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2009.12.31 (Thu)
【2009インカレ・コラム】Piece of Redshark・日本大
レッドシャークス戴冠への道のり

その何かは、最上級生の4年間での成長、怪我からの復帰とそれを支えたスタッフかもしれない。司令塔のスタイルチェンジ、ディフェンス王が5人の動きをつなげたことかもしれない。もしくは強い思いが秘められた応援の力、そしてルーキーの加入かもしれない。
ただし、その何1つ欠けても、誰1人欠けても日本大の優勝はなかった。
まさに“チーム日大”でつかんだ優勝だった。
写真:フジテレビ「すぽると!」のクルーも参加した集合写真撮影のあと、4年生と川島監督で1枚。
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2009.12.30 (Wed)
リンク栃木ブレックス 来期JBL2参入の「D-TEAM」選手選考トライアウトを開催

2010-2100シーズン、JBL2に参入が内定しているリンク栃木ブレックスの「D-TEAM」の第1回トライアウトが開催されます。既に地元栃木ではエキシビションマッチなど、各種ゲームでJBLチームに続きファンへのお披露目も始まり支持を得ているD-TEAM。栃木のバスケットシーンを更に盛り上げる存在として期待されています。
日程:2009年1月16日(土)
時間:17:30~(予定)
場所:都内体育館 ※参加者に直接連絡されます
参加費:無料
申し込み締切:1月13日(水)書類必着
詳しくはリンク栃木ブレックスのHPをご覧ください。
リンク栃木ブレックス
D-TEAMトライアウト要項
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2009.12.21 (Mon)
8th B-1JAPAN2009スタート時間決定
期日:2010年1月16日(土)
場所:トヨタ府中スポーツセンター
主催:BOJ
開場:11:30
開始:12:00
入場:無料
出場選手等は年明けにサイトで発表いたします。
このイベントについて会場への問い合わせはご遠慮ください。お問い合わせはメールにて。
mail@bojweb.jp
※携帯から問い合わせをされる方は、返信の際に困りますので必ずご自分の氏名をお書きください。

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2009.12.07 (Mon)
【2009インカレ】インタビュー、コメント一覧
【コラム】
Piece of Redshark/日本大学
【インタビュー・コメント】
日本大学
記者会見(12/5)
記者会見(12/6)
#9篠山竜青(12/4)
慶應義塾大学
記者会見(12/6)
佐々木三男ヘッドコーチ(12/5)
#4田上和佳(12/4)
#5小林大祐(12/4)
#15家治敬太(12/5)
青山学院大学
長谷川健志監督(12/5)
#4小林高晃(12/6)
#7渡邉裕規(12/5)
#0橋本竜馬
#23湊谷安玲久司朱(12/5)
#32中川真雄(12/4)
#16比江島慎(12/4)
東海大学
記者会見(12/5)
#17前村雄大(12/3)(12/6)
#45鮫島宗一郎(12/6)
#24古川孝敏(12/6)
#27石井講祐(12/6)
#5多嶋朝飛(12/2)
天理大学
#00清水雄司(12/3) (12/4)
#1根来新之助(12/3) (12/4) (12/5) (12/6)
#10 サンバ・ファイ(12/4)
#33吉田簡太郎(12/6)
#5清水陽平(12/4)(12/6)
#2大谷拓也(12/4)
#25平尾充庸(12/4)
拓殖大学
#3宇佐美勝也(12/6)
#99長谷川 技(12/4)
#22松崎賢人(12/4)
#94長谷川智伸(12/4)
鹿屋体育大学
福田将吾コーチ(12/3)
森重貴裕アシスタントコーチ(12/4)
#3新垣貴大(12/3)
#5八木勇樹(12/3)
#7中村大輔(12/4)
#10 菅澤紀行(12/4)
#8月野雅人(12/6)
#18小川央(12/6)
#16笠原太志(12/3)
中央大学
中島康行コーチ(12/4)
#4小野龍猛(12/6)
#5浜田雅義(12/6)
#11竹原康広(12/4)
法政大学(12/3)
#5神津祥平
#91落合知也
筑波大学
#13片峯聡太(12/3)
明治大学(12/3)
塚本清彦ヘッドコーチ
#3金丸英悟
#24岩澤裕也
#21川崎紘史
白鴎大学(12/3)
#5千葉慎也
#00藤江建典
浜松大学(12/3)
#1大石慎之介
#7ママドゥ・ジェイ
愛知学泉大学
山本明監督(12/2) (12/3)
#0溝口秀人(12/3)
早稲田大学(12/2)
#1東達也
#7井手勇次
#51相井大樹
立命館大学 #15田中洋貴(12/2)
富士大学 #17中村謙一(12/2)
中部学院大学 福手登成監督(12/2)
東海大学九州 元 炳善部長(12/2)
九州産業大学 佐野公俊監督(12/2)
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2009.12.06 (Sun)
【2009インカレ】12/6 決勝 日本大VS慶應義塾大
慶應大は終盤に執念と闘争心を見せるも敗退

勝負を分けたのは、日本大の勢いだった。慶應大は前日の準決勝であれほど決まったアウトサイドが不調で波に乗れず、序盤で引き離された。日本大の激しいマンツーマンディフェンスの前に、決めきれないボールが何度もリングからこぼれていった。「今日は5人が5人いつもの働きができなかった」と慶應大の佐々木HC。反対に日本大は自らのパフォーマンスを存分に発揮した。
慶應大は何度も追い上げ粘り強さと執念を見せるが、最後まで逆転が叶わずタイムアップ。優勝の栄冠は日本大学が手にした。
写真:優勝の瞬間、栗原と熊澤が抱き合った。
※試合のレポート、日本大と慶應義塾大の記者会見は「続きを読む」へ。
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2009.12.06 (Sun)
【2009インカレ】12/6 3位決定戦 東海大VS青山学院大
因縁のシーズン最終戦
東海大学86(18-22,18-18,25-32,25-26)98青山学院大学

