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2012.11.21 (Wed)

【2012インカレ】11/21レポート(墨田区総合体育館)

関東4チームがベスト8進出を決めた墨田総合体育館
地方校もそれぞれの良さを発揮し奮闘を見せる


 墨田区総合体育館ではベスト8を決める2回戦が4試合が行われた。オールジャパンへの出場、そしてインカレの最終日まで試合を続けられるベスト8はベスト16とは一味違う世界。その壁は地方校にとっては険しく、トーナメント左の山は青山学院大・大東文化大・明治大・専修大と4試合ともに関東1部校が勝ち上がった。それでも地方校も何度も踏ん張りを見せ、それぞれに手応えもあった試合内容となった。


20121121nakahigasi.jpg 白鴎大を破って2回戦に進出した仙台大は、関東7位の明治大と対戦。立ち上がりこそ仙台大も得意のバックドアや#75我妻(4年・CF)のドライブで幸先の良いスタートを切ったが、すぐに明治大の3P攻勢が火を吹いた。1Qだけで#12中東(2年・SF)が4本、#2目(3年・SG)が1本決めると、続く2Qでも#2目は5本を沈めて絶好調。前半だけで合計10本と驚異の3P攻撃が功を奏した明治大は、ディフェンスでもオールコートプレスで仙台大のミスを誘い、大量リードを奪った。仙台大も#20田賀(4年・C)が攻め気を見せ、4Qには#14佐藤(4年・SG)らが連続で3Pを決める見せ場を作るも、明治大を脅かすにはいたらず。64-45で試合終了となった。

 3年連続で1回戦を突破した富山大と関東5位の大東文化大の試合は、互いに華麗な1on1や勝負強い3Pで会場を沸かせる試合となった。立ち上がりで大東大がインサイドの強みを生かし15-4と先行するも、#24志村(4年・G)らが次々3Pを沈めた富山大が怒涛の追い上げを見せて1Qは23-17。続く2Qも#25志村が好調で、#35中村(2年・F)のドライブなどもあって富山大が一時逆転からリードを奪った。しかし大東大も#14岸本(4年・G)が相手の歓声を黙らせるような3Pを決め、#43鎌田(4年・C)のバスケットカウントで再度逆転すると、そこからリバウンドを掌握してじわじわリードを広げていく。12点リードで4Qに入ると、開始早々追い打ちをかけるように#99山崎(1年・G・弘前実業)が1本、#14岸本が2本の3Pを決めてリードを20点に広げ、そのまま89-62で快勝した。富山大は#25志村が32得点と奮闘したが、もう一人の得点源#24湯浅(4年・F)は#41小山らの好守に阻まれなかなか調子が上がらなかった。大東大は高さの強みを生かし、リバウンドで19本の差をつけて快勝した。

121121nagayoshi.jpg 東海地区1位の浜松大は、第一シードの青山学院大にぶつかった。序盤から高い位置でディフェンスを仕掛ける青山学院大がスティールからの速攻でやや先行し1Qは21-14。だが続く2Q、浜松大は#33和田(4年・G)のドライブ、#41戸島(3年・SG)のミドルシュートが軽快に決まって4点差に。しかしフリースローを2投落として勢いにブレーキがかかると、青学大#32畠山(3年・PG)が好守でチャージングを誘い、#56比江島(4年・SG)の3Pが続いて流れが一転した。二桁リード奪って保持する青学大に対し、浜松大も2Q終盤#33和田が青学大のアンスポーツマンライクファウルを誘って流れを作り、#45ジャーラ(4年・C)の得点で再び4点差に詰め寄ったが、後半は立て直しを図って素早い速攻で相手を置き去りにした青学大がリードを広げた。3Qを22-10として差をつけると、最後はベンチメンバーも出場させながら81-57で青学大が快勝した。

写真上:3Pが6/6と絶好調だった明治大・中東。ダンクまで決めた。
写真下:青学大#25永吉と浜松大#45ジャーラは同じ延岡学園高校出身。パワフルな対決を見せてくれた。


※仙台大・我妻選手、田賀選手、浜松大・和田選手、ジャーラ選手のインタビューは続きを読むへ。 

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【大阪学院大が善戦するも専修大はエースが本領発揮】
121122kosaka.jpg 大阪学院大は今季から1部に復帰したばかりではあるが、春の関西学生バスケットボール選手権を2連覇、西日本学生バスケットボール選手権で初優勝を飾り、リーグ戦でも近畿大に続いて2位となった有力チーム。5年ぶりにインカレへの切符を手にし、ベスト8を賭けて関東4位の強豪・専修大とぶつかった。大阪学院大は長くリードを保って善戦したものの、最後は専修大の地力が勝り75-62で専修大がベスト8進出を決めた。

 序盤から互角の戦いが続いた。大阪学院大も専修大の堅い守りになかなか点が伸びないが、専修大もオフェンスリバウンドは取れても197cmの#22小阪(3年・C)を前になかなかシュートを決めきれない。#22小阪のインサイドで加点していく大阪学院大に、専修大は#22樋口(4年・PF)のゴール下、#11宇都(3年・G)の速攻で対抗し、1Qは14-14と同点になった。すると2Q、序盤はシーソーゲームとなるが、専修大はタフショットが続き、ファウルが吹かれずオフェンスが伸び悩む。その間#7石原(4年・PG)が巧みなドライブでディフェンスをかわし大阪学院大がややリード。しかし#11宇都にスティールされて#20合田(1年・G・淀川工)がアンスポーツマンライクファウルを吹かれるなどリードを広げられず、5点以内の僅差で専修大がついて行く形が続いた。そのまま27-32と大阪学院大リードで後半へ。

 3Q、もったいないミスでやや集中を切らす専修大だが、#11宇都が飛び込みリバウンドで気迫を見せ、ディフェンスも高い位置から当たった。大阪学院大はこの苦しい場面で#7石原が2連続でドライブからファウルをもらい7点リードに広げるも、専修大#33館山(4年・G)が3Pを返し、#11宇都のリバウンドシュートで2点差に。すると3Q終盤、大阪学院大は#22小阪が#11宇都を豪快にブロックするが、#11宇都も今度はそれを読んでドライブで引きつけノーマークの#22樋口に上手くアシスト。このゴール下シュートで3Q残り1分逆転すると、#11宇都の1on1は止まらず、わずか1分間の間に3連続得点に成功して逆に7点リードをつき返した。

121121uto.jpg 49-42と専修大リードで入った4Q、大阪学院大は#99藤田(2年・C)が2連続得点に成功し残り4分4点差と迫り勝負はまだ分からず、#10後藤(2年・PG)を起点に息の合ったパス回しから得点していく。しかしこの大事な場面で、#33館山が価値ある3Pを決め、#11宇都もマッチアップしたディフェンスが引いて守っているところで遠目のジャンプシュートを決めて専修大が残り4分9点リードに。その後時間を使いながら要所で攻める専修大は、残り2分、#11宇都がバスケットカウントを獲得して点差を二桁にした。これが決定打となり、大阪学院大は追いつくことができずに75-62で試合終了となった。

 大阪学院大は小阪の存在感や石原を起点とした息の合った素早い展開は十二分に通用していたものの、専修大のエース宇都を止めきれず。高さの部分でリバウンドに苦しんだことも大きかった。しかし終盤まで専修大を苦しめ、関西2位の実力の高さをうかがわせる試合に。3年生以下も多いだけに、来季再びのチャレンジを待ちたい。

 専修大は笛にも悩まされたが、勝負どころでオフェンスリバウンド、堅守からの速攻といい形が出た。その展開へとチームを引っ張った宇都は38得点13リバウンドと2項目でチームハイの活躍。関東上位校のプライドを守り、我慢の試合を勝ちきってのベスト8進出となった。今年は練習からガツガツと本気の姿勢で取り組んできたと言う勝負の年。まだまだ上を狙い続けるだけだろう。

写真上:小阪は22得点12リバウンド4ブロックでチームに貢献。
写真下:38得点13リバウンドの活躍で勝利を引き寄せた専修大・宇都。

※大阪学院大・石原選手のインタビューは「続きを読む」へ。

 

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EDIT  |  23:50  |  2012インカレ  |  Top↑

2012.11.21 (Wed)

【2012インカレ】11/21レポート(代々木第二)

愛知学泉大が早稲田大を下し一回戦突破
地方勢に粘りの見えた一回戦残り6試合


121121kumagae.jpg 代々木第二と墨田総合体育館の2会場に分かれて行われた男子3日目、代々木では一回戦の残り6試合が行われた。この日は差がついたゲームもあったが、地方勢が関東勢に肉薄するゲームも多く、そう大きな実力の差を感じさせない試合も多かった。その中で愛知学泉大早稲田大を下して一回戦突破。また、関西学院大同志社大はあとわずかが届かず初戦で敗退した。

 東北1位の岩手大は、関東10位の日本大と対戦した。チームの最高身長が181cm、スタメンのほとんどが170cm台と高さのない岩手大に対し、日本大は1部の中でも屈指の高さを誇るチーム。岩手大はそれでも激しいディフェンスから#4吉田(4年・G)らがスティールを何本も成功させ食らい付くが、2Q終盤次々3Pを決めた日本大が一歩抜け出し、その後も#24劉(1年・C・北陸)、#1坂田(3年・F)が高さを活かし優位に立った。だが岩手大も、16点ビハインドで入った4Qで再び盛り返す粘りを見せる。前からディフェンスを仕掛けて相手のミスを誘い、#8田中舘(3年・F)のシュート、#4吉田の3Pで残り7分8点差に。しかし追い上げもここまでとなり、#29上原(1年・PG・興南)がディフェンスの穴をついてゴール下を決め、#11飛田(4年・SG)も3Pを決めて突き放し91-73で日本大が勝利した。

 関東9位で出場の日本体育大は東海3位の中京大と対戦。サイズのない中京大はミドルシュートが決まらず1Qから出遅れた。日体大は#11北川(3年・SG)、#21熊谷(4年・PF)を中心に得点し、1Qで23-9と差をつけると終始リードしてゲームを進めた。中京大は後半にディフェンスをゾーンにチェンジ。すると日体大も次々ターンオーバーを犯して追い上げられてしまう場面も。中京大は4Qに#13杉本(2年・G)のバスケットカウントで7点差にまで詰め寄るが、その後は日体大がインサイドの得点と3Pを3連続で沈めて71-54。一回戦を突破した。

 九州3位の鹿屋体育大は関東2位東海大と対戦。鹿屋体育大は前日の女子の試合を男子が応援したように、今度は女子が男子の応援に訪れ、賑やかな声援を送った。声援に後押しされるようにゲームの出足は鹿屋体育大がディフェンスで襲いかかり、ターンオーバーを奪って一気に得点。しかし8点以降は東海大の激しいディフェンスに遭い、東海大の高さもあってシュートがなかなか打てず8-23と離されてしまう。2Qも手を緩めない東海大に対し7点しか奪えず、前半で15-42。しかし後半は#1内村(4年・PG)が1on1で、#17小野(4年・CF)、#88丸山(4年・PF)がアウトサイドで思い切りの良いシュートを放ち、後半だけで6本の3Pを沈めて意地を見せる。後半の点数だけならわずか2点差と頑張りを見せ、50-79で試合終了。東海大が一回戦を突破した。

写真:ダンクに行く日体大・熊谷。

※岩手大・吉田選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【守りに加え積極的なオフェンスで愛知学泉大が勝利】
121121taguti.jpg 関東8位の早稲田大は東海2位の愛知学泉大と対戦。愛知学泉大のディフェンスに苦しんでビハインドを負う展開となり、一時逆転したが愛知学泉大の勢いある攻守に阻まれ、一回戦で敗退した。

 立ち上がりは大きな差はなかったが、じわじわ差をつけたのは愛知学泉大。序盤から#6森川(3年・SF)がドライブを仕掛けていき、#2松元(4年・SG)のアウトサイド、#31井上(4年・C)もタップでシュートを押し込むなど、オフェンスが機能。ディフェンスでは自慢の激しいマンツーマンで簡単に早稲田大に攻撃させない。1Qは16-21とし、2Qの立ち上がりもファウルが続いて波に乗れない早稲田大に対し、#24田口(3年・PG)の3P、バスケットカウントが出てリードを11点に開いた。スロースターター気味の早稲田大はここから#21河上(3年・F)が奮起。ディフェンスを受けながらフェイダウェイでミドルシュートを次々沈め、#6大塚(4年・G)のシュート、#15木村(2年・F)の速攻も出て#21河上の3Pで同点に追いつく。しかし#6大塚が2Q最後に3ファウルとなり、後半に不安を残した。

 3Q、愛知学泉大はディフェンスをゾーンにチェンジ。早稲田大の得点が停滞し、その上#6大塚が4つ目のファウルを吹かれてピンチを迎える。ここがチャンスと見た愛知学泉大は交代した#12武津(2年・G)を囲みターンオーバーを誘うと、そこから再び10点近くリード。早稲田大は#6大塚を戻さざるを得ない状態となるが、ゾーンがなかなか崩せない。愛知学泉大も外が落ちる時間帯に入り、残り3分は無得点となった。早稲田大はオフェンスリバウンドからようやく速攻の形が出かかり、残りわずかになってここまで怪我とファウルで満足な働きのできなかった大塚が、この日最高のパスを出す。ペイント内に切れ込んだところをゴールを背にしてくるりと止まると、ゴール下へ走りこんだ#21河上へ完璧なタイミングで背面パスを出してこれが決まった。大きく会場がどよめく中、53-59と早稲田大が6点差に戻して3Q終了。

121121kawakami.jpg 4Q、追い上げる早稲田大は#34池田(1年・G・京北)がドライブを決め、オフェンスリバウンドからのお家芸、#8玉井(3年・G)、#21河上の連続速攻で流れを作り同点にすると、#21河上の3Pで開始3分についに逆転。しかし愛知学泉大も慌てなかった。#12佐藤(3年・SG)のミドルシュート、#6森川の3P、#31井上のポストプレーが続き、再びリードを奪い返す。早稲田大は#21河上が再度3Pを決めるがその後のオフェンスが続かない。愛知学泉大は最後まで集中を切らさず、71-76で試合終了。2008年以来の一回戦突破を決めた。

 愛知学泉大の山本監督はマンツーマンとゾーンをうまく使って早稲田大を止めた。特に森川のところで木村のディフェンスとのズレを狙い、積極的にドライブを仕掛けたと言う。その他の選手もいつも以上によくシュートを決めたことを評価した。次は東海大が相手。遠征でもよく戦う相手だが、ぶつかっていくだけだろう。

