サイトを移行しました。現サイトはアーカイブとして継続してご覧いただけます。 http://bojweb.com |
2011.05.26 (Thu)
【2011トーナメント】5/15 3位決定戦 東海大学VS筑波大学
筑波大は追いつくことができずに試合終了
東海大学80(19-10,22-21,18-18,21-11)60筑波大学

先行したのは東海大。#16坂本(4年・C)や#24田中(2年・SF)の得点などで開始からリード。筑波大はアウトサイドシュートの確率が悪く、1Qで19-10と追う形となった。2Qになると筑波大は#21笹山(1年・G・洛南)の連続得点などで追い上げをはかるが、東海大は#31高山(3年・SF)、#33狩野(3年・SG)、#16坂本らの得点が続き、簡単には追い上げさせない。しかし東海大がファールが続いたところで筑波大が得点し、じわじわと詰め寄っていく。しかし東海大は#33狩野がアウトサイド、速攻を成功させ、#24田中が3Pを決めて前半を41-31とリードで折り返した。
なんとか10点差を詰めたい筑波大。#99加納(4年・C)の3Pで4点差にまで追い上げる場面もあり、ムードに乗りたいところだが、東海大は速攻を連発し、筑波大を寄せ付けない。#35池田(2年・SG)や#15山口(4年・SG)のシュートも当たり始めて#99加納が3Pを決めていくが、3Q終了時も10点差は縮まらない。4Qに入り、#34田渡(4年・G)の3Pがようやく決まり、ベンチも湧くが追いつくには至らず。最後は80-60と東海大が余力を持ったまま引き離して勝利。3位が東海大、4位が筑波大となった。
東海大は今大会優勝候補の一つだったこともあって、バランスの良い戦力で見事勝利。#0満原(4年・C)がケガで出場時間が限られたが、万全な状態で秋は優勝を目指したいところだ。
教育実習などで春はチーム作りが難しい筑波大だが、今回は体育館の被災もあり、良い環境でここまで来たとは言いがたい。若い選手も多く、ここがまず第一歩、秋の成長を待ちたい。
写真:今大会で存在感を示した東海大・坂本は、インサイドで踏ん張れる選手。
※東海大・田中選手、バランスキー選手、筑波大・田渡選手、加納選手、池田選手のインタビューは「続きを読む」へ。
テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
2011.05.26 (Thu)
【2011トーナメント】5/15 5位決定戦 専修大学VS大東文化大学
大東文化大が慌てず逃げきって5位獲得
専修大学77(15-21,24-20,23-30,15-14)85大東文化大学

1Qは、この試合スタメン出場となった#14岸本(3年・G)が序盤から積極性を見せ、21-15と大東大がリード。だが続く2Q開始早々、専修大は#11宇都(2年・G)のバスケットカウント獲得などの活躍で1点差につめ寄った。しかしここで大東大も慌てず、#13小原(4年・SG)や#11田中(4年・PG)といった頼れる4年生がシュートを沈めて流れを再び引き戻し、そのままの勢いで10点差をつけた。だが専修大も気持ちを切らすことなく粘って相手のミスを誘い、追い上げに成功。36-34と、点差のほぼないまま後半へ。
3Q、序盤で一時専修大が逆転に成功するも、すぐに大東大は#14岸本が3Pを決め返して再逆転。その後も#14岸本が強気な姿勢を見せる。専修大は#22樋口(3年・F)がオフェンスリバウンドからバスケットカウントを獲得するなど見せ場を作るが、次第に点差を離され71-62で3Qを終える。4Qに入り、専修大は激しいディフェンスで見事大東大の得点を停滞させることに成功。その間に73-72と一気に1点差とする。しかしこの大事な場面で大東大は#14岸本がトリッキーなシュートでバスケットカウント獲得。逆転を阻止し、その後も試合終了までリードを守り切った。結局85-77で大東大の逃切り勝利となり、大東大の5位、専修大の6位が決まった。
専修大は激しいディフェンスで何度も粘ったが、要所でもう1プレーが繋がらず、なかなか逆転することが出来なかった。しかし去年から先行逃げ切り型の試合が多かった専修大が、粘りのある戦いを見せたことを次につなげたい。トーナメントを通してディフェンスにも磨きがかかった。収穫のある大会だっただろう。
大東大は“大当たり”だと自分でも評価するよう#18岸本が爆発して28得点。外したのは3P1本だけで、残りは全て決めきる好調さだった。幾度となく流れを変え、チームを救ったと言える。今年は安定感のある4年生3人に加えて、下級生を含む他の選手がより目立つ活躍をするようになってきている。経験値を増やし、さらなる成長を期待したい。
写真:スタメン出場の岸本が活躍し、大東大が勝利。
※大東文化大・小原選手、岸本選手、専修大・高橋選手、樋口選手のインタビューは「続きを読む」へ。
テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
2011.05.26 (Thu)
【2011トーナメント】5/15 7位決定戦 日本大学VS早稲田大学
日本大が7位、早稲田大が8位に
日本大学72(14-16,19-13,22-14,17-22)65早稲田大学

