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第95回関東大学バスケットボールリーグ戦 8/24〜11/10
※台風の影響による延期試合があります。常に最新の情報を関東大学バスケットボール連盟の公式サイトでご確認ください。
関西学生バスケットボールリーグ戦 8/31〜11/3

2014.05.31 (Sat)

【2014トーナメント】5/31レポート

筑波大が逆転で決勝への道を開く
拓殖大は粘るが東海大に届かず


140531tukuba.jpg 関東大学トーナメントもいよいよ大詰め、準決勝を迎えた。2試合ともともに激しいぶつかり合いが繰り返される好勝負で、見どころの多い試合となったが、東海大が拓殖大を、そして筑波大が青山学院大を下し決勝進出。筑波大は1987年以来の決勝。優勝には前身である東京教育大時代の1956年まで遡らなければならない。一方の東海大は唯一持っていないトーナメントのタイトル獲得は悲願でもある。春の王者を決める最後の戦いは楽しみな一戦になりそうだ。

 順位決定戦は神奈川大、早稲田大がそれぞれ勝利し、5位決定戦へと進んだ。

写真:ベンチで肩を組む筑波大。チームの一体感が見える。

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【神奈川大が2部同士の対戦を制して5位決定戦へ】
140531YAMADA.jpg 神奈川大関東学院大という2部所属同士の対戦となった順位決定戦1試合目は、終盤まで勝負の行方の分からない緊迫した内容となった。スタートに成功したのは神奈川大。#14田代(2年・F)の速攻や#24吉永(4年・F)の3Pでリードする。関東学院大は#3前川(4年・G)のドライブで初得点を決めると、次々と1対1を仕掛けてコツコツとフリースローを重ねていく。神奈川大はファウルトラブルにより、早い段階からベンチメンバー起用を強いられるが、プレータイムを得た#6山田(3年・C)や#98大石(4年・PG)の得点も出て1Qは7点のリードとする。しかし、2Qは関東学院大がスパート。#45大熊(3年・G)や#38蜂谷(3年・GF)が積極的にリングへ向かい、#10エリマン(2年・C)のインサイドを活かして一時は逆転。神奈川大はイージーミスも犯し、ファウルがかさんで布陣は厳しくなるが、#11丸山(4年・C)、#98大石が気を吐いて応戦し、前半が終わって38−38と分からないスコアに。

 3Qも、長くは競り合いの攻防が続いた。ここで存在感を見せたのが神奈川大の#7田村(1年・F・帝京長岡)。外角からのシュートを決めていき、チームを盛り上げる。関東学院大は、セットプレーで裏のスペースを狙ったパスがターンオーバーとなってしまうミスが続いてしまう。5点リードと、神奈川大がやや優勢となって迎えた4Qは、立ち上がりに#98大石の3P、#6山田のゴール下が出ると、主将の#13鶴巻(4年・G)も速攻を決めるなどして二桁の点差に。関東学院大は#38蜂谷が1対1で得点していくが、他の選手での得点が出ずに、詰め寄っても大事なあと一本が出なかった。最終的に78−71とした神奈川大が、5位決定戦進出を決めた。

 終始ファウルトラブルで苦しんだ神奈川大だったが、コート上の5人がベンチスタートであろうとスタメンと遜色のない活躍を見せた。また、終盤は持ち前のディフェンスの良さを発揮して関東学院大の攻め手を封じた。関東学院大は、終盤に蜂谷のみが活躍する構図となり、得点が伸びず。また、ターンオーバーが15本と、相手の倍以上の数字を記録。エリマンのローポストを有効に活用できなかった。

写真:スモールサイズながら、インサイドで体を張った神奈川大・山田は8得点8リバウンド。


【アグレッシブなバスケットが生き、早稲田大が勝利】
140531miyawaki.jpg 1Qをリードしたのは早稲田大白鴎大からターンオーバーを奪い、足を生かした速攻に、オフェンスリバウンドや3Pなど、バスケットのテンポが小気味よい。白鴎大はインサイドを生かし切れず、#23ジャニ(2年・C)が早々に2ファウルでベンチへ。1Qを23-12と出遅れる。しかし2Qになると立ち上がりで早稲田大のファウルが続いて持ち直し、#51高麗(2年・C)や#28川邉(2年・F)で巻き返す。早稲田大は#34池田(3年・G)は好調だがそれ以外で得点が伸び悩む。白鴎大は最後は#1大釜(4年・PG)、#14星野(4年・SG)の両ガード陣が粘って37-36と1点差に追い上げて前半終了となった。

