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2014.11.26 (Wed)

【2014インカレ】11/26 レポート

青山学院大が大東文化大に敗れベスト16
その他東海大・近畿大・慶應義塾大がベスト8へ


141126zakk.jpg インカレ3日目、墨田区総合体育では1回戦残りの4試合、代々木第二体育館では2回戦4試合が行われた。2回戦を突破すればベスト8、オールジャパンの出場権を手に入れることになる。インカレは2回勝てば後に続くことができる大会。たかが2回、されど2回の難しさがまず最初の見どころだ。この日、第2シードの青山学院大は終始大東文化大に劣勢を強いられる形となり、ベスト16で姿を消した。優勝候補の一角と目されたチームが、序盤で大会を去ることになった。

 近畿大愛知学泉大と対戦。インサイドに#22ソウ(3年・C)抱えるだけではなく、全体的にもサイズのある近畿大は、序盤から簡単に愛知学泉大には攻めこませず、愛知学泉大は1Qから6-18と出遅れる。近畿大は全員がバランスよく攻めて加点していき、2Qには#22ソウのダンクも出て、安定してリードを保った。愛知学泉大は激しいディフェンスから何度もボールを奪う場面はあるが、相手の高さに阻まれるシーンが目立った。初戦では好調だったアウトサイドもなかなか当たりが来ず、反対に終盤は近畿大に走られる展開にも持ち込まれた。近畿大は44-71で勝利してベスト8進出。次は東海大との対戦になる。

 第1シード東海大は、専修大との対戦になった。専修大は#6渡辺(2年・G)が体調不良で欠場。インサイドの要を失ったことで1Qからなかなか得点が取れず、大きく水を空けられる形となった。初戦に比べアグレッシブさが光った東海大は前半で30点近く差をつけると、後半は控えも出場させて91-50で勝利し、ベスト8へ駒を進めた。

 また、墨田区総合体育館で行われた残りの1回戦4試合は、中京大、明治大、日本体育大、国士舘大が順当に勝ち上がった。

写真:リバウンドを取る東海大・バランスキー。この日は立ち上がりから相手を圧倒した。


【慶應義塾大が4年ぶりのベスト8入り】
141126gonda.jpg 今シーズン、対戦は実に7度目となる慶應義塾大法政大。通算4勝で勝率では慶應大が上回っているが、直近のプレーオフでは法政大が逆転勝利してインカレのシード権を奪われた格好になっている。大きな実力差はなく、どちらに転んでもおかしくないと思われるカードだった。

 立ち上がりから気迫のこもったプレーを見せたのは慶應大。#10大元(3年・G)のミドル、#13福元(3年・G)の3Pで先行。法政大はシュートを打っていくが決まらず遅れた立ち上がりになるが、#24加藤(3年・F)のドライブ、#5
松澤(4年・C)のフリースローなどで追いかける。慶應大は合わせのプレーミスや速攻ミスなども出るが、法政大からはターンオーバーや24秒を奪うなどディフェンスで集中力を見せて1Qは11-15とリード。2Qになると法政大はゾーンを展開。しかし自らのオフェンスは停滞し、4分半ほど無得点に陥ってしまう。慶應大は重いオフェンスになりながらも#6権田、#10大元がシュートを狙っていき、#4伊藤(4年・G)の3P、速攻も出る。しかし法政大も#24加藤の外が当たり始め、残り3分から#24加藤が8点、#35山岸(3年・G)の3Pも入って大きく離されずぎず24-35の慶應リードで前半を終えた。

141126yamagishi.jpg 3Q、法政大は#24加藤の3Pで幕を開けるが、慶應大も#4伊藤が3Pで返す。ここから再び両者ターンオーバーが続いて点が止まるが、法政大は#16沼田(3年・C)に#5松澤が得点。慶應大はゾーンに苦しみながら我慢の時間帯になった。しかし残り2分、#19西戸(2年・G)のカットからの速攻、さらに#19西戸のアシストから#7黒木(3年・CF)のシュートで慶應らしい展開を出すと、#22トカチョフ(1年・CF・國學院久我山)のシュートで流れを掴む。しかし法政大も残り1分を切って#67佐藤(2年・G)のシュート、#16沼田のバスケットカウントで流れを引き戻し、41-50とやはり離れそうなところを戻して3Qを終えた。

 4Q、法政大は#67佐藤、#16沼田、#24加藤の得点が続き一気に3点差に肉薄。しかしこの日の慶應大はここで崩れず#10大元のシュートに#13福元がスティールで続く。だが法政大は#24加藤、#5松澤のミドルシュートが決まり、残り5分で再び3点差に迫った。だが、ここから再び力を発揮したのは慶應大。#10大元のシュートに続き、ルーズボールから#4伊藤がねじ込む形で再び点差を開くと、ミスの出た法政大をよそに#6権田(4年・F)のシュートも決まった。さらに#10大元が2本の3Pを沈めて最終スコアは60-72。慶應大が準優勝した2010年以来のベスト8入りとなった。

 この日の慶應大は終始アグレッシブだった。今年は波の出やすいチームで悪い日は立て直しのきかない試合もあったが、この試合では迫られても崩れずに乗り切った。阪口HC「大元がふっきってやってくれた」と安堵の顔。法政大は迫りはしたが、勝負どころで流れを掴みきれなかった。

