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2009.06.28 (Sun)
【2009新人戦】6/28 青山学院大学インタビュー
2009.06.28 (Sun)
【2009新人戦】6/28 日本大学インタビュー
2009.06.28 (Sun)
【2009新人戦】6/28 決勝 日本大VS青山学院大
2年生5人がスタイルを貫き、終盤に突き放す
日本大学74(24-26,10-20,25-17,15-26)89青山学院大学
決勝は前年準優勝の青山学院大と、2年ぶりの決勝となる日本大の好カードとなった。
試合は青学大がリードを奪えば、日本大が食らいつく一進一退の緊張感のあるものとなった。だが拮抗した試合において、自分たちのバスケットを表現することが難しい我慢の時間帯が訪れる。青学大にとって、それは速攻が出ない時間帯。我慢の時間帯をいかに打開するかが、この試合の勝敗を分けた。青学大は#6織田(2年・SF)の1対1を始め、#5辻(2年・SG)のアウトサイドや#11福田(2年・F)のインサイドなど、2年生が主体となり速攻の出ない時間帯を打開した。一方の日本大も#10名塚(2年・F)の爆発力や、ファウルトラブルで経験不足の布陣になったときでも#4渡部(2年・G)、#8石川(1年・PG・明成)がコンスタントな活躍でチームを引っ張ったが、「勝負所でディフェンスが出来なくて我慢し切れなかった。気持ちが小さくなってシュートに行く人が減ってしまった」と石川が嘆いたように、終盤に訪れた劣勢の場面では力尽きる形となった。
スタメン全員が2年生という結束力での差を見せた青学大が昨年のリベンジを果たし、3年ぶりの優勝に輝いた。
写真:優勝の瞬間、抱き合う青学大。
※試合のレポートは「続きを読む」へ。インタビューは別途掲載します。
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2009.06.28 (Sun)
【2009新人戦】6/28 3位決定戦 拓殖大VS筑波大
堂々の3位で新人戦を終える
拓殖大学94(21-15,24-22,21-19,28-19)75筑波大学
準決勝敗戦から一夜。
モチベーションの維持が最も難しいと言われる3位決定戦。しかし、拓殖大、筑波大ともに、試合展開から見ても敗戦の影響は無かったと言っていいだろう。前半20分のうち、約15分は一進一退の展開だった。だが、残り5分で試合は動く。拓殖大が#26上杉(2年・C)のシュートを皮切りに5連続得点でリードを奪う。筑波大も、#55賀来(2年・G)、#37星野(1年・F・市立船橋)の得点でなんとか追いすがるが、#94長谷川智伸(1年・G・福大大濠)が再三筑波大の流れを断って、寄り付かせず。また、#99長谷川技(2年・F)と#26上杉がともに得点とリバウンドでダブルダブルの活躍を見せた拓殖大が、終始優位に試合を進め、最後は19点差。拓殖大は3位、筑波大は4位という結果で、新人戦に幕を閉じた。
なお、両チームともに全体チームではなかなか出場機会のない選手の活躍が目立ち、彼らは高い能力と今後の可能性を見せつけた。ダイヤの原石が少しずつ磨かれ、最終学年には大きく花開くことを期待したくなる、新人戦ならではの試合だった。
写真:拓殖大・長谷川智伸と筑波大・山口の大濠マッチアップ。ともに得点王、3P王が期待されたが、この日のマッチアップで相殺に。
※試合のレポートと拓殖大・長南選手、筑波大・吉田監督、田渡選手、賀来選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2009.06.28 (Sun)
【2009新人戦】6/28 5位決定戦 大東文化大VS白鴎大
白鴎大は要所でのミスに泣く
白鴎大学 75(19-19,22-16,19-25,15-17)77 大東文化大学
トーナメントに続いてチーム史上初のベスト8入りを果たした白鴎大と、昨年の新人戦以来久しぶりに上昇の兆しを見せた大東大との5位決定戦は、#30アビブ(1年・C・岡山学芸館)擁する白鴎大が高さのアドバンテージを生かしてリード、そのまま逃げ切るかと思われた。
だが、ドラマは最終Qに待っていた。
同点で迎えた4Q、まず白鴎大が開始3分で11連続得点と突き放す。しかし大東大は自分たちのリズムを崩さない。#13小原(2年・F)のスーパープレイでいつのまにか試合の波を引き寄せると、残り3秒、やはり小原のプレイから決勝点が生まれた。75-77、最後の最後まで自分たちらしさを失わなかった大東大がわずかに2点上回って5位、白鴎大が6位となった。
大東大は、特に2年生にとって新人戦は経験した2度とも大きな実りあるものになった。昨年の新人戦は1点差でベスト8を勝ちとり、準々決勝は大逆転負けを喫して7位。今年はまず2点差と昨年と同じく接戦を制してベスト8入りし、準々決勝は結果的に優勝した青学大に敗れた。どこまで進んだかこそ同じだが、その敗戦から、今年は大きなものを学んだ。「勝つためには皆でやらなきゃだめだってことに気付いた」(遠藤)。個性豊かなメンバーがチームを意識し始めたとき、本当にチームは変わる。これが定着すれば、チームとして1つ上のステージが見えてくるだろう。
白鴎大も、トーナメント・新人戦とチームの歴史を塗り替え、“大会のラスト3日間”という未知の舞台で経験を積んだ。特に、全体チームでも司令塔を務める#32黒川が「今はパスを回すべきか、それとも自分が行くべきかのタイミングがわかった」と試合でしか得られない手ごたえをつかんだことは大きい。しかし、ステップアップに向け新たな課題も見つかった。「本当に強いチームは10点あけたところで15点、20点と点差をあけることができる」と黒川。東海大戦のような追い上げる展開なら力を出し切れることは証明できた。今度は、「今までの白鴎にはあまりなかった」というリードしている時の試合の進め方も習得することができれば、“本当に強いチーム”の仲間入りができるだろう。
写真:大東大のラストプレイで、小原の1on1に白鴎大・アビブがヘルプに出ると、すかさずフリーになった張へパスが出た。
※試合のレポートと大東大・遠藤選手、小原選手、白鴎大・小山選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2009.06.28 (Sun)
【2009新人戦】6/28 7位決定戦 慶應義塾大VS国士舘大
高さで勝った国士舘大が慶應大を上回る
慶應義塾大学100(35-34,23-24,17-25,25-26)109国士舘大学
7位決定戦は慶應義塾大と国士舘大の対戦となった。
