FC2ブログ
2013年10月 / 09月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫11月


サイトを移行しました。現サイトはアーカイブとして継続してご覧いただけます。
http://bojweb.com

2013.10.19 (Sat)

【2013リーグ1部】10/19レポート

1部リーグは休止期間を終えて終盤戦へ
上位チームに揺らぎも見えた再開初戦


 131019hareyama.jpg東アジア大会の影響により中断していた1部リーグが、いよいよ再開した。この休止期間がチームをどう左右するのか、異例のスケジュールだけに蓋を開けてみなければ分からなかったが、再開初日からその影響は如実に表れた。永吉・野本・鵤が東アジア大会から帰って来たばかりの青学大は、チームとして噛み合わずに明治大に敗戦。同様に田中・ベンドラメ・晴山の3名を送り込んでいた東海大も、早稲田大に勝利したものの本調子とはいかなかった。また3位に位置していた筑波大は、休止期間で筑波大戦に照準を当て「良い準備ができた」(#15白濱)という白鴎大に敗れて4位に転落。3位に順位を上げた拓殖大も、中央大相手になんとか延長戦に持ち込んでの際どい勝利となった。また下位争いも、休止期間中に怪我から復帰した#11宇都が活躍し専修大が大東文化大を破って入替戦回避に一歩前進。リーグ戦は残り3試合。リーグ中断が吉と出るか凶と出るか、読めない戦いとなりそうだ。

 
 ここまで全勝街道をひた走る東海大は、早稲田大と対戦した。東海大が開始から10−3と先手を打つが、早稲田大も#11河合(1年・G・洛南)や#34池田(2年・G)のアグレッシブなプレーで息を吹き返し、一桁の点差で食らいつく。東海大はイージーミスも出てなかなか突き放せないもどかしい展開が続くが、要所で#7晴山(3年・PF)や#24田中(4年・F)がシュートを決めて相手を黙らせ、じわじわと3Qには20点近いリードに広げた。4Qは大味な展開となり早稲田大の反撃に遭ったが、逆転はさせず、そのまま76−68で15勝目を手にした。

写真:19得点で15連勝に貢献した東海大・晴山。年々プレーの幅が広がり、今季は3Pも問題なく決めている。

--------------------------------

【競り合う展開を専修大が終盤に抜け出す】
131013uto.jpg 3勝11敗で並ぶ専修大大東文化大の対戦。入替戦回避のためにも負けられない一戦は、攻守で良いところが出た専修大に軍配が上がった。

 スタートダッシュを切ったのは専修大。長く欠場していたエース#11宇都(4年・G)が開始から速攻の起点となってリズムを作り、#24田代(2年・F)、#6渡辺(1年・F・福岡第一)もスティールから速攻を決めてベンチを沸かせる。だが大東大も#99山崎(2年・SG)が速攻に走ってフリースローを得たのをきっかけに落ち着き、#7渡部(2年・F)や#28兒玉(3年・PG)が高い決定率でミドルシュートを決めて追い上げを図った。専修大は、オフェンスリバウンドは取れているものの肝心のシュートが決まらず、2Q開始3分で同点に追いつかれた。大東大は徹底的に#86小野寺(4年・C)にボールを集めてインサイドで確実に加点し、逆転から5点リード。だが専修大も前からプレスを仕掛けてミスを誘い、#0大澤(4年・G)がバスケットカウントや3Pを決めて我慢の時間帯をなんとかつないだ。2Q終盤には#11宇都のタフショット、#0大澤のスティールからの速攻が決まり、34−35とほぼ追いついて前半を終える。

 3Q、専修大は#11宇都が速攻やターンシュートで魅せるが、大東大も#30鈴木が強気にドライブを仕掛けて譲らず、#99山崎の3Pも出て残り5分半には7点リードに広げた。しかしここで得点が止まり、その間に#11宇都の連続得点で専修大が追いつく。#99山崎がスローインを片手でタップして難しいシュートを決めたが、すぐさま#11宇都がバスケットカウントを獲得するなど専修大は相手を乗せない。素早いカバーで大東大の24秒オーバータイムを誘うなどディフェンスでも勢いを増し、4点リードで4Qに入ると、その後も#11宇都と#47藤田(3年・C)の連係プレーが次々決まって10点前後のリードを保持した。追い上げたい大東大だが攻めが単発となって勢いに乗れず、83−71でタイムアップ。専修大が4勝目を上げた。

