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第95回関東大学バスケットボールリーグ戦 8/24〜11/10
※台風の影響による延期試合があります。常に最新の情報を関東大学バスケットボール連盟の公式サイトでご確認ください。
関西学生バスケットボールリーグ戦 8/31〜11/3

2012.10.12 (Fri)

【2012リーグ1部】10/7レポート

筑波大勝利に沸いたつくばカピオ
専修大は青学大を最後まで苦しめる


 9週間に渡るリーグ戦もこの日で全体の3分の2を消化したが、中位の勢力図はまだ見えてこない。特に波に乗るチームが上位チームを苦しめる展開が傾向として見られ、強豪校も手を焼いている様子だ。青学大#56比江島「勢いのあるチームで競るかもと思っていた」と言い、筑波大#76星野「最近調子が上がっている相手でそういう勢いが少し怖かった」と口にするなど、今週の対戦ではいずれも波に乗るチームの“勢い”を警戒。代表へ選手を送った青学大や東海大はチーム作りが遅れたことでまだ揺らぐ様子もある。その隙につけ入ることができるか、残り3週間も見逃せない。

 ここまで白星なしの日本大は、2位の東海大に挑んだ。序盤は競り合うスコアになったものの、2Qに得点が止まると追いかける展開に終始。東海大も#24田中(3年・SF)がファウルトラブルに陥りなかなかスコアを伸ばせず、リードしながらも我慢の展開が続く。しかし4Q早々に#10バランスキー(2年・PF)の内外での得点が効いて最後は差を開いて勝利し、3敗を守った。一方日本大は12連敗となり、早ければ次週にも2部上位チームとの入れ替え戦が確定する状況となった。

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【大塚がオフェンスを引っ張り早稲田大が逃げ切る】
121007KIMURA.jpg 早稲田大に挑んだ拓殖大は、この試合で勝てば勝率5割となる。前回敗れている相手だけに是が非でも勝利を収めたいところだったが、それ以上に星の伸ばせていない早稲田大のオフェンスが拓殖大を凌駕した。

 序盤は点の取り合いに。拓殖大が#94長谷川(4年・SF)、#91井上(4年・PF)のシュートで先手を打つが、早稲田大は#15木村(2年・F)が好調。速攻や3Pなど多彩なシュートを決めていき、1Qに一人で15点を稼ぐ活躍を見せる。一方の拓殖大も#1鈴木(4年・PG)の連続3Pなどで応戦していく。しかし2Qに入ると、イーブンだった流れは早稲田大に。#21河上(3年・F)の3点プレーをきっかけに、#6大塚(4年・PG)の3Pも飛び出して一歩リード。拓殖大は#11佐々木(4年・C)が2Q5分で3ファウルとなり一時交代。ここからオフェンスが単発となり、相手のチームファウルで得たフリースローは決めていくがフィールドゴールが決まらずに点を離されていく。早稲田大は好調の#15木村に加えて#6大塚が再び3Pを決めるなどしてシュートが落ちない。前半は47−35と早稲田大が12点のリードを得た形となった。

 3Qもリズムは早稲田大。#15木村のオフェンスは拓殖大に阻まれるが、この日は#6大塚のシュートが高確率で決まり、拓殖大ディフェンスは手をつけられない状態に。拓殖大はタイムアウトを挟んで持ち直し、20点以上あった差を#94長谷川や#14大垣(2年・SF)のアウトサイドで点差を詰めていくが、早稲田大は#16山本(1年・F・福岡第一)が返して点差を維持する。この展開は4Qになっても変化せず、拓殖大が得点する度に早稲田大が返す展開が続いた。拓殖大は残り1分で7点差まで迫ってみせ、ファウルゲームを仕掛けるが、早稲田大はフリースローを落さずに落ち着いて試合を締めた。102—93とした早稲田大が逃げ切った形となり、続いていた連敗を止めた。