国士舘大は専修大、法政大を破ってベスト8入り。その躍進の原動力となっている理由の一つは#13曹(1年・C・北陸)だ。専修大とは競り合ったが、高さのない法政大はこれに完全にしてやられた。一方の慶應大は2回戦からこの最終日まで全ての相手センターは中国やセネガルといった外国人。高さに苦しめられている。この大会ではベスト8のうち4校に2m級の留学生センターが在籍するが、これは大学界の今後の流れを暗示しているようでもある。
この、インサイド攻略がやはりカギとなった。慶應大は前日に比べれば積極性のあるオフェンスを展開し、早い展開を出すこともできたが190cmほどしかない慶應大のフォワード陣は高さの前に何度も阻まれる。また、攻撃力を持つ#20平田(1年・G・埼玉栄)に何度も得点を許してしまい、ディフェンスでの課題も出た。試合は順位決定戦とは思えない点の取り合いとなったが、より高い得点力を示した国士舘大が7位に滑り込んだ。
写真:リバウンド王を獲得した国士舘大・曹。この高さに慶應大は手を焼いた。
※試合のレポートと国士舘大・平田選手、慶應大・金子選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2009.06.28 (Sun)
【2009新人戦】最終結果
優勝 青山学院大学(3年ぶり6回目)
2位 日本大学
3位 拓殖大学
4位 筑波大学
5位 大東文化大学
6位 白鴎大学
7位 国士舘大学
8位 慶應義塾大学
■新人王 石川海斗(日本大学・1年・G・明成)
■優秀選手
辻 直人(青山学院大・2年・SG)
織田秀司(青山学院大・2年・SF)
渡部敬祐(日本大・2年・G)
長谷川 技(拓殖大・2年・F)
田渡修人(筑波大・2年・G)
■得点王 金子峻也(慶應義塾大・2年・G)116点
■3ポイント王 金子峻也(慶應義塾大・2年・G)25本
■リバウンド王 曹宇辰(国士舘大・1年・C)69本(OF21/DE48)
■アシスト王 石川海斗(日本大・1年・G)29本
田渡修人(筑波大・2年・G)29本
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2009.06.28 (Sun)
【2009新人戦】6/28結果
白鴎大学75(19-19,22-16,19-25,15-17)77大東文化大学
拓殖大学94(21-15,24-22,21-19,28-19)75筑波大学
日本大学74(24-26,10-20,25-17,15-26)89青山学院大学
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2009.06.27 (Sat)
【2009新人戦】6/27 準決勝 拓殖大VS日本大
拓殖大は外が当たるがわずか1点が及ばす
拓殖大学92(20-21,20-22,30-16,22-34)93日本大学
ベスト4の中でダークホース的存在である拓殖大が最後まで健闘を見せた。有力選手を連ね優勝候補である日本大に、ここまで粘りを見せると誰が予想しえただろうか。そのプレイ振りはまさに“無心”。下手な気負いがない分、シュートに思い切りの良さを発揮し、誰であろうとサイズ構わずリバウンドに飛び込む。近年の大学バスケットボール界にはなかなか見られなくなった、そんな学生のあるべき姿を見せ付けるかのように自らのバスケットのスタイルを最後まで貫き好勝負を演じて見せた。
一方の日本大は、最後まで忍耐強く拓殖大の猛攻を耐え凌いだ成果が実った。好調を維持する拓殖大のアウトサイドに後半こそ逆転を許すが、#10名塚(2年・F)や#4渡部(2年・G)ら点を獲るべく選手が繋ぎ最後の逆転劇へと導いた。「相手はインサイドが弱いので、そこをうまく崩せた」(#8石川)と、相手のペースに惑わされることなく、ミスマッチの#21熊(2年・C)で攻め続けたのも勝因だ。
2年振りの決勝の舞台まで到達した日本大。2年生主体の青山学院大相手に、2年前に叶わなかった優勝、そして優勝チームとして新人王を輩出できるかに注目が集まる(※1)。
写真:日本大に流れを呼び込む3Pを決め、ハイタッチの日本大・名塚。
※1 2年前の新人王は篠山竜青。新人王として申し分の無い活躍を見せたが、優勝には届かなかった。
※試合のレポートと日本大・熊選手、石川選手、拓殖大・上杉選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2009.06.27 (Sat)
【2009新人戦】6/27 準決勝 筑波大VS青山学院大
“らしさ”を封じられた筑波大はベスト4の壁を破れず
筑波大学71(16-19,17-23,15-29,23-23)94青山学院大学
青学大の立ち上がりがよかったか、というと決してそうではなかった。シュートは落ち、筑波大に簡単にシュートを打たせていた。ただ、筑波大の点取り屋である#15山口(2年・G)だけは、青学大#6織田(2年・SF)が完全にシャットアウト。シュートも打たせず、この試合を18得点に抑える。ここまで30点を取ってきた山口が半分の得点に抑えられたことは、筑波大が苦しくなった要因の1つでもあった。
しかし、3Qになると青学大得意のディフェンスからの速攻で筑波大を翻弄していく。チームプレーを重ねる青学大に対し、筑波大は個人技に終始。確率も上がってくることはなく、3Qで大きく離される結果に。結局、最後まで筑波大は反撃の狼煙をあげることができず、昨年に引き続き3位決定戦に回ることとなった。青学大は2年連続で決勝進出を果たす。「去年、決勝で負けたから」という言葉をそれぞれ口にした#6織田と#32中川(2年・C)。悔しさを胸に秘めた青学大が、決勝でどのようなプレーを見せてくれるのか。非常に楽しみである。
写真:1Q終了時に3Pのブザービーターで3点リードに成功し、ガッツポーズの青山学院大・辻。
※試合のレポートと青山学院大・中川選手、織田選手、筑波大・加納選手、星野選手、梅津選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2009.06.27 (Sat)
【2009新人戦】6/27レポート
決勝は昨年準優勝の青山学院大VS2年ぶり進出の日本大に
この日から戦いは上位と下位に分かれた。順位決定戦は白鴎大と大東文化大が制した。慶應大は積極性を出し切れず、また国士舘大もずるずる引き離された。準決勝の一つ、青山学院大と筑波大の対戦は2年生主体の青山学院大に軍配が上がった。経験値やインサイドの駒も少ない筑波大では対応しきれなかった。また、日本大と拓殖大の戦いは最後まで分からない接戦となったが、勝負所でバランスよく得点した日本大が勝利した。
決勝は日本大対青山学院大となった。