 怪我から復帰した#11宇都は中盤でミスも見られたが40分間の出場で39得点と期待を裏切らない活躍。チームとしても、大東大にリードされる場面も「こっちのシュートが落ちていただけ」(#0大澤)と非常に落ち着いており、持ち味のディフェンスは崩さず良い流れを作った。得失点差では上回れなかったものの、大東大に星ひとつリードした。

 対する大東大は、22得点の#99山崎を筆頭に内外でバランス良く攻め4人が二桁得点となったが、#11宇都に対するディフェンスでファウルが込み、ターンオーバーも重なった。これで8位に順位を下げ、残りの3試合がますます負けられない状況となった。

写真:ブランクを感じさせない強気なプレーが光った宇都。

専修大学:4勝11敗
大東文化大学:3勝12敗

※専修大・大澤選手のインタビューは「続きを読む」へ。

 
【延長戦に持ち込んだ拓殖大が中央大から逆転勝利】
131019SHIOYA.jpg 3位の拓殖大と、ここまで僅か2勝にとどまる中央大の対戦は、後半に大スパートを見せた中央大が一時逆転するシーソーゲームに発展。延長戦にまでもつれ込んだ。

 前半は拓殖大の展開だった。#14大垣(3年・SF)の3Pを口火に#39成田(1年・SG・藤枝明誠)や#99赤石(2年・C)も得点。停滞する時間帯もあり、中央大#24塩谷(4年・PF)の3Pに苦しむ場面も出たが、1Qは2点のリードとする。2Qからゾーンを敷いた中央大を尻目に、この10分間は拓殖大が主導権を制圧。#17高倉(3年・G)や#24満島(2年・G)といったベンチメンバーも得点を重ね、シュートがこぼれても#23バンバ(1年・C・延岡学園)が押し込むなどで、じわじわと点差を拡大。12点差で前半を終了した。

131019OOGAKI.jpg だが3Qから、中央大のチェンジングのディフェンスが機能し始める。シュートがことごとく落ちた拓殖大は、このQ#40藤井(4年・G)の5得点のみ。中央大は#24塩谷が内外で得点を重ねて好調ぶりを加速させ、#5谷口(3年・F)もインサイド中心にシュートを決め、最終的には逆転に成功。2点のリードとして4Qを迎える。#23バンバに久々の得点が出て拓殖大はほっとしたのも束の間、交代でコートに立った#27宍倉(2年・C)や#31流田(3年・G)にも相次いで失点を喫して徐々に離される。残り4分半、#5谷口の3Pが炸裂した中央大は大きな8点リードとする。だが、ここから中央大が突然失速。スタメン起用されていた#22山田(4年・PF)が#23バンバにバスケットカウントを献上し、このファウルで退場。拓殖大は残り1分を切って3点差にまでこじつけ、中央大に得点を許さない。そして実質最後のオフェンス、残り8秒を残して#40藤井が起死回生の同点3Pを沈めてガッツポーズ。「負けが見えてくる展開」を延長戦に持ち込むと、ここから堰を切ったかのように猛ラッシュ。#40藤井、#23バンバ、#14大垣の3名で、5分間で18点を稼いで中央大を蹴散らした。81−71として、危機的状況から白星を拾った。

 中央大はほぼ勝利に手が届いていた。しかし、ターンオーバーなどから残り4分半で無得点に終わったのが大きく響き、金星を逸した。入れ替え戦の可能性がまたも高まったが、ディフェンスを試合中に立て直した内容面は大きい。残り3戦でできる限り白星を拾い、少しでも高い順位でリーグ戦を終えたい。一方、拓殖大は悪い内容となったが、延長戦突入を決めた藤井の勝負強さがモノを言った。この日同率だった筑波大が敗れたことで、単独3位に浮上。東海大、青学大といった上位2校との対戦が続くが、これは「インカレに繋がる試合」(#40藤井)である。順位はやや度外視されるが、注目の集まる対戦カードとなる。

写真上:中央大・塩谷は1Qだけで3本の3Pを沈めた。一貫してシュートが好調だった。
写真下:速攻からレイアップに行く拓殖大・大垣。大垣をどう活かしていくかが拓殖大の鍵を握る。