だが、この試合は両者ともに懸命さの見える好ゲームであったと言えるが、それでもどこか勝利への執念が欠けていた印象を残した。準決勝では青学大は慶應大相手に、負けたとはいえ青学らしい試合を見せ、ある意味納得の敗戦を迎えた。一方の東海大は前半リードを奪いながら日本大に逆転負けを喫した。この順位決定戦に臨むには複雑な心境であったに違いない。
試合後、普段は厳しいことで知られる長谷川監督(青山学院大)は目に涙を浮かべながら語った。「インカレ前に陸(陸川監督・東海大)から練習試合の申し出があった。だけど僕は東海とは決勝でやりたいから断った。陸も“わかった。じゃあ決勝で会おう”って言って納得してくれた」。
道半ばにして断たれた優勝。しかしその想いは選手のみならず、指揮官、スタッフも同じだ。望まざるステージで相対した、ライバル関係の両者。彼らの心中を知りえるのはこの4年間でそれぞれの物語を作り上げた彼らのみである。
写真:苦しみながらも4年生である渡邉はこの1年チームを引っ張った。
※試合の詳しいレポートと青山学院大・小林高晃選手、東海大・前村選手、古川選手、鮫島選手、石井講祐選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2009.12.06 (Sun)
【2009インカレ】12/6 5位決定戦 拓殖大VS天理大
軍配が上がった天理大は創部初のインカレ5位で終了
拓殖大学73(25-17,16-27,15-22,17-20)86天理大学

1Q、高さのある天理大に対して拓殖大はゾーンディフェンスで対抗。先制点は天理大#5清水陽平(2年・G)の3Pだったが、その後は拓殖大が得意のアウトサイドシュートで次々と得点を重ねていく。天理大は#10サンバの高さを生かしたプレーで食らいついていくが、3Pが決まっている分、拓殖大が先行する形となった。拓殖大が8点のリードを奪って終えた1Qだが、2Qになると天理大は#1根来(4年・PF)、#10サンバのツインタワーを中心にオフェンスを展開する。1本ずつ着々と返していく天理大だが、拓殖大も#22松崎(3年・G)、#94長谷川智伸の3Pで譲らない。だが、中盤に差し掛かると、天理大は#0清水雄司(天理大・4年・SG)の3Pを皮切りに、#10サンバのゴール下での得点が連続で決まり、35-35と同点に持ち込む。だが、拓殖大は#22松崎がすかさず3Pを決め返して逆転を許さない。ここで天理大はタイムアウトを請求。するとその後は、#25平尾(2年・PG)がスティールからのブレイク、#1根来のインサイド、さらに#10サンバのバスケットカウントと一挙7得点を荒稼ぎし、残り2分で逆転に成功する。対する拓殖大は、フリースローと#5根木(2年・G)のジャンプシュートで応戦するが、天理大リードは変わらず。44-41で天理大が3点リードで前半を終える。
後半は常に天理大が先行して試合が進んだ。天理大は、#33吉田(3年・PG)の3Pに、#1根来のリバウンドシュートでバスケットカウントをもらい、内外角バランスよく得点を重ねていく。一方、拓殖大も#22松崎や#94長谷川智伸の3Pで点差をなんとか1桁差で食い止める。だが、3Q終盤に天理大が点差を10点に乗せると、拓殖大はその点差を埋めることができず。最後まで足を動かし、ディフェンスで逆転のチャンスを狙うが、天理大も#10サンバや#25平尾の得点で粘って、最後は13点差。天理大が5位決定戦を制して昨年より1つ順位をあげ、インカレに幕を閉じた。
写真:天理大・平尾のスピードある速攻が生きた。
※天理大・根来選手、吉田選手、清水陽平選手、拓殖大・宇佐美選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2009.12.06 (Sun)
【2009インカレ】12/6 7位決定戦 鹿屋体育大VS中央大
中央大は8位ながら来シーズンへの期待を残す
鹿屋体育大学83(21-20,10-9,28-17,24-19)65中央大(7位決定戦)

2Qも開始から3分間無得点の鹿屋体育大はタイムアウト。その後は#5八木(4年・F)の得点でつなぐ。一方の中央大は#16小野大貴(1年・F・明成)が相手のお株を奪う裏パスからのタップシュートを決めるなどするが、ミスも見られ突き放せない。逆に鹿屋体育大が終了間際に速攻をで逆転。31-29とした。
3Qはいきなり鹿屋体育大が2連続スティールからのレイアップを決め、ディフェンスでも前から当たり仕掛ける。中央大はここで頼りになるのが#4小野龍猛。連続得点でつなぐが、3本目は鹿屋体育大は#18小川(3年・PG)がチャージングを奪う。さらに#10菅澤(4年・C)が3Pに速攻のフォローにともりあげ、残り3分半47-37と2桁差をつける。中央大は「攻めていない。皆縦に攻めよう」と#4小野龍猛が声を掛けるが、フィニッシュまで持ち込めず沈黙してしまう。この間に鹿屋体育大は#5八木の3ショットのフリースロー、#18小川の3Pでリードを15点にひろげる。中央大は#4小野龍猛がブザービーターを決めて何とか59-46と踏みとどまった。
4Q、中央大は反撃を開始したいが#4小野龍猛が4ファウルとピンチに。ここで鹿屋体育大#8月野が3連続得点で68-48と勝負をつけたかと思われる。だがあきらめない