 早稲田大は足の状態に不安のあった大塚が復調。3選手が20得点以上をマークし、バランスの良さを見せた。まだ下位に位置するものの、上位チームとの差は決して大きくはなく、ジャンプアップの可能性を秘めている。

 拓殖大はベストメンバーで戦えているだけに、なかなか白星が伸ばせない現状に苦しんでいる。ただこちらも早稲田大と勝率は同じとなっており、上位の背中は見えている。まだ青学大や東海大といった上位チームとの対戦が控えるが、持ち前の爆発力は現在の大学界では屈指。入れ替え戦回避をまずは至上命題とし、勝てる試合から何とか拾っていきたい。

早稲田大:5勝7敗
拓殖大:5勝7敗

写真:ここに来て調子を落としていた印象ある早稲田大・木村は25得点と面目躍如。最終的にはファウルアウトしたが、強気の攻めが光った。

※早稲田大・大塚選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【終始接戦になるも日体大が一歩抜け出す】
121007nakano.jpg ここまで4連勝中と好調の大東文化大に対し、日本体育大も前日東海大から金星を挙げ勢いに乗るチーム。1巡目の対戦もその実力はほぼ互角と見られたが、この日もやはり接戦となった。

 お互い相手の出方を窺うような、やや重い立ち上がりとなった。大東大は#8戸ヶ崎(3年・F)が強い体で日体大#21熊谷(4年・F)をよく抑え、#14岸本(4年・PG)が2本の3Pを決めて一歩抜け出そうとする。だが日体大も#19中野(3年・SF)や#16横山(4年・SF)が3Pを決め返し、1Qは16-17と互角の点数。2Qに入り大東大は#41小山(4年・G)が連続で速攻に走るも、度重なるファウルでリズムを崩し、その間日体大にフリースローや#12周(2年・C)のゴール下で逆転を許した。しかし大東大もそれ以上は引き離されず、33-33と同点で後半へ。

 3Qに入り、日体大は#16横山が先制点となる3Pを決め、その後もオフェンスリバウンドやルーズボールに奮闘する。だが大東大も依然として#41小山のシュートタッチが好調。#14岸本も要所で3Pを決め、日体大#12周が速攻を決めてもすぐにバスケットカウントを返すなど相手を乗らせない。そのまま大東大がじわりとリードを5点に広げた。しかし3Q終了間際に#22水沼(4年・SG)がドライブと3Pを決めて追い付くと、4Qに入っても相譲らない拮抗した展開に。#19中野が強気なプレーでリングに向かう日体大に対し、大東大も大黒柱の#43鎌田(4年・C)がインサイドを攻め立て、点差が一向に離れない。試合が動いたのは、残り4分を切っての攻防。この大事な場面で#22水沼が3Pを決めると、#88万(1年・C・中部第一)がバスケットカウントでこれに続き日体大が一歩前に出る。6点差をつけられ大東大はタイムアウトで立て直しを図るも、その後#16横山のスティール、そして#22水沼のダメ押しの3Pが決まり残り1分半9点差に。苦しくなった大東大は#0有村(4年・PG)が3Pを打って行くも決まらず、接戦を最後に抜け出した日体大が71-77で逃げ切り勝利を果たした。

 終始点差の離れない展開となったが、「絶対自分たちの流れが来ればいけると思っていた」と日体大#16横山。チームの調子が好転している中で、勝利への自信が良い方向に働いたようだ。今年の日体大は突出した絶対的エースがいる訳ではないが、一人ひとりがそれぞれの持ち味を出すことで強豪チームに対抗している。4勝目を挙げて明治大と並び、中位から下位もより混戦模様だ。入替戦となる下位3枠を抜け出すためにも、争いは今後ますますヒートアップするだろう。

 大東大は、東海大戦からの破竹の4連勝もここでストップ。この日は#41小山が好調、コンスタントに活躍する#14岸本の存在感も健在だったが、ファウルやもったいないミスが手痛く思うように波に乗れなかった。来週は1巡目に5点差、3点差で落とした明治大・専修大が相手だ。切り替えてリベンジなるか、注目したい。

