2014年11月 / 10月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫12月


第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2014.11.30 (Sun)

【2014インカレ】11/30 決勝 筑波大インタビュー

「期待して信じてくれた人たち、
それに応えられた自分を嬉しく思う」
東海大、そして自分自身に打ち克ち頂点を極める

◆#21笹山貴哉(筑波大・4年・PG・主将)
141130sasayama2_20150119003416087.jpg入学以来の4年間、着実にチームの戦績は上昇し続けていた。だが、トーナメントとリーグでベスト4には入っても、インカレでは不思議と良い成績が残せない。しかし、そうして迎えた最後のインカレは自然体そのもの。壁だった準々決勝は大差で突破。準決勝では大東大に苦しめられたが、勝ちきった。迎えた決勝は、周囲の喧噪にも「いつも通り、普通だった」というほどリラックスした状態で臨めたという。
この日は周囲を活かすことよりも、まず自ら積極的にリングを狙っていった。22得点の活躍は、MVPに相応しい活躍。2014年11月30日。笹山と、そして彼が牽引してきた仲間たちによって、筑波大の歴史は、確かに塗り替えられた。


—インカレの決勝ということで、何か思い入れはあったのでしょうか。
「記者会見でも話したんですけれど、始めてのことだったので……。この大会が始まって特別感というのはあったし、でもその感覚が決勝に来たから変わったというのはなくて。4年生で、この大会の一つひとつが最後になるわけで、でも本当にみんなと『いつも通りの感覚だよね』という話もあったし……。でもなんて言うか、一応特別な感覚はありました」

—最初のインカレはベスト16でしたよね。
「大学バスケというものを実感しないままインカレに入って、当たったことのない関西の天理大と当たって。あの時の平尾さん(当時天理大4年、現NBL・広島)は今でもめっちゃ覚えているし、あの身長でもハートでぶつかってきて、自分もマッチアップして『これはちょっと止められない』というのは感じたし、すごかったというのは今でも覚えています」

—その後のインカレはいかがでしたか。
「2年の時は、あれこそ忘れられないですけれど、近畿大相手に、最後にシュートを打って外れて……。あそこは本当に、初めてバスケットボールと向き合ったというか。なんで、あそこであんなことをした?というのもあったし。あの試合の最後のシュートを外したのは個人の力だと思うので。そして去年は明治にあれだけ点差をつけた中で、逆転されて、自分もコントロールできなかったという責任感もありました。3年生というチームを引っ張らなきゃいけない上級生の立場にもなって、そこは大きく変わった部分でもありました。3年までのインカレは、忘れたことはないですね。良い思い出ではなく」

—馬場選手、杉浦選手の大型ルーキーが入ってきて、今年は一段階違うという部分もあったと思います。
「自分の最後の年ですし、絶対に最高の結果で終わりたいとはシーズン始まる時から思っていました。でもあいつらが光っている分、他の出ていない2年生、3年生たちが、あいつらがそっちを頑張るなら自分はこっちを頑張るという役割が目に見えてできたんです。それがすごく大きいというのは、シーズンが始まってから感じましたね」

—それを束ねる笹山選手は、どういうことを心がけていましたか。
「みんな『束ねたね』と言ってくるんですけれど、特に自分は何かをしたということはなくて(笑)。4年生でキャプテンで、チームを引っ張る立場であり、自分の背中を見てみんながついてこれば良いなと思ったし、それは他の4年生も自分の背中を見てついてきてくれれば良いと思っていました。特に自分が何か、というより、みんなが自分たちを信じてついてきてくれたということに、感謝の気持ちでいっぱいですね」

—ただ、ベンドラメ選手からは「筑波が一番やりづらい。それは笹山さんがいるから」という話もあったんですね。
「どうなんですかね?全然自分はそういうことはなくて(苦笑)。むしろ礼生の方が上手いし、規格外のプレーをするし、自分にとっても嫌な選手です。でも、一個下の下級生じゃないですか。絶対に負けたくないというプライドもあります。でも、そう思われていることには嬉しく思います。ただ、(自分は)まだまだの選手だと思っているので、これからも頑張っていきたいです」

—笹山選手が感じる東海大というチームの印象は。
「まずは安定感。大崩れをしないというか。自分たちは大崩れするときは大崩れするんですが、そういうことのないチームだと思います。その一つには、ザック(#10バランスキー)だったり、ケビン(#7晴山)だったり、やっぱり4年生が踏ん張る部分が多くあって。でも、向こうはセンターの4年生が踏ん張るチームで、自分たちはガード陣が4年生で踏ん張るチーム。対照的なチームで、それに対して最初のトーナメントでは、自分たちはセンターの下級生は大丈夫かなという不安はあったんですけれど、でもこの大会に入るまでの期間は、本当にそういう不安がなくて。あいつらなら絶対に大丈夫だ、ということは本当に思っていました。みんなには言っているんですけれど、本当に自信しかなかったです。絶対にやれるという思いが、強くあったと思います」

—大東大と昨日対戦し、マッチアップの兒玉選手(#28)に苦しみました。彼のようにしなければという、自分自身への刺激にもなったのではないでしょうか。
「元々そういう気持ちは自分も持っていました。でも、マッチアップしたことで大きく感じたことは確かにあります。とにかくインカレは、4年生の頑張りがどれだけ実を結ぶかという大会なので、刺激はありましたね」

—今日、勝てたと思った瞬間はありましたか。
「いや、最後まで本当にありませんでした。最後のフリースローでも、みんなに『最後まで』という言葉はかけ続けていたし。でもみんなが40分間頑張ったことで、この日本一に辿り着いたと思っています」

—優勝の実感はいかがでしょうか。感じていますか。
「いや、やっぱりあんまりないですね(笑)。自分にとっては初めての経験なので。でも『勝ったんだな』というのは、少しありますね」

—その少しあるという部分。何で感じますか。
「まず、この金メダルをつけているというのと、みんなからの頑張って良かったね、という声かけとか、そういうことで本当に頑張って良かったという思いです」

—これまで、東海大だけには勝てませんでしたね。ようやく勝てました。
「1年生の新人戦では勝ちましたが、こういう公式戦では初めて勝って、自分の4年目で初めて勝てて、すごく嬉しいですね」

—今大会は必要以上に緊張することがなかったように思います。何か良いきっかけのようなものはあったのでしょうか。
「リーグで自分たちの思うような結果にならないことが多くて、でもプレーオフで自分たちのバスケットを掴みかけました。自分たちでもできることが多くあって。そこで、ここから他にやるべきことが何かあるのかな、と考えた時に、もう全部やってきたなと思いました。あとはやってきたことを貫き通すだけだったと思っていたので、それが本当に自信になりました」

—そのまま、むしろ何も起こらずに大会を迎えられた?
「もちろん強い思いはありましたし、でも、この決勝の舞台で東海に勝って日本一になるということを一年間イメージしてきたので、それが良い方向に向かったと思います」

—4年間筑波大の環境でやってきました。この4年間はいかがでしたか。
「素晴らしい環境でやらせてもらって、被災地と言われた中で色んなところでバスケットボールをすることが多くて、下級生の時は大変なことも多かったです。けれど新しい体育館もできて。本当に素晴らしい環境だし、素晴らしい監督とコーチもいるし、何よりも仲間や応援してくれる方もいて。本当にすごいところでやらせてもらったなというのは感じます。自分を信じてついてきてくれた仲間とか、自分を信じて出してくれた先生なりコーチに感謝して、そしてそれに応えられた自分に対しても嬉しく思っています」

—終了後、その仲間とは何か話はしましたか。
「この日をイメージしてやってきたので、本当に頑張ってきて良かったねと」

—最後の年に結果を出すことができましたね。
「そうですね(笑)。4年目に良い光景で終われたことが、何よりですね。でも、ああいった過去があるから今があるというか、歴史があるから。そういう歴史を作ってきてくださった先輩方にも本当に感謝しているし。みんなに感謝の気持ちでいっぱいです」

—後輩たちに残せたことはありますか。
「どうなんですかね?自分が特に何かを残したというのはないんですけれど、何かを後輩たちが感じてくれていれば。本当にこの一年間の頑張りがあったというのはあります。でも今度からは追う立場よりも追われる立場という初めての感覚になることで、どういう気持ちになっていくのかは分からないですけれど、それはやってくれる後輩たちだと思うので、信じて応援していきたいと思います」

※坂東選手、馬場選手、杉浦選手のインタビュー、山田選手、越智選手のコメントは「続きを読む」へ。


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2014.11.30 (Sun)

【2014インカレ】11/30 決勝 東海大VS筑波大

東海大を凌ぐ好守とリバウンドを筑波大が最後まで発揮
新時代への扉を開き、61年ぶりの大学界の頂点に


141130TSUKUBA4THGRADE2.jpg 大学バスケット界において、年間最後のゲームであり総決算となるインカレの決勝戦。2014年の今年、ここに勝ち進んだのは、ともに初となる三連覇と三冠を目指す東海大と、実に61年ぶりの優勝を目指す筑波大となった。今年はトーナメント、新人戦で優勝を争ったが、トーナメントを制したのは東海大。対する筑波大は、新人戦こそ手にしたが、リーグ戦でもわずかの勝利を逃してきた。
 だが、それはあくまでも過去のデータ。この日の筑波大は、試合開始から要所のディフェンスとリバウンド面で東海大をリード。悲願として追い求め続けた大学界最高のタイトルを、「グッドルーザー」という声をかなぐり捨て、筑波大がとうとうその手で掴み取った。

写真:優勝が決定し、筑波大の歓喜の輪から少し離れたところで、笹山、坂東、山田の4年生3人が喜びをかみしめあった。

※詳しいゲームレポートと東海大・バランスキー選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※筑波大のインタビューは別途掲載します。


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2014.11.30 (Sun)

【2014インカレ】11/30 3位決定戦 拓殖大VS大東文化大

終始勢いを保ち続けた大東大が2部ながら3位に
拓殖大は昨年同様4位に留まる


141130yamagisi.jpg 3位決定戦は2部の大東文化大と、リーグ3位、プレーオフ4位の拓殖大の対戦となった。ともに外国人留学生をインサイドのビッグマンとして擁する戦いは、次第に大東大がリードする形となっていった。

 準決勝では高確率の3Pを決めて周囲を驚かせた大東大の#99山崎(3年・SG)も、この日はそう簡単には当たらず。#28兒玉(4年・PG)、#1高橋(4年・F)を始め、全員で得点を取っていく。拓殖大は#23バンバ(2年・C)のダンクが早々に飛び出し、バンバ、#14大垣(4年・SF)の3Pも決まった。1Qは18-17と拓殖大の1点リード。2Qになると大東大は#7渡部(3年・F)がドライブ、早い攻めからの3Pを沈め、#1高橋も3Pのフリースローを2本決めるなどして少しずつ拓殖大を引き離す。拓殖大は#23バンバ以外のところで得点を伸ばすことができず苦しいが、大東大のミスにも助けられて致命的な差にならない状態でゲームは進む。しかし大東大は終盤にバックアップのインサイド、#56山岸(1年・F・実践学園)のシュート、#28兒玉のドライブもあって前半を30-39とリードを広げて終えた。

