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2014.05.26 (Mon)

【2014トーナメント】5/26レポート

駒澤大がダブルオーバータイムで専修大を下す金星
山梨学院大は神奈川大に善戦するが敗れる


140526komazawa.jpg 関東大学トーナメントは、残りのベスト16を決める12試合が大田区総合体育館にて行われた。神奈川大は山梨学院大相手に終始リードされる展開となり、最後は逃げ切ったが初戦の難しさを感じさせる形となった。また、今季3部の駒澤大は専修大を粘って追い上げ、ダブルオーバータイムの熱戦で勝利するというアップセットを果たし、これでベスト16へと名乗りをあげた。優勝候補の東海大ら残りの1部校は順当に勝利。27日には国立競技場代々木第二体育館、大田区総合体育館でそれぞれ4試合が行われ、ベスト8が決定する。

写真:専修大に勝利し、歓喜の駒澤大。

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【aコート】
 aコートは、下部チームの奮闘も見えたものの、2部の関東学院大と神奈川大、1部の白鴎大、明治大、拓殖大、青山学院大が順当に勝利した。

 関東学院大は、埼玉大を相手に95−74で手堅く勝利。白鴎大も、東京経済大を相手に1Qで35−9と圧倒して勝負を決めた。1部明治大と2部東洋大の対戦は、よく知る相手同士、火花を散らせた。東洋大は主力メンバーそれぞれが良さを見せ、最後まで明治大を追いすがったものの、地力で勝る明治大が終始リードを保って勝利した。拓殖大江戸川大の試合は、ディフェンスからブレイクにつなげた拓殖大が1Qからスコアラッシュ。その後はメンバーを様々起用しながら勝利した。青山学院大立教大の対戦は、序盤こそどこか動きの堅かった青学大も、次第にブレイクや1on1で引き離す。立教大も前から激しくディフェンスに当たるが、大差を縮めるには至らずにタイムアップとなった。

※立教大・平良選手のインタビューは「続きを読む」へ。

 
【山梨学院大を神奈川大が終盤に逆転で下す】
140526kanagawa.jpg 3部の山梨学院大と2部の神奈川大の対戦は、山梨学院大が主導権を握る時間帯も長かったものの、神奈川大も後半追いついてシーソーゲームに。最後は勝負所で確実に得点した神奈川大が勝る形となった。

 1Qは17−10と、先手を打ったのは山梨学院大。神奈川大はリバウンドが取れずにリズムを崩し、後手に回る形で入った2Qも追いつけそうなところでミスが出て我慢の時間帯が続いた。2Q終盤、#6山田(3年・C)のリバウンドシュートや速攻で1点差まで詰め寄るも、前半最後、山梨学院大#0橋本(2年・G)に3Pを決められ4点差で試合を折り返す。続く3Qは、山梨学院大が序盤から#3張(4年・C)のゴール下や#2森(2年・F)のアウトサイドシュートで内外バランス良く加点し、最大7点リード。それでも神奈川大は#98大石(4年・G)や#14田代(2年・F)のシュートで僅差のままついていった。すると3Q残り3分、神奈川大は#15狩野(4年・C)のバスケットカウントに加え、ディフェンスでも相手の24秒オーバータイムを誘って勢いに乗る。連続得点で46−47と逆転して3Qを終えた。

 4Q、互いに一歩も引かないせめぎ合いが続いた。僅差で神奈川大がリードするも、残り2分#3張がゴール下を決めて山梨学院大も2点差に迫る。だが残り1分半、山梨学院大は勝負所でフリースローが決まらず、反対に#24吉永(4年・F)がきっちり2投決めた神奈川大が6点リードに。神奈川大は守ってもダブルチームで#3張に仕事をさせず、残り時間もリードを保った。山梨学院大は最後に#2森が3Pを決めるも追撃はそこまで。60−64で神奈川大が逃げ切った。

