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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2014.05.31 (Sat)

【2014トーナメント】5/31レポート

筑波大が逆転で決勝への道を開く
拓殖大は粘るが東海大に届かず


140531tukuba.jpg 関東大学トーナメントもいよいよ大詰め、準決勝を迎えた。2試合ともともに激しいぶつかり合いが繰り返される好勝負で、見どころの多い試合となったが、東海大が拓殖大を、そして筑波大が青山学院大を下し決勝進出。筑波大は1987年以来の決勝。優勝には前身である東京教育大時代の1956年まで遡らなければならない。一方の東海大は唯一持っていないトーナメントのタイトル獲得は悲願でもある。春の王者を決める最後の戦いは楽しみな一戦になりそうだ。

 順位決定戦は神奈川大、早稲田大がそれぞれ勝利し、5位決定戦へと進んだ。

写真:ベンチで肩を組む筑波大。チームの一体感が見える。

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【神奈川大が2部同士の対戦を制して5位決定戦へ】
140531YAMADA.jpg 神奈川大関東学院大という2部所属同士の対戦となった順位決定戦1試合目は、終盤まで勝負の行方の分からない緊迫した内容となった。スタートに成功したのは神奈川大。#14田代(2年・F)の速攻や#24吉永(4年・F)の3Pでリードする。関東学院大は#3前川(4年・G)のドライブで初得点を決めると、次々と1対1を仕掛けてコツコツとフリースローを重ねていく。神奈川大はファウルトラブルにより、早い段階からベンチメンバー起用を強いられるが、プレータイムを得た#6山田(3年・C)や#98大石(4年・PG)の得点も出て1Qは7点のリードとする。しかし、2Qは関東学院大がスパート。#45大熊(3年・G)や#38蜂谷(3年・GF)が積極的にリングへ向かい、#10エリマン(2年・C)のインサイドを活かして一時は逆転。神奈川大はイージーミスも犯し、ファウルがかさんで布陣は厳しくなるが、#11丸山(4年・C)、#98大石が気を吐いて応戦し、前半が終わって38−38と分からないスコアに。

 3Qも、長くは競り合いの攻防が続いた。ここで存在感を見せたのが神奈川大の#7田村(1年・F・帝京長岡)。外角からのシュートを決めていき、チームを盛り上げる。関東学院大は、セットプレーで裏のスペースを狙ったパスがターンオーバーとなってしまうミスが続いてしまう。5点リードと、神奈川大がやや優勢となって迎えた4Qは、立ち上がりに#98大石の3P、#6山田のゴール下が出ると、主将の#13鶴巻(4年・G)も速攻を決めるなどして二桁の点差に。関東学院大は#38蜂谷が1対1で得点していくが、他の選手での得点が出ずに、詰め寄っても大事なあと一本が出なかった。最終的に78−71とした神奈川大が、5位決定戦進出を決めた。

 終始ファウルトラブルで苦しんだ神奈川大だったが、コート上の5人がベンチスタートであろうとスタメンと遜色のない活躍を見せた。また、終盤は持ち前のディフェンスの良さを発揮して関東学院大の攻め手を封じた。関東学院大は、終盤に蜂谷のみが活躍する構図となり、得点が伸びず。また、ターンオーバーが15本と、相手の倍以上の数字を記録。エリマンのローポストを有効に活用できなかった。

写真:スモールサイズながら、インサイドで体を張った神奈川大・山田は8得点8リバウンド。


【アグレッシブなバスケットが生き、早稲田大が勝利】
140531miyawaki.jpg 1Qをリードしたのは早稲田大白鴎大からターンオーバーを奪い、足を生かした速攻に、オフェンスリバウンドや3Pなど、バスケットのテンポが小気味よい。白鴎大はインサイドを生かし切れず、#23ジャニ(2年・C)が早々に2ファウルでベンチへ。1Qを23-12と出遅れる。しかし2Qになると立ち上がりで早稲田大のファウルが続いて持ち直し、#51高麗(2年・C)や#28川邉(2年・F)で巻き返す。早稲田大は#34池田(3年・G)は好調だがそれ以外で得点が伸び悩む。白鴎大は最後は#1大釜(4年・PG)、#14星野(4年・SG)の両ガード陣が粘って37-36と1点差に追い上げて前半終了となった。

 3Qの立ち上がりは#38宮脇(2年・C)、#16山本(3年・F)の得点が続く早稲田大。白鴎大はインサイドで#51高麗のファウルが3となるが、早稲田大も#16山本が3つと似たような状況。だが、残り5分に白鴎大がルーズボールの部分でベンチテクニカルを取られたあたりからゲームの流れが変わってくる。早稲田大は#11河合(2年・G)の3Pに始まり#34池田のフリースロー、#8新川(1年・F・京北)の3Pなどが続き、2分半ほどの間に一気に11得点。白鴎大はここで#23ジャニが4ファウルとなってしまう。3Qは64-52と早稲田大が再びリードを得て終わると、4Qではさらに差を広げた。白鴎大は#81中村(4年・PF)が開始分でファウルアウトすると、その後は流れを取り戻せず。早稲田大が好調にシュートを決め続け、最後は88-66で5位決定戦へと進んだ。

 早稲田大は1Qからリードし、追い上げられながらも崩れなかった。インサイドのジャニに勝負をさせず、自らは速い展開を出して得点を重ねた。選手のほとんどがガードという今年のチームは、高さで苦しむ場面はあるが、自分たちのペースに引き込めれば強い。それを証明する形となった。白鴎大は得点面で川邉の負う負担が大きく、インサイド陣ががファウルトラブルになってしまうと一層苦しくなった。

写真:インサイドで踏ん張りを見せた早稲田大・宮脇。

※早稲田大・山本選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【拓殖大を振り切った東海大が3年連続の決勝戦へ】
140531HAREYAMA.jpg ここまで危なげなく勝ち上がってきた東海大。昨年のインカレの準決勝をはじめ、決勝をかけた試合で事ある毎に対戦している拓殖大と、ここでも相見えた。

 序盤は、拓殖大の思い切りの良さが光った。#23バンバ(2年・C)の3P、#99赤石(3年・C)のミドルシュートが決まって好調な滑り出し。東海大はその都度返すが、#14大垣(4年・F)もアウトサイドのシュートをことごとく沈める好調ぶりで15−8とし、主導権を握ったかに見えた。すると東海大は#33鈴木(2年・SF)を投入し、#14大垣のラッシュを見事に止めてみせ、拓殖大は無得点の時間が続く。東海大は、この間に#13中山(2年・PG)や#21橋本(3年・C)らが相次いで得点して易々と逆転。#10バランスキーも中と外、それぞれでシュートを決め1Qを26−18でまとめた。2Q、拓殖大はゾーンディフェンスを敷き打開を図り、オフェンスでは#23バンバの活躍で詰め寄る。しかし、東海大は#33鈴木が3P。鈴木はここでも大きな役割を果たすと、#8藤永(4年・PG)にも3Pが出て二桁の点差に。更に#21橋本や#7晴山(4年・SF)も得点する。ターンオーバーが頻発した拓殖大はまたも陥った無得点の状態を#99赤石(3年・C)のドライブで破ると、#23バンバが次々とフリースローを得て追撃。最大17点のビハインドを10点に戻して後半につないだ。

 3Q、東海大が勝負を決めにかかる。#21橋本、#13中山のシュートが決まり、#0ベンドラメ(3年・PG)もこれに続く。拓殖大は#23バンバひとりで得点を重ねる状況が続き、東海大インサイド陣のファウルをかさませるものの、再び点差が拡大。東海大が約15点を保ったまま、時間を進めていく。しかし微妙な判定などもあってフラストレーションが溜まりそうな状況でも、集中を維持し続けた拓殖大は、#29岩田(3年・F)のミドルや#39成田(2年・G)のフリースローなどでやや点差を詰め、東海大を脅かし続ける。残り時間僅かの状況で#99赤石が3ショットのフリースローを全て決め、#14大垣の速攻が出て6点差まで迫った。東海大は、最後は#8藤永が時間を上手く使って84−75で逃げ切ったが、拓殖大の諦めない姿勢が試合の緊迫感を最後まで保った。

 拓殖大の粘りにファウルがかさんだものの、東海大はさすがの強さを発揮して試合を制した。昨年までの主力に加え、ここまで中山や鈴木といった2年生が大きな役割を果たしている。インカレ2連覇中の東海大だが、トーナメントのタイトルにはこれまで手が届いていない。フレッシュな力を擁する筑波大は現在の大学界では最も勢いのある存在と言えるが、貫禄を見せて、初めての『春の王者』となれるか。

 拓殖大は、得点面でバンバに依存してしまう側面が出てしまったものの、リバウンドにはしつこく絡んで東海大を苦しめた。一方で、チーム本来の持ち味は走る展開だが、この日はそれが出せなかったと赤石も悔しい表情。志向する展開をいかに出せるかで、東海大が相手でも勝利は近くなるはずだ。翌日の3位決定戦で、秋に向けた糧を掴みたいところ。

写真:17得点の東海大・晴山。決勝戦では、もう少し外のシュートの確率を上げたい。

※東海大・鈴木選手、拓殖大・赤石選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【3Qの中盤で逆転した筑波大が決勝戦へ】
140531baba.jpg 青山学院大筑波大による準決勝第2試合は、筑波大が逆転勝利を納める印象的な内容となった。

 前半は青学大のペースだった。立ち上がりに両者ファウルが続く場面もあるが、青学大は#13鵤(3年・PG)がアウトサイドを決め、#7野本(4年・CF)も力強くゴール下でプレー。筑波大は#14坂東(4年・SG)が内外から積極的に攻めて対抗。しかし#7野本(4年・CF)のバスケットカウント、#9安藤(2年・SG)の3Pもあって最後は#14柏倉(2年・PG)がスクープを決めると22-16と青学大が6点リードで1Q終了。2Qは立ち上がりに#9安藤が2本目の3Pを決めて11点差と開く。筑波大は#0山本(3年・PG)がうまく青学大ディフェンスをかわしてシュートを決めるが、得点が伸び悩む。青学大はこのQも外が当たり、#9安藤がこのQだけで3本の3Pシュートを決める好調さを見せ、差を広げていく。筑波大は#6馬場(1年・SF・富山第一)が積極的に攻め始めてフリースローなどで得点するが、このQは11点とようやく二桁に乗ったという程度に終わり、前半は44-27の17点差で青学大がリードした。

 後半、「気持ちに余裕ができたのがミスにつながった」#9安藤。筑波大のディフェンスも変わり、ボールが回らずタフショット傾向になるがこれが入らない。リバウンドに絡めない青学大は#6馬場に次々と速攻に走られ、追い上げられる。前半は入らなかった#17杉浦(1年・PF・福大大濠)のシュートも入り始め、残り4分半で追いついた。青学大は#5高橋(4年・PG)の3Pもあるが#7の元、#0船生(3年・F)も3ファウルと苦しい状態。結局筑波大の勢いを止めることができずに51-56と逆転されてしまった。4Qも青学大は外を打たされる形が多く、筑波大の攻撃を止めるためにファウルがかさんでいってしまう。筑波大の勢いは途切れず、残り6分で10点のリードに。4Q後半に入って青学大は3Pや#7野本のゴール下のプレーも出るが、劣勢は変わらず。70-77で筑波大が27年ぶりの決勝進出を決めた。