波乱も多少見えた新人戦だったが、決勝の組み合わせを見てみれば事前の下馬評と大きく異なるものとはならなかった。青山学院大は昨年準優勝。リーグ戦でも出場機会を得てきた選手が多く、春もユニバーシアード候補がいない間は京王電鉄杯などで下級生も経験を積んできた。チームの要は得点力のある#5辻(2年・SG)。勝負強いアウトサイドでチームを牽引している。また、派手さはないが#11福田(2年・F)が春から成長著しく、ユニバーシアード候補だった#32中川(2年・C)も勝利には欠かせない要素だ。まだ先輩ほどスムーズとはいかないが、青学らしい速攻でたたみかける場面も見えている。決勝ではこの足をどこまで出せるかが決め手になるだろう。
一方の日本大はバランスの良さでは大会一。1番から5番までのポジションが明確で、内外から得点できる。ベスト16では明治大、準決勝では拓殖大を激戦の末、しかも共に逆転で下した。#8石川(1年・G・明成)は切れ味の鋭い動きからパスをさばき、自らも果敢に得点に絡む。インサイドではタフな仕事をこなす#21熊(2年・C)がおり、アウトサイドでは#4渡部(2年・G)や#22飛田(1年・G・取手松陽)と、タレントは抱負だ。そこに#10名塚(2年・F)が内外で貢献する。1試合の中で得点が止まってしまう時間帯が見られるが、そこを我慢するメンタルタフネスもある。どちらが優勝を手にするのか、見逃せない決勝となりそうだ。
写真:拓殖大に勝利し、両手を広げて抱き合う日本大・渡部と名塚。
インサイド勝負で有利な白鴎大が安定した試合運びで勝利
慶應大は持ち味である粘りを出せずに敗退
白鴎大学83(22-21,14-18,24-12,23-21)72慶應義塾大学
準々決勝では自分をコントロールできず暴言を吐いて一発退場となった白鴎大#30アビブ(1年・C・岡山学芸館)。しかし試合後には素直に反省し、謝ったと言う。この試合では最初から冷静に自分の仕事をこなした。序盤にバスケットカウントを獲得し、その後もゴール下で活躍。白鴎大は#65高橋(2年・G)、#22森田(2年・F)らここまで結果を出してきている選手が得点を重ねる。慶應大は#4松谷(2年・F)や#9金子(2年・G)、#15家治(2年・PF)のシュートでついていくが、インサイドを攻めきれず何度もターンオーバーとなってしまう。前半はアウトサイドが入ったためになんとかリードして終えることができたが、アビブ攻略が課題となった。
3Q、慶應大は#7原田(2年・C)がドライブからレイアップにいくもファウルはもらえず。その直後連続ファウルを犯し、5つで退場に。原田がいる間は厳しい中でもアビブにボールを入れられていない瞬間があったが、これで慶應大のインサイドは苦しくなった。#5麻生(2年・F)のリバウンドからのシュートや#4松谷の速攻もあるが、追う展開となった慶應大。佐々木HCが求める「早攻め」の形ができない。白鴎大は#22森田がドライブでファウルをもらい、#30アビブのリバウンドから#32黒川(2年・G)が速攻を出すなど、こちらは反対にやりたいことをやって慶應大に10点のリードをつけた。4Qもアビブの前に慶應大は得点が取れない。ゴール下に攻め込んでもブロックに遭い、中が安定しないためにアウトサイドも入らない。それでも#15家治が気持ちを見せてバスケットカウント、松谷のリバウンドを受けてゴール下を決めるなど、4点差にまで追い上げる。しかし白鴎大も簡単には譲らず#65高橋のシュートが連続で決まり、再び点差を開くと慶應大はそれ以上追い上げられず。白鴎大がトーナメント同様、5位決定戦に進出を決めた。
写真:声を出して最後まで前向きなところを見せた慶應大・家治。
※慶應大・佐々木HCのコメントは「続きを読む」へ。
リバウンドからのセカンドチャンスで大東大が圧倒
国士舘大はルーキーが奮闘もロースコアに苦しむ
国士舘大学57(18-17,7-19,8-22,24-25)83大東文化大学
先制点は国士舘大#13曹(1年・C・北陸)。さらに#12武内(1年・F・埼玉栄)がドライブでバスカンを獲得するなど、国士舘大はルーキーが思いきりのよいプレーを見せる。だが、#13曹が厳しいマークにあうと思うようにリバウンドが取れない。対する大東大は#13小原(2年・F)、#15遠藤(2年・PG)らアウトサイドのメンバーがリバウンドに飛び込み、シュートチャンスを増やしていく。2Qに入ると大東大#37草野(2年・F)のジャンプシュートが高確率で決まり、残り3分45秒には25-34と2桁差に。国士舘大はタイムアウトをとって立て直そうとするが、シュートミスやターンオーバーが続いてしまい、大東大の足踏みを突くことができない。結局大東大が2点を加えて25-36で折り返しとなった。
3Qは開始3分で大東大が6連続得点をあげる。国士舘大は早くも後半1回目のタイムアウトをとり、ゾーンディフェンスを試みるが、すかさず大東大#37草野に3Pを決められてしまい25-45と20点差がつく。この後、国士舘大は#20平田(1年・F・埼玉栄)の3Pシュートで前半終盤から10分近く続いた無得点からやっと抜け出したものの、大東大の勢いは止まらない。#11田中(2年・G)が繰り出す速攻、#13小原の合わせのシュート、#15遠藤のリバウンドシュートなどで畳み掛け、33-58と大量リードを得ることに成功した。
2Q7得点、3Qも8得点にとどまった国士舘大はなんとかオフェンスの形を作りたいが、#7三村(2年・F)の単発になってしまう。4Qは3Pの打ち合いになる中、スタートのメンバーを下げながらもリードを保った大東大が57-83で5位決定戦に進んだ。
写真:ともに北陸高出身のルーキーである大東大・張と国士舘大・曹。張は曹の癖をついて得点を決めた。
※大東大・田中選手、国士舘大・武内選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2009.06.27 (Sat)
【2009新人戦】6/28 最終日試合予定
11:00 慶應義塾大学ー国士舘大学(7位決定戦)
12:40 白鴎大学ー大東文化大学(5位決定戦)
14:20 拓殖大学ー筑波大学(3位決定戦)
16:00 日本大学ー青山学院大学(決勝)
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2009.06.27 (Sat)
【2009新人戦】6/27結果
国士舘大学57(18-17,7-19,8-22,24-25)83大東文化大学
筑波大学71(16-19,17-23,15-29,23-23)94青山学院大学
拓殖大学92(20-21,20-22,30-16,22-34)93日本大学
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2009.06.27 (Sat)
【2009新人戦】6/26レポート
タレント豊富な上位決戦に期待
