葉選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【決勝】
関西選抜が序盤から優位に試合を運び、地元優勝を果たす

150705SAWABE.jpg 関西選抜関東選抜の決勝は、関西選抜のペースで進められ、関東選抜が一度も流れを掴めず引き離される展開となった。
 
 1Q、関東選抜はスタートから#11山崎(4年・SG・大東文化大)と#7加藤(4年・SF・法政大)が3Pを決める。流れをこれでつかんだかと思われたが、この後関東選抜はシュートの決まらない時間帯が続き、更にターンオーバーやファウルを重ねてしまう。残り5分のところで関東選抜のチームファウルは5つに。フリースローが狙える状況となった関西選抜は#12池嶋(3年・C・関西学院大)を中心に積極的に攻めていき、残り1分で追いついた。1Qは13-13の同点で終了。

 2Q序盤、関東選抜は#12刘(4年・C・日本大)がゴール下で攻め、関西選抜を突き離しにかかる。関西選抜は残り6分のところでタイムアウトを取ると、ここで流れが変わった。タイムアウト後すぐに#11澤邊(3年・F・大阪学院大)がバスケットカウント、フリースローを決め、会場が一気に盛り上がる。1分間で立て続けに関西選抜が得点し逆転すると、今度は関東選抜がタイムアウトを挟む形に。しかしそれでも#11澤邊の勢いが止められず、関東選抜は選手交代を頻繁に行うも、どの選手もなかなか点を取れずファウルばかりがかさみ我慢の時間帯に。#15生原(3年・PG・筑波大)の3Pでなんとか食らいつくが差は詰められず、36-28で前半を折り返した。

150705KOJIMA.jpg 3Q、関東選抜は#11山崎や#15生原の3Pで、5点差まで詰め寄るが、関西選抜も#9室垣(4年・G・近畿大)の3Pや#11澤邊の連続得点で対抗し、振り出しに。関東選抜はタイムアウトを取るが流れは変えられず、ここからまた関西選抜の得点が続くと、#12池嶋が調子を上げ残りの5分間で10得点をマークし、17点差まで開いた。関東選抜は#7加藤のバスケットカウントなどで多少差を詰めるが、中盤で開いた差は大きく、59-48で最終Qへ突入する。4Q、会場と一体となった関西選抜の勢いは止まらない。#11澤邊が更に得点を重ねて、差は開くばかりとなった。点数が伸び悩む関東選抜は、終盤に#4小島(4年・主将・PG・東海大)のシュートが決まり出すが、関西選抜に追いつくには至らず74-63で試合終了。地元開催の関西選抜が、11年ぶり2回目の優勝を果たした。

 関東選抜には悔しい結果となった。アウェイの雰囲気に飲まれた印象が拭えず、流れを掴んだ時間帯がほとんどなかった。双方の選手たちにそれほど大きな力の差はない印象だったが、関西選抜の勢いの前に屈した。

 関西選抜は得点力のある人材が多く、何より勢いがあった。地元開催ということで、会場の空気も加わり選手たちの力となった部分もあっただろう。そう多くはない練習期間や、大会に入ってから発生したアクシデントなど、順風満帆ではなかった大会だが、そういった逆境をモチベーションにして戦って得た地元優勝だった。

写真上:流れを呼び込むバスケットカウント獲得など、随所にハイセンスなプレーを見せた関西選抜・澤邊。
写真下:関東選抜・小島は強気のプレーを最後まで続けていた。

※関西選抜・藤田選手、澤邉選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2015.07.18 (Sat)

【2015新人戦】6/14 決勝 筑波大VS早稲田大

2大エースの奮闘が光った筑波大が2連覇
早稲田大は健闘するも準優勝


150614nakanishi.jpg 関東大学新人戦の大詰めは、2連覇のかかる筑波大学と勝てば初優勝となる早稲田大の決勝カードとなった。早稲田大はここまで苦しい試合もあったものの、それを跳ね返して決勝進出。筑波大は馬場(2年・SF)、杉浦(2年・PF)の2大エースが安定した活躍を続けてここまで勝ち上がった。試合は筑波大がリードを維持する形で進んだが、早稲田大も最後まで食い下がる展開となった。

 筑波大は立ち上がりから#17杉浦の得点が続いた。早稲田大は司令塔の#7石原(2年・G)が攻撃の先頭を切って得点を重ねるが、開始5分で2ファウルでベンチへ下がり、#13長谷川(1年・G・能代工)とチェンジ。筑波大は#6馬場のダンクに続き#47和田(2年・PF)、#14波多(1年・SF・正智深谷)のシュートでリードしていく。早稲田大は#27濱田(1年・F・福岡第一)のシュートに#8新川(2年・F)の3Pでついていく格好となり、終盤には互いにブレイクも出し合って1Qは22-19と筑波大リード。