中央大は大会3日目以降勝利をあげられずに終わったが、#4小野龍猛はやはり別格のプレイヤーであることが証明され、また残る下級生達、特に1年生カルテットの今後の成長を期待せずにいられない大会となった。一方、九州から久しぶりにベスト8に割って入った鹿屋体育大は、関東のチームから価値ある2勝。今シーズンの目標を“日本一”に置く彼らの目はすでに1ヶ月後に向いている。
写真:中央大のルーキーカルテットの中でも、ピカイチの思い切りのよさを持つ#16小野大貴。決して上背があるわけではないがこの飛び込みリバウンドは脅威だ。
※中央大・小野龍猛選手、浜田選手、鹿屋体育大・月野選手、小川選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2009.12.06 (Sun)
【2009インカレ】12/6 最終日結果
拓殖大学73(25-17,16-27,15-22,17-20)86天理大学
東海大学86(18-22,18-18,25-32,25-26)98青山学院大学
日本大学95(24-16,23-18,19-19,29-32)85慶應義塾大学
優勝 日本大学
準優勝 慶應義塾大学
3位 青山学院大学
4位 東海大学
5位 天理大学
6位 拓殖大学
7位 鹿屋体育大学
8位 中央大学
最優秀選手 栗原貴宏(日本大・4年・F・主将)

敢闘賞 小林大祐(慶應義塾大・4年・F)

優秀選手 中村将大(日本大・4年・C)
篠山竜青(日本大・3年・G)
田上和佳(慶應義塾大・4年・F・主将)
比江島 慎(青山学院大・1年・SF)
前村雄大(東海大・4年・SG)

MIP賞 小林大祐(慶應義塾大・4年・F)

ディフェンス王 熊澤恭平(日本大・3年・G)

得点王 サンバ・ファイ(天理大学・3年・C)119点

3P王 長谷川智伸(拓殖大学・1年・F)18本

アシスト王 二ノ宮康平(慶應義塾大・3年・G)22本

リバウンド王 サンバ・ファイ(天理大・3年・C)OF16/DF44/TOT60

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2009.12.05 (Sat)
【2009インカレ】12/5 準決勝 日本大VS東海大
20点差をひっくり返した日本大が決勝の舞台へ
日本大学74(11-25,15-12,24-18,24-15)70東海大学

だが、この20点をコツコツと返していき、同点。さらには逆転して勝利を掴んだのは日本大だった。前半の20分は我慢の時間帯だった。いつもなら入るシュートも入らず、ちぐはぐしてしまっていた。だが、後半に入ると落ち着きを取り戻し、本来の力を発揮して勝利へと繋げた。
一方の東海大は立ち上がりこそ日本大を圧倒したが、それ以降は苦しい戦いを強いられた。粘りは見せたものの、終盤になると要所でミスが出てしまい、前半なら決まっていたシュートも落ちてしまった。だが、「好ゲームだった」という東海大・陸川監督の言葉はこの試合にピタリと当てはまる。試合の中で互いに持ち味を発揮し、全力で戦い抜いた。勝者は日本大となったが、東海大もまたそれに匹敵するくらいのバスケットをしてみせたのは、会場の反応を見ても確かだった。
日本大の4年生は4年目にして初のインカレ決勝への切符を掴んだ。怪我に悩まされ続け、メンバーが揃わなかったこれまでだったが、それを乗り越えた努力とチーム力を持って慶應義塾大との一戦を迎える。
写真:日本大は粘って勝ち取った大きな勝利。
※試合のレポートと、東海大・日本大の記者会見、篠山選手のコメントは「続きを読む」へ。
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2009.12.05 (Sat)
【2009インカレ】12/5 準決勝 青山学院大VS慶應義塾大
脅威の集中力、執念が青学大を凌駕
青山学院大学99(28-23,16-26,18-29,37-35)113慶應義塾大学

前半こそ互角の展開であった。しかし3Qに慶應大が覚醒。放った3P6本すべてを成功させるなどオフェンスで破壊力を見せつけ、一気に主導権を握った。4Qに19点もの大量ビハインドを背負った青学大も驚異的な反撃を見せ、一時は7点差まで詰め寄る。それでも慶應大は#4田上(4年・F)、#5小林(4年・F)の4年生コンビを中心に冷静に対処。40分間集中力を切らすことなく、自分たちのバスケットを体現し、勝利をもぎ取った。
試合後、長谷川監督(青学大)は悔しさを滲ませつつも「我々も頑張ったが、慶應大学の、特に4年生の2人の勝ちたいという執念が、集中力があまりにも素晴らしい」とただただ脱帽するしかなかった。
2年連続の決勝の舞台へと駆け上がった慶應大。相手は目の前でリーグ優勝をさらった因縁の日本大。悲願の2連覇へ、そしてこの1年間の成長の軌跡を表現するにはこの上ない舞台は整った。
写真:これぞ慶應、という内容で勝利し、笑顔の面々。
※慶應義塾大・佐々木HC、家治選手、青山学院大・長谷川監督、渡邉選手、湊谷選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2009.12.05 (Sat)
【2009インカレ】12/4 5-8位決定戦 拓殖大VS鹿屋体育大
鹿屋体育大は勝負際での詰めの甘さが響き失速
拓殖大学80(21-18,22-15,13-26,24-11)70鹿屋体育大学(5-8位決定戦)