拓殖大学:11勝4敗
中央大学:2勝13敗

※拓殖大・藤井選手のインタビューは「続きを読む」へ。

 
【好ディフェンスの明治大が快勝、青学大は痛恨の2敗目】
131019moriyama.jpg 逆転優勝を狙う青山学院大。最終日に設定の東海大戦に向けて盤石の試合運びが求められる中、この日の明治大との対戦に落とし穴が潜んでいた。

 序盤のペースはイーブンだった。ともに無得点の時間帯が多く拮抗した試合展開に。#9安藤周人(1年・SF・四日市工)と#7野本(3年・CF)に得点が出れば、明治大は好ディフェンスで青学大を黙らせ、#2目が連続3Pを決めて逆転。一進一退の攻防だった1Qは同点で終わる。だが2Qにゲームが動く。代表活動でチームを離れていた期間のあった#25永吉(4年・C)と#7野本を一旦下げた青学大を尻目に、明治大は#16安藤誓哉(3年・PG)が3Pとスティールから速攻に走り得点を重ねる。青学大は#5高橋(3年・G)のシュートこそ決まるが、ゾーンも織り交ぜた明治大ディフェンスの術中に完全にはまってしまう。明治大もオフェンスは重た目だが、#16安藤誓哉の攻め気が他のメンバーにも波及したか、バランス良く得点が決まる。結局ミスもある中で明治大がリードを9点として後半を迎えることとなった。

131019TAKAHASHI.jpg いつもなら、ここから立て直す青学大。3Qはオフェンスを修正し、#25永吉のインサイドを中心に得点を重ねていく。だが、これを勢いで上回ったのが明治大#16安藤誓哉。速攻からのレイアップに、3Pにアシストパスと手のつけられない活躍を披露し青学大相手にリードを拡大。5分過ぎに#2目の3Pが決まると15点差。4Qに入ると青学大はプレスを繰り出すものの、勢いに乗った明治大にあまり効果が出なかった。結局一時は21点差をつけた明治大が、青学大をシャットアウト。やや詰め寄られたものの、65−47で快勝を収めた。

 明治大は、中断前にも拓殖大相手に快勝する試合を見せていたが、この日もディフェンスが機能。得点こそあまり伸びなかったものの、同点となった1Q以外は全てのQで5点以上リードする事実上の完勝だった。長期にわたって力を入れているディフェンスがここに来て完成形に近づいていると言っていいだろう。どの程度順位を上げられるかは不透明だが、シーズン終盤に向けて大きな自信となる一勝となった。

 青学大は、インサイド陣が中断期間に代表活動でチームを離れたことも響いたか、高橋が気を吐いたものの、どこかちぐはぐなオフェンスに終始。インサイドでの得点が伸びず、中断前は効果的だったプレスも機能不全となった。そして、この日の黒星で何より痛いのは自力優勝の消滅。これで次節にも東海大の優勝が決まる可能性も出てきた。次戦の筑波大戦はアウェーの空気での試合となる。リーグ戦では久しぶりに追いかける立場に置かれ、真価が問われるゲームとなりそうだ。

写真上:東アジアでチームを離れていた中東にかわってスタメン起用となった明治大・森山。積極性が光った。
写真下:中断期間を挟んだものの、ベンチスタートの高橋がこの日も良い仕事をこなした青学大。

明治大学:9勝6敗
青山学院大学:13勝2敗

※明治大・安藤誓哉選手のインタビューは「続きを読む」へ。

 
【白鴎大が出だしからリードを保ち筑波大を撃破】
131019okama.jpg 新しい体育館のお披露目となるホームゲームで、筑波大白鴎大と対戦。気負いもあったか序盤でつまずくと、その後も粘りを見せたが逆転できずに白鴎大に白星をさらわれた。
 
 前半は白鴎大ペースで進んだ。立ち上がりから#23イッサ(1年・C・八王子)を前にシュートがこぼれる筑波大を尻目に、白鴎大は2本の3Pで勢いに乗り、#15白濱(4年・F)のドライブや#23イッサのゴール下が決まって開始5分で1−12と先行する。筑波大もフリースローで我慢の時間帯をつなぎ2Qには#21笹山(3年・PG)のバスケットカウント、#14坂東(3年・SG)の3Pで点差を縮めたが、白鴎大は#28川邉(1年・F・高岡工芸)の2本の3P、#15白濱のダンクでリードを渡さず、30−39で前半を終えた。