 2Q、早稲田大はファウルがかさみ、攻撃に流れが出ない。筑波大はこのQの15得点のうち13点を#6馬場、#17杉浦で稼ぐ活躍。対する早稲田大はガードを入れ替えながら好ディフェンスで筑波大の攻撃を食い止める場面も。#6馬場が流血でベンチへ下がると、#7石原が奮闘を見せて1対1を仕掛けて得点を重ね、最後は#8新川のドライブからのバスケットカウント、3Pが続いて37-36と1点差に詰め寄って前半を終えた。

 ここから逆転を狙いたい早稲田大だが、3Qの出だしは#6馬場のインターセプトでブレイクを出されると、3連続ターンオーバーと思惑とは別の流れに。その間に筑波大は#6馬場が連続ゴールを重ね、#4青木(2年・PG)のミドルに#14波多がバスケットカウントでチームを勢いづけると、開始3分で13点のリードに成功した。早稲田大はその間に#26富田(1年・C・洛南)のシュートがようやく決まったのみとなる。この後も早稲田大のオフェンスが重いのに対し、筑波大は#6馬場の2本目のダンクやドライブによる中央突破からのレイアップなどで差を開き、3Q終了時には62-48と大きな差がついた。

150614shinkawa.jpg 余裕の出た筑波大は4Qも速攻から3本目のダンクを見せた#6馬場の勢いが止まらず、次々に得点を重ねていく。早稲田大は#8新川が気を吐き、速攻、3Pと持ち味を発揮。しかし早稲田大が決めると筑波大もその流れを切る形になり、オフェンスリバウンド、ボールカット、タップ、ブロックとあらゆる場面で存在感を見せる#6馬場の活躍で筑波大は点差を維持。早稲田大は終盤#8新川、#21南木の連続3Pで粘るが84-73でタイムアップ。筑波大が逆転を許さず終始リードで2連覇を達成した。

 筑波大は馬場、杉浦のふたりがエースの実力を遺憾なく発揮。杉浦が前半でほとんどシュートを落とさずチームを乗せると、馬場がオールラウンドな活躍で終始流れを渡さなかった。この新人戦では頭ひとつ抜けた存在であり、他の選手を寄せ付けない活躍ぶりだった。早稲田大に流れを持っていかれそうな場面でこの両名がきっちり仕事をして、つけいる隙を与えなかった。

 早稲田大は石原、新川といったこちらもエース級の2年生が牽引。ケガがあってアウトサイドの調子はいまひとつ、という状態だった新川も3Pを5本決めるなど奮闘を見せたが、チームとしてはリバウンド数で筑波大に大きく差をつけられ、セカンドチャンスをものにできない場面が目立った。しかしチーム全員の健闘も見え、今後の成長次第では数年後が楽しみでもある。

写真上:ベンチスタートで7得点の筑波大・中西。多くのメンバーが出番を得てそれぞれのプレーを見せた。
写真下:苦しい場面でチームをもり立てるシュートを決めた早稲田大・新川。

※筑波大・青木保徳選手、馬場選手、杉浦選手、波多選手、早稲田大・石原選手、森井選手、長谷川選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2015.07.18 (Sat)

【告知】リンク栃木ブレックスオフィシャルカメラマン中村斗音写真展開催

リンク栃木ブレックスのオフィシャルカメラマンである、中村斗音氏の写真展「EXCITE-リンク栃木ブレックス NBL 2014-2015」が東京都銀座の「フレームマンギンザサロン」にて開催されています。回を重ねて今年で7回目、オフィシャルカメラマンならではの視点による写真の数々が楽しめます。

EXCITE.jpg

第7回 中村斗音写真展
EXCITE-リンク栃木ブレックス NBL 2014-2015


主催:中村斗⾳
後援:リンク栃⽊ブレックス
期間:2015年7⽉17⽇(⾦)~7月23日(木)11:00~19:00
 ※オープン初日は 12:00~、最終日は〜17:00閉館
場所:フレームマン ギンザ サロン ギャラリー(東京都中央区銀座5ー1 銀座ファイブ2F)
入場:無料


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2015.07.04 (Sat)

【その他の試合】7/4 第19回日本男子学生選抜バスケットボール大会レポート

夏恒例の全日本選抜大会が今年もスタート
決勝は5連覇中の関東と、地元・関西の対戦に


150704DAITAIDAI.jpg 男子は今年で19回目となる学生選抜大会が、7月3〜5日の3日間の日程で大阪のなみはやドームで開催されている。全国各地区で選抜されたメンバーで編成された8チームが、2ブロック4チームずつに分かれて総当たりで対戦。A・B各ブロックの同順位同士の2チームが最終日に対戦し、最終順位を確定する方式だ。
 大会2日目の日程を消化して、ブロックの順位までが決定した。Aブロック1位は5連覇中の関東選抜、Bブロック1位は地元の関西選抜となった。最終日は、いずれも3連勝したこの2チームによる決勝戦など、4試合の順位決定戦が開催される。