 後半の立ち上がり、#99山崎のフリースローに続き、#1高橋のシュートで大東大のリードは13点。拓殖大はチャージングや24秒オーバーなど、ミスが続いて流れができない。大東大もインサイドの#20毕(1年・C・中部第一)、#99山崎が3ファウルとなるが、持ちこたえて42-51と9点リードで4Qに入る。拓殖大は#14大垣の3Pに始まり、追い上げの意志を見せるが、オフェンスリバウンドを大東大に拾われて速攻を出されるなど、得点しても離されるという展開に。そこに追い打ちをかけるように#99山崎、#20毕の3Pが決まり、残り4分を切って大東大のリードは20点に。拓殖大は#0岡本(3年・G)の3P、#23バンバのブロックからの#0岡本のシュートなど最後まで意地を見せ、#14大垣もバスケットカウントで食い下がるが最後は64-76でタイムアップ。大東文化大が2007年以来のインカレ3位を手にした。

141130banba_g.jpg 入れ替え戦であと一歩足りず2部にとどまった大東大だが、インカレでは青山学院大の撃破をきっかけに、快進撃を見せた。下級生が多いチームだが、各ポジションに選手が複数揃う厚みがあり、かつバランスの良いチーム。インカレでは下級生も思い切りの良いプレーを見せてチームの期待によく応えた。それを引っ張った兒玉や高橋、山崎といった上級生たちの働きも見事なもの。西尾監督「兒玉を始め、4年生の気持ち、3位になりたいという気持ちが勝っていたと思う」と選手の頑張りを勝因に挙げた。

 拓殖大は4位。昨年越えとはならなかった。今年はガードの固定化に時間がかかり、シーズンを通して試行錯誤が見えた。プレーオフにようやく戦い方が見えてきた感があるが、インカレで頂点を獲得するには至らなかった。3年生がチームを牽引しつつあり、完成形が見られるのは来年以降か。来季はその結実を楽しみにしたい。

写真上:1年生ながら、リーグ戦から一定のプレータイムを得て力強いプレーを見せてきた大東大・山岸。この試合でもゴール下で奮闘。
写真下:バンバはさすがの活躍で個人賞も総なめ。来季は4位の壁を越えられるか。

※大東文化大・兒玉選手、高橋選手、拓殖大・大垣選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2014.11.30 (Sun)

【2014インカレ】11/30 5位決定戦 明治大VS国士舘大

自分たちらしさを余すことなく発揮した国士舘大が5位到達
明治大も最後まで戦い抜き次のシーズンへ一歩目を踏み出す


141130IJU.jpg 5位決定戦は、奇しくもリーグ戦プレーオフの5位決定戦と同じ組み合わせとなった。この時は大きく引き離されながらも国士舘大が追い上げたが、最後は明治大が逃げ切る結果となった。しかし、今回は国士舘大が終始集中を切らさなかった。

 #12中東(4年・SG)の外が次々と決まってスタートダッシュに成功した明治大。だが、このまますんなりといかないのが、若い選手の多い今年のチームだ。#9新田(4年・C)に続けて失点し、#66馬(2年・C)のゴール下で追いつかれる。国士舘大はエースである#22原(3年・F)の3P、#6伊集(4年・PG)も得点して12点差で1Q終了。2Qにも、序盤に#5永山(4年・SG)の3Pが2連続で決まった国士舘大の優勢が続いた。明治大のディフェンスがやや改善の兆しを見せ、#2齋藤(1年・PG・桐光学園)のドライブや#50伊澤(3年・PF)のフックシュートも決まるも、ベンチスタートの#23寺田(3年・C)、#68藤井(2年・PG)にも得点が生まれた国士舘大。35−22というスコアで、後半を臨んだ。

 一試合のどこかで得点の止まるシーンがある国士舘大。だが、この日はそうした場面がなかった。相手のマークが苦しくても#22原の得点が要所で飛び出し、明治大は#12中東が気迫のシュートを決めていくが、なかなか迫れない。試合はここから国士舘大#6伊集、#5永山と、明治大は#12中東、#51皆川(4年・C)が決めながら進んだ。国士舘大の勝利が揺るぎのないものとなった状況になると、両チームとも4年生を相次いで投入。明治大は#25佐藤(4年・SF)、国士舘大は#4本多(4年・PG)といった面々が得点を記録し、応援席も盛り上がった。試合は88−62で国士舘大が勝利。勝ち負けはついたが、互いにすっきりした表情で大会を締めくくった。

141130IZAWA.jpg 1部挑戦元年となった国士舘大は、リーグ戦6位、インカレは5位を獲得。リーグ戦の早い段階で勝利を挙げて勝ち方を知ると、その後も勢いに乗って勝利を重ね続け、今年の大学バスケを盛り上げた。リーグ戦中盤からは3年生以下でも計算できる戦力が現れ始め、次のシーズンへの目処を整えることにも成功。警戒が強まることが当然想定されるが、今後も結果を残し続けて新しい伝統を築き上げたいところだ。

 昨年インカレ準優勝を果たしたが、今年はメンバー構成も変わったこともあってなかなか勝ち星に恵まれなかった明治大。だが、例年同様に、今年もリーグ戦後半から状態が向上し、リーグ戦を5位でフィニッシュ。インカレも準々決勝では拓殖大相手にあと一歩という内容だったが、ラストプレーに泣いた。順位決定戦は内容面も重視しながら6位に到達。最低限のところには辿り着いたと言えよう。ここからまた1年は厳しいトレーニングが続いていくことになるだろうが、下級生には期待値の高い選手も多く、どのように進化していくかに注目が集まる。

写真上:リーグ戦ではケガもあったが、インカレではさすがの活躍を見せてくれた国士舘大・伊集。
写真下:どんな状況でも落ち着いてシュートを決めていく明治大・伊澤。来年は、名実共にチームの中心となる存在となるだろう。

※国士舘大・本多選手、永山選手、新田選手、明治大・中東選手、皆川選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2014.11.30 (Sun)

【2014インカレ】11/30 7位決定戦 近畿大VS慶應義塾大

近畿大が逆転で7位を獲得
主力にアクシデントも出た慶應大は8位


141130sou.jpg 関西1位でベスト8に残った近畿大は、最終戦で慶應義塾大と対戦。慶應大は#20福元(3年・G)と#23黒木(3年・CF)が前の試合から欠場し、この日は#10大元(3年・G)も欠場。大事な主力を3人欠く状態での戦いとなった。

 近畿大は立ち上がりに#33藤田(3年・PF)のミドルを皮切りに#25大木(4年・C)のオフェンスリバウンド、#22ソウ(3年・C)もダンクで得点。慶應大はインサイドで#22トカチョフ(1年・CF・國學院久我山)が奮闘するが、#22ソウ相手に早々に2ファウルとなってしまう。それでも#4伊藤(4年・G)が率先して攻め、1Q最後にブザーとともに3Pを沈めて差を縮めて18-13の近畿大5点リード。2Qになると慶應大は#20木村(1年・C・東山)の3Pに#5吉川(4年・G)のシュートで詰め寄り、#22トカチョフから#真木(3年・SG)へのアシストで同点にすると、そこからは早い展開に持ち込み逆転に成功。近畿大は終盤に#5山本(3年・PF)のオフェンスリバウンドで得点するも30-38と逆転されて8点のビハインドを負った。

 3Q、近畿大はディフェンスでゾーンプレスを繰り出して慶應大の足を止めると、#22ソウが存在感を発揮。インサイドで次々に加点して追いつくとそこからは両者競り合いとなった。慶應大は近畿大のゾーン突破に苦戦しながらもついていくが、残り2分を切って得点が止まり近畿大は54-49の5点リードで4Qに入る。アウトサイドに頼らざるをえない慶應大は4Q頭こそ#4伊藤、#5吉川の3Pが決まるが、近畿大が#22ソウ中心に攻めて優位を得ると、慶應大を引き離して逃げ切り、77-69で勝利を収めた。

141130maki.jpg 近畿大は後半のゾーンが効いた。7位でインカレを終えたが、関西1位となり、Aブロックに入って最初から東海大と対戦することを念頭にして臨んだ大会だった。東海大に勝てなかった悔しさを見せたが、ソウ一辺倒だった数年前に比べれば周囲の選手の活躍が目立ち、メンバーの固定化も見えた。全員バスケットを突き詰めてまたのチャレンジを待ちたい。

 慶應大はメンバーが足りない状態でも近畿大にリードできたものの、ゾーンプレスにハマってしまい、そこから逆転されたのは今季の悪い部分が最後まで出てしまったといえる。体制や方針が大きく変わり、それががっちり噛み合ったとは言い切れない場面も見えた新体制1年目。それでも1部残留、インカレ8位は疎かにしてはいけない結果。自分たちで考える姿勢を打ち出して示せた部分を、来季以降の結果につなげていかなくてはならない。

写真上:ダンクに行く近畿大・ソウ。後半に存在感を増して慶應大を引き離した。
写真下:3年生のケガが相次いだ中、真木が奮闘を見せた。

※近畿大・橋本選手、慶應大・伊藤選手、吉川選手、権田選手、木村選手のインタビューは「続きを読む
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2014.11.30 (Sun)

【2014インカレ】最終結果

優勝  筑波大学(61年ぶり2回目)
準優勝 東海大学
第3位 大東文化大学
第4位 拓殖大学
第5位 国士舘大学
第6位 明治大学
第7位 近畿大学
第8位 慶應義塾大学

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優勝  筑波大学


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準優勝 東海大学


第3位 大東文化大学


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第4位 拓殖大学


【個人賞】
■最優秀選手賞(MVP) 笹山貴哉(筑波大学・4年)
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■敢闘賞 バランスキー ザック(東海大学・4年)
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■優秀選手賞 坂東 拓(筑波大学・4年)
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■優秀選手賞 杉浦佑成(筑波大学・4年)
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■優秀選手賞 ベンドラメ礼生(東海大学・3年)
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■優秀選手賞 兒玉貴通(大東文化大学・4年)
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■優秀選手賞 ジョフ・チェイカ・アハマド バンバ(拓殖大学・2年)
■得点王 ジョフ・チェイカ・アハマド バンバ(拓殖大学・2年)136点
■3ポイント王 ジョフ・チェイカ・アハマド バンバ(拓殖大学・2年)11本
■リバウンド王 ジョフ・チェイカ・アハマド バンバ(拓殖大学・2年)OR:19 DR:57 TOT:76
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※バンバ選手閉会式欠席のため、代理で村上選手が受け取った。


■アシスト王 兒玉貴通(大東文化大学・4年)19本
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■MIP賞 藤永佳昭(東海大学・4年)
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筑波大一同。


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筑波大4年生。


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大東文化大4年生。


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2014.11.30 (Sun)