日本体育大:4勝8敗
大東文化大:6勝6敗

写真:日本体育大#19中野は昨日の活躍を経て一皮むけた様子。荒削りな部分はあるが、強気なプレーはチームの起爆剤となっている。

※日本体育大・横山選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【専修大が接戦に持ち込むも青学大の牙城は崩れず】
121007hiroshima.jpg 1巡目では21点差をつけて青学大が快勝した青山学院大専修大のカードだったが、2巡目は終盤まで専修大が食らい付く好勝負となった。

 先手を取ったのは専修大だった。#11宇都(3年・G)、#33館山(4年・G)の両エースが得点を量産。特に#33館山は3Pが絶好調で、ディフェンスに当たられ放り投げるような苦しい姿勢になってもボールがリングに吸い込まれていく。青学大は#8張本(3年・SF)や#7野本(2年・CF)の得点で食らい付いて行くが、二人共にこのQで2ファウルとなり勢いに乗れない。#56比江島(4年・SF)が終盤に連続得点に成功し5点差に縮めて2Qに入るも、依然として#33館山の3Pを止められず、#7野本も#22樋口(4年・F)の好守にチャージングを取られて開始2分でファウルが3つ目となるなど、専修大ペースで試合は進んだ。

 しかし2Q序盤のタイムアウトで流れが変わる。ディフェンスを引き締め直した青学大は専修大の得点源をよく抑え、相手を24秒オーバータイムに陥れるなど堅守でイニシアチブを握る。その間攻撃では#25永吉(3年・C)がオフェンスリバウンドを奪って確実に加点し、逆転に成功。2点リードで3Qに入ると、この勝負所で#56比江島がリバウンドや合わせに飛び込み、#3小林(3年・PG)の連続ブレイクも続いて開始4分で点差を二桁に乗せた。だが専修大もこのまま引き下がらない。#3廣島(4年・G)がボールを運びからドライブを決め悪い流れを断ち切ると、#11宇都も速攻を倒れ込みながらも決めていく。ディフェンスも機能し3Qラスト3分間を失点0に抑え、その間じわりと追撃。ゴール下がこぼれるもどかしいシーンも多かったが、#3廣島のブザービーターで締め、2点ビハインドと射程圏内のままに最終Qに入った。

 4Qも、序盤で勢いに乗ったのは専修大。速攻でアンスポーツマンライクファウルをもらって同点に追いつき、#33館山の3P、#3廣島の3ショットのフリースローが続いてリードを最大5点差まで広げた。だがこの場面で魅せたのは#56比江島。バスケットカウントを含む連続得点ですぐさま同点に追いつくと、その後も専修大は#56比江島を簡単には止められない。大事な時間帯の9得点を全て比江島が稼ぎ、青学大が逆転に成功して1点リードのまま試合は進んだ。専修大はなかなか逆転の得点が奪えず刻々と時間は進む。青学大も得点が伸び悩むが、残り1分47秒に#56比江島のアシストから#25永吉がほぼノーマークでゴール下を決めて3点差にし、残り40.5秒に追い打ちをかける#32畠山(3年・PG)のミドルシュートが決まって5点のリード。専修大はオフェンスリバウンドで粘るも頼みの#33館山の3Pが決まらず、万事休す。76-69で青学大が接戦を逃げ切った。

 専修大が長く主導権を握り青学大を最後まで苦しめる展開だった。今年は交代でエースを休ませながら試合を進める戦法を取っていたが、この日はほぼ5人~7人程度で試合を回し、勝負に出た。結果として主力が噛み合った時の強さは十分に証明できたと言えるだろう。次週の東海大戦も注目が集まる。

