FC2ブログ
2012年10月 / 09月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫11月


第71回 全日本大学バスケットボール選手権大会
筑波大学が3年ぶり5回目の優勝

2012.10.18 (Thu)

【2012リーグ2部】10/14レポート

国士舘大が単独首位の中央大に土をつける
見逃せない順位争いも佳境へ


 この日国士舘大中央大から金星を挙げた。これで中央大は2位の白鴎大と星の差が一つになり、首位争いもまだまだ分からない状況に。次週の直接対決は見逃せない勝負となる。中位も互いに星を奪い合い拮抗している。駒澤大が今週2勝し単独3位に浮上したものの、まだ白鴎大や中央大といった強豪校との対戦を残し、僅か1勝差で法政大国士舘大も追走。3位の枠もまだ予断を許さない状況が続く。

 法政大順天堂大の対戦は開始から拮抗した展開が続いたが、2Qから主導権を握った法政大が先行。順天堂大は得点源の#23泉(3年・F)がファウルトラブルに陥り、前半好調だった#96佐藤(2年・F)が怪我でベンチに下がったこともあって3Q残り3分には大きく20点差をつけられた。しかし3Q終盤に怒涛の4連続得点で点差を縮めると、4Qも勢いそのままに#99小川(3年・F)の3Pで5点差に詰め寄る。だがその後も相手を捕らえるあと1本が出ず、5点前後から点差を縮められない。法政大は我慢の時間帯を乗り切り、終盤#27岩崎(4年・SG)のダメ押しの連続シュートで再度突き放すことに成功。そのまま法政大が盛り返して85-68で勝利した。順天堂大は勢いのある時間帯も長かったが、3勝目とはならなかった。

--------------------------------

【駒澤大が終盤抜け出し3位をキープ】
121014itohiromasa.jpg ここまで7勝6敗の関東学院大は8勝5敗の駒澤大と対戦。勝てば勝敗で並び同率3位に浮上できる大事な一戦だったが、競り合いを3Q終盤で抜け出した駒澤大がそれを退けた。

 関東学院大は前日の怪我で#30村田(3年・F)が戦線離脱し、主力のひとりを欠いた状態。しかし代わってスタメンに抜擢された#38蜂谷(1年・GF・聖和学園)が奮起し、ダブルクラッチでのバスケットカウント獲得など躍動感あるプレーでチームを引っ張る。対する駒澤大はシュートが単発に終わり出だしは後手に回った。しかし#8鈴木(4年・G)の3P、#7馬場(4年・SF)のハイローなど要所でシュートを決め、#7馬場のブザービーターで締めて1Qは19-19の同点。2Qに入り、関東学院大はリバウンドからセカンドチャンスで得点するも、駒澤大の好守に次第に得点が伸び悩む。ただ駒澤大も決定打に欠け、33-30と3点差で後半へ。

 3Q、開始から#10エリマン(2年・C)がインサイドで連続得点し関東学院大が逆転。駒澤大も#55近藤 大(4年・PG)が強気なプレー引っ張りリードし返すものの、#10エリマンが#5槇坂から3つ目のファウルを奪ってベンチに追いやると、マッチアップの代わった#38蜂谷がすかさずスティールやバスケットカウントで活躍し関東学院大が1点差に迫る。だがこの悪い流れを駒澤大は#55近藤 大、#8鈴木の連続得点で打開。ディフェンスでもコートに戻った#5槇坂が#38蜂谷をよく抑え、堅守から速攻に走った。得点ラッシュで駒澤大が一気に11点差をつけて3Qを終えると、4Qでも優位に立つ状況は変わらず。そのまま3Q終盤につけた点差を保ち、70-58で大事な一戦を制した。

 駒澤大はこれで5連勝を飾り単独3位をキープ。ここまで毎試合ほぼ40分近く出続けている主力の4年生たちも、リーグ終盤と言えど疲れを感じさせないランプレーを見せている。関東学院大は勝率を5割に下げて一歩後退。#30村田の怪我が残念だが、選手たちに奮闘は見られる。上位進出への望みを繋ぎたいところだ。