 青学大はここまで悪かったゲームの入りは改善。前半は良かった。しかし、「後半はディフェンスのヘルプも早く、誰かに頼ろうとしてしまった」(#9安藤)と、停滞したときにそれを打ち破る選手が出なかった。野本も後半はディフェンスで止められ、外も入らないという悪循環に陥ってしまった。田中を始め、必死に声を出して奮闘する場面もあったが、崩れかけたものを立て直すのは難しかったようだ。筑波大は前半は「フォーメーションで攻める中で自分が勝手に攻めてはいけないと思っていた」とおとなしかった馬場は、吉田監督にも発破をかけられて後半に奮起。それに杉浦も続いて、3Qに猛攻で畳み掛けた。寺部、村越、山本といった選手もそれぞれ役割を果たし、チームに大きく貢献した。

写真:シュートにいく筑波大・馬場。ダンクを失敗してリングをつかんだまま空中のボールに触れて、テクニカルを受ける場面もあった。しかしその反応ができるのも非凡な身体能力あってこそ。

※筑波大・村越選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2014.05.31 (Sat)

【2014トーナメント】5/31結果

■国立代々木競技場第二体育館
神奈川大学78(24-17,13-21,20-15,20-18)71関東学院大学(順位決定戦)
早稲田大学88(23-12,14-24,27-16,24-14)66白鴎大学(順位決定戦)
拓殖大学75(18-26,18-20,17-23,22-15)84東海大学(準決勝)
青山学院大学70(22-16,22-11,7-29,19-21)77筑波大学(準決勝)


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2014.05.30 (Fri)

【2014トーナメント】5/30 9位決定戦 日本大VS大東文化大

出足で苦しんだ日本大はビハインドを覆せず
大東文化大が終始リードで9位を獲得


140530be.jpg 昨年度に続き今年も行われた順位決定戦の、ベスト8以下では最高位となる9位をかけて対決したのは2部同士、日本大大東文化大となった。注目のインサイドは2m対決に注目が集まった。日本大の#24刘(3年・C)と大東文化大#20毕(1年・C・中部第一)は1Qからゴール下で激しいぶつかり合いとなった。しかし日本大は立ち上がりにシュートミスが続き、わずか5得点。大東大は#99山崎(3年・SG)の3Pが2本決まったこともあって5-16とリードを得ると、2Q以降も逆転は許さずゲームを進行していった。

 日本大の得点源は#24刘とそして#14高橋(2年・SG)。#24刘はインサイドに#20毕がいる分、このポジションで優位とはならず、この日は#14高橋の当たりもなかなか来ない。ガードの#29上原(3年・PG)が1対1を仕掛けて決める場面もあるが日本大は2Qも8得点に終わる。大東大もロースコアながら速攻やアウトサイドも入って前半を終えて13-28とリード。

 3Qに入るとようやく日本大は#14高橋の3Pが入って反撃の口火を切った。大東大も譲らず#20毕のアシスト、#99山崎のバスケットカウントなどオフェンスの流れは切らさず。日本大はこのQだけで3Pが4本入るが、#24刘が4ファウルとなり、苦しい状況に追い込まれてしまった。10点以上のリードを得て4Qに入った大東文化大は、そのままリードを許さず単発に終始する日本大を引き離す。日本大は#14高橋が攻めていき、#24刘もスティールからダンクを見せるが、大東大も#20毕がゲームの最後は3Pで締めて48-66でタイムアップ。大東文化大が勝利して昨年の14位より順位を上げて順位決定戦を締めくくった。

140530uehara.jpg 大東文化大はルーキー毕が加入したことで、チーム状況が大きく好転した。リバウンドが安定し、それによりアウトサイドは余裕を持って打てている。また、ドリブルも上手く3Pまで打てる毕は、プレー幅が広く相手ディフェンスにとっては厄介な存在だろう。ベンチも厚く今年の躍進が期待できそうな結果となった。

 日本大は昨年度の16位よりランクアップしたものの、エース頼みになる点で明暗を分けた。高橋、上原、刘の3人が柱だが、困ったときはどうしても1対1に終始してしまう。能力ある選手は多数揃っており、チームプレーに磨きをかけていけるかも大事なポイントになるだろう。

写真上:見応えのあるマッチアップとなった日本大・と大東文化大・毕。
写真下:上原のガードとしての働きも今後の日本大が勝つための鍵となる。

※大東文化大・兒玉選手、日本大・高橋選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2014.05.30 (Fri)

【2014トーナメント】11位決定戦 明治大VS法政大

安藤・中東による4年生コンビの活躍で
主導権を握った明治大が押し切る


140530IZAWA_20140531112736e46.jpg 明治大法政大の11位決定戦は、序盤は互いにシュート率が上がらずに重たいゲームとなった。法政大は#24加藤(3年・F)が気を吐いて得点を伸ばすが、他の4人での得点がなかなか出ない。一方の明治大もトラベリングやファウルのミスが出て勢いに乗れない。それでも#16安藤(4年・PG)のスコアリングセンスが光り、1Qは明治大が6点リード。しかし2Q序盤は、#35山岸(3年・G)のレイアップをきっかけに法政大の時間帯に。#24加藤の得点が続いて逆転に成功する。明治大も切り替え、#12中東(4年・SG)が稼いで沈黙状態から脱するが、法政大は#67佐藤(2年・G)や#7藤井(2年・G)が3Pを沈めるなどして応戦。競り合いの展開が続いて前半は明治大2点リードで終了する。

 3Qも、2Q同様序盤は法政大ペース。#67佐藤の3Pと#24加藤の連続得点で再び逆転。このままの流れになるかとも思われたが、明治大には#37安藤と#12中東がいる。両名のシュートで返すと、明治大に主導権が渡った。法政大は#24加藤の孤軍奮闘という様相となり、攻撃のリズムが悪化。明治大は#22宮本(1年・PF・明成)も良い働きを見せ、終盤に出番を得た#2齋藤(1年・PG・桐光学園)も僅かなプレータイムながら7得点をマーク。法政大は#35山岸と#67佐藤のシュートが当たるも、劣勢を覆すには至らず。試合は84−74で、明治大に軍配が上がった。

140530nakano.jpg 昨年のインカレでは決勝にまで登り詰めた明治大は、11位。ルーキーは粒ぞろいだが、中東とともに李相佰杯に参加していた安藤は上級生と1年生の融合が上手くいかなかった点を反省材料に挙げた。ただ、この試合の終盤はそのルーキーたちが思い切りの良い活躍を見せた。更に、長期離脱していた皆川もポイントで出場。秋までには体勢を整えてくるだろう。

 法政大は、ベスト16入りは果たしたが、大会序盤に沼田が負傷で戦列を離れ、特に得点面で加藤への依存が高くなり過ぎた。今季のリーグ戦は、4年ぶりに1部の舞台。現在の選手たちには未体験の世界である。決して少なくはない課題を克服し、秋には存在感を示したいところだ。

写真上:伊澤は、大会を通じて明治大のインサイドを支え続けた。
写真下:シュートを打つ法政大・中野。このあたりの下級生もリーグ戦に向けてさらなる成長が必要だ。

※明治大・安藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※明治大・中東選手、法政大・松澤選手のインタビューは追って掲載します。



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2014.05.30 (Fri)

【2014トーナメント】13位決定戦 中央大VS国士舘大

再延長の末にブザービーターで
中央大が劇的勝利!


140530ookawara.jpg 中央大国士舘大による13位決定戦は、ダブルオーバータイムにもつれ、最後の1秒まで勝負の分からない白熱したゲームとなった。

 1Q、#31流田(4年・G)が積極的に1on1を仕掛けてリードする中央大に対し、国士舘大も#18菅(3年・F)のドライブや#6伊集(4年・G)の3Pで対抗。#5永山(4年・F)の3Pも決まり14−16と国士館大が逆転して1Qを終えると、続く2Qも一進一退が続いた。中央大はルーキー#6柿内(1年・SG・北陸)が勝負強いシュートを決めていくが、国士館大#66馬(2年・C)や#9新田(4年・C)にリバウンドで粘られなかなかリードを広げられない。33−31と、中央大がわずかにリードして前半を終えた。

 試合が動いたのは3Q。後半開始早々、#25森(2年・PF)のシュートを皮切りに中央大が怒濤の連続得点に成功する。#5谷口(4年・F)や#14鈴木(3年・F)のアウトサイドも気持ちよく決まり、開始5分で15点差をつけると、そのままリードを保持して58−48で4Qに進んだ。だが国士館大も、4Qから反撃開始。ベンチメンバーを起用する中央大に対し、前からディフェンスに当たって次々ターンオーバーを誘った。オフェンスでは#22原(3年・F)や#7大河原(4年・F)が冷静にシュートを決め、残り2分1点差と勝負は分からない。中央大は#31流田の得点で残り10.8秒2点先行したが、残り1.5秒で#22原がドライブを決め、試合は延長戦に突入した。

 延長戦の先制点は#22原の3P。そこから国士館大がわずかに先行し、中央大が追いすがる展開が続いた。残り19.4秒に#22原が3Pを決めて国士館大が4点リードするが、残り13.3秒、#15八木橋(2年・PG)が3Pを決め返して1点差に。その後のファウルゲームで#6伊集がフリースローを1本決めて2点差としたが、#31流田のアシストから#25森が終了間際に決めて80−80の同点。勝負はダブルオーバータイムに持ち越された。

140530chuo.jpg 再延長になっても一進一退が続いて点差が離れないが、残り1分半を切り、#22原がジャンプシュートを決めて国士館大の5点リード。それでも中央大は脅威の粘りを見せ、#5谷口が3Pを決めて2点差にし、残り13.2秒には#15八木橋がフリースローをきっちり2投決めて同点に戻す。残り4.7秒、#22原のフリースローで国士館大が2点先行し、万事休すかと思われた中央大だが、ブザービーターで#5谷口が3Pを射抜いて90−89。劇的な逆転勝利に、喜びが弾けた。

 延長戦でどこまでも食い下がった中央大が最後に勝利をさらった。#14鈴木や#25森といった選手も活躍し、締めるところは4年生の#5谷口・#31流田がきっちり締めた。13位という結果ではあるが、新人戦、リーグ戦に向けてこの勝利を弾みにしたいところだ。一方の国士館大は、4Qでの追い上げは光ったものの、課題も見えた試合に。#22原、#9伊集には昨年以上の負担がかかり、本人たちも苦しんでいる状況だ。それでもまだシーズンは始まったばかり。1部を舞台とするリーグ戦に向け、夏の間の奮闘を期待したい。

