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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2013.05.24 (Fri)

【SPECIAL】BOJラインvol.16〜宇都直輝選手〜

リレー形式インタビュー「BOJライン」
vol.16~専修大学・宇都直輝選手~


130525uto11.jpg 選手の指名でリレー形式にインタビューをつなぐ「BOJライン」。第15回の筑波大・星野拓海選手からバトンを渡され、今シーズンのトップバッターとなるのは専修大・宇都直輝選手です。

 大学1年時から平均27.9得点という脅威の数字を叩き出し、3年連続で1部リーグの得点王の座をほしいままにしてきた大学界屈指のスコアラー。分かっていても止められない鋭い1on1と抜群の走力は、常に見る者を惹きつけてきました。最終学年となる今年はポイントガードの役目も担い、仲間をまとめるリーダーシップや敵を引きつけてさばくアシストなどでもさらなる輝きを放っています。チームを勝利に導くエースとして、今シーズン絶対に見逃せない逸材です。

 プレーからも伝わってくる負けん気の強さや、ひるむことのない強気なキャラクターが魅力の宇都選手。今回はそのバッググラウンドについてもじっくり伺っていますが、バスケットをする姿以外に新たな一面が見えてきた興味深いインタビューとなりました。宇都選手のバスケットには、彼のバスケットに対する考え方や幼い頃の経験がすべてつながっているようです。BOJライン、第16回もどうぞお楽しみ下さい。

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2013.05.23 (Thu)

【その他の試合】5/19李相佰盃レポート(GAME3)

最後まで続いた競り合いを制し日本選抜が最終戦で初勝利
1勝2敗で今年の李相佰盃の全日程を終える


130519HAREYAMA.jpg 初めて福岡開催となった李相百盃も3日目を迎え、最終日となった。いいところは見せるもののあと一歩及ばない日本選抜は既に2戦2敗。既に韓国選抜に優勝を決められている。試合前に長谷川コーチ「結果を出さないと成長しているとは言えない。結果を出そうと話した」という言葉に活力を得た日本選抜は、3試合で初めてスタートダッシュに成功。中盤はビハインドが続いたが4Qに再逆転を果たして逃げ切り、欲しかった1勝をようやく手にした。

 優勝を決めている韓国選抜は、この日#6許雄(延世大2年・G)以外は前2試合とはメンバーを入れ替えて試合に臨んだ。これに対し、3試合目も不動のスターターの日本選抜がまずはペースを掴む。#7藤井(拓殖大4年・G)のフリースローで先制し、#11野本(青山学院大3年・F)の速攻が出るなどして、開始4分で11—6とした。タイムアウトを挟んで韓国選抜は#6許雄の速攻や#14姜相才(高麗大1年・C)のレイアップで追いつく。日本選抜は#11野本が早々に2ファウルとなって一旦ベンチに下がるが、#15鵤のジャンパー、#10晴山(東海大3年・F)のゴール下ですぐに離す。韓国選抜は#10金志厚(高麗大3年・F)の3Pや#6許雄の3点プレーで再び追いつくものの、日本選抜はエースというべき活躍を見せている#6宇都(専修大4年・G)のシュートが決まって2点リードを得て1Qを終える。

 2Qに入ると韓国選抜はゾーンディフェンスに切り替える。すると日本選抜は得点がストップ。ディフェンスでもフリーになった韓国選抜#8裵秀龍(慶熙大3年・F)や#9文星坤(高麗大2年・F)に3Pを決められ、リードから一転追いかける展開に。10点差をつけられたところでコートに戻った#11野本のバスケットカウントが出て攻撃の流れを取り戻すが、韓国選抜も余裕を持ってリードを維持。前半のスコアは36—45となり、再び韓国選抜の一方的な試合になるかとも思われた。

130519KOREA.jpg だが、どうしても勝利したい日本選抜は3Q序盤から猛追。相手がゾーンを続ける中#11野本が奮闘してペイント内で得点を重ねていき、#10晴山も果敢にレイアップを決めて肉薄。韓国選抜はシュート1本差こそ維持し続けるが、スタートに抜擢された#15林承必(東國大4年・C)が5つ目を吹かれて退場。この機に乗じて日本選抜は#11野本がこの試合2回目のバスケットカウントを獲得。出血があって一時ベンチに下がるが、代わってワンスローを任された#9藤高(関西大4年・F)が落ち着いて決めて同点とする。韓国選抜はすかさず#7李互鉉(中央大3年・G)の3Pで再度リードするも、日本選抜も返していき61—64と僅かな韓国選抜リードとなって試合は最後10分を迎える。

 4Q、日本選抜はまず#10晴山のゴール下で1点差に。だが直後、韓国選抜#11全星鉉(中央大4年・F)に3Pを許し、#8裵秀龍のフリースロー1本が決まり苦しい5点差。しかし、ここからディフェンスで踏ん張りを見せて2分間得点を許さず、その間に#6宇都、#11野本のレイアップ、#10晴山がミドルシュートを決めて再逆転に成功。そして続けて#13坂東(筑波大3年・G)の3Pで大きな4点のリードを得る。韓国選抜も粘り、厳しいディフェンスから24秒オーバーを誘うなど再度日本の得点を止めじわじわ迫り、#8裵秀龍のダンクで74—74と残り3分42秒で追いつく執念を見せる。

 どちらに転ぶか分からない展開から、最後に勝利の女神が微笑んだのは日本選抜だった。#11野本の奮闘でシュートファウルを誘い、これで得たフリースローを高確率で沈めていく。韓国選抜は#4李在度(漢陽大4年・G)のミドルシュートで1点差に迫るも、フィールドゴールはこれが最後となった。#10晴山がバンクショットで再び離し、残り時間僅かで得たフリースローも確実に揃えて韓国選抜に引導を渡した。最終スコアは81—77で、日本選抜が韓国選抜にようやく一矢報いた。

130519FUJII2.jpg この試合、チームリバウンドは、韓国選抜33本に対して日本選抜は40本。今大会の3試合を通じ、初めてこの点で優勢に立った部分が勝利に繋がったといえる。藤井や宇都といったガード陣がコントロール面で成熟した部分を見せ、晴山や野本といったインサイドプレイヤーは外に出ずにペイント内での仕事に専念していたバランスの良さも、韓国選抜を破ることのできた一因だ。

 もっとも今回のチームは、7月のユニバーシアードが目標大会。「ユニバでは更に上のレベルが相手で、このままではダメだと思う」野本が話すように、更なるレベルアップは必須課題だ。長谷川コーチは07年もユニバ代表を率いており、この時はベスト4入りを果たしたが、当時は竹内公輔・譲次といった「ゴールデン世代」の面々がメンバーに名を連ねていた。また今回のユニバは同じ時期に台湾でウィリアム・ジョーンズカップも開催されるため、李相佰盃同様に学生でのベストメンバーが組めない可能性は高い。長谷川コーチ「準備期間も少ないので今いる学生中心のチームになると思う。ユニバはユニバで、選手が経験を積む点も重要」話しており、結果も重要だがこの学生代表の選手たちは更に数年先を見据えた強化の途中でもあるのだ。福岡の観衆を沸かせた彼らがどの程度世界の舞台で活躍するのか。ユニバでの戦いを通し、各選手の未来へも期待を寄せていくだけだ。

写真上:ディフェンスの隙間をついてレイアップを狙う晴山(東海大)。3日間通じて好調を示した。
写真中:試合前の選手紹介で一人ずつコートに入っていく韓国チームの面々は既に今大会の優勝を決め、リラックスした表情。日本にはまだまだ見習うべきポイントが多い。体の強さやシュートのうまさ、そして勝負強さはさすがだった。
写真下:タイムアップのブザーが鳴り、藤井(拓殖大)は軽くガッツポーズを見せた。

※日本選抜・藤井選手、野本選手のインタビュー、その他の写真は「続きを読む」へ。

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2013.05.18 (Sat)

【その他の試合】5/18李相佰盃レポート(GAME2)

日本選抜が競り合いに持ち込むが
最終盤に抜け出した韓国選抜が勝利し優勝を決める


130518IKARUGA.jpg 李相佰盃は2戦目を迎えた。2勝した方が優勝となるこの大会、初戦で敗戦を喫し負けられない状況の日本選抜は、韓国選抜とクロスゲームを演じる。しかし、終盤の勝負どころで韓国選抜が本領を発揮。シュート率を上げ、ブレイクでの得点を重ねていき、21点差で快勝。韓国選抜は前日に続いての2連勝で、今年の李相佰盃の優勝を確定。2007年から続く連覇を「7」に伸ばした。

 初戦は序盤で躓いた日本選抜はこの日、#14ベンドラメ(東海大2年・G)が腰を痛めて欠場。9人で戦うことになったが、立ち上がりは集中して試合に入った。#11野本(青山学院大3年・F)が内外で得点していき、前日無得点に終わった#7藤井(拓殖大4年・G)や#15鵤(青山学院大2年・G)も早々にミドルシュートを沈め、堅さは見られない。韓国選抜は#13李垈憲(東國大2年・C)のインサイドや、#9文星坤(高麗大2年・F)のバスケットカウントが出てリードはするが、アウトサイドの確率が悪く突き放せない。日本選抜は「勝ちの方向に気持ちを出して戦っていきたい」と前日に語っていた#6宇都(専修大4年・G)も宣言通りに奮起して得点し、1Qは1点ビハインドとほぼイーブン。2Q序盤には韓国選抜の連続3Pを浴びて離されかけるが、#6宇都の得点に続き交代出場の#9藤高(関西大4年・F)がバスケットカウントをダンクで決めて観衆をどよめかせる。また前日同様ドライブを仕掛けてファウルを誘い、相手にチームファウルをかさませてフリースローを得ていく。また、確率は今ひとつながらオフェンスリバウンドを抑えるなどして、セカンドチャンスの回数を増やした。韓国選抜は依然リードはするものの、得点源の#12鄭效根(漢陽大2年・F)がファウルトラブルでベンチへ下がり点差を拡大できず。前半は37—33で韓国選抜リードながら、日本選抜にとっては充分後半に期待できる内容となった。

130518KOREA.jpg 迎えた3Q、日本選抜は#15鵤の3Pで1点差。互いに単発気味なオフェンスとなり、膠着状況が続くが#6宇都のレイアップで遂に日本選抜が同点に。韓国選抜はすかさず#9文星坤(高麗大2年・F)で返すが、#11野本のゴール下、それに#13坂東(筑波大3年・G)の3Pが続いて決まり逆転。日本選抜がこの試合初めてリードを奪い、流れを掴んだかに見えた。しかし、これで韓国選抜のオフェンスにスイッチが入った。#8裵秀龍(慶熙大3年・F)がシュートのこぼれ球をねじ込んですぐに同点に戻し、#9文星坤の3Pで再逆転。#14姜相才(高麗大1年・C)も得点を重ねて引き離しにかかる。苦しくなった日本選抜は#6宇都が果敢にバスケットへアタック。ファウルを誘い、時にはバスケットカウントを獲得するが、フリースロー率が上がらずもどかしい表情を見せる。6点のリードを得て4Qを迎えた韓国選抜は、ここから更にオフェンスが加速。#9文星坤のアウトサイドで引き離しにかかる。2桁の点差をつけられた日本選抜は#13坂東の連続3Pで詰め寄るが、韓国選抜も#8裵秀龍、#11全星鉉(中央大4年・F)が3Pを立て続けに決めて元のリードへ戻す。ここから苦しくなった日本のオフェンスを潰して速攻を連発。鮮やかなパッシングから小気味よく外のシュートを決めていき勝負を決めた。結局最終的には88—67とした韓国選抜が前日に続いて2連勝し、今年の大会も制した。

 前半は内容面ではほぼ互角の戦いを演じた日本選抜。前日頻発したターンオーバーを抑え、リバウンド面も修正をした。だが韓国選抜が勝負どころで強さを発揮し、一気に突き放された。長谷川コーチ(青山学院大監督)は試合途中の判定に不満を見せた一方、韓国選抜相手には「しんどい時間に頑張れなかった。韓国の試合巧者ぶりにやられた」と舌を巻いた。試合はもう1試合残っている。「勝って終わりたい。昨日も今日も10分程度集中できていない時間帯があった。一試合通してフルに集中して頑張りたい」(長谷川コーチ)という言葉を実現させ、福岡の観衆を喜ばせたいところだ。

写真上:初戦は固さの見えた鵤だが、この日は鋭いドライブやアウトサイドのシュートで存在感を見せた。
写真下:決定的な3Pを沈めて笑顔を見せる韓国選抜・全星鉉を、チームメイトの裵秀龍がたたえる。

※日本選抜・藤高選手(関西大)、坂東選手のインタビュー、その他の写真は「続きを読む」へ。

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2013.05.17 (Fri)

【その他の試合】5/17李相佰盃レポート(GAME1)

毎年日本と韓国で交互に開催される学生代表戦
“李相佰盃”が福岡で開幕


130517NOMOTO.jpg トーナメント閉幕から一週間を待たずして、日本と韓国の学生代表が戦う「李相佰盃日韓バスケットボール競技大会」が今年は日本開催で開幕した。36回目となる今年の大会は、初の福岡開催。バスケットの盛んな九州最大の都市、なおかつ日本における「アジアの玄関口」とも評される場所でもあり、初日であるこの日は平日ながら、会場となった福岡市民体育館には地元のバスケットファンや関係者、加えて韓国からも観衆が駆けつけた。

 日本選抜チームを指揮するのは長谷川健志ヘッドコーチ(青山学院大監督)。7月にカザン(ロシア)で開催されるユニバーシアードの日本代表ヘッドコーチも務めることとなっており、この李相佰盃に臨むメンバーは、そのユニバ代表チームを構成する予定の面々で占められた。ただし、今年の大学界を代表するスコアラー・田中(東海大)、大学界きってのビッグマン・橋本(東海大)が、それぞれ今大会と同時に韓国で開催されている東アジア選手権のA代表チームに召集されているため不在。加えて永吉(青山学院大)も東アジア選手権に追加召集され、ユニバ代表チームで主将を担う張本(青山学院大)は先日のトーナメント決勝で負傷したため、帯同せず。このため当初12名が召集されていた日本選抜は中心選手を欠いて10名のみのメンバー構成となってしまい、格上の韓国選抜相手に当初から苦戦が予想されていた。

 初戦は93―85で、韓国に軍配。日本は立ち上がりにシュートミスやターンオーバーが頻発して出遅れ、何度か点差を詰めるもその都度韓国に跳ね返された。

写真:経験豊富なインサイド陣が不在となり、野本(青山学院大)はその真価が問われる。

※詳しいゲームレポートと日本選抜・宇都選手(専修大)、晴山選手(東海大)のインタビュー、その他の写真は「続きを読む」へ。

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2013.05.12 (Sun)