【2014インカレ】11/30 結果

11月30日(日)
◆国立代々木競技場第二体育館

近畿大学77(18-13,14-25,22-11,23-20)69慶應義塾大学(7位決定戦)
明治大学62(8-20,14-15,20-23,20-30)88国士舘大学(5位決定戦)
拓殖大学64(18-17,12-22,12-12,22-25)76大東文化大学(3位決定戦)
東海大学57(6-12,13-18,20-12,18-25)67筑波大学(決勝)


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2014.11.29 (Sat)

【2014インカレ】11/29 準決勝 東海大VS拓殖大

ディフェンスからの流れを作った東海大が
アウトサイドに当たりのきた拓殖大を押さえる


141129bendorame.jpg 準決勝第2試合、3連覇まであと2つの東海大は、拓殖大と対戦。1Qからアウトサイドの当たった拓殖大がリードする入りとなった。

 探りあう序盤からまず流れを掴んだのは拓殖大。最初は外を何本か落としたが、#23バンバ(2年・C)、#14大垣(4年・SF)のミドルで抜け出すと、さらにこのふたりが3Pを続けて沈める。東海大は中では攻めあぐねるが、#10バランスキー(4年・PF)、#0ベンドラメ(3年・PG)のシュートで追いついた。しかし最後は拓殖大#39成田(2年・SG)の速攻がゴールティンディングになり、15-16の拓殖大1点リードで1Q終了。

 2Qの立ち上がりは#35伊藤(2年・PG)、#13中山(2年・SG)のスティールで東海大は機動力を活かした展開に。拓殖大はターンオーバーが続いて得点が止まってしまった。東海大は#7晴山(4年・SF)、#35伊藤の3Pもあって一時9点のリードとなるが、拓殖大は#29岩田(3年・PF)がシュートをねじ込み、またも#14大垣、#33バンバの3Pで追いついていく。東海大がファウルなどで苦しむ間に拓殖大は残り1分半で逆転に成功。東海大は#35伊藤に続き、最後は#0ベンドラメが3Pを決めて再度逆転し、36-32と4点リードで前半を終了した。

 3Q、東海大がここで一気に引き離しにかかった。#45頓宮(3年・C)のシュート、#10バランスキーがリバウンドで粘って最後にゴールを決めると、#33鈴木(2年・SG)のバスケットカウント、#45頓宮のゴール下、さらには#13中山のオフェンスリバウンドからのシュートで3分間に10得点。拓殖大はこの間#99赤石(3年・PF)がフリースローを決めるのがやっととなってしまう。14点もの差が一気についてしまったが、#14大垣の3Pはまだ落ちず、#13阿部(1年・SG・市立船橋)が走って得点し、3P、最後にはバスケットカウントも決めて点差は開いたものの、気持ちは切らさず55-45で3Q終了。

141129abe.jpg 4Q、#1小島(3年・PG)の3Pで幕を明け、その後10点ほどのリードを保っていく東海大。拓殖大が追い上げそうになれば#0ベンドラメ、#10バランスキーが決め返して拓殖大の勢いを削いでいく。しかしこの日は拓殖大も切れずに、このQも#14大垣が2本の3Pを決めると、残り1:43に#13阿部の速攻が再び東海大のティンディング判定となり6点差に。東海大は1分を切って#8藤永(4年・PG)のアシストから#13中山が決めて8点差にするが、粘る拓殖大は最後に#99赤石、#0岡本のドライブが出ると、フリースローで逃げる東海大に対し、最後は#14大垣のこの日6本目の3Pが決まるも、72-68でタイムアップ。東海大が決勝に駒を進めた。

 点差ほどの競り合いがあった試合とは言えない内容だった。東海大のディフェンスは固く、拓殖大はバンバも通常よりはかなり押さえられた。大垣の3Pが6本と当たりを見せたが、池内監督「ガードの得点が足りていない」と、今年ずっと言い続けた課題を乗り越えられなかった点を第一の敗因に挙げた。

 高さのない東海大はチーム事情的に3ガードの布陣による機動力が重要になるが、この試合でもそれが機能した。「平面のバスケ、それを徹底してやるしかない」陸川監督。3連覇に関しては監督も選手たちも「意識はしていない」と言う。3連覇、そして初の3冠を意識せずに決勝に臨む。

写真上:終始抜け目のなさを見せる東海大・ベンドラメ。
写真下:拓殖大・阿部は懸命に走って追い上げに貢献。

※東海大・頓宮選手、拓殖大・岡本選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2014.11.29 (Sat)

【2014インカレ】11/29 準決勝 筑波大VS大東文化大

大東大のゾーンに苦しめられながらも
筑波大が決勝進出を果たす


141129SUGIURA.jpg 第3シード筑波大と、勢いに乗って勝ち進む大東文化大。今季の戦績を考えると筑波大優勢と見られた準決勝の戦いは、そうした予想を裏切る逆転に次ぐ逆転の好勝負となった。

 試合序盤は筑波大が実力を発揮。#21笹山(4年・PG)の得点で幸先よく先制、#17杉浦(1年・PF・福大大濠)も内外で得点を重ねていく。大東大はそれとは対照的。筑波大ディフェンスを前に良い攻めの形がなかなか作れず、開始5分で13−4とされた。大東大はこの時間帯から、高い位置での2−2−1のゾーンプレスに切り替え。吉田監督が「ボール運びもさることながら、破った後のオフェンスで足が止まってしまった」という筑波大はここからシュート確率が極端に落ちる。逆に大東大は徐々に#99山崎(3年・F)が奮起、積極的に狙ったシュートが次々とネットを通過。1Q終了間際には連続3Pで二桁開いた点差を逆転してみせた。筑波大は最後のプレーで#21笹山の長距離のシュートが決まったかに見えたが、これはブザー後の判定。19−15の大東大リードで最初の10分が終わった。

141129YAMAZAKI.jpg 2Qも#99山崎のシュートは落ちない。前からのゾーンは続けて筑波大の停滞が続く間に、外のシュートを決め続ける。一方の筑波大は、大東大が#28兒玉(4年・PG)を下げた隙を狙って相手のターンオーバーを誘発。僅かな時間で#17杉浦や#2満田(2年・F)が稼ぎ、ほぼイーブンスコアに戻した。大東大はコートに戻った#28兒玉が悪い流れを断ち切るミドルシュートを決めるが、外に当たりが来なくなる。筑波大は追いついた流れのままに#17杉浦の3Pで再逆転。優位に立ったかに見えた。しかし、大東大は最後のオフェンスで#99山崎が渾身の3Pをブザービーターとし、個人では何と前半で23得点目。35−34と、分からない得点でハーフタイムとなった。

 筑波大は、後半から#99山崎へボールが入らないようディフェンスを強化。山崎が打てなくなり、#20毕(1年・C・中部第一)が3ファウル目となった大東大は得点が伸びなくなった一方、筑波大は#21笹山のフローター、#17杉浦のインサイドで得点を重ねる。そうして筑波大がじわじわ離す様相を見せ始めるも、大東大は#56山岸(1年・C・実践学園)のバスケットカウント、#1高橋(4年・SG)の3Pで粘る。毕が下がったインサイドで#8木林(2年・PF)も確実に得点するが、#7渡部(3年・F)の3Pを許して一気に離せないもどかしい展開が続く。筑波大はリード6点として、このQを終えた。

141129yamagisi.jpg 4Q序盤、筑波大は#92村越がバスケットカウント。ワンスローを決めて9点差とする。だが、この日の大東大は粘りの姿勢を継続。#56山岸がペイント内で得点し、#28兒玉もフリースローを揃える。筑波大は、序盤から大東大が継続するプレスを攻略しきれず、連続性のあるオフェンスが出せずにまたも相手に迫られる。イージーミスが続いて無得点が続き、#56山岸のシュートを許して逆転されてしまう。大東大はその後も好調さを維持し、#28兒玉の3点プレーも飛び出して残り4分で5点をリード。いよいよ勝利が見えた。しかし、筑波大は冷静だった。#8木林のポストを使って手薄な相手インサイドで効果的にフリースローを稼ぐ。大東大はファウルトラブルで温存していた#20毕が5回目を宣告され退場。オフェンスも相手の集中したディフェンスに手を焼き、決定打となる一本を決められない。筑波大は1点を追う場面でことごとくリバウンドを制し続け、#8木林のレイアップで再びの逆転に成功。大東大は最後に#28兒玉に託すが、ジャンプシュートは#17杉浦のブロックに阻まれ、「最後は自分で決めに行こうと。周りもそれを理解してくれていて、絶対に自分が沈めるという意識しかなかった」というドライブも入りきらず、ほんの僅かの差に泣いた。67−65とした筑波大が、手に汗握る戦いを制し、決勝進出を決めた。

 最後まで分からない激闘のポイントとなったのは大東大の高い位置からのゾーンプレスだった。大東大はこれで相手の序盤の勢いを殺すことに成功。これを終盤まで続けて、勝利まであと僅かまでこぎつけた。それを許さなかったのは、筑波大の勝負どころでのディフェンスの良さと、インサイドで確実に得点を稼いだ冷静さだった。今年は強力なメンバーが揃い、結果を出したい年だが、最後にビッグタイトル獲得のチャンスが巡ってきた。吉田監督「ここまで来たら気持ちが大事。決勝も『勝ちたい』という気持ちを出せるか、対戦相手を上回るかにかかると思う。その気持ちを落とさないようにしたい」と、精神的な面を決勝のポイントに挙げた。61年ぶりの大学日本一なるか。

 1部校を次々と沈めてここまで駒を進めた大東大。この試合でも勝利が見えた時間帯があったが「5点リードして、『次へ、次へ』という気持ちが強くなり過ぎた」と、兒玉はコントロールしきれなかったことを逆転負けの敗因に挙げた。若いチームの粗さが、インカレ準決勝という舞台で露呈してしまった。しかし、青学大、慶應大を相次いで破ってベスト4入りを果たしたことは誇っていい。3位決定戦に進むが、これまでの勢いを切らさぬ戦いぶりに期待したい。

写真上:要所で得点していった筑波大・杉浦。チームの決勝進出に大きく貢献した。
写真中:前半に驚異的な確率でアウトサイドを沈めていった大東大・山崎。筑波大・吉田監督は「まさかあれほど入るとは」と驚きを隠さず、チームメイトの兒玉は「本当に助かった」と感謝の念を示した。
写真下:毕のファウルトラブルに伴っての出場となったが、その穴を補って余りある働きを示した大東大・山岸。


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2014.11.29 (Sat)

【2014インカレ】11/29 順位決定戦レポート

明治大、国士舘大が勝ち抜き5位決定戦へ
慶應大、近畿大は7位決定戦にまわる


 エスフォルタアリーナ八王子で行われた順位決定戦は、互いに最終的に競り合う形となって、明治大と国士舘大が勝ち上がった。関東リーグ戦のプレーオフと同じカードで同じ順位、5位をかけて争うことになった。近畿大は終盤に失速、慶應大も怪我人が多発してリードを守りきれず終わった。