この日行われた4試合でははっきり上位の実力差が出る内容となった。入学して日の浅い1年生や試合経験が少ない2年生が出場する新人戦は、まだチームとして固まっていない部分が多く、選手個人の能力が勝負を左右しているのがよく見える。バランスのいい日本大、得点力のある拓殖大はそうした部分がはっきり見えた。長谷川監督の指導力で選手を育成する青山学院大も大量得点で力を示す。筑波大は試合経験の少ない選手が多い中で国士舘大に競られたが、最後は抜け出した。残りはあと2つ。頂点を極めるためにはここから先は総合力がものを言うだろう。
写真:日本大は層が厚く、誰が出てきても得点に絡めるのが強み。
速さとバランスの良さを併せ持つ日本大が
慶應大を序盤からリードし、スタメン全員が2桁得点で勝利
慶應義塾大学83(23-35,21-21,22-31,17-18)105日本大学
今回の新人戦で優勝の有力候補である日本大。その一つの理由であるバランスの良さが慶應大を凌駕し、翻弄した。
明治大との対戦ではシュート確率が悪く足が止まってしまうような場面もあったが、この日はゲーム序盤に3Pを決めるとアウトサイドは波に乗った。#8石川(1年・G・明成)が早い展開から慶應大ディフェンスを翻弄すると、簡単にノーマークの選手へパスをさばく。明成時代からのコンビ、#10名塚(2年・F)も「海斗(#8石川)とは本当にやりやすい」と、内外からシュートを決めていく。#22飛田(1年・G・取手松陽)もアウトサイドの確率は高い。かといって外を気にすると今度は石川自身が中に切れ込みレイアップを決める。また、インサイドでも#21熊(2年・C)が力強い1on1で得点。ディフェンスの的を絞りきれない慶應大は1Qで12点の差をつけられた。
2Qも差を開く日本大だが、慶應大も#9金子(2年・G)の3Pで追い上げ、20点差にまで開いた差を9点差にまで押し戻す。しかし2Q最後には#10名塚が3Pを決めて好調を維持。慶應大は後半も必死に粘り、追い上げるポイントはいくつか見せるが、日本大はつけ込ませてくれない。終盤は点差の開いて余裕の日本大は5人全員をチェンジ。それでも余裕で勝利し、準決勝へ進んだ。
写真:石川を起点にした日本大の攻撃は、そう簡単には止められない。今後も勝負を左右するポイントになりそうだ。
※日本大・名塚選手のインタビューは「続きを読む」へ。
国士舘大はシュートが当たらず
3Qにスイッチが入った筑波大がベスト4
筑波大学93(12-13,21-18,30-19,30-23)73国士舘大学
1Qを終了して、12-13。試合は重い立ち上がりとなった。互いにシュートに当たりが来ず、ロースコア。しかし、2Qは一進一退の攻防を繰り広げる。国士舘大は身長202cmの#13曹(1年・C・北陸)の高さを生かしたプレーを中心にオフェンスを展開。また、#10秋山(2年・F)のリバウンドやルーズボールが光って、国士舘大がリードを奪う。対する筑波大は、#15山口が再三シュートを放つもリングを弾かれてしまう。だが、途中出場の#28満留(2年・G)や#34田渡(2年・G)が3Pにジャンプシュートにと繋いでいき、食らいついていく。前半残り1分を切ると、筑波大#34田渡が攻守で活躍。最後は#15山口からのパスを受け、3Pをブザーと同時に沈めて、33-31とリードを奪い返して前半を終了する。
3Q残り5分52秒、#15山口が#28満留の3Pのフォローをしたところから筑波大にスイッチが入る。この後のプレーで、#50梅津(1年・C・青森山田)がパスカット。それを#55賀来(2年・G)に繋いで、そのままフィニッシュでまず1本。間に国士舘大#7三村(2年・F)のジャンプシュートを挟むが、その後は#15山口のシュート、#28満留のスティールからの速攻で約1分半の間に8点を獲得。更に満留のプレーはバスカンとなって、点差は7。国士舘大はたまらずタイムアウト。だが、筑波大は切れない。タイムアウト後は#34田渡が3Pに速攻、#15山口も3Pにようやく当たりが来てここでも一挙8点を荒稼ぎ。国士舘大は立て続けにタイムアウトを取らざるをえない。この後は国士舘大も#13曹のインサイドや#21来栖(1年・G・取手松陽)の3Pなどで盛り返すが、筑波大も#15山口が決め返して譲らない。4Qに入っても流れは筑波大だった。4Qの立ち上がりに#34田渡が国士舘大#13曹のディフェンスをかいくぐってシュートを決めると、それに#15山口が3Pとパスカットからのシュートと続いて、20点を開く。国士舘大は、#13曹のオフェンスに終始。だが、勢いに乗った筑波大を止めることは難しく、最後まで20点差は変わらず。筑波大は最後#13富岡(2年・G)などベンチメンバーも出場させ、余裕の勝利を飾った。
写真:加納のかわりにインサイドを任されているルーキー梅津。
※筑波大・山口選手のインタビューは「続きを読む」へ。
#5辻を中心に得点を重ねた青山学院大が
大東文化大を突き放しベスト4
大東文化大学83(14-20,18-34,24-31,27-25)110青山学院大学
出足は点の取り合いとなった。オフェンスチームである大東文化大は#13小原(2年・F)、#11田中(2年・G)、#15遠藤(2年・PG)といったタレントが早い展開から次々に得点。インサイドの#7今井(2年・C)もディフェンスで粘る。一方の青山学院大は#5辻(2年・SG)を中心にシュートを決めていく。しかしあまりボールが回らず、序盤はもたついた。青学大は#16比江島(1年・GF)を投入し、流れを変えるが1Qは14-20と6点差。2Qになり#5辻の3Pや#16比江島や#11福田(2年・F)のバスカンが連続し、突き放すポイントを作って一気にたたみかけると、32-55と点差を開いて前半を終えた。
後半もこの差は詰まらなかった。大東大は昨年からの課題である単発のオフェンスを繰り返すしかない。だがそれで追い上げを許してくれるほど青学大は甘くはなかった。青学大は結局余裕の戦いでゲームを進め、27点差で勝利。大東大は西尾コーチもユニバーシアードのため不在であり、チームとして十分な準備で挑めているとはいえないが、豊かな能力を持つだけに惜しまれる内容だった。チームとして成長できるかどうかは、今後も大きな課題だ。青学大はユニバーシアードに出発する比江島がこの日最後の出場。それ以外のメンバーで優勝を目指す。
写真:シュートでチームを引っぱる辻。
※青山学院大・比江島選手のインタビューは「続きを読む」へ。
全員リバウンドが勝利への鍵
拓殖大が7年ぶりのベスト4進出
白鴎大学76(12-27,24-21,14-28,26-22)98拓殖大学
拓殖大#26上杉(2年・C)のマッチアップは、白鴎大#30アビブ(1年・C・岡山学芸館)。身長差は10cm。
「お前がファウルするのと、相手に2点取られるなら、お前がファウルする方が重い」