 バランスの良いオフェンスを見せた3部の山梨学院大の奮闘が光ったが、「リードをどれだけ広げられるかに重点を置きすぎて、考えてバスケットができなかった」と#11今井(4年・G)が振り返るよう、大事な場面で攻め急ぎミスにつながるシーンも。その隙を見逃さなかった神奈川大が一枚上手だった。神奈川大は、次は専修大を破って勢いに乗る駒澤大と対戦。勝てばベスト8入りが決まるだけに、なんとしても物にしたい試合だ。

写真:最後まで勝負の分からない接戦となり、ルーズボール争いも白熱した。

※山梨学院大・今井選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【bコート】
 本日登場の上位校はこの日が初戦。やや固さが見える部分もあったが、2部中央大、早稲田大、1部の慶應義塾大、筑波大、東海大は順当に勝利した。

 中央大は後半の点数だけで見ると東京農業大と同点に終わったが、前半のリードを守った。慶應義塾大玉川大と対戦し、京王電鉄杯では使わなかったルーキーも登場。終始リードして勝利した。ただし次の白鴎大戦では高さ的に不利となるため、リバウンドとディフェンス力が課題か。早稲田大明治学院大相手に前半はややもたつき、3Qまで明治学院大が10点前後のビハインドで食らいつくが、後半にはきっちり相手を突き放した。こちらもサイズがない分、次の国士舘大戦でどう戦うかが見どころになる。

 今季注目ルーキーが加入した筑波大は1Qから國學院大を圧倒。全体的にサイズアップしたことでチーム全体のバランスも良くなっており、#6馬場(1年・SF・富山第一)、#17杉浦(1年・PF・福大大濠)といった即戦力が大いに魅せた。初の優勝を狙う東海大順天堂大を寄せ付けず、控えも十分に活用しながら130点越えの勝利。メンバーは大きく変わらないがスタメンには#13中山(2年・PG)を抜擢。走力を生かしたアグレッシブなプレーが光った。今季はシューターらしいシューターのいない東海大。この中山の入る2番ポジションが鍵になる可能性もあるが、全体としてのチーム力、ディフェンス力は大学界の中でもやはり屈指だ。


【ダブルオーバータイムで駒澤大が専修大に粘り勝ち】
140526maeda.jpg 3部の駒澤大は1部専修大と対戦。前半は専修大が終始リードで試合を進めるが、主力メンバーを下げる余裕も見せる展開となる。駒澤大は大きく離されないで試合についていくが、前半は37―45の専修リードで終了。後半、駒澤大は#14川嵜(2年・F)の3Pなどもあって追い上げ開始。#20米澤(3年・SG)の3Pも続き、波に乗る。3Qはつかず離れずの勝負が続いたが、残り4:51に#20米澤の3Pで遂に逆転すると、ここから駒澤大の勢いが持続した。専修大はリズムを崩してターンオーバーで焦りを露呈し、#18前田(1年・PG・新潟商)にスティールを狙われ、#6佐野(4年・SF)のポストプレーなどで駒澤大がリードを広げ、3Qを69-62で終了。4Qに入った。

 4Qの2分には専修大は#6渡辺(2年・G)がアンスポーツマンライクファウルを吹かれるなど、なかなか悪い流れを変えられない。#47藤田(4年・C)のインサイドで返していく形になるが、それ以外でミスも続いてしまう。残り5分、最大7点差まで開いた状態から、#24田代(3年・F)の3Pがようやく決まると、専修大が持ち直す。#13石上(3年・G)の3Pも出るが、駒澤大はスティールを決めて再度同点に押し戻すなど、終盤になっても激しい攻防が続いた。

 残り3分を切り、勝負は最終局面へ。#24田代がインサイドで押し込み、残り2分で専修大が2点のリード。駒澤大は#20米澤がペイントに切れ込み再び同点に。残り1分、87-87の同点で専修大は24秒オーバー。駒澤大はシュートを決められないが、専修大も#24田代が守られてターンオーバーになるなど、どちらに転ぶか分からない展開に。残り3.3秒のタイムアウトを挟んで最後のオフェンスは専修大。だがシュートは決まらず延長戦に突入した。

