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2012.06.17 (Sun)

【2012新人戦】6/17レポート(7位決定戦・5位決定戦)

最終日を勝利で締めくくった日本体育大と明治大
東洋大・国士舘大は経験値を得て秋シーズンへ


 最終日、7位と5位の順位決定戦は共に1部校に軍配が上がり、2部の東洋大・国士舘大は相手を追い詰める時間帯を作るも惜しくも下剋上とはならなかった。これで5位~8位の順位は上から明治大、国士舘大、日本体育大、東洋大という並びに。明治大は、準々決勝で敗れたのち主将#16安藤も「土日は切り替えて戦って絶対勝たないといけない」と誓っていたが、2連勝で有言実行を果たした。逆に東洋大はベスト8入りを果たしてからは勝ち星を上げられない悔しい結果に。しかしベスト8に入って各チーム共に貴重な経験を得たことは確かだろう。


【勝負所を制し日本体育大が東洋大を下す】
120617iboshi.jpg 日本体育大東洋大の7位決定戦は、勝負強さを見せて接戦を一歩抜け出した日体大が91-83で東洋大を下し、7位入賞を果たした。

 今大会スロースタート気味な展開の多かった両チームだが、この日は出だしから互いに積極的だった。東洋大が#55井上(1年・SF・昌平)、#7筑波(2年・F)のバスケットカウントで勢いに乗るのに対し、日体大も#88万(1年・C・中部第一)が早々に2ファウルとなるピンチも交代した#12周(2年・C)がインサイドを支配し上手くフォロー。点の取り合いとなって25-21と日体大がわずかにリードして1Qを終えると、2Qも依然として拮抗した展開が続いた。日体大はミスも出るが、#18井星(2年・SF)の3連続3Pがチームを鼓舞。だが東洋大も#2皿井(2年・G)、#24遠山(2年・F)の積極的な1on1が流れを変え、#7筑波のバスケットカウント獲得もあって40-41と1点リードで前半を終える。

 3Q、序盤で東洋大はシュートが落ちて得点が停滞。その間日体大はの合った連携プレーでリードを9点に広げた。しかし東洋大もタイムアウトを挟んでディフェンスを引き締め直し、前から当たって活路を見出す。日体大は#7筑波のドライブに手を焼くが、3Qラストに#1本間(2年・PG)がブザービーターで3Pを沈め、64-62となんとかリードして最終Qへ。 

 4Qは目の離せない流れの奪い合いとなった。早い時間で逆転した東洋大が連続得点で勢いに乗るが、ここで日体大は強みのインサイドを徹底的に攻め立て、#88万が2連続でバスケットカウントを獲得。東洋大はアンスポーツマンライクファウルを取られるなど完全に流れを切らし、残り6分には一気に7点のビハインドを負った。だが東洋大はゾーンディフェンスが機能し、日体大の攻撃をシャットアウト。その間じりじりと追い上げ、#24遠山が合わせに飛び込み残り2分同点に。だが日体大も勝負所に強い#1本間がミドルシュートを決めて一歩も引かない。すると東洋大は「迷ってしまった」という#24遠山のドライブがこぼれ、反対に日体大#9出羽がゴール下で返して85-81。時間が刻々と迫り焦った東洋大は、逆サイドに大きく振ったパスを#39松田(1年・SF・金沢)にカットされて勝負あり。日体大がファウルゲームを逃げ切り91-83で勝利した。

 東洋大は何とか上位校から1勝を上げたいところだったが、惜しくも敗戦して8位で大会を終えた。しかし190cmオーバーが一人もいない布陣ながら、ディフェンスを徹底することで勝機を見出してきた戦いぶりには拍手を送りたい。1位と5点差で得点ランキング2位につけた#7筑波をはじめ、全体チームでも出番を得る下級生は多い。価値ある大会となったことだろう。

