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2012.05.08 (Tue)

【2012トーナメント】5/8レポート

駒澤大、玉川大が1部校を追い詰める惜しいゲームが続く
序盤の注目対決は日本大が日本体育大を下す


 代々木でのトーナメント2日目は見どころのある勝負が続いた。早稲田大対駒澤大はなかなか調子の上がらない早稲田大を駒澤大がリードする展開に。接戦から終盤まで駒澤大がリードするが、最後は早稲田大がチャンスを掴み、きわどい勝利。同じく大東文化大も3部の玉川大に速い攻撃で翻弄された。1部2部校にとっては初戦の固さやゆるみもある。そこに下位のチームが食い下がり、一時は凌駕する展開で白熱したゲームとなった。前半戦は競り合い、後半で離されるというのがこの段階ではよく見られる形だが、駒澤大、玉川大は後半終盤まで粘り、気迫を見せた。

 また、今期1部復帰の日本体育大と日本大がベスト16がけで対戦。しかし出だしで日本大がリードを奪う展開となり、そのまま引き離してゲームを制した。


【慶應義塾大・白鴎大・専修大は難なく初戦突破】
 慶應義塾大は今期より3部の山梨学院大と対戦。慶應大は司令塔の#16伊藤(2年・G)を筆頭に下級生が奮闘。インサイドでは#7本橋(3年・C)が山梨学院大の#3張(2年・C)を抑え、100点ゲームで勝利した。立教大と対戦した白鴎大は高さでは立教大を圧倒。立教大はスピードあふれるプレーで再三白鴎大からターンオーバーを奪うが、フィニッシュまで持ち込めず惜しい場面が続いた。白鴎大は勝利したがややロースコアな内容だった。専修大東京成徳大と対戦。序盤は成徳大のシュートがよく決まり接戦だったが、専修大が後半一気に突き放した。

※慶應義塾大・伊藤選手、山梨学院大・林選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【日本大が大量リード、安定したゲーム運びで勝利】
120508isikawa.jpg 昨年のトーナメントで東海大に敗れ、ベスト32で終わった日本体育大。そのため今年もひとつ下の回戦からのスタートとなり、1部同士が序盤で対戦する形となってしまった。その相手、日本大は開始早々#3石川(4年・G)が3Pを決めると#11飛田(4年・G)のミドルシュート、#19浜田(4年・F)のドライブで立て続けに得点し相手の出鼻をくじく。日体大は開始早々#16横山(4年・SF)、#19中野(3年・SF)の2人が2ファウル。思うような攻撃ができずに1Qで30-13と離されてしまった。

 2Q以降、日体大はやや持ち直し、3Pや#21熊谷(4年・PF)のドライブなども出るが単発の攻撃が多く、流れを持ってくるまでには至らない。日本大が余裕で試合を進め、最後は日体大も#22水沼(4年・SG)の3Pなどで差を詰めるが86-71で日本大が勝利した。

 日本大は今期2m以上を4名揃える布陣。日体大も2mの留学生2名がいるが、ゴール下での勝負とはならずアウトサイドが多い大味な展開だった。日体大のエース熊谷は日本大#1坂田(3年・F)がよく抑え、仕事をさせなかった。日本大は次は関東学院大とベスト8をかけた戦いへ進んだ。

写真:速攻を決める日本大・石川。攻撃の端緒を開いた。


【駒澤大が早稲田大に善戦するもあと一歩及ばず】
120508ikeda.jpg 2部の駒澤大と1部の早稲田大との戦いは、終始接戦となったが早稲田大がなんとか4Q終盤に引き離し65-74で勝利した。

 まず先手を奪ったのは駒澤大。#55近藤(4年・PG)が果敢に攻め、#5槇坂(4年・SG)らのシュートもそれに続いて試合の主導権を握った。初戦の入りに精彩を欠く早稲田大はターンオーバーを連発して追う展開に。メンバーをフルチェンジして流れを変え反撃を図るも、駒澤大も2Qで#7馬場(4年・SF)の高確率のミドルシュートが得点を引っ張り簡単にはリードを奪わせない。33-27と、依然駒澤大のリードで試合を折り返す。後半に入っても厳しいしのぎ合いが続いた。早稲田大が開始から2連続でファウルとなるも、駒澤大もアウトサイドが落ち始め攻撃のリズムが掴めない。早稲田大はこのチャンスを見逃さず、#15木村(2年・F)の連続得点や#6大塚(4年・G)のスクープショットで追い付き試合を振りだしに戻す。シーソーゲームが続き、50-51と点差のないまま勝負の最終Qへ。

 4Q、序盤は激しい守りからブレイクを出した駒澤大がややリード。だがここで早稲田大は#90二宮(3年・C)が積極的にリングへアタックし、次々相手のファウルを誘った。4Q残り5分を残し、駒澤大は#6伊藤(4年・CF)が5ファールで退場。これが大きな痛手となり、早稲田大#8玉井(3年・G)のドライブが追い打ちをかけた。「あと5分体力が持たなかった」(#7馬場)と激戦が足に来た駒澤大に比べ、運動量の落ちない早稲田大は前からディフェンスしてスローインをカットし易々シュートにつなげる場面も。最後に#34池田(1年・G・京北)の3Pも決まり、65-74でタイムアップとなった。

 早稲田大は集中を欠いたミスも多かったが、なんとか後半に巻き返して勝ち切った。次はベスト8の座を賭けて2部の法政大と対戦。切り替えて試合に臨みたい。駒澤大はラスト5分に脆さを露呈したが、それまでは終始良い流れを掴んでいた。スターター全員が経験豊富な4年生という布陣で、春先としては完成度が高い。昨年の2部4位という成績を、今年は超えられるか。