前半は互角の戦いだった。早稲田大が好ディフェンスを見せ、#8玉井(2年・G)の3Pも決まるなどしてややリードするが、日本大も息の合った合わせのプレーで点を稼ぎ1Q残り15秒同点に。だが最後のワンプレーで#6大塚(3年・G)がドライブを成功させ、14-16と早稲田大の2点リードで1Qを終えた。2Qでも一進一退の戦いとなるが、#18富山(4年・F)の活躍もあり、33-29と日本大がわずかにリードして後半へ。3Qに入ると、日本大は好調の#18富山が3連続で3Pを決めて勢いに乗る。早稲田大も#8玉井が3Pを決め返すもその後得点がなかなか伸びず、その間日本大は点差を2桁に。結局55-43で3Qを終えた。
4Q、日本大はパスミス、ファウルとミスが続く。この好機に早稲田大は#14久保田(4年・C)がバスケットカウント獲得、#91藤原(3年・F)が3Pを沈めて点差を6点まで縮めた。しかし日本大も要所で#4森川(4年・F)、#18富山が3Pを沈め、それ以上は詰めさせない。早稲田大は激しい守りを見せ、#91藤原が連続でスティールを成功させるなどして残り1分を切って5点差まで詰めるものの、ここで#3石川(3年・G)が落ち着いてジャンプシュートを決めて勝負を決定づけた。72-65で日本大が勝利し、日本大が7位、早稲田大が8位という結果になった。
早稲田大は激しいディフェンスを見せ、相手のターンオーバーを誘ったが、ここぞという時に得点が伸びなかった。またリバウンドで日本大に17本の差を付けられたことも大きい。順位決定戦から勝ち星を上げられず8位という結果になったが、今大会で得た反省を今後に活かしたい。
日本大はミスも多かったが、最終戦は全員が積極性を見せる働きをした。相手を60点台に抑える堅守に加え、内外バランスよく攻めるオフェンスを見せて、トーナメントを勝って締めくくった。
写真:浜田の途中離脱もあり、2番ポジションが不安定だった日本大。最終戦では富山が出番を得て結果を出した。
※日本大・森川選手、早稲田大・押見選手、久保田選手のインタビューは「続きを読む」へ。
テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
2011.05.22 (Sun)
第34回李相佰杯日韓学生バスケットボール競技大会 2戦目レポート
一戦目のような逆転劇とはならず
李相佰杯の第2戦は、前半こそ日本も離されずについていったが、3Qで突き放した韓国が65-82で快勝。昨日の雪辱を果たし、勝率で並んだためビジターチームである韓国が優勝を決めた。
【REPORT】
―――――――――――――――――――――――――――――――――
スターティング5
日本学生代表 #5辻/#8田渡/#11比江島/#13永吉/#14張本
韓国学生代表 #6車 bawee/#9朴來勳/#11林鍾一/#14金承元/#15金鐘奎
―――――――――――――――――――――――――――――――――

続く2Q、序盤は両者ディフェンス勝負で得点が動かず、我慢の時間帯となった。しかし韓国は途中出場の#4張在錫(3年・C)が存在感を発揮。粘ってゴール下を決めきる強さを見せたかと思えば、一対一で相手を抜き去る上手さも見せる。#4張在錫の活躍でリズムを掴んだ韓国は、持ち前の速い展開も出て日本を翻弄した。しかし日本も#11比江島や#5辻(4年・G)のシュートで何とかついていき、21-30の9点差で後半へ。
3Qが始まると、出だしから韓国がリバウンドで圧倒。ひるむ日本は3Q開始から約4分間無得点となり、ようやく決まった#5辻の3Pで24-37とする。しかし得点の滞った展開から一転して、3Qの後半になると両者点の取り合いになった。日本も#8田渡(4年・G)の3Pや#15田中(2年・F)のミドルシュートが決まるが、その度に韓国にも決め返されて点差が縮められない。逆にミスを韓国に活かされ、#4張在錫の得点で20点の差がついた。終盤#6三浦の激しいディフェンスなどで流れが日本に傾いたが、最後に#13朴宰賢(2年・G)に3Pを決められ、39-58と大きく点差を広げられて3Qを終える。
4Q、追い上げを図る日本は積極的にシュートを狙いにいった。外れても全員でオフェンスリバウンドに粘り、「疲れが足に来ていてシュートが短くなった」という#5辻らもセカンドチャンスから意地で3Pを沈める。しかし韓国も#15金鐘奎がリバウンドからアリウープでダンクを決めるなど、派手なプレーで手を緩めない。時間を使って攻め、オフェンスリバウンドをもぎ取って試合の主導権を握った。日本は#11比江島が飛び込んで豪快なダンクを決める場面もあったが、それ以後続かずに反撃の糸口が掴めない。そのまま大きくついた差は縮まらず、65-82で韓国が第1戦の雪辱を晴らした。

日本は、1戦目を反省して試合の出だしはほぼ互角の勝負に持ち込んだが、後半一気に引き離され、差をつめることは出来なかった。特に昨日の第1戦で通用したガード・フォワード陣の飛び込みリバウンドが、今日は思うようにさせてもらえなかったことも勝敗を左右したと言える。リバウンド数は、日本が31本なのに対し、韓国が53本と大きく差をつけられる結果となった。
2戦目は韓国に完敗という形になったが、それでもこの2戦を通し、学んだ事は多いだろう。1戦目の劇的な勝利も、2戦目の敗北も、選手たちにとって大きな刺激になったに違いない。
写真上:#4張在錫は203cm。現在2mオーバーのない日本代表は高さで苦戦した。
写真下:距離のないところからダンクを見せた比江島。チームを勇気づけた。
※日本学生代表・三浦選手、石川選手のインタビュー、韓国学生代表・張在錫選手のコメント、その他のPHOTOは「続きを読む」へ。
テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
2011.05.22 (Sun)
第34回李相佰杯日韓学生バスケットボール競技会2戦目結果
優勝 韓国学生選抜
準優勝 日本学生選抜
※1勝1敗の同勝率となったため、両国の協議によりビジターチームである韓国の優勝となった
テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
2011.05.22 (Sun)
第34回李相佰杯日韓学生バスケットボール競技大会 1戦目レポート
会場を味方につけた日本が劇的逆転勝利!

写真:タイムアップの瞬間、ベンチにいたメンバーがコートになだれ込んだ。
【REPORT】
―――――――――――――――――――――――――――――――――
スターティング5
日本学生代表 #5辻/#11比江島/#12石川/#13永吉/#14張本
韓国学生代表 #5李元大/#9朴來勳/#11林鍾一/#14金承元/#15金鐘奎
―――――――――――――――――――――――――――――――――

続く2Q、日本は得点が滞る。一方の韓国は#15金鐘奎(2年・C)や#14金承元(4年・C)らインサイド陣がゴール下での強さを見せ、#12金民九(2年・G)の3Pも決まって追い打ちをかける。26-39と点差を2桁にして前半を終えると、3Qに入っても韓国が主導権を握る展開が続いた。インサイドで粘る#14金承元の連続得点で、日本はタイムアウトを取らざるを得ない。その後日本は#11比江島がオフェンスリバウンドからバスケットカウント獲得と奮闘するが、韓国に速い展開に持ち込まれ、#9朴來勳の3Pで35-59とこの試合最大の24点差をつけられた。しかし終盤#11比江島を筆頭にして日本が連続得点。周りの選手も足が動き、息の合った合わせのプレーも出てくる。残り2分の間、韓国の得点がフリースローの1点のみだったのに対し、日本が一気に12点もの得点を積み上げて47-60の13点差で最終Qへ。

