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第71回 全日本大学バスケットボール選手権大会
筑波大学が3年ぶり5回目の優勝

2013.09.15 (Sun)

【2013リーグ1部】9/15レポート

東海大が固いディフェンスで青山学院大を阻み
1周目の対戦を無敗で終え単独首位に


130915tokai.jpg 台風の接近で朝から足元の悪い中、この日は1部リーグ1周目の最終日ということもあって、締めくくりの一戦である青山学院大と東海大の試合には会場に多くの人が訪れた。ゲームは期待を裏切らないレベルの高い緊張感のある内容となり、東海大が後半に青山学院大をシャットアウトして単独首位に立った。昨年インカレを制したチームは成熟度を増しており、成長をしっかり見せる形となった。この2チームにどこが続くのか、リーグは半分を消化したが、まだまだ順位の見えない戦いが続いている。


 前の2試合を連勝した白鴎大は前節で明治大に延長の末に勝利した専修大と対戦。白鴎大は1Qから#10田中(4年・G)の3Pが気持よく決まり、リードを奪う。専修大はファウルが続いて波に乗れず1Qは11点のビハインド。しかし2Qになるとじわじわ追い上げ4点差に。白鴎大は#15白濱(4年・F)のところで得点できず、ファウルが続く時間帯があるなどリズムを掴みきれないながらリードを守る。専修大は3Qに#0大澤(4年・PG)の3Pで同点に追いつくが、4Qに入ると得点がストップ。白鴎大は4Qになって#15白濱がアウトサイドに、ランプレーにと持ち味を発揮してこのQに14得点をあげると、専修大の追撃を振りきって73-63で3連勝で4勝目をあげた。

130915ANDOSEIYA.jpg 明治大は、前日初勝利の早稲田大をシャットアウト。得意の好守で早稲田大のバイオレーションを誘い、#16安藤(3年・PG)のドライブや#22西川(4年・PF)の3Pが出て、早い段階で二桁の点差とする。早稲田大は#21河上(4年・F)が気を吐いて果敢に攻め込むが、チーム全体的には苦しいシュートを打たされるオフェンスが続いてしまった。確率の上がってこない早稲田大を尻目に、明治大は、最後はベンチメンバー全員を出場させる余裕を見せて、82−49で快勝。5勝目をあげた。一方早稲田大は最下位で1巡目を終えることとなった。

写真上:メンバーに指示を与える東海大・田中。終始落ち着いた安定感があった。
写真下:2試合ぶりにスタメンとなった明治大・安藤。積極的な一対一から得点を重ねていき、チーム最多の16得点。

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【大東大の必死の追い上げも中央大が逃げ切り2勝目】
130915OHNO.jpg ともに下位から抜け出すきっかけが欲しい大東文化大中央大の対戦は、前半に中央大がリードを得る。終盤に大東大が僅差に迫るが、これをどうにかかわした中央大が、試合を制した。

 中央大は、立ち上がりから#24塩谷(4年・F)が好調ぶりを披露。外目からのシュートを次々と決めてリードする。大東大はインサイドで#86小野寺(4年・C)や#8戸ヶ崎(4年・F)の奮闘があるが、軽めの笛に悩まされバックコート陣がファウルトラブルに陥ってしまう。#28兒玉(3年・PG)が自ら仕掛けていく姿勢を見せるが、オフェンスの単発さを拭いきれず、#24塩谷以外にも得点が出始めた中央大が11点差をつけて後半に入る。

 3Qも中央大は好調。#5谷口(3年・F)や#27宍倉(2年・C)も堅実に得点重ね、大東大に的を絞らせない。大東大はアウトサイドのシュートが当たらず、相変わらずに後手にまわる状況が続いてしまうが4Q、この流れを破ったのは、交代でコートに入った#1高橋(3年・SG)。ドライブからの得点が決まり、大東大は攻め気が増してバスケットへのアタックが増える。中央大はファウルで止めるしかなく、大東大は大量のフリースローを獲得する。ただ、このフリースローの確率が悪く、なかなか点差が詰まらない。リバウンドでも中央大を上回るが、シュートの精度が粗く詰め寄れない。もどかしい状況を打破したのは#28兒玉だった。フリーでボールを貰うとそのまま狙い3Pを沈める。#1高橋のジャンプシュートもあって残り2分を切ってビハインドは3点に。中央大#24塩谷にフリースローを決められるも、31秒を残して再び#28兒玉が3Pを決めて2点差。プレッシャーから外に出たボールは大東大ボールの判定に。タイムアウト後、スローインから大東大は最後のオフェンスでボールを#99山崎(2年・F)に託す。だが、放ったシュートは落ちて万事休す。中央大が62−60で辛うじて勝利し、2勝目となった。