写真:早稲田大ルーキーの池田(京北)は控えガードとしてチームを助ける。終盤の3Pも効果的だった。

※駒澤大・馬場選手のインタビューは「続きを読む」へ。

【3部玉川大が1部大東大に健闘】
120508nakano.jpg 最終試合、大東文化大玉川大の対戦は70-58で大東大が勝利した。だが玉川大も最後まで食らい付いて好ゲームを演じ、秋のリーグ戦に期待が持てる一戦となった。

 序盤は動きが硬く、フリースローも落ちた玉川大。一方の大東大は#43鎌田(4年・C)のインサイドプレー、#99山崎(1年・G・弘前実業)の3Pと内外バランスの良い攻めを披露し、開始5分で15-3と一方的な展開となった。だがタイムアウトを挟み、#32冨永(2年・PG)、#34塚越(4年・SF)の得点でようやくエンジンのかかってきた玉川大。6点差で2Qに入ると、素早い平面バスケットで反撃に出た。大東大は#14岸本(4年・PG)の調子が上がらず得点が伸びてこない。結局34-32と、大東大がわずかにリードして後半へ。

 3Qに入ると大東大は#75和田(4年・G)、#14岸本の3Pも決まって点差を2桁に乗せる。だが玉川大も追いすがり、#5中野(2年・PG)の苦しい体勢でのバスケットカウント獲得で再び流れを引き寄せると、小さい布陣ながらオフェンスリバウンドに絡んでシュートをねじ込む気迫を見せた。じわじわと点差を縮め、4Qには#34塚越、#32冨永の活躍で残り6分3点差に詰め寄る。しかし次の1本がつながらず、ここで逆に大東大は#43鎌田にディフェンスを集めてまわりの#8戸ヶ崎(3年・F)や#28兒玉(2年・PG)が得点。玉川大には焦りも見られ、再び追い詰めるには至らず。大東大が最後に点差を引き離し、玉川大を下して初戦を突破した。

 大東大は強みのインサイドを起点にリードを奪い続けるものの、ファウルやターンオーバーで勢いを継続できない部分があった。今年は昨年の4年生が抜け、スタートに#8戸ヶ崎や1年生の#99山崎が起用されるなどチームとしてやや生まれ変わりつつある。試合を重ねて完成度を上げていきたい。

 玉川大は春はずっとトレーニングや走り込みを重視してきたとあって、最後まで走り負けない走力と押し負けずにバスケットカウントを獲るフィジカルの強さが目立った。高さはないものの、持ち味が出せれば強いインサイドのいるチームにも対抗できるはず。3部での戦いも注目だ。

写真:大東大・岸本をかわしこの体勢からバスケットカウントを奪った玉川大・中野。玉川大はガード陣のスピードで大東大を凌駕し、会場を沸かせた。

※玉川大・塚越選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2012.05.08 (Tue)

【2012トーナメント】5/9試合予定

■国立代々木競技場第二体育館

13:00 関東学園大学 vs 筑波大学
14:40 東海大学 vs 江戸川大学
16:20 國學院大學 vs 拓殖大学
18:00 青山学院大学 vs 東京経済大学

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2012.05.08 (Tue)

【2012トーナメント】5/8結果

慶應義塾大学117(23-13,26-23,36-16,32-22)74山梨学院大学
立教大学47(15-21,11-17,8-16,13-20)74白鴎大学
駒澤大学65(14-12,19-15,17-24,15-23)74早稲田大学
日本大学86(30-13,16-17,23-20,17-21)71日本体育大学
東京成徳大学62(20-20,20-25,6-34,16-24)103専修大学
大東文化大学70(17-11,17-21,18-13,18-13)58玉川大学

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2012.05.08 (Tue)

東海大シーガルスチャリティマッチレポート

※レポートと写真を追加しました。

白熱のチャリティマッチは
Bチームが引き分け、Aチームも善戦


 昨年に引き続き、東日本大震災復興支援として開催された東海大学シーガルスのチャリティマッチ。早朝には激しい雨が降ったにもかかわらず、湘南校舎の体育館には多くの観客が詰めかけて熱戦を見守った。

 Bチームは2Qのゲーム、Aチームはフルゲームでシーガルスと対戦。Aチーム戦ではドイツでプレーする石崎巧(ケムニッツ99ers・2006年卒)が帰国して参加し、JBLファイナルの熱戦の余韻を感じさせる古川(JBLアイシン・2009年卒)を始め、竹内譲次(JBL日立サンロッカーズ・2006年卒)らそうそうたるOB相手に現役のAチームも善戦。一時は逆転する場面も見せた。最後はOBが後輩を振り切ったが、見応えある展開に観客はどよめき、大きな拍手を送っていた。

 また、試合後には東日本大震災への義援金として選手たちが募金活動を行い。最後まで長い列ができていた。

シーガルスBチーム41(15-23,26-18)41OBチーム
シーガルスAチーム71(24-28,10-29,25-13,12-23)83OBチーム

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※詳しいレポートは追って掲載します。

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観客席はほぼ満席の盛況。


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試合前には陸川監督より挨拶があり、東日本大震災の犠牲になられた方々に対し黙祷が行われた。


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OBチームはJBLから関東実業団まで幅広く選手が参加した。


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現役チームは期待のルーキー、ベンドラメや橋本といった選手もOB相手に奮闘した。

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