高さも能力もある韓国相手に日本は終始追う展開となったが、点差がついても諦めずに見事な逆転勝利を演じた。後半は韓国の激しいディフェンスにも息の合ったプレーで対応。ディフェンスもミスマッチをカバーするチームディフェンスを見せた。また何より、観客の応援の力が選手を後押ししたことも大きい。
まさかの逆転負けを喫した韓国は、ますますの気合いを入れて第2戦に臨むことだろう。第2戦で勝たなければ優勝はない。注目が集まる。
写真上:スターティングメンバーは、前週のトーナメントで2連覇を達成したばかりの青山学院大の4人に、日本大・石川を加えた布陣。
写真下:チームとして攻めあぐんだ前半からシュートを打ち続け、後半も要所で決めた辻。会場からの期待も高かった。
※日本学生代表・比江島選手、永吉選手、田渡選手のインタビュー、陸川監督、韓国学生代表・金鐘奎選手のコメント、その他のPHOTOは「続きを読む」へ。
テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
2011.05.22 (Sun)
第34回李相佰杯日韓学生バスケットボール競技会1戦目結果
テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
2011.05.16 (Mon)
第34回李相佰杯日韓学生バスケットボール競技大会
ユニバーシアード候補の中の学生メンバーを中心にした布陣は韓国代表のような高さはないが、速さ、攻撃力は十分。ホームの代々木で勝利を奪えるかどうかに注目が集まる。
【開催概要】
第34回李相佰杯日韓学生バスケットボール競技大会
5月21日(土)第1戦
18:00 開会式
19:00 試合開始
5月22日(日)第2戦
17:00 試合開始
18:30 閉会式
国立代々木競技場第二体育館
入場:無料
※第45回関東大学女子バスケットボール選手権大会開催中であり、女子の試合終了後に行うため、時間変更の可能性あり。ただし、女子の試合開催時間は有料入場。
全日本大学バスケットボール連盟
【スタッフ】
ヘッドコーチ 陸川章(東海大学)
アシスタントコーチ 小野壮二郎(拓殖大学)
トレーナー 吉本完明(青山学院大学)
マネージャー 政氏拓留(東海大学)
マネージャー 尾崎宏介(日本体育大学)
【メンバー】
#4満原優希(東海大学)
#5辻 直人(青山学院大学)
#6三浦洋平(東海大学)
#7森川純平(日本大学)
#8田渡修人(筑波大学)
#9久保田 遼(早稲田大学)
#10平尾充庸(天理大学)
#11比江島 慎(青山学院大学)
#12石川海斗(日本大学)
#13永吉佑也(青山学院大学)
#14張本天傑(青山学院大学)
#15田中大貴(東海大学)
テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
2011.05.15 (Sun)
【2011トーナメント】最終結果
準優勝 拓殖大学
第3位 東海大学
第4位 筑波大学
第5位 大東文化大学
第6位 専修大学
第7位 日本大学
第8位 早稲田大学

優勝 青山学院大学

準優勝 拓殖大学

3位 東海大学
■最優秀選手賞(MVP)辻 直人(青山学院大学)

■敢闘賞 長谷川 智伸(拓殖大学)

■優秀選手賞
比江島 慎(青山学院大学)
永吉佑也(青山学院大学)
長谷川 技(拓殖大学)
田中大貴(東海大学)
田渡修人(筑波大学)

※写真左から田渡、長谷川、永吉、比江島、田中の各選手。
■得点王 宇都直輝(専修大学)103点
■3ポイント王 辻 直人(青山学院大学)17本
■リバウンド王 森川純平(日本大学)OF19本/DF36本/TO55本
■アシスト王 田渡修人(筑波大学)24本

※写真左から宇都、田渡、辻、森川の各選手。
テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
2011.05.15 (Sun)
【2011トーナメント】5/15結果
日本大学72(14-16,19-13,22-14,17-22)65早稲田大学
専修大学77(15-21,24-20,23-30,15-14)85大東文化大学
東海大学80(19-10,22-21,18-18,21-11)60筑波大学
青山学院大学89(17-20,24-21,24-11,24-15)67拓殖大学
テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
2011.05.14 (Sat)
【2011トーナメント】5/14 準決勝 青山学院大vs東海大
東海大との接戦を抜け出し決勝進出!
青山学院大学82(17-17,20-17,15-13,30-15)62東海大学
―――――――――――――――――――――――――――――――――
スターティング5
青山学院大 #7伊藤/#8張本/#14辻/#25永吉/#56比江島
東海大 #34三浦/#4森田/#10バランスキー/#16坂本/#24田中
―――――――――――――――――――――――――――――――――

立ち上がりは東海大が激しいディフェンスからリードを奪った。青学大の攻撃に、ディフェンスではファウルが鳴るが、#34三浦(4年・SG)の3Pも入り、ディフェンスからのターンオーバーを奪う形で得点を重ねる。青学大は#88張本(2年・PF)、#14辻(4年・SG)、#56比江島(3年・F)などこちらもエースが得点を重ねる。東海大は#14辻の3Pのバスケットカウントで逆転されると、ベンチからの出場となっている#0満原を投入。#25永吉(2年・C)をかわして得点する働きを見せ、頼もしさを見せる。1Q最後は#24田中(2年・SF)がスティールから速攻を決めて17-17。互角の立ち上がりとなった。
2Qは東海大#24田中が攻撃を引っ張る。同じように運動能力の高い#56比江島にマークされながらもドライブ、3Pと次々にシュートを決めて見せ、チームを盛り上げる。青学大はこちらも#14辻が3Pで流れを引き戻し、#88張本も得点、アシストと見せる。内外バランスよく得点して2Qは37-34とリードした。
後半、ややリードを奪った青学大は#88張本がオフェンスリバウンド、#14辻のアシストからの得点などでリードを広げる。東海大は#16坂本(4年・C)が#25永吉をかわしてゴール下を決めるなど、チームを勇気つけるプレーを見せるが、アウトサイドの確率が悪い。特に体調が万全ではない#0満原のアウトサイドがいつものように決まらないことで、流れが生まれていかない。それでも#24田中の得点や#4森田(4年・PG)がかわりに得点し、森田の3Pで再び東海大が46-47とリード。しかし終盤に再び青学大に盛り返され、52-47で青学リードで4Qへ。