 中央大は前半の抜け出しが効いた。塩谷と谷口の両者が好調にシュートを決めていき、大東大の確率の悪さにも助けられた。まだまだ苦しい戦いの中にあるが、ここ3試合は相手を60点台に抑える守りの良さが出ている。大東大はリバウンドでは優勢に立ち、インサイド陣の小野寺と戸ヶ崎がともに二桁得点。兒玉も終盤の3Pでチームを乗せたが、他の選手で得点が伸びず。現在はまだ残留圏内の順位だが、気の抜けない戦いが続く。

写真:中央大・大野はリバウンドやルーズボールでの貢献が光る。

中央大学:2勝7敗
大東文化大学:3勝6敗

※中央大・塩谷選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【スタートダッシュに成功の筑波大が拓殖大を寄せ付けず】
130915MURAKOSHI.jpg 春のトーナメントで3位決定戦を争った拓殖大筑波大。この時は#23バンバ(1年・C・延岡学園)の爆発力から次々失点を重ねた筑波大が、今回は終始リードを保つ試合運びを演じた。立ち上がりに抜け出すポイントとなったのはインサイド。#32武藤(4年・C)のバスケットカウントやポストプレーで幸先良く先行。すると#14坂東(3年・SG)の連続3Pなどで畳み掛け、3分余りで13−0とする。拓殖大はオフェンスが単発に。リバウンド争いでも制空権を握れず、ディフェンスを強いられる時間が長くなる。11点リードで迎えた2Qも筑波大が優勢。#10山田(3年・SF)の3Pや#92村越(2年・PF)のバスケットカウントで盛り上がり、対照的に拓殖大は重たい雰囲気。それでも#40藤井(4年・G)の2本の3Pもあって、25−40と何とかつないで後半へ。

 すると拓殖大がにわかに反撃。#40藤井、#39成田(1年・SG)、#23バンバの得点が相次ぎ一気に一桁の差にする。だが筑波大の得点源がこれを断った。#14坂東のミドルシュートが決まり、#35池田(4年・SF)の速攻はテンディングを誘って再度差を開く。拓殖大は積極的に攻めてフリースローを得ていくが、この確率も今ひとつで、一桁の点差に詰めながら15点差まで戻される得点経過が続く。プレスも仕掛けるがなかなか効果に現れず、#21笹山(3年・PG)を基軸とした展開からの失点を止められなかった。結局74−62とした筑波大が5勝目を挙げ、勝ち越しで1巡目の日程を終了した。

 コート上の5人がそれぞれに良さを発揮して快勝を果たした筑波大。リバウンド争いで拓殖大を圧倒したが、ここ数試合は交代出場の山田がそのリバウンド面で安定した活躍を見せている。笹山を司令塔としたオフェンスも、この日は拓殖大のプレスを前にしても落ち着いていた。前週まで首位争いを演じていた拓殖大は、まさかの3連敗で上位2チームの背中が遠のいた。チームリバウンドで筑波大に20本以上も水を開けられては得意の速攻もほとんど出せず、勿体ないシュートミスも犯していたことも影響した。

写真:バンバとのマッチアップもあったが、ミスを抑えて得点を重ねた村越も筑波大の勝利に十分な貢献を果たした。

筑波大学:5勝4敗
拓殖大学:6勝3敗

※筑波大・武藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【持ち味のディフェンスが活きた東海大がライバルに先勝】
130915ikaruga.jpg この日の大詰めの一戦、無敗で首位を走る青山学院大東海大の対戦は集まった多くのギャラリーを釘付けにする、ライバル同士の火花が散る熱い試合となった。