 早稲田大は大塚が本調子ではなかったことが大きいが、木村のところで得点を伸ばせなかった。河上が36点と奮闘したが、その他が少なく、3Pも河上の3本だけに終わってしまった。なんとか1部残留を決めたが、インカレまで短期間しかなかったことも響いたようだ。

写真上:15得点で松元、森川に続いた愛知学泉大の田口。
写真下:早稲田大・河上は36点。内外巧みなバスケットを見せた。

※愛知学泉大・松元選手、森川選手びインタビューは「続きを読む」へ。


【同志社大が追い上げるも拓殖大にわずかに届かず】
121121suzuki.jpg 関東6位の拓殖大と関西4位の同志社大の対戦は、一時突き放した拓殖大に同志社大が追いすがったが拓殖大が逃げ切って勝利した。

 1Qは25-25、2Qも13-13と全く互角。1Qは互いに点を取り合う状態となり、
2Qは互いに速攻のミスやファウルで伸び悩んだ。同志社大は激しいディフェンスで#11佐々木(4年・C)を自由に動かせず、拓殖大は#1鈴木(4年・G)が難しいシュートを決めていく。しかし拓殖大は2Qで#40藤井(3年・G)が3つ目の笛を吹かれてファウルトラブルに。同志社大も#28山本(3年・SG)も同様に4つ目でベンチへ。どちらも主導権をつかめないまま38-38で後半へ。

121121isikawa.jpg しかし、3Qで流れを掴んだのは拓殖大。#11佐々木、#94長谷川の得点で流れを作り、#1鈴木の速攻も出てこのQで16点のリードを奪うことに成功。同志社大は得点が伸びず10点に終わってしまった。しかし4Q、立ち上がりで同志社大は#15谷口(2年・PF)、#2石川(3年・PF)、#28山本らが立て続けに得点を奪い、じわじわ詰め寄っていく。拓殖大はオフェンスリバウンドからの速攻は何本か出るものの、それ以外が続かない。同志社大は#53荒谷(1年・PF・洛南)の2本の3Pとフリースローなどで残り3分で5点差にまで追い上げに成功。しかしこの後の拓殖大もうまかった。ディフェンスで24秒を耐えると、次に#40藤井がテイクチャージの活躍。これで流れが切れた同志社大は外を打っていくが入らない。拓殖大は#14大垣(2年・SF)のシュートで78-70として同志社大のリズムを断ち切る。同志社大は最後に#15谷口が1本決めるが反撃はそこまで。79-72で拓殖大が勝利した。

 拓殖大は3Qで突き放したが最後再び追い上げられてしまった。フリースロー確率も悪く、シュートのタッチに今後はかかってきそうだ。同志社大は3年生以下の下級生がコートに多く出ている状態で、石川を中心に得点を重ねたが惜しくも届かず。しかし成長が期待できるチーム、来期に期待したい。

写真上:鈴木は16得点。苦しい時に欲しいシュートを入れた。
写真下:同志社大は石川を中心に攻めた。まだ3年生、来期に期待したい。


【終盤に流れを掴んだ筑波大が関西学院大に逆転勝利】
121121umetu.jpg 関東4位の筑波大は関西3位の関西学院大と競り合い、終盤まで後手に回ったゲームとなった。

 筑波大はこの日#6西村(3年・G)をスタメンに据え、その西村が序盤に連続得点。関西学院大はミドルシュートを中心に得点を重ね、互角の立ち上がりになった。筑波大は#47砂川(4年・PF)、#32武藤(3年・C)のところが激しいディフェンスを受けて機能しない。1Q終盤にガードを#21笹山(2年・G)にチェンジし、立て直しをはかった。1Qは18-16と関西学院大が2点リードし、2Qに入ったがここから関西学院大はシュートが入らず4分ほど得点がストップ。特にミドルシュートがメインだがこの確率が上がってこない。しかし一方の筑波大もターンオーバーやオフェンスファウルが続き、逆転はしたものの膠着状態に。結局互いに点が取れずに25-26で前半終了。

 3Q、筑波大は#50梅津(4年・C)の3連続得点でやや抜け出したかに見えた。しかし関西学院大も#3川嶋(4年・PG)や#9西(2年・SG)のシュートでついていく。筑波大は一時5点差をつけるが前半で3ファウルになっていた#32武藤に続き、#47砂川が4ファウル。逆に関西学院大の#22源中(4年・PF)にオフェンスリバウンドやミドルシュートを決められ1点差にされると#21笹山までファウル3になる悪循環。ここで関西学院大は#1井上(2年・PG)のスティールで逆転に成功。37-36で4Qに入った。

121121takahashi.jpg 4Q、筑波大が流れを変えられず、関西学院大もファウルが嵩みながらもリードを保っていく。残り5分、ここまで無得点だった筑波大#47砂川がようやくの得点を決めて44-44の同点に戻すと、砂川が大きく声を上げながら拳を振り下ろし、ベンチも喝采。関西学院大はタイムアウトを取ってゲームを整え直そうとするが、#47砂川にフリースローを与えてしまう。ここで筑波は#32武藤、#34池田(3年・SF)の得点で流れを作るが、関西学院大も#3川嶋の3Pで譲らない。さらに筑波大はここでゾーン。関西学院大は3Pを続けて打っていくが当たらず、4点差を追って残り32.5秒でファウルゲームに。残り4秒で3点差にするが、筑波大のスローイン前に#3川嶋がファウルを犯してこれがアンスポーツマンライクファウルとなり万事休す。筑波大は最後を落ち着いて処理し、49-55。苦しみながら初戦を制した。

 筑波大は序盤からの砂川、武藤のファウルトラブルに加え、笹山がベンチスタートだったこと、坂東に打たせる形にできなかったことで苦戦を強いられた。しかも3Pが0本と、外のシュートが悪すぎた。リーグ戦中からインサイドの2人がファウルで苦しい展開になった試合が何度かある。次の相手は高さのある日体大だけに、充分注意が必要だ。

 関西学院大は惜しい試合を落とした。ディフェンスは良く何度も筑波大からターンオーバーを奪ったが、攻撃のほとんどをアウトサイドに頼ってしまい、2点のシュートは20/56と確率が上がらなかったのが痛い。内外バランス良く攻められればまた違った展開だったかもしれない。

写真上:筑波大はスタメンのインサイドが機能しない中、梅津の得点が大きかった。
写真下:センターながら積極的に外を打った関西学院大・高橋。

※関西学院大・川嶋選手のインタビューは追って掲載します。

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2012.11.21 (Wed)

【2012インカレ】11/22試合予定(2回戦)

◆墨田区総合体育館

13:00 拓殖大学vs日本大学
14:40 日本体育大学vs筑波大学
16:20 近畿大学vs天理大学
18:00 愛知学泉大学vs東海大学

 

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2012.11.21 (Wed)

【2012インカレ】11/21結果

◆国立代々木競技場第二体育館(1回戦)

岩手大学 73(18-20,14-22,19-25,22-24)91 日本大学
日本体育大学 71(23-9,20-11,8-17,20-17)54 中京大学
早稲田大学 73(16-21,20-15,17-23,20-19)78 愛知学泉大学
拓殖大学 79(25-25,13-13,26-10,15-24)72 同志社大学
関西学院大学 49(18-16,7-10,12-10,12-19)55 筑波大学
鹿屋体育大学 50(8-23,7-19,21-24,14-13)79 東海大学


◆墨田区総合体育館(2回戦)

富山大学 62(17-23,25-16,12-27,8-23)89 大東文化大学
明治大学 64(19-10,19-11,17-10,9-14)45 仙台大学
大阪学院大学 62(14-14,18-13,10-22,20-26)75 専修大学
青山学院大学 81(21-14,16-19,22-10,22-14)57 浜松大学

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2012.11.20 (Tue)

【2012インカレ】11/20フォト

121120kisimoto2.jpg
大東大・岸本を徹底マークにいった日本経済大。インサイドの#17李もペイント外へまで出て、ガード陣もスティールを狙う激しいディフェンスを見せた。


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2012.11.20 (Tue)

【2012インカレ】11/20レポート

接戦が続いた2日目は近畿大が関西1位の実力を披露
富山大は3年連続1回戦を突破!

121120sow.jpg インカレ2日目、代々木第二体育館では5試合が行われた。この日は大東文化大以外の9チームが地方勢。5つのうち4つのカードが地方勢同士の対戦となった。北海道2位の道都大に勝利した北信越1位の富山大は初出場から3年連続3回とも1回戦を突破。同じく初出場から連続3回目の出場となる日本経済大は惜しくも敗れたが高さ、速さを活かして大東文化大に前半からリードを奪い、終盤まで苦しめた。また、関西5位の天理大は逆転劇で東海大九州を破り、関西1位の近畿大徳山大を一蹴。関西勢6チームのうち、これで3チームが2回戦に進んだ。

 東海1位の浜松大は北信越2位の新潟経済大と対戦。ジャーラ(4年・C)の210cmという高さと、アウトサイドシューターの高確率なシュートでリードを得た浜松大が終始優位に試合を進めた。新潟経営大は#4鈴木(4年・SG)や#10濱(3年・F)を中心に得点していくが、差を開かれて99-60で試合終了。浜松大が昨年に引き続き2回戦進出を決めた。浜松大の次の対戦相手は優勝候補・青山学院大。高さ・強さを持ち合わせた王者にどんな戦い方をするかが注目だ。

 関西1位の第3シード、近畿大対中国2位の徳山大の対戦は、1Qから近畿大がリードを奪った。関西のMVP、新人賞、リバウンド王、得点王という4冠タイトルを引っさげて登場した注目ルーキー、ソウ・シェリフ(1年・C・沼津中央)が1Qからダンクを連発して高い能力を見せつけ、前半で30点以上の差をつけると、後半も余裕を持って99-62で勝利した。近畿大は次は関西3位の天理大と対戦する。

写真:次々とダンクを決めて高い身体能力を披露した近畿大・ソウ。スペースがなくても軽々と飛び上がれる瞬発力はさすが。

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【4Qで巻き返した天理大が東海大九州を下す】
121120ryu.jpg 関西5位の天理大と九州1位の東海大九州の対戦は、昨年のインカレ1回戦の再戦となった。リベンジに燃える東海大九州は、天理大相手に対策してきたことが3Qまで上手くはまり主導権を握っていたものの、4Qで勢いに乗ったのは天理大。そのまま接戦にもつれるが、69-64で天理大に軍配が上がった。

 ディフェンスから速攻に走るトランジションゲームを好む東海大九州に対して、ペースをコントロールしたセットプレーを持ち味とする天理大。先に自分たちのスタイルを出したのは東海大九州だった。スティールから速攻に次々走り、開始4分半で3-10と幸先の良い立ち上がりを見せる。天理大は高さを活かしてオフェンスリバウンドに絡むが決定力に欠き、このQは11得点。東海大九州は7点リードで入った2Qも、#7古閑(3年・PG)が力強いドライブでバスケットカウントを獲得し、天理大#18相馬(3年・SG)の3Pにもすぐさま#8川満(4年・PF)が3Pを決め返すなど勢いを切らさない。10点リードで前半を終えた。

 3Q、天理大は徐々にディフェンスの足が動きはじめ、緩急をつけたバスケットで相手のお株を奪うような速攻も出た。東海大九州は速攻がターンオーバーになるなど慌てた様子。だが天理大のアンスポーツマンライクファウルなどのミスにも救われ、東海大九州が7点リードを保持して4Qへ。

 すると3Qで追撃態勢を整えていた天理大が、4Qで猛攻を見せた。高い位置からプレッシャーをかけて相手のミスを誘い、4Qの立ち上がりで一気に波に乗る。特にルーキーの#56川田(1年・PF・星翔)がリバウンドに奮闘し、テイクチャージや引きつけて#23劉へアシストするなど躍動。残り4分、#18相馬が切れ込んで#23劉(4年・C)に合わせる形が2連続で決まり、60-57とリードを奪った。東海大九州はリバウンドが取れずに攻撃が単発に終わってしまい、その間に天理大が次々得点を重ねる。残り2分には、#11藤森(2年・SG)のバスケットカウント獲得で11点リードに。東海大九州はその後、ベンチが10秒を数えて速いオフェンスを展開していき、#17藤原(4年・SG)の3Pなどで勢いに乗ったが、残り10秒2点差まで詰め寄ることが精一杯。あと一歩及ばず、悲願の初勝利とはならなかった。

 3Qまでリードしていたのは東海大九州だったものの、落ち着いた試合運びと好守を見せた天理大が逆転勝利を飾った。「勝ちたい気持ちが先に出て、リードを守って足が止まってしまった」東海大九州・元(ウォン)部長。4Q終盤、インサイドを起点にやられた3本の得点が敗因になったと僅かな差での敗戦に唇を噛んだ。一方の天理大は、追う展開の中でも「やることをみんなでしっかりやれば絶対追いつける点差だと思った」(相馬)と慌てずに対応。勝ち方を知る天理大が一歩上回り、一回戦を突破した。

写真:今年唯一の4年生として主将を務める天理大・劉。昨年の経験を後輩に引き継げるか。

※天理大・相馬選手、東海大九州・川満選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【スピード感あるプレーで抜けだした富山大が勝利】
121120yuasa.jpg 3年連続3回目出場となる北信越1位の富山大は、北海道2位の道都大と対戦。4Qに入るまで接戦を繰り広げた。

 最初に抜け出したのは富山大。開始すぐに連続得点し、道都大は逆にシュートが入らず引き離されてしまう。富山大は#24志村(4年・G)のシュート、#25湯浅(4年・F)の3Pで残り約4分で14-6とリード。しかしここから道都大も盛り返して#7菅谷(2年・PG)や#34高橋(2年・PF)のシュートで追い上げ、#9木皿(4年・F)の3Pが決まってチームも盛り上がる。1Q残りわずかとなってから#34高橋が富山大のスローインをカットしてシュートするなど集中力を見せて、17-19と逆転して1Qを終了。

 2Qは道都大#34高橋のミドルシュートで始まった。しかし富山大もすぐに#11田中(1年・G・北陸)の3Pで返し、点差は離れない。道都大は#34高橋がスティールから速攻に走りバスケットカウントを獲得する場面もあるが、富山大は#25志村、#24湯浅の4年生2人が早い展開で次々と得点していき、一気に9点差に。しかしそこから道都大も#9木皿が3P、レイアップと連続得点の活躍。最後に#32上西(4年・SG)の3Pで36-35と1点差に近づいて前半終了。