 延長戦最初の得点は駒澤大。しかしすかさず専修大も#6渡辺が返していく。駒澤大はシュート確率が良くないが、ルーズボールには粘りを見せ、ディフェンスでも守ってターンオーバーを奪う。残り2:29、シューターの#14川嵜がファウルアウト。91-91の同点で互いにターンオーバーが続く。残り29.6秒、#24田代のレイアップが決まり専修大が2点リード。しかし残り9.9秒で駒澤大がフリースローを得た。#20米澤はこれを2本決めて93-93の同点に。タイムアウトのあと、専修大のオフェンスは残り2.7秒で#47藤田がフリースローを得た。しかしこれが2本とも外れ、試合はダブルオーバータイムに。

140526ishigami.jpg 二度目の延長戦、なかなかシュートが決まらなくなっていた駒澤大が#21石井(1年・SF・長岡大手)の3Pで活路を開く。残り50秒、専修大は#13石上が3Pを決めて3点のリードに。しかし駒澤大は#18前田が2連続で決めて残り13.4秒で103-102と逆転。最後のオフェンス、専修大は#24田代がシュートを放つが決まらず、リバウンドは駒澤大。1点差を守りきり、駒澤大がベスト16へと進出した。

 駒澤大は昨年まで出番のなかった米澤が思い切りの良いオフェンスを見せ、主将の佐野も好調。1年生は運動量のある前田を筆頭に、#16渡邉(PF・前橋育英)、石井らも貢献を見せ、細かいミスはあったものの、終始ルーキーと思えぬ落ち着きぶりで最後まで粘りを見せた。これで駒澤大はベスト16。次はベスト8をかけて神奈川大と対戦する。

 専修大はオフェンスが安定しなかった。前半こそリードを得ていたが、後半になるとミスを連発。オフェンスでは田代に負担がかかってしまい、ディフェンスにも狙われた。こうした接戦を、昨年ならば宇都が支配したが今年はそうした選手はいない。春はここで終わるが、秋に向けての課題が見えた試合となった。

写真上:スティール、ドライブと1年生ながら攻撃の先陣をきった駒澤大の前田。
写真下:ガードとして良い動きを見せた専修大・石上は終盤の勝負どころで3Pを見せた。

※駒澤大・米澤選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2014.05.26 (Mon)

【2014トーナメント】5/26結果

■大田区総合体育館
【aコート】
埼玉大学74(13-26,21-24,22-25,18-20)95関東学院大学
神奈川大学64(10-17,17-14,22-15,15-14)60山梨学院大学
白鴎大学114(35-9,28-19,32-15,19-23)66東京経済大学
明治大学71(21-13,14-10,23-19,13-20)62東洋大学
拓殖大学81(30-13,17-17,12-10,22-23)63江戸川大学
青山学院大学104(30-19,29-13,23-13,22-14)59立教大学

【bコート】
中央大学83(28-16,23-20,17-17,15-15)68東京農業大学
玉川大学57(16-26,9-18,15-20,17-19)83慶應義塾大学
駒澤大学103(17-25,20-20,25-24,25-18,6-6*,10-9**)102専修大学 **2OT
明治学院大学55(7-18,19-14,11-33,18-28)93早稲田大学
國學院大學50(9-34,10-26,13-32,18-36)128筑波大学
順天堂大学43(7-33,11-30,13-36,12-32)131東海大学


 

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2014.05.26 (Mon)

【2014トーナメント】5/26試合予定

■大田区総合体育館
【aコート】
10:00 埼玉大学 vs 関東学院大学
11:40 神奈川大学 vs 山梨学院大学
13:20 白鴎大学 vs 東京経済大学
15:00 明治大学 vs 東洋大学
16:40 拓殖大学 vs 江戸川大学
18:20 青山学院大学 vs 立教大学

【bコート】
10:00 中央大学 vs 東京農業大学
11:40 玉川大学 vs 慶應義塾大学
13:20 駒澤大学 vs 専修大学
15:00 明治学院大学 vs 早稲田大学
16:40 國學院大學 vs 筑波大学
18:20 順天堂大学 vs 東海大学


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