東海大は#0満原の不調が響いた。体調が万全でない中ここまで戦ってきたが、準々決勝の日大戦ではチームを勝利に導いたシュートが、この試合では外れた。エースの自覚で最後まで戦い抜いたが、チームもそこをカバーしきれなかった。
青山学院大は「東海大相手には今までのようには攻められない」と長谷川監督。さすがの辻、比江島らもこれまでのように簡単には点を取れなかった。しかし満原以外でもサイズのある東海大に、リバウンドで17本の差をつけたのは大きい。15得点11リバウンドとダブル・ダブルの「天傑のおかげ」と言い、今大会ではキーマンと言える。決勝に関して、拓殖大のトランジションは自チーム以上のことも、と言い警戒が見える長谷川監督。とはいえ青学大はトランジションのみならず多彩なパターンを持ちあわせる。どのように戦うかに注目したい。
写真上:前半はチームを引っ張る活躍の東海大・田中。後半はドライブでいけるという指示も陸川監督から出ていたが、激しいマークもありうまく機能できなかった。
写真下:永吉の強いインサイドに加えて張本の機動力のある動きがあることが、青学大強み。
※青山学院大・張本選手、東海大・三浦選手、森田選手のインタビューは「続きを読む」へ。
2011.05.14 (Sat)
【2011トーナメント】5/14 レポート
専修大学90(19-16,29-13,17-24,25-19)72日本大学

後半は日本大も#3石川のドライブ、#37渡部の3P、#24熊吉の機動力を活かした一対一で流れを掴み、追い上げを図って4Q序盤7点差まで詰めるが、アシストのパスが通らないなどミスが続き、再び突き放された。専修大は春まで練習してきたという守りに加え、#11宇都が37得点、#33館山が26得点と両エースが機能しての快勝となった。
写真:専修大の攻撃の先陣を切る宇都。
※専修大・高橋選手のインタビューは「続きを読む」へ。
【接戦から大東大がリズムをつかみ勝利】
早稲田大学65(23-24,14-12,12-22,16-16)74大東文化大学

しかし後半、序盤は入れあいになるも、大東大が息の合った合わせのプレーでややリード。早稲田大のタイムアウト後も、#15遠藤(4年・PG)がバスケットカウントを獲得し、#13小原(4年・SG)がルーズボールに奮闘して流れを渡さない。#14岸本(3年・G)もスピードを活かして果敢にゴールに向かった。早稲田大は#8玉井(2年・G)のシュートで何とか得点するものの、ディフェンスが上手くいかずにこのQは12-22。49-58と大東大の9点リードで4Qに入ると、その後も#19藤井(3年・G)、#13小原が3Pを沈めてリードをを広げた。早稲田も徐々にディフェンスが良くなり、大東大に気持ちよく得点させなかったが自分たちの得点も伸び悩む。互いに我慢の時間帯となり、結局3Qでついた差を守られ65-74でタイムアップ。大東大が早稲田大を下して5位決定戦に進む。
写真:大東大は鎌田の成長でチーム力が更にアップする。
※大東文化大・西尾ヘッドコーチ、遠藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。
【攻撃力を発揮した拓殖大が筑波大を突き放す】
筑波大学74(17-21,16-36,21-20,20-17)94拓殖大学

点差がつけば、乗るタイプの拓殖大にはもうおそれはない。筑波大は後半こそ点差では互角となったが、前半につけられた差を詰めることはできず、94-74で試合終了。昨年に引き続き準決勝で敗れた。一方の拓殖大は、どこかのQで爆発するオフェンス力を生かしきり、決勝進出。2002年以来のトーナメント決勝に進んだ。
写真:インサイドでは拓殖大を簡単にプレーさせなかった筑波大・加納。
※拓殖大学・長谷川智伸選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※準決勝・青山学院大対東海大は別途掲載します。
テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
2011.05.14 (Sat)
【2011トーナメント】決勝の見どころ
春の頂点を目指す戦いもいよいよ大詰め

今年は震災の影響で一時練習を中断したチームがかなりあり、チームづくりはどこも遅れている。そんな中でも勝ち上がってきたのは、昨年4冠を達成した優勝候補筆頭・青山学院大。橋本(JBLアイシン)、湊谷(JBL三菱)らが抜けたが、選手の布陣はほとんど変わらない。#14辻(4年・SG)、#56比江島(3年・F)、#25永吉(2年・C)という昨年のスタメンに加え、2年になって成長著しい#88張本(2年・PF)がインサイドで力を発揮し、司令塔#7伊藤(4年・PG)が主将としてこれをまとめる。高さ・強さ・速さどれも揃った大学界のスター軍団だ。準決勝では頂点を狙う力がある東海大相手に接戦を繰り広げたが、そこでようやく本来の力を垣間見せたともいえる。長谷川監督は「まだ全く新しいチーム」と言い、ここからがスタートであることを強調するが、青山学院大の力は大学界の一つの目安だ。決勝でどのような戦いをするかにまず注目したい。

拓殖大のバスケットはとにかくそのトランジションに加えて高い得点力を持つことにある。相手をイライラさせるような激しいディフェンスの当たりでミスを誘い、一気にスピードで片をつける。速攻をねじ込む藤井、3Pでダメージを与える長谷川智伸の両翼を、鈴木が活かす形は昨年の新人戦決勝に進んだ原動力でもある。その走力はトランジションを基礎に今の青学大を築いた長谷川監督も認めるところ。拓殖大とは昨年のリーグ戦、今年の京王電鉄杯でも競り合っている。拓殖大が得意の足を出して自分たちのリズムに引き込めば、面白い戦いが見えるだろう。一方、近年ではトランジションからその上のバスケットまで視野に入れる青山学院大は、簡単に相手のペースにはさせないだろう。まずは立ち上がりをどのように戦うかに注目したい。それぞれの持ち味をどのように引き出し、あるいは相手の良いところをどう抑えこむか、勝負が始まる瞬間が楽しみだ。
テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
2011.05.14 (Sat)
【2011トーナメント】5/15試合予定
11:00 日本大学 vs 早稲田大学(7位決定戦)
12:40 専修大学 vs 大東文化大学 (5位決定戦)
14:20 東海大学 vs 筑波大学(3位決定戦)
16:00 青山学院大学 vs 拓殖大学(決勝)
テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
2011.05.14 (Sat)
【2011トーナメント】5/14結果
専修大学90(19-16,29-13,17-24,25-19)72日本大学
早稲田大学65(23-24,14-12,12-22,16-16)74大東文化大学
筑波大学74(17-21,16-36,21-20,20-17)94拓殖大学
青山学院大学82(17-17,20-17,15-13,30-15)62東海大学
テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
2011.05.14 (Sat)
【2011トーナメント】がんばろう日本。
東日本大震災への支援について