 3Qも一進一退となった。富山大は立ち上がりに#24湯浅が次々に3Pを沈めて再び差を9点に開くがその後は沈黙しがち。道都大がじわじわ追い上げ、残り3:45で再び48-48の同点に追いつくと、#9木皿のアシストから#7菅谷(2年・PG)が決めて逆転。ファウルやトラベリングで停滞気味の富山大だったが、今度は#35中村(2年・F)、#25志村の得点で再逆転して59-54と5点リードで4Qへ。

 どちらに転ぶかわからない状態で4Qへ入ったが、抜けだしたのは富山大だった。個人能力を生かしたドライブ、パスのカットなど機動力を見せて怒涛のオフェンスを展開。開始3分で10点以上の差をつけると、道都大は焦りからかシュートの確率も悪くなっていく。その後もオフェンスの手を緩めない富山大が一気に差を開き、最後は88-68と接戦から抜けだして20点差をつけて一回戦を突破した。

 富山大は初出場で関西学院大に劇的勝利を収めた3年前から3年連続の1回戦突破。主将の志村「気を抜くとすぐやられる」と言いつつも、一回戦突破に何年も苦労するチームもあるだけに、大事にしたい経験だ。サイズはないが個人能力の高い選手が揃い、小気味よいはつらつとしたバスケットが持ち味。次の戦いも富山大らしさを存分に見せて欲しい。

 道都大は昨年の入れ替え戦からチームを立て直し、10年ぶりのインカレ出場。最後に一気に流れを持って行かれて引き戻せなかったが、3Qまで粘りのバスケを見せた。この経験を来期につなげられるよう期待したい。

写真:28得点の富山大・湯浅。志村とともにチームを牽引する。

※富山大・志村選手、道都大・木皿選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【日本経済大も粘るが大東文化大が辛勝】
121129hirae.jpg 九州2位、3年連続の出場となる日本経済大は、昨年のインカレと同じく大東文化大にぶつかった。終盤まで競り合う展開となるが、勝負所を制したのは大東文化大。日本経済大はインカレ初勝利とはならなかった。

 開始すぐさま2連続でファウルを吹かれつまずく大東大に対し、日本経済大はスティールから#9中嶋(3年・PG)らが速攻を決めて歓声が巻き起こった。だが開始3分で#30サンブ(2年・C)が2ファウルになり、大東大#30鈴木(3年・F)、#19藤井(4年・SG)の3Pで追いつかれるとそこからは競り合う展開に。日本経済大も#1古野(2年・PG)、#6北薗(4年・PF)のジャンプシュートが決まるが、大東大も#41小山がゴール下に切れ込み加点していく。同点で入った2Qも、依然として接戦が続いた。大東大は#43鎌田が何度もオフェンスリバウンドに粘るも肝心のシュートが決まらず、エース#14岸本も#12柿内(4年・PG)からの徹底マークに遭うなど思うようなバスケットが出せない。ディフェンスから流れを作った日本経済大が、#35木寺(4年・SG)の2本の3Pもあって最大7点リード。だが大東大は終盤#0有村(4年・PG)や#88平得(2年・F)が苦しい体勢での難しいシュートを決めていったこともあり、結局34-34と同点で試合を折り返した。

 3Q、大東大の#43鎌田を前に開始4分以上得点の奪えない日本経済大。大東大もミスはあって得点は停滞するが、#14岸本がドライブでファウルを得てフリースローでこつこつと加点していき、4点リードで4Qに入る。すると4Q、接戦に強い大東文化大は、要所で#14岸本が得点し、#88平得、#41小山も価値あるオフェンスリバウンドをもぎとっていく。日本経済大も#9中嶋のアシストから#6北薗や#17李が決めていくが、大東大の攻撃を止められず、5点前後の差が遠い。終盤、大東大が2連続でファウルを吹かれて流れが傾きかけるも、今度は日本経済大が2連続でファウルとなり、フリースローで#14岸本が残り1分9点差にして追い打ちをかけた。日本経済大も最後の意地を見せ5点差にしたが、そこで時間が尽き63-58で大東大が逃げ切った。

 日本経済大も奮闘は光ったが、あと一歩及ばずに初勝利とはならなかった。#30サンブは出だしのファウルでなかなかプレータイムが伸びずに終わったが、#17李も大東大の#43鎌田をよく4得点に抑える働き。しかし勝負所のリバウンドに飛び込まれるなどして最後は5点前後の差を追い付けず、逃げ切られた。

 大東大は終始調子が上がってこなかったものの、今シーズンこうした我慢の試合も多く見られ、そこまで慌てた様子はなかった。エース#14岸本は3Pこそ当たりがなかなか来なかったが、フリースローは13/13とノーミス。終わってみれば22得点と、安定的な活躍を見せて勝利を引き寄せた。

写真:要所でリバウンドをもぎ取った大東文化大・平得。

※日本経済大・北薗選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2012.11.20 (Tue)

【2012インカレ】11/21試合予定(1回戦・2回戦)

国立代々木競技場第二体育館(1回戦)

10:00 岩手大学vs日本大学
11:40 日本体育大学vs中京大学
13:20 早稲田大学vs愛知学泉大学
15:00 拓殖大学vs同志社大学
16:40 関西学院大学vs筑波大学
18:20 鹿屋体育大学vs東海大学


◆墨田区総合体育館(2回戦)

13:00 富山大学vs大東文化大学
14:40 明治大学vs仙台大学
16:20 大阪学院大学vs専修大学
18:00 青山学院大学vs浜松大学

 

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EDIT  |  22:29  |  2012インカレ  |  Top↑

2012.11.20 (Tue)

【2012インカレ】11/20結果(1回戦)

◆国立代々木競技場第二体育館

東海大学九州 64(18-11,17-14,16-19,13-25)69 天理大学
富山大学 88(17-19,19-16,23-19,29-14)68 道都大学
日本経済大学 58(17-17,17-17,9-13,15-16)63 大東文化大学
新潟経営大学 60(10-24,14-23,24-21,12-31)99 浜松大学
近畿大学 99(29-13,26-9,18-24,26-16)62 徳山大学

 

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2012.11.19 (Mon)

【2012インカレ】11/19フォト

121119_6.jpg
勝利に近づき、ベンチで肩を組む仙台大。

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EDIT  |  23:40  |  2012インカレ  |  Top↑

2012.11.19 (Mon)

【2012インカレ】11/19レポート

関西の出場枠が増えた今インカレ
地方勢では仙台大がまず関東越えを果たす


121119_7.jpg「東日本大震災」被災地復興支援 第64回全日本大学バスケットボール選手権大会が、男子は国立代々木競技場代々木第二体育館にて開幕初日を迎えた。男子は代々木第二体育館、墨田区総合体育館で行われ、順位決定戦には國學院大學と明治学院大学も使用される。

 昨年天理大学が3位を獲得し、関西がシード権を獲得。また、今年は全日本大学バスケットボール連盟に登録したチーム数によって振り分けられる枠数で関西の出場数がひとつ増え、関西は合わせて2枠増となっている。地方勢によりチャンスが開かれた今年、まず会場を沸かせたのは仙台大学。3年連続の出場中、過去2回とも破れてきたが、この日の第一試合で関東11位で出場した白鴎大を僅差で破る金星をあげた。

 関西2位の大阪学院大と四国1位の愛媛大は大阪学院大が実力を発揮し、87-53で1回戦突破。愛媛大は高さで劣る中、ゾーンなども使いながら対抗するが、2Q以降に大きく引き離されてしまった。大阪学院大は1Qから#20合田(1年・PG・淀川工科)が快調にシュートを決めて、30得点。2回戦で専修大と対戦する。

121119hiejima.jpg 4年ぶりに出場となった中国1位の広島大は関東3位の専修大と対戦。出足に#2岡崎(3年・C)などのシュートがよく決まり、1Qは18-16とリード。専修大は#22樋口(4年・PF)がこの日欠場となり、インサイドでは#9長谷川(4年・F)がオフェンスリバウンドで奮闘。#11宇都(3年・G)も得点を牽引し、2Qに逆転するとそのままリードを保って88-63で勝利した。

 関東1位の青山学院大は関西6位の立命館大と対戦。1Qは粘りあるバスケが持ち味の立命館大が積極的に攻めて16-11とわずかな差とするが、青山学院大は2Q以降#56比江島(4年・SF)が本領発揮。アウトサイドからペイント内でのレイアップなど多彩なオフェンスを見せて立命館大を引き離し、最終的には103-38と大きく差をつけて一回戦をクリア。3連覇に向けて好調なスタートを切った。

写真上:勝利し、喜び合う仙台大。
写真下:内外からの得点で相手を翻弄した青山学院大・比江島。

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【残り3.2秒で決勝点!仙台大が白鴎大を下す】

121119syoji.jpg 初日の第一試合から波乱の幕開けとなった。東北2位でインカレに乗り込んできた仙台大が、関東11位、先日の入替戦で1部昇格を決めたばかりの白鴎大から金星獲得。4Q残り1分に前半の貯金を使い切って同点にされたが、#14佐藤(4年・SG)の勝負強いシュートで白鴎大の猛追を振り切った。

 スタートダッシュを切ったのは仙台大。鮮やかなバックドア、ディフェンスから速攻の形で畳み掛けるように得点を重ね、#66庄司(2年・SF)、#14佐藤のシュートも高確率で決まった。対する白鴎大は立ち上がりで決まった#5柳川(3年・SG)のレイアップ、#30アビブ(4年・C)のゴール下を最後にオフェンスが沈黙し、仙台大のゾーンディフェンスを崩せない。#5柳川がドライブを決めるも後が続かず、24-8といきなり大差をつけられて1Qを終えた。2Qは白鴎大の変則的なゾーンが機能し流れが傾きかけ、仙台大も得点が停滞するなか要所で#66庄司がジャンプシュートを決めて勢いを切らさない。#66庄司は前半だけで21得点を稼ぎオフェンスを牽引。一方の白鴎大は#30アビブが囲まれ、#5柳川のドライブもカバーに止められて攻めあぐねた。このQまたしても8得点に終わり、40-16と大きく水をあけられ後半へ。

 3Q、仙台大もさすがに外のシュートが落ち始め得点が伸び悩むが、苦しい場面で#14佐藤が2本の3Pを決めるなど依然としてリードは保持し続ける。最終Qに入ると、開始早々#37松崎(3年・CF)がアビブ相手に一対一を決め、残り9分リードを21点に広げた。

121119ookama.jpg だが勝負はここからだった。#30アビブがダブルチームにも屈せずゴール下を決めると、続けて#1大釜が強気なドライブでバスケットカウント獲得。「ここだぞ!ここ!」という大釜の声に応えるように#5柳川が2本の3Pを決めると、その後も前からディフェンスを仕掛けて仙台大のミスを誘った。#3横塚のスティールや#15白濱のリバウンドシュートで加点していく白鴎大に対し、仙台大は相手の激しいディフェンスで後手に回り、そのうえ残り3分を残して#75我妻が痛恨の5ファウルになるなど悪い流れを払拭できない。白鴎大は#1大釜が勝負強い3Pを2本決めてのけ、残り1分56-56とついに仙台大を捕えた。次のオフェンス、仙台大は#14佐藤の3Pが決まらず白鴎大にチャンスが訪れるものの、白鴎大も#5柳川の3Pはリングに弾かれる。そして回ってきた仙台大のオフェンス、右0度から#14佐藤がジャンプシュートを放った。これがきれいに決まって残り3.2秒で仙台大が2点リード。最後の白鴎大の攻撃をしのぎ、58-56で仙台大がアップセットを果たした。

 嬉しい勝利に仙台大の選手たちは嬉し泣き。予選では岩手大に東北1位の座を譲ったものの、そこで落ちることなく、インカレでは各々が全てをぶつけて勝利をもぎ取った。23得点ずつ、二人で46得点と点数の大半を稼いだ#14佐藤と#66庄司の活躍もさることながら、アビブをよく抑えた#20田賀や#75我妻らのチームディフェンスも勝利に大きく貢献。インカレの開幕試合に相応しい熱戦を繰り広げてくれた。

 白鴎大は、諦めずに4Qで最大21点差を同点まで縮めた猛追は光ったものの、一歩及ばず。前半の悪さが悔やまれる内容となった。死闘を繰り広げた入替戦から間もなくのインカレとあって、難しい部分もあったのかも知れない。今年は関東の枠が縮小したことにより2部リーグ内で唯一の出場となったが、勝利を挙げることなく初戦敗退でインカレを終えた。来季は1部でのプレーが決まっている。ここからのレベルアップを図ってほしい。

写真上:前半の得点を牽引した仙台大・庄司。
写真下:終盤の追い上げで強い気持ちを見せた白鴎大・大釜。

※仙台大・佐藤選手、白鴎大・アビブ選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【札幌大が前半はリードするが明治大が後半突き放す】
121119kotuji.jpg 同じチームカラー同士、紫色にコートが染まった第3試合の対戦は関東7位の明治大対北海道1位の札幌大。札幌大が2Qで逆転しリードして前半を終えたが、後半失速し82-55で明治大が勝利した。
 
 互いにロースコアな立ち上がりとなるも、#2目(3年・SG)がフックシュートでバスケットカウント、3Pと活躍し明治大が勢いに乗った。前からカットしやすやすと速攻につなげ、オフェンスリバウンドにも飛び込んで主導権を握る。札幌大もフリースローや#1志水(1年・PG・能代工)の3Pで何とか食らい付き、最後に#11栃本(3年・C)がポンプフェイクで飛ばしてゴール下を決め、7点ビハインドに留めて1Qを終えた。

 2Q、札幌大も奮闘を見せる。#18中村(1年・SF・能代工)のリバウンドシュートで先制しリズムに乗ると、#11栃本のバスケットカウント獲得をきっかけに3連続得点で逆転。その後も#8小辻(3年・SF)が高確率でジャンプシュートを決めていき、一歩先行し続ける形が続いた。明治大はインサイドへのパスがカットされ、リバウンドシュートも決めきれないなど精彩を欠く。最後にブザービーターで倒れながら#8小辻がシュートを決め、札幌大の5点リードで試合を折り返した。

 だがハーフタイムを挟んで明治大も仕切り直した。激しいディフェンスで相手のターンオーバーを誘い、攻めては#2目の3Pであっという間に再逆転。途中出場の#50伊澤(1年・PF・愛産大工)も3連続得点と仕事を果たしリードを広げた。札幌大は3Q残り7分で#18中村が4ファウルになるなどブレーキがかかり、アウトサイドもことごとくリングに弾かれる。#11栃本の1on1でなんとか6点差に留めて3Qを終えるが、このQは8得点しか奪えずやや苦しい状況。4Qに入ると明治大は追い打ちをかけるように#2目の3P、#16安藤(2年・PG)のジャンプシュートなど得点ラッシュになり、反撃の隙を与えなかった。82‐55で明治大が札幌大を下し、まずは初戦を勝ち進んだ。