【2013トーナメント】5/12 青山学院大VS東海大(決勝)

青山学院大がゾーンで相手の力を削ぎ
ロースコアの勝負を制して4連覇達成


130519kobayashi.jpg 青山学院大東海大。現在大学界を代表する2校が今年も決勝に勝ち上がった。ともに日本代表を抱え、今大会は途中の戦いでは危ういところを見せた勝ちあがり方から考えれば、どちらに勝利の天秤が傾いてもおかしくなかった。青山学院大が勝てば4連覇、東海大が勝てばトーナメント初戴冠となる。代々木第二をほぼ満員にした注目の対戦は、互いに60点を下回る非常にロースコアな戦いとなった。

 青山学院大はターンオーバー、東海大は外角が入らなかった立ち上がり、先制したのは青山学院大#25永吉(4年・C)のフック。青山学院大は#0船生(2年・F)がベースライン際のドライブから得点するも、その後ターンオーバーが続く展開となる。東海大は#21橋本(2年・C)の3Pで最初の得点を取ると、#10バランスキー(3年・PF)、#51須田(4年・SG)、#0ベンドラメ(2年・G)と続き、#10バランスキーの3Pが出て青山学院大を開始5分で4-12と引き離す。互いにディフェンスが固く簡単に中で攻め込めないため、中長距離のシュートが多くなるが、青山学院大は1Qで外の当たりが来ずそのリバウンドも取れずに苦労した。残り3分で交代した#7野本(3年・CF)の3Pがようやく1本決まるが、1Qは12-19と東海大が先行する。

 巻き返したい青山学院大は2Qに3-2のゾーンを展開。中央に#8張本(4年・SF)を据え、2m級3人で構成するこのゾーンは攻略が難しい。東海大はボールが回らず、外を打っても次々にリングに弾かれた。しかし青山学院大もオフェンスでは東海大のディフェンスの前にタフショットが続く。東海大は開始から約3分、青山学院大は約4分間ノーゴール。東海大は#8藤永(3年・G)を投入して打開を図るが、好転せず。しかし#24田中(4年・SF)の5点がこのQの総得点であった東海大に対し、青山学院大は#25永吉、#8張本(4年・SF)の3Pで持ち直し、最後に交代でコートに入っていた#3小林(4年・G)のレイアップで24-24と青山学院大が同点にして前半を終えた。

 3Qに入っても東海大の外が入らない。青山学院大は#8張本の3P、#25永吉のオフェンスリバウンド、#3小林も3Pを決めると、#32畠山(4年・G)の速攻も出て、4年生がゲームをリード。そこに#7野本もフリースローを獲得するなどして貢献し、点差を開く。東海大はゾーン攻略ができずこのQ8点に終わり、43-32と10点のビハインドを背負うことになった。

 東海大のエンジンがかかったのはようやく4Qになってから。#21橋本から#24田中へのパスが通り、続いてこの日唯一となった#24田中の3Pが開始2分でやっと決まった。さらに#10バランスキーが青山学院大のリスタートのスローインをカットして得点し、点差を詰める。続いて#51須田が2本目の3Pを決め、3点差にまで戻した。青山学院大は#7野本のシュートと3P、東海大は#0ベンドラメの3Pがそれぞれ決まり互いに入れ合う状態に。しかし残り3分を切って試合を左右しかねない事態が起こる。リバウンド争いに飛んだ選手の中で青山学院大の#8張本だけが落下したあと足を痛めて起き上がれず、ベンチへ下がる緊急事態に。この好機を生かし、東海大は#24田中のシュートで再び3点差。しかし青山学院大も交代した#13鵤(2年・PG)のシュートでその流れを断ち切った。緊張感が続く攻防の中、青山学院大は#8張本をコートに戻す。張本自らが「大丈夫」と監督に申し出た上での出場だった。動かない足でもその存在が大きかったことは言うまでもない。チームメイトもこれに奮起、#32畠山のルーズボール、#7野本のブロックにと東海大の勢いを削ぎ、最後はファウルゲームを凌いで58-55。青山学院大がストレスの溜まる展開を我慢しきって春の王者となった。

 青山学院大にとっては4年生の存在の大きさを印象づける試合だった。長谷川監督「勝負どころで4年生が意地を見せて泥臭いところを仕事してくれた」と言い、「良いプレーではないけれど、やっぱりバスケットってボールの支配で、そこから点数に繋げることだから。そういうバスケットボールの見えない端っこのところをやってくれたことが勝利に繋がった」と、自分たちのやりたいバスケットでなかったとしても、4年生の負けず嫌いとリーダーシップが勝ちにつながったことを褒めた。4人の4年生はそれぞれ自分の仕事を果たした。張本のオフェンスの勢い、永吉のリバウンド、畠山のアグレッシブさはもちろん、ベンチスタートの小林の老獪なディフェンスも見事だった。張本については一度はベンチに下がりながら、勝負どころにコートに戻った姿も責任とプライドが伝わってくる出来事だった。試合終了直前、一足先にベンチに下がった張本には温かい拍手が送られたが、MVP受賞は納得の結果だろう。

130519suda.jpg 東海大は悪い時間帯を脱するのにあまりに時間がかかった。1Qはマンツーマンで青学大のディフェンスを破り、リバウンドでも勝る部分を見せていたが、2Q以降はゾーンに対し外から打つだけになってしまった。「ゾーンでどうしても上で回してボールが下に行かなかった。もっとシンプルにやれば良かった。青学の最初の1枚が天傑さん(#8張本)でデカいので、そこで中に入れなくて。ハイポストにつなげればケビンやザック、晃輔(#21橋本)で得点できたのに」#8藤永#51須田「ゾーンで足が止まった。もっと冷静に対応していれば…」と悔やむ。田中がここまで入らないことも想定外と言えるかもしれないが、周囲のメンバーも確率を上げられなかった。起爆剤となるきっかけを掴めず、ずるずると行ってしまった試合となってしまった。

 結果は出たが、この両チームが今年も大学界を牽引するのは間違いない。そこに他のチームがどう食い込むか。成長を続けるチームや新しく加わった顔ぶれがここから大学界を彩っていく。フルメンバーでの勝負は秋のリーグ戦になるが、ここをスタートラインとしてそれぞれがどう進化を遂げているか、秋シーズンを待ちたい。

写真上:2Q終了間際にレイアップを決める小林。要所でしっかり存在感を見せた。
写真下:オフェンス面では大会を通じて安定した力を見せた東海大・須田。春は好調で陸川監督も納得してのスタメン昇格だった。4年生としてやはり今後の活躍が問われる。

※青山学院大・畠山選手、張本選手、永吉選手、野本選手、東海大・田中選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2013.05.12 (Sun)

【2013トーナメント】5/12 拓殖大VS筑波大(3位決定戦)

バンバの連続シュートで抜け出した拓殖大に軍配
2Qに手痛い失速で筑波大は4位フィニッシュ


130512OGAKI.jpg 3位決定戦に進んだのは、拓殖大筑波大。決勝戦同様、昨年と同様の組み合わせとなった。立ち上がりは拓殖大が優勢。#23バンバ(1年・C・延岡学園)がローポストで得点を量産し、#14大垣(3年・SF)がフリースローを2投揃えて先行する。だが、#23バンバのトラベリングを誘って筑波大が流れを掴む。#92村越(2年・PF)がインサイドで奮闘して追撃し、#14坂東(3年・SG)が連続3Pを沈めて一気に逆転に成功した。ややリズムが悪化した拓殖大だが、#40藤井(4年・G)が3Pを決めて大きくは離されず、1Qはビハインドを3点に留めた。すると2Q、シュートの決め合いの展開の中で#23バンバが一本タフショットを決めると、ここから拓殖大はバンバのショータイムに。アリウープダンクを2本続け、3Pや3点プレーでシュートを7連続で沈めてこのQだけで個人で16得点を荒稼ぎ。筑波大はリバウンドからの速攻も出せず、オフェンスが単発となって停滞。47―33と拓殖大が大量リードで試合を折り返した。

 3Q、筑波大は#32武藤(4年・C)が奮闘を見せた。積極的にインサイドで得点を量産していき、これに呼応するかのようにこの日好調の#92村越も果敢にバスケットへアタックしていく。だが、点差に余裕のある拓殖大はフルコートでのプレスやゾーンを敢行する筑波大ディフェンスをかいくぐり、#23バンバや#40藤井はもちろん、#14大垣も高確率でシュートを射抜き、安全圏の点差を維持。4Qには筑波大のアウトサイドにようやく当たりが続いて点差がやや縮まるものの、その都度#40藤井、#14大垣の得点で押し戻した。結局91―79で拓殖大が勝利を収めた。

130512MURAKOSHI.jpg 前日の準決勝では青学大に押し切られる形となった拓殖大だったが、この日はしっかり切り替えての快勝。昨年よりも一つ順位を上げて3位となった。既に絶対的な存在となっているルーキー、バンバはもちろんのこと、この日は大垣が19得点、藤井も14得点と取るべき選手がしっかり仕事を果たした。東海大と青学大が覇権を争う大学界で、この二強の間に割って入れるか。注目が集まる。

 筑波大は昨年の春より順位を落として4位フィニッシュとなった。1Qはリードし、2Qに差をつけられても集中して締まった試合には持ち込んだ。しかし、前日の東海大戦同様、一気に点差を離される時間帯があり、修正を図るべき大きなポイントである。吉田監督「時間帯によって点は取れているように見えても、それはたまたま上手くいったオフェンス。笹山を発信者とした本来のアップテンポなオフェンスはできていない」と内容面での課題も口にする。得点源は武藤、池田、坂東といった面々だが、司令塔の笹山を封じられ、またフィニッシャー陣がスコアを伸ばせないと苦しい展開を強いられることが多い。現在はまだポイントでの出場に留まっている#16小松(2年・SG)や#81小原(1年・C・横浜)、#2満田(1年・F・北陸)らが6月の新人戦で経験を積むことで、チームの厚みを増していけるかだ。

写真上:軽快なムービングから小気味良くシュートを決めていった大垣。バンバ以外での攻撃オプションがあるのも、拓殖大の強み。
写真下:この日18得点の村越。砂川や梅津というサイズのある選手が抜けた筑波大にあって、彼の成長度もチームの浮沈を左右する。

※拓殖大・藤井選手、筑波大・坂東選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2013.05.12 (Sun)

【2013トーナメント】5/12 明治大VS早稲田大(5位決定戦)

早稲田大のファウルトラブルをきっかけに明治大が抜け出し
5位でトーナメントを終了。春としてはまずまずの結果に


130519minagawa.jpg 5位決定戦の顔合わせは明治大早稲田大の対戦になった。1Q、ここまで立ち上がりで出遅れる試合が目立った早稲田大だが、14-15と明治大をわずかに1点上回った。今大会で満足な活躍ができていない#21河上(4年・F)がこのQ7得点したのを始め、#38宮脇(1年・C・洛南)もディフェンスでは明治大の#51皆川(3年・C)を抑えつつ、攻撃にも貢献。一方の明治大は立ち上がりでターンオーバーが頻発、アウトサイドに当たりが来ないが、#51皆川のゴール下で得点していった。2Qに入っても点数は拮抗していた。しばらくは明治大のアウトサイドが落ち続けるが、早稲田大のファウルトラブルをきっかけに流れは明治大に。早稲田大は約2分間の間に6つのファウルで自滅してしまい、じわじわ早稲田大を引き離した明治大は、チームに勢いを与える#2目(4年・F)の3Pが決まって主導権を握る。結局このQで19-7とした明治大が11点のリードを得て33-22で前半を終えた。

 3Qも明治大が掌握した。#2目、#16安藤(3年・G)、#22西川(4年・PF)といったスコアラーが得点。一方の早稲田大は#34池田(2年・G)や#38宮脇、#8玉井(4年・G)が攻撃の中心。交代した#11河合(1年・G・洛南)がスティールを見せるなどいい場面もあるが、得点を詰めることができない。明治大は#2目が終盤に2本の3Pを決め、最後は#16安藤が1on1から得点して51-37と早稲田大をさらに引き離した。

 このまま逃げ切りたい明治大だが、4Qは早稲田大も粘った。#34池田の3P、#16山本(2年・F)のバスケットカウント、3Pが出て、#11河合がターンオーバーしかけたボールをさらに取り返し、#34池田の3Pにつなげると開始5分で6点差に。明治大もここで切らさず、#22西川のミドルシュートや#12中東(3年・SG)のバンクショット、#16安藤から#89土井(3年・C)への鮮やかなパスが渡って得点が続く。早稲田大は#8玉井のミドル、3Pが連続で決まって5点差とするが、ここでインサイドで重要な働きをしていた#38宮脇がファウルアウト。明治大は24秒オーバーでオフェンスを一度フイにするも、#12中東のオフェンスリバウンド、#16安藤のドライブなどで得点。早稲田大は#21河上、#34池田が返したものの、追いつくまでには至らず68-60で試合終了。昨年ベスト16で終わった明治大が5位入賞を果たした。

130519ikedakeijiro.jpg 明治大は準々決勝で青山学院大相手に先行リードする展開を見せ、それ以外の戦いでもここまで磨いてきたディフェンスで相手を苦しめる場面を何度も見せた。西川が安定した活躍でチームを支え、清水もベンチスタートで良い働きを見せた。目や安藤、中東のオフェンス力が噛み合えばまだ上昇していける。主将の森山がケガでDNPだったが、秋の復活を待ちたい。

 早稲田大は今大会ほぼ下級生主体で戦った。主将の河上は大会直前に崩した体調が戻らず、この試合でも出場は23分にとどまった。その代わりにチームを鼓舞したのが果敢にシュートを打ち続けた玉井だ。また、2年目にして堂々と司令塔を務める池田の働きも大きかった。早稲田大にはこの後早慶戦も残されている。2年生の山本が成長を見せ、宮脇、河合といった1年生らは持ち前の能力で己に課された仕事を果たした。早慶戦の舞台でもその力を発揮できるかどうかが見どころになるだろう。

写真上:シュートに行く明治大・皆川とそれを抑えにいく早稲田大・宮脇。皆川はこの大会の後、李相伯盃に参加した。
写真下:司令塔でもある池田は20得点でチームのリーディングスコアラーとしても活躍。

※明治大・安藤選手、早稲田大・河上選手、河合選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2013.05.12 (Sun)

【2013トーナメント】5/12 専修大VS白鴎大(7位決定戦)