試合前、小野コーチにこう言われたという上杉。序盤はこの上杉の活躍が光る。アビブにボールを持たせず、シュートを打たせない。アビブも上杉のディフェンスにしびれを切らす場面が何度も見られた。こうして、アビブは上杉がしっかりと抑えていた拓殖大。その他では全員がリバウンドに飛び込み、白鴎大にチャンスを与えない。オフェンスでは#99長谷川技(2年・F)が起点となり、そこから#94長谷川智伸(1年・G・福大大濠)が3Pに、パスカットからの速攻にと堂々たるプレーを見せる。また、攻守の切り替えが速く、白鴎大はそれについていくことができない。タイムアウトで立て直しても、すぐに拓殖大がスティールからの速攻に3Pと怒涛のオフェンスを見せ、10点を開く。2Qに入ると白鴎大は#32黒川(2年・G)の3Pや、#65高橋(2年・G)のシュート巻き返しを図る。#30アビブも厳しいディフェンスにあいながら、ゴール下でシュートを沈め、追い上げムードになってきた。だが、残り1分48秒。拓殖大インサイド陣のディフェンスとこれまでのレフェリーの判定に対するフラストレーションが一気に爆発してしまった#30アビブが2つのテクニカルファウルを取られた末、退場処分という判定を下されてしまう。白鴎大はなんとか流れを断ち切ろうと、各選手が積極的にしかけるがシュートに繋がらず。また、高さが無くなったことで、拓殖大に制空権を奪われ、完全にゲームの流れは拓殖大のものになってしまった。
後半に入ると拓殖大はベンチメンバーも使いつつ、余裕の試合展開を見せる。その中でも光ったのが#15八木(2年・F)。インサイドで体を張り、次々とリバウンドをもぎ取る。中では八木。外からは#94長谷川智伸と、バランスよく得点を重ねていく拓殖大。対する白鴎大は3Qは、完全に失速。オフェンスでは#65高橋のシュートが単発に決まるだけで追い上げにはいたらない。しかし、4Qになるとこれまでの流れを吹っ切るかのようにコートの5人が足を使ったディフェンスを仕掛ける。すると、#32黒川や#22森田の3Pが決まり出す。また、インサイドでは#71大野(1年・C・大阪商)が奮闘し、#44小山(2年・G)がルーズボールに飛び込むなど“気持ち”を見せつけた。最後まで諦めない姿勢で必死にコートを駆けた白鴎大だったが拓殖大もベンチメンバーがしっかりと繋ぎ、反撃もここまで。98-76で拓殖大が7年ぶりのベスト4進出を果たした。
写真:アビブ退場のあと、インサイドでふんばりを見せた白鴎大・大野。
※拓殖大・長谷川技選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2009.06.26 (Fri)
【2009新人戦】6/26試合予定
14:40 国士舘大学ー大東文化大学(5~8位決定戦)
16:20 筑波大学ー青山学院大学(準決勝)
18:00 拓殖大学ー日本大学(準決勝)
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2009.06.26 (Fri)
【2009新人戦】6/26結果
慶應義塾大学83(23-35,21-21,22-31,17-18)105日本大学
筑波大学93(12-13,21-18,30-19,30-23)73国士舘大学
大東文化大学83(14-20,18-34,24-31,27-25)110青山学院大学
白鴎大学76(12-27,24-21,14-28,26-22)98拓殖大学
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2009.06.25 (Thu)
【2009新人戦】6/25東海大VS白鴎大
1点差という接戦を制してベスト8に進出!
東海大学69(19-15,18-16,20-22,12-17)70白鴎大学
3連覇を狙う第一シード、東海大はエース満原(2年・C)も陸川監督も今大会は不在だと分かっていた。決して油断していた訳ではない。春から森コーチも就任し、いい雰囲気でトーナメントは準優勝を達成した。しかしこの試合では核となる選手がもうあとわずかに足りなかった。「この1ヶ月で坂本(#16)はすごく成長した。だからそこが中心だった」と#34三浦(2年・SG)は言い、確かに#30アビブ(1年・C・岡山学芸館)に対し攻守ともに果敢だった。しかしインサイドの相殺が予想される分、東海大はもう一つの攻撃オプションを確実にしなければならなかったはずだ。#34三浦、#16坂本、#33狩野(1年・SG・福岡第一)ら3人が2桁得点なるも、勝利のための2点分が白鴎大に及ばなかった。
一方で東海大になかったものを見せたのは白鴎大だ。#32黒川(2年・G)、#22森田真平(2年・F)、#65高橋(2年・G)といったプレイヤーが得点に絡み、勝負どころで決め、アビブがインサイドで締めくくった。最後まであきらめない姿勢が勝利を呼び寄せた。
写真:最後のタイムアウトでハドルを組む白鴎大。「絶対勝つ」という強い気持ちが伝わってきた。
※試合のレポートと白鴎大・高橋選手、森田真平選手、東海大・三浦選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2009.06.25 (Thu)
【2009新人戦】6/24 日本大VS明治大
最後は日本大が粘ってリベンジを果たし、ベスト8へ
日本大学88(17-11,24-14,18-35,29-17)78明治大学
ベスト8をかけたこのカードはある意味“因縁の対決”となった。昨年の新人戦、日本大は篠山(3年・G)ら数多く有力選手を擁しながら、明治大に敗北。また今シーズン、春のトーナメントでも明治大に軍配が上がり、ベスト8入りを逃している。チームの運命を左右する8つの椅子がかかった場面での対決は昨年からこの試合で3度目。日本大としては、今度こそ明治大に一矢報いたいところだ。
前半は完全に日本大ペースで試合は進む。対する明治大は、攻守共に日本大に主導権を握られ、15点ビハインド。だが、3Qになると明治大#19田村(2年・PF)がスパーク。プレーでは、3Q15得点で追い上げのきっかけを作り、コート上で大きな声を張り上げ、チームを鼓舞。この田村のプレーを中心に、明治大は怒涛の追い上げを見せ、一時はリードを奪う。だが、試合終盤にかけては細かなミスが目立った。焦りも見えたが、最後はしっかりと立て直した日本大が2年ぶりのベスト8入り。同時に、昨年の新人戦、春のトーナメントのリベンジを果たす形となった。
写真:大事なリバウンドを奪い、試合の流れを引き戻した日本大・森川。攻守ともに要注目の選手だ。
※試合のレポートと日本大・渡部選手、明治大・田村選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2009.06.25 (Thu)
【2009新人戦】6/25レポート
白鴎大、日本大は接戦を制す