 札幌大は終盤突き放される結果となったが、3Qまで食らい付き関東の大学相手に“やれる”という手応えもあった様子。特にメンバーが全員3年生以下と、来年も全員が残ることは大きい。佐久本ヘッドコーチが指導にあたって今年で4期目となり、年々バスケットの質も上がってきている。来シーズンの戦いも期待したい。対する明治大は硬さやミスもあったが、最後に突き離して全員出場で初戦を突破した。こちらも同じく若いチームだが、各々勝負強さは秘めており、伸び代は未知数。どこまで駆け上がれるか注目したい。

写真:前半はシュートがよく決まった札幌大・小辻。

※札幌大・栃本選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2012.11.19 (Mon)

【SPECIAL】BOJラインvol.13~狩野祐介選手~

リレー形式インタビュー「BOJライン」
vol.13~東海大学・狩野祐介選手~


121119KARINO4.jpg 選手の指名でリレー形式にインタビューをつなぐ「BOJライン」。第12回の日本体育大・熊谷尚也選手からバトンを渡されたのは、東海大・狩野祐介選手です。

 チャンスを見極め、ここ1本が欲しいという場面で決めてくれる安定感抜群の3Pシューター。手を抜かないディフェンスや人一倍声を出して仲間を鼓舞する姿も頼もしく、今季は下級生の多いチームをキャプテンとしてまとめています。福岡第一高校時代からエースシューターとして何度も全国の決勝の舞台に立ってきた狩野選手ですが、その裏側には常識を超えた努力の積み重ねがありました。小さな頃から続けてきた、努力を努力と思わないバスケットへの取り組みが、狩野選手をここまでの選手にさせたようです。また、学生最後の年、優勝にこだわる強い思いも詳しくお伺いしています。BOJライン、第13回もどうぞお楽しみください。

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2012.11.19 (Mon)

【2012インカレ】11/20試合予定(1回戦)

国立代々木競技場第二体育館

11:00 東海大学九州 vs 天理大学
12:40 富山大学 vs 道都大学
14:20 日本経済大学 vs 大東文化大学
16:00 新潟経営大学 vs 浜松大学
17:40 近畿大学 vs 徳山大学

 

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2012.11.19 (Mon)

【2012インカレ】11/19結果(1回戦)

◆国立代々木競技場第二体育館

仙台大学 58(24-8,16-8,10-15,8-25)56 白鴎大学
大阪学院大学 89(24-12,28-10,23-10,14-21)53 愛媛大学
明治大学 82(22-15,10-22,19-8,31-10)55 札幌大学
広島大学 63(18-16,15-28,15-19,15-25)88 専修大学
青山学院大学 103(16-11,28-10,23-6,36-11)38 立命館大学

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2012.11.17 (Sat)

【2012インカレ】11/19試合予定(1回戦)

◆国立代々木競技場第二体育館

11:00 仙台大学 vs 白鴎大学
12:40 大阪学院大学 vs 愛媛大学
14:20 明治大学 vs 札幌大学
16:00 広島大学 vs 専修大学
17:40 青山学院大学 vs 立命館大学

 

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2012.11.08 (Thu)

【2012リーグ】入替戦 早稲田大vs国士舘大

【2Qで反撃した早稲田大がリードを守り1部を死守】
121108tamai.jpg 入れ替え戦最後の試合となった1部8位早稲田大と2部3位国士舘大の戦いは、アクシデントに見舞われながらも勝負どころを抑えた早稲田大が勝利し、1部の座に踏みとどまった。

 早稲田は怪我をしている#6大塚(4年・G)が「何も言われなくても出るものだと思っていた」と強行出場。全力疾走ができない状態の中、ゲームコントロールを担った。それでも1Qはファウルトラブルで重い出足。国士舘大は#9新田(2年・C)が好調なものの、#11平田(4年・G)が1Qで3つとファウルトラブルに。それでも得点は10-17、国士舘大リードの幕開けとなった。

 2Q、早稲田大が本領を発揮する。国士舘大のターンオーバーからの早い展開で#21河上(3年・F)の3P、#6大塚ー#8玉井(3年・G)によるホットラインの速攻が続き、一気に逆転。国士舘大は#11平田をコートに戻して立て直しをはかるが、早稲田大は#21河上がリバウンドからバスケットカウントを奪うなど集中を切らさずリードを守る。この早稲田大の攻撃で国士舘大は7点リードから6点のビハインドにまで落ち込んでしまったが、それでも中盤から#22原(1年・F・習志野)の3Pや#11平田のミドルシュートで追い上げ、残り2分半で同点にまで押し戻す。しかし早稲田大もゆずらず#21河上が3Pを沈めて2Qは32-30と2点リードで折り返した。

 3Q、早稲田大は#15木村(2年・F)が奮闘し、序盤に連続得点。国士舘大はシュートが決まらず引き離されてしまう。しかしここまで得点を引っ張ってきた#21河上がシュートを打った後に選手の足に乗ってしまい捻挫。ベンチへと下がることになってしまう。ここが好機となった国士舘大は#22原がアウトサイドを次々に沈め、再び盛り返す。しかし早稲田大も粘って#34池田(1年・G・京北)や#16山本(1年・F・福岡第一)の1年生も得点に絡み河上不在の中で51-40とリードを保って4Qへ入った。

121108hirata.jpg 4Q、コートに戻った#21河上が開始早々に3Pでチームを勢いづけた。これに対し国士舘大はターンオーバー、24秒オーバーとヴァイオレーションを続けて出してしまう。タイムアウトで立て直しをはかる国士舘大は#22原の3P、ドライブと続きじわじわと追い上げをはかる。早稲田大は10点以上のリードを保ちつつもシュートが決めきれずリングからこぼれる場面が目立ち、交代のほぼない#6大塚、#6玉井とも足にきてベンチでケアする状態に。一方、国士舘大は終盤に来て3P攻勢に当たりが来始める。#14高橋(3年・G)、#15松島(3年・G)、#11平田と来て16点あった差を#14高橋の2本目の3Pで、残り50秒で68-63の5点差にまで縮めることに成功。ディフェンスでも早稲田大のスローインで5秒オーバーを奪うなど、早稲田大を焦らせた。早稲田大は国士舘大ディフェンスに苦しみつつもボールを#6大塚が運ぶ。体勢を崩した危ない場面で「チラッと見えたバッシュが仲間のものだったから」と転びながらライン際からボールを生かす神業も見せてリードを7点にし、流れを国士舘大に渡さない。国士舘大は最後にファウルゲームに挑むが、追いつくことはできず74-63で試合終了。早稲田大が3戦目に突入しながらも1部の座を守った。

 リーグ戦が行われる2カ月間の間、順位が決まるまでにはさまざまな要素が絡み合う。早稲田大は滑り出しこそ好調だったが、大塚が中盤以降怪我に悩まされ、欠場する試合も出たことで苦しい立場に追い込まれた。だが最後はそれを乗り越えての1部残留。怪我を押して出場した大塚や捻挫しながらもコートに戻った河上など、強い意志を見せた主力ほか、チーム全員の奮闘が実った。1部3チームのうち2チームが入れ替わった今年、最後の砦を守る意地の見えた戦いだった。

 国士舘大は破れ、平田ら4年生の目には涙が見えた。調子の波を乗り越えて3位獲得。挑んだ初の1部入れ替え戦は2戦目こそ国士舘大らしい試合を見せたが、勝負の3戦目には勝負どころで早稲田大の力に押されてしまった感がある。国士舘大のシーズンはこれで終了となった。選手たちは終始賑やかな声援を送ったメンバーと、最後に代々木のメインコートで集合写真を撮影。「やっぱり代々木はいいな」、そんな声が誰ともなくぽつりと漏れ聞こえた。今年の挑戦は絶たれた。しかし諦めることなく今後も挑み続ければ道はひらけるに違いない。

写真上:速攻で反撃の口火を斬った早稲田大・玉井。大塚とのコンビでの速攻はやはり大きな武器。
写真下:ファウルトラブルが痛かった国士舘大・平田。4年生としてなんとしても1部にあがりたい気持ちが見えた。

※早稲田大・大塚選手、河上選手、国士舘大・板垣選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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EDIT  |  23:50  |  2012リーグ戦2部・3部/入替戦  |  Top↑

2012.11.08 (Thu)

【2012リーグ】入替戦 日本大vs白鴎大 第3戦

【均衡を破った白鴎大が一気に抜け出し、1部昇格】
121108abibu.jpg 日本大白鴎大の1部2部入れ替え戦は第3戦に突入。途中までどちらが勝つか全く分からない状態から、きっかけをつかんだのは白鴎大だった。

 白鴎大は出足#5柳川(3年・F)の3P、#15白濱(3年・F)のミドルシュートは出たものの、その後が続かない。日本大はこちらもタフショットが多く司令塔を務める#72佐野(1年・G・東山)が早々に2ファウルとなって流れを作れない。それでも日本大は#15栗原(1年・G・前橋育英)と#72佐野のミドルシュートで持ち直す。しかし#72佐野が3つ目のファウルを犯し、#4小川(3年・G)にチェンジせざるを得ない状況に。だがその小川がコートに入った直後に3Pを沈めると、#1坂田(3年・F)もアリウープパスからのバスケットカウントを奪い、流れが日本大に来た。白鴎大はペースが掴めず追う形となり1Qは16-13と日本大のリードに。

 僅差の競り合いは2Qも続いた。白鴎大は交代した#10田中(3年・G)が活躍を見せ、オフェンスリバウンド、ミドルシュート、速攻と連発して勢いを掴む。日本大はファウルに苦しみながらも#11飛田(4年・F)の3Pが出て主導権を奪い返す。しかし大きく均衡を崩すようなタイミングはなかなか両者に訪れず、シュートは互いにリングから弾かれ、点数が伸びない。互いに3分以上無得点に終わる時間帯が続いて2Qは23-21と日本大の2点リードとなった。

 行き詰まる攻防は3Qも変わらなかった。日本大は#1坂田のシュートに続き、#11飛田の2本目の3Pで開始2分で7点のリードを奪う。しかしここからようやく白鴎大は#30アビブ(4年・C)が存在感を発揮。インサイドでの得点で追い上げていく。日本大はインサイドの#30アビブを止められない一方でゾーンをなかなか崩せなくなり、追い上げられて36-35。リードは保ったものの、まだまったく勝負の行方は分からない展開となった。

121108nihon.jpg 意地をかける最後の4Q、抜けだしたのは白鴎大だった。日本大が思うようなオフェンスができない一方、#10田中からの#30アビブへのゴール下へのパス、#5柳川の3Pが出て流れを作るとそこから怒涛の攻勢に出た。日本大は序盤の4分間をノーゴールに終わってしまい、そこまでの間に14点もの差をつけられてしまう。一度勢いがついた白鴎大はそのまま止まることなく得点を続け、日本大を置き去りにする。日本大はアウトサイドが決まらず苦しい展開だが#15栗原、#7古牧(1年・G・市立船橋)の3Pも出て意地を見せる。しかし白鴎大を止めることはできず49-73で試合終了。勝負どころを掴んだ白鴎大が大差で勝利し、初の2部への切符を手にした。

 互いにシュート確率が上がらず、ファウルも続いて安定しない状態で、勝負は3Qまでは全く分からない状態だった。白鴎大のアビブは前半わずか2得点。日本大もここをよく抑えたが、自身はゾーンに苦しめられて得点が伸びず、4Qに白鴎大の勢いを止めることができなかった。白鴎大は悲願の1部昇格。何度も構造改革が行われた2部以下で翻弄されてきたが、監督、コーチの熱心な強化とそれに応えた選手たちが研鑽を積んでようやくここまで来た。少しずつ、しかし着実に歩んだ軌跡を、今度は1部でどれだけ発揮できるか。来期の戦いは見逃せない。また、2部で唯一インカレ出場の権利を獲得しているだけに、この勢いでどこまで上り詰められるかにも注目したい。

 長らく1部に在籍してきた日本大の2部降格は、ひとつのトピックでもある。かつては最強と謳われた日体・日大時代があり、会場を埋め尽くすような観客を集めたチームのひとつ。しかし今は選手が分散し、それぞれのチームの強化が問われる時代になった。今リーグでは主将の石川が怪我でシーズンを棒に振り、下級生メインの戦いにならざるを得なかったのは苦しかっただろう。しかしチームはまだ若く、現在の大学界で屈指のサイズもある。ここからの再出発を期待したい。

写真上:4年間白鴎大のインサイドを支えてきたアビブ。ゲーム後半に流れを変える活躍を見せた。
写真下:ハドルを組む日本大。入れ替え戦を通してベンチからは絶えず声がかかり、チーム一体となった様子を見せた。

※白鴎大・石川選手、横塚選手、田中選手、佐藤謙介学生コーチのインタビューは「続きを読む」へ。

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2012.11.08 (Thu)

【2012リーグ】11/8入替戦 順天堂大vs江戸川大 第2戦

【江戸川大が順天堂大を寄せ付けず2部昇格】
121108oositanai.jpg 順天堂大江戸川大の対戦は、1勝1敗で星を分け合い入替戦の最終日にもつれ込んだ。第1戦では接戦の末に江戸川大が逆転勝利を収め、第2戦では順天堂大が途中大幅なリードを奪って逃げ切っている。緊迫感の増す第3戦、両チームの応援合戦が会場の熱を上げる中、試合の幕は切って落とされた。

 スタートダッシュを切ったのは順天堂大だった。#23泉(3年・F)のシュートで先制すると、速攻や#33喜久山(2年・F)のバスケットカウント獲得で開始3分経たずに9-2と先行する。出遅れた江戸川大は、ゴール下がこぼれてリズムに乗れない。だがこの悪い流れを#88内田(3年・F)がドライブ、タップシュートでのバスケットカウントで打開すると、#1粂川(4年・G)のロングパスから#89陶山(3年・C)のブレイクがきれいに決まり逆転に成功する。#7臼井(4年・F)が完璧にコースに入って順天堂大の速攻を止めたシーンでは、審判と同時にベンチメンバーもみな拳を突きだしチャージングのポーズ。にぎやかな応援の後押しもあって加速した江戸川大が、15-26とリードして1Qを終えた。

 2Q、順天堂大は#99小川(3年・F)が3Pを決めるが、好調の#88内田とのマッチアップでファウルがかさみベンチへ。江戸川大も#1粂川らがファウルトラブルに悩まされるものの、#44田中(3年・G)が巧みな1on1を披露し、リードを保って試合をつないだ。33-43で入った3Qも江戸川大が二桁リードを保持して試合は進む。順天堂大は#0大下内(4年・F)のゴール下、#23泉の一対一で残り3分9点差にするが、終盤江戸川大は時間を使いながら#1粂川がアイソレーション気味にリングにアタック。3連続得点で15点にリードを広げて3Qを終えると、応援席からはチームお決まりの『流れは、うち!』という掛け声が巻き起こった。