 1Q、青山学院大は#13鵤(2年・G)がアグレッシブにスティールを狙い、#9安藤(1年・SF・四日市工)もバスケットカウントを奪うなど積極性が目立つ。東海大も#24田中大貴(4年・F)、#7晴山(3年・PF)、#10バランスキー(3年・PF)らの得点源がバランスよくゴールするが、#0ベンドラメ(2年・G)が1Q残り2分半に2ファウルでベンチへ。青山学院大は1Qからこまめに選手を入れ替え、それぞれが攻守で役割を果たしていくと最後に#0船生(2年・SG)がドライブを決めて1Qは20-17と3点のリードに。2Qもそのまま流れを掴んだ。東海大は入りで#24田中大貴が得点したあと、6分になるまでノーゴール。ファウルや青山学院大のディフェンスに阻まれてシュートもタフショットになりがちだった。青山学院大もファウルやパスが合わないなどミスも出るが、#5高橋(3年・PG)や#7野本(3年・F)が得点し、#32畠山(4年・PG)が連続で2本の3Pを沈めて勢いに乗ると、#9安藤のドライブで38-30とリードを広げる。東海大はコートに戻った#0ベンドラメが裏パスからのシュート、3Pと得点に絡んでいくが、前半は38-34と青山学院大が4点リードで終えた。

 後半、東海大の固いディフェンスが威力を発揮する。青山学院大は簡単にシュートを打てなくなり、#32畠山がルーズボールを拾ってなんとか1本決めたあとは完全に遮断されてしまう。「タフショットを修正できなかった。ピックしてもぜんぶスイッチで止められて、外だけで回ってしまった」と青山学院大の広瀬コーチ。インサイドへ入り込むことができず、パスも簡単に回せない状況で青山学院大はこのQに4度の24秒バイオレーションを犯し、シュートもコーチの言うようにタフショットの連続となって奪ったのはなんとたったの4点。東海大も立ち上がりの3分半はディフェンスに阻まれ無得点となるが、次第に流れを掌握して#0ベンドラメの3Pで同点に持ち込むと、その後#10バランスキー、#7晴山らも得点。残り数秒から#24田中大貴もスティールから速攻を決めて42-53と逆転から11点のリードを奪った。

130915sato.jpg 4Q、苦しい青山学院大が反撃に出る。「この日の試合で見せたパフォーマンスでのベストメンバーで行きたい、と長谷川監督とも相談した」(広瀬コーチ)として#3小林(4年・G)、#32畠山、#13鵤、#11田中光(3年・SF)、#7野本を起用するとその後交代はせずにこのメンバーで打開をはかる。ここから苦しいながらも#7野本がインサイドへ入って相手ディフェンスを崩す動きをし始め、ディフェンスをターンでかわしてのシュートやミドルシュートで点差を詰める。東海大はファウルがかさみ始め、スローインのバックパスやインサイドへのパスをカットされるなど、こちらも青山学院大のディフェンスの前にそう簡単には事が進まない。しかし3点差にまで追い上げた青山学院大を#7晴山のシュート、ファウル4の#0ベンドラメに代わって入った#8藤永(3年・PG)の3Pで50-58の8点差に開く。それでも青山学院大は#7野本が頑張り、#3小林のフリースローもあって残り4分半で点差は5と十分追い上げできる体制だった。東海大は8点差にした5:51の#8藤永の3P以降得点が止まっていたが、これを#23佐藤(4年・F)が打開する。残り2分半の時間帯、抜群のタイミングで取ったオフェンスリバウンドからのシュートが決まり、7点のリードに成功。これが青学大の追撃を振り切る決定打となった。残り時間は青山学院大をシャットアウトして53-60で試合終了。激しい戦いを東海大が制し、全勝で単独首位に立った。

「前半に点数を取られすぎたのをよく修正してくれた」と東海大の陸川監督。また、数字には大きく残っていないが和田の存在が大きかったと、4年生の働きをほめた。スタメンはファウルが増えつつも焦りを見せず、大事なところでエース田中大貴もきっちりと仕事をした。青山学院大には53点しか奪わせなかったが、東海大の平均失点はここまで1試合55.1点と驚異的な数字。磨き上げてきたものをしっかり見せた戦いだった。