4Qに劇的逆転!白鴎大が20点差を跳ね返して7位に
専修大は良さを見せるも最終盤の停滞が響く


120512JANI.jpg 金曜日の準々決勝、土曜日の順位決定戦と、いずれも敗れた専修大白鴎大による7位決定戦。モチベーションの維持が難しいとされる順位決定戦は、3Qまでは完全に専修大ペースで進んだ。2m留学生#36パプロブヒナス(4年・C)擁する白鴎大相手にもリバウンドで優位に立ち、#11宇都(4年・G)を中心に#14藤岡(4年・F)や#6渡辺(1年・F・福岡第一)も得点を重ね、2Q後半には20点差をつける。白鴎大は必死のディフェンスで宇都を止めにいき専修大の勢いを削ぐが、その代わり自分たちのシュートも入らず相手の尻尾を捕まえられない。3Q終了時点で、点差はまだ14。互いにディフェンスを固めるロースコアの展開では、これで勝負あったかに見えた。

 しかし、4Qからゲームが大きく動く。#81中村(3年・CF)のジャンプシュートに続き、この日当たりのこなかった白鴎大#5柳川(4年・F)の3Pが炸裂し、まずは一桁点差とする。専修大は交代出場した白鴎大#23ジャニ(1年・C・八王子)がそびえるインサイドに進入できず、ターンオーバーも頻発して6分間で僅か2得点と完全にオフェンスが止まる。どうにかディフェンスを固めてタフショットを打たせるが、その中でも白鴎大は#1大釜(3年・G)の3Pで迫り、長すぎたかに見えた#5柳川の3Pも、バンクで決まり盛り上がる。なおも我慢のディフェンスでしのごうとするも、#1大釜のタフショットにこの日無得点だった#15白濱(4年・F)が速攻で続いて得点し、残り4分で53―52と、とうとう白鴎大が逆転に成功した。ここからの攻防は一進一退に。専修大が#0大澤(4年・G)のシュートで久々に得点すれば、白鴎大#23ジャニが速攻でダンクを見舞う。ここから#11宇都がフリースローを1投決め、55―55。互いにチームファウルが4つを超え、一つの笛が勝負を分けうる展開の中、専修大#6渡辺が痛恨のファウル。フリースローを得た#15白濱が1投決めて白鴎大が1点勝ち越し。しかし専修大も#11宇都が仕掛けてファウルを貰い、こちらも1投のみ決めて再び同点。そして残り8.1秒、専修大は#24田代(2年・F)が痛恨の笛を吹かれる。両チームともフリースローの確率が上がらない中、#5柳川は2投揃えて白鴎大が2点を勝ち越す。専修大は最後のオフェンスを#11宇都に託すがタフショットはリングに弾かれ、#47藤田(3年・C)が狙ったタップも決まらずここでブザー。白鴎大が58―56で、劇的な逆転勝利を果たした。

130512FUJIOKA.jpg 白鴎大は20点ものビハインドを抱えたが、ジャニのインサイドで専修大・宇都のアタックを封印。最終盤にエース柳川が爆発力を示して劇的な逆転勝ちを決めた。今年の秋は初の1部リーグを戦うが、この大会では1部所属のチームと4試合を戦い2勝2敗とまずまずの結果。準々決勝では大学チャンピオンの東海大相手にも善戦した。齋藤監督も手応えを感じた様子。故障によりほとんどコートに立つことがなかった主将の#10田中(4年・G)が戦列に戻り、ポイントで良い働きを見せた#28川邉(1年・F・高岡工芸)がオフェンス力を発揮すれば、1部リーグで台風の目となる可能性を十分に持っている。

 勝てる試合を逸してしまった専修大。しかし今大会はエース宇都の存在感が際立った。チームメイトを励まし、ミスに叱責もすれば次にはフォローもする。コートに倒れた選手は進んで助け起こし、プレーについては自らも指示・確認を怠らないなど、プレーとコミュニケーション両面で抜群のリーダーシップを発揮。この最終戦でも高い集中力を見せて、3Qまでは白鴎大に付け入る隙を与えなかった。課題は3年連続リーグ得点王の宇都が抑えられた時に、いかに他のメンバーが得点を決めていくかである。4Qにまさかの逆転を許したのは、宇都がうまく中に入れず、他の選手も得点を決められなかった点に尽きる。「自分のせいで負けたと書いてください」と、潔く一言だけ残した宇都だが、激しいマークにあいながらもひるまず立ち向かい続けた闘争心は、これまで以上に光った。それを助けられるように周囲の選手がどう働くかが秋に向けての最大の課題である。

写真上:速攻から豪快なダンクを沈める白鴎大・ジャニ。まだまだ荒削りな部分はあるが、リーグ戦では十分期待できる。
写真下:13得点を挙げた藤岡。コンスタントにスコアを量産する宇都に加え、彼と田代(#24)が安定して得点できれば、専修大は秋以降の上位進出も狙える存在だ。

※白鴎大・大釜選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2013.05.12 (Sun)

【2013トーナメント】最終結果

優勝 青山学院大学(4年連続8回目)
準優勝 東海大学
第3位 拓殖大学
第4位 筑波大学
第5位 明治大学
第6位 早稲田大学
第7位 白鴎大学
第8位 専修大学
第9位 神奈川大学
第10位 慶應義塾大学
第11位 国士舘大学
第12位 関東学院大学
第13位 中央大学
第14位 大東文化大学
第15位 法政大学
第16位 日本大学

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【個人賞】
■最優秀選手賞(MVP)張本天傑(青山学院大学)
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■敢闘賞 田中大貴(東海大学)
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■優秀選手賞 永吉佑也(青山学院大学)
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■優秀選手賞 畠山俊樹(青山学院大学)
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■優秀選手賞 バランスキー ザック(東海大学)
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■優秀選手賞 ジョフ・チェイカ・アハマド バンバ(拓殖大学)
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■優秀選手賞 坂東 拓(筑波大学)
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■得点王 ジョフ・チェイカ・アハマド バンバ(拓殖大学)155点
■リバウンド王 ジョフ・チェイカ・アハマド バンバ(拓殖大学)OF14本/DF49本/TO63本
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■3ポイント王 目 健人(明治大学)11本
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■アシスト王 笹山貴哉(筑波大学)24本
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2013.05.12 (Sun)

【2013トーナメント】5/12結果

■国立代々木競技場第二体育館

専修大学56(20-8,16-16,14-14,6-20)58白鴎大学(7位決定戦)
明治大学68(14-15,19-7,18-15,17-23)60早稲田大学(5位決定戦)
拓殖大学91(19-22,28-11,18-20,26-26)79筑波大学(3位決定戦)
青山学院大学58(12-19,12-5,19-8,15-23)55東海大学(決勝)


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2013.05.11 (Sat)

【2013トーナメント】5/11レポート

決勝は昨年と同じ顔合わせ
4連覇のかかる青山学院大VS初制覇を狙う東海大!


 春のトーナメントも大詰め、準決勝は実力を発揮した青山学院大と東海大が勝利し、決勝へと進んだ。ともに日本代表を抱え、学生界をリードする2強だ。昨年は競り合いの中から青山学院大が抜けだしたが、今年はどうなるか。学生チャンピオンの東海大が初めてのトーナメントのタイトルを手にするのか、それとも青山学院大が王者の地位を守って4連覇を達成するか、ライバル校による決勝に注目が集まる。

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【リバウンド優位の明治大が専修大を寄せ付けず】
130511uto.jpg 代々木での5~8位決定戦、最初に登場したのは専修大明治大。試合は序盤から明治大がペースを掌握。#16安藤(3年・PG)が前日の準々決勝・青学大戦同様に積極的な1on1で得点を重ね、#22西川(4年・SF)の豪快なワンハンドダンクや#10清水(4年・G)のジャンパーが続き早々に10点をリードする。専修大は絶対的エースの#11宇都(4年・G)が積極性を見せて奮闘するが、他の選手の得点が伸びない。明治大は途中からディフェンスをゾーンにして宇都のドライブを封じる。その中でも宇都はタフショットを決めていくが、他の選手の得点が伸び悩み明治大を捕まえられない。前半はリバウンドで優勢の明治大がセカンドチャンスを活かすなどの良さを見せ、8点リードで終了。

 3Q、専修大は#11宇都のタフショットにスターターに抜擢されている#6渡辺(1年・F・福岡第一)のリバウンドシュートが続き、ディフェンスでは明治大の24秒オーバーを誘って差を詰める。だが、リバウンド力で勝る明治大はここから速い展開が増え、逆に点差が拡大。速攻では#22西川が走り、セットでは#16安藤の1on1で易々とシュートが決まる。4Q序盤には#22西川、#51皆川(3年・C)が続けて豪快なダンクを専修大に見舞う。この日は序盤確率の悪かった#2目(4年・SG)の3Pも効果的に決まり、一方的な明治大の展開となる。専修大は#11宇都ががむしゃらさを見せて猛追するものの及ばず、74-68で勝利を収めた。

 専修大は明治大のディフェンスの前にターンオーバーが続いた。ただ、それでもあきらめない宇都のアグレッシブな精神は全員が見習うべきところだ。明治大は主力が3年生となり、1年生時から続けてきた強化が身になってきているのも見えてきている。まずは順位決定戦を勝ちきり、秋以降に上位の牙城を崩したいところだろう。

写真:31得点の専修大・宇都。積極的なランプレーは今年も健在。

※明治大・西川選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【ディフェンスで流れを作った早稲田大が白鴎大に勝利】
130511yamamoto.jpg 早稲田大白鴎大による順位決定戦第二試合は、ディフェンスで流れを掴んだ早稲田大が後半にリードを得る展開となった。

 立ち上がりはともにロースコア。前日の試合で東海大相手に素晴らしい試合を披露した白鴎大だが、この日はそうした理想的な立ち上がりとまではいかなかった。出足こそ#5柳川(4年・F)の3P、#81川邉(1年・SF・高岡工芸)のミドルシュート、#36パプロブヒナス(4年・C)のゴール下などでリード得た白鴎大。しかし早稲田大ディフェンスに#14星野(3年・SF)のドライブなどを止められ1Q中盤に攻撃が停滞。早稲田大は#11河合(1年・G・洛南)の速攻からのバスケットカウントや3P、#34池田(2年・G)のシュートも決まって逆転する。しかしそれ以降は得点が伸びずに13-13で1Qを終了。2Q、序盤はクロスゲームとなるが、#8玉井(4年・G)の2本の3Pやルーズボールもあって早稲田大が10点のリードに成功。白鴎大はファウルが続いて苦しくなるが、#81中村(3年・CF)の3Pが決まってやや持ち直し、最後は#5柳川のシュートで29-24と5点差に押し戻して前半終了。

 追いつきたい白鴎大だが、3Qの立ち上がりは早稲田大が制した。#8玉井、#38宮脇(1年・C・洛南)、#34池田らの得点で一気にリードを10点以上に。白鴎大は攻撃がうまく機能せず、このQ9点にとどまり54-33と大きく引き離されて3Q終了。4Qも早稲田大がリードを続けるが、白鴎大も#15白濱(4年・F)の速攻や#28川邉の3P、#36パプロブヒナスのゴール下で粘って追い上げる。しかし追いつくまでには至らず、65-58で終了。早稲田大が勝利した。

 白鴎大は前日東海大相手に見せたような思い切りのいいオフェンスが出なかった。ターンオーバーは早稲田大9に対し、17と倍近く出たのも痛い。

 早稲田大は今大会あまり調子の良くない河上を2Q以降はほぼ下げて、玉井以外は下級生のみという構成で戦った。「春から調子がいい」と言う玉井がチームハイの21点、ディフェンスでも果敢にルーズボールにも絡み、チームを鼓舞した。立ち上がりの悪さは残るが、宮脇、河合といった1年生がこの日は落ち着いてプレーしたのも頼もしかった。

写真:インサイドだけではなく、3Pでも貢献した早稲田大・山本。

※早稲田大・玉井選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【本領発揮の東海大が筑波大を一蹴】
130511tanakadaiki.jpg 昨年のインカレを制した東海大が登場した準決勝第1試合。ここまで内容は良くないながらも勝ち進んできた中で迎えた筑波大との試合だったが、遂に学生日本一の本領を発揮した試合となる。開始早々に#10バランスキー(3年・PF)のインサイドで得点すると、ここから4連続得点となって2分強でいきなり8-0。筑波大はターンオーバーが頻発して得点が伸びない。ようやく#32武藤(4年・C)のレイアップで得点を挙げるが、ディフェンスの固い東海大インサイド陣相手では得意のステップワークも出せない。筑波大が落ち着かないのをよそに、東海大は#24田中(4年・SF)や#21橋本(2年・C)の3P、#10バランスキーの中での得点が順調に決まって1Qで16点ものリードを得る。筑波大は#35池田(4年・SF)が高確率のシュートでリングを射抜くが、#32武藤や#14坂東(2年・SG)といった本来の得点源の選手が良い形でボールを持てない。東海大は筑波大のゾーンを前にやや失速するも、#51須田(4年・SG)がスクープショットやドライブでじわじわリードを広げる。最後は#24田中がワンマン速攻からダンクを沈めて前半だけで41-21と大量リードを得た。

 3Q以降も東海大の牙城は揺るがない。#10バランスキーがペイント内で得点し、#24田中や#0ベンドラメ(2年・G)といった面々のシュートで点数を稼ぐ。筑波大は#35池田を中心に点差を戻す場面もあるが、その都度ターンオーバーが出るなどして続かない。残り5分で#32武藤の3Pが出てわずかに希望が見えたものの、東海大は交替出場の#12梅林(4年・C)が3本のシュートを決めて筑波大に引導を渡した。最終スコアは76-55となり、東海大が今大会最高の内容で勝利。決勝へ駒を進めた。

130511obara.jpg 前日までは競り合う展開から終盤に抜け出して勝利を拾い、準決勝まで進出してきた東海大。だが、この日は序盤からオフェンスが爆発し筑波大を寄せ付けなかった。バランスキーのインサイドは安定感を増しており、その中で田中や橋本のミドルや3Pも良く決まった。ただ、何といっても大きいのはディフェンスでの奮闘だ。この日は筑波大に良い形でのシュートを許さず、何度もターンオーバーを誘発。これを勝利に結びつけた。昨年同様決勝まで進んだが、東海大としてはトーナメントでの優勝はまだ経験がない。相手は宿敵・青学大だが、昨年のインカレで得意のディフェンシブゲームに持ち込んで快勝したのは記憶に新しい。東海大の新たなタイトルを、三冠へのスタートとできるか。