写真上:国士舘大は大河原も走力を生かしたプレーを見せた。
写真下:決勝点を決めた#5谷口をチームメイトが囲んだ。

※中央大・谷口選手、流田選手、国士館大・伊集選手、原選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2014.05.30 (Fri)

【2014トーナメント】5/30 15位決定戦 駒澤大VS慶應義塾大

慶應大は不安定な部分を見せつつも15位を死守
下級生が経験を積んだ駒澤大は秋以降に期待


140530nishito.jpg 15位決定戦は慶應義塾大駒澤大との対戦になった。慶應大のターンオーバーから入った立ち上がりは駒澤大がやや先行。慶應大は#20西戸(2年・G)の3Pが2本入って流れをつかむが、駒澤大も#14川嵜(2年・F)、#6佐野(4年・SF)の3Pが続き、離されない。しかし駒澤大はこの後が続かず、慶應大が14-22とリードして1Q終了する。リードしている慶應大は2Qをスタメンを下げて戦うが、この間に駒澤大は#14川嵜のアウトサイドや#18前田(1年・PG・新潟商)のバスケットカウントなどで追い上げる。慶應大はシュートが決まらず得点が伸び悩み、前半は33-38とリードはしているものの、相手を引き離しきれず前半終了。

 後半の立ち上がり、駒澤大は#6佐野の速攻や#20米澤(3年・SG)の3Pなどで開始3分で同点に。慶應大は#20西戸、#6権田(4年・F)の得点で返しその後もその後も控えを出しつつもじわじわ引き離した。駒澤大は#16渡邉(1年・PF・前橋育英)が積極的に攻撃を仕掛けるが、慶應大はフリースローなどで稼ぎ、このQで12点のリードを稼ぐと、4Qはそのリードを維持。終盤はディフェンスが甘くなり駒澤大に速攻に走られる場面もあったが、最後は72-88で慶應大が勝利した。

140530kawasaki.jpg 15位となった慶應大は課題の多く出た大会だった。指導者が変わり、環境が変わったことで試行錯誤が続いているが、考えることが先に立って慶應大の良さを消してしまっている。攻守で流れが悪く、高さでは似たような駒澤大相手にリバウンドが取れていない点は気になる点だ。また、それに伴い攻撃のリズムも悪い。早慶戦まで1週間。見えた課題はすぐにどうにかなるものではないが、どこまで改善できるか。

 16位となった駒澤大は専修大を破ったベスト16決めの試合で攻守ともに一番良い部分が出せたが、さすがにベスト8以降の壁はそう簡単には崩せなかった。ただし、1年生が多くプレイングタイムを得ている状況下でこうして経験が得られたのは大きいはず。1年生は駒澤大得意のトランジションにも合ったメンバー。ここから新人戦、秋のリーグで確実に力をつけていければ2部復帰も視野に入る。

写真上:立ち上がりは西戸のシュートが好調だった慶應大。
写真下:駒澤大の川嵜は大会を通じてアウトサイドを決めていった。

※慶應義塾大・伊藤選手、吉川選手、駒澤大・佐野選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2014.05.30 (Fri)

【2014トーナメント】5/31試合予定

■国立代々木競技場第二体育館
12:00 神奈川大学 vs 関東学院大学(順位決定戦)
13:40 早稲田大学 vs 白鴎大学(順位決定戦)
15:30 拓殖大学 vs 東海大学(準決勝)
17:20 青山学院大学 vs 筑波大学(準決勝)

 

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2014.05.30 (Fri)

【2014トーナメント】5/30結果

順位決定戦

■国立代々木競技場第二体育館
駒澤大学72(14-22,19-16,23-26,16-24)88慶應義塾大学(15位決定戦)
中央大学90(14-16,19-15,25-12,10-25,12-12*,10-9**)89国士舘大学(13位決定戦)**2OT
明治大学84(16-10,19-23,24-20,25-21)74法政大学(11位決定戦)
日本大学48(5-16,8-12,21-17,14-21)66大東文化大学(9位決定戦)

 

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2014.05.29 (Thu)

【2014トーナメント】5/29レポート(順位決定戦)

日本大と明治大が好勝負を繰り広げ
9~16位の順位決定戦の見せ場を作る

140529uehara.jpg 昨年は別会場で行われたベスト8以下の順位決定戦。今年は舞台を代々木に移し、残り2試合が行われる。国士舘大、中央大、大東文化大が余裕を持って勝利し、第4試合となった日本大と明治大の試合は、4Q終盤までまったく分からない互角の戦いが続いたが、最後は日本大が競り勝った。昨年は16位に終わった日本大だが、この勝利で9位という下位の順位決定戦では最高位に手が届く位置に。最終戦は大東文化大との対戦になる。


 下級生中心に層が厚い大東文化大は、エースの#16沼田(3年・C)を欠く法政大を立ち上がりからリードした。要となったのはルーキーの#20毕(1年・C・中部第一)。2mの長身を生かしてゴール下を支配するだけではなく、3Pまで鮮やかに決めて法政大を翻弄。#99山崎(3年・SG)、#1高橋(4年・F)のシュートも決まって1Qは25-9と16点のリード。法政大は#5松澤(4年・C)のアウトサイドは好調だが、それ以外が機能せず苦しい戦いを強いられた。前半で50点近く稼いだ大東文化大はベンチメンバーを使いながら後半は余裕を見せ、80-53で勝利を収めた。

 中央大駒澤大の戦いは、1Qから中央大が圧倒した。#25森(2年・PF)や#31流田(4年・G)を中心に得点を重ね、ディフェンスでは高めの位置から仕掛けて何度も駒澤大からターンオーバーを奪った。駒澤大は思ったようびボール運びができずになかなかシュートまで持っていけない。だが1Qは13-28と出遅れるが、2Qになって中央大が控えメインになってくると持ち直し、終盤には#6佐野(4年・SF)や#14川嵜(2年・F)の3Pもあって38-43と追い上げた。しかし中央大が3Qになってスタメンに戻ると、再び中央大が勢いよく攻撃をしかけ、4Qも切らさずに60-104でフィニッシュした。

写真:ケガから復帰の上原をはじめ、日本大はチーム全体が勢いあるプレーを続けた。

※中央大・森選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【僅差の勝負から国士舘大が抜け出し勝利】
140529nagayama.jpg ともに今大会ではいい流れが見えない国士舘大慶應義塾大。前半までどちらが勝利するか分からない状態だったが、後半に国士舘大が突き放した。

 昨年の2部1位と2位ということもあって、互いの特徴もよくわかっている両者。立ち上がりは互いに激しい攻防が続いた。慶應大はインサイドの#66馬(2年・C)を始め、ディフェンスで激しくプレッシャーをかけて相手のミスを誘う。しかしターンオーバーを誘うもののシュートでミスが続いて流れに乗れない。国士舘大は外は入るものの、ファウルや24オーバーなどもあって1Qは15-12と互いにもどかしい立ち上がりとなった。2Q、慶應はシュートが入らず苦しい時間帯が続く。国士舘大も似たような状況だが、#5永山(4年・北谷)の3Pが2連続で入り、救われた格好に。だが互いに得点が伸びない状況は続いて前半は28-26の国士舘2点リードで終了した。

 3Q、流れを変えたのは#22原(3年・F)。バスケットカウントをたてつづけに取って食い下がる慶應大を引き離しにかかる。しかし慶應大も#6権田(4年・F)がうまくゴール下に入り込み得点。3点差で食らいつくが、慶應大のシュート確率が上がらずその間に#22原、#66馬などの得点で引き離され、#7黒木(3年・CF)が4つ目の笛を吹かれるファウルトラブルに。国士舘大はここまで付かず離れずだった状況から3Qに55-43という差をつけて、4Qにリードを広げると79-54で試合終了となった。

 国士舘大はシューターが機能して流れを引き寄せた。だがミスも多く改善点は多い。慶應大もスタメンをいじるなど試行錯誤が続く。前半はこのチームらしいアグレッシブな動きを見せたが、シュートが入らず突き放された。

写真:アウトサイドが気持よく入った国士舘大・永山。


【明治大との息詰まる接戦を日本大が制す】
140529nakahigashi.jpg 日本大明治大の順位決定戦は、見応えのある好勝負となった。1Qから互いにゆずらない展開が続き15-14とすると、2Qは21-21のまったくの互角。日本大は#14高橋(2年・SG)、#29上原(3年・PG)ら、復帰したけが人が得点源となってオフェンスを展開。明治大も#37安藤(4年・PG)や#12中東(4年・SG)に加え、ルーキーの#22宮本(1年・PF・明成)も奮闘を見せる。リードを奪い合うシーソーゲームが続き、前半は36-35。

 3Qに入り、日本大は#14高橋の3P、ドライブが続き、#4佐藤(4年・SG)が3Pを決めると応援団も大声援。しかし明治大も集中を切らさず淡々と決め返していく。#2齋藤(1年・PG・桐光学園)が#4佐藤をブロックするなど、ルーキーもいいところを見せた。3Qを終えても点差は1。4Qもわからない勝負がずっと続いた。流れが日本大に傾き始めたのは残り5分あたりから。#14高橋のシュートが冴え始め、#24刘(3年・C)のシュートで5点差にすると、その後立て続けに#14高橋が決める。#4佐藤も残り2分で#37安藤からチャージングを取るなど、流れを引き寄せる。明治大はオフェンスの決め手が出ないまま離されて73-63でタイムアップ。日本大が勝利し、9位決定戦へと進んだ。

 緊張感のあるいいゲームとなったが、勝負どころのシュートを決めた日本大に最後は軍配が上がった。ゴール下で地道な仕事をする#18伊藤(3年・F)や、ベンチからの出場でチームを盛り上げた#4佐藤など、チーム全体がうまく働いた。明治大はほんのわずかだが、後半は追う展開から逆転しきれなかった。

写真:昨年よりもアグレッシブな印象がより強くなった明治大・中東。苦しいところでも決めていく姿が頼もしい。

※日本大・佐藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2014.05.29 (Thu)

【2014トーナメント】5/30試合予定

順位決定戦

■国立代々木競技場第二体育館
12:00 駒澤大学 vs 慶應義塾大学(15位決定戦)
13:40 中央大学 vs 国士舘大学 (13位決定戦)
15:20 明治大学 vs 法政大学(11位決定戦)
17:00 日本大学 vs 大東文化大学(9位決定戦)


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2014.05.29 (Thu)

【2014トーナメント】5/29結果

順位決定戦

■国立代々木競技場第二体育館
国士舘大学79(15-12,13-14,28-17,23-11)54慶應義塾大学
駒澤大学60(13-28,25-15,11-29,11-21)104中央大学
大東文化大学80(25-9,24-11,16-13,15-20)53法政大学
日本大学73(15-14,21-21,17-17,20-11)63明治大学


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2014.05.28 (Wed)