 青山学院大は前半は自分たちのペースに持ち込み、ディフェンスも良かったがやはり3Qの4得点が響いた。「ポストアップしても東海大ディフェンスも頑張るからそう簡単にはいかない。インサイドへのボールの入れ方ももっと工夫しないと」と言う広瀬コーチだが、4Qでの野本のインサイドでの頑張りが今後の勝機につながるとも言い、ここからのレベルアップを図る。これまで大事な試合では固定メンバーとなってしまうことが多かった青山学院大だが、この日は前半で船生、笠井、田中光といったベンチから入ったメンバーも貢献度が大きかった。多くのメンバーが経験を詰むことでチームとしての伸びしろが期待できるのは良い材料だ。2巡目の戦いでどうなるかに注目したい。

写真上:田中にマッチアップした鵤。ミスもあったがスティールするなどアグレッシブなプレーぶり。
写真下:決勝点をあげた佐藤。仕事人らしい見事な働きだった。

東海大学:9勝0敗
青山学院大学:8勝1敗

※東海大・田中大貴選手、藤永選手、青山学院大・野本選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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EDIT  |  23:50  |  2013リーグ戦1部  |  Top↑

2013.09.15 (Sun)

【2013リーグ2部】9/15レポート

注目の全勝対決は逆転の末に慶應大が制す
江戸川大が初勝利、関東学院大も大きな3勝目


130915keio.jpg この日の2部リーグは全勝チームによる直接対決やリーグ初白星を懸けた対決など、注目の対戦カードが続いた。全勝の2校による対決は慶應義塾大が日本大を下して単独首位に立ち、江戸川大も2部リーグで初勝利。また関東学院大が日本体育大を接戦で破るなど、会場は毎試合勝利チームの歓喜に包まれた。まだ全体の1/3の日程を消化したに過ぎない序盤戦だが、会場の熱気は高い。どこのチームにも大きな実力差がないだけに、見逃せない戦いはこの先も続く。

 国士舘大東洋大の一戦は、東洋大も#6村上(3年・G)の3Pや#88山本(1年・C・市立船橋)のミドルで1Qは互角についていくが、執拗なディフェンスから#14高橋(4年・G)らが速攻に走った国士舘大学が2Q以降に突き放して96−67と快勝した。国士館大はこれで3位につけ、次節はトーナメントで4点差の末敗れている慶應大と対戦。全勝中の相手に土をつけられるか注目したい。東洋大は初の連敗で8位に。次節で取り戻したいところだ。

 3勝2敗で並ぶ神奈川大法政大の一戦は、どこか勢いに乗り切れない神奈川大を尻目に、#24加藤(2年・F)らが高確率でシュートを決めていった法政大が先行。前半こそ41−37と僅差だったが、3Qで速攻に走って#16沼田(2年・C)らが加点した法政大が突き放し、93−76で勝利した。法政大は「昨日負けた後にミーティングをして、それが今日の試合は全部出せた」(#24加藤)と、敗戦を糧に勝利につなげた。一方の神奈川大は、速攻に走られ持ち味のディフェンスが出せず、どこか不完全燃焼な試合に。この週は2敗し勝率5割となってしまった神奈川大だが、次週への切り替えが必要だ。

写真:全勝対決を制し、タイムアップの瞬間には慶應大のベンチも大いに沸いた。

※法政大・加藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【江戸川大が駒澤大を破り2部リーグ初白星】
130915hiraiwa.jpg 未だ勝ち星のない江戸川大駒澤大が、初勝利を懸けて対戦した。序盤は一進一退となるが、#33佐々木(4年・SF)、#7佐野(3年・SG)の3Pでまずは駒澤大が抜け出す。しかしタイムアウトを挟んで江戸川大は#14伊藤(4年・G)の2本のジャンプシュートで反撃し、#15尾登(3年・F)の力強いリバウンドもあって追いついた。20−22と逆転して2Qに入る。
 
 2Q、江戸川大は司令塔#1田中(4年・G)を休ませ#33大川(2年・G)を投入し、駒澤大のガード陣に激しくディフェンスを仕掛けた。駒澤大はアウトサイドから#8野村(3年・SG)らが決めて27−26と一時逆転したが、そこから得点が停滞してリードを広げられない。逆に江戸川大が#28平岩(3年・F)を起点に5連続得点と息を吹き返し、一気に27−36と突き放して駒澤大にタイムアウトを取らせた。そこから互いにミスもあって我慢の時間帯となるものの、フリースローでコツコツ加点した江戸川大がリードを保つ。後半も#89陶山(4年・F)のバスケットカウントなどで勢いに乗り、3Qには大きく20点以上の差を開いた。前からディフェンスを仕掛けて挽回を図る駒澤大だったが、4Qも江戸川大の勢いは止まらず。72−97で江戸川大が嬉しい2部リーグ初白星を挙げた。