2Q、鹿屋体育大は#7中村(3年・F)の3Pとアシストでついていくが、拓殖大の3Pが24秒ギリギリに2本続けて決まる。さらに3本の3Pで畳み掛ける拓殖大に対し、鹿屋体育大はゾーン/マンツーマンとディフェンスを変えるがなかなか勢いを止めることができない。逆にスティールから速攻を許して2桁差がつき、そのまま拓殖大が43-33とリードして折り返した。
後半立ち上がり、拓殖大は好調の#94長谷川智伸に打たせるが決まり切らず、鹿屋体育大もあと1つのパスが通らず得点が動かない。ここで鹿屋体育大は司令塔を#3新垣(4年・PG)から#18小川(3年・PG)にチェンジ。直後に得点源の#7中村が連続ファウルで#10菅澤(4年・C)に代わるが、この交代が功を奏する。まず#18小川がアンスポーツマンライクファウルのフロースローを獲得、その後のスローインで#10菅澤が3Pを決め5点を詰める。ドライブや速攻で他のメンバーも続き、守っても拓殖大のパスミスやチャージングを誘う。残り3分半に#8月野の3Pで一気に逆転。48-36から51-58まで持ち込んだ。無得点が続いた拓殖大はタイムアウトを取ると、#5根木(2年・G)のフリースロー、#3宇佐美の3Pで何とかビハインドを3点に収めた。
4Qは再び拓殖大の3Pが入り始める。#22松崎の24秒ギリギリの3P、さらに#94長谷川智伸の3Pで64-63と再逆転。その後は1点を争う攻防になり、互いになかなか得点を動かせない。その中で拓殖大#22松崎のドライブに対し、1人のレフェリーはトラベリング、もう1人はファウルをコールし、結果はファウルが先という判定に。鹿屋体育大はこれで#8月野が4ファウルとなってしまう。一方、拓殖大はこのスローインで#3宇佐美(4年・F)がバスカンを決め流れを引き寄せる。さらに#22松崎のうまさが光り、残り4分69-65と2ゴール差がついて鹿屋体育大はタイムアウトを取る。この後ディフェンスで我慢して機をうかがったが、勝負を決めたのは拓殖大#26上杉(2年・F)だった。またしても24秒ギリギリの3Pで7点差をつける。鹿屋体育大はこの直後にミス、最後のタイムアウトで仕切り直すもファウルゲームを成功させられず。80-70で拓殖大が逃げ切る形になった。
写真:11リバウンドの拓殖大・長谷川技。ボールに絡む場面は少ないが、抜群のフロア感覚を持つ。終了間際には速攻でダンクも試みたが、これはファウルで止められた。
※拓殖大・松崎選手、鹿屋体育大・中村選手、菅澤選手のインタビュー、拓殖大・長谷川技選手のコメントは「続きを読む」へ。
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2009.12.05 (Sat)
【2009インカレ】12/5 5-8位決定戦 天理大VS中央大
天理大は追う展開を勝ちきる成長力を見せて勝利
天理大学94(20-24,22-22,23-16,29-11)73中央大学(5-8位決定戦)

3Q、中央大は#11竹原、#4小野龍猛のミドルシュートが続く。しかし入れても入れても、すぐに#10サンバの高さであっさりゴール下から得点されてしまう。労力を使って得点する中央大には天理大の倍の集中力が必要だが、それが時間とともに少しずつ削がれていくのが見て取れた。次第にアウトサイドが落ち始めた中央大。それに対し天理大は#1根来のミドルシュートで残り1分半でついに同点。さらに#1根来から#10サンバへのアシストや3Pも飛び出し、遂に中央大を逆転して3Qを終えた。ここで、中央大の集中力が切れてしまった。4Qは、出足からずるずる離されていく。アウトサイドが入らなくなり、次々にターンオーバーとなってしまう。一方の天理大は余裕を見せてベンチメンバー全員を出場させ、逆転勝利。これは昨年にはなかった勝ち方だ。天理大過去最高の5位を目指し、昨年同様再び5位決定戦に挑む。中央大はいい時間帯もあるが、やはり勝負際を制するにはまだチームの若さが目立つ。#4小野龍猛はキャリアも能力もある選手だけに本人はもどかしいだろうが、そこを踏ん張ることも主将としての努めだろう。最終戦の鹿屋体育大も強敵だ。どこまで戦えるか最後に心の持ちようが勝負を左右する。
写真:マッチアップする天理大・根来と中央大・小野龍猛。前半の出来に、ハーフタイムに応援団にダメだしされたと言う根来。後半は奮起した。昨年も同様に言い合う雰囲気があったチームの空気は今年も健在。
※天理大・サンバ選手、平尾選手、中央大・中島コーチ、竹原選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2009.12.05 (Sat)
【2009インカレ】12/5 最終日試合予定
11:40 拓殖大学VS天理大学(5位決定戦)
14:00 東海大学VS青山学院大学(3位決定戦)
15:40 日本大学VS慶応義塾大学(決勝)
■鹿屋体育大学VS中央大(7位決定戦)
最終日、一つでも勝って終わりたいのがこの7位決定戦だ。ここまで負けたということはともに課題はある。中央大はやはり若さがどうしても試合中出てしまう。絶対的エース・小野龍猛以外がどこまでできるかにかかる。下級生は疲労も見えるが、最後まで戦いきりたい。一方の鹿屋体育大もゲームの途中では非常にうまいところを見せているが、全体を通すと強敵相手にまだ40分で勝つ展開をできているとは言えない。ともにダメージは受けている。その中でどこまで戦えるかがが見所だろう。
■拓殖大学VS天理大学(5位決定戦)
拓殖大はこの大会、日本大戦以外は全てが関東以外の大学との対戦となった。日大戦では1部の強さを体で感じたが、大会を通じては地方のバスケを知るいい経験になっただろう。特に、今年の4年生以外はインカレが初出場、これを糧にしたいところだ。最終日の相手は天理大学。こちらは昨年惜しくも6位。去年と異なるのは、終盤でも勝負弱さがなくなったところだ。この勢いで天理大の最高位である5位進出を狙う。高さでは天理大が圧倒的。アウトサイドもある。拓殖大の戦い方も気になるところだ。
■東海大学VS青山学院大学(3位決定戦)
「東海には負けられない」「青学とやりたい」。リーグ戦中、あるいはインカレ前に互いのチームの選手の口からは何度かこのフレーズを聞いた。残念ながら決勝の舞台では実現ならなかったが、それでも望みの一部が叶った形だ。彼らが入学してから4年間、青学大と東海大は関東1部を牽引するライバルだった。互いに絶対に負けられないという戦いが、いくつもの好勝負を生んだ。今年のトーナメントでは準決勝で東海大が勝った。リーグ戦では1勝1敗。そして、学生の大会として最後に再び両者がまみえる。プライドをかけた戦いは決勝に劣らず熱い内容になるだろう。
■日本大学VS慶応義塾大学(決勝)
決勝は第1シード日本大と第2シード慶應義塾大となった。慶應大は春を、日本大はリーグを既に手中にしている。ともに狙うは学生王者という2冠目のタイトルだ。そして慶應大はインカレ2連覇を狙う。リーグ戦では慶應大は最終週の敗戦で日本大に首位の座を明け渡した。その悔しさは大きな瑕となって彼らに残っている。そして日本大もリーグ戦では唯一慶應大に2敗。この借りを返して自分たちの強さを標榜したいはずだ。
慶應大はこの4年間でインカレの決勝進出がなんと3回目となる。この間に2部降格も経験しており、彼らの精神的な強さと驚異的な成長力は驚くべきものだ。昨年は発展途上での優勝、今年は完成度を高めたさらなる上のレベルにきている。自分たちのバスケットを40分やり続けるこの集中力は、大事な場面になればなるほど高まる。再びの決勝の舞台で、一体どんな姿を見せるだろうか。一方の日本大は、2003年以来の優勝を狙う。慶應大同様、逆境から上昇してきた精神的なタフさ、4年生の結束力、層の厚さや能力の高さなど決勝に進むにはふさわしいチーム。準決勝では東海大に大きく差をつけられながらも、逆転で劇的な勝利を収めた。
この両者の戦いは準決勝同様、激闘必至のカードといえる。
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2009.12.05 (Sat)
【2009インカレ】12/5結果
拓殖大学80(21-18,22-15,13-26,24-11)70鹿屋体育大学(5-8位決定戦)
青山学院大学99(28-23,16-26,18-29,37-35)113慶應義塾大学(準決勝)
日本大学74(11-25,15-12,24-18,24-15)70東海大学(準決勝)
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2009.12.04 (Fri)
【2009インカレ】12/4 準々決勝 青山学院大VS天理大
天理大は勝負の綾に泣きベスト4の壁を破れず
青山学院大学71(14-21,20-15,17-18,20-13)67天理大学