 3Qの立ち上がりは#38宮脇(2年・C)、#16山本(3年・F)の得点が続く早稲田大。白鴎大はインサイドで#51高麗のファウルが3となるが、早稲田大も#16山本が3つと似たような状況。だが、残り5分に白鴎大がルーズボールの部分でベンチテクニカルを取られたあたりからゲームの流れが変わってくる。早稲田大は#11河合(2年・G)の3Pに始まり#34池田のフリースロー、#8新川(1年・F・京北)の3Pなどが続き、2分半ほどの間に一気に11得点。白鴎大はここで#23ジャニが4ファウルとなってしまう。3Qは64-52と早稲田大が再びリードを得て終わると、4Qではさらに差を広げた。白鴎大は#81中村(4年・PF)が開始分でファウルアウトすると、その後は流れを取り戻せず。早稲田大が好調にシュートを決め続け、最後は88-66で5位決定戦へと進んだ。

 早稲田大は1Qからリードし、追い上げられながらも崩れなかった。インサイドのジャニに勝負をさせず、自らは速い展開を出して得点を重ねた。選手のほとんどがガードという今年のチームは、高さで苦しむ場面はあるが、自分たちのペースに引き込めれば強い。それを証明する形となった。白鴎大は得点面で川邉の負う負担が大きく、インサイド陣ががファウルトラブルになってしまうと一層苦しくなった。

写真:インサイドで踏ん張りを見せた早稲田大・宮脇。

※早稲田大・山本選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【拓殖大を振り切った東海大が3年連続の決勝戦へ】
140531HAREYAMA.jpg ここまで危なげなく勝ち上がってきた東海大。昨年のインカレの準決勝をはじめ、決勝をかけた試合で事ある毎に対戦している拓殖大と、ここでも相見えた。

 序盤は、拓殖大の思い切りの良さが光った。#23バンバ(2年・C)の3P、#99赤石(3年・C)のミドルシュートが決まって好調な滑り出し。東海大はその都度返すが、#14大垣(4年・F)もアウトサイドのシュートをことごとく沈める好調ぶりで15−8とし、主導権を握ったかに見えた。すると東海大は#33鈴木(2年・SF)を投入し、#14大垣のラッシュを見事に止めてみせ、拓殖大は無得点の時間が続く。東海大は、この間に#13中山(2年・PG)や#21橋本(3年・C)らが相次いで得点して易々と逆転。#10バランスキーも中と外、それぞれでシュートを決め1Qを26−18でまとめた。2Q、拓殖大はゾーンディフェンスを敷き打開を図り、オフェンスでは#23バンバの活躍で詰め寄る。しかし、東海大は#33鈴木が3P。鈴木はここでも大きな役割を果たすと、#8藤永(4年・PG)にも3Pが出て二桁の点差に。更に#21橋本や#7晴山(4年・SF)も得点する。ターンオーバーが頻発した拓殖大はまたも陥った無得点の状態を#99赤石(3年・C)のドライブで破ると、#23バンバが次々とフリースローを得て追撃。最大17点のビハインドを10点に戻して後半につないだ。

 3Q、東海大が勝負を決めにかかる。#21橋本、#13中山のシュートが決まり、#0ベンドラメ(3年・PG)もこれに続く。拓殖大は#23バンバひとりで得点を重ねる状況が続き、東海大インサイド陣のファウルをかさませるものの、再び点差が拡大。東海大が約15点を保ったまま、時間を進めていく。しかし微妙な判定などもあってフラストレーションが溜まりそうな状況でも、集中を維持し続けた拓殖大は、#29岩田(3年・F)のミドルや#39成田(2年・G)のフリースローなどでやや点差を詰め、東海大を脅かし続ける。残り時間僅かの状況で#99赤石が3ショットのフリースローを全て決め、#14大垣の速攻が出て6点差まで迫った。東海大は、最後は#8藤永が時間を上手く使って84−75で逃げ切ったが、拓殖大の諦めない姿勢が試合の緊迫感を最後まで保った。

 拓殖大の粘りにファウルがかさんだものの、東海大はさすがの強さを発揮して試合を制した。昨年までの主力に加え、ここまで中山や鈴木といった2年生が大きな役割を果たしている。インカレ2連覇中の東海大だが、トーナメントのタイトルにはこれまで手が届いていない。フレッシュな力を擁する筑波大は現在の大学界では最も勢いのある存在と言えるが、貫禄を見せて、初めての『春の王者』となれるか。