 出だしこそ固かった江戸川大だが、2Qの失点を11点に抑えて勢いに乗った。終わってみれば田中の21得点を筆頭に5人が二桁得点と、全員の積極性が光ったゲームに。この1勝を弾みとできるか、今後も戦いぶりにも注目だ。駒澤大は#7佐野が20得点でオフェンスを引っ張ったものの、江戸川大の思いきりの良い攻撃にディフェンスが締まらず、オフェンスでも惜しくもこぼれるシュートが多かった。ディフェンスを修正し、初勝利を挙げたい。

写真:高確率で決まるシュートで駒澤大を引き離した江戸川大・平岩。

江戸川大学:1勝5敗
駒澤大学:0勝6敗

※江戸川大・伊藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【我慢して食らいついた関東学院大が日体大に競り勝つ】
130915honma.jpg 2勝3敗同士の対決となった日本体育大関東学院大の試合は、長く日体大がリードするも最後は関東学院大が流れを掴む結果に。関東学院大は持っている力をこの試合に存分にぶつけ、価値ある一勝をもぎ取った。

 序盤から日体大がリードしつつも、関東学院大も#81横瀬(4年・PG)や#45大熊(2年・G)がコンスタントに決めて1Qは23−23の同点に。2Q、日体大は#88万(2年・C)のバスケットカウントを皮切りに#11北川(4年・G)や#1本間(3年・G)が速攻に走り、1分弱の間に8得点を積み上げ突き放す。だが関東学院大も#30村田(4年・F)のリバウンドシュート、#38蜂谷(2年・F)のドライブで対抗し、5点を追う形で後半へ。すると3Q、関東学院大は素早く戻ってパスをカットするなど日体大を走らせず、攻めては#3前川(3年・G)、#38蜂谷が鋭いドライブでディフェンスを割り開始3分で同点に追いついた。日体大も24秒オーバータイムを誘うなど守備を固めて次第に修正。#15濱田(3年・F)がルーズボールによく飛び込み、#11北川を起点に#88万や#15濱田へうまくアシストが通って再びリードを9点に押し戻す。関東学院大は最後に#30村田の3Pでなんとかつなぎ、66−60と6点差にして最終Qへ。

130915kangaku.jpg 4Q、開始早々#10エリマン(3年・C)が強気に攻めて#9出羽(3年・F)を4つ目のファウルに追いやり、#3前川も巧みな1on1を仕掛けて関東学院大に流れが傾く。#30村田が3Pを決め、#38蜂谷がトップでスティールして残り4分半1点差に迫ると、たまらず日体大はタイムアウト。しかしその後も#88万が速攻をブロックされるなど勢いを取り戻せず、反対にロングパスから#45大熊が速攻を決めて逆転。そこからは僅差で関東学院大がリードし、日体大が追いすがる展開に。関東学院大はここで#10エリマンがリバウンドで粘りを見せて主導権を握り、残り1分#3前川が難しい体勢からシュートを決めて3点リード。#12周は#10エリマンの高さを前にゴール下を決めきれず、逆にリバウンド争いでファウルを吹かれて残り11.7秒#10エリマンにフリースロー。これをきっちり2投沈め、5点差に広げて勝負あった。我慢し大きく離されずに追走した関東学院大が、最後に流れを掴んで79−84で勝利した。

 関東学院大はここまで江戸川大、駒澤大には勝利したもののそれ以外のチームから勝ち星を奪えないでいたが、チーム一丸となって大事な一戦を制した。それでもまだリーグ戦は序盤。この1勝を弾みにできるか、真価が問われる戦いはここからだ。一方の日体大は、2勝4敗と苦しい状況となった。リードしつつも離せそうで離せない展開が続き、速攻も相手に警戒されて大事な場面でなかなか出せなかった。負けた試合はどのチームとも競り合っているだけに、あと一歩及ばない部分を修正したい。