131019tsukuba.jpg 3Q、ここから筑波大も反撃した。開始から#32武藤(4年・C)、#92村越(2年・PF)のミドルが決まり、リバウンドから#92村越が決めて3点差に。白鴎大も#1大釜(3年・G)がバスケットカウントを得て譲らないが、#35池田(4年・SF)の2連続得点で筑波大も追いすがった。しかし前回対戦時に3Qで逆転された白鴎大も、今度は同じ展開にはさせない。残り5分、#21笹山が3つめのファウルでベンチに下がった隙に、この好機を逃さず#1大釜が2本の3Pを決めて再度持ち直す。13点差で4Qに入ると、その後も優位に試合を進めた。筑波大は残り1分で10点ビハインド。ここから#14坂東の3Pや#10山田(3年・SF)のゴール下で残り13.4秒で3点差まで詰め寄ったものの、あと一歩が埋まらず。結局73−78で白鴎大が勝利した。

 筑波大は何度も粘ったが、その都度白鴎大に要所で決められ逆転はならず。立ち上がりが最後まで響く結果となった。ホーム開催で、なんとしても1勝はあげたいところ。次戦の対戦相手となる青学戦もこの日2敗目を喫し必死で勝ちにくるだろう。注目の一戦となりそうだ。

 我慢の時間帯をうまく乗り切り、試合中一度もリードを渡さず逃げ切った白鴎大。ここまでのリーグ戦、上位と善戦しながらも勝負所で崩れて悔しい思いもしてきたが、「初めて上位チームに勝てたので嬉しい」(#15白濱)とようやく結果がついてきた。残り3試合も取りこぼしなく勝ち進めるか。

写真上:白鴎大・大釜の勝負強さに筑波大はてこずった。
写真下:大歓声の後押しで筑波大は最後まで粘るが、勝利とはならなかった。

白鴎大学:6勝9敗
筑波大学:10勝5敗

※白鴎大学・白濱選手のインタビューは「続きを読む」へ。

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  23:50  |  2013リーグ戦1部  |  Top↑

2013.10.19 (Sat)

【2013リーグ2部】10/19レポート

慶應義塾大が15連勝で2部優勝
駒澤大は粘って逆転で初勝利


131019komazawa.jpg 熱戦が続く2部は14戦全勝負けなしの慶應大が日本大を下し、リーグ戦をあと3試合残して早々に優勝を決めた。注目の2位以下は日本大が慶應大に負けたため、国士舘大が星ふたつのアドバンテージを得るに至った。さらに法政大が神奈川大に負けたことにより、同率4位に法政大、関東学院大、神奈川大の4チームが並んだ。これらのチームにもまだ3位の望みはある状態だ。また、全敗で既に入れ替え戦が決定していた駒澤大は、江戸川大に逆転のうれしい初勝利。江戸川大はこの敗戦により下部との入れ替え戦が確定した。


 法政大は前週の2試合を延長戦で連勝した神奈川大に対し、次第に遅れを取った。立ち上がリこそ#67佐藤(1年・G・宇都宮工)や#5松澤(3年・C)、#0高田(4年・G)の得点もあったが、次第に神奈川大ディフェンスに押されられ、得点が止まりがちに。1Qは17-20と神奈川大リードとなるが、2Qにじわじわ引き離され、10数点の点差でゲームが推移する展開となった。3Q終盤に法政大は62-66と4点差まで追い上げ、流れが出てくるが4Qの勝負どころで神奈川大は#7古橋(4年・F)の3Pが立て続けに決まり、法政大を突き放した。法政大は再び開いた差を戻すことができずに81-87で神奈川大が勝利し、互いに8勝7敗。法政大が得失点で上だが、順位は残り試合の星取り次第。互いにまだまだ気を緩められない状態が続く。

写真上:勝利し、笑顔の駒澤大の面々。

--------------------------------

【粘った駒澤大が後半に逆転し、初の1勝】
131019baba.jpg 既に入れ替え戦行きが決まっている駒澤大は、この試合に負ければ入れ替え戦行きとなってしまう江戸川大と対戦。1Qは江戸川大が10点のリードを奪うが、駒澤大はここから切れずについていった。2Qに入りオフェンスの重い江戸川大に対し、駒澤大は#33佐々木(4年・SF)、#11中野(2年・G)らの得点で3点差まで追い上げ。しかし江戸川大も#89陶山(4年・F)のミドルシュート、#97小澤(3年・F)のバスケットカウントで引き離し、前半は23-31と江戸川大リード。