この日はベスト8残りの4つをかけた戦いがあった。昨年ベスト16のため、一つ下からスタートしている日本大は明治大と対戦。奇しくもトーナメントでも同じくベスト16で対戦し、これは明治大が制している。試合は序盤日本大がリードするが、明治大も巻き返し接戦となる。しかし最後は日本大が逃げ切りトーナメントの借りを返す格好となった。
3連覇を目指す東海大は白鴎大と対戦。ユニバーシアードのため陸川監督と満原(2年・C)不在の中、注目はインサイド。しかし#30アビブ(1年・C・岡山学芸館)のみならず白鴎大は#65高橋(2年・G)、#22森田真平(2年・F)らの活躍で劇的な逆転勝利を収めた。東海大の3連覇の夢は潰え、ベスト16で姿を消した。
また、筑波大対中央大は、序盤は中央大がリードするが層の厚さで上回る筑波大に敗れた。青山学院大は國學院大を一蹴してベスト8へ順当に進んだ。
写真:白鴎大勝利の瞬間、黒川や高橋が固く抱き合った。
序盤はパスを回して中央大がリードするも
筑波大の層の厚さの前に敗退
筑波大学109(26-19,34-23,24-27,25-25)94中央大学
「駒が少ない」と、試合後中央大の中島監督がため息をついたが、選手層の厚さやインサイドのサイズでは確かに筑波大が上だった。それでも、試合開始からリズムよく得点した中央大。#14佐藤(1年・G・洛南)のゲームコントロールから#15小野(1年・F・明成)が得点し、リードを得た。しかし筑波大は#55賀来(2年・G)の3Pや#50梅津(1年・C・青森山田)のシュートなどこちらも積極的。1Q後半には盛り返し、リードを奪った。中央大は2Qも形を作って得点し、大きく引き離されないでついていくが、司令塔である#14佐藤が5分で3つ目のファウル。ベンチに下がりコントロールできなくなった間に筑波大が一気にたたみかけた。速攻や3Pで19点のリードとなった筑波大。この点差が後半にも揺るがなかった。中央大は後半#14佐藤も積極的に得点を取りにいき、#16渡邉(1年・F・幕張総合)のアウトサイドも決まり出す。しかし、13点を境にそれ以上詰め寄ることができない。最後まで粘るが#15小野が4Q序盤に5ファウルで退場、それ以上の粘りを見せることはできずにタイムアップ。筑波大がベスト8に進出した。しかし中央大の1年生の活躍も秋以降見逃せないポイントとなりそうだ。
写真:新人戦では主将として田渡がプレーでも引っぱり、チームに指示を出す筑波大。
※中央大・佐藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。
立ち上がりから青学大が圧倒
1年生が多い國學院大は秋以降が楽しみ
國學院大学67(10-38,13-32,23-29,21-38)137青山学院大学
実力差ははっきりしており、開始5分でカタがついた。
立ち上がりから青学大が國學院大を圧倒し、4-24と20点差をつける。この後も、得意の足を使ったプレーで終始余裕の試合運びを見せ、3Q以外は全て30点以上を記録。國學院大を寄せ付けること無く、勝利を飾った。また#16比江島(1年・GF・洛南)もユニバーシアードに出発するまで、まだ出場を続ける。一方の國學院大は、1年生が主力。まだ荒削りな部分が多いが青学大を相手に懸命にコートを駆けた。中でも光っていたのは#13八木橋(1年・C・世田谷学園)。ランニングプレーやリバウンドなどでチームに貢献した。この他、取手松陽から加入した#3牧山(1年・G)と#19松岡(1年・F)コンビ等、成長すれば秋以降には試合に絡んできそうな選手もいる。4年生を中心に今年が勝負の國學院大に、ルーキーが新たな風を吹き込めるか。
写真:試合前に確認を行う青山学院大。#12伊藤(2年・PG)はしっかりしたキャプテンシーを見せている。
※日本大対明治大、東海大対白鴎大は別途掲載します。
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2009.06.25 (Thu)
【2009新人戦】6/26試合予定
13:00 慶應義塾大学ー日本大学
14:40 筑波大学ー国士舘大学
16:20 大東文化大学ー青山学院大学
18:00 白鴎大学ー拓殖大学
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2009.06.25 (Thu)
【2009新人戦】6/25結果
筑波大学109(26-19,34-23,24-27,25-25)94中央大学
國學院大学67(10-38,13-32,23-29,21-38)137青山学院大学
東海大学69(19-15,18-16,20-22,12-17)70白鴎大学
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2009.06.24 (Wed)
【2009新人戦】6/24レポート・代々木第二体育館
慶應大は東洋大の逆襲に遭うも逃げ切り
ベスト8のうち4つの椅子が決まった代々木は、接戦、逆転、波乱ありとなった。だが、下級生主体で組織としても固まっていない新人戦チームにはこうした危うい戦いは毎年つきものである。順当勝ちしたのは拓殖大のみ。大東文化大は順天堂大と最後まで争い、2点差のきわどい勝利。法政大は1Qから下級生中心の国士舘大にリードを許し、一時は同点に引き戻すも最後に引き離されてベスト16で新人戦を終えた。慶應義塾大は初戦同様、格下の東洋大に粘られた。一時は20点にも差を広げたものの、3Qに逆転される失態。しかし4Qに立て直し、最後はしっかりシュートを決めて逃げ切り、ベスト8へと進出した。
写真:ゴール下での存在感は圧倒的だった国士舘大・曹。
前半は互角の戦いとなるが
法政大は後半エンジンがかからず敗退
国士舘大学92(23-18,15-20,25-17,29-19)74法政大学
トーナメントで4位、昨年新人戦も6位と毎回コンスタントに成績を出している法政大。新人戦チームは層こそ薄いが、ウインターカップ優勝経験のある洛南出身者や、昨リーグの3P王#11長谷川(2年・G)など経歴ある選手がチームを引っぱる。しかし昨年の新人戦同様インサイドのサイズ不足が懸念される法政大は、国士舘大の2m、#13曹(1年・C・北陸)の前にリバウンドが取れない。1Qは遅れを取り、2Qには一時逆転するが前半は同点で終えることになった。3Q、#13曹のインサイドで国士舘大が再び盛り返す。法政大の198cm、#17神池(1年・C・土浦日大)にはこれに対応するだけの技術はまだなく、190cmそこそこの#21加藤(1年・CF・洛南)や#41谷口(2年・F)はサイズ不足。頼みの#11長谷川の外角もあまり確率が上がらない。#24神津(2年・F)のシュートで追い上げを見せるものの、法政大らしい爆発力とまではいかない。結局、3Qで差をつけられると法政大は悪い意味で法政らしいプレーを続け、ずるずると4Qも引き離された。国士舘大は難なく点差を広げて勝利。ベスト8へ駒を進めた。