121108edogawa2.jpg 4Q、どちらのチームにとっても、今シーズンを締めくくる最後の10分間に突入した。順天堂大は#0大下内が奮起。合わせに飛び込みバックシュートと得意の形が出ると、その後もリバウンドに粘って仲間を鼓舞する。対する江戸川大は6分間で4得点とオフェンスが停滞するも、ディフェンスは手を緩めずそう簡単には追い上げさせない。順天堂大は3Pが再三リングに弾かれ、残り時間は刻々と減っていく。

 すると残り3分半、江戸川大#3王(1年・C・柏日体)がリバウンドシュートでバスケットカウントを獲得し、順天堂大#23泉が5ファウルで退場。これで江戸川大に流れが傾き、順天堂大は残り3分17点差をつけられ苦しくなった。#33喜久山も意地で3Pを決めるが、追いつく糸口にはならず、江戸川大が勢いを保ったまま59-84で試合終了の時を迎えた。ブザーと同時に、主将の#7臼井はガッツポーズでベンチの仲間のもとに駆け寄り、#1粂川はその場にしゃがみ込んでユニフォームで涙を拭った。この2人をはじめとした4年生たちは、2部昇格という最後の大仕事を成し遂げ、4年間を終えた。

 江戸川大は、3年連続の挑戦で初の2部昇格。2年前の入替戦、第3戦にもつれ接戦の末に敗れた時の相手も順天堂大であり、あの時の雪辱を2年越しで晴らす形となった。今年はかつての日本代表でもある古田 悟アシスタントコーチを迎え、「高さと強さ」という安定感ある強みを押し出すことでチームを強化。初の3部優勝を果たし3部でも際立った存在だった。#7臼井や#1粂川ら下級生の頃から試合に絡んできた4年生はこれで引退を迎えたが、3年生以下も第1戦では#89陶山が、第3戦では#88内田がスコアリーダーとなり、ガードの#44田中や大型ルーキー#1王も素晴らしい活躍を見せていた。来季、創部以来初めてとなる2部の舞台でどのような戦いぶりを見せるか注目だ。

 順天堂大は、第2戦で発揮した自分たちの持ち味を第3戦では封じられてしまい、悔しい3部降格となった。今年のリーグ戦は主将の#0大下内が序盤に怪我で離脱するなど、なかなか白星を挙げられず2部最下位に落ち込み、苦しい2カ月だった。今年は5人をフルで交代する2プラトンが出すなど戦い方は多様化し、試合に絡む選手は増えた。上級生の自覚の芽生えと共に、早くもチームの中核となりつつある2年生の成長も著しい。選手たちが語る「順天堂大を変えたい」という強い想いを持ち続け、ここから這い上がることができるか。この敗戦が、新たなスタート地点となるだろう。

写真上:リーグ戦はほぼ出場ならず、入れ替え戦で復帰を果たした順天堂大主将・大下内。奮闘が光ったがチームの2部残留はならなかった。
写真下:終盤、コートに4年生4人が揃った江戸川大。すでに涙の浮かぶ#1粂川に、まわりの選手が笑いかけていた。

※江戸川大・臼井選手、粂川選手のインタビューは「続きを読む」へ。
 

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2012.11.08 (Thu)

【2012リーグ】11/8入替戦結果

■国立代々木競技場第二体育館

国際武道大学 62(5-21,15-17,24-18,18-22)78 明星大学
順天堂大学 59(15-26,18-17,16-21,10-20)84 江戸川大学
日本大学 49(16-13,7-8,13-14,13-38)73 白鴎大学
早稲田大学 74(10-17,22-13,19-10,23-23)63 国士舘大学

明星大学   3部昇格
国際武道大学 4部降格
江戸川大学  2部昇格
順天堂大学  3部降格
白鴎大学   1部昇格
日本大学   2部降格
早稲田大学  1部残留
国士舘大学  2部残留

 

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2012.11.08 (Thu)

【2012リーグ】11/7入替戦 慶應義塾大vs玉川大 第2戦

【序盤で玉川大を圧倒した慶應大が2部残留】

121107KATURA.jpg 慶應義塾大玉川大の2戦目は、慶應大がさらに玉川大を引き離して寄せ付けず、2部の座を守った。

 出足から慶應大は快調に得点を重ねた。開始3分で9−0と開き、玉川大は早々にゾーンを繰り出す。しかし玉川大は自らのオフェンスでシュート確率が上がらず、リバウンドで勝てずに引き離されて1Qは27-12と慶應大が大きくリード。しかし2Qになると玉川大もリズムを取り戻す。#45横沢(3年・C)のミドルシュートが好調で、ガード陣も素早い動きで慶應大からスティールを奪う。しかし慶應大もそれに動じず#18大元(1年・G・洛南)、#16伊藤(2年・G)らが攻撃を続け、#7本橋(3年・C)がインサイドでリバウンドをもぎ取るなど、流れを切らさず前半は45-28の慶應大リードで終えた。

 3Qは玉川大が奮起した。#34塚越(4年・SF)が流れを作るがファウルも3となった玉川大。しかし慶應大のアウトサイドが落ちる時間帯もあり、玉川大の激しいディフェンスの前に24秒オーバー、5秒オーバーなどのヴァイオレーションが続く。玉川大は#45横沢のドライブや#0畠山(3年・G)のシュート、#34塚越のスティールからの#6戸井田(4年・PG)の速攻などが決まり、最後には#0畠山の3Pで9点差にまで押し戻すと応援団は大盛り上がり。このQは12-20と上回り、良い雰囲気の中で3Qを終えた。

121107YOKOSAWA.jpg 追い上げられた慶應大だが、4Qには再び締め直した。#16伊藤が中に切れ込みバスケットカウントを奪うと、#14権田(2年・F)のシュート、#7本橋のフリースローと続いてさらに伊藤の連続得点もあって再び点差を15点にまで広げる。玉川大はこの勢いを止めることができず、ここからずるずると引き離された。さらに得点を続ける慶應大は残り2分で主将の#4桂(4年・F)、続いて#6野呂(4年・F)とベンチ入りした2人の4年生に花道を作った。その2人が相次いで得点し、歓声を受けながら92-63で試合終了。2連勝で2部残留を決めた。

 玉川大は2年連続入れ替え戦に挑んだが2部への壁はまだ高かった。2戦目では特にリバウンドで26もの差をつけられたのは痛い。インサイドはバスケットの勝負を分ける大きな要素だが、ここのポジション強化が今後はより重要だろう。攻撃的なガードたちと噛み合えば、まだまだ力を伸ばせる。真面目でよく教育されたチームでもあり、一生懸命なプレーも好感が持てる。今後もへこたれずに2部への門を叩いて欲しい。

 1部復帰を目指す慶應大にとっては苦しみを味わったシーズンだった。3年生の主力が相次いで姿を消し、リーグ戦はコートに立っているのが1年生と2年生のみ、という時間帯もあった。現役にとって初めてとなる2部リーグではいい勝負に持ち込みながら勝てない試合が続き、とうとう下の入れ替え戦に回ってしまうことになった。それでもこのチームの“らしさ”は底辺からでも決してあきらめないことであり、リーグ終盤の戦いぶりには成長の兆しが見えた。まだまだ課題もあるが慶應大の伝統は失われていない。最後のミーティングで主将の「今のメンバーが全員残る来年、今年よりももっと上の成功体験を積んで欲しい」と後輩に未来を託し、シーズンを終えた。来期にその言葉を実現できるか、ここからがまたスタートだ。

写真上:最後に出場して得点を決めた桂。今年は4年生が少ない中、チームをどうまとめるかも難しい1年だった。
写真下:玉川大・横沢はミドルシュートが好調で15得点。来年の活躍にも期待したい。

※慶應義塾大・伊藤選手、玉川大・戸井田選手、塚越選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2012.11.08 (Thu)

【2012リーグ】11/7入替戦レポート(3日目)

白鴎大、国士舘大、順天堂大がリベンジし第3戦へ
慶應義塾大は2戦目を勝ちきり、2部残留


 入れ替え戦3日目、3部の成城大は4部の帝京大の挑戦を退け、3部残留を決めた。また、3部以上は2連勝で2部残留を決めた慶應義塾大以外は全て1戦目と反対のチームが勝利し、3戦目へともつれ込むこととなった。

 入れ替え戦で3戦制が始まったのは1ー2部間が2005年、2−3部間は2010年からになる。1試合目を勝利することが有利とされているが、3戦目に入った場合はどちらが有利と言える大きな傾向はない。リーグ戦で学んできたことを発揮し、表現できたものが勝ち、できなければ敗れる。頑張りが報われないこともある。決して平等ではあり得ない勝負の世界だ。最後の勝負に注目が集まる。

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【江戸川大の終盤の追い上げから、順天堂大が逃げ切る】
121107kikuyama.jpg 第1戦では接戦の末に江戸川大が勝利しており、順天堂大にとってはもう後が無い背水の陣。その負けられないという思いが渾身のプレーに結びつき、途中大差をつけるとそのまま逃げ切り第3戦にもつれ込ませる大きな一勝を挙げた。

 立ち上がり、#3王(1年・C・柏日体)が次々インサイドで加点する江戸川大に対し、順天堂大は#23泉(3年・F)が高確率でミドルシュートを決めていき、対照的なバスケットで互角に争う。だが開始5分で#37千葉(2年・G)が#1粂川(4年・G)を2つ目のファウルに追いやるバスケットカウントを獲得すると、順天堂大がやや優勢に立った。1Q残り20秒で電光掲示板が故障し一時試合が中断するトラブルもあったが、再開後に#99小川(3年・F)が#37千葉のアシストからゴール下で得点して1Qを締め、24-19で2Qに入る。
 
 2Q、順天堂大の中を固めたディフェンスに、江戸川大は簡単にはインサイドで得点できず、3Pも当たりが来ない。その間#0大下内(4年・F)らの速攻で畳み掛けるように加点した順天堂大が、点差を二桁に広げた。江戸川大は#7臼井(4年・F)のジャンプシュートでのバスケットカウントを皮切りに#44田中(3年・G)の高速ドライブなどで得点を伸ばすが、一方の順天堂大も#33喜久山(2年・F)のアシストが冴え、まわりもシュートをほぼ落とさずに点の取り合いに真っ向から対抗。10点前後のリードを保ったまま前半を終えると、3Qにはさらに点差を突き放した。江戸川大はタイムアウトを取ってもトラベリングやチャージングで悪い流れを絶ち切れず、ディフェンスも相手の連携プレーに翻弄されて締まらない。3Q残り2分には最大22点差をつけられてしまった。

121107usui.jpg だがここから、江戸川大が巻き返しを図った。3Q終盤、#7臼井がバンクシュート、3Pと連続で決めて好調を確かめると、速攻から迷いなく3Pを放って決める度胸満点のプレーで一気に連続8得点を稼ぐ。14点差で入った4Qも、#19菅野(4年・F)が先制点を奪い江戸川大が流れを渡さず、#7臼井のジャンプシュートが効果的に決まって残り6分9点差に。#1粂川も好守を見せ、カットしたルーズボールに決死に飛び込み#7臼井がそのボールを掴んでマイボールにするなどチームを沸かせる。順天堂大は時間を使いながら攻めるもやや焦りが見え、残り3分には#1粂川の3Pで江戸川大が4点差に詰め寄り射程圏内に入れた。

 しかしラスト3分間の攻防で、主導権を握ったのは順天堂大だった。ショットクロック残り2秒のスローインで#33喜久山がミドルシュートをしっかり決め、大きなガッツポーズを見せて6点差をつけると、#37千葉の3Pが決まって残り2分9点リードと優位に立つ。江戸川大も#7臼井の3Pや#1粂川のスクープショットが決まるが、残り時間はあとわずか。そのまま順天堂大が集中を切らさずに逃げ切り、91-82で第1戦の借りを返した。

 順天堂大はガード陣を起点とした連係プレーが上手く噛み合い、チームのアシスト数は合計22本。合わせの上手い#0大下内も24得点と調子を上げ、#23泉や#99小川のシュートも高確率に決まるなど自分たちの良さを存分に出せた試合だった。一方の江戸川大はリバウンドを掌握して流れを作ったが、順天堂大の好調のオフェンスを止められなかった。#7臼井のシュートをきっかけにした終盤の追い上げは光ったものの、追いつくまでにはあと一歩及ばず。これで勝負の全ては第3戦に持ち越された。どちらが自分たちのスタイルを出すことができるのか、勝負の行方を見守りたい。

写真上:大事なところでシュートを決めガッツポーズの順天堂大#33喜久山。順天堂大は後がない状況で各々渾身のプレーを見せ、リーグ戦を含めて久しぶりとなる勝利を手にした。
写真下:26得点と気を吐いた江戸川大の臼井。第3戦で巻き返せるか。


【失点を40点に抑えた白鴎大が日本大に快勝】
121107tanaka.jpg 大きな武器である変則的なディフェンスが機能した白鴎大が、40-66日本大から第1戦の借りを返す1勝を挙げた。

 開始30秒、オフェンスリバウンドから#21国本(2年・C)のバスケットカウントが決まり、先手を取ったのは日本大だった。その後も#15栗原(1年・G・前橋育英)、#11飛田(4年・G)のシュートで開始2分8-0とリードを奪う。対する白鴎大はもう後が無い試合に固さも見え、#30アビブ(4年・C)へのパスも噛み合わずに次々カットされてしまった。それでもディフェンスを変えて、失点は段々と抑えられるようになる。さらに途中交代の#10田中(3年・G)が3P、ジャンプシュートと連続得点でチームを勢いづかせ14-11と追い上げて2Qに入ると、#5柳川(3年・F)が2連続でドライブを決めて逆転に成功。全く3Pに当たりが来ない日本大を尻目に、2Q残り3分には白鴎大#10田中がこの日3本目となる3Pを決め、#30アビブのダンクシュートも続いてリードを二桁に広げた。アウトサイドで得点のない日本大は白鴎大のゾーンを崩せず、このQ5得点と失速。19-31で後半に入る。