写真上:リバウンド、シュートで貢献した慶應大・権田。
写真下:激しいディフェンスに、3Pも決めた法政大・山岸。

※慶應義塾大・大元選手、法政大・加藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【大東文化大が青山学院大を終始リードしての勝利】
141126takahashi.jpg 主力の怪我により万全ではなくなった青山学院大大東文化大の挑戦を受けて立つことになったが、高さ、選手層ともに充実を見せる大東文化大が、立ち上がりから青山学院大に思うようなバスケットをさせなかった。

 #13鵤(3年・PG)は欠場、#0船生(3年・SF)はこの日ベンチスタートとなったが、#7野本(4年・F)に多くのことが集中してしまうのは如何ともし難いところ。一方の大東文化大は#28兒玉(4年・PG)の速攻、#99山崎(3年・SG)のシュートも決まる。しかし青山学院大も持ち直し、1Qは16-11と大東大の5点リード。2Q、青山学院大はシュートがリングに弾かれる場面が多く、その間に#68花井(2年・SG)の2本の3Pもあって一気にリードを開いていく。青山学院大は#14柏倉(2年・PG)のオフェンスでなんとか持ち直すが、大東大は#20毕(1年・C・中部第一)の3P、シュートと流れを切らさない。#1高橋諒多(4年・F)の3Pも決まった大東大は、ここで17点のリードに成功。青学大は#11田中(3年・PF)のジャンパー、#7野本のフリースローでつなぐが、#28兒玉のドライブで締めた大東大が39-23とリードして前半を終えた。

 後半3Q、追いかける青学大だが、速攻の合わせミスやファウルなどで流れを作れず。それでも#7野本が攻め続け、残り1分で#11田中がこぼれたシュートをカバーして6点差に迫った。しかし次の大東大のオフェンスで、ドライブにいってファウルされた#28兒玉のシュートがバスケットカウント判定に。これで再び流れを持っていかれてしまう。最後は#9安藤(2年・SG)の3Pでなんとかつなぐが50-42で大東大8点リードで4Qへ。

141126kasiwagura.jpg 4Q立ち上がり、#5高橋貴大(4年・PG)のシュートと#7野本のアシストから#11田中が決めて4点差。大東大はここで#7渡部(3年・F)の3Pがチームを救い、再び点差は10を前後に推移。激しくディフェンスに行く青山学院大はここからファウルが増えていくが、大東大は焦らず得点を重ねて追いかける青山学院大を振りきっていく。残り4分、青山学院大のチームファウルは5つに。10点の差を追いかけるには苦しい状況となっていく。残り1分半で#20毕がこの日2本目の3Pでガッツポーズ。青山学院大は#5高橋貴大が決め返すが、劣勢を覆す時間はなく、74-59で試合終了。大東文化大がベスト8へと名乗りを上げた。

 練習試合では何度もやってきた相手。「何をやってくるかはわかっていた」大東大・西尾HC。自分たちのバスケットをすることはもちろんだが、主力に怪我人がいたことはより有利に働き、「鵤がいればぜんぜん違うチーム、おかげで野本にしぼりやすかった」と言う。入れ替え戦ではわずかの差に泣いたが、この金星もまた、何者にも代えがたい重みがある。選手層は1部に遜色ないだけに次の試合も注目したい。

 青山学院大は船生を復帰させたが、本来のプレーは難しく、アウトサイドも不調に終わった。プレーオフでは東海大にあと一歩で勝利できそうな試合を見せていただけに惜しまれるが、何が起こるか分からないのもまた一発勝負の世界。インカレから見慣れた顔がひとつ、姿を消した。

写真上:3P2本、11点を決めた大東大・高橋諒多。
写真下:青学大は柏倉が攻め気を見せて流れを引き寄せた時間帯もあった。

※大東文化大・兒玉選手、青山学院大・野本選手、高橋選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2014.11.26 (Wed)

【2014インカレ】11/27 試合予定

11月27日(木)
国立代々木競技場第二体育館(2回戦)

12:00 中京大学 vs 国士舘大学
13:40 明治大学 vs 日本体育大学
15:20 白鴎大学 vs 拓殖大学
17:00 筑波大学 vs 関東学院大学

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2014.11.26 (Wed)

【2014インカレ】11/26結果(1、2回戦)

11月26日(水)
◆国立代々木競技場第二体育館(2回戦)

愛知学泉大学44(6-18,13-14,15-19,10-20)71近畿大学
法政大学60(11-15,13-20,17-15,19-22)72慶應義塾大学
大東文化大学74(16-11,23-12,11-19,24-17)59青山学院大学
東海大学91(25-7,22-13,22-11,22-19)50専修大学

◆墨田区総合体育館(1回戦)
中京大学80(25-17,22-15,16-8,17-20)60広島大学
松山大学48(12-41,13-31,8-31,15-32)135日本体育大学
山口大学58(10-29,17-20,10-33,21-20)102国士舘大学
明治大学66(7-14,20-11,23-10,16-15)50名古屋経済大学

 

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