写真上:40分近く司令塔としてゲームメイクを託された日本体育大・本間。チームを浮上させられるか、正念場は続く。
写真下:タイムアウト時など関東学院大は試合に出る5人に加えて「あいつがキャプテンだから」と村田が主将の横瀬を引っぱり入れ、毎回6人でハドルを組んだ。

関東学院大学:3勝3敗
日本体育大学:2勝4敗

※関東学院大・村田選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【慶應大が日本大を打ち破り単独首位に】
130915ryu.jpg ここまで2部唯一の5戦全勝中である2チーム、日本大慶應義塾大の対戦は、期待通りの熱戦となった。1Qは日本大が高さのメリットを存分に生かした。#25菊地(4年・F)や#24刘(2年・C)がローポストを攻め、#37安田(4年・SG)のドライブに#1坂田(4年・F)もゴール下で合わせる。慶應大はそびえ立つ日本大のインサイド陣を前にシュートがこぼれ、#4蛯名(4年・G)が3ファウルになるなど不穏な空気が流れた。21−11で入った2Qも日本大の二桁リードは変わらず、残り5分を切って慶應大はタイムアウト。するとここから流れは一転した。慶應大はボールマンへのプレッシャーを強め、スティールから#13吉川(3年・G)や#16伊藤(3年・G)が3連続で速攻。日本大は苦しい中で#14高橋(1年・SG・札幌日大)が3Pを決めるが、3点差に縮められて3Qに入り、開始2分で逆転を許した。しかし日本大は#1坂田が#14大元(2年・G)をよく抑え、攻めてはミドルシュートを決めて流れを変える。ここから怒濤の連続12得点で日本大が再度逆転し、慶應大は#16伊藤の3Pでなんとかつなぐ状況となった。それでも慶應大は執拗なディフェンスで日本大の得点ラッシュをしのぎ、甘いパスをカットして#10矢嶋(4年・F)が速攻でバスケットカウント獲得。2点差に縮めて4Qにつなげる。

130915kuroki.jpg 49−47で入った4Q、日本大は強みのインサイドにボールを集めるが、慶應大もダブルチームで#24刘をよく抑え好きにさせない。そのまま長く2点前後で競り合う展開が続いた。勝負を大きく決定づけたのは、残り3分の攻防だった。慶應大は#11権田(3年・F)がハイポストから決め、続けて#4蛯名のオフェンスリバウンドから#11権田が合わせて残り2分6点リードに。するとここで日本大を攻守の面で引っぱっていた#1坂田の足がつってしまい、交代に。追い打ちをかけるように#11権田が加点し、残り1分40秒で8点差に開いた。日本大は#22岡部(3年・C)のゴール下、#14高橋の3Pで残り52.4秒3点差まで迫るが、残り30秒、慶應大は#16伊藤からのリターンパスを受けた#11権田がレイアップを決めて5点リード。その後のファウルゲームを逃げ切り、67−73で慶應大が接戦を制した。

 高さの面で日本大に分があることは明らかだったが、慶應大の激しいディフェンスを前に大事な場面でうまく強みを生かせず、逆にハンドリングの甘さにつけ込まれて連続でターンオーバーを犯してしまった。今まで接戦ながら勝ち続けてきた5試合とは、また違う課題も見えた試合になっただろう。敗戦を収穫にして、さらなるレベルアップを図りたい。一方の慶應大は、1Qは相手のペースに飲まれたが、修正して自分たちのバスケットを貫いた。特に4Qの最後まで落ちなかった運動量が、わずかな勝敗の差を分けた。全勝対決をものにして、これで単独首位。追われる立場となる今後も、星をこぼさず首位を守れるか注目だ。

写真上:高さもテクニックも兼ね備える日本大・刘だが、まだ2年生。試合の中で波もあり、終盤は抑えられてしまった。
写真下:合わせやミドルシュートで日本大のインサイド陣をかわし、12得点の慶應義塾大・黒木。

慶應義塾大学:6勝0敗
日本大学:5勝1敗

※慶應義塾大・権田選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2013.09.15 (Sun)

【2013リーグ】第3週のPICK UP PLAYER

第3週の注目プレイヤーは
伊澤実孝選手&高橋耕陽選手!


