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2014.05.30 (Fri)

【2014トーナメント】5/30 9位決定戦 日本大VS大東文化大

出足で苦しんだ日本大はビハインドを覆せず
大東文化大が終始リードで9位を獲得


140530be.jpg 昨年度に続き今年も行われた順位決定戦の、ベスト8以下では最高位となる9位をかけて対決したのは2部同士、日本大大東文化大となった。注目のインサイドは2m対決に注目が集まった。日本大の#24刘(3年・C)と大東文化大#20毕(1年・C・中部第一)は1Qからゴール下で激しいぶつかり合いとなった。しかし日本大は立ち上がりにシュートミスが続き、わずか5得点。大東大は#99山崎(3年・SG)の3Pが2本決まったこともあって5-16とリードを得ると、2Q以降も逆転は許さずゲームを進行していった。

 日本大の得点源は#24刘とそして#14高橋(2年・SG)。#24刘はインサイドに#20毕がいる分、このポジションで優位とはならず、この日は#14高橋の当たりもなかなか来ない。ガードの#29上原(3年・PG)が1対1を仕掛けて決める場面もあるが日本大は2Qも8得点に終わる。大東大もロースコアながら速攻やアウトサイドも入って前半を終えて13-28とリード。

 3Qに入るとようやく日本大は#14高橋の3Pが入って反撃の口火を切った。大東大も譲らず#20毕のアシスト、#99山崎のバスケットカウントなどオフェンスの流れは切らさず。日本大はこのQだけで3Pが4本入るが、#24刘が4ファウルとなり、苦しい状況に追い込まれてしまった。10点以上のリードを得て4Qに入った大東文化大は、そのままリードを許さず単発に終始する日本大を引き離す。日本大は#14高橋が攻めていき、#24刘もスティールからダンクを見せるが、大東大も#20毕がゲームの最後は3Pで締めて48-66でタイムアップ。大東文化大が勝利して昨年の14位より順位を上げて順位決定戦を締めくくった。

140530uehara.jpg 大東文化大はルーキー毕が加入したことで、チーム状況が大きく好転した。リバウンドが安定し、それによりアウトサイドは余裕を持って打てている。また、ドリブルも上手く3Pまで打てる毕は、プレー幅が広く相手ディフェンスにとっては厄介な存在だろう。ベンチも厚く今年の躍進が期待できそうな結果となった。

 日本大は昨年度の16位よりランクアップしたものの、エース頼みになる点で明暗を分けた。高橋、上原、刘の3人が柱だが、困ったときはどうしても1対1に終始してしまう。能力ある選手は多数揃っており、チームプレーに磨きをかけていけるかも大事なポイントになるだろう。

写真上:見応えのあるマッチアップとなった日本大・と大東文化大・毕。
写真下:上原のガードとしての働きも今後の日本大が勝つための鍵となる。

※大東文化大・兒玉選手、日本大・高橋選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2014.05.30 (Fri)

【2014トーナメント】11位決定戦 明治大VS法政大

安藤・中東による4年生コンビの活躍で
主導権を握った明治大が押し切る


140530IZAWA_20140531112736e46.jpg 明治大法政大の11位決定戦は、序盤は互いにシュート率が上がらずに重たいゲームとなった。法政大は#24加藤(3年・F)が気を吐いて得点を伸ばすが、他の4人での得点がなかなか出ない。一方の明治大もトラベリングやファウルのミスが出て勢いに乗れない。それでも#16安藤(4年・PG)のスコアリングセンスが光り、1Qは明治大が6点リード。しかし2Q序盤は、#35山岸(3年・G)のレイアップをきっかけに法政大の時間帯に。#24加藤の得点が続いて逆転に成功する。明治大も切り替え、#12中東(4年・SG)が稼いで沈黙状態から脱するが、法政大は#67佐藤(2年・G)や#7藤井(2年・G)が3Pを沈めるなどして応戦。競り合いの展開が続いて前半は明治大2点リードで終了する。

 3Qも、2Q同様序盤は法政大ペース。#67佐藤の3Pと#24加藤の連続得点で再び逆転。このままの流れになるかとも思われたが、明治大には#37安藤と#12中東がいる。両名のシュートで返すと、明治大に主導権が渡った。法政大は#24加藤の孤軍奮闘という様相となり、攻撃のリズムが悪化。明治大は#22宮本(1年・PF・明成)も良い働きを見せ、終盤に出番を得た#2齋藤(1年・PG・桐光学園)も僅かなプレータイムながら7得点をマーク。法政大は#35山岸と#67佐藤のシュートが当たるも、劣勢を覆すには至らず。試合は84−74で、明治大に軍配が上がった。