 筑波大は、立ち上がりから全く良さが出せずに3位決定戦にまわることとなった。この日は#21笹山(3年・PG)の7本をはじめ、チーム全体でターンオーバーが21本とらしくないミスが続いてしまったのが響いた。池田は20得点と仕事を果したが、武藤は10得点、坂東は5得点と本来点を取るべき選手のブレーキも痛手となった。一方で、2Q以降はディフェンスで良さを発揮。得点だけを見れば6点差と、結果論ではあるが決して悲観するべき内容ではなかった。3位決定戦の相手・拓殖大は昨年のインカレで及ばなかった近畿大同様にセネガル人留学生を擁する。今年は小原(#81)という待望のビッグマンも加わり、バランスも良化した。「今年は『優勝』を狙う」という主将の西村の言葉を秋以降に実現するには、越えなければならない壁である。

写真上:前半終了間際、ダンクにいく東海大・田中。この日は頼もしい活躍だった。
写真下:苦しい体勢からのシュートを一本決めた筑波大のルーキー・小原。198センチという体格を活かし、希望の星となるか。


【インサイド陣の力強い攻撃で青山学院大が拓殖大を撃破】
130511ikaruga.jpg 4月末の京王電鉄杯では、青山学院大相手にアグレッシブなバスケットで好勝負を見せた拓殖大。同じような展開を出せるかどうか、注目の一戦だった。

 拓殖大の#23バンバ(1年・C・延岡学園)をどう押さえるか見ものとなったが、マッチアップは青山学院大#25永吉(4年・C)。1Qは外を簡単に打たせてしまい、このQだけで11点を献上。青山学院大はペイント内の#23バンバを気にしてか、外からの攻撃が多くなるが#8張本(4年・SF)のミドルシュートや#13鵤(2年・G)のタップ、#32畠山(4年・PG)が2本の3Pを入れて1Qは22-19とリードした。2Q、青山学院大は#13鵤の3Pやゴール下にうまくボールが通って#32畠山のレイアップなどが決まり、#8張本もゴール下でバスケットカウントを獲得。拓殖大は#33バンバ、#14大垣(3年・F)、#40藤井(4年・G)らが得点を重ねるが、#40藤井が2ファウルとなってベンチへ下がるとターンオーバーが続き、前半は44-28と引き離されて終了となった。

 3Q、青山学院大は#8張本がミドルシュート、3Pを沈め、#7野本(3年・CF)から#25永吉へのアシストも出るなどリードを保つ。拓殖大は#40藤井、#33バンバらが得点してこのQは52-42の10点差。4Qに入り、青山学院大のリードは変わらないが拓殖大は#39成田(1年・G藤枝明誠)の3Pやドライブ、#23バンバのダンクも出て追い上げ体制。#40藤井が持ち前の集中力で諦めずにオフェンスを仕掛け、最後は3Pを沈めて79-71。必死の追い上げを見せるが、青山学院大が逃げ切って決勝進出を決めた。

 拓殖大のバンバは32点と、相変わらず大きな影響力を見せた。主力の3名以外がどう点を取っていくかも大事だろう。サイズのない分、足を使ったバスケットを出すのが信条だが、この試合ではそう簡単には走らせてもらえなかった。

 青山学院大は張本がダブル・ダブルの活躍。インサイドでの勝負やフェイダウェイのミドルシュートなど、この日はバランスよく得点が決まった。永吉はバンバ相手に外の守りもあって難しいところだったが、リバウンドで貢献。この日は1Qで畠山の3Pが2本決まり、落ち着いて試合を進められた。決勝でも内外バランス良く得点できるかが鍵になるだろう。

写真:鵤も2年目。代表にも入り頼もしさが増してきた。

※青山学院大・永吉選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2013.05.11 (Sat)

【2013トーナメント】5/11レポート(明治学院大学白金キャンパス)

延長戦の激闘を制し、神奈川大が歓喜の9位入賞!
今シーズンを占う9位〜16位決定戦も白熱


130411kanagawa.jpg 大会最終日を前にした土曜日、ベスト16のチームは一足早く順位決定戦を迎えた。ベスト8入りを逃したチームの中での最高位である9位の座を勝ち取ったのは、延長戦にもつれた死闘を制した神奈川大。試合後嬉し涙を流す者もおり、順位決定戦といえど勝利にこだわる想いが伝わってきた。10位以下は、慶應義塾大、国士舘大学、関東学院大、中央大、大東文化大、法政大、日本大という結果となった。
 例年と異なり今年から敢行された9位から16位の順位決定戦だったが、見応えのある試合が展開され、ドラマチックな内容となった。今回の試みが各チームの強化につながることを願いたい。

130411okawara.jpg この日の試合の中で唯一大差がついたのは、関東学院大国士館大の対戦。序盤は両チームともに重く28−26と関東学院大の2点リードで試合を折り返したが、後半はプレスの足が動き始めた国士舘大が関東学院大のターンオーバーをたびたび誘い、連続得点で主導権を握った。終盤は両チームともにベンチメンバーも多く出場させ、4Q終盤に国士舘大が3Pで突き放して54−84で大勝。国士舘大が11位、関東学院大が12位で大会を終えた。

写真上:延長戦にもつれる試合を制して喜ぶ神奈川大。
写真下:国士館大は試合中盤で仕掛けるプレスが強力。大河原もよく走り、積極的にシュートに向かった。

※国士館大・松島選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【日本大の猛追をかわして法政大が連敗脱出】
130411sano2.jpg ここまで接戦を落としてきた日本大法政大の15位決定戦は、終盤まで分からない勝負となった。2本の3Pで法政大が先手を打つと、その後も#19田宮(3年・GF)がジャンプシュートやアシストでチームを勢いづけリードを広げた。日本大はこの日はスタメン起用となった#25菊地(4年・F)や#20舘(2年・C)が高さを生かして加点するが、ディフェンスが機能しない。2Qで#24刘(2年・C)の一対一、#14高橋(1年・F・札幌日大)の3Pなどで点差を縮めるものの、法政大は勝負どころで#0高田(4年・G)が点を稼いで譲らず、#5松澤(3年・C)のブザービーターで32−43とリードを二桁に保って後半に入った。

 すると3Q、日本大は序盤#15栗原(2年・SG)が縦横無尽の活躍を見せる。二度のバスケットカウントと3P、さらに#72佐野のアシストから2連続で得点を奪って開始4分のうちに一人で13点を稼ぎ、日本大が逆転に成功した。だがここから法政大も#0高田が速攻でバスケットカウントを獲得して息を吹き返す。#35山岸(2年・G)や#19田宮も次々走ってファウルをもらい、再びリードを奪うと4Qも引き続き法政大が5点前後の点差を保った。終盤の勝負どころで#13三角(4年・F)が効果的な3Pを決めて反撃の芽をつみ、73−86で法政大が白星を掴んだ。

130411matsuzawa.jpg ベスト8がけで負けてから「チームの士気も落ちていた」(#0高田)と言う法政大は、15位で大会を終えた。だが前の試合で今井監督から“仲間を信頼してパスを出せ”と言われた#0高田も、この試合は味方を活かしつつ攻める良い形が見られた。今季は昨シーズンまでなかなか出番を得られなかった選手や下級生の出番も多く、彼らの伸びが秋の戦いの鍵を握るだろう。

 対する日本大は、またしても一歩及ばず惜敗。連日接戦には持ち込むものの、勝ちきれない結果に悩まされる大会となった。メンバーの多くが1・2年生という布陣で、勝負どころで若さが露呈する場面もある。だが、2部チームの中でトップクラスの高さを持ち、専修大とも最後まで分からない勝負を演じるなど噛み合えば面白いチームになる兆しもある。主力がそのまま出場する新人戦で経験を積み、秋までに安定感を身につけることが重要だろうか。

写真上:日本大の若き司令塔・佐野。
写真下:法政大・松澤はミドルシュートなどで頼もしい活躍を見せた。

※法政大・高田選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【シーソーゲームになるも中央大が勝負所を制す】
130411shioya.jpg 13位決定戦は、大東文化大中央大の1部チーム対決となった。中央大が序盤で大量リードを奪うが、大東大も爆発力を発揮して追い上げ、試合は接戦となった。
 
 1Qは、#5谷口(3年・F)や#24塩谷(4年・PF)の3Pや速攻が決まった中央大が流れを掴んだ。大東大は#86小野寺(4年・C)が二度のオフェンスファウルを吹かれて得点を伸ばせず、このQ9点に終わってビハインドを負う。だが2Qは中央大も得点が停滞し、終盤に大東大は#68花井(1年・SG・東海大三)が3連続で3Pを決めて一気に追撃。30−25と5点差にして前半を終えると、3Qも大東大の追い上げムードは続き、#86小野寺がインサイドを攻めて開始5分で逆転した。中央大もタイムアウトを挟んで#24塩谷が躍動し、2本の3Pと#86小野寺へのブロックショットで流れを変えにかかるが、大東大も#99山崎(2年・G)の得点でじわじわ追走する。ブザービーターでリバウンドシュートが決まり、大東大が逆転して4Qに入った。

130411yamazaki.jpg 最終Q、互いに譲らずシーソーゲームが続いた。中央大はブレイクを出して残り2分半に3点リード。しかし大東大も#99山崎がドライブを決め、#8戸ケ崎がスティールから#68花井の速攻につなげて残り1分半60−61と逆転する。#31流田(3年・G)の1on1も大東大#28兒玉がよく抑え、残り1分で大東大ボール。しかしここで大東大は痛恨のターンオーバーを犯し、中央大は#22山田がバックシュートで決めて残り45.1秒に逆転。残り32.6秒、大東大は#86小野寺がリバウンド争いで5ファウルとなり、このフリースローを#22山田が落ち着いて2本決め中央大が3点にリードを広げた。最終盤、大東大は#28兒玉のレイアップがリングをこぼれ、#99山崎の3Pもはずれて万事休す。64−61で中央大に軍配が上がった。

 競り合いをものにした中央大。大量リードを一気に追い上げられるなど反省も見えた試合だったが、主将の大野は「気持ちを切らさずに戦えたのは今までの試合と比べて良かった」と評価する。ここまで青学戦や関東学院戦など苦しい内容の試合もあったが、最後に少し立て直して大会を終えたことを今後の糧にしたい。一方の大東大は、最後まで食らいついたもののあと一歩及ばず。「競った試合で勝てない。まだ力がない」#8戸ヶ崎も結果について重く受け止めている様子だった。今年は昨シーズンの主力が多く抜け、ともにチーム作りも春の段階ではまだ道なかば。これからの成長や変化に期待したい。

写真上:大事な場面でチームを引っ張った中央大・塩谷。
写真下:2年生の山崎も今季奮闘が期待される。

※中央大・大野選手、大東文化大・戸ケ崎選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【魂のぶつかり合いを制して神奈川大が歓喜に沸く!】
130411yajima.jpg 9位決定戦は、互いに一歩も譲らない熱戦となった。神奈川大は開始2分でチームファウルが4つとややつまずいたが、慶應大もこの好機にミスが重なりなかなかリズムを掴めない。1Q終盤に#7古橋(4年・F)と#24吉永(3年・G)の速攻、#20早川(4年・G)のブザービーターが決まった神奈川大が一歩抜け出し、14−20で2Qに。それでも慶應大は#23黒木(2年・C)がリバウンドを掌握し、さらに#15大元(2年・G)が迷い無く3Pを決めて同点に追いつく。31−34で試合を折り返した。

 3Q、慶應大は#10矢嶋(4年・F)のシュートが好調。さらに#15大元のバスケットカウントも出て、開始2分半で畳み掛けるように15得点を奪った。神奈川大は相手の勢いに呑まれてミスが増え、あっというまに点差を8に広げられる。#7古橋の勝負強い3Pで食らいつくものの、#7本橋(4年・CF)、#23黒木がオフェンスリバウンドに飛び込む慶應大が流れを渡さず、6点差で最終Qへ。

 4Q、慶應大は依然として#10矢嶋、#15大元が積極的にシュートを打ち、残り3分#4蛯名(4年・G)のリバウンドシュートで7点差をつける。だが神奈川大も#7古橋や#29田村(4年・F)の得点で詰め寄ると、#7古橋が#10矢嶋をブロックし、そこから#24吉永がレイアップを決めて残り2分1点差に。その吉永が直後に5ファウルで退場となったが、神奈川大は#7古橋が2連続でジャンプシュートを決める勝負強さ発揮し、残り59.3秒75−76と逆転に成功した。ファウルゲームの中で#7古橋がフリースローを1本決めて神奈川大が2点リード。しかし残り17.7秒、慶應大はドライブを仕掛けた#15大元が苦しい体勢から決め、試合は延長戦に突入した。

130411furuhashi.jpg #10矢嶋のバンクショットで慶應大が延長戦の先制点を上げるが、神奈川大も#20早川が3Pを決めて譲らない。競り合いが続く中、残り2分にオフェンスファウルを吹かれて#4蛯名が5つとなり退場。その直後#20早川に延長戦2本目の3Pを決められ、慶應大は苦しくなる。しかし残り1分43秒、神奈川大は#7古橋がファウルを吹かれ、神奈川大ベンチは4つ目のファウルだと主張するもオフィシャルは5つ目の判定で無念の退場に。慶應大は#15大元がフリースローを2本落とすも、再びフリースローをもらい1本決めて3点差に縮める。さらに#23黒木がローポストの穴をついて得点し残り1分で1点差。だがこの勝負どころで、神奈川大は#20早川がピックを使ってジャンプシュートを放った。これが見事にネットを揺らし、残り53.2秒で神奈川大が3点リード。慶應大は続く攻めに懸けるが、激しいディフェンスに痛恨のトラベリングを吹かれてしまい、その後ファウルゲームを仕掛けるも追いつけない。神奈川大が90−88で見事な勝利を収めた。

 「慶應さんは“魂”のあるチームで、うちも今年は“魂”という言葉をキーワードにチームを作ってきた。そういう相手に対してよく我慢して、良い試合ができて良かった」と神奈川大・幸嶋監督。ルーズボールで壁に激突するシーンやリバウンド争いで何人も床に転がるような熱い戦いが繰り広げられ、まさに激闘だった。神奈川大主将の田村「新チームが始まってからみんなで頑張ってきて、それが結果に表れて良かった」と嬉し泣き。「チームディフェンス、神大らしさが出せた大会だった。拓大に悔しい負け方をしてからの3連勝はみんなも自信になっただろうし、これをうまく新人戦やリーグ戦につなげていきたい」と意気込む。対する慶應大は、チームとしてフリースローの確率が最後まで上がらなかったのが苦しかった。しかし怪我人がいる中でも好ゲームを演じたことは良い経験になっただろう。6月の早慶戦、新人戦につなげられるかだ。神奈川大も慶應大も、昨シーズンは2部でなかなか結果が出なかった悔しい経験もしてきている。秋のリーグ戦でどんな戦いぶりを見せるか、こちらも目が離せない。