【2014トーナメント】5/28レポート

青山学院大、東海大、筑波大、拓殖大がベスト4
第1〜4シードが順当に勝ち上がる


140529banba.jpg ベスト4決定戦は、昨年の1〜4位が勝ち上がる形となった。東海大は出足こそもたついたが、圧倒的な強さを見せてその実力を示した。筑波大、拓殖大も危なげなく勝利、青山学院大は神奈川大に何度も追い上げられる展開となったが、逆転はさせずに逃げ切った。準々決勝、準決勝はここで2日間の休息を経て31日、6月1日に行われ、代々木は下位の順位決定戦を決める戦いに入る。

 また、大田区総合体育館で行われた順位決定戦は、日本大、明治大、大東文化大、法政大が勝ち上がった。


 拓殖大早稲田大の対戦は、1Qから#23バンバ(2年・C)が高さで圧倒。#14大垣(4年・F)とともに得点を量産していく。早稲田大は早々に#38宮脇(2年・C)が2ファウルとなり、交代した#8新川(1年・F・京北)が3Pを連続して沈める活躍も見せるが、1Qは29-18。その後も拓殖大が余裕で試合を進め前半で20点差をつけると、後半は控えを使う余裕も見せて84-73でベスト4へ進出した。

写真:バンバは24点。まだまだ余裕のある戦いぶりだった。

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【関東学院大の反撃叶わず筑波大が勝利】
140529sugiura.jpg ベスト8決定戦で明治大を下した関東学院大。ベスト4では筑波大と対戦した。しかし1Qから筑波大の勢いに押されて9点差となると、2Qでは6点と失速。筑波大のディフェンスの激しさにペイント内に入り込めず、アウトサイドシュートばかりを打つ格好になってしまった。前半は23-39として勝負あったかと思われたが、3Qで関東学院大が持ち直す。#11伊藤(2年・PG)の3Pを皮切りに#38蜂谷(3年・GF)も続き、じわじわ点差を詰める。筑波大は#17杉浦(1年・PF・福大大濠)の3Pが好調だが関東学院大にも3Pが続いて、残り3分のところで48-50と追いつかれてしまう。筑波大はここで#76寺部(2年・PF)がミドルシュートを2本、#21笹山(4年・PG)からのアシストで1本を決め、再び突き放す。関東学院大は#38蜂谷が#6馬場(1年・SF・富山第一)をターンでかわして会場をどよめかせ、残り1秒でスローインからのアリウープパスを#3前川(4年・G)が鮮やかに決めて追いすがるが、筑波大の7点リードで3Qを終了。4Qになると、ここで#14坂東(4年・SG)、#17杉浦のシュートが機能し、突き放すきっかけを作るとそのまま筑波大が逃げ切って58-83で勝利した。

 ディフェンスの強い筑波大の前に、関東学院大も簡単には攻めることができなかった。筑波大は追い上げられたときにも焦らず得点できたが、昨年出番のなかった寺部やルーキーの杉浦の活躍が光った。

写真:筑波大・杉浦は3P5本を含む30得点。

※筑波大・寺部選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【ベンチメンバーも活躍した東海大が2Qで引き離す】
140529bendorame.jpg 東海大白鴎大の対戦は、1Qこそ白鴎大も食らい付いたが、2Qから引き離した東海大が勝利し、ベスト4に進出した。

 立ち上がり、#28川邉(2年・F)の3Pが決まって大きく沸いたのは白鴎大。対する東海大はなかなかシュートが決まらず、本調子とは言えない出だしとなった。ロースコアなまま試合は進むが、#23イッサ(2年・C)が3Pとゴール下を決めた白鴎大が1歩リード。だが東海大もすぐに#7晴山(4年・SF)がオフェンスリバウンドからフリースローをもらって逆転し、#13中山(2年・PG)のランニングプレーで重い流れを打開する。白鴎大は#28川邉の3P、#1大釜のミドルシュートでなんとかついていき、13−16で1Qを終えた。

 試合が動いたのは2Q。白鴎大はオフェンスリバウンドで粘りを見せるも、東海大の堅い守りを前にシュートを決められない。反対に東海大は#22飯島(4年・PG)や#33鈴木(2年・SF)が活躍して徐々に点差を広げていった。2Q終盤には#0ベンドラメ(3年・PG)が2本の3Pと速攻を決めて大きく20点差に。白鴎大は#23イッサが守られ攻撃がアウトサイド単発となり、このQは4得点。17−39で入った後半も、東海大は失点を抑えてリードを保ち、結局43−83で快勝した。

 序盤はどこかエンジンのかからなかった東海大。だが2Q以降は、ガード陣がボールマンに激しいプレッシャーをかけて会場を沸かせるなど、持ち味のディフェンスを披露して白鴎大を突き放した。白鴎大も序盤はディフェンスもよく効き、#28川邊、#23イッサといった柱も機能したものの、中盤から思うようなプレーとはいかなかった。順位決定戦に回る。

写真:チームハイの東海大・ベンドラメ。前半こそ外が入らなかったが次第に調子を上げていった。

※東海大・中山選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【神奈川大が粘りを見せるが青山学院大には届かず】
140529maruyama.jpg 神奈川大の挑戦を受けた青山学院大は、何度も危うい部分を見せる試合となった。青山学院大は#13鵤(3年・PG)の3Pで試合の幕を開け、得点を続けていくが、神奈川大も持ち味のディフェンスで粘りを見せる。得点力では及ばない部分を守りでカバーし、青山学院大にフラストレーションがたまる展開。20-12の青学大リードで2Qに入るが、神奈川大が苦しい状態で打った3Pが何本か決まり、じわじわと追い上げる。しかし青学大も速攻、3Pで返して5点差になったところを再び10点差にするなど、譲らない。それでも神奈川大は#98大石(4年・G)の速攻、#13鶴巻(4年・G)の3Pが終盤に決まり、前半を35-30で折り返した。

 3Q、ミスの出る青山学院大に対し、神奈川は#11丸山(4年・C)が内外のオフェンスで活躍。好ディフェンスから青山学院大のターンオーバーを奪い、#13鶴巻の速攻につなげた。青山学院大は#7野本(4年・C)が手堅いプレーで逆転を許さないが、神奈川大は#11丸山のバンクショット、#98大石がブザーとともに3Pを沈めて49-46と3点差まで追い上げた。

 負けられない4Q、青山学院大は#7野本の3P、#11田中(3年・F)のシュートなどで再び点差を開く。立ち上がりの青学大の勢いを止められなかった神奈川大は、ここから引き離されて72-53で試合終了。青山学院大が危ない場面を何度か迎えながらも最後は逃げ切った。

 神奈川大はそれぞれの選手が地道に役目を果たして、負けたしたものの見どころのある試合となった。昨年も春のトーナメントでは良い戦いを見せている。残りの試合もこの状態を持続したい。青山学院大は勝ったものの、何度も追い上げられる状態になってしまった。次は選手層の厚みが増した筑波大。ハードに戦い続けられるか。

写真:丸山はインサイドのみならず、外のシュートも決まった。

※青山学院大・田中選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2014.05.28 (Wed)

【2014トーナメント】5/29試合予定

順位決定戦
■国立代々木競技場第二体育館
12:00 国士舘大学vs慶應義塾大学
13:40 駒澤大学vs中央大学
15:20 大東文化大学vs法政大学
17:00 日本大学 vs 明治大学

 

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2014.05.28 (Wed)

【2014トーナメント】5/28結果

準々決勝
■国立代々木競技場第二体育館
関東学院大学58(17-26,6-13,29-20,6-24)83筑波大学
拓殖大学84(29-18,18-9,26-17,11-29)73早稲田大学
白鴎大学43(13-16,4-23,13-22,13-22)83東海大学
青山学院大学72(20-12,15-18,14-16,23-7)53神奈川大学

順位決定戦
■大田区総合体育館メインコート
日本大学96(15-22,23-16,30-15,28-24)77駒澤大学
明治大学71(22-14,13-17,25-22,11-14)67中央大学
大東文化大学73(18-10,16-18,21-16,18-17)61国士舘大学
慶應義塾大学61(16-17,8-22,13-26,24-20)85法政大学

 

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2014.05.27 (Tue)

【2014トーナメント】5/27レポート

関東学院大が明治大を下しベスト8へ
早稲田大も終盤に逆転劇を見せる


140527ikeda.jpg 大会はベスト8決定戦を迎えた。代々木第二体育館で行われた4試合は順当に青山学院大、東海大、筑波大、拓殖大の上位校が勝利したが、大田区総合体育館では2部校である関東学院大と早稲田大が国士舘大、明治大という1部校に対してアップセットを果たした。

 組み合わせや春の時点でのチーム状態が結果を大きく左右するトーナメントだが、今回は2部のチームが3つもベスト8に入るという状態。今のところそれほど1部と2部上位に大きな差がない様子が見える。とはいえ、ここから先は実力がものを言う世界、8チームがどのような戦いを繰り広げるかに注目だ。また、昨年に引き続きベスト16のチームはここから順位決定戦へと入る。

写真:ゲーム終盤、立て続けにアウトサイドを沈めて早稲田勝利の立役者となった池田は、力強くガッツポーズ。


 駒澤大が専修大に勝利したことで、ベスト8の一角は2部神奈川大か3部駒澤大の勝者という状況になった。前の試合で山梨学院大になんとか逆転勝ちした神奈川大は、この試合では立ち上がりからアグレッシブ。一方の駒澤大は専修大に勝利してさらに大きく飛躍したいところ。しかしこの日は立ち上がりこそまずまずだったものの、神奈川大の固いディフェンスの前に次第にオフェンスが機能しなくなっていった。1Qこそ#6佐野(4年・SF)のアウトサイドが入って19-14とついていったが、インサイドでは神奈川大のフィジカルの強さが上回り、外からのシュートが増える。リバウンドを押さえられずに次第にミスが増え、前の試合では活躍した1年生たちも思ったように得点できなかった。神奈川大は前半で大きくリードを得るとそのまま逃げ切り78-42で勝利。ベスト8へと名乗りをあげた。

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【フリースローを高確率で決めた白鴎大が勝利】
140527yonemura.jpg 白鴎大は今季1部で戦う慶應義塾大と対戦。白鴎大は#1大釜(4年・PG)が積極的に仕掛けて得点していく。また、高さでも#23ジャニ(2年・C)が簡単にゴール下を決める場面が目立った。慶應大は高さがない分、外のシュートが増える形。#6権田(4年・F)が決めていくがオフェンスが重く、リバウンドに入れない。結局後手に回って1Qは18-15。2Qからはオフェンスが停滞してしまい、35-24と引き離されて前半を終えた。白鴎大はそのまま差を広げたいが、3Qになかなか得点が伸びない時間帯が見え、ここで慶應大が粘りを発揮してリバウンドを拾われる展開に。しかし慶應大は6点差と迫るものの、4Q頭でミスが続いてふたたび10点差にされると、その後は集中力が続かず。最後は67-51と白鴎大が逃げ切った。