【終盤の逆転劇で明治大が白星をもぎ取る】
141129NAKAHIGASHI.jpg 準々決勝に敗れ、順位決定戦に進んだ明治大近畿大。2年前のインカレでは3位決定戦で対戦した両者が、この段階で対戦することとなった。

 序盤から主導権は近畿大が握った。2年前と比較するとチーム全体のバランスが改善されたとはいえ、#22ソウ(3年・C)のインサイドでの得点が効いてリードを拡大。加えて#16橋本(4年・PG)もリバウンドや速攻を得点につなげる役割を果たす。明治大は、早い段階で#51皆川が2ファウルとなってしまって、#22ソウのディフェンスに手を焼いた。オフェンスのテンポアップもなかなか図れずに、1Qで9点ビハインドを背負った。だが2Qになると明治大にも良さが出始める。#50伊澤(3年・PF)のバスケットカウント、#55吉本のレイアップでじわじわと追い上げ。近畿大の外のシュートが落ち始めるのを尻目に、内外様々な形で得点を伸ばし、ビハインドを4点にして前半終了となった。

 このまま呑まれたくない近畿大は、3Q立ち上がりに#22ソウのゴール下、#16橋本の3Pでリード拡大に成功。対する明治大も、#50伊澤のミドルシュートで息を吹き返し、得ていったフリースローをきっちり決めていく。このままこの10分間は明治大が詰めれば、近畿大が離すという展開が続いた。互いにきっかけとなる得点やプレーが出せないまま迎えた4Q、明治大は序盤に#55吉本の3Pで同点に追いついた。近畿大は明治大ディフェンスを前に苦しいシュートが多くなり、リズムが掴めない。#50伊澤の得点が続いて明治大リードとなり、#55吉本も3Pでこれに続いた。明治大の余裕を持った試合運びに、近畿大はうまく対応できずにフラストレーションを溜める表情。明治大は、最後は二桁点差に乗せ、78—65で勝利し、5位決定戦行きを決めた。

写真:ソウがディフェンスに寄ってきても、それを楽しむようにかわしてシュートを決めていった明治大・中東。25得点をマークした。

※明治大・吉本選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【慶應大の大量リードを国士舘大が覆す】
141129nagayama.jpg 国士舘大慶應義塾大の順位決定戦は、前半で慶應義塾大が大量のリードを奪ったものの、国士舘大が終盤に鮮やかな逆転劇を見せた。

 1Qは慶應大ペース。国士舘大のオフェンスを次々に止めて、逆にディフェンスの甘い状態だった国士舘大に対し、3Pが面白いように決まった。#10大元(3年・G)が3本、#4伊藤(4年・PG)、#19西戸(2年・SG)もそれぞれ1本決めて1Qは13-27。2Qは慶應大のファウルが続き、得点が止まってしまうが、一方の国士舘大もオフェンスのリズムが作れず、互いにターンオーバーが続く。最後まで互いに乗りきれずにこのQは5-9とロースコアに終わった。

 3Q、慶應大は#6権田(4年・CF)のシュート、#4伊藤の3Pもあって一時20点近いリードを得た。しかし国士舘大は#22原(3年・SF)がここから奮起。3Pを次々に沈めて差を詰めていく。慶應大は#10大元が足を痛めてベンチへ下がるが、#22トカチョフ(1年・SF・國學院久我山)、#19西戸らの得点でなんとかつないで33-49でリードを保って終了。

 4Q、国士舘大は激しいディフェンスを仕掛ける。プレスで慶應大の足を止めると途中ベンチに下がっていた#6伊集(4年・G)が3P、スティールなど次々にシュートを決めて、#5永山(4年・SG)も3Pを決めていく。残り3分、#5永山の連続3P、#22原のフリースローで遂に国士舘大が同点に追いつく。慶應大はゴール下では国士舘大の高さを突破できず、外も簡単に打たせてもらえなくなる。国士舘大は#23寺田(3年・PF)のタップで逆転すると、再度#23寺田のミドルがネットに吸い込まれリードを広げる。慶應大はタフショットを決められず、最後に#6権田がゴール下を押し込むも62-60と2点差で軍配は国士舘大に上がった。

 慶應大は終盤プレス突破に苦心し、タフショットとなってシュートの精度を欠いた。黒木、福元が怪我で欠場し、大元も途中でベンチへ。最終盤をしのぎきるには人材が足りなかった面もあるが、大量リードを守りきれなかったのは痛いところ。国士舘大は勝ったものの出だしの悪さが響いた。主力が数人抜けている慶應大に対してこの内容では、と原も反省の弁。順位決定戦というメンタル面で難しいステージだが、残り1試合、それぞれに全力を出してもらいたい。

写真:終盤、追い上げの3Pを決めた永山。確率の高さでいえば、原や伊集をしのぐ精度がある。

※国士舘大・原選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2014.11.29 (Sat)

【2014インカレ】11/29結果

11月29日(土)
◆国立代々木競技場第二体育館(準決勝)

筑波大学67(15-19,20-15,19-14,13-17)65大東文化大学
東海大学72(15-16,21-16,19-13,17-23)68拓殖大学

◆エスフォルタアリーナ八王子(順位決定戦)
近畿大学65(27-16,14-21,13-13,11-28)78明治大学
国士舘大学62(13-27,5-9,15-13,29-11)60慶應義塾大学

 

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2014.11.29 (Sat)

【2014インカレ】11/30 試合予定

11月30日(日)
国立代々木競技場第二体育館

11:30 近畿大学 vs 慶應義塾大学(7位決定戦)
13:20 明治大学 vs 国士舘大学(5位決定戦)
15:10 拓殖大学 vs 大東文化大学(3位決定戦)
17:00 東海大学 vs 筑波大学(決勝)

 

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2014.11.28 (Fri)

【2014インカレ】11/28 準々決勝 東海大VS近畿大

東海大はインサイドで攻めあぐねるが抜け出す

141128itotatuya.jpg #23ソウ(3年・C)を中心にまとまりを見せる近畿大は、ディフェンディングチャンピオン東海大に対して終始激しく戦いを挑んだ。

 インサイドでは#45頓宮(3年・C)が#23ソウをかわし得点する場面もあったが、全体的にアウトサイドを打つ形が多くなる東海大。これが決まってこずに重い立ち上がりになるが、#13中山(2年・SG)がブロック、オフェンスリバウンドで貢献する。一方の近畿大も#23ソウはペイント内では強みを発揮できず、アウトサイドシュートが多くなる。#6保花(4年・SG)、#16橋本(4年・PG)、#33藤田(3年・PF)らポイントゲッターが攻め、最後には#24戸梶(3年・PG)の3Pで15-13と2点差に肉薄して1Q終了。

 2Q、近畿大は#5山本(3年・PF)のミドルシュートが2本決まる。東海大は#3大矢(2年・PF)のフローター、#8藤永(4年・PG)の3Pで対抗する。東海大は開始4分でスタメンをほぼコートに戻すと、#0ベンドラメ(3年・PG)が2本の3Pを沈め、#33鈴木(2年・SG)の3Pが入って一気に10点以上のリードを奪った。近畿大はシュートが落ちてターンオーバーが多くなり、前半は37-28で終了。

 3Qの立ち上がり、近畿大は#22ソウにボールが入って2連続得点。しかしオフェンスリバウンドに何度も絡むも、東海大との競り合いが激しく、また#16橋本が速攻に走るが阻まれてターンオーバーになってしまう。逆に#10バランスキー(4年・PF)の速攻、#35伊藤(2年・PG)のボールカット、アシストなどで東海大がさらにリードを広げると、3Qは53-36とリードを広げ、攻め続ける近畿大に対して手を緩めず、68-55としてベスト4へと駒を進めた。

141128hasimoto.jpg ゴール下でのプレーはやや苦戦したが、ガード陣の機動力は東海大の貴重な武器。固いディフェンスも「(初戦の)大阪学院大に気づかせてもらった」(陸川監督)と、2戦目からは気を引き締め直した様子が見える。ただしターンオーバーの多さには修正をはかりたいとしている。バランスキー「外のシュートが多くなってしまったけれど、試合全体を見ればファウルをたくさんもらってフリースローをもらえたのは良かった」と、流れを持ってこられた面を評価。近畿大は関西1位のプライドをもって挑んだが、2Q以降についていくことができなかった。

写真上:ベンチスタートで確実に仕事をこなす東海大・伊藤。
写真下:近畿大・橋本は最後までアグレッシブに攻め続けた。

※近畿大・保花選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2014.11.28 (Fri)

【インカレ2014】11/28 準々決勝 筑波大VS国士舘大

筑波大が国士舘大に点を取らせずシャットアウト

141128baba.jpg 筑波大国士舘大の対戦は、筑波大が得点源をしっかり押さえて国士舘大の展開にはさせなかった。

 国士舘大は立ち上がりに#22原(3年・SF)がミドル、3Pと連続で決める。しかし#66馬(2年・C)が立て続けに2ファウルとなってしまう。筑波大は#8木林(2年・PF)のインサイド、#6馬場(1年・SF・富山第一)の速攻で流れを作ると、#14坂東(4年・SG)が3連続の3Pを決めてみせた。国士舘大は#22原の3P、バスケットカウントで対抗し、#5永山(4年・SG)、#6伊集(4年・PG)の3Pなど、得意のアウトサイド攻勢が決まるが、#9新田(4年・CF)も2ファウルとなってしまい、1Qは22-19と筑波大3点リード。

 2Q立ち上がり、#92村越(3年・PF)が2ゴールするが、2ファウルも続けて犯してしまう。ここからややファウルが続く筑波大だが、国士舘大はなかなか外のシュートが決まらなくなる。それでも#66馬のフリースローに続き#68藤井(2年・G)の3P、#22原の得点で持ち直すと、#23寺田(3年・PF)のシュートで9点差を同点にまで戻した。筑波大は合わせのミスなどもあるが、#14坂東の3Pもあって39-36と1Q同様3点リードで前半を終了。

 3Qが勝負の肝になった。筑波大が立ち上がりからシュートを沈めたのに対し、国士舘大はいい形で打たせてもらえず3Pが入らない。ターンオーバーも連続し、開始3分で再び大きく差を開かれた。#14坂東がルーズボール、3Pでチームを盛り上げると、前半は不調だった#17杉浦(1年・PF・福大大濠)が得点に絡み出す。そこに#6馬場の走るプレーが加わって20点近いリードを奪うことに成功した。#6馬場、#8木林が終盤に4ファウルになってしまうが、大きなリードで余裕は失わず、4Qもそのリードを保つ。国士舘大はファウルトラブルが厳しくなり、攻撃もアウトサイド一辺倒に。しかし#6馬場に激しくチェックされる#22原は当たらず、代わりに#6伊集が4本の3Pを決めていくものの、引き離されて94-67で試合終了。筑波大が昨年越えとなるベスト4の壁を突破した。