この度の東日本大震災に対し、関東大学バスケットボール連盟は、最終日15日の入場料全額を義援金とすることを決定。毎日新聞社会事業団を通じ、日本赤十字社に送られる。また、会場入り口では別途義援金も受付中。訪れた観客に協力をお願いしている。
写真:背中にメッセージの入ったTシャツも各チームに配られている。13日は早稲田大ではベンチの選手たちがこのTシャツを着て試合に臨んでいた。
テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
2011.05.13 (Fri)
【2011トーナメント】5/13 準々決勝 東海大VS日本大
東海大が僅差で逃げ切り
東海大学74(17-16,22-25,18-17,17-13)71日本大学
――――――――――――――――――――――――――――――――
スターティング5
東海大 #34三浦/4森田/#10バランスキー/#16坂本/#24田中
日本大 #4森川/#1坂田/#3石川/#24熊/#29金城
――――――――――――――――――――――――――――――――

先制点は東海大#24田中(2年・SF)の3P。しかし東海大は勢いに乗れそうなところでイージーミスやファウルがあり、自ら勢いを断ち切ってしまう。対して日本大はリバウンドに奮闘し、得点では#3石川(3年・G)が3Pやバスケットカウント獲得など勝負強さを見せた。17-16とわすか1点東海大がリードして1Qを終える。
2Q開始早々、#24熊吉(4年・C)の得点で日本大が逆転に成功。東海大も落ち着いて#0満原(4年・C)が3Pで返すが、#3石川が決め返して日本大は譲らない。その後石川のスティールから#4森川(4年・F)がダンクに繋げ、完全に勢いに乗る。#37渡部(4年・G)、#3石川の3Pも決まって2Q開始5分で9点のリードを奪った。しかしここで東海大もタイムアウトを取って立て直し、#10バランスキー(1年・C・東海大三)が気を吐いて連続得点。追い上げられる日本大には焦りが見え、得点が停滞する間に東海大が追いついた。だが終了間際に#37渡部がオフェンスリバウンドを上手くシュートに繋げ、結局39-41と日本大の2点リードで後半へ。

日本大は#3石川が3P7本を含む35得点と奮闘。また#4森川も12得点12リバウンドと活躍を見せたが、やはり東海大の前にインサイドでは得点、リバウンド面であまり仕事をさせてもらえなかった。
東海大は#0満原が26分間の出場で23得点13リバウンドとチームを引っ張る活躍。またチーム全体でバランスよく得点を稼ぎ、層の厚さを見せつけた。接戦をものにしこれでベスト4。次は青山学院大との対戦となる。お互いチームの戦力は十分であり、熱戦は必至だ。
写真上:満原が1本決めるごとに東海大が勢いづいた。
写真下:森川はダンクを見せるなど、気迫十分のプレーを続けた。
※東海大・満原選手、日本大・渡部選手のインタビューは「続きを読む」へ。
2011.05.13 (Fri)
【2011トーナメント】5/13レポート
青山学院大、筑波大、拓殖大が準決勝へ

筑波大は#76星野(3年・SF)が序盤に連続でバスケットカウントを奪うなど、攻撃のリズムを掴む。早稲田大は#14久保田(4年・C)が筑波大#99加納(4年・PF)や#32武藤(2年・C)など、厚みと高さがある筑波大インサイドの前になかなか点を取ることができない。#21河上(2年・F)ゴール下でボールに絡むシーンも見えるが、シュートが決めきれない場面も目立った。早稲田大は追い上げのきっかけとしたい#8玉井(2年・G)の3Pがこの日は1/9と不調。波に乗れない。対する筑波大はリードはしているものの3Qは11点と点が伸び悩む場面も。しかし早稲田大の追い上げは許さず大きく引き離して勝利、次の準決勝では拓殖大と対戦する。

前日の中央大戦ではゲームの入りで中央大に主導権を握られた拓殖大だが、この試合では逆に最初からスピードと攻撃で大東文化大を引き離した。#1鈴木(3年・G)を起点に#94長谷川智伸(3年・F)#40藤井祐眞(2年・G)のフロント陣が速さ・シュートの確実さを見せる拓殖大。それを#99長谷川技(4年・F)がうまくバランスを取り、#26上杉(4年・PF)がインサイドで踏ん張る。序盤から大東文化大は拓殖大相手に思うように攻めることができず、開始5分で10-2と大きく水を開けられると、1Q、2Qとも9点ずつしか取れない苦しい展開となった。拓殖大はシックスマンの#6長南(4年・SG)も好調で、シュート、ディフェンスともに好プレーを連発する。後半に入り、3Qでは大東大が上回り、次第に#15遠藤(4年・PG)や#13小原(4年・SG)らも点を重ねるが、追いつくには至らず、最後まで拓殖大の激しいディフェンスで楽にはシュートを打たせてもらえない展開となった。最終スコアは88-61。拓殖大が怒涛の攻撃力を見せつけ、準決勝へ進出を決めた。

