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2010.01.01 (Fri)

【2010オールジャパン】1/1レポート

初日勝ち残ったのは拓殖大のみ
大学チームは10チームのうち緒戦で4つが敗退

100101kanoya2.jpgオールジャパン初日、大学チームは4チームが緒戦に臨んだ。インカレから1ヶ月。シーズンでメインとなる大会が終わった後、再び目標を掲げて練習をするのは学生プレーヤーには難しい注文かもしれない。初日に登場した鹿屋体育大学、拓殖大学、中央大学、浜松大学、東北学院大学はいずれも鈍い出足となった。拓殖大以外は社会人、あるいはJBL2チームの前に力を出しきれず敗退した。拓殖大は鹿屋体育大がインカレ枠にて出場となったため、繰り上がって出場した長崎教員チームと対戦。1Qは差をつけられたが、アウトサイドが次第に乗ると、逆転して1回戦突破。次のアイシン・エイ・ダブリュアレイオンズ安城(JBL2)戦へと駒を進めた。
写真:破れはしたが、2年目も確実に前進した鹿屋体育大。今後こそが問われるだろう。


【1/1結果】※大学のみ
鹿屋体育大学75(18-23,14-17,20-23,16-14)83タツタ電線
東北学院大学72(15-21,18-20,17-17,22-27)85愛媛教員クラブ
石川ブルースパークス98(28-15,20-21,22-23,28-24)83中央大学
拓殖大学96(16-24,31-19,25-18,24-17)78長崎教員クラブ
浜松大学59(15-23,18-19,8-20,18-25)87新生紙パルプ商事


鹿屋体育大は終始リードを握られたまま試合終了
“日本一”への道のりは振り出しに

鹿屋体育大学75(18-23,14-17,20-23,16-14)83タツタ電線
100101TUKINO.jpg今シーズンのインカレで初のベスト8入りを果たした鹿屋体育大学。“日本一”の目標を掲げ、前進を続ける彼らは昨年のオールジャパンでもJBL2も破っている。今年、昨年以上の成績を目指して臨んだオールジャパン。しかし目の前に突きつけられたのは思いもよらぬ敗戦だった。
序盤は重苦しかった。インカレでもそうだったが、立ち上がりは鈍い。反対にタツタ電線は関西予選で天理大に次いで出場権を獲得した社会人チーム。運動量は学生並みに豊富で、守ってはゾーンで鹿屋体育大学のオフェンスを封じた。鹿屋体育大は持ち味を出せない時間帯が続き、じわじわ引き離されると前半は32-40。ハーフタイムには福田コーチが「コミュニケーションをしっかり」「それだけのことをやってきたのだから」と選手たちを勇気づけると、後半の立ち上がりでは立て直した。#8月野のスティールや#3新垣の3P、スローインから#7中村が連続でゴール下を決めると44-44に追いついた。しかしそこからタツタ電線もリードはさせない。鹿屋体育大は#7中村が4つ目のファウルでベンチに下がらざるを得なくなるが、反対にタツタ電線は早い展開から次々と鹿屋体育大のゴールネットを揺らし、#21野々口がバスケットカウントを獲得すると50-61とし、勢いづく。ゴール下でもリバウンドではインサイド陣も鹿屋体育大に仕事をさせなかった。結局、3Qは再び52-63と開いて終了した。
100101NONOGUCHI.jpg4Qの立ち上がりも#9遠藤や#10寺田のスティールからの速攻で点差を開くタツタ電線。しかし鹿屋体育大も集中を高める。上からディフェンスにつくと、守りに集中。リバウンド争いでは#18小川がフリースローを獲得、#8月野も3Pも決めるなど残り1:24で68-74まで追い上げた。ディフェンスでもタツタ電線にフロントコートまでボールを運ばせないよう必死だ。だが鹿屋体育大の勢いを断ち切ったのはタツタ電線のエース#21野々口。残り41.3秒、鋭い1on1ドライブを仕掛けると、68-76。さらには10秒を切って#9遠藤がフリースローを獲得すると、#21野々口が高々と拳を突き上げて叫んだ。
「よっしゃあ、勝った!」
試合終了のブザーが鳴り響いた後、鹿屋体育大の福田コーチが呆然と虚空を見つめた。ここまで一歩ずつ先へと進んできたチームの軌跡。しかしそこには思わぬ陥穽が開いていた。1回戦敗退。それはシナリオにはなかったはずだ。どんなチームであっても、闘い続ける以上は必ず直面する瞬間を突きつけられたシーズン最終戦となった。

写真上:チームハイの28得点をかせいだ月野。まだ3年生だが、勝負強い選手。残り1年の活躍も期待したい。
写真下:タツタ電線の野々口が勝利を確信して拳を突き上げた。かつては大阪産業大のエースとして活躍し、bj経験もある。勝負際の経験値を感じさせた。


※初日の写真は「続きを読む」へ。

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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