141128IJYU.jpg 得点の押さえどころを押さえての筑波大の勝利。最初は原にやられたが、吉田監督はマークする馬場には「最初はディフェンスが甘かったので、もっと激しくいけ」と指示した。馬場がそれによく応えたのは、後半の原がほぼ外を入れられなかったことからも分かる。昨年は明治大に前半大量リードを得ながら、大逆転でベスト4へ進めなかった。それを振り返るモチベーションビデオを学生が作成し、チーム一丸となれたと言う。インカレベスト4は吉田監督にも未知の世界。どのような戦いになるか。

 国士舘大は後半はあまりいい形で打てなかった。インサイド陣もファウルトラブルで思うようにリバウンドに絡めなかったのは厳しいところ。強みを生かすことができなかった。

写真上:攻守で活躍を見せた筑波大・馬場。
写真下:終盤、国士舘大は伊集が何本も3Pを決めていった。

※筑波大・坂東選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2014.11.28 (Fri)

【2014インカレ】11/28 準々決勝 慶應義塾大VS大東文化大

ノーシード同士の激闘を制した大東文化大が準決勝へ

141128KODAMAITO.jpg シード校を破って準々決勝へ駒を進めた慶應義塾大大東文化大。慶應大は4年ぶり、大東大は7年ぶりとなるベスト4を目指し、両者白熱の攻防を演じた。

 まず先にペースを掴んだのは慶應大だった。#10大元(3年・G)のタップで先制すると、#4伊藤(4年・PG)も奮起。内外で難しいシュートを決める。大東大は、リバウンド面での優位性を示せず、シュートがアウトサイド中心となって点が伸びない。しかし、最後は#4伊藤のブザービーターが決まった慶應大の1Qのリードは6点止まり。リズムが良い中でもターンオーバーも目立ち、完璧な内容とはならなかった。2Qも、ミスが出ながらも慶應大が試合を優位に運ぶ。ベンチスタートの#19西戸(2年・G)が2連続得点で仕事人ぶりを披露し、同じく交代出場となった#22トカチョフ(1年・CF・國學院久我山)の豪快なリバウンドシュートが決まった。苦しい大東大はこの局面で、#99山崎(3年・F)が単発ながらも外寄りのミドルシュートを次々と決めて、チームを救う。慶應大は、#10大元の4点プレーが飛び出すが、その前後にバイオレーションを犯してしまい、5点リードと若干詰め寄られて前半を終えた。

 迎えた3Qは、互いに難しい内容となった。マークは厳しくなり、ボールへのプレッシャーも増してファウルが頻発。早い段階で両者ともチームファウルが5つとなり、フリースローを決め合う展開となった。大東大はこの状況下で#99山崎と#28兒玉(4年・PG)が積極性を示して一時同点に追いついたが、慶應大も終盤に#10大元の速攻、#4伊藤のバスケットカウントが炸裂。スコア上はほぼ相殺し合う10分間となったが、慶應大が流れを掴んだかに思われた。だが、大東大はしぶとい。#99山崎が4Q開始すぐに連続得点。総じて好調だった慶應大のオフェンスが、この時間帯で停滞する。大東大にも決めきれない場面はあったが、#28兒玉も連続得点、#99山崎の3Pで残り5分40秒で遂に逆転。慶應大はすかさず#13福元(3年・G)のドライブ、速攻を#10大元が決めて再逆転するが、大東大も#99山崎、#28兒玉の両輪でまたも逆転。予断を許さない攻防が続く。残り2分40秒、大東大は#99山崎の3Pでこの試合6度目の逆転。ここで決め返されずに#7渡部(3年・F)がフリースローを2本揃える。大東大がファウルを修正したのに対し、慶應大は不運な形もあったがファウル数を抑えられずに次々とフリースローを献上。じわじわと点差を離される展開となってしまった。やむなく最後はファウルゲーム気味に仕掛けて勝利への可能性を残し続けるが、大東大はタイムアウトを上手く使ってかわし、ゲームセット。70—65で大東大が勝利し、準決勝進出となった。

141128BI.jpg 両者ともにミスを犯し、それを相殺し合うような大味な内容でもあったが、試合の中で修正する力を示した大東大が僅かに上回った。近年稀に見る混戦だった関東2部リーグからの挑戦という立場にいるが、その立場に恥じない戦いぶりを演じてとうとう準決勝にまで到達。筑波大を突破するのは容易ではないが、「トップ4のチームで、今日の相手よりもチャレンジ精神を持ちやすい。しっかり自分たちのバスケットをやりたい」と、西尾コーチは前を向く。果たしてどこまで通用するか。

 慶應大は終盤までリードし続けたが、終盤に失速。4年ぶりのベスト4入りは果たせなかった。それでも現メンバーにとっては翌日からの順位決定戦も新鮮な舞台である。今年はコーチが代わり、スタイルに変化を見せつつある。それを少しでも来年以降の自信に繋げられる内容としたいところだ。

写真上:18得点の慶應大・伊藤と17得点の大東大・兒玉。白熱のマッチアップだった。
写真下:疲労もあるようだが、それでも誰もが絶大な存在だと認める大東文化大・毕。

※大東文化大・山崎選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2014.11.28 (Fri)

【2014インカレ】11/28 準々決勝 明治大VS拓殖大

劇的なブザービーターで拓殖大がベスト4へ

141128OGAKI.jpg 準々決勝第一試合、明治大拓殖大によるゲームは、終盤までもつれ、タイムアップまで行方の分からないものとなった。

 前半は、完全に拓殖大の流れだった。序盤こそ外の確率は上がらなかったが、#23バンバ(2年・C)という強力なインサイドを軸に、#99赤石(3年・C)や#14大垣(4年・SF)もコンスタントにシュートを決めていく。立ち後れた明治大は、早くも1Qで二桁の点差を追いかけることに。2Q序盤に#50伊澤(3年・PF)の連続3Pで迫るかと思われたが、この日の拓殖大は相手の反撃の都度、#14大垣がその気勢を削ぐように得点を決め返した。明治大に糸口を見出させず、15点リードでハーフタイムを迎えた。

 明治大は、3Qからゾーンを開始。しかしこれは有効に機能せず、#29岩田(3年・F)、#99赤石といった面々が次々と得点を決めて点差は4分過ぎに21点に。ここから明治大は反発力を発揮した。#22宮本(1年・PF・明成)が得点を重ね、これをきっかけにプレスが面白いように決まり始める。拓殖大はそれまでの好調さがすっかり影をひそめ、イージーミスが増加。10点差で迎えた4Q、明治大は#50伊澤の3P、#22宮本のゴール下、#55吉本(3年・SG)の3Pはバンクで決まり、2点差に。実に8分弱で大量ビハインドをほぼ帳消しにしてみせた。しかし、ここから一気に逆転ができない。#23バンバに3Pを許すと、ここからはどちらかと言うと守り合いながら僅かに拓殖大がリードし続ける。要所で#14大垣が得点する拓殖大に必死に食らいつく明治大は、残り2分28秒で#22宮本のフリースローでようやく逆転。すぐに返されるも、#55吉本の3Pで再びのリードとなる。お互いにシュートミスが出て、決定打が出ない攻防は、37.7秒を残した場面で#23バンバがバスケットカウントを獲得した拓殖大が再度リード。明治大は直後のオフェンスで#12中東(4年・SG)に合わせにいった#22宮本が決めきれず、ファウルゲームに移る。3点を追う最後のオフェンス、ボールを受けた#2齋藤(1年・PG・桐光学園)が値千金の3Pを決めて土壇場で同点となる。拓殖大の池内監督でさえも「延長になると思っていた」勝負だったが、ボールを受けた#14大垣が僅かの間にドライブのコースを見つけた。鋭い動きでアタックし、レイアップがネットを通過した直後にタイムアップ。拓殖大が歓喜を爆発させる劇的な勝利で、見事に準決勝進出を果たした。

 薄氷を踏む内容での勝利となった拓殖大。池内監督はいくつかの課題を口にしつつも、大垣の復調やチームディフェンス面での良さには自信を深めている。チームの調子は上向きだ。このところは勝てていない東海大に一泡吹かせ、勢いを増した状態で決勝進出を果たせるか。

141128SAITO.jpg 拓大に対してはさまざまな準備をしてきたという塚本HC。主力が抜けた夏以降は特にガードをいかに育てるかにも苦心した。「ナイスゲームとは言えないが、4年にはこの悔しさを残りの試合に持っていって欲しいし、3年には来年以降のために頑張って欲しい」と言う。試合前には「完璧は求めない、コミュニケーションをすることを求める」と伝えたと言う。残りの順位決定戦でそうしたチームでの一体感を示せるか。


写真上:決勝点となるブザービーターを決め大垣は渾身のガッツポーズ。この日19得点と奮起し、リーグ戦後半の不調を見事に払拭した。
写真下:明治大・齋藤も良さを発揮。持ち前のクイックネスで追い上げに一役買った。

※拓殖大・大垣選手、明治大・宮本選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2014.11.28 (Fri)

【2014インカレ】11/29 試合予定

11月29日(土)
国立代々木競技場第二体育館(準決勝)

16:20 筑波大学 vs 大東文化大学
18:00 東海大学 vs 拓殖大学

エスフォルタアリーナ八王子(順位決定戦)
◇Aコート

12:30 近畿大学 vs 明治大学
◇Bコート
12:30 国士舘大学 vs 慶應義塾大学


 

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2014.11.28 (Fri)

【2014インカレ】11/28結果(準々決勝)

11月28日(金)
◆国立代々木競技場第二体育館(準々決勝)

明治大学75(12-24,17-20,22-17,24-16)77拓殖大学
筑波大学94(22-19,17-17,30-15,25-16)67国士舘大学
慶應義塾大学65(20-14,12-13,19-17,14-26)70大東文化大学
東海大学68(15-13,22-15,16-8,15-19)55近畿大学

 

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2014.11.27 (Thu)

【2014インカレ】11/27 レポート

迫る日本体育大を振り切り、明治大がベスト8
残りは筑波大・拓殖大・近畿大に決定


インカレ4日目、ベスト8残りの4試合が代々木第二体育館で行われた。

141127bekki.jpg 地方勢で生き残りをかける東海1位の中京大国士舘大に挑んだ。立ち上がりに#22原(3年・SF)の得点で国士舘大が引き離したが、2Qになって中京大は点差を詰め、終盤に#11杉本(4年・SG)のアシストからの#56戸次(4年・C)へのアシスト、#11杉本のタフショットで33-40と7点差にして前半終了。3Qも#11杉本の速攻などで5点差にするが、インサイドの要である#56戸次がファウルトラブルに。そこからゴール下でのディフェンスで苦しむと、国士舘大は#6伊集のシュート、アシストなどで再び点差を10点以上に開いた。国士舘大は4Qも流れを手放さず、合わせのプレーなども連発して87-64。2008年以来のベスト8へ進出した。