 後半に入ると駒澤大は#33佐々木のオフェンスリバウンドや#5馬場(4年・PG)のフリースローなど、徐々に攻撃に波が出てくる。江戸川大は#17菊池(3年・G)のアウトサイドで点差を広げるが、#1田中(4年・G)がアンスポーツマンライクファウルを吹かれた後に歯車が狂う。駒澤大は決めきれない部分も見えるが、それでも相手のターンオーバーから速攻なども出て、最後は#12川嵜(1年・F・西武文理)のドライブで42-46と4点差にして4Qへ。立ち上がりに#33佐々木の3P、バスケットカウントで駒澤大が同点に追い付くと、#7佐野(3年・SG)の速攻で逆転。ここからシーソーゲームになるがミスが多く出たのは江戸川大の方。駒澤大は江戸川大ディフェンスをかいくぐって得点を続け、最後はファウルゲームに持ち込まれたものの58-56で逃げ切り、15戦目にして初めての白星を勝ち取った。

 いつもは前半で点差を開けられるとそのまま引き離される悪い部分を、この試合では引きずらずについていった駒澤大。ミスはあったが、それをカバーするディフェンスで江戸川大から再三ターンオーバーを奪った。下部の入れ替え戦に向けてチームにも良い雰囲気をもたらす結果となっただろう。江戸川大は終始重苦しく、自慢のトランジションやアウトサイドなどが機能せず、入れ替え戦確定。残り3試合で修正したい。

写真:駒澤大は佐々木以外にも#5馬場や#6斎田といった4年生の働きも今後もっと重要になる。

駒澤大学:1勝14敗
江戸川大学:2勝13敗

※駒澤大・佐々木選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【得点源が効果的に働いた国士舘大が手堅く逃げ切る】
131019miyasato.jpg 2位国士舘大と対戦した東洋大は、スタメンガードに#3宮里(4年・PG)を起用し、3、4年の上級生メインの布陣で挑み、1Qはリードを奪った。国士舘大は立ち上がりに#4松島(4年・G)のファウルが続き、得点面でも苦戦するが、2Qになると#22原(2年・F)のシュートが決まり始め、東洋大のミスが続く間に逆転。東洋大は交代した下級生が機能せずに差を広げられそうになるが、最後に#24遠山のバックドアで29-24となんとか5点差に傷はとどめた。

 しかし、3Qになると国士舘大に3Pが#4松島、#22原、#8伊集(3年・G)と続き、あっという間に10点以上の差が開いた。東洋大は#3宮里や#7筑波(3年・F)のゴール下などもあるがこのQは14点のビハインド。4Q、粘る東洋大は#6村上の3Pを皮切りに#7筑波や#88山本(1年・C・市立船橋)らが奮闘、2分間で12得点を稼いで追い上げた。しかし、国士舘大も途切れながらも得点を続け、東洋大の追い上げを断ち切っていく。東洋大は終盤国士舘大のディフェンスの前にうまく攻撃を組み立てられず、79-65で試合終了。国士舘大が勝利し、2位の座をきっちり守った。

 要所でディフェンスが効き、アウトサイドが決まった国士舘大に分があった。東洋大は攻めあぐねる場面が目立ち、筑波と主将の宮里以外のところは思ったように得点が伸びずに終わってしまった。

写真:積極的に攻めて17得点の宮里。主将としてチームにも声をかけ続けた。

国士舘大学:11勝4敗
東洋大学:7勝8敗


【競り合いつつつも関東学院大が優位を保って勝利】
131019araki.jpg 中盤争いをしている日本体育大関東学院大の対戦は、最後に関東学院大が逃げ切りを決めた。

 1Qは14-14とロースコアながら互角。日本体育大は#11北川(4年・G)の3Pやスティール、#1本間(3年・G)のシュートも当たった。関東学院大は捻挫から復帰の主将#81横瀬(4年・PG)も攻撃によく絡んだ。2Qも互いに主導権を奪い合う形となり、日体大はゾーンプレスで相手のミスを誘う。関東学院大はファウルも続くが#38蜂谷(2年・F)の得点や#45大熊(2年・G)のバスケットカウントもあって24-30と6点リードで前半を折り返した。