写真:4Qの余裕に国士舘大ベンチは笑顔に。
再三のスティールで追い上げた東洋大
慶應大は終盤気迫のディフェンスが勝利を呼び込む
慶應義塾大学112(35-18,28-24,20-42,29-22)106東洋大学
試合開始からリードしたのは慶應大。#9金子(2年・G)のシュートや、#7原田(2年・C)のゴール下、#4松谷(2年・F)の速攻などで一気にたたみかける。東洋大はアウトサイド中心となるがこれが入らず、1Qはダブルスコアに近い立ち上がり。2Qになると#39荒生(2年・G)が素早い動きでかき回し、連続3Pで追い上げる形を見せる。慶應大はこれに#5麻生(2年・F)のディフェンスで対応させると#9金子が連続3Pで再び突き放し、2Qは21点のリードで終えた。
3Q、引き離されるかと思われた東洋大が途中から盛り返す。#39荒生が慶應大から再三スティールを奪い、#32池田(2年・G)とともに次々に速攻で得点。インサイドでも#4金(2年・C)が慶應大ディフェンスをかいぐぐっていく。慶應大はシュートにつなげられないままターンオーバーを繰り返し、インサイドでは#23清水(1年・F・春日部)が4つ目のファウルに。残り3分間慶應大はノーゴール。一方の東洋大はこのQで42点と驚くべき勢いで追い上げ、#39荒生の3Pで遂に逆転。1点のリードに成功した。
3Q終了後一時コート裏へ入り、気を引き締め直した慶應大。しかし序盤にミスが出ると東洋大が#16岩崎(1年・F・八王子)の連続得点で5点のリードに成功する。しかし慶應大もここから力を見せる。#9金子の速攻や#12春本(2年・F)のリバウンドからのシュートで同点にすると再三東洋大からフリースローを獲得。#9金子、#14松尾(2年・PG)が高い位置から激しいディフェンスをしかけてターンオーバーを奪い、再び東洋大を12点引き離す。しかし、残り2分を切っても東洋大はあきらめなかった。#32池田のシュート、#39荒生の3Pで波に乗ると、#16岩崎が慶應大のスローインをカットしバスケットカウントを獲得。更には落ちたフリースローを#4金がカバーし、残り1分で3点差にまで追い上げる集中力を見せた。しかし残り1分の攻防は慶應大の流れだった。ディフェンスとリバウンドは慶應大。#4松谷が勝負際のリバウンドをもぎ取り、キャプテンとしての責任感を見せ、フリースローもきっちり決めて残り30秒で点差は6。東洋大は#39荒生が3Pを決めるが慶應大は#12春本のシュートで締め、逆転には至らずタイムアップ。慶應大がからくも逃げ切り、ベスト8進出を決めた。
早慶戦後、2週間の準備期間となった慶應大。#4松谷はキャプテンとして意識的に声を出すことを心がけていると言う。「練習からもいいときは盛り上がるけど、悪くなるとダメ。試合にもそれが出てしまっています。今日も初戦のように追いつかれて悪い流れで、逆転までされて。でもガードがディフェンスを頑張ってくれて流れを引き戻せた。そこは良かったと思います。ただ、点差が開いたところでもっと離せなかったのは課題です。そういうときにも集中力を切らさないで、体力や技術的にも向上していかないといけないと思います。悪くなったときに出ている全員やベンチのみんなも勝つ気持ちでいないといけない」。本人はケガで春は試合に出ていないが、最後は大事なリバウンドをもぎ取るなど、気持ちは見える。次は日本大か明治大の勝者が相手となる。「先生や先輩にも練習でやったことしか試合に出ないと言われているので、練習でできているいいところをしっかり試合で発揮していく、それだけです」。
写真:コートで確認を取る慶應大。
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2009.06.24 (Wed)
【2009新人戦】6/24レポート・駒澤屋内球技場
日体大と中央大は接戦から中央大が抜け出す
ベスト16残りの4試合が行われた駒澤屋内球技場。優勝候補の一角である日本大はルーキー#8石川(1年・G・明成)ほか、1年からリーグ戦などで場数を踏んだ選手が多数揃い、注目のチームだ。ゲーム開始から立教大を寄せ付けずに勝利を収め、次は明治大と対戦する。
日体大と中央大の対戦は、接戦となるが、インサイドの層が薄い日体大が次第に引き離された。白鴎大と早稲田大は、#30アビブ(1年・C・岡山学芸館)と#20久保田(2年・C)の見ごたえあるインサイド対決が見られたが、白鴎大のトランジションが早稲田大を凌駕した。白鴎大は次にディフェンディングチャンピオン・東海大と対戦する。そのほか、國學院大は国際武道大に快勝し、次はこれも優勝候補の青山学院大に挑む。
写真:日本大・石川は早い攻撃でゲームを展開。パスだけではなくゴール下へのレイアップなど、果敢に攻める。
3Q終盤の攻防がポイント
中央大は1年生の活躍が光り、初戦突破
中央大学97(19-22,21-19,24-18,33-26)85日本体育大学
前半は日体大リードで試合は進み、2Q半ばには10点差を開く。だが、終盤にかけては中央大ペースに。中央大が10得点を奪う間に、日体大は4点しか取ることが出来ない。前半終了間際には速攻も決められて、40-41の1点差。日体大がなんとかリードを保って前半を終える。
後半は互いに譲らない展開が続く。中央大#16渡邉(1年・F・幕張総合)が、後半開始3分で3P2本を含む10得点を荒稼ぎし、逆転してみせる。しかし、日体大も#12林(1年・G・市立柏)が連続3Pで決め返し、オフェンスの要である#23横江(2年・G)は、中央大のディフェンスを中央突破。再び日体大が逆転に成功し、中央大にタイムアウトを取らせる。この後、中央大は#8田辺(2年・G)のバスカンで同点に持ち込む。このバスカンのファウルは日体大#23横江。3つ目のファウルをコールされた横江はベンチへ。ここが、勝負が切り替わった瞬間だった。中央大はこのバスカンの後に前線から激しいディフェンスを仕掛け、日体大を翻弄。オフェンスでは#14佐藤(1年・G・洛南)のリバウンドシュート、#13入戸野(1年・G・東海大菅生)の鮮やかなアシストから#16渡邉が決める等、1年生の活躍が光り、リードを奪う。また、3Q残り1分半からはゾーンディフェンスを展開。日体大はこれを突破できず、3Q終了時には5点差をつけられてしまう。ここで勢いを掴んだ中央大は、4Qに入っても終始主導権を握った。日体大は流れを引き戻そうと必死にコートを駆けるが、ファウルトラブルも手伝い、なかなか点差が縮まらない。また、中央大#16渡邉はコンスタントに得点を重ねていき、日体大を寄せ付けない。日体大は終盤にかけて#23横江が果敢に1対1を仕掛けるも、得点につながらない。最後は12点差をつけて中央大が勝利した。
写真:得点力もある中央大・佐藤。
ガード不在が響いた早稲田大
