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第71回 全日本大学バスケットボール選手権大会
筑波大学が3年ぶり5回目の優勝

2010.09.20 (Mon)

【2010リーグ1部】9/20レポート

拓殖大が粘るが青山学院大を倒すには至らず
リーグの1/3を終え、首位は無敗で青山学院大


この日、青山学院大が初めて追い込まれる場面があった。ここまで本領を出し切れていない試合も多かっただけにもしやと思われたところもあったが、最後は控えメンバーの活躍もあって逆転、逃げ切った。今のところ青山学院大を倒すほどのチームはまだ現れていない。だがこのチームを倒すようなところが出てこない限り、どれだけ“強化”を唱えてみても大きな意味で大学バスケの発展はあり得ないだろう。
また、日本大は明治大を1戦目同様に押さえ込んで勝利。見事なディフェンスはこの日も光り、2連勝。2位を守った。


【青学大が拓殖大の猛攻に耐えて全勝を守る】
100920tuji.jpg青山学院大は1Qに2本の速攻で勢いづく。拓殖大はアウトサイドはいつも通り、思い切りのいいシューターたちが射ぬく。#15八木(3年・F)のドライブや3P、#26上杉(3年・F)のシュートもあり、大きく離されずについていく。交代した#6長南(3年・F)も連続シュートを決めて1Qは拓殖大も粘って5点差を追う形となった。2Qは拓殖大が#99長谷川 技(3年・F)の速攻と#15八木の得点で序盤に勢いづくと、青山学院大#0橋本(4年・G)からオフェンスファウルを奪うなど、流れに乗ったかに見えた。しかし、その後得点が取れず、じわじわ青学大に引き離される。しかし早いトランジションを武器にオフェンスを仕掛ける拓殖大。ボールをつないで得点に結びつける。青学大もそう簡単には逆転は許さないが、あっという間の切り返しで思い切りのいいシュートを放つ拓殖大も、確実にシュートを決めてくる。残り7秒で#94長谷川智伸の3Pが決まると、42-41。猛追が実り、拓殖大は1点差まで追い上げて前半終了した。
2Q開始1分、青学大は#0橋本(4年・G)にアンラッキーなファウルが2つ続き、ファウル4に。拓殖大はアグレッシブに攻め続け、#99長谷川技の3Pで同点。そこからもシーソーゲームが続いた。青学大は#0橋本に交代した#7伊藤(2年・G)も拓殖大の勢いあるオフェンスの前にファウル3、#32畠山(1年・G・明成)もターンオーバーが続き拓殖大に逆転を許すと交代に。拓殖大は最後に#94長谷川智伸が3Pを沈めて60-65。青学大に5点のリードで4Qを迎えた。青学大は#14辻(3年・SG)のバスケットカウントと#7伊藤の3Pで逆転すると激しいゲームの中で#56比江島、#14辻の3Pで青学大が82-75。残り4分で拓殖大を一歩引き離す。青学大は残り2分で#0橋本を投入するが、ルーズボール争いで橋本が5つ目のファウルで退場。残り1分半で青学大のリードは6点。だが拓殖大は#94長谷川智伸が渾身の3Pで残り1分、85-82の3点差とするが、チームファウルが5つを越え、苦しい状況。最後は青学大も簡単にはアウトサイドを打たせず89-82で試合終了。拓殖大が青学大を追い込むが、届かず試合終了となった。
拓殖大のトランジションの速さと、全く躊躇しない攻撃、アグレッシブなディフェンスに青学大も手を焼いた。拓殖大の執着心は見事だが同時に危険なぶつかり合いでもある。拓殖大のリズムに引き込まれれば、もう少しで青学大も呑まれるところだった。
写真:辻の勝負所のシュートは大きな武器だ。比江島と2人で得点を引っぱる。

※青山学院大・橋本選手、伊藤選手、拓殖大・長谷川智伸選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【岩下を始め、ベンチも活躍し慶應大が勝利】
100920iwashita.jpg筑波大に1敗し、再び苦しい戦いとなった慶應義塾大。この日、#4二ノ宮(4年・G)が欠場したため#18蛯名(1年・G・洛南)をスタメンに据えた。出足は#20中島(1年・F・魚津)の3Pで盛り上がると#7岩下(4年・C)のシュートもあり慶應大がややリード。筑波大は#99加納(3年・C)が3Pで返すがファウルが続いて波に乗れない。慶應大も一気にリードに出られないところを交代を繰り返してしのぐと、1Qは15-17。両者ともやや鈍い立ち上がりとなった。2Qになると、慶應大は#11金子(3年・G)を投入。4年生が逆転シュートを決めると#11金子の3P、#22矢嶋(1年・SG・福大大濠)の3Pも出てリズムをつかむと一気にリードを広げ、応援団からは慶應コールも巻き起こる。筑波大はミスが目立ち遅れを取るが、最後に#15山口(3年・G)と#99加納の3Pで反撃。しかし前半で慶應大に13点の遅れを取る格好となった。
3Q、#15山口の3Pが再び決まるが、インサイドの要である#36本井(4年・C)が4つ目のファウルで苦しくなる。慶應大は筑波大のファウルで得たフリースローなどで点差を広げ、苦しい場面でもこの日は#7岩下が声を出してチームを鼓舞する。筑波大は引き離されながらも10点差を目処に何度も追い上げをはかるが、それ以上が続かない。慶應大は#11金子が奮闘し、スティールから#5酒井(4年・F)のバスケットカウントを生み出すなど、勢いを見せて3Qを終えた。4Qの立ち上がりで慶應大が4連続ファウルで躓きかけるが、筑波大もそこにつけ込めない。#15山口が判定への不満をあらわにすると、テクニカルファウルを吹かれるという不運も続いた。慶應大は#7岩下がバンクショットで次々得点し、ディフェンスでも粘りを見せる。また、#5酒井からのアシストで#22矢嶋の3Pも生まれるなど、流れをつかむとそのまま逃げ切り、92-69と大きく筑波大を引き離して勝利。筑波大は最後まで自分たちのリズムをつかめなかった。「今日は自分たちの良いところが出せなかった」#15山口。5ファウル退場の#36本井「気持ちの面で受け身に回ってしまった」と反省の弁だった。一方の慶應大は金子を始め#22矢嶋も活躍。「先輩にも少ない時間で結果を出すにはまずディフェンスからと言われていた。そこで足を動かしたことでシュートにもつながった」と、自分の持ち味を出せたとにホッとした様子。#18蛯名や#20中島を始め、1年生もこのリーグでは重要な役目を果たす。
2戦目はスマートな内容とは言い難かったが、久しぶりに慶應大らしい部分が見えた試合だった。華やかなスター選手や劇的な運命が目を引きがちだが、慶應大の持ち味はそもそも誰よりも泥臭く最後まで頑張るところだ。過去、何度も対戦相手に「慶應大と試合をするのは嫌だ」と言わせてきた真価はそこにある。相手にぶつかられ、転びながらもディフェンスで粘りを見せた岩下や7つのスティールを記録した金子の働きなどがチームを勢いづけた。今出せるものを40分、相手にぶつけ続けていくこと。それこそが今、チームに求められていることではないだろうか。
写真:28得点と勝利に貢献した慶應大・岩下。