 3Qに入ると関東学院大は#7荒木(4年・F)の3Pが冴え始める。日本体育大学は#88万(2年・C)のインサイドを活かし、#1本間が速攻に走っていく。それでも終盤のインサイド勝負で#10エリマン(3年・C)が連続でゴール下を制し、関東学院大が8点リードで4Qに入ると、#7荒木が外からゴールを射抜いて内外が噛みあった関東学院大がリードを広げた。残り3分半で10点のリードを奪った関東学院大だが、日本体育大は#12周(3年・C)のフックや#35佐々木(2年・F)、#19中野(4年・F)の連続3Pで5点差に。関東学院大は残り2分半
で1点しか奪えない状態となったが、日体大も残り1.6秒で#19中野が3Pを入れたのがやっと。59-64で関東学院大が逃げ切りを決めた。

 復帰した横瀬の積極性や荒木の5本の3Pが効いた関東学院大はこれで8勝7敗。同率で並んでいる法政大には2敗しているため5位以下だが、これも残り試合次第だ。どこまで順位を上げられるかに注目したい。日本体育大は入れ替え戦圏内にとどまるが、残り試合で結果を出せるか、こちらも目が離せない。

写真:21得点の荒木。内外のバランスがよくなれば関東学院大の強みを出せる。

関東学院大学:8勝7敗
日本体育大学:6勝9敗


【日本大を上回る攻撃を仕掛けた慶應大が優勝確定】
131019yasuda.jpg 1巡目の対戦では慶應義塾大が劇的な勝利をあげてその後の上昇のきっかけをつかんだ戦い。この試合に勝てば慶應大は優勝となるため、2戦目にも注目が集まった。

 立ち上がり、日本大は#24刘(2年・C)がドライブ、#37安田(4年・G)の3Pも入って流れをつかむ。それでも慶應大は抜け目なく相手ボールを狙ってターンオーバーから速攻に走り、得意の形にしていく。だがさすがに2部でも高さを誇る日本大の前にはフィニッシュが決めきれない部分も散見された。1Qはリードを奪うも日本大も#9佐野(2年・G)がブザーとともに3Pを決め手19-25。2Qになると#14高橋(1年・SG・札幌日大)のシュートも決まりだす。慶應大は#21西戸(1年・G・洛南)が得点していくが、日本大も#25菊地(4年・F)、#9佐野、#37安田がディフェンスの隙をついて得点。残り3分半には#9佐野の3Pで2点差に詰めた。慶應大も緩まず#10矢嶋(4年・F)のタップで押し込み、#16伊藤(3年・G)も#14大元(2年・G)へのアシストを出す。#14高橋に2度速攻に走られるものの、39-45とリードで前半を終了した。

 3Qの出だし、#14高橋がここでこの試合最初の3Pを決めて日本大が流れを作るかと思われたが、#14大元が3Pで決め返し慶應大も譲らない。#10矢嶋の3Pでリードを開きたい慶應大だが、日本大も粘って慶應大のミスから#1坂田(4年・F)も速攻に走り、続けてのペネトレイト、#25菊地のシュートで54-55の1点差に。しかしここで慌てないのが今の慶應大の強さ。#14大元がミドルシュート、ボールカットから速攻に走りその後は#16伊藤、#11権田(3年・F)の連続3Pで魅せ、61-71と10点差をつけて4Qへ入ると、流れを掌握した慶應大が得点を重ねていく。日本大は#1坂田が3つ目のファウルを犯してベンチへ下がると下級生メインの布陣に。終盤になって#37安田、#9佐野、#14高橋といった選手が3Pを次々と沈めてこのQだけで6本を決めるも、攻守に隙のない慶應大が逃げ切り、最後は#9平石(4年・G)のシュートで締めくくって85-102の大差で日本大を下した。

 日本大は前半で坂田が2ファウルとなったのが痛かった。しかし佐野、安田といった選手がオフェンスで攻撃力を見せたのは良い部分だろう。2人で31点を稼いだが、上原がケガで離脱した今は残りのガード陣のパフォーマンスが重要だ。