写真上:シュートが好調だった矢嶋。昨年ケガで動けなかった分、体力にはまだ限りがある。交代を織り交ぜながら、出場時間内できちんと仕事を果たした。
写真下:古橋の勝負強さは今季も健在。まわりの選手も「気持ちよく打たせたい」(#20早川)とフォローする。

※神奈川大・早川選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2013.05.11 (Sat)

【2013トーナメント】5/12試合予定(最終日)

■国立代々木競技場第二体育館

11:00 専修大学 vs 白鴎大学(7位決定戦)
12:40 明治大学 vs 早稲田大学(5位決定戦)
14:20 拓殖大学 vs 筑波大学(3位決定戦)
16:05 青山学院大学 vs 東海大学(決勝)

 

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2013.05.11 (Sat)

【2013トーナメント】5/11結果

■国立代々木競技場第二体育館
・順位決定戦
明治大学74(23-11,15-19,18-11,18-27)68専修大学
早稲田大学65(13-13,16-11,25-9,11-25)58白鴎大学

・準決勝
筑波大学55(12-28,9-13,15-17,19-18)76東海大学
青山学院大学79(22-19,22-9,18-14,17-29)71拓殖大学

■明治学院大学白金キャンパス
・15位決定戦
日本大学73(18-27,14-16,26-22,15-21)86法政大学

・13位決定戦
中央大学64(21-9,9-16,14-20,20-16)61大東文化大学

・11位決定戦
関東学院大学54(13-14,15-12,14-27,12-31)84国士舘大学

・9位決定戦
神奈川大学90(20-14,14-17,19-28,24-18,*13-11)88慶應義塾大学 *OT

9位 神奈川大学
10位 慶應義塾大学
11位 国士舘大学
12位 関東学院大学
13位 中央大学
14位 大東文化大学
15位 法政大学
16位 日本大学

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2013.05.10 (Fri)

【2013トーナメント】5/10レポート

青山学院大、東海大がビハインドを背負う展開から逆転勝利
筑波大、拓殖大もあわせ、昨年4強のチームがベスト4に


 代々木第二体育館では準々決勝の4試合が行われた。この日は優勝候補の青山学院大と東海大が追い込まれる展開となり、会場のボルテージも上がった。最後にはしっかり勝ち切ったものの、優勝候補といえど油断は禁物であることを考えさせられる2試合となった。ベスト4の顔ぶれは昨年と同じ。強いと言われる東海大、青山学院大にもつけいる隙があると分かった今日、次の戦いがどうなるかが見ものだ。

 順位決定戦は千代田スポーツセンターで行われ、今大会、チームの芯が見え始めてきた神奈川大と慶應義塾大が勝ちあがり、9位決定戦に進んだ。また、日本大は3戦続けて僅差の敗戦となるなど、下位も注目の結果となった。

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【徐々に調子を上げた拓殖大が専修大を下す】
130510uto.jpg 準々決勝第一試合は、今シーズンともに顔ぶれが大きく変わった専修大拓殖大の対戦となった。先手を取ったのは専修大。#6渡辺(1年・F・福岡第一)が積極的に攻め、#47藤田(3年・C)とともにオフェンスリバウンドを掌握してリズムを作った。一方の拓殖大は#40藤井(4年・G)が徹底マークにあい、#23バンバ(1年・C・延岡学園)が3P、ミドルシュートを決めるも単発に終わって動きが固い。タイムアウト後も#11宇都(4年・G)にバスケットカウントを2回許すなど流れは変わらず。しかし1Q終盤、高いパスが放られ#23バンバがインサイドで連続得点。結局#23バンバがこのQだけで13得点奪い、19-15と4点差で1Qを終えると、2Q開始早々#40藤井を起点に#99赤石(2年・C)らが加点して同点にした。そこから交互に点を取り合う展開になったが、専修大はここで連続でターンオーバーを犯し崩れる。その間も拓殖大は#39成田(1年・G・藤枝明誠)や#14大垣(3年・F)のきれいなシュートで攻撃の手を緩めず。専修大は#24田代(2年・F)の3Pなどでなんとか食らいついたが、拓殖大は#14大垣のバスケットカウントや#40藤井、#23バンバの3PでこのQ31得点を重ね、7点差をつけて前半を終えた。

 後半に入ると、拓殖大もイージーショットがこぼれるミスもあったが、好守で専修大に気持ちよくオフェンスさせず、10点前後のリードを保ち続けた。53-63で4Qに入ると、#23バンバへの裏パスが効き、開始2分で16点差に。#11宇都とマッチアップする#40藤井が4ファウルに追い込まれたが、オフェンスリバウンドから加点して流れを切らさず、#23バンバのバスケットカウントで残り4分半19点差をつけた。専修大も終盤に速い攻撃から連続得点で点差を縮めたが、追いつくまでには至らず。83−93で拓殖大が準決勝へと駒を進めた。

 専修大は途中まで拓殖大を勢いに乗せなかったが、ターンオーバーから流れを渡してしまった。エースの#40藤井を7得点に抑えたものの、アシストを出されて#40バンバに47得点を献上したことも手痛かった。拓殖大は#40藤井と#23バンバのホットラインが強力で、1、2戦目は重かったが小気味よいバスケットがようやく出てきた。動きの固い時間帯もあったものの、噛み合った時には内外で全く得点が止まらず、その爆発力はまだまだ未知数だ。続く対戦も楽しみにしたい。

写真:34得点の宇都。今年はまわりによく声をかけている。タイムアウト時には「逃げんな!」と仲間を叱咤する姿も。

※拓殖大・バンバ選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【筑波大が優位を保ってベスト4進出】
130510IKEDAR.jpg 筑波大早稲田大の準々決勝は、終始早稲田大が劣勢を強いられる展開となった。立ち上がりはともにシュートが入らないが、筑波大は#14坂東(3年・SG)の3Pが決まると落ち着き始め、#32武藤(4年・C)がインサイドで攻めてリードを奪った。早稲田大はエース#21河上(4年・F)がしっかり抑えられて得点できず、#34池田慶次郎(2年・G)と#16山本(2年・F)の3Pでなんとか持ちこたえる状態。1Qは21-12と筑波大がリードする形となった。2Qになると筑波大は#14坂東の当たりが連続で来る。早稲田大は苦しい状態で#8玉井(4年・G)が打っていくが前半は点が伸びず36-23の筑波大リードで終了。

 3Q、早稲田大の攻撃の中心は#8玉井。ディフェンスではガードの#34池田慶次郎がプレッシャーをかけ、ターンオーバーを奪う場面もあってじわじわ点差を縮める。筑波大は速攻やミドルシュートも確実に決めて追いつかせることはないが、早稲田大もファウル4でベンチに下がった#16山本に代わり#15木村(3年・F)が連続でフリースローを獲得。49-42と7点差にまで詰め寄って3Qを終えた。4Q、立ち上がりでもたつく早稲田大に対し、筑波大は#35池田龍之介の速攻、#92村越(2年・PF)のゴール下などで着実に得点。不調の#21河上を下げた早稲田大は攻め手に欠き、筑波大が74-56で試合終了となった。

 早稲田大は河上を完全に止められてしまった。下級生が多く試合に出ている状態でどうしても河上に負担がかかるが、ひとりで突破させてくれるほど筑波大のディフェンスは甘くない。周囲の連携も重要になるだろう。

 筑波大は坂東の当たりが出て楽になった。この前の試合では武藤の得点が目立ったが、内外ともに機能しなければこの先の戦いは簡単にはいかない。池田龍之介が安定したプレーをしてくれているのは大きな助けになっている。

写真:日筑戦でも好調だった池田龍之介。内外のプレーでチームに貢献している。

※筑波大・武藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【白鴎大が肉薄するも東海大が逃げ切り準決勝進出】
130510baranski.jpg 学生日本一の東海大と、今年創部以来初の1部リーグを戦う白鴎大の顔合わせとなったこの日の第3試合。試合前は東海大優位と見られた試合だったが、予想に反して最終盤まで分からない接戦となった。先制パンチに成功したのは白鴎大。互いに確率良くシュートを決め合うが、東海大のシュートが落ち始めるのを尻目に#81中村(3年・CF)の2本の3Pで抜け出す。だが東海大はベンチスタートとなった#0ベンドラメ(2年・G)らの投入を皮切りに好ディフェンスを発揮。白鴎大のオフェンスが単発になる間に徐々に追い上げ、2Q序盤に#24田中(4年・SF)の得点で追いつく。白鴎大も#36パプロブヒナス(4年・C)のバスケットカウントなどで返すが、#21橋本(2年・C)が好確率でミドルシュートを決めていき逆転。最後は#24田中のダンクも飛び出した東海大が5点リードで後半へ。

 しかし白鴎大は引き下がらない。#15白濱(4年・F)のレイアップと3Pですぐに追いつく。東海大は#7晴山(3年・PF)のブロックからボールを奪い#10バランスキー(3年・PF)のバスケットカウントを獲得し流れを掴んだかに見えたが、白鴎大もルーキー#28川邉(1年・F・高岡工芸)と#14星野(3年・PG)の活躍でついていく。48—48の同点で迎えた4Q、白鴎大は#5柳川がミドルシュートに続いて3Pを決めて逆転に成功。だが東海大も#24田中の3P、#21橋本のゴール下で点差を戻し、せめぎ合いが続く。ここから勝負を決めたのは、経験豊富な東海大だった。#10バランスキーがペイント内で得点を重ね、#24田中が好確率でジャンパーを決めて一気にリードを拡大。#0ベンドラメがフリースローの2本目を落とすもオフェンスリバウンドを繋ぎ24秒ぎりぎりで#21橋本が決めて勝負あった。白鴎大が接戦に持ち込むも、結局東海大が69—58で勝利。準決勝へ駒を進めた。

130510YANAGAWA.jpg 敗れた白鴎大にとってはあと一歩の惜しい試合だった。東海大が志向するディフェンシブな試合で、「ブレイクを出せないとリズムを掴めない」と星野は悔しさを滲ませた。だが、それでも東海大相手に競り合いを演じられたのは大きな自信に繋がったはずだ。

 代表合宿のおかげでチーム練習としてはまだまだ足りていない東海大。外のシュートは前の試合から少し不調だが、陸川監督「昨年の狩野のような外をどんどん入れるタイプのシューターはいない。悪い時もディフェンスで地道にやっていくしかない」と言う。もちろんシュートのうまい選手はたくさんいるが、チームとして乗ってくるまで少し時間が要りそうだ。主将の田中「ちょっと受けた印象はある。今日はベンチから入ったアキ(#8藤永)やレオ(#0ベンドラメ)がプレッシャーをかけて流れを奪ったので、スタメンも同じように最初からディフェンスしなければいけない。オフェンスに関してはまだうまくいかないことも多くて、少し時間がかかると思う。その中でコミュニケーションを取りながらもっといいシュートを打っていきたい」と、ここからの上昇を誓う。まだまだここから完成度を上げていけるチームだが、残り2試合でどこまでできるかが注目となりそうだ。

写真上:トリプルダブルの活躍で東海大の屋台骨を支えるバランスキー。フリースローを獲得し、応援席からの歓声にクールに応じる。
写真下:白鴎大のエース柳川は3P、ドライブと奮闘しチームハイの18得点。

※白鴎大学・星野選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【明治大が前半流れを掴むも、青学大が逆転勝ち】
130510funyu.jpg 青山学院大明治大が相まみえた第四試合は、昨年のインカレ準決勝の再戦となった。その時は青学大が実力を遺憾なく発揮して快勝したが、今回は明治大が長く主導権を握る試合展開となった。

 1Qは明治大の3P攻勢が火を吹いた。先制点こそ青学大#25永吉(4年・C)が奪ってその後も#0船生(2年・F)が積極的にリングにアタックするが、明治大はまず#16安藤(3年・G)が2本の3Pを決め、#2目(4年・F)、#22西川(4年・PF)がこれに続いてさらには#16安藤が3本目を決めた。計5本の3Pで、残り3分12−17と明治大リード。青学大はオフェンスが停滞し、16−21で2Qへ。
 
 2Qも明治大ペース。明治大の中を固めたディフェンスに青学大は外のシュートを打たされるが、なかなか決めることができずに開始5分間で2得点しか奪えない。その間に#12中東(3年・SG)のリバウンドシュートや#16安藤のドライブが決まり、明治大が二桁のリードを奪った。青学大は#8張本(4年・SF)が奮起しドライブからバスケットカウントを獲得して6点差まで縮めるが、明治大も#10清水(4年・PG)がリバウンドをタップでねじ込み8点差に戻して前半を締める。

 3Q、ここから青学大の反撃が始まった。激しいディフェンスで明治大をタフショットに追い込み、攻めてはブレイクを出して点差を縮める。#13鵤(2年・PG)のドライブから鮮やかなアシストが#25永吉に通り、#0船生の3Pも出て開始3分37−38とあっという間に1点差に。明治大もここから#16安藤が巧みな1on1で点を稼ぐが、青学大は#32畠山(4年・PG)の3Pで流れを渡さず、#8張本が強気な一対一を仕掛けて残り3分逆転に成功した。明治大は#51皆川(3年・PF)が#25永吉相手に中まで攻めこめず、明治大のタイムアウトあけも#32畠山のスティールから#7野本(3年・CF)の速攻が決まって50—45と青学大が5点リードに。それでも明治大は終盤、#51皆川が豪快なダンクでバスケットカウントを獲得して味方を盛り上げ、5点差のまま最終Qに入った。
 
 ラスト10分間、リズムに乗ったのは青学大だった。明治大は前半のようなディフェンスができず、間を割られて#0船生や#13鵤にバスケットカウントを許してしまう。オフェンスリバウンドに奮闘するもののシュートを決めきれず、そのまま青学大が怒濤の猛攻を見せて79—65と最後に突き放して試合終了となった。

130510ando.jpg 「前半は自分たちのやりたいことができた。だからこそ、後半ディフェンスを切られて崩壊してしまったのが悔しい」と明治大#16安藤。それでも「今日の前半で、みんなやれるんだと確信したと思う」と手応えも掴んだ様子。自分自身も今日は最初の3本の3Pで流れを作ったが、「インカレの時は自分が一歩引いてまわりを見るようにプレーして、結局それが逆効果になってしまった。だから今日の1Qは、逆に何も考えずにシュートを打ち切ることをしっかりやった」と、良い意味でコントロールから離れ、持ち味を発揮した。順位決定戦にまわり、次は京王電鉄杯で敗戦を喫した専修大とぶつかる。どんな戦いを繰り広げるか注目したい。

 青学大はやや危ない展開だったが、後半は実力を発揮。それでもまだまだ課題も見え、「ずっと試合に慣れていない感じがある。この試合の後半からやっと試合らしい試合の雰囲気になった」(#8張本)と、メンタルの部分でなかなか高められないでいたことも追い込まれた一因のようだ。次の試合で今日の後半のような本来の力を発揮できるか、早めの修正を図りたい。