ほとんど差はなかった。
その中で勝負所での判断が青山学院大に出た。天理大はファウルトラブルの選手を下げると失点し、選手を戻すとさらにファウルがかさみと交代のタイミングが結果的に後手になってしまう。また、4Qだけで10点を荒稼ぎした青山学院大#32中川(2年・C)は、「今朝コーチにシュートのアドバイスをもらったので思い切り打てた」のに対し、天理大は「2点はいいから3点だけは止めようと外のシューターのカバーに行く方にかけた」と振り返る。さらに、2点差で迎えたラスト1分半、青山学院大#16比江島(1年・SF・洛南)の1on1も、4ファウルだったマッチアップの天理大#1根来(4年・PF)が「ファウルしたくなかった」と少し離したところで、ジャンプシュートを決めてみせた。6点差をつけるシュートを決めたのも、残り3分で投入された#0橋本(3年・PG)だった。
こうして天理大はリードしながら最後まで突き放せなかった。接戦になれば、関東リーグの激戦をくぐり抜けた青山学院大に分がある。比江島も#0橋本も、「リーグは悔しい思いをしていたし、最後の大会で4年生を勝たせたかった」と口をそろえ、その思いが4点だけチームを前に押し出したと言えるだろう。一方の天理大も下級生の多いチームだが、「根来さんという大きな存在に頼ってしまった」と#2大谷(2年・SG)。だが、若いメンバーながら準々決勝で1番の好ゲームを演じたのも事実だ。「最高の力は出たと思う」と天理大のキャプテン・#00清水雄司は後輩達をたたえた。敗れはしたが、関西王者として胸を張れる内容だった。
写真:中川の奮闘に、試合後、小林高晃らメンバーがねぎらった。
※試合のレポートと、青山学院大・中川真雄選手、橋本選手、天理大・清水雄司選手のインタビュー、青山学院大・比江島選手、天理大・根来選手、清水陽平選手、大谷選手のコメントは「続きを読む」へ。
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2009.12.04 (Fri)
【2009インカレ】12/4写真
2009.12.04 (Fri)
【2009インカレ】12/4レポート
日本大VS東海大の上位シード校対決に