1Qは#4高橋(3年・G)のスティールや#11宇都(2年・G)の速攻などもあり、17-14と3点差で終えた専修大。青山学院大は#56比江島(3年・F)が1対1でターンオーバーとなるなど、やや乗りきれない部分が見える。しかし#14辻(4年・SG)が大事なシュートをきっちりと決めていくと、2Qで#7伊藤(4年・PG)、#6織田(4年・F)、#12福田(4年・F)#14辻など最上級生を使った布陣で、パスを回してきれいに形をつくったシュートが決まっていき、速攻も決まる。このQで33点と攻撃力を発揮して点差をつけると、余裕を持った展開で専修大を引き離していき、94-61と勝利した。専修大は#32館山(3年・G)が23点、#22樋口(3年・F)がインサイドでリバウンドに粘るが、青山学院大の厚み、高さに抗しきれなかった。
写真上:若返ったチームの一つである早稲田大。1年の木村(洛南)など、これからの選手も多い。
写真中:大東大・鎌田対拓殖大・上杉。大東大はもう一人のインサイド・今井の出場時間が限られるのが惜しい。
写真下:レイアップにいく青学大・福田。この日は15点で攻撃に絡んだ。
※東海大対日本大は別途掲載します。
※拓殖大・長南選手のインタビューは「続きを読む」へ。
テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
2011.05.13 (Fri)
【2011トーナメント】5/14試合予定
13:00 専修大学 vs 日本大学
14:40 早稲田大学 vs 大東文化大学
16:20 筑波大学 vs 拓殖大学
18:00 青山学院大学 vs 東海大学
テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
2011.05.13 (Fri)
【2011トーナメント】5/13結果
東海大学74(17-16,22-25,18-17,17-13)71日本大学
筑波大学72(21-16,19-14,11-11,21-16)57早稲田大学
拓殖大学88(14-9,31-9,15-19,28-24)61大東文化大学
青山学院大学94(17-14,33-18,19-14,25-15)61専修大学
テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
2011.05.12 (Thu)
【2011トーナメント】5/12レポート
ここからが真の勝負の開始
ベスト8、残る4つの椅子を賭けた戦いは、競り合いもあったが大きな波乱なく終了。東海大、拓殖大、専修大、早稲田大の4校が残るポジションを手に入れた。

2Qに入り、専修大はゾーンプレスで関東学院大のミスを誘う。そこから得点には繋がらずに結局33-34とほぼ互角の点数で後半に入ったが、ここまで好調の#33館山(3年・F)の3Pなどで3Qは徐々にリードを広げていった。しかし3Q終盤に関東学院大も#81横瀬(2年・SG)や#32前田(4年・SF)がファウルをもらって食らい付き、55-47と点差1ケタで最終Qに入る。試合が動いたのが4Q序盤。#33館山、#11宇都(2年・G)といった専修大の得点源が4Q開始からすぐに怒涛の攻撃を見せ、一気に10点を稼いで点差を離した。その後関東学院大も#1プイを中心に追い上げるが、結局リードは縮まらず。専修大が77-65で逃げ切った。
専修大は簡単なシュートをこぼす場面もあったが、ディフェンス面で関東学院大を翻弄。高さと手足の長いリーチを武器にしたゾーンプレスが上手く機能した。次は青山学院大。この守りがどこまで通用するか。関東学院大は#1プイが22リバウンドと奮闘して専修大の高さに対抗したが、勝負どころで一気に離された。しかし点差を引き離されそうになる場面を何度も持ちこたえ、互角の戦いを繰り広げたことは今後の良い材料だろう。下級生の活躍も目立つ。秋のリーグ戦に注目したい。

出足、拓殖大は連続3Pなどで中央大を一気に10点引き離す。しかし中央大もそこで粘り、#16佐藤(3年・G)、#11入戸野、#20小野ら3年生たちが奮闘して追い上げる。ディフェンスでも激しく当たり、ターンオーバーを奪ってリズムをつかんでいく。中央大は終盤の小野の3連続得点で59-58と逆転して3Qを終了。4Q開始早々も#20小野の3Pでリードを広げようとするが、ここから拓殖大の攻撃力が火を吹いた。#94長谷川智伸が3Pを決めると、#40藤井も速攻を連発。一気に中央大を置き去りにする。中央大は再びファウルが続く形となり、追いつくには至らず。拓殖大は持ち味の攻撃力で最後は一気に20点差をつけ、72-93で勝利し、ベスト8へ進んだ。
明治大と早稲田大はともに若返りしたチームであり、昨年リーグ戦中から何度となく練習試合を繰り返してきている。手の内を知った相手同士の戦いとなったが、#14久保田(4年・C)のインサイドの強さや勝負どころで決まった#8玉井(2年・G)の3Pなどもあり、やや経験値の高い早稲田大がリードを奪い、逃げ切った。明治大は#17田村(4年・SF)のところで点が伸びず、期待の#16安藤(1年・G・明成)も奮闘を見せるが、簡単には勝負させてもらえなかった。65-50で早稲田大が勝利し、昨年に続きベスト8。明治大は1、2年が多くまだこれからのチーム。ジャカルタ、韓国遠征などが続く夏以降の成長が見物となるだろう。

一方の国士館大はインサイドの#曹(3年・C)はやはり強く、周囲を#14平田(3年・G)や#19永野(2年・F)ら昨年の新人戦で活躍したメンバーら、主力に若い選手も多い。東海大に引き離されたが最後までディフェンスにいく姿勢も見え、4Qは東海大を上回った。秋以降の成長がこちらも期待される。
写真上:専修大は宇都の攻撃力も見どころ。
写真中:ここぞという時の拓殖大・藤井の速さ、速攻をねじ込む力は勝利の大きな原動力。
写真下:スタメンで奮闘を見せるバランスキーは10得点12リバウンドのダブル・ダブル。
※専修大・三井選手、中央大・入戸野選手のインタビューは「続きを読む」へ。
テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
2011.05.12 (Thu)
【2011トーナメント】5/13試合予定
13:00 東海大学 vs 日本大学
14:40 筑波大学 vs 早稲田大学
16:20 拓殖大学 vs 大東文化大学
18:00 青山学院大学 vs 専修大学
テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
2011.05.12 (Thu)
【2011トーナメント】5/12結果
専修大学77(19-17,14-17,22-13,22-18)65関東学院大学
中央大学72(20-11,12-27,27-20,13-35)93拓殖大学
明治大学50(15-18,7-11,12-19,16-17)65早稲田大学
東海大学82(22-12,22-12,19-16,19-21)61国士舘大学
テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
2011.05.11 (Wed)
【2011トーナメント】5/11レポート(代々木第二)
成長の見える神奈川大は秋に期待、慶應大は早慶戦へ