141127banbaissa.jpg 拓殖大白鴎大と対戦。立ち上がりからリードを奪ったのは拓殖大。白鴎大は1Qで#28川邉(2年・F)が3ファウルと苦しく、オフェンスは#23ジャニ(2年・C)が得点するのがやっと。拓殖大は#23バンバ(2年・C)が調子よく得点を重ねて1Qで20-7とすると、その後もリードを守った。白鴎大は1-3-1ゾーンを敷いて対応するが、自身の得点が1Q、3Qで一桁で伸びず。4Qでは粘って追い上げる部分を見せるが、75-52で拓殖大がベスト8を突破した。

141127hachiya.jpg 筑波大は4年ぶりにインカレ出場となった関東学院大と対戦した。筑波大は序盤に#14坂東(4年・SG)の3P、#6馬場(1年・SF・富山第一)の速攻からのバスケットカウントなどで流れを作る。関東学院大はターンオーバーが続いて出遅れる形になる。得意の速い展開に持ち込んだ筑波大が1Qで28-10とするが、2Qには関東学院大も#11伊藤(2年・PG)の3Pで持ち直し、挽回して前半は41-32。3Qに入ると#10エリマン(4年・C)のブロック、#38蜂谷(3年・SF)、#11伊藤の3Pで6点差に迫った。しかし筑波大も#17杉浦(1年・PF・福大大濠)の3Pなどで、関東学院大に詰め寄られてもシュートを決め返し、リードを保つ。4Q、関東学院大はシュート確率が悪くなり、87-64と引き離されて試合終了となった。

写真上:インサイドの要、中京大・戸次はファウルトラブルで苦しんだが力強いプレーを見せた。
写真中:拓殖大・バンバ対白鴎大・ジャニのマッチアップ。互いに激しくやりあう場面が見られた。
写真下:速攻や1対1など高い個人技を見せた関東学院大・蜂谷。少ないメンバーで戦いきった。

※中京大・杉本選手のインタビュー、白鴎大・星野選手のインタビュー、関東学院大・前川選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【粘る日体大を退け明治大が勝利】
141127nakahigashi.jpg
 第5シード明治大と2部2位でインカレに出場した日本体育大の試合は、後半に追いついた日体大が最後まで食い下がり息詰まる熱戦となった。

 立ち上がりは#50伊澤(3年・PF)のミドル、#12中東(4年・SG)の3P、#55吉本(3年・SF)から#51皆川(4年・PF)へのアシストも出て明治大が流れを掴む。日体大は出遅れるが#19田口(1年・F・福岡第一)のシュート、#1本間(4年・PG)からの#12周(4年・C)へのアシストなども出て追い上げる。しかしリバウンドでは苦戦し、#12中東や#50伊澤の速攻を出されてしまい、1Qは21-16で明治大リード。

 明治大は2Qに入っても#50伊澤のシュートが止まらない。5分間で8点を稼ぐ活躍を見せる。一方の日体大はインサイドでは苦しいが、#34加藤(3年・SG)、#35佐々木(3年・SG)の3Pが続き、さらに#34加藤が1対1から相手を抜き去り、3Pを沈める勝負強さを発揮。3Pでつなぐ日体大がこれで4点差とするが、ここからの攻撃は明治大のディフェンスの固さが勝った。明治大も3秒オーバーやターンオーバーが出るが#55吉本の3Pが決まってその後は#50伊澤のシュートで再び12点のリードに。日体大はアウトサイドが落ち始めるが、Qの最後には再び#34がスローインをもらうとペイントに切れ込み、鮮やかにレイアップを決めて40-34と6点差にして前半を終えた。

 3Q、明治大は#12中東の得点があるが、リバウンドが日体大に傾き始め、日体大は走る展開へと持ち込んでいく。#1本間がファウルされながら走る意識を見せ、#9出羽(4年・SG)がそれに続くように速攻で得点に絡む。明治大は#55吉本の3Pや#51皆川のシュートで逆転はさせないが、我慢の時間帯。日体大は#9出羽が2連続のバスケットカウントを獲得して遂に1点差に迫るが、この1点がなかなか追加できずに51-50の明治大1点リードで3Qを終了した。

141127kato.jpg 4Q開始1分、#9出羽のフリースローで遂に日体大は同点。明治大は#12中東が決め返すが、#19田口のシュートで日体大もついていく。この展開の中で日体大は必死のディフェンスを繰り広げるが、明治大はうまく空いたスペースから#51皆川が3連続得点に成功。さらに#12中東のアシストで#50伊澤が決めてほんの2分で8点のリードを得た。日体大は#1本間が2本の3Pで再び2点差に戻すが、残り2分を切って明治大はここからこの日好調の#50伊澤がミドルシュートを2連続で決めた。日体大はここでついた点差を再び取り戻すことは叶わず、68-61で試合終了となった。

 明治大は持ち味であるディフェンスの固さが光った。インサイドを皆川が固め、10リバウンド。中東も17点11リバウンドで貢献し、伊澤が26得点と1試合を通じて安定して得点を取り続けた。

 日体大は追いついた後の攻撃であと一歩明治大を凌駕するには至らず。2Q以降リバウンドには絡んだが、セカンドチャンスに決めきれず惜しい敗戦。しかし最後まで攻める姿勢は貫き、今シーズンを熱闘で締めくくった。

写真上:17点の明治大・中東。要所のシュートで流れを切らさなかった。
写真下:今シーズン、勝負どころを任されてそれをことごとく決めてきた日体大・加藤。見事な3P、1対1を見せた。

※明治大・伊澤選手、日体大・本間選手、出羽選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2014.11.27 (Thu)

【2014インカレ】11/28 試合予定

11月28日(金)
国立代々木競技場第二体育館(準々決勝)

13:20 明治大学 vs 拓殖大学
15:00 筑波大学 vs 国士舘大学
16:40 慶應義塾大学 vs 大東文化大学
18:20 東海大学 vs 近畿大学

 

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2014.11.27 (Thu)

【2014インカレ】11/27結果(2回戦)

11月27日(木)
◆国立代々木競技場第二体育館(2回戦)

中京大学60(10-24,23-16,9-15,18-17)72国士舘大学
明治大学68(21-16,19-18,11-16,17-11)61日本体育大学
白鴎大学52(7-20,13-11,9-19,23-25)75拓殖大学
筑波大学87(28-10,13-22,24-18,22-14)64関東学院大学

 

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2014.11.26 (Wed)

【2014インカレ】11/26 レポート

青山学院大が大東文化大に敗れベスト16
その他東海大・近畿大・慶應義塾大がベスト8へ


141126zakk.jpg インカレ3日目、墨田区総合体育では1回戦残りの4試合、代々木第二体育館では2回戦4試合が行われた。2回戦を突破すればベスト8、オールジャパンの出場権を手に入れることになる。インカレは2回勝てば後に続くことができる大会。たかが2回、されど2回の難しさがまず最初の見どころだ。この日、第2シードの青山学院大は終始大東文化大に劣勢を強いられる形となり、ベスト16で姿を消した。優勝候補の一角と目されたチームが、序盤で大会を去ることになった。

 近畿大愛知学泉大と対戦。インサイドに#22ソウ(3年・C)抱えるだけではなく、全体的にもサイズのある近畿大は、序盤から簡単に愛知学泉大には攻めこませず、愛知学泉大は1Qから6-18と出遅れる。近畿大は全員がバランスよく攻めて加点していき、2Qには#22ソウのダンクも出て、安定してリードを保った。愛知学泉大は激しいディフェンスから何度もボールを奪う場面はあるが、相手の高さに阻まれるシーンが目立った。初戦では好調だったアウトサイドもなかなか当たりが来ず、反対に終盤は近畿大に走られる展開にも持ち込まれた。近畿大は44-71で勝利してベスト8進出。次は東海大との対戦になる。

 第1シード東海大は、専修大との対戦になった。専修大は#6渡辺(2年・G)が体調不良で欠場。インサイドの要を失ったことで1Qからなかなか得点が取れず、大きく水を空けられる形となった。初戦に比べアグレッシブさが光った東海大は前半で30点近く差をつけると、後半は控えも出場させて91-50で勝利し、ベスト8へ駒を進めた。

 また、墨田区総合体育館で行われた残りの1回戦4試合は、中京大、明治大、日本体育大、国士舘大が順当に勝ち上がった。

写真:リバウンドを取る東海大・バランスキー。この日は立ち上がりから相手を圧倒した。


【慶應義塾大が4年ぶりのベスト8入り】
141126gonda.jpg 今シーズン、対戦は実に7度目となる慶應義塾大法政大。通算4勝で勝率では慶應大が上回っているが、直近のプレーオフでは法政大が逆転勝利してインカレのシード権を奪われた格好になっている。大きな実力差はなく、どちらに転んでもおかしくないと思われるカードだった。

 立ち上がりから気迫のこもったプレーを見せたのは慶應大。#10大元(3年・G)のミドル、#13福元(3年・G)の3Pで先行。法政大はシュートを打っていくが決まらず遅れた立ち上がりになるが、#24加藤(3年・F)のドライブ、#5
松澤(4年・C)のフリースローなどで追いかける。慶應大は合わせのプレーミスや速攻ミスなども出るが、法政大からはターンオーバーや24秒を奪うなどディフェンスで集中力を見せて1Qは11-15とリード。2Qになると法政大はゾーンを展開。しかし自らのオフェンスは停滞し、4分半ほど無得点に陥ってしまう。慶應大は重いオフェンスになりながらも#6権田、#10大元がシュートを狙っていき、#4伊藤(4年・G)の3P、速攻も出る。しかし法政大も#24加藤の外が当たり始め、残り3分から#24加藤が8点、#35山岸(3年・G)の3Pも入って大きく離されずぎず24-35の慶應リードで前半を終えた。

141126yamagishi.jpg 3Q、法政大は#24加藤の3Pで幕を開けるが、慶應大も#4伊藤が3Pで返す。ここから再び両者ターンオーバーが続いて点が止まるが、法政大は#16沼田(3年・C)に#5松澤が得点。慶應大はゾーンに苦しみながら我慢の時間帯になった。しかし残り2分、#19西戸(2年・G)のカットからの速攻、さらに#19西戸のアシストから#7黒木(3年・CF)のシュートで慶應らしい展開を出すと、#22トカチョフ(1年・CF・國學院久我山)のシュートで流れを掴む。しかし法政大も残り1分を切って#67佐藤(2年・G)のシュート、#16沼田のバスケットカウントで流れを引き戻し、41-50とやはり離れそうなところを戻して3Qを終えた。

 4Q、法政大は#67佐藤、#16沼田、#24加藤の得点が続き一気に3点差に肉薄。しかしこの日の慶應大はここで崩れず#10大元のシュートに#13福元がスティールで続く。だが法政大は#24加藤、#5松澤のミドルシュートが決まり、残り5分で再び3点差に迫った。だが、ここから再び力を発揮したのは慶應大。#10大元のシュートに続き、ルーズボールから#4伊藤がねじ込む形で再び点差を開くと、ミスの出た法政大をよそに#6権田(4年・F)のシュートも決まった。さらに#10大元が2本の3Pを沈めて最終スコアは60-72。慶應大が準優勝した2010年以来のベスト8入りとなった。