140530nakano.jpg 昨年のインカレでは決勝にまで登り詰めた明治大は、11位。ルーキーは粒ぞろいだが、中東とともに李相佰杯に参加していた安藤は上級生と1年生の融合が上手くいかなかった点を反省材料に挙げた。ただ、この試合の終盤はそのルーキーたちが思い切りの良い活躍を見せた。更に、長期離脱していた皆川もポイントで出場。秋までには体勢を整えてくるだろう。

 法政大は、ベスト16入りは果たしたが、大会序盤に沼田が負傷で戦列を離れ、特に得点面で加藤への依存が高くなり過ぎた。今季のリーグ戦は、4年ぶりに1部の舞台。現在の選手たちには未体験の世界である。決して少なくはない課題を克服し、秋には存在感を示したいところだ。

写真上:伊澤は、大会を通じて明治大のインサイドを支え続けた。
写真下:シュートを打つ法政大・中野。このあたりの下級生もリーグ戦に向けてさらなる成長が必要だ。

※明治大・安藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※明治大・中東選手、法政大・松澤選手のインタビューは追って掲載します。



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EDIT  |  23:50  |  2014トーナメント  |  Top↑

2014.05.30 (Fri)

【2014トーナメント】13位決定戦 中央大VS国士舘大

再延長の末にブザービーターで
中央大が劇的勝利!


140530ookawara.jpg 中央大国士舘大による13位決定戦は、ダブルオーバータイムにもつれ、最後の1秒まで勝負の分からない白熱したゲームとなった。

 1Q、#31流田(4年・G)が積極的に1on1を仕掛けてリードする中央大に対し、国士舘大も#18菅(3年・F)のドライブや#6伊集(4年・G)の3Pで対抗。#5永山(4年・F)の3Pも決まり14−16と国士館大が逆転して1Qを終えると、続く2Qも一進一退が続いた。中央大はルーキー#6柿内(1年・SG・北陸)が勝負強いシュートを決めていくが、国士館大#66馬(2年・C)や#9新田(4年・C)にリバウンドで粘られなかなかリードを広げられない。33−31と、中央大がわずかにリードして前半を終えた。

 試合が動いたのは3Q。後半開始早々、#25森(2年・PF)のシュートを皮切りに中央大が怒濤の連続得点に成功する。#5谷口(4年・F)や#14鈴木(3年・F)のアウトサイドも気持ちよく決まり、開始5分で15点差をつけると、そのままリードを保持して58−48で4Qに進んだ。だが国士館大も、4Qから反撃開始。ベンチメンバーを起用する中央大に対し、前からディフェンスに当たって次々ターンオーバーを誘った。オフェンスでは#22原(3年・F)や#7大河原(4年・F)が冷静にシュートを決め、残り2分1点差と勝負は分からない。中央大は#31流田の得点で残り10.8秒2点先行したが、残り1.5秒で#22原がドライブを決め、試合は延長戦に突入した。

 延長戦の先制点は#22原の3P。そこから国士館大がわずかに先行し、中央大が追いすがる展開が続いた。残り19.4秒に#22原が3Pを決めて国士館大が4点リードするが、残り13.3秒、#15八木橋(2年・PG)が3Pを決め返して1点差に。その後のファウルゲームで#6伊集がフリースローを1本決めて2点差としたが、#31流田のアシストから#25森が終了間際に決めて80−80の同点。勝負はダブルオーバータイムに持ち越された。

140530chuo.jpg 再延長になっても一進一退が続いて点差が離れないが、残り1分半を切り、#22原がジャンプシュートを決めて国士館大の5点リード。それでも中央大は脅威の粘りを見せ、#5谷口が3Pを決めて2点差にし、残り13.2秒には#15八木橋がフリースローをきっちり2投決めて同点に戻す。残り4.7秒、#22原のフリースローで国士館大が2点先行し、万事休すかと思われた中央大だが、ブザービーターで#5谷口が3Pを射抜いて90−89。劇的な逆転勝利に、喜びが弾けた。

 延長戦でどこまでも食い下がった中央大が最後に勝利をさらった。#14鈴木や#25森といった選手も活躍し、締めるところは4年生の#5谷口・#31流田がきっちり締めた。13位という結果ではあるが、新人戦、リーグ戦に向けてこの勝利を弾みにしたいところだ。一方の国士館大は、4Qでの追い上げは光ったものの、課題も見えた試合に。#22原、#9伊集には昨年以上の負担がかかり、本人たちも苦しんでいる状況だ。それでもまだシーズンは始まったばかり。1部を舞台とするリーグ戦に向け、夏の間の奮闘を期待したい。