 3Q、日本大は足を使ったマンツーマンディフェンスで、#3横塚(4年・G)や#5柳川の得点を止めていく。白鴎大は柱となる#30アビブも日本大の2m級の高さに苦戦し、決めきれない場面が目立った。しかし日本大は得点が気持ちよく奪えず、なんとかフリースローでコツコツ加点していくものの、このQは11-13と互いにロースコア。14点差と依然として優位に立ったまま4Qに突入した白鴎大は、#10田中、#1大釜(2年・G)がのびのびとプレーし、最後に一気に点差を突き放して26点差をつけ快勝した。

 日本大の3Pは4/22と不調。その分、白鴎大のディフェンスが効果を発揮した試合だった。日本大は終了間際のシュートでなんとか40点台に乗せたほどの苦しいオフェンスに。明日の第3戦に向け、立て直しが急がれる。白鴎大は序盤こそつまずいたが、途中で立て直し、明日につなげる大きな1勝を挙げた。全てが決まる第3戦、どちらが主導権を握るか。

写真:高確率でシュートを決め、シックスマンとして起爆剤の役割を果たした白鴎大#10田中。


【国士舘大が攻守で早稲田大を圧倒し、2戦目を奪取】
121107HIRATA.jpg 早稲田大の先勝で迎えた第2戦。第1戦とは打って変わって、国士舘大の勢いが早稲田大を圧倒した。立ち上がりでは国士舘大のターンオーバーが続き、早稲田大は#21河上(3年・F)の2本の3Pもあって点数としては互角。しかし早稲田大が決め切れないところをターンオーバーで持っていかれ、国士舘大が次々に得点。#11平田(4年・G)がアシスト、スティールからの速攻など、わずか2分半の間にひとりで8得点。1Q終盤には3Pも決めて攻撃が冴え渡った。早稲田大は#21河上のターンシュートや#2池田(1年・G・京北)の3Pも出るが、#15松島(3年・G)のスティールに対して#21河上がアンスポーツマンライクファウルを取られてフリースローになるなど、18-25の国士舘リード。

 2Qも国士舘大の勢いは切れない。出だしに#15松島のスティール、#11平田の速攻に#13曹(4年・C)のゴール下が決まり18-31と早稲田大を置き去りに。早稲田大はなかなか流れが取り戻せない状態で#15木村(2年・F)がなんとか得点。国士舘大も途中で失速気味になるが#11平田の2本目の3Pもあって26-39でリードして前半を終了した。

 3Qの立ち上がり、またしても国士舘大に主導権を握られた早稲田大。ここで耐え切れずに温存していた#6大塚(4年・G)を投入する。大塚が入ることで目に見えてボールがよく回り始めるが、フィニッシュのシュートが思うようには入らない。一方の国士舘大は#15松島の3P、や#22原(1年・F・習志野)のミドルシュート、#14高橋(3年・G)が難しい体勢からドライブをねじ込み、応援団は大歓声。この調子で流れは切れず42-66で3Qを終えると、4Qも危なげなく逃げ切り58-82で勝利。大差で2戦目をもぎ取った。

 乗せたら怖い国士舘大の本領発揮だった。エースの平田が快調に得点を重ね、それに松島や曹も続いた。こうなると国士舘大の独壇場になると言っていい。相乗効果でディフェンスにも勢いが出て、早稲田に思うような攻撃をさせなかった。この流れを第3戦も持続させられるかどうかが見所だ。

 国士舘大のスティールは10。何度も速攻を出されてしまった早稲田大は為す術もない状態だった。途中からシュートも落ち始め、リバウンドを確保できなかったのが痛い。大塚不在ではどうしても苦しい。3戦目にどのような布陣で臨むか、修正が効くかどうか見逃せない戦いになりそうだ。

写真:19得点6アシスト3スティールと縦横無尽な活躍を見せた国士舘大・平田。調子がいい時はまったく止められない選手だ。

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2012.11.07 (Wed)

【2012リーグ】入替戦予定(11/8)

11月8日(木)国立代々木競技場第二体育館

11:00 国際武道大学【3部9位】vs 明星大学【4部4位】
12:40 順天堂大学【2部10位】vs 江戸川大学【3部1位】
14:20 日本大学【1部10位】vs 白鴎大学【2部1位】
16:00 早稲田大学【1部8位】vs 国士舘大学【2部3位】

 

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2012.11.07 (Wed)

【2012リーグ】11/7入替戦結果

■国立代々木競技場第二体育館

成城大学 80(29-19,17-19,12-19,22-16)73 帝京大学
順天堂大学 91(24-19,23-21,24-17,20-25)82 江戸川大学
慶應義塾大学 92(27-12,18-16,12-20,35-15)63 玉川大学
日本大学 40(14-11,5-20,11-13,10-22)66 白鴎大学
早稲田大学 58(18-25,8-14,16-27,16-16)82 国士舘大学

成城大学   3部残留
帝京大学   4部残留
慶應義塾大学 2部残留
玉川大学   3部残留

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2012.11.07 (Wed)

【2012リーグ】11/6入替戦 日本体育大vs中央大 第2戦

【4年間の集大成を見せた中央大が1部昇格!】

121106yamada.jpg 第1戦を接戦の末勝利し、勝てば1部昇格が決まる中央大。過去2年ともに、入れ替え戦は初戦を勝ちながらも2連敗で涙を飲んでいる。#16佐藤(4年・PG)の足も万全ではなく、是が非でも3戦にもつれ込ませたくない気持ちは強かっただろう。その気迫が、開始4分の9-0というスタートダッシュにつながった。対して負ければ終わりの日本体育大は中央大の激しい守りにボールが上手く回らず、24秒オーバータイムになるなど攻め込めない。だがこの日スタメン起用となった#11北川(3年・G)が強気な姿勢で速攻からフリースローを得ると、そこから#21熊谷(4年・F)や#12周(2年・C)が高さを活かしリバウンドシュートなどで加点していく。中央大は#20小野が不調でなかなか決めきれず、18-16と日体大が点差を縮めて1Qを終えた。

 2Q、アウトサイドの落ちる中央大に対し、日体大は#21熊谷の3Pなどで追撃。ディフェンスの一瞬の緩みをついて#12周が速攻を決めて逆転すると、その後も#11北川を起点に中央大のゾーンを崩す。だが中央大も6点を追う中でようやく#20小野のミドルシュートが決まり、#11入戸野の気迫あふれるオフェンスリバウンドで差を縮めた。前半終わって33-33の同点。どちらも一歩も引かない互角の展開となった。

 勝負の分かれ目は、3Qに訪れた。開始早々、#11入戸野、#16佐藤がアグレッシブな守りからボールを奪って2連続でワンマン速攻を決めると、#20小野の2連続のドライブが続いて一気に突き放す。日体大のタイムアウト明けにも中央大の鮮やかな速攻が決まり、#20小野の3Pが追い打ちをかけるように決まった。開始3分半で怒涛の連続13得点と畳み掛けた中央大が主導権を握る。後手に回った日体大は、せっかくの速攻もチャージングになるなど完全に勢いを切らし、開始から6分近く得点を奪えないまま。だが#16横山(4年・SF)がオフェンスリバウンドに奮闘し、終盤には横山の3Pがリングの上をゆっくり転がってネットを通過。10点差にする大きな1本に日体大応援団も大きく沸き、42-52で最後の10分間に入る。

121106niitai.jpg 互いに全てを懸ける10分間、序盤は一進一退となるも、ここまで当たりのこなかった#22水沼(4年・SG)がようやく3Pを決め、#11北川のジャンプシュートもあって日体大が残り6分6点差に。だが中央大はここで#11入戸野が速攻に走り、後ろを走っていた#20小野にドンピシャなタイミングでアシストする鮮やかなトランジションを披露。交代で入った#21大野(3年・F)も大事な場面でオフェンスリバウンドをもぎ取って仕事を果たす。すると残り3分9点差の場面で、#16佐藤のスティールからこれまた素晴らしいパス回しで速攻を決め、点差を二桁に。これが勝利を大きく引き寄せ、その後も#16佐藤らがシュートを決めた中央大がリードを保ち続けた。日体大も#22水沼が2本の3Pを決める意地を見せるが、追いつくまでには時間が足りない。勝利を確信した中央大はラストに#6古河(4年・PG)、#25森渕(4年・F)をコートへ。試合終了前から抑え切れずに流れる涙を拭いながら、68-59でタイムアップの瞬間をむかえた。喜びを爆発させるというよりも、静かに、力が抜けるように悲願の1部昇格を噛みしめた中央大の選手たち。これまで背負ってきたプレッシャーの大きさや、4年間の想いが伝わってくる光景だった。入れ替え戦は上級生が力を発揮しなければならない場所。チームをずっと背負ってきた4年生たちが最後の集大成を見せた圧巻のラストゲームだった。

121106chuo_20121107120539.jpg インカレ出場枠が縮小した今年、これで中央大のシーズンは終了し、4年生は引退となった。良いことよりも苦しいことの方が多かったかもしれない4年間。それでも限られた4年という枠の中で彼らのもがいた姿は、最後にひとつの形となった。次世代の後輩も育ちつつある。先輩の残したものを引き継いでいってくれることを期待したい。

 一方の日本体育大は1年で2部へ戻る悔しい敗戦。主将の熊谷、横山といった4年生たちが大きく泣き崩れた。リーグ戦は序盤の北川の怪我も影響し、苦しい連敗が続いた。しかし東海大に勝利するなど、高さや攻撃力など1部上位に通用する力も十分あった。藤田HCはリーグ戦で「今はまだいろいろなことを学んでいる最中なんだ」と語っており、選手たちも同じように言っていたことが印象的だ。2部降格以降、すべての面から立て直すことを決意した日体大の取り組みは、まだ道半ば。そして彼らにはまだインカレという最後の舞台が残されている。そこで最大限の努力をし、今後もそれを続けていくこと。どのような環境でも前に進み続けることが求められている。

写真上:インサイドでは中央大・山田と日体大・周がやりあった。
写真中:ハドルを組む日体大。最後まで声を掛けあっていた。
写真下:昇格の瞬間、笑顔を見せる中央大。手前には渡邉、そして日体大の横山がそれぞれ全く異なる感情を抱いてコートにしゃがみこんだ。

※中央大・佐藤選手、入戸野選手、渡邉選手、小野選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2012.11.07 (Wed)

【2012リーグ】11/6入替戦レポート(2日目)

昨年悔し涙に泣いた中央大が歓喜の1部復帰
ひとつの仕事を成し遂げ、4年生たちは引退へ


 入れ替え戦2戦目、熾烈な戦いに会場が沸く一方、悲痛な出来事もあった。一戦目を落として背水の陣だった立教大が、ユニホームの色を間違えて没収試合に。東洋大はこれで不戦勝で2勝確定、2部残留を決めた。今リーグでは日本大にもこのミスがあったが、立教大もまた自らの手ですべてを無にしてしまった。こうしたミスの防止策を全チームで意識しなければならないことを、再認識させられた事項となった。

 城西大武蔵野大に勝利、獨協大目白大の挑戦を退け、勝った2校は4部残留となった。早稲田大慶應義塾大はそれぞれ初戦に勝利。先勝していた中央大日本体育大の2戦目は、中央大が2連勝で1部復帰。2年生の時、力不足で2部へと降格していった主力選手たちが、2年連続の入れ替え戦に挑み、最後の最後に自らの力で元の場所に戻ってきた。インカレ出場権のない中央大はこれがシーズン最終戦。4年間、長くチームの屋台骨を支えた4年生たちはこれで引退となる。一方、今期1部復帰となった日体大は1年で2部へと戻ることになった。

※東洋大・前田選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※日本体育大対中央大は別途掲載します。

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【終始リードを奪った慶應大が玉川大に先勝】
121006motohashi.jpg 2部8位慶應義塾大は3部3位玉川大と対戦。立ち上がりに#7本橋(3年・C)のゴール下、#14権田(2年・F)、#16伊藤(2年・G)の得点で抜けだしたのは慶應大。しかし玉川大も譲らず#34塚越(4年・SF)の力強い攻撃や#6戸井田(4年・PG)の3Pなどで追い上げる。1Qは25-19の慶應大リードとなったが2Qは互角の展開。玉川大の速い攻撃が活き、ディフェンスも激しくついて慶應大に簡単にはシュートを打たせない。玉川大は#34塚越が3ファウルと苦しくなるが、このQは19-19と同点で終えた。

 後半もゲームは慶應大リードのまま展開。玉川大はゾーンで慶應大の足を止めると、#6戸井田のバスケットカウントや#34塚越のシュートで2点差にまで追い上げるが、慶應大も簡単には追いつかせず、玉川大から次々フリースローを獲得。また、#16伊藤がディフェンスで気を吐き、相手スローインを奪って得点するなど、詰められた差を再び10点まで開いた。それでも粘る玉川大は#0畠山(3年・G)の連続得点や#5中野(2年・PG)の3Pで再び3点差にまで詰め寄るなど、気持ちを切らさない。しかし慶應大は3Q最後に#20福元(1年・G・福大大濠)のスティールも出て、71-60で3Q終了。4Q、玉川大は#45横沢(3年・C)が退場し苦しい展開。慶應大は#20福元がパス、シュートと良いところを見せてリードを保ち87-74で試合終了。1試合目を取った。

 玉川大はディフェンスも固く、早い展開や1対1など、慶應大に何度も迫ったが逆転までには至らず。慶應大は本橋がダブル・ダブルでふんばりが光った。しかし追い上げられる時間帯もあり、集中力も大事だろう。リーグ戦で追い上げられて落とした試合は何度もある。同じ轍を踏んではならない。慶應大が逃げ切るか、玉川大が巻き返せるか2戦目も注目だ。

写真:22得点16リバウンドでチームを支えた慶應大・本橋。上級生として責任を果たした。


【早稲田大が終始リードで余裕の勝利】
121106kimura.jpg 1部8位の早稲田大は2部3位の国士舘大の挑戦を受けた。故障を抱える#6大塚(4年・G)はこの日欠場。早稲田大はリーグ終盤に良さを見せた#27平野(2年・F)、#34池田(1年・G・京北)、#2木澤(1年・G・洛南)といったメンバーをスタメン起用。立ち上がりはスローな状況だが、国士舘大は1Qで#9新田(2年・C)が2ファウルでベンチへ。一時は10-2と離されてしまう。#22原(1年・F・習志野)の連続3Pで会場を沸かせるが、1Qは19-9で早稲田大がリード。2Q、#15木村(3年・F)の3Pや#21河上(3年・F)の得点でリードを保つ早稲田大。#8玉井(3年・G)が速攻からバスケットカウントを奪うなど、16点のリードを奪う。国士舘大は#9新田を戻し、インサイドを固めるが#15松島(3年・G)がテクニカルを受けるなど良い流れは作れず40-23と大きく離された。