写真上:今シーズン、スタメン起用の#0船生。積極的に攻めた。
写真下:28得点の安藤は、強気なシュートで流れを作った。

※青山学院大・畠山選手、張本選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2013.05.10 (Fri)

【2013トーナメント】5/11試合予定

■国立代々木競技場第二体育館
13:00 明治大学 vs 専修大学(順位決定戦)
14:40 早稲田大学 vs 白鴎大学(順位決定戦)
16:25 筑波大学 vs 東海大学(準決勝)
18:10 青山学院大学 vs 拓殖大学(準決勝)

■明治学院大学白金キャンパス
13:00 日本大学 vs 法政大学(15位決定戦)
14:40 中央大学 vs 大東文化大学(13位決定戦)
16:20 関東学院大学 vs 国士舘大学(11位決定戦)
18:00 神奈川大学 vs 慶應義塾大学(9位決定戦)
※地下の体育館になります(土足禁止)。

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2013.05.10 (Fri)

【2013トーナメント】5/10結果

■国立代々木競技場第二体育館
・準々決勝
専修大学83(19-15,20-31,14-17,30-30)93拓殖大学
筑波大学74(21-12,15-11,13-19,25-14)56早稲田大学
白鴎大学58(20-18,9-16,19-14,10-21)69東海大学
青山学院大学79(16-21,12-15,26-13,25-16)65明治大学

■千代田区スポーツセンター
・9〜16位決定戦
法政大学62(12-23,16-12,15-16,19-19)70大東文化大学
中央大学76(21-18,21-14,19-20,15-21)73日本大学
国士舘大学63(19-15,15-13,13-21,16-18)67慶應義塾大学
関東学院大学68(12-13,7-25,18-23,31-19)80神奈川大学

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2013.05.09 (Thu)

【2013トーナメント】5/9レポート(順位決定戦)

実力伯仲のチームが熱戦を展開
接戦に沸いた順位決定戦


 順位決定戦は代々木で4試合が行われた。順位決定戦に進んだチームは1部2チームと2部6チーム。昨年どこが勝つか分からない状態だった2部は今年も顔ぶれが変わらないチームが多く、実力も似通っている。そのせいもあってか、この日はどの試合も見応えある接戦が続いた。第三試合以外は最後まで分からない勝負が続き、今回設定した9〜16位の順位決定戦も意味あるものになったと言えるだろう。

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【中央大が20点差を追い上げるも届かず関東学院大に軍配】
130509maekawa.jpg 前半は関東学院大が快調に得点を重ね、20点のリードを得た。中央大は攻撃が機能せず前半は25点にとどまった。このままの流れで勝負が続くかと思われたが、後半に入って中央大が反撃を開始する。攻撃面で#5谷口(3年・F)が奮起。#22山田(4年・PF)もフリースローを沈め、柔らかいミドルシュートも放っていく。関東学院大は#3前川(3年・G)の3Pや#10エリマン(3年・C)のインサイドで対抗するが、#7荒木(4年・F)の外からの援護射撃が決まらず、重い展開となる。中央大は#31流田(3年・G)が上からプレッシャーをかけてガードのターンオーバーを誘い、自らも得点に絡んでじわじわ追い上げ。関東学院大の3Pが外れる間に中央大は#5谷口が2本の3Pも決めて3Qで20点あった差を16点詰め、52-56で3Q終了。

 4Qの序盤、関東学院大は#10エリマンのゴール下で攻めて点差を開くが、開始3分でファウル4となりベンチへ。中央大は#31流田、#22山田、#5谷口が攻撃の主軸となって得点し、1点差にまで追い上げるが、関東学院大も簡単には逆転させない。勝負は終盤まで分からない展開となるが、残り4分に#81横瀬(4年・G)のシュートで関東学院大が5点のリード。中央大も負けじと#5谷口の3Pが決まるが、この次のディフェンスで#31流田が痛恨の5ファウル目を吹かれてしまう。苦しくなる中央大だが、今度は関東学院大の#10エリマンが5ファウルで退場。中央大は#22山田が粘り、得点を重ねて再び1点差に。残り1分、関東学院大は#81横瀬がフリースロー、シュートを決めて70-75と5点のリードに成功。中央大は#18國政(2年・SF)の3Pが決まって点差を2に。しかしタイムアウトをはさんで#38蜂谷(2年・G)にシュートを決められ、73-77。続く攻撃で中央大は3Pが決まらず、そのまま73-77で試合終了。関東学院大が大幅な追い上げを食らいながらも逃げ切って勝利した。

 前半機能しなかった中央大にも課題はあるが、追い上げられた関東学院大も後半は3Pが前川の1本のみ、と苦しい内容。ともに要修正の部分が見えた試合となった。

写真:ディレイドを貫く関東学院大。司令塔である前川の働きが重要になる。

※関東学院大・横瀬選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【ディフェンスで粘った神奈川大が日本大を撃破】
130509tamura.jpg 日本大神奈川大は白熱した。立ち上がりは神奈川大に長らくノーゴールの時間が続き9−0まで開いてしまう。5分経過して#20早川(4年・G)の得点でようやく落ち着くと、その後は一進一退。日本大もそこまで得点は伸びず1Qは17-12の日本大リード。2Qになると神奈川大のエンジンがかかった。ディフェンスの動きも良くなってターンオーバーを奪うなどして逆転に成功。日本大は立て続けに笛を吹かれファウルトラブルに。#14高橋(1年・F・札幌日大)や#72佐野(2年・G)の3Pで持ち直すも神奈川大も#24吉永(3年・G)、#7古橋(4年・F)のシュートが決まってリードを守る。インサイドでは#29田村が#24刘(2年・C)に対して執拗に張り付いて守り、簡単には仕事をさせない。日本大は得点源の#7小牧(2年・SG)が残り1分で4ファウル目。しかし#72佐野が悪い流れを断ち切るように3Pを沈めてチームを落ち着かせる。神奈川大は#7古橋のシュートで30-35とし、5点リードで前半を終えた。

 3Qに入ると、今度は神奈川大がファウルトラブルに見舞われる。立ち上がりで#29田村のミドルシュートと#7古橋の3Pが決まって10点のリードに成功するが、その後にファウルが続いてしまう。日本大は#29上原(2年・PG)が連続のバスケットカウントを獲得し、#14高橋の3Pも出て一気に点差を詰めた。ファウルを止められない神奈川大だが、#29田村が粘ってフリースロー、ドライブ、ミドルシュートと奮戦。しかし日本大も#24刘のシュートで残り4分半で逆転。ミスも出たが#24刘、#14高橋のオフェンスリバウンドも出て3Qは55-51と日本大がリードして4Qに入った。

130509uehara.jpg しかし4Qの頭、日本大の攻撃が停滞。神奈川大は再びリードを奪い返すことに成功する。日本大はシュートを決められず#24刘がオフェンスファウルで4つ目を吹かれてしまう。神奈川大は#29田村、#7古橋、#20早川、#33曽根(4年・F)と4年生がそれぞれ得点し、激しい競り合いの中でリードを保つ。残り1分半、#24刘のシュートで68-70と2点差に詰め寄った日本大だが、ここから決定打が出せない。神奈川大もミスがあるが#20早川のフリースローが1本決まって68-71。日本大はファウルゲームに行き、最後に#72佐野が放ったシュートが決まらず、そのまま68-71で試合終了。神奈川大が激しい攻防戦を制して勝利した。

「今日のMVPは田村」と神奈川大の幸嶋監督。日本大の刘にマッチアップし、オフェンスファウルにもひるまず泥臭いディフェンスで張り付いた。オフェンスでも積極果敢に攻めてチームを鼓舞した。また、チームでは3Qでファウルトラブルになったときに我慢しきったのも大きい。2部降格したとはいえ、サイズでも能力でも豊富な戦力を持つ日本大に競り勝ったのは大きな自信になるだろう。

 日本大は前日に続いて惜しい試合を落とした。刘はもちろん、上原、高橋といった面々も頑張りが見えたが、勝負どころで神奈川大の粘りに屈した。

写真上:刘を抜いてシュートにいく田村。頼もしい活躍だった。
写真下:途中出場の上原は何度も流れを持ってくるシュートを決めた。

※神奈川大・古橋選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【リードを奪った国士舘大が法政大を寄せ付けず】
130509matushima.jpg 2部同士の対決となった対戦は、2Qでリードを得た国士舘大ペースで進んだ。1Qは互いに点を取り合う形となった。国士舘大は#22原(2年・F)、法政大は#35山岸(2年・G)や#0高田(4年・G)のアウトサイド、#16沼田(2年・C)がペイント内で得点を取っていく。1Qは26-24と国士舘大が2点リードとなり、2Qになると一気に法政大を引き離した。#4松島(4年・G)がルーズボールから#10大河原(3年・F)につなげ、#14高橋(4年・G)のシュートに続き#21笵(1年・C・美濃加茂)、#19馬(1年・C・日本航空)の留学生がそれぞれゴール下で得点。残り4分に#11伊集(2年・G)のシュートで11点差をつけた。法政大は#0高田の3Pや#24加藤(2年・F)のシュートで返すが、全体的にサイズのある国士舘大の前に簡単には得点できず、45-35と国士舘大が10点リードで前半終了。

 後半に入ってもこの10点差が縮まらなかった。法政大は途中からゾーンで相手のオフェンスを停滞させるも、#22原が外から確実に決めて国士舘大が流れを渡さず。法政大は#0高田が得点を重ねるも追い上げは叶わず。85-74と国士舘大がリードを守りきって勝利した。

 国士舘大は司令塔の松島が183cm、インサイドには技術的にはまだまだながら2m近い留学生を擁し、手足の長い選手を揃えた全体的に大きなサイズが強みだ。松島がトップでプレッシャーを与え、原のシュート力、大河原の走力などが噛みあっているときは破壊力があり、プレスディフェンスの圧力も相当ある。ムラがあるものの、下位対戦では侮れない存在といえよう。法政大は松澤がファウルトラブルに苦しみ、外からの攻撃頼みになってしまった点で劣勢を強いられた。

写真:国士舘大は主将の松島の奮闘ぶりが光る。この日は審判にぶつかってオフェンスチャンスをフイにしてしまうが、そうした時も笑顔を絶やさない。チームのムードメーカーとして良い影響を与えている。


【緊張感の続くゲームを制して慶應義塾大が接戦を拾う】
130509gonda.jpg 大東文化大慶應義塾大の一戦も最後まで勝負の行方が分からない戦いとなった。大東大は昨年スタメン出場していたのは#8戸ケ崎(4年・F)のみ。#30鈴木(4年・SG)がベンチスタートとなり、ガラリとメンバーが変わった。慶應大は序盤#10矢嶋(4年・SG)が得点を重ね、速攻も出る。しかし大東大は岸本に代わり司令塔となった#兒玉(3年・PG)がスピードあふれるプレーで慶應大を翻弄。積極的にシュートも狙ってくる。165cmとサイズが小さく、185cmある#19福元(2年・G)とのミスマッチをついた早い攻撃に気が抜けない。#28兒玉にドライブ、3Pを決められ慶應大は焦りも出て1Qは18-14と大東大がリード。2Qの序盤は互いにシュートが入らない苦しい時間帯になるが、大東大はインサイドの#86小野寺(4年・C)が3つ目のファウルを犯し、流れが悪くなる。慶應大もなかなか悪い時間帯を抜け出せないが、残り3分になってディフェンスからターンオーバーを奪い、速攻を出すことに成功。ルーズボールにも絡んでボールを支配し、24-31と逆転して前半を終えた。

 リードを広げたい慶應大だが、大東大は3Qに入って#99山崎(2年・G)のシュートが当たり始める。立て続けに6点を獲得し、#28兒玉のスピードあるドライブで大東大が逆転。しかし慶應大も#4蛯名(4年・G)のドライブ、#15大元(2年・G)の3Pがここで出て、流れを切らさない。1点を争う中、慶應大は#5田中(4年・SG)の3Pが決まり、#4蛯名が続けて決め、44-49の慶應大リードで3Q終了。

130509yamazaki.jpg 4Qに入り序盤で得点の伸びない大東大をじわじわ引き離す慶應大は、残り5分半で6点のリードに。大東大はここでゾーンを敷くが慶應大は#11権田の3Pが決まってリードを保つ。勝負は残り3分に動いた。大東大は#86小野寺がファウルアウトしてしまうが、#99山崎が奮起。30秒で5点を決めて残り1分半で3点差にする。慶應大はフリースローのリバウンドを何度も飛び込んできた#28兒玉に拾われ、ピンチが続く。しかし#11権田、#23黒木(2年・C)がなんとか得点し、リードは譲らない。残り29.8秒、大東大は#99山崎のフリースローで63-65と2点差に詰める。残り15.7秒、ボールを持った慶應大だが、ここまでチームを牽引していた#4蛯名がボールをサイドにこぼしてしまう手痛いミス。しかしタイムアウト明けの大東大のシュートは決まらず、最後はフリースローを得た#7本橋(4年・C)がこれを1本決め、残り数秒を逃げ切って慶應大が辛くも逃げ切りを決めた。

 ミスも多く、オフェンスがうまく展開できない試合だったが、昨年から何度も最後の攻防で勝ちきれず、惜しい試合を落とし続けてきた慶應大にとっては意味ある1勝だろう。アウトサイドの当たりが来ない中、「シュートの落ちた時に自分が点を取らなければ」と言っていた蛯名がアグレッシブに攻めてチームを引っ張った。途中出場の田中が決めた3Pもチームには大きな安堵感をもたらした。

 大東大は兒玉がコートを躍動し、山崎も持ち味の得点力を発揮した。鈴木の出場時間が増えればもっと得点面では改善できるだろう。今年は下級生の多いチームだけに一つひとつ経験を積むことが大事だ。この試合では数多くの選手を出場させたが、そうした中から有望な選手が伸びてくることを期待したい。

写真:ゴール下の際どい場面や速攻のバスケットカウントが光った慶應大・権田。あとはアウトサイドがコンスタントに入ればもっと頼りになる。
写真:将来のエース候補、山崎。まだ2年生だがその得点力は確か。

※慶應義塾大・田中選手、大東文化大・兒玉選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2013.05.09 (Thu)

【2013トーナメント】5/10試合予定

■国立代々木競技場第二体育館
・準々決勝
13:00 専修大学 vs 拓殖大学
14:40 筑波大学 vs 早稲田大学
16:20 白鴎大学 vs 東海大学
18:00 青山学院大学 vs 明治大学