写真上:国士舘大は大河原も走力を生かしたプレーを見せた。
写真下:決勝点を決めた#5谷口をチームメイトが囲んだ。

※中央大・谷口選手、流田選手、国士館大・伊集選手、原選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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EDIT  |  23:40  |  2014トーナメント  |  Top↑

2014.05.30 (Fri)

【2014トーナメント】5/30 15位決定戦 駒澤大VS慶應義塾大

慶應大は不安定な部分を見せつつも15位を死守
下級生が経験を積んだ駒澤大は秋以降に期待


140530nishito.jpg 15位決定戦は慶應義塾大駒澤大との対戦になった。慶應大のターンオーバーから入った立ち上がりは駒澤大がやや先行。慶應大は#20西戸(2年・G)の3Pが2本入って流れをつかむが、駒澤大も#14川嵜(2年・F)、#6佐野(4年・SF)の3Pが続き、離されない。しかし駒澤大はこの後が続かず、慶應大が14-22とリードして1Q終了する。リードしている慶應大は2Qをスタメンを下げて戦うが、この間に駒澤大は#14川嵜のアウトサイドや#18前田(1年・PG・新潟商)のバスケットカウントなどで追い上げる。慶應大はシュートが決まらず得点が伸び悩み、前半は33-38とリードはしているものの、相手を引き離しきれず前半終了。

 後半の立ち上がり、駒澤大は#6佐野の速攻や#20米澤(3年・SG)の3Pなどで開始3分で同点に。慶應大は#20西戸、#6権田(4年・F)の得点で返しその後もその後も控えを出しつつもじわじわ引き離した。駒澤大は#16渡邉(1年・PF・前橋育英)が積極的に攻撃を仕掛けるが、慶應大はフリースローなどで稼ぎ、このQで12点のリードを稼ぐと、4Qはそのリードを維持。終盤はディフェンスが甘くなり駒澤大に速攻に走られる場面もあったが、最後は72-88で慶應大が勝利した。

140530kawasaki.jpg 15位となった慶應大は課題の多く出た大会だった。指導者が変わり、環境が変わったことで試行錯誤が続いているが、考えることが先に立って慶應大の良さを消してしまっている。攻守で流れが悪く、高さでは似たような駒澤大相手にリバウンドが取れていない点は気になる点だ。また、それに伴い攻撃のリズムも悪い。早慶戦まで1週間。見えた課題はすぐにどうにかなるものではないが、どこまで改善できるか。

 16位となった駒澤大は専修大を破ったベスト16決めの試合で攻守ともに一番良い部分が出せたが、さすがにベスト8以降の壁はそう簡単には崩せなかった。ただし、1年生が多くプレイングタイムを得ている状況下でこうして経験が得られたのは大きいはず。1年生は駒澤大得意のトランジションにも合ったメンバー。ここから新人戦、秋のリーグで確実に力をつけていければ2部復帰も視野に入る。

写真上:立ち上がりは西戸のシュートが好調だった慶應大。
写真下:駒澤大の川嵜は大会を通じてアウトサイドを決めていった。

※慶應義塾大・伊藤選手、吉川選手、駒澤大・佐野選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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EDIT  |  23:30  |  2014トーナメント  |  Top↑

2014.05.30 (Fri)

【2014トーナメント】5/31試合予定

■国立代々木競技場第二体育館
12:00 神奈川大学 vs 関東学院大学(順位決定戦)
13:40 早稲田大学 vs 白鴎大学(順位決定戦)
15:30 拓殖大学 vs 東海大学(準決勝)
17:20 青山学院大学 vs 筑波大学(準決勝)

 

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EDIT  |  21:23  |  2014トーナメント  |  Top↑

2014.05.30 (Fri)

【2014トーナメント】5/30結果

順位決定戦

■国立代々木競技場第二体育館
駒澤大学72(14-22,19-16,23-26,16-24)88慶應義塾大学(15位決定戦)
中央大学90(14-16,19-15,25-12,10-25,12-12*,10-9**)89国士舘大学(13位決定戦)**2OT
明治大学84(16-10,19-23,24-20,25-21)74法政大学(11位決定戦)
日本大学48(5-16,8-12,21-17,14-21)66大東文化大学(9位決定戦)

 

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