写真:関西選抜チームの応援に駆けつけた大阪体育大の面々。自チームから選出された内藤が出番を得ると、ひと際大きな声援を送った。


【Aブロック】

関東選抜が盤石の3連勝で6連覇にリーチ

150704BI.jpg 初日勝利の関東選抜が、2日目も北信越選抜81-49東海選抜80-61で勝ち、決勝へと駒を進めた。

 関東選抜はユニバーシアードに召集された選手抜きでのメンバー編成。それでもトーナメントで優秀選手賞を受賞した5名のうち#4小島(4年・PG・東海大)、#5頓宮(4年・C・東海大)、#7加藤(4年・SF・法政大)、#8伊澤(4年・PF・明治大)の4名が揃い、全試合余裕を持っての勝利だった。ただし選抜チームでの練習回数はわずか。選手たちの連携が上手くいかない部分も多く、特に東海選抜戦では差を詰められた場面が何度か見られた。主将の#4小島は、「2日間このチームでやってみて純粋に楽しいが、全体的に集中力が欠け、細かいミスが多い。そこを修正しなければならない」と反省の表情。

 一方手応えを感じた点として、「ディフェンスでガード陣がプレッシャーをかけたことに周りが反応して、スティールしてブレイクという展開が何回もあったので、そういうところは続けてやっていきたい」。その言葉通り、北信越選抜との戦いではディフェンスが機能したことで相手ガードを苦しめていた。キャプテンという立場だが「みんな各チームの代表の選手でしっかりしているから、キャプテンとしてまとめなきゃいけないとはあまり思わないし、伸び伸びやらせればいいのかなと思っている」と、あまり意識はしていない様子。それでもベンチでは率先して声を出してチームを盛り上げ、責任を果たしている。

 決勝は関西選抜との対戦となる。「完全なアウェイになると思うので、こういう時こそチームとして、出ている5人とベンチが一体となって戦っていきたい。心は強いので大丈夫です。絶対優勝します」と力強いコメントを残した小島。アウェイの中、どれだけ関東の強さを見せられるか。

写真:関東選抜の大黒柱となっている毕(大東文化大)。決勝では関西選抜・イビス(天理大)とのマッチアップとなる。注目ポイントだ。


【Bブロック】

負傷者を抱えながらも関西選抜が首位で決勝へ

150704IKEJIMA.jpg 一方のBブロックは、前回大会の2位・関西選抜、3位・九州選抜が同居する形となった。両チーム2連勝同士でぶつかった最終戦は、会場の声援をバックに関西選抜が勝利し3連勝。ブロック首位を決めた。

 初日の試合で#4合田(4年・PG・大阪学院大)、#10井林(4年・C・京都産業大)が相次いで負傷し、やや苦しい戦いとなっている関西選抜。事実上のブロック決勝戦となった九州選抜戦では、相手の#8谷里(3年・SF・東海大熊本)らのシュートにやや手を焼きつつ、91—76で押し切った。負傷者2人の穴は小さくないが「残りの12人で精一杯やろうと話している。自分の持ち味はディフェンスやリバウンドといったハッスルプレーなので、今日(2日目)はその気持ちは切らさずにやろうと心がけた」と話す#9室垣(4年・G・近畿大)や、#17イビス(3年・C・天理大)らの活躍で補っている。

 今大会のチームのテーマは「激しいディフェンスから速攻という形でオフェンス回数をどんどん増やして、大量得点に繋げようという方針。寄せ集めのチームではあるので、個人個人の感性を信じて自分の持ち味を出してくれたらなと思っている」(室垣)。このブロックではタレントも豊富なチームだが、決勝の相手は、更に層の厚い関東選抜。容易い戦いとはいかないだろう。室垣も「技術や高さでは一枚上手かとは思う。まずは気持ちで負けずに自分たちのバスケを出来るかどうか」と警戒するが、何と言っても関西選抜の強みは地元で戦えること。「開催地で絶対に負けられないし、一生懸命やったら見ている人も気持ち良いと思う。そういう部分は諦めずにやりたい」

 関西選抜として、11大会ぶりの優勝なるか。

 また、このブロックでは北信越選抜と北海道選抜の戦いが熱を帯びた。序盤に#11鳴海(4年・F・北海道教育大岩見沢)の果敢な攻めで北海道選抜がリードするが、北信越選抜も#5江端(4年・PF・新潟医療福祉大)や#10飯塚(3年・PF)が決め返して食い下がり、2Q途中まではがっぷり四つの競り合い。北海道選抜が#4中村(4年・C・札幌大)のアウトサイドが当たり始めると二桁の点差となるが、北信越選抜はなおも諦めずに4Q途中に同点にまで戻す展開とした。しかし、北海道選抜#4中村のシュート力がそれを上回った。再びスコアを重ねてリードを得ると、これを保って試合終了。初勝利を目指すチーム同士による好ゲームを制した北海道選抜が、このブロックで3位となった。

写真:九州選抜戦は、池嶋(関西学院大)のペリメーターのシュートが効果的に決まった関西選抜。関東選抜の連覇にストップをかけられるか。


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