駒澤大:9勝5敗
関東学院大:7勝7敗

写真:駒澤大は先週日曜から#6伊藤(4年・CF)が復帰。リバウンドに奮闘した。

 
【東洋大の怒涛の追い上げを白鴎大が逃げ切る】
121014toyo.jpg 2勝11敗となかなか勝ち星が伸ばせない東洋大は、2位の白鴎大に挑んだ。先行したのは東洋大。ディフェンスを引き締め、#41前田(4年・F)や#7筑波(2年・F)の思い切りの良いシュートで勢いに乗った。「出だしが重要なチームなのに今日は良い入りができなかった」#3横塚)という白鴎大は後追いの形になり、#5柳川(3年・F)のシュートで僅差を保つもののあまり流れが良くない。2Qに入り徹底的に#30アビブにボールを集めてインサイドを狙うも、東洋大#34尾崎(3年・C)がそれをよく抑えてなお東洋大がリードを保った。

 だが東洋大がトラベリングなど自分たちのミスで勢いを途切れさせ、#34尾崎が3つめのファウルを吹かれると、白鴎大が息を吹き返す。ゾーンに対し次々3Pを決めて一気にリード。3Qに入り堅い守備で東洋大を5分間無得点に抑えると、その間#3横塚や#15白濱(3年・F)が鋭いドライブを仕掛け、好調の#5柳川が3本の3Pを決めて大きく20点以上の差をつけた。東洋大は連続のファウルで#34尾崎がファウルアウト。#4筑波も4ファウルで、このまま試合は白鴎大ペースで進むかと思われた。

 しかし東洋大もここから粘った。4Q、出だしから#41前田の連続得点で点差を縮める。主力を下げていた白鴎大は#30アビブ、#15白濱、#3横塚を相次いでコートに戻し立て直しを図るも、東洋大は連続3Pで勢いを切らさず、最大27点あった点差を残り3分には#6村上の3Pで9点差に。しかし白鴎大もタイムアウトを挟んで落ち着きを取り戻すと、それ以上の追撃を許さなかった。再び突き放して91-74で勝利。11勝目を挙げ、2位の座を守った。

 東洋大は連敗にはなったが、前週より良さも見えた週だった。毎試合のファウルトラブルは気になるが、激しいディフェンスや持ち前の機動力を活かした思い切りの良いシュートで噛み合った時は爆発力を発揮している。残り4試合、少しでも多く勝ち星を得たい。

 白鴎大は試合の中で波もあった。「もっと勝ちに貪欲にならないと」#3横塚。今年にかける想いから相当の練習量を積み重ねてきたと言うだけに、あとは強い気持ちでそれをコートで表現していくだけだろう。来週の対戦も気を引き締めたい。

白鴎大:11勝3敗
東洋大:2勝12敗

写真:東洋大は頻繁に集まりコミュニケーションを取っている。

※白鴎大・横塚選手のインタビューは続きを読むへ。

 
【激しい守りで国士舘大が中央大相手に大きな1勝】
121014onodaiki.jpg この日のハイライトゲームになったのが中央大国士舘大の一戦。国士舘大が中央大の追撃に耐え、大きな1勝を挙げた。

 試合によって波があり出だしが重要な意味を持つ国士舘大は、この日最高のスタートを切った。オフェンスリバウンドに絡んで中央大を簡単には走らせず、守りでは中を固めて相手の攻撃をシャットアウト。開始6分間で中央大はわずか2得点しか奪えず、2-12と大きく水を開けられる展開に。その上中央大は精神的支柱でもある#16佐藤(4年・PG)が足を痛めて交代を余儀なくされ、先行きに暗雲が立ち込めた。しかし国士舘大が3連続でファウルを犯した隙にフリースローで追い上げ14-16と差を縮めて2Qに入ると、#21大野(3年・F)や#5谷口(2年・F)の活躍で逆転に成功。国士舘大も#22原(1年・F・習志野)の活躍で再びリードし返すが、その原が直後に3つ目のファウルを吹かれるなどうまく突き放せず、試合は拮抗した。しかし国士舘大は終盤#9新田(2年・C)が#20小野(4年・F)をブロックして速攻を決め、#14高橋(3年・G)の3Pで締めて37-30とその差を7点に広げて試合を折り返す。

 3Q、中央大は果敢に#24塩谷(3年・PF)らがドライブを仕掛けるも、ファウルがもらえずタフショットが続いて得点が伸びない。しかし国士舘大もシュートが落ちてこのQは12-11と両者ロースコア。前半の点差をほぼそのまま残し、8点差で勝負の4Qに入った。