日本大対神奈川大は、第1Qの得点こそ互角の立ち上がりだが、ディフェンス、オフェンスとも気迫で神奈川大が押していた。神奈川大は1Q終了のブザーとともに#7古橋(2年・F)がシュートを決めて2点リードすると、2Qも#29田村(2・CF)がインサイドで積極的に攻める。日本大は#4森川(4年・F)や#3石川(3年・G)の3Pで前半を今度は2点リードで終え、3Qで#1坂田(2年・F)のバスケットカウントや#3石川の速攻レイアップ、#37渡部(4年・G)がチームを乗らせる3Pも決めて3Q終了時には7点のリードを奪った。神奈川大は#7古橋の得点が光るものの、エースの#9大山(4年・G)のアウトサイドの当たりがなかなか来ない。
神奈川大は4Qに入りゾーンを敷くと、日本大の攻撃を停滞させていく。オフェンスでは#8五十嵐(4年・C)のバスケットカウントなどで盛り返し、#9大山のドライブが出て残り2分半で1点差に。ここから互いになかなか点の取れない展開となるが、残り15.7秒で勝負が動く。日本大はシュートチェックにいった#4森川が5ファウルで退場。これで神奈川大#7古橋がフリースローを得て72-71と逆転する。しかし残り9.5秒、神奈川大#0佐藤(4年・G)がマッチアップする#3石川の首に手がかかり、引き倒す格好に。これがアンスポーツマンライクファイルと判定されて、#3石川は得たフリースローを2本冷静に決めて72-73と今度は日本大が逆転。日大ボールで再開したゲームは、神奈川大にチャンスを与えることなくタイムアップ。アグレッシブに攻めた神奈川大だが惜しくも敗れ、これで日本大がベスト8へと進出した。

写真上:勝利し、喜ぶ日本大。激戦ブロックだけに、次の戦いも厳しさが予想される。
写真下:大東文化大に笑顔が弾けた。今年は4年生の集大成としての期待もかかる。
※日本大・石川選手、大東文化大・田中選手、慶應義塾大・家治選手、法政大・崎濱選手のインタビューは「続きを読む」へ。
テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
2011.05.11 (Wed)
【2011トーナメント】5/11レポート(とどろきアリーナ)
東海大はロースコアを制し、ベスト16へ

今シーズン、同じ2部で戦うことになる駒澤大と関東学院大の対戦は、試合時間残り1分を切って1点差となる白熱した展開になった。前半、関東学院大が何度突き放しても、リバウンドで粘る駒澤大が追いすがる。一時は関東学院大が10点以上リードを広げたものの、3Qに駒澤大が連続3Pや息の合った合わせのプレーで流れを掴み反対にリードを奪うと、そこからは一進一退の攻防が繰り広げられた。しかし、4Q中盤で関東学院大は今年入学したセネガル人留学生#1プイ(1年・C・延岡学園)がゴール下で連続得点。駒澤大も#17槇坂(3年・SG)の速攻や#7馬場(3年・PF)のドライブで終了間際に再び1点差まで詰め寄るが、その先が続かずファールがかさむ。ここで関東学院大は#30村田(2年・SF)が得たフリースローをきっちり沈め、追撃を許さなかった。最後に駒澤大がアンスポーツマンライクファウルを吹かれ、万事休す。92-86で関東学院大が逃げ切った。
東海大対日本体育大の対戦は、互いに激しいディフェンスを仕掛けてロースコアゲームの接戦となった。日本体育大は、日筑戦でも活躍したルーキー#12周率(1年・C・大分明豊)がリバウンドやルーズに奮闘してチームを鼓舞。また#23横江(4年・G)や#11北川(2年・F)などガード、フォワード陣のスピードある一対一やスティールも、幾度となく東海大を翻弄した。しかし東海大も慌てず、堅い守りから#24田中(2年・SF)らがよく走りブレイクの形で得点を量産。また#10ザック(1年・C・東海大三)もインサイドで存在感を発揮し、徐々に点差を広げた。終盤には勝負どころでのリバウンドを制し、リードを守り切って69-59で勝利した。
その他、専修大と立教大の対戦は、高確率で外のシュートを沈めた専修大が101-75で逃切り勝利。しかし立教大も個々の能力の高さを窺わせ、点差ほどの実力差は感じさせなかった。また拓殖大は序盤から国際武道大を圧倒し、145-78で快勝。メンバーがほぼ昨シーズンと変わらないだけあって、チームとしての完成度の高さが見られた。
また、駒澤会場では山梨学院大が中央大にあと1点と迫るが、惜しくも届かない白熱した試合も見られた。
写真:パプに入れ替わるように入学してきたプイ。今後新しい大黒柱となるかに注目。
※関東学院大・河野選手、駒澤大・渡邉選手のインタビューは「続きを読む」へ。
2011.05.11 (Wed)
【2011トーナメント】5/12試合予定
13:00 専修大学 vs 関東学院大学
14:40 中央大学 vs 拓殖大学
16:20 明治大学 vs 早稲田大学
18:00 東海大学 vs 国士舘大学
テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
2011.05.11 (Wed)
【2011トーナメント】5/11結果
神奈川大学72(22-19,18-23,15-20,17-11)73日本大学
筑波大学105(20-16,31-12,30-16,24-26)70白鴎大学
大東文化大学78(20-20,21-19,18-16,19-17)72慶應義塾大学
青山学院大学94(25-9,26-6,20-16,23-25)56法政大学
■駒沢体育館
aコート
中央大学60(11-20,16-8,23-17,10-14)59山梨学院大学
東京成徳大学52(11-16,12-15,12-23,17-21)75明治大学
bコート
國學院大學56(22-23,10-19,10-21,14-21)84国士舘大学
東京農業大学63(12-25,17-19,19-28,15-20)92早稲田大学
■とどろきアリーナ
aコート
専修大学101(32-20,23-15,24-21,22-19)75立教大学
東海大学69(14-17,14-8,15-13,26-21)59日本体育大学
bコート
駒澤大学86(25-25,17-24,26-16,18-27)92関東学院大学
国際武道大学78(15-37,19-34,24-37,20-37)145拓殖大学
テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
2011.05.10 (Tue)
【2011トーナメント】5/10レポート
初戦の固さが見られた青山学院大・慶應義塾大
日本大・筑波大は難なく初戦突破