 拓殖大は、得点面でバンバに依存してしまう側面が出てしまったものの、リバウンドにはしつこく絡んで東海大を苦しめた。一方で、チーム本来の持ち味は走る展開だが、この日はそれが出せなかったと赤石も悔しい表情。志向する展開をいかに出せるかで、東海大が相手でも勝利は近くなるはずだ。翌日の3位決定戦で、秋に向けた糧を掴みたいところ。

写真:17得点の東海大・晴山。決勝戦では、もう少し外のシュートの確率を上げたい。

※東海大・鈴木選手、拓殖大・赤石選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【3Qの中盤で逆転した筑波大が決勝戦へ】
140531baba.jpg 青山学院大筑波大による準決勝第2試合は、筑波大が逆転勝利を納める印象的な内容となった。

 前半は青学大のペースだった。立ち上がりに両者ファウルが続く場面もあるが、青学大は#13鵤(3年・PG)がアウトサイドを決め、#7野本(4年・CF)も力強くゴール下でプレー。筑波大は#14坂東(4年・SG)が内外から積極的に攻めて対抗。しかし#7野本(4年・CF)のバスケットカウント、#9安藤(2年・SG)の3Pもあって最後は#14柏倉(2年・PG)がスクープを決めると22-16と青学大が6点リードで1Q終了。2Qは立ち上がりに#9安藤が2本目の3Pを決めて11点差と開く。筑波大は#0山本(3年・PG)がうまく青学大ディフェンスをかわしてシュートを決めるが、得点が伸び悩む。青学大はこのQも外が当たり、#9安藤がこのQだけで3本の3Pシュートを決める好調さを見せ、差を広げていく。筑波大は#6馬場(1年・SF・富山第一)が積極的に攻め始めてフリースローなどで得点するが、このQは11点とようやく二桁に乗ったという程度に終わり、前半は44-27の17点差で青学大がリードした。

 後半、「気持ちに余裕ができたのがミスにつながった」#9安藤。筑波大のディフェンスも変わり、ボールが回らずタフショット傾向になるがこれが入らない。リバウンドに絡めない青学大は#6馬場に次々と速攻に走られ、追い上げられる。前半は入らなかった#17杉浦(1年・PF・福大大濠)のシュートも入り始め、残り4分半で追いついた。青学大は#5高橋(4年・PG)の3Pもあるが#7の元、#0船生(3年・F)も3ファウルと苦しい状態。結局筑波大の勢いを止めることができずに51-56と逆転されてしまった。4Qも青学大は外を打たされる形が多く、筑波大の攻撃を止めるためにファウルがかさんでいってしまう。筑波大の勢いは途切れず、残り6分で10点のリードに。4Q後半に入って青学大は3Pや#7野本のゴール下のプレーも出るが、劣勢は変わらず。70-77で筑波大が27年ぶりの決勝進出を決めた。

 青学大はここまで悪かったゲームの入りは改善。前半は良かった。しかし、「後半はディフェンスのヘルプも早く、誰かに頼ろうとしてしまった」(#9安藤)と、停滞したときにそれを打ち破る選手が出なかった。野本も後半はディフェンスで止められ、外も入らないという悪循環に陥ってしまった。田中を始め、必死に声を出して奮闘する場面もあったが、崩れかけたものを立て直すのは難しかったようだ。筑波大は前半は「フォーメーションで攻める中で自分が勝手に攻めてはいけないと思っていた」とおとなしかった馬場は、吉田監督にも発破をかけられて後半に奮起。それに杉浦も続いて、3Qに猛攻で畳み掛けた。寺部、村越、山本といった選手もそれぞれ役割を果たし、チームに大きく貢献した。

写真:シュートにいく筑波大・馬場。ダンクを失敗してリングをつかんだまま空中のボールに触れて、テクニカルを受ける場面もあった。しかしその反応ができるのも非凡な身体能力あってこそ。

※筑波大・村越選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2014.05.31 (Sat)

【2014トーナメント】5/31結果

■国立代々木競技場第二体育館
神奈川大学78(24-17,13-21,20-15,20-18)71関東学院大学(順位決定戦)
早稲田大学88(23-12,14-24,27-16,24-14)66白鴎大学(順位決定戦)
拓殖大学75(18-26,18-20,17-23,22-15)84東海大学(準決勝)
青山学院大学70(22-16,22-11,7-29,19-21)77筑波大学(準決勝)


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