 迎えた最終Q、国士舘大は中央大のゾーンに点が伸び悩み、中央大が#20小野の速攻で開始早々2点差に詰め寄る。するとここから白熱した点取り合戦に。国士舘大#22原がジャンプシュートを決めればすかさず中央大#5谷口が3Pを決め返すという展開が続き、両者一歩も譲らない。しかし原に加えて#14高橋がジャンプシュート、#11平田(4年・G)が3Pで援護した国士舘大が一歩抜け出し、#9新田がリバウンドを拾って残り2分半で9点リード。苦しくなった中央大は反撃の3Pを打っていくも、ボールがリングに嫌われ流れは変わらず、そのまま国士舘大がリードを保って61-76で逃げ切った。 

 「チームで団結して勝てた」と国士舘大#9新田。オフェンス力の高い中央大を61点に抑えたアグレッシブなディフェンスは、練習の甲斐あって今やチームカラーのひとつになっている。選手一人ひとりが集中を切らさず、Bチームの応援も中央大の声をかき消すほどの大歓声でそれを後押しした。だが試合によって激しく波があることも自分たちで自覚しており、いかに実力をコンスタントに出せるかは課題だ。この1勝で上昇気流に乗れるか。

 前半で躓いた中央大は何度も追い上げたものの、国士舘大の勢いがそれを凌駕し、そのまま試合を覆すことはできなかった。互いに明るく声を掛けあい何度も立て直そうとする姿が見られたが、執拗なディフェンスに苦しいシュートが増えて自分たちのリズムを掴めず。手痛い黒星を喫し、次週以降の対戦がますます負けられない戦いとなった。

国士舘大:8勝6敗
中央大:12勝2敗

写真:中央大の得点源#20小野は#9新田の高さに苦戦した。

※国士舘大・新田選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【拮抗した展開を慶應義塾大が一歩抜け出す】
121014itoryota.jpg 8位の慶應義塾大と7位の神奈川大の対戦は、下位脱出を図るためにも両者気合いの入った相譲らない展開が続いたが、3Qで勢いを掴んだ慶應大が76-69で逃げ切った。

 開始から流れの奪い合いとなり1Qは16-14とほぼ互角。続く2Qで慶應大は激しい守りから序盤に6点のリードを奪うが、神奈川大も#21増子(4年・SF)がスピードあるプレーで対抗し、そこからは点差のつかない展開が続いた。両者ともに好プレーもあればミスもあって流れを掴みきれず、34-31と慶應大がわずかに3点リードして試合を折り返す。

 勝負のポイントとなったのは3Q。序盤はシーソーゲームが続いたが、#7本橋(3年・CF)の連続得点に#8蛯名(3年・G)の3Pが続いて慶應大が先行した。神奈川大も#98大石(2年・PG)らが速攻に走り点差を縮めるが、この勝負所で慶應大は#16伊藤(2年・G)が奮起。3Pを決め、すぐさま2連続で運びからそのままドライブに持ち込む強気なプレーでチームを引っ張る。神奈川大は#7古橋(3年・SF)のシュートに当たりが来ず、59-48と二桁ビハインドを負って4Qへ。

 4Q、これまでの試合は終盤に失速し逆転を許すことも多かった慶應大も、この日は上級生らの活躍で勢いを切らさない。#8蛯名、#7本橋がミドルシュートを次々沈め、残り6分半には16点リードにまで点差を広げた。神奈川大はここから#21増子のバスケットカウントや#7古橋の3Pを含む怒涛の連続得点で9点差に詰め寄ったが、慶應大も#16伊藤が3Pを決めて点差を2桁に押し戻す。その後も神奈川大が追い上げては慶應大がそれを退ける展開が続き、点差を保った慶應大が逃げ切って勝利を手にした。

 慶應大はリーグ戦初の連勝で今週を終え、長く続いた暗闇からやや明るい光明を見出した。チーム上昇の鍵は上級生がいかに仕事を果たすかだった。下級生の奮闘に要所での上級生の活躍が融合できれば、自ずと結果もついてくるだろう。神奈川大は先週から白鴎大戦・東洋大戦と接戦を勝ち抜いてきたものの、3連勝とはならずに7位を抜け出すことはできなかった。しかし#29田村(3年・PF)が復帰するなど明るい兆しはある。次週の中央大戦で一矢報いることができるか。

慶應義塾大:5勝9敗
神奈川大:6勝8敗

写真:奮闘が見られる慶應大#16伊藤は1プレー1プレーに気迫がこもっていた。

※慶應義塾大・本橋選手のインタビューは「続きを読む」へ。

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  13:24  |  2012リーグ戦2部・3部/入替戦  |  Top↑
 | BLOGTOP |