東海大は鹿屋体育大に前半でリードを奪うと終止圧倒した。鹿屋体育大は前日の法政大戦では入ったシュートがことごとく外れる苦しい展開で、後半には精神的にも崩れて敗退。ベスト4突破のためにはまだ努力が必要だが、こうした負けも繰り返しながら経験を積むことが必要だろう。慶應大対中央大は慶應大が前日の重苦しさとは打って変わって、鮮やかなトランジションで中央大を翻弄した。ディフェンスでも鉄壁の守りで中央大エース・小野龍猛以下をシャットアウト。2連覇に向けてようやく本領を発揮し始めた。青山学院大は終始天理大にリードされる苦しい展開。それでも#32中川(2年・C)や#0橋本(3年・G)の活躍もあって逆転勝利で準決勝に進んだ。日本大対拓殖大は、拓殖大が苦しい中でもゾーンで最後まで粘り、日本大に迫った。しかし日本大も余裕を見せて逃げ切り、ベスト4へ。
ここから先はこれまでよりさらにレベルが上がる。心・技・体全てが揃ったチームだけが勝ち進める世界だ。やり直しはきかない。大一番に全てをぶつけられるかどうかであって、実力うんぬんはここまでくれば何を言っても関係ない。
“勝ったものが強い”
それが全てだ。
写真:早い展開の起点となる慶應大・二ノ宮。この日は17点と得点でも貢献。
【12/4結果】
東海大学80(20-14,20-13,16-10,24-15)52鹿屋体育大学
中央大学77(19-27,15-20,19-27,24-27)101慶應義塾大学
日本大学83(23-7,20-23,23-14,17-28)72拓殖大学
※3試合のレポートと、鹿屋体育大学・森重アシスタントコーチ、中央大学・中島コーチ、慶應義塾大学・田上選手、小林選手、日本大学・篠山選手、拓殖大学長谷川智伸選手のインタビュー、コメントは「続きを読む」へ。
※青山学院大対天理大は別途掲載します。
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2009.12.04 (Fri)
【2009インカレ】12/5 準決勝試合予定
14:40 拓殖大学VS鹿屋体育大学(5-8位決定戦)
16:20 青山学院大学VS慶應義塾大学(準決勝)
18:00 日本大学VS東海大学(準決勝)
■天理大学VS中央大学(5-8位決定戦)
2年連続のベスト8の天理大と、2002年以来のベスト8、中央大がまず順位決定戦を戦う。中央大は浜松大に続いてセネガル人留学生のいるチームとの対戦となる。関東を代表するインサイドの一人である小野龍猛は2mはないが、技術で彼らに対抗している。注目の一戦だろう。天理大はサンバともう一人、根来というビッグマンがいるのが強み。中央大はサイズでは厳しい部分もあるが、これにどう対応するかが見物となる。ガード陣はともに若さあふれる下級生も多く、こちらも見所は多い。
■拓殖大学VS鹿屋体育大学(5-8位決定戦)
ゾーンディフェンスもある拓殖大と、昨年の無念を晴らすためにゾーンアタックの訓練も積んできた鹿屋体育大。もしゾーンがしかれるなら、ここをポイントとして見てみたい。それ以外でも、パスワークやスペーシングをうまく使う鹿屋体育大と、アウトサイドに強みがあるオフェンスの拓殖大はどういった戦いになるのか予想がつかず、興味深い。ともにさほどビッグマンといえる選手がいないこともどう出るか。拓殖大は日本大に差をつけられながらも終盤は粘った。一方の鹿屋体育大は東海大に引き離されて勢いを削がれた形。1日でどういう修正をかけてくるかも勝負に影響するだろう。
■青山学院大学VS慶應義塾大学(準決勝)
準決勝第一試合は、リーグ戦の決着をつけるまたとない機会となった。リーグ戦では青山学院大が先勝。2戦目では慶應義塾大が修正を生かして勝ちを取り返した。3度目の対戦はどうなるか、雌雄を決する時だ。ともに激しいディフェンス、オフェンスを持ち、トランジションの早さでは大学界随一の両者。とはいえ、同じトランジションでもタイプは違う。そこも見所の一つだ。準々決勝では青学大は粘りを、慶應大は激しいディフェンスとオフェンスを見せつけた。持ち味が出れば激しい試合となるのは間違いない。見逃せない一戦だ。
■日本大学VS東海大学(準決勝)
準決勝第二試合も見逃せない対戦が実現した。リーグ戦では日本大が2勝。しかし一試合は延長戦にもつれ込む勝負だった。リーグ後半に調子が上がった日本大と、立て直し中だった東海大。そこから1ヶ月を経ての再戦となるが、東海大はインカレに入り再び勢いを取り戻してきている。一方の日大もここまで全く危なげない戦いぶりで、特に不安材料は見当たらない。東海大がリベンジを果たすのか、それとも日本大がそのまま逃げ切るか。一体どのような戦いとなるか、こちらも要注目となろう。
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2009.12.04 (Fri)
【2009インカレ】12/4結果
青山学院大学71(14-21,20-15,17-18,20-13)67天理大学
中央大学77(19-27,15-20,19-27,24-27)101慶應義塾大学
日本大学83(23-7,20-23,23-14,17-28)72拓殖大学
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2009.12.03 (Thu)
【2009インカレ】12/3 2回戦 鹿屋体育大VS法政大
法政大は不完全燃焼のまま無念のシーズン終了
鹿屋体育大学101(13-25,32-20,10-19,26-17,20-16*)97法政大学 *OT

両チームともインカレには“借り”がある。
鹿屋体育大は、昨年のインカレ2回戦、ゾーンをしかれた後半の20分間で13点しか取れない悔しさを味わった。それをバネに今シーズンはゾーンアタックはもちろん、フィジカル、メンタル、バックアップメンバー全てをバージョンアップしてやってきた。
対する法政大も昨年、彗星のごとく決勝に進んだ国士館大に2回戦で敗れて無念のベスト16。1年時からチームの主力をはってきたメンバーが最上級生となった勝負の今シーズンは、リーグで接戦を勝ち切るすべを思い出してから臨んだ。
インカレの借りはインカレで。しかし、それを果たせるのは1チームのみ。
結果、離されても離されてもくらいついた鹿屋体育大が最後に波を持ってきて勝利した。
法政大を支えてきた神津・信平・落合の“ビッグスリー”は早過ぎる見納めとなった。
写真:勝利の瞬間、鹿屋体育大のメンバーたちが抱き合った。
※試合のレポートと鹿屋体育大・福田コーチ、八木選手、新垣選手、笠原選手、法政大・神津選手、落合選手のインタビュー、コメントは「続きを読む」へ。
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2009.12.03 (Thu)
【2009インカレ】12/3 2回戦 東海大VS明治大
充実のシーズンとなった明治大はベスト16で幕
東海大学85(24-14,20-21,25-21,16-20)76明治大学