 白鴎大はもともと大量得点するチームではないが、柳川、白濱の両エースが抜けて代わりに誰が点を取るか、新たなエースとなる選手の台頭が見ものだ。この試合では大釜や#14星野(4年・SG)がオフェンスを仕掛けてガード陣を中心にフリースローを得ていったほか、#28川邉(2年・F)、#8米村(3年・SG)の得点も光った。ただ、得点が止まったときにどうするかは今後の試合で注視したい。一方の慶應大は良かったのは3Qの一瞬だけ。昨年の蛯名や矢嶋のように泥臭い仕事をこなしてくれる選手がおらず、全員がどこか考えながら動いてしまっている。HC交代初年度はどこも難しいもの。しかし慶應大の持っている懸命さやひたむきさが隠れてしまっている状態なのは惜しまれる。ディフェンスが悪く、本来のポイントゲッターである#10大元(3年・G)にうまくボールが渡らないのも気になるところ。残りの順位決定戦でどこまで修正していけるか。

写真:今季はスタメンに入る白鴎大・米村。要所のシュートで見せた。

※白鴎大・川邉選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【重い展開の中、4Qに早稲田大が抜け出し逆転勝利】
140527ijyu.jpg 国士舘大早稲田大の対戦は、前半は重い展開となりロースコアで推移したが、終盤に早稲田大が#34池田(3年・G)のシュートで勢いづき、逆転勝利を収めた。

 前半はお互いになかなか得点ができない状態。10-7で国士舘大がわずかにリードし、2Qに10点の差をつけたが、勢いをつけて引き離すといった状態ではない。前半を37-27で折り返すと、早稲田大がじわじわと追い上げを開始した。国士舘大は#22原(3年・F)が#36澁田(2年・G)のマークにあって思うように打てず、#66馬(2年・C)のゴール下や#6伊集(4年・G)で得点する形になる。早稲田大はインサイド陣がファウルトラブルで苦しみ始めるものの、#34池田、#11河合(2年・G)のオフェンスが光る。特に#34池田が終始好調で、3Q終盤にミドルシュート、バスケットカウントと続けて決めると52-48と4点差となり、4Qに入った。国士舘大は#66馬の得点で再び引き離そうとするが、#7大河原(4年・F)のオフェンスファウルやリスタートでの5秒オーバーが続き、#6伊集も4ファウルと苦しくなる。早稲田大は#34池田が攻め立てて残り約6分で逆転。その後もオフェンスの勢いは途切れず一気に国士舘大を引き離して65-75と逆転勝利を収めてベスト8へと進出した。

 池田は36得点。そのうち後半だけで3Pを3本を含む24得点をあげる猛攻で、勝利の立役者となった。一方で国士舘大の原を8得点に抑えたことが勝利に大きくつながっている。サイズのない早稲田大は今年はガード主体の早いゲームを目指すが、今できる戦い方を春シーズンを通して身につけようとしている。また、早稲田大にとって国士舘大は昨年の入れ替え戦で負けた思い入れの強い相手。そのチームに一矢報いる思いも実った。

 国士舘大は馬と伊集が2桁得点したものの、ほかで伸びなかった。特に、松島、高橋といった2枚のガードが抜けた穴は大きく、現状では伊集に負担がかかっている。原にいかに仕事をさせ、優位に立てるはずの高さを生かしていくかが課題となるだろう。

写真:ゲームコントロールに加え、3Pなど伊集がしなければならない仕事は多い。チーム全体でどうカバーしあえるか。

※早稲田大・澁田選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【1対1の決定力を見せた関東学院大が明治大を下す】
140527maekawa.jpg 2部関東学院大は1部の明治大と対戦。前半を同点で終え終始接戦の様相を呈したが、最後は関東学院大が競り勝った。

 立ち上がりからインサイドの#10エリマン(4年・C)はあまりディフェンスのプレッシャーを受けずにゴール下で存在感を発揮。#3前川(4年・G)を中心にガード陣が得意の1対1で明治大ディフェンスを抜いていった。明治大は1Qで#50伊澤(3年・PF)が2ファウルとなってしまい、インサイドで無理ができない状態に。#37安藤(4年・PG)、#2齋藤(1年・PG・桐光学園)で得点し前半は38-38の同点で終わった。

 3Q、付かず離れずのまま進行する中、関東学院大は#38蜂谷のドライブに鋭い切れ味が見え始める。明治大は読んではいるもののディフェンスで止めきれずバスケットカウントを続けて献上する形となり、関東学院大が5点リードで3Q終了。4Q序盤は明治大が#2齋藤、#32吉川(1年・PG・京北)のルーキーコンビで得点し、#50伊澤のシュートで1点差とするものの、関東学院大の勢いは途切れず。#38蜂谷の勢いに引っ張られるかのように周囲も好プレーを続け、リードを守り続けた。残り40秒、#92水口(4年・SF)の3Pがようやく決まって3点差まで詰めた明治大。しかし関東学院大も#10エリマンがオフェンスリバウンドをおさえて譲らない。残り10秒で#12中東(4年・SG)が決めるが、チームファウルのたまっていた明治大はフリースローで4点差にされるとそれ以上は追い上げられず69-73で試合終了となった。

 明治大は1年生もおり、昨年ほどの強固なディフェンスはまだ築きあげていない。関東学院大のガード陣のドライブをわかっていても止めきれずに何度も突破され、流れを持っていかれた。ファウルを恐れてゴール下でも激しくプレーできなかったのは難しい部分。昨年の主力が4名抜けた穴は決して小さくない。ここからどうやってチームを作っていくか、冬に強いチームだけに期待をしたい。関東学院大は序盤から集中力を失うことなくプレーをし続けられたのが結果につながった。スタメンのうち4名がフル出場と、選手層では課題があるが上級生が多い面もいい形で働いた。

写真:関東学院大・主将の前川も攻撃の先陣をきった。

※関東学院大・蜂谷選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2014.05.27 (Tue)

【2014トーナメント】5/28試合予定

準々決勝
国立代々木競技場第二体育館
12:00 関東学院大学 vs 筑波大学
13:40 拓殖大学 vs 早稲田大学
15:20 白鴎大学 vs 東海大学
17:00 青山学院大学 vs 神奈川大学

順位決定戦
大田区総合体育館メインコート
12:00 日本大学 vs 駒澤大学
13:40 明治大学 vs 中央大学
15:20 大東文化大学 vs 国士舘大学
17:00 慶應義塾大学 vs 法政大学

 

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2014.05.27 (Tue)

【2014トーナメント】5/27結果

■国立代々木競技場第二体育館
中央大学60(12-17,12-24,18-22,18-20)83筑波大学
拓殖大学78(20-19,21-8,17-14,20-20)61大東文化大学
法政大学52(8-29,14-26,11-19,19-22)96東海大学
青山学院大学88(18-25,20-13,23-12,27-13)63日本大学

■大田区総合体育館メインコート
神奈川大学78(19-14,21-10,18-10,20-8)42駒澤大学
白鴎大学67(18-15,17-9,11-16,21-11)51慶應義塾大学
国士舘大学65(10-7,27-20,15-21,13-27)75早稲田大学
明治大学69(18-18,20-20,13-18,18-17)73関東学院大学


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2014.05.27 (Tue)

【2014トーナメント】5/27予定

ベスト8決定戦

■国立代々木競技場第二体育館
12:00 中央大学 vs 筑波大学
13:40 拓殖大学 vs 大東文化大学
15:20 法政大学 vs 東海大学
17:00 青山学院大学 vs 日本大学

■大田区総合体育館メインコート
12:00 神奈川大学 vs 駒澤大学
13:40 白鴎大学 vs 慶應義塾大学
15:20 国士舘大学 vs 早稲田大学
17:00 明治大学 vs 関東学院大学


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2014.05.26 (Mon)

【2014トーナメント】5/26レポート

駒澤大がダブルオーバータイムで専修大を下す金星
山梨学院大は神奈川大に善戦するが敗れる


140526komazawa.jpg 関東大学トーナメントは、残りのベスト16を決める12試合が大田区総合体育館にて行われた。神奈川大は山梨学院大相手に終始リードされる展開となり、最後は逃げ切ったが初戦の難しさを感じさせる形となった。また、今季3部の駒澤大は専修大を粘って追い上げ、ダブルオーバータイムの熱戦で勝利するというアップセットを果たし、これでベスト16へと名乗りをあげた。優勝候補の東海大ら残りの1部校は順当に勝利。27日には国立競技場代々木第二体育館、大田区総合体育館でそれぞれ4試合が行われ、ベスト8が決定する。

写真:専修大に勝利し、歓喜の駒澤大。

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【aコート】
 aコートは、下部チームの奮闘も見えたものの、2部の関東学院大と神奈川大、1部の白鴎大、明治大、拓殖大、青山学院大が順当に勝利した。

 関東学院大は、埼玉大を相手に95−74で手堅く勝利。白鴎大も、東京経済大を相手に1Qで35−9と圧倒して勝負を決めた。1部明治大と2部東洋大の対戦は、よく知る相手同士、火花を散らせた。東洋大は主力メンバーそれぞれが良さを見せ、最後まで明治大を追いすがったものの、地力で勝る明治大が終始リードを保って勝利した。拓殖大江戸川大の試合は、ディフェンスからブレイクにつなげた拓殖大が1Qからスコアラッシュ。その後はメンバーを様々起用しながら勝利した。青山学院大立教大の対戦は、序盤こそどこか動きの堅かった青学大も、次第にブレイクや1on1で引き離す。立教大も前から激しくディフェンスに当たるが、大差を縮めるには至らずにタイムアップとなった。

※立教大・平良選手のインタビューは「続きを読む」へ。

 
【山梨学院大を神奈川大が終盤に逆転で下す】
140526kanagawa.jpg 3部の山梨学院大と2部の神奈川大の対戦は、山梨学院大が主導権を握る時間帯も長かったものの、神奈川大も後半追いついてシーソーゲームに。最後は勝負所で確実に得点した神奈川大が勝る形となった。

 1Qは17−10と、先手を打ったのは山梨学院大。神奈川大はリバウンドが取れずにリズムを崩し、後手に回る形で入った2Qも追いつけそうなところでミスが出て我慢の時間帯が続いた。2Q終盤、#6山田(3年・C)のリバウンドシュートや速攻で1点差まで詰め寄るも、前半最後、山梨学院大#0橋本(2年・G)に3Pを決められ4点差で試合を折り返す。続く3Qは、山梨学院大が序盤から#3張(4年・C)のゴール下や#2森(2年・F)のアウトサイドシュートで内外バランス良く加点し、最大7点リード。それでも神奈川大は#98大石(4年・G)や#14田代(2年・F)のシュートで僅差のままついていった。すると3Q残り3分、神奈川大は#15狩野(4年・C)のバスケットカウントに加え、ディフェンスでも相手の24秒オーバータイムを誘って勢いに乗る。連続得点で46−47と逆転して3Qを終えた。