※慶應義塾大・金子選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【明治大を最後まで乗らせず日本大が2連勝】
100920morikawa.jpg第1戦で見ごたえのある試合を展開した日本大対明治大の第2戦。1Qは互いに3Pもあり、点を取り合う形となった。明治大は#14金丸(4年・SG)が3Pで、日本大は#15熊澤(4年・G)が1戦目同様連続得点でチームを勢いづけたほか、#24熊(3年・C)のゴール下のプレーや#19浜田(2年・F)の3Pも生まれて21-19と互角の立ち上がり。だが2Qになると日本大はインサイドで攻めあぐね、その間に明治大#66加藤(2年・PF)や#19田村(3年・F)が決め、逆転。だが、その後ミスが続いて全く点が伸びない。日本大も同様に流れは良くないが、苦しみながらじわじわ得点し、2Qは11-6。互いにロースコアとなったが日本大が前半を終えて32-25と先行することに成功した。
後半も互いに我慢の時間が続いた。日本大は自らの点も伸びないが、#14金丸へのマークは容赦ない。#15熊澤の1対1から2人目、3人目がカバーリングに来るローテーションが見事にはまった。#14森川(3年・F)は「みんなで意識していた。そこをいかなかったらやられる思っていた。全員が意識していた」と言うが、#14金丸「ディフェンスでやられた。抜いても次、それを交わしてもまた次が。それでやられてもうどうしたらいいかわからなくなった。何しても対処されて、何も出来なかった」とお手上げの状態。シュートを放つが、熊澤の足下に入り込んだディフェンスで、満足に跳ばせてもらえない状態から打ってリングから外れる場面も目立った。得点が伸びない明治大は4Qに4アウトでアウトサイドを強化しようとするが、狂ったリズムを戻すことは叶わず66-49で試合終了。明治大が取った得点はわずか49点。守りが見所の試合であったことを示すロースコアで試合は終了した。
写真:ゴール下のみならず3Pでも貢献している日本大・森川。上級生が抜けて得点面でガードに頼り切りにならないよう、アウトサイドの得点も意識していると言う。

※日本大・熊澤選手のインタビューは「続きを読む」へ。


東海大対専修大は、東海大が1Qに大量得点すると、ダブルスコアの勢いで前半に差をつけた。専修大は前半わずか24点に終わり、波に乗れないままの敗戦となった。法政大中央大は途中で中央大が10点抜けだすと、法政大は最後まで追いつけなかった。この日の法政大はファウルトラブルや笛に振り回されて集中しきれないまま、消化不良の感が残る敗戦となってしまった。エースの#11長谷川(3年・SG)は下を向いている暇はないとしつつも、苦悩も見える。「全部の試合でいいところまでいくけど、そこで頑張りきれないのが課題。他の選手は経験もないし、今まで1番出てたのが自分と恵二(#3鈴木)だから自分がやらなきゃ。周りもやりやすい環境を作ってくれているので応えなきゃいけない」。まずは1勝が欲しい法政大。序盤の苦戦が実る日が来るか。

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2010.09.20 (Mon)

【2010リーグ1部】9/20結果

■関東大学1部リーグ 国立代々木競技場第二体育館
東海大学91(30-12,23-12,22-19,16-19)62専修大学
法政大学70(19-24,17-18,15-25,19-27)94中央大学
青山学院大学89(24-19,18-22,18-24,29-17)82拓殖大学
慶應義塾大学92(15-17,28-13,21-23,28-16)69筑波大学
日本大学66(21-19,11-6,17-12,17-12)49明治大学

青山学院大学 6勝0敗
日本大学   5勝1敗
東海大学   4勝2敗
中央大学   4勝2敗
慶應義塾大学 3勝3敗
筑波大学   3勝3敗
専修大学   2勝4敗
明治大学   2勝4敗
拓殖大学   1勝5敗
法政大学   0勝6敗

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