130915_1_pici.jpg
【1部】◆#50伊澤実孝(明治大・2年・PF)
 2週目にセンターの皆川がケガをしたことにより、スタメンに昇格。3週目は明暗が分かれる試合となった明治大だが、その中でも黙々とチームに貢献し続けた。193cmのサイズながら、攻守に優れた勘の良さを見せる仕事人系のプレイヤー。淡々としたプレーぶりだが、リバウンドでのポジション取りや欲しいところで確実に決めてくれるミドルシュートなど、苦しいところを支えてくれる得難い存在だ。数字に大きく表れるタイプではないが、こうした選手の働きはチームにとっては欠かせない。

 明治大は現在5勝4敗で筑波大と並んで4位。次週には筑波大との同率対決、1敗差で後ろにつける白鴎大との対決を控え、伊澤がどのような活躍をするかも要注目だ。



130915_2_pict.jpg
【2部】◆#14高橋耕陽(日本大・1年・SG・札幌日大)
 3週目終了時点で1試合平均25点、3Pは1試合平均4本。2部リーグで得点王と3Pの両部門において序盤からトップを独走している。神奈川大戦では勝負どころでの得点でチームに流れを作った。

 1試合平均38分と出場時間が長く、オフェンスはフリーランスで自由に動かしてもらえている点もこの数字を叩きだす要因となっているが、ここぞというときの3Pや走力を活かした速攻のキレは、持っている能力が確かなものだと感じさせてくれる。180cm台のシューターが多い大学界で192cmという高さのSGは貴重。ドライブも持ち味で可能性を多く秘めており、将来的な成長にも期待がかかる。

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2013.09.15 (Sun)

【2013リーグ】9/15結果

■関東大学1部リーグ
◇専修大学 生田キャンパス

中央大学62(19-13,20-15,14-12,9-20)60大東文化大学
白鴎大学73(23-12,13-20,17-16,20-15)63専修大学
明治大学82(22-13,16-6,20-10,24-20)49早稲田大学
拓殖大学62(8-19,17-21,20-18,17-16)74筑波大学
青山学院大学53(20-17,18-17,4-19,11-7)60東海大学

東海大学   9勝0敗
青山学院大学 8勝1敗
拓殖大学   6勝3敗
明治大学   5勝4敗
筑波大学   5勝4敗
白鴎大学   4勝5敗
大東文化大学 3勝6敗
中央大学   2勝7敗
専修大学   2勝7敗
早稲田大学  1勝8敗

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■関東大学2部リーグ
◇駒澤大学 玉川キャンパス

駒澤大学72(20-22,11-25,20-21,21-29)97江戸川大学
関東学院大学84(23-23,18-23,19-20,24-13)79日本体育大学
国士舘大学96(20-20,28-17,21-12,27-20)69東洋大学
慶應義塾大学73(11-21,20-13,16-15,26-18)67日本大学
神奈川大学76(21-19,16-22,14-28,25-24)93法政大学

慶應義塾大学 6勝0敗
日本大学   5勝1敗
法政大学   4勝2敗
国士舘大学  4勝2敗
神奈川大学  3勝3敗
関東学院大学 3勝3敗
日本体育大学 2勝4敗
東洋大学   2勝4敗
江戸川大学  1勝5敗
駒澤大学   0勝6敗

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■関東大学3部リーグ1次ステージ
◇立教大学 新座キャンパス

東京経済大学72(12-18,17-23,19-23,24-26)90埼玉工業大学
國學院大學88(22-25,15-15,32-15,19-29)84明星大学
玉川大学77(18-13,21-19,24-14,14-15)61成城大学
東京成徳大学63(9-17,20-13,16-13,18-10)53東京学芸大学
順天堂大学106(27-27,31-26,25-20,23-22)95山梨学院大学
立教大学103(32-16,28-29,26-13,17-12)70東京農業大学

順天堂大学  6勝0敗
立教大学   6勝0敗
東京成徳大学 6勝0敗
東京経済大学 4勝2敗
玉川大学   4勝2敗
國學院大学  4勝2敗
山梨学院大学 2勝4敗
東京農業大学 2勝4敗
東京学芸大学 1勝5敗
埼玉工業大学 1勝5敗
成城大学   0勝6敗
明星大学   0勝6敗

 

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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