 4Q、互いに一歩も引かないせめぎ合いが続いた。僅差で神奈川大がリードするも、残り2分#3張がゴール下を決めて山梨学院大も2点差に迫る。だが残り1分半、山梨学院大は勝負所でフリースローが決まらず、反対に#24吉永(4年・F)がきっちり2投決めた神奈川大が6点リードに。神奈川大は守ってもダブルチームで#3張に仕事をさせず、残り時間もリードを保った。山梨学院大は最後に#2森が3Pを決めるも追撃はそこまで。60−64で神奈川大が逃げ切った。

 バランスの良いオフェンスを見せた3部の山梨学院大の奮闘が光ったが、「リードをどれだけ広げられるかに重点を置きすぎて、考えてバスケットができなかった」と#11今井(4年・G)が振り返るよう、大事な場面で攻め急ぎミスにつながるシーンも。その隙を見逃さなかった神奈川大が一枚上手だった。神奈川大は、次は専修大を破って勢いに乗る駒澤大と対戦。勝てばベスト8入りが決まるだけに、なんとしても物にしたい試合だ。

写真:最後まで勝負の分からない接戦となり、ルーズボール争いも白熱した。

※山梨学院大・今井選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【bコート】
 本日登場の上位校はこの日が初戦。やや固さが見える部分もあったが、2部中央大、早稲田大、1部の慶應義塾大、筑波大、東海大は順当に勝利した。

 中央大は後半の点数だけで見ると東京農業大と同点に終わったが、前半のリードを守った。慶應義塾大玉川大と対戦し、京王電鉄杯では使わなかったルーキーも登場。終始リードして勝利した。ただし次の白鴎大戦では高さ的に不利となるため、リバウンドとディフェンス力が課題か。早稲田大明治学院大相手に前半はややもたつき、3Qまで明治学院大が10点前後のビハインドで食らいつくが、後半にはきっちり相手を突き放した。こちらもサイズがない分、次の国士舘大戦でどう戦うかが見どころになる。

 今季注目ルーキーが加入した筑波大は1Qから國學院大を圧倒。全体的にサイズアップしたことでチーム全体のバランスも良くなっており、#6馬場(1年・SF・富山第一)、#17杉浦(1年・PF・福大大濠)といった即戦力が大いに魅せた。初の優勝を狙う東海大順天堂大を寄せ付けず、控えも十分に活用しながら130点越えの勝利。メンバーは大きく変わらないがスタメンには#13中山(2年・PG)を抜擢。走力を生かしたアグレッシブなプレーが光った。今季はシューターらしいシューターのいない東海大。この中山の入る2番ポジションが鍵になる可能性もあるが、全体としてのチーム力、ディフェンス力は大学界の中でもやはり屈指だ。


【ダブルオーバータイムで駒澤大が専修大に粘り勝ち】
140526maeda.jpg 3部の駒澤大は1部専修大と対戦。前半は専修大が終始リードで試合を進めるが、主力メンバーを下げる余裕も見せる展開となる。駒澤大は大きく離されないで試合についていくが、前半は37―45の専修リードで終了。後半、駒澤大は#14川嵜(2年・F)の3Pなどもあって追い上げ開始。#20米澤(3年・SG)の3Pも続き、波に乗る。3Qはつかず離れずの勝負が続いたが、残り4:51に#20米澤の3Pで遂に逆転すると、ここから駒澤大の勢いが持続した。専修大はリズムを崩してターンオーバーで焦りを露呈し、#18前田(1年・PG・新潟商)にスティールを狙われ、#6佐野(4年・SF)のポストプレーなどで駒澤大がリードを広げ、3Qを69-62で終了。4Qに入った。

 4Qの2分には専修大は#6渡辺(2年・G)がアンスポーツマンライクファウルを吹かれるなど、なかなか悪い流れを変えられない。#47藤田(4年・C)のインサイドで返していく形になるが、それ以外でミスも続いてしまう。残り5分、最大7点差まで開いた状態から、#24田代(3年・F)の3Pがようやく決まると、専修大が持ち直す。#13石上(3年・G)の3Pも出るが、駒澤大はスティールを決めて再度同点に押し戻すなど、終盤になっても激しい攻防が続いた。

 残り3分を切り、勝負は最終局面へ。#24田代がインサイドで押し込み、残り2分で専修大が2点のリード。駒澤大は#20米澤がペイントに切れ込み再び同点に。残り1分、87-87の同点で専修大は24秒オーバー。駒澤大はシュートを決められないが、専修大も#24田代が守られてターンオーバーになるなど、どちらに転ぶか分からない展開に。残り3.3秒のタイムアウトを挟んで最後のオフェンスは専修大。だがシュートは決まらず延長戦に突入した。

 延長戦最初の得点は駒澤大。しかしすかさず専修大も#6渡辺が返していく。駒澤大はシュート確率が良くないが、ルーズボールには粘りを見せ、ディフェンスでも守ってターンオーバーを奪う。残り2:29、シューターの#14川嵜がファウルアウト。91-91の同点で互いにターンオーバーが続く。残り29.6秒、#24田代のレイアップが決まり専修大が2点リード。しかし残り9.9秒で駒澤大がフリースローを得た。#20米澤はこれを2本決めて93-93の同点に。タイムアウトのあと、専修大のオフェンスは残り2.7秒で#47藤田がフリースローを得た。しかしこれが2本とも外れ、試合はダブルオーバータイムに。

140526ishigami.jpg 二度目の延長戦、なかなかシュートが決まらなくなっていた駒澤大が#21石井(1年・SF・長岡大手)の3Pで活路を開く。残り50秒、専修大は#13石上が3Pを決めて3点のリードに。しかし駒澤大は#18前田が2連続で決めて残り13.4秒で103-102と逆転。最後のオフェンス、専修大は#24田代がシュートを放つが決まらず、リバウンドは駒澤大。1点差を守りきり、駒澤大がベスト16へと進出した。

 駒澤大は昨年まで出番のなかった米澤が思い切りの良いオフェンスを見せ、主将の佐野も好調。1年生は運動量のある前田を筆頭に、#16渡邉(PF・前橋育英)、石井らも貢献を見せ、細かいミスはあったものの、終始ルーキーと思えぬ落ち着きぶりで最後まで粘りを見せた。これで駒澤大はベスト16。次はベスト8をかけて神奈川大と対戦する。

 専修大はオフェンスが安定しなかった。前半こそリードを得ていたが、後半になるとミスを連発。オフェンスでは田代に負担がかかってしまい、ディフェンスにも狙われた。こうした接戦を、昨年ならば宇都が支配したが今年はそうした選手はいない。春はここで終わるが、秋に向けての課題が見えた試合となった。

写真上:スティール、ドライブと1年生ながら攻撃の先陣をきった駒澤大の前田。
写真下:ガードとして良い動きを見せた専修大・石上は終盤の勝負どころで3Pを見せた。

※駒澤大・米澤選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2014.05.26 (Mon)

【2014トーナメント】5/26結果

■大田区総合体育館
【aコート】
埼玉大学74(13-26,21-24,22-25,18-20)95関東学院大学
神奈川大学64(10-17,17-14,22-15,15-14)60山梨学院大学
白鴎大学114(35-9,28-19,32-15,19-23)66東京経済大学
明治大学71(21-13,14-10,23-19,13-20)62東洋大学
拓殖大学81(30-13,17-17,12-10,22-23)63江戸川大学
青山学院大学104(30-19,29-13,23-13,22-14)59立教大学

【bコート】
中央大学83(28-16,23-20,17-17,15-15)68東京農業大学
玉川大学57(16-26,9-18,15-20,17-19)83慶應義塾大学
駒澤大学103(17-25,20-20,25-24,25-18,6-6*,10-9**)102専修大学 **2OT
明治学院大学55(7-18,19-14,11-33,18-28)93早稲田大学
國學院大學50(9-34,10-26,13-32,18-36)128筑波大学
順天堂大学43(7-33,11-30,13-36,12-32)131東海大学


 

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2014.05.26 (Mon)

【2014トーナメント】5/26試合予定

■大田区総合体育館
【aコート】
10:00 埼玉大学 vs 関東学院大学
11:40 神奈川大学 vs 山梨学院大学
13:20 白鴎大学 vs 東京経済大学
15:00 明治大学 vs 東洋大学
16:40 拓殖大学 vs 江戸川大学
18:20 青山学院大学 vs 立教大学

【bコート】
10:00 中央大学 vs 東京農業大学
11:40 玉川大学 vs 慶應義塾大学
13:20 駒澤大学 vs 専修大学
15:00 明治学院大学 vs 早稲田大学
16:40 國學院大學 vs 筑波大学
18:20 順天堂大学 vs 東海大学


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2014.05.25 (Sun)

【2014トーナメント】5/25レポート@東洋大学総合スポーツセンター

法政大、国士舘大の1部校が登場
日本大、大東文化大の2部校もそろってベスト16へ


140525hirano.jpg 関東大学トーナメントは1部校が登場する段階となった。今年は昨年別会場で行った順位決定戦も代々木で行うため、例年より少し早いスケジュール。逆に、ベスト8以降の戦いまでは間が空く形となっている。

 この日は2会場での戦いとなったが、東洋大学総合スポーツセンターでは今季1部昇格の国士舘大、法政大のほか、2部は大東文化大、日本大、東洋大がが登場した。上位校がほぼ危なげなく勝利する中、日本体育大が法政大に、西武文理大が東洋大にアップセットまであと一歩という試合もあり、大いに観客を沸かせた。

写真:リバウンドを取る駒澤大・平野(1年・CF・東北学院)。駒澤大は推薦入試で選手が取れる年であり、有望なルーキーが多く入学。ここからの成長が見どころになる。

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【西武文理大が終盤逆転するも東洋大が意地を見せる】
140525tanaka.jpg 2部東洋大と4部西武文理大の戦いは、西武文理大の追い上げによって東洋大が追い詰められる展開となった。1Qは東洋大が簡単に西武文理大にボールを運ばせないプレッシャーをかけ、リードする展開。3Pがよく入り、流れに乗った。一方の西武文理大はアウトサイドがそこそこ機能して大きくは離されず16-23。リードする東洋大は2Qになると1年生なども使いながら戦っていく。西武文理大はなかなか得点できず苦しい時間帯が続くが、東洋大もシュート確率が悪くなり大きくは引き離せない。前半は28-35の東洋大7点リードとなった。

 3Q中盤に入って東洋大はようやくインサイドの#7筑波(4年・F)へゴール下のパスが続けて通り、10点以上のリードをものにしたが、西武文理大もあきらめず#1田中(3年・PG)や#3新井(2年・SF)が3Pや速攻で得点を返してなんとか7点差で4Qに入ると、東洋大がゾーンプレスにもたつく間に西武文理大が追い上げ、残り1分20秒で#1田中が返し遂に逆転。しかしゲーム最終局面では東洋大の4年生とゲーム経験が勝った。#24遠山(4年・F)のパスを受けた#7筑波が連続でゴール下を決めて逆転し、最後は西武文理大のスローインから5秒オーバーを奪って63-67。東洋大が辛くも逃げ切る形となった。