点の取り合いなら明治大に軍配が上がったに違いない。だが、東海大はそれをさせなかった。1部でも屈指のディフェンス力で明治大のシュートを次々とシャットアウト。このディフェンスに明治大のシュートセレクションも悪くなってしまい、いい形でオフェンスができなかった。また、立ち上がりに10点を離されたことでコートに立つ面々がちぐはぐしてしまい、今シーズンあまり見なかったミスも多々起こった。
混戦の1部リーグを戦ってきた経験が、ここで生きた。苦しい中でも東海大には余裕が見えた。逆に、2部リーグでは敵無しだった明治大は接戦を経験してこなかったことが選手たちに焦りを生んだ。これで東海大は昨年逃したベスト8入りを果たす。あとは、“優勝”の2文字へ向けて、チームで突き進んでいくだけだ。
写真:勝利を喜ぶ東海大。まさに全員で勝ち取ったゲーム。
※試合のレポートと東海大・前村選手、明治大・金丸英悟選手、川崎選手、岩澤選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2009.12.03 (Thu)
【2009インカレ】12/3 Bコート2回戦レポート
慶應大・青学大・中央大もベスト8進出

中央大は浜松大に1Qリードされる展開となるが、#4小野龍猛がインサイドで持ちこたえて、ガード陣が早い展開に持ち込むと、4Qで差をつけて勝利した。筑波大は天理大と対戦。やはりインサイドが鍵になった。筑波大のオフェンスにリズムが生まれないのと反対に、天理大はインサイドはもちろんアウトサイドも波に乗ってリード。筑波大は悪い時の常でチーム全体が消沈。天理大の勢いの前に破れた。青山学院大は専修大に思った以上に粘られた。専修大は3Pでは55.6%と青山学院大を上回るパーセンテージ。リーグ戦ではシュートが好調で慶應大を追いつめた試合があったように、乗せると怖いところがあることを証明した。青学大は100点は越えたが、課題の残る内容。愛知学泉大は慶應大相手に激しいディフェンスを仕掛けたが、慶應大のアウトサイドが決まらなかったにも関わらず、届かなかった。
2日目、ここまでは内容はどうあれ勝つことが全ての戦いになる。この日敗退したチームは引退、シーズン終了となるが、残ったチームにはあと3試合が残されている。力を出し切れないようなチームも見られるが、本領発揮はここからだ。
写真:サンバの好プレーに笑顔の根来。今年は最上級生としての自覚を持ちながらプレーしていると言う。
【12/3 Bコート結果】
中央大学84(17-21,20-11,21-24,26-18)74浜松大学
筑波大学67(16-16,18-23,17-26,16-29)94天理大学
青山学院大学105(30-30,30-15,19-23,26-26)94専修大学
愛知学泉大学67(9-17,18-33,23-12,17-25)87慶應義塾大学
※4試合のレポートと、浜松大・大石選手、浜松大・ママドゥ選手、天理大・清水雄司選手、根来選手、筑波大・片峯選手、愛知学泉大・山本監督、溝口選手のインタビュー、コメントは「続きを読む」へ。
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2009.12.03 (Thu)
【2009インカレ】12/3 Aコート2回戦レポート
鹿屋体育大は延長の末のアップセットで1年の進化を披露

1部復帰で勢いに乗る明治大は、東海大と対戦した。リーグ戦では後半に失速し、インカレ初戦も重かった東海大。しかし、この日のディフェンスは明治大にほとんど自由にオフェンスをさせなかった。立命館大相手にも、明治大相手にも全く気を緩めることなく対策をしてきたが、それが完全にはまった。勝利は“ディフェンスの東海大”を改めて認識させるに十分な内容だった。
もう一つ、昨年全国区に名乗りを上げた鹿屋体育大が法政大を延長戦で下した。出足こそ法政大にリードを奪われたが、まったくひるまず追い上げた。細かい勝負所では法政大が上だった。しかし、鹿屋体育大も集中を切らさずにシュートを決め続け、ファウルゲームで追いすがる法政大を振り切ってベスト8。金星をあげた。「日本一」を目指すチームが確実に前進しているという証をこの勝利で見せた。法政大は昨年と同じくベスト16。この日で引退となる4年生たちは能力と知名度では大学に入るより以前からバスケ界で知られた顔。惜しまれる引退となった。
その他の2試合は第1シード日本大、1部昇格の拓殖大は余裕を持って相手を下し、ベスト8進出を果たした。
写真:チーム一丸で法政大から勝利を手にした鹿屋体育大。
【12/3 Aコート結果】
拓殖大学89(19-21,24-8,23-24,23-17)70京都産業大学
東海大学85(24-14,20-21,25-21,16-20)76明治大学
鹿屋体育大学101(13-25,32-20,10-19,26-17,20-16*)97法政大学 *OT
日本大学104(23-17,31-13,25-13,25-18)61白鴎大学
※拓殖大対京都産業大、日本大対白鴎大のレポート、白鴎大・千葉選手、藤江選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※東海大対明治大、鹿屋体育大対法政大は別途掲載します。
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2009.12.03 (Thu)
【2009インカレ】12/4 準々決勝試合予定
13:00 東海大学VS鹿屋体育大学
14:40 青山学院大学VS天理大学
16:20 中央大学VS慶應義塾大学
18:00 日本大学VS拓殖大学
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2009.12.03 (Thu)
【2009インカレ】12/3 2回戦結果
拓殖大学89(19-21,24-8,23-24,23-17)70京都産業大学
東海大学85(24-14,20-21,25-21,16-20)76明治大学
鹿屋体育大学101(13-25,32-20,10-19,26-17,20-16*)97法政大学 *OT
日本大学104(23-17,31-13,25-13,25-18)61白鴎大学
【Bコート】
中央大学84(17-21,20-11,21-24,26-18)74浜松大学
筑波大学67(16-16,18-23,17-26,16-29)94天理大学
青山学院大学105(30-30,30-15,19-23,26-26)94専修大学
愛知学泉大学67(9-17,18-33,23-12,17-25)87慶應義塾大学
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2009.12.02 (Wed)
【2009インカレ】12/2写真/応援編
2009.12.02 (Wed)
【2009インカレ】12/2 Dコート1回戦レポート
慶應義塾大、中央大、浜松大は順当に1回戦突破