■千代田区スポーツセンター
・9〜16位決定戦
11:00 法政大学 vs 大東文化大学
12:40 中央大学 vs 日本大学
14:20 国士舘大学 vs 慶應義塾大学
16:00 関東学院大学 vs 神奈川大学

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EDIT  |  22:12  |  2013トーナメント  |  Top↑

2013.05.09 (Thu)

【2013トーナメント】5/9結果(順位決定戦)

■国立代々木競技場第二体育館

・9〜16位決定戦
中央大学73(14-21,11-24,27-11,21-21)77関東学院大学
日本大学68(19-12,11-23,25-16,13-20)71神奈川大学
国士舘大学85(26-24,19-11,22-22,18-17)74法政大学
大東文化大学63(18-14,6-17,20-18,19-17)66慶應義塾大学

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2013.05.08 (Wed)

【2013トーナメント】5/8レポート(代々木第二体育館)

青山学院大・東海大・筑波大・拓殖大の
昨年の1〜4位がベスト8へ進出


 ベスト8が決まるこの日、代々木第二体育館では4試合が行われた。青山学院大が中央大に大差をつけた他は、どの試合も互いに見せ場を作る場面があり、見応えのある試合が続いた。

 青山学院大中央大と対戦。序盤からリードを奪った青山学院大は中央大に攻撃の機会を作らせず、1Qから着実に得点を重ねて103-43で勝利した。青山学院大はここまで2戦とも本領を発揮するまでもなく余裕で戦っている。中央大は大きく代替わりし、今年はチームを再構成する年。順位決定戦に回るが、ここからの修正が重要だ。

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【最後の勝負どころで抜けだした拓殖大が勝利】
130508yoshinaga.jpg 拓殖大神奈川大と対戦したが、終盤まで接戦の続く分からない戦いとなった。1Qは13-20で拓殖大がリード。神奈川大はインサイドで攻めあぐね、アウトサイドに頼りがちになる。拓殖大はスティールやリバウンドからの速攻など、足を生かした攻撃でリードする。しかし2Qになると神奈川大の外が当たった。#20早川(4年・G)、#24吉永(3年・G)、#7古橋(4年・F)による4本の3Pが決まり、逆転。拓殖大は外が入らず、インサイドの#23バンバ(1年・C・延岡学園)にもボールが入らない。前半は33-32の神奈川大1点リードで終えた。

 3Qも互いに譲らぬ展開となった。神奈川大は外を中心にしながら時には#20早川が中に切れ込む場面を見せ、拓殖大は#14大垣(3年・F)のミドルシュートや#40藤井(4年・G)の3P、#23バンバがスティールから豪快なダンクを見せてチームを乗せる。残り2分で互いに失速し得点が止まるが、49-51と拓殖大が2点リードして4Qに入ると、#14大垣が3連続得点で6点のリードに成功。しかし神奈川大も#24吉永が勝負強くシュートを決め、ミドルシュート、3Pを続けて沈めて点差を再び1とする。勝負が動いたのは残り4分。拓殖大は#23バンバの高さを生かして連続得点すると、さらに#23バンバがスティールから2本目のダンクの雨を降らせて点差は7。神奈川大はここから拙速となりエース#7古橋が打っていくが決めるこができない。流れを制した拓殖大が逃げ切り、63-72で勝利し、ベスト8へ進出した。

 神奈川大は#29田村(4年・F)、#33曽根(4年・F)が#23バンバによくついて簡単にインサイドでやられる回数は抑え、得点源の3人も踏ん張ったが、勝負どころで破れた。

130508fujii.jpg 拓殖大は重めの展開ながら、ここぞという場面で大垣、藤井、バンバといった面々がしっかり得点した。機動力の片鱗も見えている。ここからまだレベルを上げていきたいところか。司令塔の藤井「固くて足も止まっている。試合経験があるメンバーが自分と慎之介(#14大垣)、バンバくらいなのもあると思う」と、シーズン序盤の春ならではの課題を口にする。「噛み合ってない部分を合わせたり、トランジションで走ろうとする時に止まっているような部分はこれから改善していくべきところ」と、経験を積んでレベルアップしていくべき部分も認識している。藤井にとっては今年は勝負の年。「個人的にはガードで1番だから、周りに自由に楽にやってもらうようにプレーしたい。それにバンバや慎之介は自分で勝負できるんだから、自由にやってもらえればいいかな」と、能力ある選手たちにはそれぞれに期待をかける。次戦の相手は専修大。ベスト4はさらに気が抜けない戦いになるだろう。

写真上:神奈川大の吉永は3P4本を含む20得点。幸嶋監督も「いま一番入る」と太鼓判。
写真下:拓殖大の支柱である藤井。チームを頂点へ導けるか、ここからに注目。

※神奈川大・田村選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【国士舘大がプレスで粘るも筑波大が逃げ切る】
130508mutou.jpg 昨年3位の筑波大国士舘大と対戦した。1Qは筑波大ペース。#32武藤(4年・C)が積極的にゴール下へ割って入り、22-12。2Qも筑波大は#32武藤の得点がメイン。国士舘大はようやくシュートの調子が出てくるが、フリースローが悪く4投続けて落とすなど流れを掴めない。2Q後半から得意のプレスを仕掛け、#22原(2年・F)の2本の3Pもあって持ち直したが、1Qの差が響き40-29と筑波大が前半大きくリードした。

 3Q、国士舘大は後半に入ると終始プレスディフェンスで前からプレッシャーをかけ、筑波大に当たっていく。しかし筑波大も崩れることなくこのQは25-18とリードし、合計得点で65-47と差を広げ18点差に。だが、これで勝負あったかと思いきや4Qで国士舘が粘った。トップポジションの#4松島(4年・G)を筆頭に#10大河原(3年・F)ら手足の長い選手がボールをひっかけ、何度も筑波大からターンオーバーを奪う。それでも筑波大がゴール下まで持ち込んだシュートを確実に決め、88-76で追撃を振り切った。

 国士舘大はオフェンスで苦労したが、プレスの効果は大きかった。ボール運びが不得手ではないはずの筑波大もやや苦心した形だ。ターンオーバーは国士舘大13に対し、筑波大は21。国士舘大は3名の退場者を出しながらよく粘ったと言えるだろう。ディフェンスについては昨年から定評がある。新規加入した2名の中国人インサイドを育て、原を始め得点力ある選手が生きるオフェンス力をつけたいところだ。

 筑波大は武藤が34点と気を吐いたがこの日は坂東が4点と振るわず。次の戦いで修正できるかどうか。ベスト4がけでは早稲田大学と対戦する。

写真:武藤は34点。力強いドライブは国士舘大も止めきれなかった。


【東海大が貫禄を見せて慶應義塾大を下す】
130508tanaka.jpg 優勝候補・東海大慶應義塾大の戦いは、引き離される慶應大が何度も粘りを見せるが最後はディフェンスを締めた東海大が勝利した。

「シュートが落ちたところのリバウンドが取れた」と慶應大#4蛯名(4年・G)が言うように、こぼれ球に集中力を発揮したのは慶應大。東海大はややシュートが安定せず、拮抗した立ち上がり。慶應大は#15大元(2年・G)のシュートも入り、1Qは16-17の東海大1点リード。2Q頭も慶應大は#10矢嶋(4年・SG)の3Pに大元のシュートが続き、逆転。東海大はここで3名をチェンジ。すると#0ベンドラメ(2年・G)のシュートや#21橋本(2年・C)のオフェンスリバウンドで持ち直した。慶應大は激しいディフェンスから再三ターンオーバーを奪うが、フィニッシュでミスも。東海大は逆転からじわじわと点差を広げて前半は27-37と10点差をつけて終えた。

 3Q、立ち上がりで得点が止まった慶應大を東海大は#51須田(4年・SG)や#10バランスキー(3年・PF)、#24田中のシュートで一気に21点差まで引き離す。しかしここから慶應大のオフェンスが好転。#15大元が果敢に攻め込み、#11権田(3年・F)の速攻からバスケットカウントも出て8点差まで押し戻して47-55で3Qを終了する。追い上げられた東海大だが、4Qはディフェンスをきっちり締めた。慶應大は早い展開も出して10点差程度でついていこうとするが、ミスからターンオーバーが出て、要所で#24田中や#21橋本が確実に決め、最後は63-80で試合終了。ベスト4を確定した。

 東海はフィールドゴールの確率が悪く、こぼれ球を随分慶應大に拾われた。しかし決めるべきところできっちり決め、ディフェンスも発揮して勝利。代表組はまだ余裕が見える。ここからチャージするか。

 慶應大はここまでの春シーズンでは見どころある試合となった。まだ課題も多いが、やるべきことは見据えている様子。順位決定戦でどこまで実現できるかだろう。
 
写真:東海大・田中は20得点。ノーマークは確実に決める。

※東海大・須田選手、慶應義塾大・蛯名選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2013.05.08 (Wed)

【2013トーナメント】5/8レポート(大田区総合体育館)

日本大が専修大に2点差で肉薄!
1部同士の対決は白鴎大に軍配が上がる


130508kawai.jpg 大田区総合体育館ではベスト8を懸けて4試合が行われた。今大会で最初の1部所属チーム同士の対決や、1部に全力で挑む2部所属チームの健闘により、試合はさらに熱を増した。

 関東学院大明治大の対戦は、序盤からトラベリングなどミスが続く関東学院大を尻目に、明治大は#16安藤(3年・G)の鮮やかな1on1や#22西川(4年・PF)の2本の3Pでリードを広げた。関東学院大は昨年からほぼ変わらない布陣となるが、その分一人ひとりの得意なプレーも研究され明治大のディフェンスが効いた。後半、#7荒木(4年・F)の4点プレーや#38蜂谷(2年・G)のパスカットからバスケットカウント獲得など良いプレーも出たものの、明治大も#12中東(3年・SG)らの活躍で点差を縮めさせず、90-68で危なげなく明治大がベスト8進出。次は青山学院大との対戦となる。

 早稲田大法政大の試合は、速攻やバスケットカウントも出て開始4分0-12と法政大が最高のスタートを切った。昨日と同じく試合の入りからどこかスイッチの入らない早稲田大だが、#15木村(3年・F)、#11河合(1年・G・洛南)をコートに入れて流れを変え、#21河上(4年・F)の2本の3P、#11河合の速攻で一気に追いつく。そこから接戦が続くも、法政はシュートがこぼれて2Q9点に終わり、前半は早稲田大が4点リード。すると3Q、前半はなかなか決まらなかった#34池田(2年・G)の3Pが決まり、#15木村の安定感あるミドルシュートもあって早稲田大が主導権を握った。4Q序盤まで法政大も#16沼田(2年・C)らの奮闘で僅差で食らいついたが、終盤一気に突き放されて80-60で試合終了となった。

 大東文化大白鴎大の1部チーム同士の対戦は、スタメン起用となった#14星野(3年・SF)の活躍も光って白鴎大が4-14と先手を打った。大東大も白鴎大の得点が停滞する間にじわじわ点差を縮めるが、白鴎大は#1大釜(3年・G)の連続得点で再び抜け出し5点前後のリードを奪い続ける。その後、大東大のゾーンに白鴎大も点が伸びず、一方の大東大も攻め手に欠いて両者ロースコアのまま試合は進んだ。4Q残り4分、大東大は#99山崎(2年・G)がジャンプシュートを決め、#68花井(1年・SG・東海大三)が#36パプロブヒナス(4年・C)にひるまずドライブを決めて3点差に詰め寄ったが、この勝負所で白鴎大は#5柳川(4年・F)の3Pなどで持ちこたえ、46-54で嬉しい一勝を手にした。

写真:スティールからのワンマン速攻やアシストで魅せ、1年生ながら堂々とプレーした早稲田大・河合。

※早稲田大・池田選手、白鴎大・柳川選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【最後まで分からない熱戦を制して専修大が日本大を下す】

130508ryu.jpg この日一番の大接戦となったのが、専修大日本大の対戦。日本大は高さを生かしてリバウンドを掌握し、#7古牧(2年・SG)の3Pや#24刘(2年・C)、#1坂田(4年・F)の連続バスケットカウントで開始6分8-16とリードして勢いに乗った。専修大は#11宇都(4年・G)が高確率でジャンプシュートを決めるも、日本大#72佐野(2年・PG)や#7古牧に素早い切り替えから走られ得点を奪われるなど、ディフェンスが締まらない。16-22で入った2Qも、日本大がリードしたまま試合は進んだ。だが日本大のシュートがリングに弾かれる間に専修大は#47藤田(3年・C)のリバウンドシュート、#11宇都の1on1で点差を縮めて1点差で前半を終える。

 すると後半開始すぐさま#24田代(2年・F)のシュートで専修大が逆転に成功。#24田代がほぼ落とさず3本の3Pを決め、#6渡辺(1年・F・福岡第一)もリバウンドに奮闘してリードを守る。対する日本大も粘り、#72佐野が#11宇都からスティールして速攻を決めるなど味方を湧かせて、#7古牧のブザービーターで締めて2点差で最終Qへ。

 迎えた4Q、#11宇都、#24田代のシュートで専修大が残り4分6点リードを奪う。だがタイムアウトあけ、日本大は#72佐野と#14高橋(1年・F・札幌日大)が勝負強い3Pを決め、残り3分同点に。そこから白熱したせめぎ合いとなり、#11宇都のドライブにも#1坂田のシュートで返して1点差のまま残り時間は1分を切った。すると残り28秒、リバウンドから日本大が速攻に走って逆転するかと思われたが、シュートがこぼれてチャンスをものにできない。それでも残り13.5秒、#11宇都がフリースローを得るも1本しか決められず、2点差のまま日本大ボールとなって望みを最後の1プレーに託した。チームファウルの溜まっていない専修大は、ファウルを上手く使いながら時間を削っていく。残り3.1秒、タイムアウトを挟んで日本大ボールのスローインからスタート。観客が固唾を飲んで見守る中、ボールが入ってすぐに日本大はスクリーンで痛恨のオフェンスファウルとなり、専修大ボールに。そのまま専修大が逃げきり、72-70でタイムアップとなった。

130508tashiro.jpg 最後の最後まで勝負の分からない試合となった。専修大も相手の勢いに押され後手に回る部分もあったが、なんとか逃げきってベスト8進出。#11宇都も調子が上がらない中でも34得点とさすがの活躍で、#24田代の4/7で決まった3Pも勝利に不可欠だった。一方の日本大はスターター5人がまんべんなく得点し、下級生がのびのびとプレーした勢いで専修大をあと一歩のところまで脅かした。最後の場面で勝利をものにできなかったことは悔しいが、主将の#1坂田「下級生が本当に頑張ってくれた」と後輩たちを称える。順位決定戦に回るが、今後の戦いぶりも楽しみにしたい。