 西武文理大のゾーンプレスが東洋大を思うような形になかなかさせなかった。外のシュートが落ち始めてからリズムを立て直すのに苦労した東洋大。次はベスト16をかけて明治大との対戦になる。この試合から修正したいところ。元能代工高の加藤三彦氏が率いる西武文理大は、サークルからスタートして部となり今年4年目。まだまだこれからのチームだが、2部チーム相手にここまでできたことでひとつの目安となるか。今季は3部への昇格を狙う。

写真:攻撃の先頭に立っていた西武文理大・田中。

※東洋大・村上選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【日体大が逆転するも法政大が決め返しベスト16】
140525FUJII.jpg この日最も注目を集めたのが、今年1部の法政大と1部復帰を目指す日本体育大による対戦。日体大は昨年初戦敗退だったため、ひとつ下のシードからスタート。ベスト16決めにて1部校と戦うことになった。互いにシュートミスが目立ったものの、まず主導権を握ったのは法政大。#24加藤寿一(3年・F)と#16沼田(3年・C)を中心に得点を重ねていく。日体大は#75赤土(2年・C)らの奮闘はあるが、得点が単発となって詰め寄っても追いつくまでには至らず。#14植村(1年・G・明成)も積極的にゴールを狙っていった法政大が、5点リードで前半終了となった。

 3Qも法政大ペース。#7藤井(2年・G)が得意のアウトサイドを決めてスコアを引っ張り、ゲームを支配する。日体大も攻撃に連続性が出始めるが、法政大は重要なところで得点し、安全圏の点差を保つ。だが、3Q終盤に#16沼田が負傷。これを機に日体大は積極的なインサイドオフェンスに的を絞る。#88万(3年・C)のポストプレー、#75赤土も仕掛けてフリースローで徐々に迫る。法政大はここに来てシュート率が落ち始め、苦しい状況に。残り4分余り、#15濱田(4年・F)がフリースローを2本とも決めて日体大はとうとう試合をひっくり返しが、法政大はここで息を吹き返した。#7藤井のジャンパーと#5松澤(4年・C)のゴール下が決まり3点リード。#16沼田不在のインサイドを狙われ#75赤土に得点を許すが、その都度決め返して68—65でどうにか逃げ切りに成功した。

140525sekido.jpg 法政大はほぼ一貫してリードしたが、沼田がベンチに下がってからは後手にまわる展開を強いられた。他のチームと比較して選手層が薄い中でどう戦っていくかは、今大会だけでなくリーグ戦でも問われる部分である。日体大は終盤に逆転に成功したが、直後に再逆転を許す詰めの甘さを露呈。フルメンバーで戦う次の公式戦は、リーグ戦まで待たなければいけないこととなった。この日や日筑戦での試合内容は決して悪くなかっただけに、秋までに勝ちきるチームに進化できるか。

写真上:マークが厳しい中、勝負どころでは藤井の得点が効いた法政大。得点能力の高い藤井にどこまで打たせられるかで勝負も変わる。
写真下:日体大は、昨年ケガに泣いた赤土が日筑戦からいい働きをしている。この復帰はうれしい材料。インサイドでの力強さが加わった。

※法政大・加藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2014.05.25 (Sun)

【2014トーナメント】5/25結果

■立教大学
【aコート】
埼玉工業大学75(21-32,18-20,16-28,22-22)119立教大学
國學院大學85(19-24,18-19,29-15,19-13)71群馬大学
明治学院大学87(24-23,19-14,21-15,23-14)66茨城大学
玉川大学82(13-17,19-8,21-10,29-15)50横浜国立大学

【bコート】
神奈川工科大学75(13-31,20-23,18-33,24-32)119東京農業大学
東京学芸大学64(20-23,15-30,19-20,10-28)101江戸川大学
上智大学61(27-16,12-16,12-20,10-24)76東京経済大学
順天堂大学93(19-8,33-16,28-5,13-26)55一橋大学


■東洋大学総合スポーツセンター
【aコート】
国際武道大学62(12-25,16-20,14-18,20-11)74山梨学院大学
西武文理大学63(16-23,12-12,20-20,15-12)67東洋大学
法政大学68(15-10,19-19,19-18,15-18)65日本体育大学
国士舘大学90(17-11,21-10,30-16,22-17)54東京成徳大学

【bコート】
駒澤大学110(25-18,35-18,29-19,21-9)64武蔵野大学
埼玉大学80(19-24,17-12,23-18,21-23)77学習院大学
関東学園大学52(15-22,8-33,11-21,18-28)104日本大学
上武大学46(12-15,6-23,9-27,19-24)89大東文化大学


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2014.05.25 (Sun)

【その他の試合】京王電鉄杯レポート

2014年シーズンの本格始動に向けて
見えてきた新チームの形


140506nomoto.jpg 5月4日~6日まで10大学が参加する恒例の京王電鉄杯が行われた。5月末に行われる関東大学トーナメントの前に、現状のチーム力をはかるひとつの目安になるともいえる大会だ。新チームとなってまだ数か月、まだ試行錯誤する中での戦いになるが、トーナメント前に1部や2部の有力校がお互いのチームを知る場でもある。ここで得た課題や収穫を精査し、突き詰めあるいは改善することで本番であるトーナメントに臨むのが大抵の流れだ。NBLのプレーオフも開催されているゴールデンウィークの中、会場となった早稲田大学や明治大学をいっぱいに埋める観客が詰めかけ、新シーズンに対する期待値の高さを伺わせた。

 各大学の順位別に、主力選手のコメントとともに紹介する。

写真:今季の大学界では最も注目すべき選手のひとりとなる、青山学院大・野本。


【優勝:青山学院大学】
ヘッドコーチ交代とともに一からのスタート

140506takahashi.jpg 昨年に引き続き優勝となった青山学院大学は、代表クラスの選手であった張本天傑(現NBLトヨタ自動車アルバルク東京)や永吉佑也(現NBL東芝神奈川)、強いキャプテンシーの持ち主である畠山(現bj大阪エヴェッサ)など、一気に主力選手が抜けた。だが大黒柱の#7野本(4年・F)の力強いプレーを中心に、走ることとともにここまで重点的にやってきたというしっかりしたディフェンスも見せて優勝。昨期まで青学大を率いた長谷川監督が全日本のヘッドコーチに就任したたため、昨年よりその指揮を分けあっていた広瀬コーチが今季より指揮官となる。主将の#5高橋(4年・PG)は「昨年はリーグ戦は広瀬さん、トーナメントとインカレは長谷川さんが仕切る形でしたが、やはりそれぞれ違う部分がありました。長谷川さんも熱さを求める人でしたが広瀬さんからはそれ以上にもっと熱くなっていこうと求められています。広瀬さん自身も声だして指導してくださっているので、刺激を受けている僕達はそれをコートで表現していきたい」と昨年までと異なる部分を挙げる。それ以外にも「今まではどっか先輩達に頼る部分があったのですが、自分達が最上級生なので自立して、自分達が引っ張っていかなければいけない」と4年として、主将としての決意を語った。身長がない分、ディフェンスが鍵になるが「これはみんな分かっていること」と、課題を見据えていた。

写真:主将・高橋は今大会ベンチからのスタート。スタートのメンバーはまだ変わりそうだ。


【準優勝:早稲田大学】
早い展開が功を奏し、昨年に引き続き準優勝

140506kawai.jpg 今季は2部リーグで戦うこととなる早稲田大学。3月の六大学リーグでも見せたガード主体の早い展開の試合を今回も続け、まずまずの手応えを掴んだようだ。#34池田(3年・G)、#16山本(3年・F)、#15木村(4年・F)らをケガで欠いたが、#11河合(2年・G)を中心にルーキーの#9新川(1年・F・京北)ら期待の選手が活躍。決勝の青学大戦では相手フィジカルやディナイに対応しきれず差が出てしまったが、一定の成果は見えた。今年は全体的にサイズが小さいということもあって、走ってテンポ良くシュートを狙うスタイルを目指していると言う。「この3日間でだいぶ形になってきて、いい大会になった」河合。オフ中はとにかく走って体力増強に務め、このチームになって数ヶ月だが、下級生とも走って合わせることができ始めたと、先が見えてきたことにホッとした様子だ。「昨年とは全く違う早稲田」を実現するためにも、今年は「チームを引っ張っていけるようになりたい」と、2年生ながら自覚もある。「勝つことは大事だが、それ以上に自分たちのバスケでどこまで相手とやりあるか」をトーナメントでも追求する構えだ。

写真:チームを引っ張った河合。今年は「僕らの中では昨年とまったく違う早稲田」と、新しいスタイルの定着を目指す。


【3位:明治大学】
既存の主力に新戦力がいかにマッチするか

140506nakahigashi.jpg 昨年インカレ準優勝に輝いた明治大学。主力の4年生たちがここも一気に抜け、新チームの様相はガラッと変わった。しかし今年度の李相伯杯代表であり、春は継続的に代表合宿をこなしている#37安藤(4年・PG)、#12中東(4年・SG)はチームの主力として頼もしい存在。六大学リーグに続きこの大会も全試合には出場しなかったが、大事な場面では存在感を発揮した。ふたり以外には下級生が多く試合に出ることになったが、この上級生と下級生のアジャストが課題と主将の#18小山(4年・PG)は言う。「新戦力を試したいとコーチは考えていると思うので、1、2年生と上級生が一緒に試合に出て、ちょっとずつ合ってきてるのが収穫。課題はディフェンスの甘さ。チームの約束事だったり、一線のプレッシャーだったり、そういうところを手を抜かずに徹底的にやるっていうのが目標なので」と言うが、1年生や昨年のベンチ経験がないメンバーにはまだ「気持ちがふわふわしている」と甘さを指摘。「そこを試合に出ていたメンバーで、僕も含め、声をかけてモチベーションを高くさせて、全部の試合に挑みたい」。昨年、一昨年のチームに習い、「良いチームにしたい、明治っていいチームだと思われたい」という最上級生としての責任と目標もある。それをどこまで感じさせてくれるかも今年の見どころになるだろう。