 この日の慶應大は終始アグレッシブだった。今年は波の出やすいチームで悪い日は立て直しのきかない試合もあったが、この試合では迫られても崩れずに乗り切った。阪口HC「大元がふっきってやってくれた」と安堵の顔。法政大は迫りはしたが、勝負どころで流れを掴みきれなかった。

写真上:リバウンド、シュートで貢献した慶應大・権田。
写真下:激しいディフェンスに、3Pも決めた法政大・山岸。

※慶應義塾大・大元選手、法政大・加藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【大東文化大が青山学院大を終始リードしての勝利】
141126takahashi.jpg 主力の怪我により万全ではなくなった青山学院大大東文化大の挑戦を受けて立つことになったが、高さ、選手層ともに充実を見せる大東文化大が、立ち上がりから青山学院大に思うようなバスケットをさせなかった。

 #13鵤(3年・PG)は欠場、#0船生(3年・SF)はこの日ベンチスタートとなったが、#7野本(4年・F)に多くのことが集中してしまうのは如何ともし難いところ。一方の大東文化大は#28兒玉(4年・PG)の速攻、#99山崎(3年・SG)のシュートも決まる。しかし青山学院大も持ち直し、1Qは16-11と大東大の5点リード。2Q、青山学院大はシュートがリングに弾かれる場面が多く、その間に#68花井(2年・SG)の2本の3Pもあって一気にリードを開いていく。青山学院大は#14柏倉(2年・PG)のオフェンスでなんとか持ち直すが、大東大は#20毕(1年・C・中部第一)の3P、シュートと流れを切らさない。#1高橋諒多(4年・F)の3Pも決まった大東大は、ここで17点のリードに成功。青学大は#11田中(3年・PF)のジャンパー、#7野本のフリースローでつなぐが、#28兒玉のドライブで締めた大東大が39-23とリードして前半を終えた。

 後半3Q、追いかける青学大だが、速攻の合わせミスやファウルなどで流れを作れず。それでも#7野本が攻め続け、残り1分で#11田中がこぼれたシュートをカバーして6点差に迫った。しかし次の大東大のオフェンスで、ドライブにいってファウルされた#28兒玉のシュートがバスケットカウント判定に。これで再び流れを持っていかれてしまう。最後は#9安藤(2年・SG)の3Pでなんとかつなぐが50-42で大東大8点リードで4Qへ。

141126kasiwagura.jpg 4Q立ち上がり、#5高橋貴大(4年・PG)のシュートと#7野本のアシストから#11田中が決めて4点差。大東大はここで#7渡部(3年・F)の3Pがチームを救い、再び点差は10を前後に推移。激しくディフェンスに行く青山学院大はここからファウルが増えていくが、大東大は焦らず得点を重ねて追いかける青山学院大を振りきっていく。残り4分、青山学院大のチームファウルは5つに。10点の差を追いかけるには苦しい状況となっていく。残り1分半で#20毕がこの日2本目の3Pでガッツポーズ。青山学院大は#5高橋貴大が決め返すが、劣勢を覆す時間はなく、74-59で試合終了。大東文化大がベスト8へと名乗りを上げた。

 練習試合では何度もやってきた相手。「何をやってくるかはわかっていた」大東大・西尾HC。自分たちのバスケットをすることはもちろんだが、主力に怪我人がいたことはより有利に働き、「鵤がいればぜんぜん違うチーム、おかげで野本にしぼりやすかった」と言う。入れ替え戦ではわずかの差に泣いたが、この金星もまた、何者にも代えがたい重みがある。選手層は1部に遜色ないだけに次の試合も注目したい。

 青山学院大は船生を復帰させたが、本来のプレーは難しく、アウトサイドも不調に終わった。プレーオフでは東海大にあと一歩で勝利できそうな試合を見せていただけに惜しまれるが、何が起こるか分からないのもまた一発勝負の世界。インカレから見慣れた顔がひとつ、姿を消した。

写真上:3P2本、11点を決めた大東大・高橋諒多。
写真下:青学大は柏倉が攻め気を見せて流れを引き寄せた時間帯もあった。

※大東文化大・兒玉選手、青山学院大・野本選手、高橋選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2014.11.26 (Wed)

【2014インカレ】11/27 試合予定

11月27日(木)
国立代々木競技場第二体育館(2回戦)

12:00 中京大学 vs 国士舘大学
13:40 明治大学 vs 日本体育大学
15:20 白鴎大学 vs 拓殖大学
17:00 筑波大学 vs 関東学院大学

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2014.11.26 (Wed)

【2014インカレ】11/26結果(1、2回戦)

11月26日(水)
◆国立代々木競技場第二体育館(2回戦)

愛知学泉大学44(6-18,13-14,15-19,10-20)71近畿大学
法政大学60(11-15,13-20,17-15,19-22)72慶應義塾大学
大東文化大学74(16-11,23-12,11-19,24-17)59青山学院大学
東海大学91(25-7,22-13,22-11,22-19)50専修大学

◆墨田区総合体育館(1回戦)
中京大学80(25-17,22-15,16-8,17-20)60広島大学
松山大学48(12-41,13-31,8-31,15-32)135日本体育大学
山口大学58(10-29,17-20,10-33,21-20)102国士舘大学
明治大学66(7-14,20-11,23-10,16-15)50名古屋経済大学

 

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2014.11.25 (Tue)

【2014インカレ】11/25 レポート

地方勢は近畿大、愛知学泉大が1回戦突破
関西学院大は筑波大相手に粘る


141125sou.jpg インカレ2日目は2会場に分かれたが、この日も関西勢が関東上位に食い下がる試合を見せた。筑波大と対戦した関西学院大は、最後まで攻め続けた。1回戦はどこのチームにとっても難しいものだが、チャレンジャー精神の強い地方のチームが勢い良く攻めてくるのに対し、関東勢がどちらかというと受け身に立つシーンも珍しくない。地方勢はそうした必死の姿勢が実るかどうか、気持ちを持ち続け、挑戦をし続けることが大事だろう。

写真:周囲に点を取らせてリバウンドに徹する姿も見られた近畿大・ソウ。昨年以上の上位進出はなるか。




◆代々木第二体育館

【攻め続けた関西学院大は筑波大に届かず】
141125sasayama.jpg 関東3位の筑波大は、1回戦で関西3位の関西学院大と対戦した。1Qは15-13とほぼ互角。筑波大がやや先行するが、関西学院大は#9西(4年・SG)の得点で同点にするなど、流れを切らさず。2点差で2Qに突入すると、筑波大は#92村越(3年・PF)、#2満田(2年・SF)などベンチメンバーの活躍でリードを広げる。しかし関西学院大も#7渡邊(3年・PG)の得点で盛り返し、一時は10点以上離れた点差を3点まで押し戻す場面も見せ、33-26と7点差で前半を終了した。

 3Q、立ち上がりは互いに得点が入らない。ここから追い上げたい関西学院大だったが、アウトサイドの当たりが来ずに苦しい内容となった。筑波大はターンオーバーを出しながらも#21笹山(4年・PG)、#14坂東(4年・SG)の3Pで差を広げるのに対し、関西学院大は外の攻撃が続くがこれが決まらない。しかし筑波大も一気に引き離すだけの力がなく、10点前後の差でゲームが推移。関西学院大はこのQの得点が6点と失速してしまうが、筑波大も12点しか奪えずに45-32とまだ追う方も追撃可能な点差で4Qに入った。

 関西学院大は#34池嶋(2年・PF)が連続のミドルを沈めて10点差に戻すと、#21樋口(3年・PG)がこぼれたシュートをカバーして押し込み、9点差。筑波大は入れられれば返すといった形で大きなほころびは作らないが、オフェンスは良い形では回らない。中盤に#13坂東の3Pで再び14点に差を広げたが、ここで関西学院大は#7渡邊の3Pにようやく当たりが来る。2本の3Pで10点差にした関西学院大は最後まで攻め続け、#9西のシュートに続いて#7渡邊がこのQ3本目の3Pを決め、残り1分を切って6点差に。しかし残り時間で逆転するまでには至らず、62-53で試合終了。粘りは実らず、筑波大が1回戦を突破した。

 関西学院大は3Qの失速が悔やまれる。「勝てた試合」と選手も、コーチも悔やんだ。筑波大はまだ本来の力は出せていない。次戦以降、調子を上げていけるか。

写真:鮮やかなノールックパスや要所の3Pも見せた筑波大・笹山。

※関西学院大・井上選手、池嶋選手のインタビューは「続きを読む」へ。

 その他、関東9位の白鴎大東海大九州と終始接戦になるが、リードを守り切って77-70の勝利。4年ぶりにインカレ出場を果たした関東学院大は、#3前川(4年・G)がリーグ戦からの怪我の影響で欠場。しかし北信越1位の新潟医療福祉大を下して1回戦突破した。関東4位の拓殖大は東北2位の富士大を余裕で下し、2回戦へ進んだ。


◆墨田区総合体育館

【愛知学泉大が日本経済大に勝利】
141125umeoka.jpg 東海2位の愛知学泉大は、九州1位の日本経済大と対戦。日本経済大は女子部、チアリーディングなどが駆けつけて観客席を埋め尽くし、大声援が飛ぶ中での戦いとなった。

 立ち上がりは愛知学泉大がリード。持ち味のディフェンスで外国人センターのいる日本経済大のオフェンスを止め、#15斎藤(2年・PF)、#10中堀(2年・SG)がシュートを決めていく。しかし互いにロースコアで1Qは10-7となると、2Qもなかなか得点のはいらない展開が続いた。日本経済大はゾーンを展開。これに攻めあぐんだ愛知学泉大のオフェンスが重くなると、日本経済大は#1古野(4年・SG)、#21川畑(4年・PF)の3Pが続いて逆転。愛知学泉大も#27石井(2年・SF)、#5梅岡(3年・PG)の3Pで返して逆転するが、#30サンブ(4年・C)のブロックや#46福田(4年・PF)のシュートで18-22と日本経済大がリードして前半終了。

 3Q、日本経済大は#21川畑がゴール下でうまく得点し、リードを保つ。愛知学泉大はゾーンに苦しみながらも、ディフェンスでは粘って相手のミスを誘う。#0垂見(4年・SG)からの#90山田(4年・PF)へのアシスト、#5梅岡のアウトサイドで得点していくが、日本経済大も#21川畑の得点で粘る。愛知学泉大は残り3分を切って、#90山田のドライブで風穴を開けると、#5梅岡の3Pでようやく同点。ここからシーソーゲームとなるが、Qの最後に#0垂見がスローインをカットして速攻に持ち込み、41-36と愛知学泉大が5点リードで3Qを終了。

 4Q、追いかける日本経済大だが愛知学泉大は#5梅岡の3P、#0垂見のバスケットカウントなどで逆転は許さず。日本経済大は8点差まで開いた差を4点にまで戻すが、最後のファウルゲームは実らず62-57で試合終了。愛知学泉大が1回戦を突破した。