 青学大は「まだチームが出来上がっていない」(56比江島)と、噛み合わない場面も見えた。主力が抜けていた時期も長く、まだまだチームの完成度は満足できるレベルではない。それでも#56比江島がチームを牽引し、まわりの選手も要所で仕事を果たして無敗をキープしているところは強さの表れ。過去2年間は、圧倒的な強さで優勝しつつもどこかで1敗し全勝は果たしていない。今後取りこぼしなく勝ち進めるか。

青山学院大:12勝0敗
専修大:7勝5敗

※写真:#33館山・#11宇都に加え、専修大は#3廣島の活躍もチームを乗らせた。

※青山学院大・比江島選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【前日から切り替えた筑波大が念願のホームゲーム勝利】
121007TOKUDA.jpg 筑波大のホームゲームということもあって、最終試合の筑波大対明治大は客席や応援団も一体となって会場は盛り上がった。しかしそれとは裏腹に、試合自体は互いに苦しい中で単発のシュートを決め合う重い立ち上がりになる。筑波大は#14坂東(2年・SG)の外、#32武藤(3年・C)の中でバランス良く得点し、明治大は#12中東(2年・SG)や#2目(3年・SG)のアウトサイドが決まるが、両者とも確率は良くなく、互いに単発シュートを決めては落し、落しては決めるというロースコアで得点が推移。1Qは#76星野(3年・SF)が最後に決まった筑波大が4点リードで終了した。2Qに入っても相変わらずのロースコアゲームとなる。しかし残り4分14秒の明治大タイムアウトから、逆に流れを掴んだのは筑波大。厳しいディフェンスで5秒オーバー、8秒オーバーのミスを誘うと、#42坂口(3年・PG)のジャンパー、#50梅津(4年・C)のリバウンドシュートでやや抜け出す。明治大は#12中東のドライブで食らいつくが、トラベリングのミスが出ると#51皆川が2ファウル目。#32武藤がここで得たフリースローを2本決めると、最後は#34池田が連続シュートを決め、34−29と筑波大が僅かにリードして前半終了となった。

 3Qになると完全に筑波大一辺倒の流れとなった。#32武藤のフリースローから入り、#47砂川(4年・PF)はゴール下で合わせて得点。明治大は#16安藤(2年・PG)が自らゴールを奪うものの他の選手の得点が伸びない。その間筑波大は#32武藤が存在感を発揮。ゴール下で得点を重ね、ファウルで止められてもフリースローを落さずに点差が離れる。明治大は3Qを11点ビハインドで何とか繋ぎ、4Q立ち上がりに#12中東のミドルシュートで点差を1桁まで戻す。しかし筑波大は#34池田がドライブをかけてバスケットカウントを獲得。ワンスローも決める。明治大は直後にダブルドリブルのミスが出てしまい良くなりかけた流れをここで逸した。筑波大は#76星野の3Pと#34池田の得点でリードを拡大。明治大も粘るが、筑波大は#6西村(3年・PG)がドライブから2本決めて引導を渡した。最終的にはベンチメンバーもコートに送り出した筑波大が79−62で快勝。ホーム2戦目は白星で飾り、地元の観衆を沸かせた。

 笹山が前日に続いて欠場した筑波大だったが、代わってスタートとなった#6西村がしっかりとゲームを作り4敗を堅持。優勝は厳しい状況だが、2位の東海大の背中は目前に迫り、この日敗戦した専修大と星の差を一つつけた。いずれのチームとも直接対決を残しているだけに、今後一戦一戦が重みを増すだろう。

 明治大は痛恨の3連敗で、9位の日体大に星の上では並ばれてしまった。既に上位の青学大や東海大との対戦は消化しているだけに、早急に入替戦圏外に脱出し、インカレに繋げたい。

筑波大:8勝4敗
明治大:4勝8敗

写真:一般生ながらAチーム入りを果たしている筑波大の4年生徳田。終盤にプレータイムを得て1本決め、応援団を盛り上げた。

※筑波大学・星野選手、武藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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