写真:この大会ではペイント内でのプレーも多く見せた中東。安藤とともにまだ全力を出すまででもないといった様子が見えた。


【4位:拓殖大学】
見えたのはチームの全員で戦う姿

140506akaisi.jpg 拓殖大は大会2日目にエースが#14大垣(4年・F)が負傷欠場となったが、#23バンバ(2年・C)は安定の活躍を見せ、ルーキーも思いきりの良いプレーを見せて新チームの可能性を見せた。今年李相伯杯代表にも選ばれた#99赤石(3年・C)は、「チームとしてやれることはやっていて、いい点も悪い点も見えた。今年は絶対的という選手はいないけれど、チーム全員で戦っていると思う」と前向き。一方で、1年生とのゲーム中のコミュニケーションやローテーションなど、細かい部分はまだ課題だという。昨年チームの支柱だった藤井(NBL東芝神奈川)が抜け、今期は選手層をいかに厚くしていくかが大事になりそうだ。その中でも「代表は高いレベルの選手もいて、刺激も多い。学んだことをチームに持ち帰れたら」と言う赤石の活躍も、大いに期待したい。

写真:常に前に出るタイプではないが、ここぞというときの働きが期待できる明石。バンバ、大垣に続き期待に沿う活躍となるか。


【5位:専修大学】
この大会で得た良い部分をチームの糧に

140506tashiro.jpg 絶対的エースだった宇都(現NBLトヨタ自動車アルバルク東京)が卒業した専修大。ゲームをひとりのエースが支配していた状態から今年は違う形になりそうだ。「誰かが40点取るっていうプレースタイルじゃないですね。みんなで点を取って、みんなで守るチーム」と言うのは#24田代(3年・F)。宇都の次を担うエース候補だが、3年になって自分がやらなければと周囲にも発破をかけられ、意識も変わってきたようだ。試合経験があるメンバ―があとは#47藤田(4年・C)ぐらいで残りが下級生となってしまうため、このふたりに求められれているものは大きいようだ。だが今大会では下級生ものびのびプレーして「接戦で勝てたし、下級生も経験を積めた」と良い部分が見えた。それをトーナメントを手始めによりしっかりと形にしていきたいところだろう。

写真:練習試合では負けてばかりで、コーチ陣にも「お前がやるんだ」と発破をかけられて責任感もより強くなってきたという田代。チームを背負って立つエースだ。


【6位:中央大学】
1部復帰という明確な目標に向けて

140506taniguchi.jpg 最終戦となった専修大戦では、シーソーゲームで最後までわからない展開となったが、惜しくも最後のシュートが外れて6位となった中央大。「今まで練習でやってきたことを、勝ち負けにこだわらずやってこうとしてたんですけど、できる部分もあったしできない部分もあったし課題もできたなっていう印象」と主将の#5谷口(4年・F)。だが新入生がチームを勢いづけるようなプレーを見せ、昨年後半より存在感の出てきた2年生の#25森(2年・F)も光った。今年の目標は1部復帰が絶対的な目標になる。「それに向けて春どこまでできるかっていうのを、トーナメントだったり、こういう試合だったり試して、その課題を秋に克服してリーグ戦にいい形で望めるよう頑張っていきたい」と言う。目標は明確でシンプル。それをいかに達成できるかが今年の見どころだ。

写真:今年は朝練も取り入れてチーム力向上をはかっているという中央大。1部復帰という結果につながるか。


【7位:慶應義塾大学】
試行錯誤を越えていかにチームの形をつくるか

140506ito.jpg 10年間チームを指揮した佐々木HCの退任により、慶應義塾大学も新体制でシーズンに臨んでいる。六大学リーグでは持ち味を生かした部分を見せて優勝したが、京王電鉄杯では逆に迷いが出て重い試合が続いた。「チームで何をしたいかという方向性についてみんな悩みながらやっていて、100%の力を発揮できてるかといわれるとできていない」と主将の#4伊藤(4年・G)。共通理解と方向性についてまだチームがひとつになれていない様子が見える。今年は学生主体だからこそ「言いづらいことを自分が言っていく必要がある」と主将としてどうあるべきかを感じているようだが、どこまで突き詰められるかが大事だろう。春の最大の目標を早慶戦の勝利と掲げるが、それには前哨戦ともなるトーナメントでもチームの形が明確になっていなければ話にならない。電鉄杯の反省を活かせるかどうかが鍵だだろう。

写真:慶應大は昨年までとスタイルも各選手の役割も大きく異なる。模索が感じられるが、攻守、メンタルともに慶應大らしさは今大会ではいまひとつ発揮ならず。

 
【8位:法政大学】
新しい法政大を見せるための挑戦

140506numata.jpg ポイントゲッターの#16沼田(3年・C)と#24加藤(3年・F)がケガなどもあって思うように出場できず、今大会では納得いく内容ではなかった法政大。1部復帰となる今年は沼田「自分から変わっていかなくてはチームは変わらない」と、チーム一と言われるストイックさで、変革を期している。しかしそうした努力も「他の1部大相手に試合で通用しなければ足りないということ」と、結果が出なかったことに厳しい表情を見せた。1部では最下位からのスタートとなるだけに、危機感も人一倍強く持っている。「法政だったら勝てると思われたくない」と、上級生となった今年は率先してやり続け、他のチームメイトにもついてきてもらわなければ、と強い意志を見せる。「変わらなくては」と何度も繰り返したその口調からも、その思いの強さが感じられた。トーナメント、リーグ戦といかに1部チームの中で存在感を見せられるか、ここからがスタートだ。

写真:ダブルチームなど、昨年より激しいディフェンスを受けた沼田。しかしその中でも「自分の仕事ができるようでなければ」と甘えはない。


【9位:日本大学】
ここからどう変化・成長するかが今年の見どころ

140506komaki.jpg 主力に怪我人もあり、ベストメンバーではなかった日本大は9位。その代わり「自分を含め、控えの選手が試合に出る機会をもらえた」(#4佐藤・4年・SG)と言う状態だった。元々選手層は厚く、能力が高い選手でもなかなか出番を得にくいチーム。そういう意味ではさまざまな選手を見られた大会となった。まだ試合に出るメンバーも流動的で、ここから。層の厚さは十分あるはずで、そうした選手同士で切磋琢磨しあうことで結果につながっていくことを期待したい。今年はやはり昨年惜しいところで逃した入れ替え戦進出が目下の目標となるだろう。「力は持っていると思うので、あとはどう出すかが課題」という佐藤。春からその地固めをして、秋以降に集大成とできるかどうか、この1年を通じて注視したいチームだ。

写真:昨年はケガでほとんど出場できなかった小牧が復帰。その得点能力でチームの躍進に一役買えるか。


【10位:東京大学】
上位大と戦う経験をいかに自分たちの身にするか

140506imafuku.jpg 10大学の中で唯一4部に属する東京大。実力的には他大学と開きがあるが、善戦する試合もあり、法政大戦では最後まで粘って同点に持ち込む健闘を見せた(規定により延長戦は行われず)。主将の#14今福(4年・F)は、六大学リーグ戦における法政大戦での反省を生かして「ディフェンスからチームをつくろうと、粘ったのが良かった」と、ひとつの成果が見えたようだった。走るチームを作るのが目標で、「トランディションもそうですし、ディフェンスでも1対1では負けてしまうので、運動量でうまくカバーしていくようなチームにしていきたい」と、目標を語る。六大学リーグや京王電鉄杯は上のリーグにいるチームから「学ばせてもらえる大会」。こうした経験値を大事にシーズンを戦っていけるかどうかが大事になるだろう。

写真:「率先して走って、リバウンドに飛び込んで引っ張りたい」と言う今福。悲願の3部昇格に向け、粘りを見せたい。


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2014.05.25 (Sun)

【2014トーナメント】5/25試合予定

■立教大学
【aコート】
10:00 埼玉工業大学 vs 立教大学
11:40 國學院大學 vs 群馬大学
13:20 明治学院大学 vs 茨城大学
15:00 玉川大学 vs 横浜国立大学

【bコート】
10:00 神奈川工科大学 vs 東京農業大学
11:40 東京学芸大学 vs 江戸川大学
13:20 上智大学 vs 東京経済大学
15:00 順天堂大学 vs 一橋大学


■東洋大学総合スポーツセンター
【aコート】
11:00 国際武道大学 vs 山梨学院大学
12:40 西武文理大学 vs 東洋大学
14:20 法政大学 vs 日本体育大学
16:00 国士舘大学 vs 東京成徳大学

【bコート】
11:00 駒澤大学 vs 武蔵野大学
12:40 埼玉大学 vs 学習院大学
14:20 関東学園大学 vs 日本大学
16:00 上武大学 vs 大東文化大学


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2014.05.24 (Sat)

【2014トーナメント】5/24結果

■千葉工業大学
【aコート】
千葉工業大学59(13-12,18-16,7-24,21-14)66茨城大学
成蹊大学57(12-38,12-26,14-24,19-31)119日本体育大学
埼玉工業大学89(25-9,23-12,15-21,26-17)59東京都市大学
武蔵野大学85(23-11,23-17,17-21,22-27)76高崎経済大学

【bコート】
上智大学63(14-11,18-7,15-9,16-10)37東京外国語大学
宇都宮大学61(11-24,20-24,17-17,13-17)82一橋大学
関東学園大学91(23-12,23-17,26-14,19-22)65都留文科大学
千葉大学66(13-21,24-28,18-20,11-17)86西武文理大学

■東京成徳大学
群馬大学93(22-19,26-17,21-17,24-22)75東京工業大学
東京学芸大学81(20-16,15-30,25-13,21-17)76帝京平成大学
上武大学123(20-20,28-9,29-19,46-12)60獨協大学
明星大学66(15-15,12-15,23-29,16-19)78東京成徳大学


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2014.05.24 (Sat)

【2014トーナメント】5/24試合予定

千葉工業大学
【aコート】
11:00 千葉工業大学 vs 茨城大学
12:40 成蹊大学 vs 日本体育大学
14:20 埼玉工業大学 vs 東京都市大学
16:00 武蔵野大学 vs 高崎経済大学

【bコート】
11:00 上智大学 vs 東京外国語大学
12:40 宇都宮大学 vs 一橋大学
14:20 関東学園大学 vs 都留文科大学
16:00 千葉大学 vs 西武文理大学

東京成徳大学
13:30 群馬大学 vs 東京工業大学
15:10 東京学芸大学 vs 帝京平成大学
16:50 上武大学 vs 獨協大学
18:30 明星大学 vs 東京成徳大学

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2014.05.06 (Tue)

【その他の試合】京王電鉄杯最終結果

優勝  青山学院大学
準優勝 早稲田大学
3位  明治大学
4位  拓殖大学
5位  専修大学
6位  中央大学
7位  慶應義塾大学
8位  法政大学
9位  日本大学
10位  東京大学


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2014.05.05 (Mon)

【その他の試合】京王電鉄杯最終日組み合わせ

■5月6日(火・祝)明治大学和泉キャンパス

10:30 東京大学(B5位) vs 日本大学(A5位)
12:00 法政大学(B4位) vs 慶應義塾大学(A4位)
13:30 中央大学(B3位) vs 専修大学(A3位)
15:00 明治大学(B2位) vs 拓殖大学(A2位)
16:30 早稲田大学(B1位) vs 青山学院大学(A1位)

※最終日のみ明治大学にて開催されます。明治大学和泉キャンパスは土足禁止です。


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