 愛知学泉大はゾーンに苦しんだが、日本経済大にも思うように攻めさせずに振り切った。次戦は関西1位の近畿大。こちらもインサイドに外国人が座る相手となるが、持ち前のディフェンスは機能するか。

写真:勝負強い3Pで愛知学泉大に流れを呼び込んだ梅岡。4本の3Pを含む24得点。

※愛知学泉大・垂水選手のインタビューは「続きを読む」へ。

 その他、関西1位の近畿大は九州3位の九州共立大と対戦。1Qから安定して得点を重ねた近畿大が関西勢で唯一1回戦を突破した。関東8位の慶應義塾大は立ち上がりこそもたついたが、北海道1位の札幌大を大差で下して快勝。関東7位の法政大も北信越2位の富山大に勝利して1回戦を突破した。


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2014.11.25 (Tue)

【2014インカレ】11/26 試合予定

11月26日(水)
国立代々木競技場第二体育館(2回戦)

12:00 愛知学泉大学 vs 近畿大学
13:40 法政大学 vs 慶應義塾大学
15:20 大東文化大学 vs 青山学院大学
17:00 東海大学 vs 専修大学

墨田区総合体育館(1回戦)
12:00 中京大学 vs 広島大学
13:40 松山大学 vs 日本体育大学
15:20 山口大学 vs 国士舘大学
17:00 明治大学 vs 名古屋経済大学

 

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2014.11.25 (Tue)

【2014インカレ】11/25結果(1回戦)

11月25日(火)1回戦
◆国立代々木競技場第二体育館

白鴎大学77(16-17,19-14,18-19,24-20)70東海大学九州
関東学院大学87(20-10,23-8,25-39,19-19)76新潟医療福祉大学
富士大学52(10-20,15-23,9-22,18-19)84拓殖大学
筑波大学62(15-13,18-13,12-6,17-21)53関西学院大学

◆墨田区総合体育館
愛知学泉大学62(10-7,8-15,23-14,21-21)57日本経済大学
札幌大学61(17-20,11-26,20-22,13-24)92慶應義塾大学
九州共立大学58(16-23,10-23,14-22,18-17)85近畿大学
法政大学87(18-18,22-21,21-20,26-12)71富山大学

 

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2014.11.24 (Mon)

【2014インカレ】11/24 レポート

青山学院大、東海大相手に
同志社大、大阪学院大が善戦


141124kodama.jpg 第66回となる全日本大学バスケットボール選手権が開幕した。連休の最終日とあって、1回戦ながら代々木第二体育館には人も集まり、1試合ごとに大きな拍手が送られた。初日から第1シード、第2シードの登場となったが、地方勢に追い上げられるシーンも多々見られる試合が続いた。失うものはないという気概で関東上位に挑んでくる地方勢の気迫には、守りに入ることの危険さも示唆した。

 第1試合は関東11位の大東文化大対北海道2位の北海道教育大岩見沢校。北教大はベンチ入りしているメンバーが全員180cm以下という小粒なチーム。2mのセンター#20毕(1年・C・中部第一)を抱える大東大が立ち上がりから高さを生かしてリードを奪った。北教大は2Qに大東大がベンチメンバーになったところで粘り、#25工藤(2年・F)のリバウンドから#1野村(4年・SG)のシュートにつなげ、ゴール下のディフェンスでも粘りを見せた。しかしじわじわと差は開き、最後は84-50で試合終了。大東大が1回戦を突破した。

写真:アグレッシブに攻める大東大・兒玉。次戦の青山学院大が山場だ。


【仙台大が追いつくが専修大が再び引き離す】
141124sugawara.jpg 第2試合、東北1位の仙台大が関東10位の専修大に挑んだ。仙台大は開始早々#66庄司(4年・SF)のドライブが決まり、早い展開で仕掛けていく。専修大は1Qで#24田代(3年・SF)が2ファウルとなり、#6渡辺(2年・SG)が攻めて行く形に。ターンオーバーも多発するが最後は#11秋山(1年・SG)がねじ込んで18-22と4点リードで2Qに入ると、#7國分(2年・SF)の3Pで差を広げる。仙台大は序盤にオフェンスが形にならず10点離されてしまうが、#25畑澤(4年・PG)のオフェンスリバウンドや#66庄司のタフショットなどで追い上げ、#51菅原(1年・PG・聖和学園)の速攻、バスケットカウントも出て37-43と6点差にして前半終了。

 専修大は3Qの前半に得点がストップ。その間に#66庄司がスティールから速攻、#51菅原がドライブからのバスケットカウントを決めて逆転に成功。専修大はパスが大きすぎたり合わない部分も見える。3つ目のファウルを吹かれるも、#24田代が内外で攻める専修大に対し、仙台大は#18中村(2年・SG)や#51菅原で対抗。しかし最後は#11秋山のスティールで専修大が53-55と2点リードで3Qを終了。4Q、立ち上がりに仙台大はポイントゲッターの#66庄司が4つ目のファウル。ここからペイント内に攻め込んでくる専修大を止めきれずファウルが続いてしまう。専修大はリバウンドで粘り、#11秋山から#6渡辺のアリウープも出てじわじわリードを広げると、再び点差は10。仙台大は終盤に#66庄司が意地の3Pを2本決めるが、追いつききれず68-75で試合終了となった。

 勝負どころで専修大のリバウンド、ディフェンスが効いた。仙台大は一昨年白鴎大を倒す関東越えも見せたが、今年は迫ったもののあと少し及ばずに大会を終えた。

写真:鋭いドライブを見せた菅原。まだ1年だけに先が楽しみな選手だ。

※仙台大・庄司選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【同志社大は粘るが青山学院大が勝利】
141124nomoto.jpg 関東2位の青山学院大は、昨年と同じく1回戦で関西2位の同志社大と対戦。昨年は同志社大が大きく引き離される展開となったが、今回は健闘を見せた。

 青山学院大は#13鵤(3年・PG)、#0船生(3年・SF)が怪我でDNP。ただでさえ少ない布陣がさらに苦しい状態となったところを、同志社大に突かれた。#7野本(4年・F)が攻撃のメインのなる青学大に対し、同志社大は#60神門(4年・C)や#37仲西(4年・SG)など、バランスよく得点。ディフェンスでは#7野本に寄って簡単にはやらせないようにする。1Qは13-14となると2Qは立ち上がりこそ同志社大は引き離されずにいたが、次第に#7野本の活躍で引き離され、24-33で前半は青学大が11点のリードで終えた。

 3Q、同志社は#9田野(4年・PG)のドライブで得点するが、その後が続かずファウルが嵩んでしまう。少しずつ離されるが、青学大のターンオーバーから#14高山(3年・PG)、#0田野の速攻が連続するなど、反撃も見せる。それでも青学大の集中力は途切れず#5高橋(4年・PG)、#14柏倉(2年・PG)のシュートなども決まって42-56で3Qを終了すると、4Qもリードを保った。同志社大は#14高山がゴール下でリバウンドをもぎ取ってのシュート、#18井島(3年・C)のルーズボールからの#0田野の3Pにつなげるなど、諦めずに粘り、中盤に#14高山の3Pで6点差にまで詰める。しかしここで青学大が#7野本、#5高橋の連続3Pで追い上げを許さない。同志社は終盤になってようやく3Pが当たるが、追いつくまでには至らず71-79で青山学院大が勝利した。

 青山学院大は現状で野本頼みな部分は多い。怪我人の多い状態でチームとしてどう戦うかが今後の課題か。同志社大は田野が「迷惑をかけた」という3Pがなかなか来なかった。ファウルトラブルの中で全員で粘ったが惜しくも及ばず。

写真:青学大・野本は33点10リバウンド。試合後には北陸の同期である田野と抱き合う場面も。

※同志社大・田野選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【東海大が3Qに大阪学院大を逆転し、逃げ切る】
141124nakayama.jpg 関東1位、3連覇・初の3冠を狙う東海大は、関西4位の大阪学院大に相手に前半はリードされる形となった。

 東海大はこの日、#7晴山(4年・SF)が体調不良で欠場。1Qは互いに点の取り合いになった。東海大は#0ベンドラメ(3年・PG)が開始早々3P、スタメンに入った#鈴木(2年・SG)もバスケットカウントを取るなど、得点を重ねる。大阪学院大はポイントゲッターの#20合田(3年・PG)、#99藤田(4年・PF)らが得点を取っていくが、スタメンの#77北川(4年・SG)が残り4分のところで負傷退場となってしまう。しかし1Qを23-24と1点リードした大阪学院大は2Qもリードを保ったままゲームを進め、残り1:12には#31福田(1年・C・大阪学院高)のシュートで6点のリードに成功。しかし1分を切って東海大は#45頓宮(3年・C)のシュート、#13中山(2年・SG)の速攻で39-42と3点差に戻して前半を終えた。

 3Q立ち上がり、大阪学院大は得点を牽引する#99藤田が痛い4ファウルでベンチへ。ここで再び#13中山のランプレーが出た東海大は、続けて#10バランスキー(4年・PF)のカットから#19三ッ井(2年・SF)の速攻につなげてようやく逆転に成功する。大阪学院大は#20合田の3Pも出て食らいついて57-52と5点ビハインドで3Q終了。4Q、東海大は#35伊藤(4年・PG)、#3大矢(2年・PF)が次々に得点していく。大阪学院大は#99藤田をコートに戻すが、東海大は#10バランスキーがブロック、シュートと力強いプレーで追い上げを許さない。それでも#99藤田がレイアップ、速攻と連続得点し、意地を見せるが東海大が固いディフェンスから#10バランスキーの速攻、#0ベンドラメの3Pと手堅さを見せて最後は86-73と締めくくって大阪学院大の追い上げを断ち切った。

 リバウンド面では高さのある大阪学院大は互角だったが、ファウルトラブルで苦しんだ。東海大は全員バスケで戦い、リーグ戦では出番の少なかった三ッ井が11点と気を吐いた。

写真:速攻で見せた東海大・中山。切り込み隊長的役割は東海大にとって大きい。

※大阪学院大・合田選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2014.11.24 (Mon)

【2014インカレ】11/25 試合予定

11月25日(火)1回戦
国立代々木競技場第二体育館

12:00 白鷗大学 vs 東海大学九州
13:40 関東学院大学 vs 新潟医療福祉大学
15:20 富士大学 vs 拓殖大学
17:00 筑波大学 vs 関西学院大学

墨田区総合体育館
13:00 愛知学泉大学 vs 日本経済大学
14:40 札幌大学 vs 慶應義塾大学
16:20 九州共立大学 vs 近畿大学
18:00 法政大学 vs 富山大学

 

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2014.11.24 (Mon)

【2014インカレ】11/24結果(1回戦)

◆国立代々木競技場第二体育館(1回戦)

大東文化大学85(19-10,27-18,19-13,20-9)50北海道教育大学岩見沢校
仙台大学68(18-22,19-21,16-12,15-20)75専修大学
同志社大学71(13-14,11-19,18-23,29-23)79青山学院大学
東海大学86(23-24,16-18,18-10,29-21)73大阪学院大学

 

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