 日体大は、強みのインサイド陣を上手く生かし、勝負所の強さも相手を上回った。昨年の4位からは順位を下げて7位となったが、「スーパースターはいない」#1本間)というメンバーの中、これまで試合経験の少なかった選手たちが経験を積んだことは自分たちの自信になったはず。ここでの経験を糧にリーグ戦に向けて夏の厳しい練習を乗り越え、全体チームでも出番を得ていきたい。

写真:連続3Pで見せ場を作った日本体育大・井星。

※日本体育大・出羽選手、東洋大・遠山選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【安藤を中心にリードを保った明治大が5位に】
120617akiba.jpg 5位決定戦は明治大国士舘大の顔合わせとなった。明治大は、フリースローを貰っても2投とも落とすなど、重い立ち上がりに。国士舘大は#5伊集(2年・G)を中心に攻め立て、開始10分で5点のリードを得る。しかし、2Qに入ると明治大はギアチェンジ。#16安藤(2年・G)が積極的にシュートを決めていき逆転。この日は#20秋葉(1年・G・能代工)も好調で、連続得点で続いた。前半は、26―22と明治大リードで折り返した。

 後半もじりじりとしたロースコアのせめぎ合いが続く。国士舘大も速い展開や思い切りの良いミドルシュートで同点に持ち込むが、明治大も勝負強い#16安藤が連続得点して譲らない。加えて#92水口(2年・SF)らが要所で3Pを決めた明治大が手数で上回り、10点前後リードを奪ったまま試合は進んだ。国士館大は4Q終盤に3連続得点で3点差に詰め寄ったが、追い上げもそこまで。最後に再び明治大が引き離し、最終スコアは60―50。明治大が5位の座についた。

 昨年8位の明治大は順位を3つ上げた。立ち上がりに不安定さはあるが、安藤を中心にしたオフェンスは、順位決定戦では他チームより一枚上手だった。最終日はベンチメンバーも要所で活躍し、成長を見せた。全体チームでも核となる選手が多いだけに、秋に向けて確度を高めたい。

 国士舘大は昨年に続いての6位。今年の新人戦チームは勢いに乗った時の爆発力があり、サイズが小さいチームだがベスト8に食い込んだ。小さい布陣ながら点の獲れる選手は多く、それぞれの能力の高さも窺える。上級生との融合を図っていきたい。

写真:要所で効果的なシュートを決めた明治大・秋葉。

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2012.06.17 (Sun)

【2012新人戦】最終結果

優 勝 東海大学(4年ぶり3回目)
準優勝 筑波大学
第3位 青山学院大学
第4位 拓殖大学
第5位 明治大学
第6位 国士舘大学
第7位 日本体育大学
第8位 東洋大学

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優勝 東海大学


120617tukuba.jpg
準優勝 筑波大学


120617takushoku.jpg
4位 拓殖大学


◆個人賞

【新人賞】 ベンドラメ礼生(東海大学)
120617shinjino.jpg


【優秀選手賞】
大垣 慎之介(拓殖大学)
晴山ケビン(東海大学)
バランスキー・ザック(東海大学)
野本建吾(青山学院大学)
笹山貴哉(筑波大学)
※写真奥より
120617yusyu.jpg


【得点王】大垣 慎之介(拓殖大学)119得点
120617oogaki_p.jpg


【3ポイント王】坂東 拓(筑波大学)16本
120617bando_3p.jpg


【リバウンド王】バランスキー・ザック(東海大学)67本(OF/26 DF/41)
120617zakk.jpg


【アシスト王】笹山貴哉(筑波大学)36本
120617sasayama_a.jpg

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2012.06.17 (Sun)

【2012新人戦】6/17結果

■日本体育大学世田谷キャンパス
日本体育大学91(25-21,15-20,24-21,27-21)83東洋大学
明治大学60(10-15,16-7,17-12,17-16)50国士舘大学
青山学院大学84(17-23,25-18,23-18,19-12)71拓殖大学
東海大学94(12-16,23-24,35-11,24-31)82筑波大学

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