 3Qは互角の勝負。早稲田大は#15木村、#21河上、#34池田が攻撃の中心となる。国士舘大は#11平田(4年・G)が奮起。#14高橋(3年・G)の3Pなども出て、点数的には20-23と早稲田大を上回ったが、追い上げるには至らない。4Qは互いにミスが続いてそれぞれ得点が伸びず、72-56で早稲田大がまず1戦目を勝利した。

 早稲田大は河上、木村の両名が数字を残した。リーグ後半にはこの両者どちらかが不調で苦境に立ったこともあり、それは避けたいところ。1年生のガード2人も積極性が見えた。

 国士舘大はゲームの入りで勢いを得られなかった。乗れば怖いチームだが、安定感という意味では課題がある。2戦目に立て直しがきくかどうか、本来の国士舘大らしいバスケットができれば勝機はある。

写真:得点を引っ張った早稲田大・木村。インサイドでは国士舘大の曹にもよく対応した。

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2012.11.06 (Tue)

【2012リーグ】11/6入替戦結果

■国立代々木競技場第二体育館

城西大学 88(21-17,25-15,21-21,21-24)77 武蔵野大学
東洋大学 20(*20-0)0 立教大学 *没収試合
慶應義塾大学 87(25-19,19-19,27-22,16-14)74 玉川大学
獨協大学 88(25-10,19-21,20-13,24-8)52 目白大学
日本体育大学 59(16-18,17-15,9-19,17-16)68 中央大学
早稲田大学 72(19-9,21-14,20-23,12-10)56 国士舘大学

城西大学   4部残留
武蔵野大学  5部残留
東洋大学   2部残留
立教大学   3部残留
獨協大学   4部残留
目白大学   5部残留
中央大学   1部昇格
日本体育大学 2部降格

 

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2012.11.06 (Tue)

【2012リーグ1部】10/28 青山学院大VS東海大

【注目のライバル対決を制し青学大が全勝優勝を達成】
121028hiejima.jpg 無敗で最終日を迎えた青山学院大が、過去13年間どのチームも成し得ていない全勝優勝を果たすのかに焦点が集まった最終試合・東海大戦。会場には、インカレでも覇権争いを演じることが予想される好カードを見ようと多数の観衆が詰めかけ、急遽客席が増席される事態となった。

 既に優勝を決めている青学大と、3敗で2位が決定している東海大。1Qは立ち上がりこそ東海大は#24田中(3年・SF)の3P、#7晴山(2年・PF)のバスケットカウントが出てリード。しかし青学大は冷静に#56比江島(4年・SF)のジャンプシュートが決まって大きく離されず、前日同様にスタメン起用された#15山崎(4年・SG)が3Pを決めて逆転。東海大も得点するがこの一本の効力は大きく、#3小林(3年・PG)と#8張本(3年・SF)も3Pを決めて再度リードを奪う。青学大は得意のトランジションからの得点も出ると、ディフェンスも固めて東海大のスコアを停滞させる。東海大は時折オフェンスリバウンドを制してそのまま#0ベンドラメ(1年・SG・延岡学園)、#7晴山がシュートを決めるものの、他に手だてがなく開始10分は8点のビハインドを背負った。このまま2Qも青学大優勢の展開が続く。ベンチスタートとなった#7野本(2年・CF)のジャンパーや#56比江島の速攻も出て順調に得点を伸ばす。しかし東海大も#10バランスキー(2年・PF)が奮闘してシュートを次々と沈め、離されかけるものの、なんとか押し戻す。すると青学大は成長株の#13鵤(1年・PG・福岡第一)が活躍。ゴール下やジャンプシュートで得点し、#8張本も2本目の3Pを沈める。追いかける東海大は最後のオフェンスで#24田中が一対一からファウルを貰い、フリースローを2本揃えて前半を36−47と繋いで終わらせた。

 3Qも、青学大が逃げ、東海大が追い上げる展開が続く。速攻で青学大#3小林が決め、#56比江島もミドルシュートで2分過ぎにはリードを16点とする。すると東海大はタイムアウト明けからゾーンディフェンスを敷き、青学大は3分半の間ノーゴール。この間に東海大は#10バランスキー、#33狩野(4年・SG)で徐々に追い上げる。青学大の嫌な流れを断ち切ったのはエースの#56比江島。リバウンドシュートを決めて停滞を打開する。東海大は#7晴山のミドルシュートなどで残り3分を切り5点差まで詰め寄るが、24秒ギリギリで#56比江島に3Pを決められ苦しくなる。青学大は前半の勢いがやや翳りを見せるが、#56比江島同様に#25永吉(3年・C)もタフショットを決めて二桁点差を維持。東海大は最後のオフェンスで#24田中が3Pを決めるが、点差は10点から縮まらない。4Q、東海大は依然として#10バランスキーが上手くシュートを決めていくが他の選手が点を決められない展開が続く。青学大は#8張本の3P、#25永吉、#13鵤はゴール下を制して得点を重ね残り6分半でリードを13点とする。タイムアウトを使った東海大もここから修正。ディフェンスを固めて6分間青学大をノーゴールに追い込むが、#8藤永(2年・PG)が4ファウルとなってベンチに下げざるを得ず、自分たちの得点も単発となって時間だけが経過していく。青学大のチームファウルが増え、終盤には#10バランスキーがフリースローを得るが、これを2本とも落として攻め上がる糸口を掴めなかった。結局安全圏の点差を維持し続けた青学大が75−66で勝利。98年の日体大以来、実に14年ぶりの全勝優勝を果たした。

121028tanaka.jpg 青学大は立ち上がりで早々に10点近くのリードを獲得。それも、春先には課題だった3Pが高確率で決まってのリードだった。なおかつトランジションも功を奏し、前半はほぼ思い通りの試合展開に持ち込んだ。だが、なかなかダメ押しができず、後半は東海大のディフェンシブな展開に付き合わされる試合内容を強いられた。比江島は「もっと離せた」と言い、長谷川監督も「展開的には20点離したかった」とやや不満げ。課題の残った試合でもあった。

 リーグを通じては危ない試合もいくつかありながら、全勝優勝を達成した青学大はこの先のインカレを制して3年連続3冠を目指す。現時点の力でも決して困難な課題ではないが、長谷川監督は「4年生は最後の大会だから、後輩に対して『俺達が優勝したいからお前らついてきてくれ、力を貸してくれ』という意気込みを言葉や態度で出さないと駄目」と、最上級生の奮起を必須事項に挙げる。インカレまでの3週間で、更なる底上げを図っていく考えだ。

 東海大はゲームを通じてバランスキーが活躍。要所でエースの田中もシュートを沈めていったが、この試合も及ばなかった。「今の青学に勝つには、ターンオーバーをどれだけ抑えられるかがキー。そこを修正させようとしたが、その差が最終的にこの点差になったと思う。オフェンスではバリエーションを増やしていかないと(青学大を)崩していけない」と陸川監督。課題はしっかりと捉えており、若いチームだけに伸びしろも大きい。故障でリーグ途中から欠場中だった和田や橋本も戻れば、長くつかめていないタイトルが見えてくるはずだ。

青学大:18勝0敗
東海大:14勝4敗

写真上:青学大は得点が止まる度に比江島が決めていった。苦しい状況を打開する力はさすがだ。
写真下:注目の東海大・田中。

※青山学院大・張本選手、東海大・バランスキー選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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EDIT  |  21:29  |  2012リーグ戦1部  |  Top↑

2012.11.06 (Tue)

【2012リーグ】11/5入替戦レポート(1日目)

自らの存在意義を賭けるリーグ最後の大一番
入れ替え戦がスタート!


 リーグでの結果を元に、来年度の所属部を決める入れ替え戦が代々木第二にて初日を迎えた。入れ替え戦は1年間でも盛り上がる試合のひとつだが、片方は上への挑戦意欲に燃え、片方はリーグで好結果を出せず下からの挑戦を受けざるを得ない立場に立たされている。良い部分だけではなく悪い面も浮かび上がる試合は複雑だ。そして技術云々を越えたプライドのぶつかり合い、それが入れ替え戦最大の見所だろう。

 注目の1~3部は2戦先勝方式で戦う。例年は3連戦になるところが、今年はチームによっては1日空くところもある。これがどういう風に影響するか気になるところだが、入れ替え戦は初戦を制すことがまず先決。いずれも接戦となったが2ー3部間は江戸川大東洋大、1ー2部間は日本大中央大がそれぞれ制した。

 4部と5部は1発勝負で行われ、初日は横浜市立大文教大の挑戦を退けて4部残留、東京工業大群馬大を破って4部昇格を決めた。

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【江戸川大が順天堂大相手に粘り勝ち】
121105suyama.jpg 2部10位の順天堂大と3部1位の江戸川大の対戦は、2年前の再戦となるカードとなった。長くリードを奪ったのは順天堂大だったが、しぶとく追走した江戸川大が4Qで流れを掴み65-71で大事な第1戦をものにした。

 順天堂大は、リーグ戦中ほぼ怪我で出場機会の無かった主将の#0大下内(4年・F)をスタメンに据え、駒が揃った状態で臨んだ。開始こそ江戸川大#89陶山(3年・C)に連続得点を許し追う展開になるが、1Q中盤、コートの5人をフルチェンジさせる2プラトンに打って出る。メンバーを変えると共にディフェンスも変えて相手のミスを誘い、その後も再び5人を交代させるなど“奇策”によって相手のリズムを崩した。1Qを21-13とリードして終える。

 そこから、順天堂大が突き放し江戸川大がそれを追い上げるという展開が3Qまで繰り返された。順天堂大は#37千葉(2・G)を起点に#23泉(3年・F)や#99小川(3年・F)が得点し、アウトサイドからは#33喜久山(2年・F)が次々3Pを決めて加勢する。対する江戸川大は、得点がぴたりと止まってしまう時間帯はあるものの、#89陶山が得点を引っ張り#3王(1年・C・柏日体)や#7臼井(4年・F)がリバウンドを抑えて何度も盛り返した。3Q終盤には#44田中(3年・G)が鋭いドライブやスティール、バスケットカウント獲得と気を吐き、結局55-53と江戸川大が食らい付いて4Qに入る。

 4Q、開始早々#3王が豪快なブロックを決め、#89陶山の連続得点もあって江戸川大がついに逆転。#89陶山は開始3分間で10得点を一人で稼ぎ、残り7分6点リードと江戸川大が優位に立った。順天堂大も意地を見せ、#3小薗井(2年・G)のバスケットカウント、#96佐藤(2年・F)の速攻で1点差にするものの、江戸川大は#44田中が貴重な3Pを決めて4点差へと再び広げる。残り時間2分を切っても江戸川大はダブルチームからボールを奪うなどディフェンスの手を緩ませない。ファウルゲームを仕掛けられるも#1粂川(4年・G)がフリースローをきっちりと決め、65-71で逆転勝利を飾った。

写真:29得点とオフェンスを引っ張った#89陶山。188cmとサイズはそこまで大きくないが、押し負けない体の強さは魅力。


【ラスト1分まで同点となる接戦を東洋大が制す】
121105maruyama.jpg 2部9位の東洋大と3部2位の立教大の対戦は、最後の最後まで勝負の分からない競り合いとなったが、68-64で東洋大がわずかに上回り価値ある1勝を挙げた。

 入れ替え戦の独特の空気に呑まれたか、立教大はなかなか初得点を挙げられずに開始5分で14-0と大きなビハインドを負った。対する東洋大は#6村上(2年・G)が好調で、3Pやドライブを冷静に決めていく。立教大は大黒柱の#9婦川(4年・C)も2ファウルで乗れず、オフェンスも1on1単発に終わった。しかしタイムアウトを挟んで速攻への意識を高め、#17平良(2年・G)らが走って悪状況を打開。#16新保(3年・F)のシュートも確率よく決まり、点差を縮めて23-13で2Qに入ると、#4小宮山(4年・G)が相手の死角からスティールに飛び込みバスケットカウントにつなげるなど勢いを加速させた。東洋大は後手に回って4分近く無得点が続き、#34尾崎(3年・C)、#41前田(4年・F)が続けて3ファウルになるなど悪いムードに。だが終盤#24遠山(2年・F)のバスケットカウントで持ち直し、37-33で前半を終える。

 3Q、依然としてトランジションの速いゲームを仕掛ける立教大。隙あらばガード陣が得意のスティールでボールを奪取し、#6菅原(4年・G)も巧みな一対一でネットを揺らす。対する東洋大は#34尾崎がオフェンスリバウンドに粘るが、その尾崎が4ファウルになって下がるとすぐさま逆転を許した。それでも#7筑波がこぼれ球を拾って苦しい場面を引っ張り、53-54で勝負の4Qに入る。

 東洋大のインサイド陣のファウルトラブルにつけ込み、立教大は4Qに入って徹底的に中にボールを集めた。ルーキーの#23阿部(1年・C・東北学院)が期待に応えて得点を稼ぎ一歩リード。しかしファウルがかさみ、4Q開始5分経たずにチームファウルが5つ貯まると、東洋大がフリースローからじわりと追い上げる。残り3分同点にするとそこから白熱したせめぎ合いが続き、同点のまま残り時間は1分を切った。するここで、激しいリバウンド争いから#41前田がファウルをもらいチームファウルフリースローから東洋大が2点先行。続けて#24遠山が価値あるパスカットに成功すると、残り45秒で#6村上がフリースローを2投決めてリードを4点に広げ、勝負を決定づけた。68-64で逃げ切り、接戦を制してまず先勝した。

 実力はほぼ互角だった。駒の少ない東洋大はインサイド陣がファウルトラブルに悩まされ、勢いはむしろ立教大の方にあったと言えるかも知れない。それでも東洋大は勝負所で好守を見せ、フリースローも確実にものにして勝ち方を知っていた。立教大は大事な場面でのターンオーバーやファウルが手痛く、惜しい試合となった。

写真:3部スティール王の立教大#12丸山(3年・F)。この日もスティールからワンマン速攻を決める見せ場を作った。


【日本大が好ディフェンスを見せてまず先勝】
121105tobita.jpg 1部10位の日本大は2部1位の白鴎大と対戦。初戦は日本大の奮闘が光り、69-63でまず1戦目を制した。

 立ち上がりはロースコア。日本大は白鴎大のゾーンを前にたやすくは攻められない状態だったが、白鴎大もまた2mのセンターを据える日本大の高さの前には攻めあぐんだ。白鴎大は#3横塚(4年・G)、#5柳川(3年・F)の1on1が中心。日本大は#72佐野(1年・G・東山)がコントロールしながらボールを回し、オフェンスを作る。1Qは#1坂田(3年・F)がスティールなどアグレッシブな部分を見せて19-16で日本大がリードした。