131019ebina.jpg 慶應義塾大はこの勝利で2部優勝。前回の日本大戦はギリギリの勝利だったが成長の跡を見せた内容だった。主将の蛯名「ここまで負けなしで勝ってきて、優勝できたということでそれなりの力がついてきたと思います。大きな部分はディフェンスが機能していること。去年は本当にディフェンスがダメで、1対1もヘルプもどれもダメだった。自分も改善したいと思っていましたが、今年は先生のディフェンスを強化しようという方針と自分の思いもマッチして、いい形でやれています。ただ、今はヘルプで守れるようになった分、1対1のディフェンスで抜かれていたり、甘くなっている部分がある。そこはもう一度意識させたいです。また、外に頼り過ぎないようにもしたいですね。残りの3試合を入れ替え戦を想定してやることを明確にして、突き詰めて臨みたいと思います」と、まだまだ細かい部分についてチームを高めたいと、思いも強い。このまま全勝優勝を決められるのか、ここからも注目だ。

写真上:3本の3Pを決めた日本大・安田。もともと2番の点取り屋。この試合でオフェンス力を発揮した。
写真下:チームをまとめる蛯名。ファウルはあったがその存在感はなくてはならない。入れ替え戦には思い入れが強いだけに、残りの試合も含め、どこまで思いを表現できるか。

慶應義塾大学:15勝0敗
日本大学:9勝6敗

※慶應義塾大・黒木選手のインタビューは「続きを読む」へ。

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  23:50  |  2013リーグ戦2部・3部/入替戦  |  Top↑

2013.10.19 (Sat)

【2013リーグ】10/19結果

■関東大学1部リーグ
◇筑波大学 筑波キャンパス

専修大学83(19-15,15-20,22-17,27-19)71大東文化大学
拓殖大学81(19-17,22-12,5-19,17-15,*18-8)71中央大学 *OT
東海大学76(17-13,19-16,25-14,15-25)68早稲田大学
青山学院大学47(13-13,6-15,19-24,9-13)65明治大学
筑波大学73(10-20,20-19,16-20,27-19)78白鴎大学

東海大学   15勝0敗
青山学院大学 13勝2敗
拓殖大学   11勝4敗
筑波大学   10勝5敗
明治大学   9勝6敗
白鴎大学   6勝9敗
専修大学   4勝11敗
大東文化大学 3勝12敗
早稲田大学  2勝13敗
中央大学   2勝13敗

--------------------------------

■関東大学2部リーグ
◇日本体育大学 世田谷キャンパス

駒澤大学58(10-20,13-11,19-15,16-10)56江戸川大学
国士舘大学79(15-16,14-8,27-18,23-23)65東洋大学
関東学院大学64(14-14,16-10,21-19,13-16)59日本体育大学
慶應義塾大学104(25-19,20-20,26-22,33-24)85日本大学
神奈川大学87(20-17,29-20,17-25,21-19)81法政大学

慶應義塾大学 15勝0敗
国士舘大学  11勝4敗
日本大学   9勝6敗
法政大学   8勝7敗
関東学院大学 8勝7敗
神奈川大学  8勝7敗
東洋大学   7勝8敗
日本体育大学 6勝9敗
江戸川大学  2勝13敗
駒澤大学   1勝14敗

--------------------------------

■関東大学3部上位リーグ
◇立教大学 新座キャンパスaコート

東京成徳大学70(22-27,18-21,16-12,14-18)78國學院大學
立教大学104(33-8,29-15,19-14,23-15)52山梨学院大学
順天堂大学76(17-18,11-18,25-16,23-21)73玉川大学

順天堂大学  14勝1敗
立教大学   14勝1敗
玉川大学   9勝6敗
東京成徳大学 9勝6敗
國學院大学  8勝7敗
山梨学院大学 6勝9敗

■関東大学3部下位リーグ
◇立教大学 新座キャンパスbコート

東京経済大学98(26-21,14-20,29-10,29-14)65成城大学
東京学芸大学92(21-13,23-18,20-26,28-14)71明星大学
東京農業大学89(24-15,18-12,19-23,28-30)80埼玉工業大学

東京農業大学 8勝7敗
東京学芸大学 7勝8敗
埼玉工業大学 7勝8敗
東京経済大学 7勝8敗
成城大学   1勝14敗
明星大学   0勝15敗


 

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  22:09  |  2013関東リーグ予定・結果  |  Top↑
 | BLOGTOP |