写真上:力強い一対一を仕掛けた日本大・刘。
写真下:20得点の田代。宇都と共に、今季のチームの得点源として期待される。

※日本大・坂田選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2013.05.08 (Wed)

【2013トーナメント】5/9試合予定

■国立代々木競技場第二体育館

・9〜16位決定戦
13:00 中央大学 vs 関東学院大学
14:40 日本大学 vs 神奈川大学
16:20 国士舘大学 vs 法政大学
18:00 大東文化大学 vs 慶應義塾大学

※ベスト8は試合はありません。

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2013.05.08 (Wed)

【2013トーナメント】5/8結果

■国立代々木競技場第二体育館

神奈川大学63(13-20,20-12,16-19,14-21)72拓殖大学
筑波大学88(22-12,18-17,25-18,23-29)76国士舘大学
慶應義塾大学63(16-17,11-20,20-18,16-25)80東海大学
青山学院大学103(28-9,26-13,27-7,22-14)43中央大学


■大田区総合体育館メインコート

明治大学90(24-13,16-14,21-17,29-24)68関東学院大学
大東文化大学46(10-14,12-12,13-15,11-13)54白鴎大学
早稲田大学80(14-18,17-9,21-17,28-16)60法政大学
専修大学72(16-22,16-11,21-18,19-19)70日本大学

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2013.05.08 (Wed)

【その他の試合】東海大チャリティマッチレポート

シュートが好調な現役世代がリードし
OBを圧倒して勝利


130503tokai.jpg ゴールデンウイークの1日を利用して行われる東海大の現役とOBの試合は、一昨年より東日本大震災の復興に関連したチャリティマッチとして開催されている。今年も憲法記念日の5月3日に行われ、豪華な面々による一戦を訪れた観客が楽しんだ。

 まずはBチーム戦が行われたあとに選手紹介のセレモニー。陸川監督より挨拶があり、東日本大震災で亡くなった方への黙祷が行われ、試合開始となった。

 今年のOBはつい先日JBLのファイナルで優勝の栄冠を勝ち取ったアイシンの古川や、2週間前にドイツから帰国したという石崎、日立の満原、三菱の遥ら、JBLや海外で活躍する面々を中心に15名が参加。開始すぐ島(黒田電気)が3Pを決めるも、現役は田中がこれを返し、OBも満原(日立サンロッカーズ)が決め返すといった立ち上がり。しかし石崎(ケムニッツ99ers)のターンオーバーから現役が抜け出すと、ベンドラメが2本の3Pを決めて1Qは12-24と現役がリード。

130503mituhara.jpg 2QになるとOBは満原、石崎らがペイント内に切れ込み巻き返し。古川(アイシンシーホース)の外も入り始める。しかし現役も安定してシュートを決め続け、前半は26-49。3Q以降も現役のリードは変わらず。ベンドラメが着々とシュートを決め、田中が晴山へのアシストでシュートを演出すると会場も湧いた。OBは劣勢を強いられるが満原がブザービーターで3Pを沈めるなど、見せ場は作る。4Qになると現役はベンチも出場させて最後は54-91の大差で試合終了。「トーナメントを控えて、いい状態で大会に入りたかった」という主将の田中の言葉通りに充実した内容で現役が勝利した。

 試合後はまずOBのより「現役もOBもみなさんに応援していただいている環境を当たり前と思わず、一生懸命バスケットをプレーしていきたいと思うので、これからもよろしくお願いします」と挨拶。続けて石崎「昨年インカレを制覇して今年も現役は盤石と言われる体制。今後も僕ら以上の成績を残してくれると思うのでこれからも東海大の応援をよろしくお願いします」と、インカレ連覇を達成した自分たちを越えてくれるよう、とエールを送った。

 この後は恒例の募金活動が行われ、現役、OBともに観客とのコミュニケーションを行いつつ、チャリティマッチの幕は閉じた。なお、この日集まった募金は岩手県体育協会に送られる予定。

130503tanaka.jpg 主将の田中は大勝は予想しなかった様子ながら、「トーナメントを間近に控えていて、いい状態で大会に入るためにもしっかりした内容で戦うということを意識していました。でもこういう展開になると思っていなかったし、後から出てくるメンバーも集中して臨んでいたので良かった」と、内容には満足。今年は昨年叶わなかったJBL越えをするため、「去年よりもっと質の高いバスケットをやらなければいけない」と高い目標を据えている。今年も自身はもちろん、メンバーからも多数代表が選ばれており、活動とのバランスが重要になる。「自分もまだ合流してしっかり練習できている訳ではないけど、自分たちがいないときに残った4年生がしっかりやってくれているし、ほかの4年もリーダーシップを取ってくれているのでやりやすい」と、仲間を信頼した様子が伺える。トーナメントの鍵はやはりディフェンス。代表活動に人員が取られ、メンバーは合流してまだ間もない。だからこそどんな状態でも東海大の核であるディフェンスこそがチームを支えると強い自信を持っている。「ディフェンスの強度をあげてずっとやってきているし、今日はシュートが入ったけど、あれが落ちたときもディフェンスが崩れないようにとやっているので、トーナメントはそこを大事にしていきたい」と言う。東海大が唯一持っていないトーナメントのタイトルはぜひ欲しいはず。この後に続くトーナメントの戦いぶりをぜひ楽しみにしたい。

写真上:最後は観客も含め、集合写真を撮影
写真中:内外で攻めたOBチームの満原。
写真下:今期は日本代表として、主将としての活躍が期待される田中。

※その他の写真、募金活動の様子は「続きを読む」へ。


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2013.05.07 (Tue)

【2013トーナメント】5/7レポート(代々木第二体育館)

第一シード青山学院大、第二シード東海大が初戦突破
拓殖大は重い立ち上がりながら日本体育大を下す


130507harimoto.jpg 代々木には遂に1部リーグ所属校が登場。この日大田区総合体育館で行われた8試合と合わせ、ベスト16の顔ぶれが決まった。この16チームが優勝、そして16位までの順位をかけて戦うことになる。

 1部校はそれぞれ実力を発揮し、青山学院大埼玉大を、東海大玉川大を、筑波大順天堂大を、中央大関東学園大を大差で下し、それぞれ難なく初戦を突破した。

 この日注目の対決となったのは1部・拓殖大と2部・日本体育大の対戦。日体大は昨年ベスト32で大会を終えたため、だいたいの2部校が登場するベスト16決めよりひとつ下からの戦いになっており、これが2戦目。2部降格したといえ、昨年は拓殖大と同じ1部リーグに所属して戦っていただけに気になる対戦となった。

 立ち上がりは互いにアウトサイドのシュートが決まらず苦戦する形となった。インサイドには#12周率(3年・C)の日体大に対し、今期の注目ルーキー#23バンバ(1年・C・延岡学園)を擁す拓殖大。高さでは見応えがあり、ゴール下の攻防は熾烈。勝負は立ち上がりから速攻など互いに脚を生かす部分は出るが、外がなかなか決まってこなかった。1Qは15-17と拓殖大の2点リードと分からない出足となるが、拓殖大は#39成田(1年・G・藤枝明誠)が1Qの途中から出場し、2Q頭に2本目の3Pを決めると、#23バンバのミドルシュートも続いてじわじわ波に乗り始めた。日体大は#9出羽(3年・SF)のシュートや#11北川(4年・SG)からの#12周へのアシストも出て、#88万(2年・C)もフリースローを1本決め、これについて行く。拓殖大はファウルコールが続いてもどかしい時間も出るが、これをやり過ごし#40藤井(4年・G)のバスケットカウント、#47伊藤(3年・F)が3Pを2本沈め、前半は30-39と9点リードで終えた。

130507banba.jpg 追い上げたい日体大だが、3Qにブレーキがかかる。内外のシュートが決まらず、このQわずか4点。拓殖大は流れを掴み一気にリードを広げると、その後も優位に試合を運び、49-79で試合終了。

 アウトサイドの差が勝負を分けた。日体大はシュートを打ち続けるも3Pがまったく決まらず、一方の拓殖大は交代で入った成田が2本の3Pでチームの固さを和らげ、次第に全体的な動きも良くなった。注目のバンバも豪快なバックダンクや柔らかいアウトサイドシュートを見せ、期待のルーキーの実力を発揮。拓殖大はこれでベスト16。この次に神奈川大と対戦する。

 日体大はここで春シーズン終了となった。熊谷(12年度主将・リンク栃木ブレックス)が卒業したが、昨年ケガにより相次いで戦線離脱した出羽や濱田といった面々も戻ってきた。秋に向けてここからじっくりと立て直したい。

写真上:昨年優勝の青山学院大は埼玉大を寄せ付けず、張本も豪快なプレーを連発した。比江島という大エースが抜け、今期は張本を始め4年生の勝負どころになる。
写真下:拓殖大・バンバはアウトサイドの確率こそまずまずだったが、豪快なバックダンクを見せて会場を沸かせた。

※拓殖大・長田選手、日本体育大・北川選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2013.05.07 (Tue)

【2013トーナメント】5/7レポート(大田区総合体育館)

東洋大や立教大が善戦するも
シード校がベスト16進出

 
130507kato.jpg 代々木第二体育館と会場を分かれ、大田区総合体育館でも2面を使って8試合が行われた。代々木会場と同じくこちらも上位チームが順当に勝ち上がる結果となった。1部の白鴎大大東文化大明治大専修大はそれぞれ3部の國學院大山梨学院大東京農業大東京成徳大の挑戦を退けて難なくベスト16入り。2部の日本大も4部の上武大を徐々に突き放し、法政大江戸川大の2部対決は、法政大が高いシュート確率で江戸川大を圧倒した。

 一桁差での接戦となったのが、早稲田大東洋大の対戦と、立教大関東学院大学の対戦。1部所属の早稲田大はフリースローを落とすなどして序盤から2部の東洋大にリズムを奪われるが、最後に逆転して辛勝。東洋大は悔しさもあるが、下級生の活躍も光ってリーグ戦に向けて好材料も見えただろう。2部の関東学院大は3Qで3部・立教大の猛攻に遭い1点差まで詰め寄られるが、僅差でリードし続け最後に連続3Pで突き放した。

130507yamato.jpg これで代々木第二体育館会場の対戦と合わせて大会ベスト16が出そろい、1部は10チームすべて、2部は6チームが勝ち進む結果となった。次はベスト8をかけて、代々木第二体育館と大田区総合体育館の二会場で対戦が行われる。さらにレベルの高い戦いが繰り広げられることを期待したい。

写真上:加藤をはじめ安定感あるプレーを見せた法政大。昨年に引き続きベスト8進出なるか。
写真下:専修大相手に積極的に攻めた東京成徳大・大和。

※立教大・丸山選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2013.05.07 (Tue)

【2013トーナメント】5/8試合予定

国立代々木競技場第二体育館

13:00 神奈川大学 vs 拓殖大学
14:40 筑波大学 vs 国士舘大学
16:20 慶應義塾大学 vs 東海大学
18:00 青山学院大学 vs 中央大学


大田区総合体育館メインコート

13:00 明治大学 vs 関東学院大学
14:40 大東文化大学 vs 白鴎大学
16:20 早稲田大学 vs 法政大学
18:00 専修大学 vs 日本大学

 

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EDIT  |  21:27  |  2013トーナメント  |  Top↑

2013.05.07 (Tue)

【2013トーナメント】5/7結果

■国立代々木競技場第二体育館

関東学園大学62(10-22,18-23,19-30,15-21)96中央大学
日本体育大学49(15-17,15-22,4-20,15-20)79拓殖大学
筑波大学97(25-15,22-14,34-14,16-22)65順天堂大学
玉川大学52(7-33,13-38,12-27,20-21)119東海大学
青山学院大学128(33-5,29-10,40-15,26-16)46埼玉大学


■大田区総合体育館aコート

上武大学67(20-21,13-21,15-33,19-25)100日本大学
國學院大學50(6-25,13-21,10-20,21-17)83白鴎大学
大東文化大学81(25-7,18-6,14-18,24-20)51山梨学院大学
江戸川大学57(14-27,14-24,14-21,15-20)92法政大学


■大田区総合体育館bコート

早稲田大学68(10-16,20-13,17-20,21-13)62東洋大学
明治大学81(16-8,21-14,22-8,22-18)48東京農業大学
立教大学80(16-23,23-24,21-19,20-21)87関東学院大学
専修大学91(25-18,11-12,29-13,26-19)62東京成徳大学

 

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2013.05.06 (Mon)

【2013トーナメント】5/6レポート

いよいよトーナメントも本格始動
慶應義塾大、国士舘大、神奈川大がベスト16へ進出


130506ebina.jpg 5月2日より行われている関東大学トーナメント。関東における三冠大会のひとつであり、関東学生連盟に加盟する100大学以上が参加し、春の頂点を決める。今大会は例年と大きく異なる点がひとつある。これまでベスト8までしか行なっていなかった順位決定戦を、ベスト16まで行うのだ。ベスト8に残らなければ1部大学でも春の公式戦がわずか1試合、2試合で終わってしまう春シーズン。これでは強化にならず、この件については以前より問題視されていた。ベスト16に入ればベスト8と同じく5試合を戦える。春リーグの創設も以前より題目に上がってはいるが、まずはこの大会で試合数を増やすことは意味がある。優勝争いとともに、注視したい部分だ。

 連休最後のこの日、代々木には2部リーグ所属の大学が登場した。2部同士の対決となった慶應義塾大駒澤大は、主力の大半が抜けた駒澤大学に対し、慶應大が序盤から大差をつけてリード。駒澤大も後半に得点を伸ばすが106-75で慶應義塾大学がまず初戦突破しベスト16。次はインカレチャンピオン、東海大と対戦する。

130605saito.jpg 国士舘大神奈川大はともに下部の挑戦を受ける形となったが、前半は苦戦した。国士舘大と対戦した東京経済大は#37小島(4年・F)や#75伊橋(4年・C)のシュート、#3斉藤(3年・F)のスピードあふれるランニングプレーに翻弄され、1Qで10点のビハインド。前半でも追い上げきれず、3Qにプレスディフェンスから相手のミスを誘い、競り合いながらようやく逆転し、95-74と最後は20点差をつけた。
 神奈川大も明治学院大相手に重い出足となり、前半は競り合った。こちらも後半には相手を突き放して84-61としたがやや重い初戦となった。これで両者ともベスト16。国士舘大は筑波大と順天堂大の勝者、神奈川大は拓殖大と日本体育大の勝者と対戦する。

写真上:主将の蛯名ら、4年生の働きぶりにチームの復権がかかる慶應大。
写真下:機動力あるプレーで何度もシュートをねじ込んだ東京経済大・斉藤。

※慶應義塾大・福元選手、東京経済大・小島選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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