 2Qになると白鴎大はゾーンを攻撃的な動きのあるタイプにチェンジ。オフェンスでは#30アビブ(4年・C)のゴール下も目立ち始めるが、開始4分でファウル2となり、#36パプロブヒナス(3年・C)に交代。日本大も#21国本(2年・C)が2ファウルとなり#22岡部(2年・C)、#20舘(1年・C・三本木農)と2m級を使い分けていく。日本大はここでファウルが続いてしまうものの、白鴎大もフリースローが悪く、6本のうち2本しか決められない。一方の日本大もオフェンスの息が合わず連続のターンオーバー。だが白鴎大は残り41秒で#2石川(4年・F)からのリングの高さすれすれのパスを、#36パプロブヒナスがアリウープダンクでねじ込み一気に会場のテンションもアップ。28-32で白鴎大が4点リードして前半を終了した。

121105yanagawa.jpg 3Qの立ち上がりで日本大は#72佐野の3Pと#21国本のオフェンスリバウンドからの得点で逆転。白鴎大も#30アビブのゴール下で返して譲らないが、ここから膠着状態に。白鴎大が1点リードになったところで日本大はオフェンスのミスが続き、白鴎大も4連続のファウルと、互いに突き抜けることができない。日本大はゾーンに苦しみながらも#11飛田(4年・F)の3Pで流れを作り、#1坂田、#21国本の得点でじわじわ白鴎大に差をつけていくと、#72佐野もうまくインサイドをかいくぐってドライブで得点。一方の白鴎大はこのQファウルやターンオーバーで9点に終わり、48-41と日本大が7点のリードに。

 4Qになっても白鴎大は状況を打開できない時間帯が続く一方、日本大は3Pや速攻で一時13点ものリードを得る。白鴎大はディフェンスでのプレッシャーを激しくし、日本大からミスを誘いに出た。#1大釜(2年・G)がバスケットカウントを奪い、ドライブでねじ込むなど積極性を見せてじわじわ差を詰める一方、日本大は#1坂田が果敢にゴール下へ入り込むが、#30アビブの高さもあって、シュートがどうしても短くなりがちに。だが、追い上げられながらも日本大は終盤に#11飛田が値千金のシュートを2本沈め、チームを盛り上げる。白鴎大は#5柳川、#3横塚の3Pで粘るが最後は追いつくことができず69-63。日本大が大事な一戦目をものにした。初戦はまず日本大が白鴎大の良さをあまり出させずに勝利した。しかし2戦目以降は互いにとっても正念場だ。このカードは中1日が空く。互いにどのような修正を行うか、次が注目となる。

 日本大は出場した全員が奮闘した。守りではよく相手のポイントを抑え、リバウンド本数も白鴎大より上。ディフェンスに注力している分、オフェンスのミスが出るのはある程度予想の範囲だろう。しかし白鴎大の攻撃的なゾーンに対しても大きく焦ることなくまずまず対処し、飛田、坂田といった上級生がチームを引っ張ったことも大きい。

 白鴎大は良さをほとんど出すことはできなかった。オフェンスは1対1に終始してしまい、アビブの高さも1部では屈指のサイズを揃える日本大に対してこれまでのような優位な状況ではなかった。全体的に硬さが見られる試合だった。

写真上:要所のシュートを決めた日本大・飛田。4年生の活躍がチームを盛り上げた。
写真下:白鴎大のエース柳川。抑えられた部分もあったが、それでも20点越え。2戦目はリベンジできるか。


【#16佐藤の勝負強いシュートで中央大が接戦を制す】
121105sato.jpg 1部9位の日本体育大と2部2位の中央大の戦いは、最後まで分からない好勝負となった。中央大は#16佐藤(4年・G)、#11入戸野(4年・G)、#14渡邉(4年・F)、#20小野(4年・F)の4年生カルテットがスタメン。1Qは#14渡邉が3本の3Pを沈めてチームを沸かせた。日体大は序盤にファウルが続きやや出遅れたが、終盤に#22水沼(4年・SG)の3P、#16横山(4年・SF)のミドルシュートで持ち直すが、15-22。中央大がまず先手を取った。

 しかし2Qから試合の最後までは互いにリードを奪い合う展開となっていく。日体大は#11北川(3年・SG)を投入し、攻撃起点を増やすと#21熊谷(4年・F)も内外から得点。中央大はこちらも交代した#24塩谷(3年・PF)が難しい体勢からもねじ込んでくる。日体大は#21熊谷が狭いスペースもものともせずダンクを見せて盛り上げ、中央大は#24塩谷、#14渡邉が3Pを沈めて譲らず3Qは40-38。日体大がリードするもまだまだ勝負の見えない前半となった。

121105kitagawa.jpg 3Q、中央大はインサイドを支える#22山田(3年・PF)が3つ目のファウル。日体大も#19中野(3年・SF)が3ファウルと互いに主力にファウルが混み始める。中央大がバスケットカウントやゾーンプレスで流れを奪うが、日体大はゾーンで対抗。その間に#11北川や#21熊谷の3Pで再び追いつくなど、わからない勝負が続く。3Qは58-61と今度は中央大が3点リードして4Qへ。その4Q、中央大はタフショットを打つ形が連続し、序盤にターンオーバーを連発。日体大が#22水沼の3Pで逆に6点のリードに。しかしここからゲームをつないだのは中央大の4年生。#20小野が3Pを決め返すと#16佐藤のミドルシュートで追い上げ、#22山田がバスケットカウント、オフェンスリバウンドと気を吐くと67-71。そして最後に流れを持ってきたのは佐藤。1本が欲しい時間帯にバンクでミドルシュートを決め、追い上げる日体大を振り切るように決まった3Pが勝負を決定づけた。日体大はファウルゲームを仕掛けるが追い上げは叶わず72-77。中央大が最初の勝負を制した。

 勝負は何度もリードを取り、奪い返し、といった息もつかせぬ展開となった。だが意地を見せたのは中央大の4年生。何度も悔しさを味わってきた彼らが、最後の舞台で持てるものを発揮した試合となった。日体大も粘りを見せたがわずかに及ばず。このカードは連戦のため、次戦も見逃せない。差はほんの少し、次こそが注目だ。

写真上:終盤の3Pを決めてガッツポーズの中央大・佐藤。
写真下:日体大・北川の攻撃力はチームに勢いを与えた。

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2012.11.05 (Mon)

【2012リーグ】11/5入替戦結果

■国立代々木競技場第二体育館

横浜市立大学 89(15-6,22-21,30-17,22-22)66 文教大学
順天堂大学 65(21-13,19-22,15-18,10-18)71 江戸川大学
東洋大学 68(23-13,14-20,16-21,15-10)64 立教大学
群馬大学 53(6-19,9-24,10-26,28-18)87 東京工業大学
日本大学 69(19-16,9-16,20-9,21-22) 63白鴎大学
日本体育大学 72(15-22,25-16,18-23,14-16) 77中央大学

横浜市立大学 4部残留
文教大学   5部残留
東京工業大学 4部昇格
群馬大学   5部降格

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2012.11.04 (Sun)

【2012リーグ2部】10/28 慶應義塾大vs中央大

【シーソーゲームを制し、中央大が勝利】
121028katsura.jpg 最終日を締めくくる第5試合は、慶應義塾大中央大のカードとなった。慶應大の8位、中央大の2位は試合前から決まっていたが、入替戦に弾みをつけるためにも勝ってリーグを終えたい気持ちは同じ。試合は1巡目での対戦同様に4Qまで勝負のもつれる競り合いとなったが、白熱したシュートの決め合いを制した中央大が103-98で勝利した。
 
 立ち上がりこそ慶應大ペースだったものの、中央大は軽快な3Pラッシュで勢いに乗った。その後も相手のターンオーバーから走り、1Qで31得点のハイスコアを叩きだして好調な滑り出しとなる。しかし2Q、中央大は徐々に得点が伸び悩み始め、テクニカルファウルを吹かれるなど勢いにブレーキがかかった。この好機を慶應大は見逃さず、#16伊藤(2年・G)、#14権田(2年・F)が果敢に攻め込み怒涛の連続得点。わずか約1分間で一気に10点を積み上げ残り4分1点差に詰め寄ると、その後も競り合いが続き46-43で後半へと向かう。

 3Q、慶應大は#20福元(1年・G・福大大濠)が2連続でジャンプシュートを決め、#14権田のシュートで逆転に成功するが、対する中央大も#22山田(3年・PF)がインサイドで体を張って譲らない。中央大#14渡邉(4年・F)が3Pを決めてもすぐさま#20福元が3Pを決め返し、白熱した点の取り合いとなってこのQのスコアは30-32。76-75と点差のほぼ無いまま最終Qに入った。

 4Q、立ち上がりから互いにファウルが連続して4ファウルになる選手が続出し、開始4分間はスコアが停滞する。だが残り6分、中央大#20小野(4年・F)のジャンプシュートをきっかけに展開が一転。ここから約2分間に渡り、互いにシュートを全く落とさず決め合う、息も詰まるようなシーソーゲームとなった。緊迫したなか我慢比べのようにシュートを決めていく両者だが、先に落としたのは慶應大。すると次の中央大のオフェンスで、#5谷口(2年・F)がリバウンドをアリウープダンクに近い形で決めてのける。このビッグプレーに#11入戸野(4年・PG)の得点が続き、中央大が6点リードと優勢に。慶應大は悪い流れの中でも残り1分#16伊藤の3Pで1点差に詰め寄ったが、残り49.4秒に中央大#14渡邉に再度突き放される3Pを決められ苦しくなった。

121028chuoenjin.jpg 残り時間わずかとなり最後に取られたタイムアウトで、中央大は5人全員4年生へとメンバーチェンジ。ベンチの前で4年生6人が肩をがっちりと組み円陣を組んだ。円陣の隙間から見えるのは、どの顔も嬉しそうな表情。まるで、一緒にバスケットができる残された時間を噛みしめるかの様だった。そのまま残り時間を逃げ切り、103-98でタイムアップ。接戦を制し、15勝目を挙げた。

 今季は2部で戦うこととなった慶應大は、苦しい連敗が続いて下との入替戦に回ることとなった。だが2ヶ月間を乗り越え、下級生の成長や上級生の自覚の芽生えなど成長が見られ、後半は試合の内容も良くなって明るい兆しも見えた。まだ若いチームだけに、来季のためにも3部降格は避けたいところだ。

 中央大は勝敗で白鴎大と並んだが、直接対決の結果2位通過で日本体育大との入替戦に臨むこととなる。優勝にあと一歩及ばずインカレへの道が途絶えたショックは大きいだろうが、残る入替戦にすべてをぶつけるしかない。昨年“あと2点”に泣き、代々木に置いてきた1部復帰という目標。あの時の“忘れ物”を取り戻すために、全力で立ち向かう。

中央大:15勝3敗
慶應義塾大:6勝12敗

写真上:主将の#4桂が決めると、慶應大のベンチは一層沸いた。入替戦も、4年生として最後の仕事を果たしたい。
写真下:中央大4年生6人の円陣。#6古河、#25森渕もコートに立って笑顔で試合を終えた。

※中央大・入戸野選手のコメント、慶應義塾大・福元選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2012.11.04 (Sun)

【2012リーグ2部】10/28 白鴎大vs駒澤大

【白鴎大が大勝し、嬉しい2部優勝!】
121028hakuo.jpg 勝てば第5試合の結果を待たずして2部優勝を決めることができる白鴎大は、駒澤大との対戦に試合前から闘志がみなぎる。対する駒澤大は、前の試合で国士舘大が神奈川大に勝利したことで入替戦への道が途絶えたばかり。そうしたモチベーションの違いは、実力差以上に点数の開きを生んだ。序盤から白鴎大が駒澤大を圧倒すると、80-48と余裕の展開で勝利をものにし2部優勝を決めた。

 立ち上がりから主導権は白鴎大の手中にあった。重要な試合の入り、チームを引っ張ったのはスタメンの4年生3人。まず主将の#2石川(4年・F)が先制点とバスケットカウント獲得で気を吐くと、#30アビブ(4年・C)のゴール下、#3横塚(4年・G)の3Pと続いてリズムを生み出した。駒澤大は動きが硬く、速攻のレイアップを外すなどイージーミスもかさむ。序盤で決めた2得点を最後にオフェンスが沈黙し、得点源の#7馬場(4年・SF)もケガの具合により早い時間でベンチへ。白鴎大のゾーンに打てども打てども3Pが決まらず、1Q最後に#5槇坂(4年・SG)がドライブを決めるも、得点版に表示された数字は21-4。いきなり圧倒的な大差をつけられると、続く2Qも白鴎大が勢いを切らさず、前半を42-16で終えた。

121028fukui.jpg 後半もそのまま試合は静かに進み、ほぼ勝負がすでに決した4Qには、両チームともにベンチメンバーを次々コートに投入していく。開き直っていつものにぎやかなムードを取り戻した駒澤大は、#2福井(4年・SG)、#31新井(4年・PG)、#9竹本(4年・SG)といった普段あまり試合に出られない4年生の活躍に大盛り上がり。対する白鴎大も#71大野(4年・C)や#78桐越(4年・C)ら4年生が出番を得て、桐越が点を決めると大歓声が沸き起こった。

 そして迎えたタイムアップ、白鴎大は嬉しい2部優勝を手にし、みな飛び上がって拳を突き上げ喜びを表現した。取りこぼしの許されない2ヶ月間を耐え忍び、やっとのことで2部1位通過というプレッシャーから解放された瞬間である。だが本当の勝負、さらなる重圧のかかる入替戦がすぐそこに迫っている。創部初の昇格を果たして歴史的瞬間となるか、勝負の行方に注目したい。

 駒澤大はこれで2年連続4位でシーズンを終えた。リーグ前半戦は取りこぼしも多かったが、2巡目に入り6連勝と快進撃を見せる。だが最後は慶應大・中央大・白鴎大相手に3連敗となり、入替戦への最後の切符は国士舘大の手に渡った。それでも、入学時3部からのスタートだった今の4年生たちが2部で残したインパクトは大きかった。どの選手もみな仲間に恵まれたことを感謝し、笑顔で4年間を終えた。

白鴎大:15勝3敗
駒澤大:10勝8敗

写真上:ブザーと共に歓喜を爆発させた白鴎大。そのあと仲間同士抱き合って喜びを分かち合った。
写真下:駒澤大は#2福井のシュートにベンチも総立ちで喜んだ。

※白鴎大・石川選手、駒澤大・近藤圭太選手、近藤大選手、槇坂選手、馬場選手、鈴木選手、伊藤選手、竹本選手のコメントは「続きを読む」へ。
 

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