第2試合、愛知学泉大対関西学院大は競り合いになった。「初戦の固さ」と愛知学泉大の山本監督が言う通り、序盤はアウトサイドが安定しない。しかし一方の関西学院大も得点が取れずにロースコア展開となった。だが愛知学泉大から固さが取れてシュートが決まってくると、流れが傾いた。関西学院大はアウトサイドが落ち始め、ミスが続いて引き離される。終盤に再度追い上げのシュートが決まるが、逆転するには至らず試合終了となった。
第3試合、中央大対東北学院大は序盤から中央大が相手を圧倒。1Qで相手に5点しか与えずにリードを奪うと、その後はプレイングタイムを分け合い、問題なく勝利した。全選手が出場、エース・#4小野龍猛(4年・C)も24分の出場にとどまるなど余裕を見せた。東北学院大は1Qと3Qに1桁しか得点が奪えない内容。かつての持ち味だった粘りが見られず敗退した。中央大は次に浜松大と注目の一戦を迎える。

写真上:途中出場ながら浜松大のママドゥ・ジェイはやはり存在感があった。
写真下:慶應大・家治はこの夏頃からチームの流れの中でプレーできるようになり、成長著しい選手。地元・大阪でのさらなる活躍が期待される。
【12/2・Dコート結果】
東海大学九州84(14-31,23-25,14-23,33-19)98浜松大学
愛知学泉大学60(14-15,18-16,17-12,11-12)55関西学院大学
中央大学89(25-5,18-12,29-6,17-37)60東北学院大学
北海学園大学57(13-34,12-25,14-36,18-29)124慶應義塾大学
※愛知学泉大対関西学院大のレポート、愛知学泉大・山本監督のコメント、東海大九州・元部長のコメントは「続きを読む」へ。
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2009.12.02 (Wed)
【2009インカレ】12/2 Cコート1回戦レポート
専修大は久しぶりの勝利で1回戦突破

第2試合、徳山大が序盤は専修大をリードする展開となった。専修大はサイズでは圧倒しているものの、序盤の緊張なのかどうか、簡単なシュートやリバウンドでもミスが見えて危ない立ち上がり。徳山大はシュートが決まるたびに大歓声となった。しかし次第に専修大が高さを生かして得点し始めると、逆転。#20張(3年・C)が42得点で圧倒。久しぶりの勝利を手にした。
第3試合は早稲田大対天理大が好勝負を繰り広げた。序盤からややリードしていたのは天理大。早稲田大は♯7井手(3年・SG)、#20久保田(2年・SF)、#00金井(3年・F)の3人が奮闘するが、#10サンバ・ファイ(3年・C)に28得点16リバウンドとされる苦しい展開。一桁の差を終盤まで粘るが、最後は力尽きた。
第4試合の青山学院大対関西大は青山学院大が貫禄を見せて勝利。しかし関西大も粘り、あとわずかで80点に届く内容で奮闘した。青学大はベンチメンバーを使ったこともあるが、この日の関東勢では敗退した早稲田大、競り合いになった東海大を除いて唯一100点突破はならなかった。
写真:点差はついたが、青山学院大相手に終盤まで食い下がった関西大。
【12/2・Cコート結果】
筑波大学153(39-10,34-8,47-14,33-25)57高知大学
徳山大学77(20-28,15-21,26-24,16-32)105専修大学
早稲田大学64(16-20,16-19,14-13,18-17)69天理大学
青山学院大学94(24-10,27-26,21-18,22-25)79関西大学
※早稲田大対天理大のレポート、早稲田大・東選手のインタビュー、早稲田大・井手選手と相井選手のコメントは「続きを読む」へ。
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2009.12.02 (Wed)
【2009インカレ】12/2 Bコート1回戦レポート
鹿屋体育大・法政大も最後はきっちり勝利

第2試合、鹿屋体育大対金沢工業大は立ち上がりからクロスゲームとなるも、前半ラスト1分に鹿屋体育大がたたみかけて突き放すと、後半は持ち味の好守が出てダブルスコアの勝利。
続いては地元チームが登場した。第3試合の東海大対立命館大は、立命館大が昨年のインカレで青山学院大を苦しめたのと同様にゾーンディフェンスと確率の高い3Pで接戦に持ち込む。しかし3Q終盤から足が止まりだしたのを東海大は見逃さず、ここでついた10点差が最後まで響いた。
第4試合の札幌大対札幌大は法政大が相変わらずのスロースタートも、3Qに#23信平のダンクも飛び出すなどきっちり集中、そのまま逃げ切った。
この日の勝者4チームは、明治大-東海大、鹿屋体育大-法政大のカードでベスト8を掛けて3日に対戦する。
写真:昨シーズンをもってJBLから引退後、札幌大のAコーチに就任した佐久本智氏(左から2人目)。今後、札幌大がどのように変わっていくのか期待が高まる。
【12/2・Bコート結果】
倉敷芸術科学大学39(10-28,5-28,13-35,11-22)113明治大学
鹿屋体育大学88(20-17,24-11,20-8,24-9)45金沢工業大学
東海大学97(16-14,21-25,28-20,32-28)87立命館大学
札幌大学61(17-21,14-21,16-24,14-15)81法政大学
※立命館大対東海大のレポート、東海大・多嶋選手、立命館大・田中選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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