日本大対江戸川大は、1Qで33点の猛攻を見せた日本大が終始押す形となった。江戸川大は2Qで8点と失速。後半にメンバーを変えながら戦う日本大に追いすがり、4Qでは点差を詰めたが90-73で日本大が勝利した。
筑波大対上武大は終始筑波大が圧倒。スタメンガードで主将の#34田渡(4年・G)をベンチに置く余裕を見せて4年生の#5渡邉(PG)をスタートに据え、注目ルーキー#21笹山(1年・G・洛南)などものびのびプレー。121-60で緒戦を突破した。
慶應義塾大対玉川大の試合は、慶應大が序盤10点のリードを得ながらも、玉川大のトランジションと3Pで一時逆転される展開に。慶應大は途中ミスを連発するが、#21伊藤(1年・G・洛南)、#22吉川(1年・SG)らルーキーが思いきりの良いプレーを見せて終盤に流れを掴むと、じわじわと点差を離して逃げきりに成功。110-97で辛くも緒戦突破となった。「4Qを走り抜く1部との差」(#99菅原)と言う玉川大だが、慶應大のお株を奪うような早い展開で健闘した。
優勝候補筆頭の青山学院大は東洋大と対戦。しかし東洋大が序盤からふんばりを見せ、1Qは青山学院大相手に1点リードで終える立ち上がり。出遅れた青山学院大は#14辻(4年・SG)のシュートが当たり始めて東洋大を引き離していくが、東洋大は1年生も積極的にプレーし、最後まで食い下がる。103-78と最後は20点以上の差をつけた青学大だが、初戦の固さや反省も多い試合となった。
写真:流れが悪くなりかけたところでハドルを組む青学大。
※玉川大・菅原選手、青山学院大・伊藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。
【とどろきアリーナ】
シード校が順当に勝利
法政大は次戦で王者・青山学院大と対戦

6試合ほぼ全てで大差がついたが、今日この会場で唯一の接戦になったのが國學院大対亜細亜大の対戦。亜細亜大が前半一時10点以上のリードを奪ったものの、#5武井(2年・GF)の連続得点などもあって國學院大が3Qで猛チャージ。4Qに入っても接戦が続くが、最後は國學院大が94-84で逃げ切った。國學院大は全員が2年生以下の若いチーム。追い上げて逆転から接戦をものにしたことを今後の経験として活かしたい。
白鴎大は出だしこそ明治学院大にペースを奪われたものの、その後#30アビブ(3年・C)のダンクなどで流れを掴みリードを奪う。明治学院大も10点前後の点差のまま食らい付くが、2Q白鴎大にオールコートでディフェンスを仕掛けられると点数が伸び悩み、一気に差を広げられた。その後は危なげなく試合を進め、白鴎大が120-83で勝利した。白鴎大は、次は去年もトーナメントで戦った筑波大と当たる。昨年の雪辱を晴らせるか。
法政大は92-68で東京経済大を下した。法政大は昨シーズン惜しくも2部降格となったが、去年チームを引っ張った代が今年最終学年となり実力は充分。しかし、「気持ちで負けていた。地力の差で勝ったようなもので、パッとしなかった」と#11長谷川(4年・G)が振り返るように、今日は実力を発揮しきれない場面もあった。次の青山学院戦では修正したい。
その他、明治大学や神奈川大、立教大も、様々な選手を起用しながらの快勝。余力を残したまま次の対戦に臨む。
結局、6試合全て今日が初戦のシード校が勝利。各チーム初戦だけあって試合の入りには硬さが見られたが、徐々にペースを掴みそれぞれ力の差を見せつけた。
写真:白鴎大の大黒柱、アビブ。
※白鴎大・小山選手、神奈川大・高野選手、法政大・長谷川選手のインタビューは「続きを読む」へ。
また、駒沢体育館では大東文化大と順天堂大が接戦を繰り広げ、大東文化大が72-71の僅差で逃げ切りを決めた。次はベスト8をかけて慶應義塾大と対戦する。
テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
2011.05.10 (Tue)
【2011トーナメント】5/11試合予定
13:00 神奈川大学 vs 日本大学
14:40 筑波大学 vs 白鴎大学
16:20 大東文化大学 vs 慶應義塾大学
18:00 青山学院大学 vs 法政大学
■駒沢体育館
aコート
12:00 中央大学 vs 山梨学院大学
14:00 東京成徳大学 vs 明治大学
bコート
12:00 國學院大學 vs 国士舘大学
14:00 東京農業大学 vs 早稲田大学
■とどろきアリーナ
aコート
12:00 専修大学 vs 立教大学
14:00 東海大学 vs 日本体育大学
bコート
12:00 駒澤大学 vs 関東学院大学
14:00 国際武道大学 vs 拓殖大学
テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
2011.05.10 (Tue)
【2011トーナメント】5/10結果
江戸川大学73(20-33,8-23,12-16,33-18)90日本大学
筑波大学121(28-14,30-12,36-19,27-15)60上武大学
玉川大学97(22-31,30-22,23-24,22-33)110慶應義塾大学
青山学院大学103(22-23,21-12,29-19,31-24)78東洋大学
■駒沢体育館
aコート
国際武道大学95(22-13,16-20,23-32,23-19,11-9*)93成蹊大学 *OT
関東学園大学62(20-31,26-25,7-33,9-32)121日本体育大学
山梨学院大学92(22-11,23-10,24-17,23-20)58東京大学
bコート
順天堂大学71(26-14,9-22,17-17,19-19)72大東文化大学
駒澤大学99(19-9,23-13,32-8,26-24)54上智大学
流通経済大学66(24-22,13-19,10-17,19-23)81東京農業大学
■とどろきアリーナ
aコート
明治学院大学83(21-30,23-35,22-23,17-32)120白鴎大学
神奈川大学123(30-13,31-15,23-16,39-30)74埼玉大学
東京経済大学68(17-29,16-22,14-28,21-13)92法政大学
bコート
東京外国語大学34(11-30,7-23,8-30,8-22)105明治大学
二松學舎大學65(20-33,18-36,10-45,17-31)145立教大学
國學院大學94(24-30,21-18,26-16,23-20)84亜細亜大学
テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