内外角バランスの取れた布陣で白鴎大が勝利
早稲田大学61(11-14,21-16,19-16,10-34)80白鴎大学
早稲田大は#14大塚(1年・G・福大大濠)をケガで欠き、ガードらしいガードがコート上にいない状況。「練習から、ボールはみんなで運ぼうという意識でやってきた。その中でも藤原(1年・F・洛南)が運んでいたのは、キープ力があるから」(早稲田大#20久保田)ということで、#91藤原がガードの役割を担い、ゲームはスタート。前半は、白鴎大#30アビブ(1年・C・岡山学芸館)へのディフェンスが光った早稲田大。マッチアップは、高校時代もセネガル人留学生との対決経験がある#20久保田(2年・C)。「ローポストで持たれたら1対1でつける自信はあった。だから、ゴール下まで押し込まれないように守っていた」という久保田の好ディフェンスに対して、アビブは思うように攻められない。だが、#32黒川(2年・G)が要所で得点を重ね、1Qは8得点の活躍でチームを引っ張る。1Qはビハインドで終えた早稲田大だが、2Qの開始2分で#20久保田と#32押見(2年・G)の得点で逆転すると、その後はディフェンスから連続速攻を浴びせ、9点のリードを奪う。この展開に白鴎大は浮き足立つが、終盤になると#80鎌倉(1年・F・東日大昌平)のバスカンや#30アビブのゴール下で2点差まで詰め寄って、前半を終了。
後半の立ち上がりは、リードが何度も入れ替わる展開となる。白鴎大は#30アビブと#32黒川を中心に。早稲田大は#20久保田を起点にオフェンスを展開する。試合が動いたのは、4Q残り7分34秒。白鴎大#30アビブの高さと手の長さを生かしたフックシュートが決まると、ここから試合終了まで白鴎大がリードを保つ。早稲田大は#10相井(1年・F)のアグレッシブなプレーが光るが、白鴎大インサイドの高さに阻まれシュートまで持ち込めない。また、次第にパスが乱れ、チーム全体のオフェンスも単発になり、苦しい展開になってしまう。対する白鴎大は、#65高橋(2年・G)の3Pや#22森田真平(2年・F)のバスカンでリードを広げていく。早稲田大はタイムアウトで立て直しを図りたいが、タイムアウト明けにミスが続いてしまう。そして、残り2分49秒で攻守の要であった#20久保田が流血で退場すると、一気に高さが無くなり、白鴎大に制空権を奪われた。終盤にかけて余裕の試合運びを見せた白鴎大は、#65高橋のブザービーターでフィニッシュ。緒戦突破を果たした。
写真:早稲田大・久保田をかいくぐってシュートを決める白鴎大・アビブ。
※白鴎大・黒川選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2009.06.24 (Wed)
【2009新人戦】6/25試合予定
13:00 日本大学ー明治大学
14:40 筑波大学ー中央大学
16:20 國學院大学ー青山学院大学
18:00 東海大学ー白鴎大学
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2009.06.24 (Wed)
【2009新人戦】6/24結果
拓殖大学107(26-11,25-17,33-14,23-26)68東京成徳大学
大東文化大学80(18-19,18-17,20-26,24-16)78順天堂大学
国士舘大学92(23-18,15-20,25-17,29-19)74法政大学
慶應義塾大学112(35-18,28-24,20-42,29-22)106東洋大学
【駒沢屋内球技場】
aコート
立教大学74(17-28,13-23,25-30,19-23)104日本大学
早稲田大学61(11-14,21-16,19-16,10-34)80白鴎大学
bコート
中央大学97(19-22,21-19,24-18,33-26)85日本体育大学
國學院大学96(25-14,24-10,28-20,19-17)61国際武道大学
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2009.06.23 (Tue)
【2009新人戦】6/23レポート
関東大学新人戦は22日より本戦がスタートした。
1、2年生のみで戦う新人戦は下級生がプレーのみならずチーム運営まで担当し、広い意味で経験を養う場である。選手たちは試合でパフォーマンスを求められるだけではなく、試合の準備や後片付けをこなしながら戦っていくことになる。
本戦は予選から勝ち上がった各校とシード校がベスト16をかけるところから戦いが始まり、大会最高と評価されたルーキーには「新人王」の称号が送られる。この大会が関東の春シーズンの真の締めくくりであり、数年後の大学界を担うであろう選手たちのフレッシュな魅力を堪能したい。
写真:東京成徳大・田中は内外からオフェンスを仕掛ける。トーナメントではダンクも披露していた。その後ろ、ルーキー・ビャンバノフもインサイドプレーで魅せる。
代々木では1部校が100点ゲームを連発
快勝で新人戦をスタート
代々木第二体育館では4試合が行われ、順当にシード校が勝利した。
昨年優勝、3連覇を狙う東海大はユニバーシアード代表に入った満原は今回登録せず、残りの1、2年で新人戦を戦う。それでも、キャプテン#34三浦(2年・SG)が得点では大爆発、ほかのベンチメンバーも伸び伸びとプレーして獨協大に快勝した。昨年2位の青山学院大は、こちらはユニバーシアードメンバーである#16比江島(1年・GF・洛南)を出場させた。ちなみに、新人戦期間中には大会開催地であるセルビアへ向かう。こちらも城西大に大差で圧勝。昨年3位の筑波大はインサイドの要である#99加納(2年・C)が、開始2分で負傷退場。もともと膝を痛めていただけに、今後の出場は微妙なところだが、#34田渡(2年・G)や昨年得点王の#15山口(2年・G)らの頑張りに期待したい。また、明治大も東京農業大に勝利した。
東洋大は関東学院大と接戦の末勝利
神奈川大はエースが負傷、追い上げるが届かず
駒沢屋内球技場では6試合が行われた。玉川大はサイズでは勝る順天堂大相手に、早いトランジションを仕掛け、#5趙(2年・C)にインサイド勝負をさせずリード。後半追いつかれそうになるところも#99菅原(2年・SF)の3Pや#31万代(1年・PG・岡山学芸館)の速攻などで3Qまではリードを保った。しかし、後手に回った順天堂大も4Qにようやく本領を発揮。#5趙のインサイドや#9松本(2年・PF)のシュートで差を開き、玉川大の体力が切れたこともあり最後は13点差で逆転勝利。大東文化大との対戦に駒を進めた。
昨年8位の神奈川大はエース#9大山耕治(2年・G)が試合2日前にケガをするというアクシデントに見舞われた。一方の東京成徳大は#77田中(2年・F)と、#51ビャンバノフ(1年・C・羽黒)が内外から自在に得点し、一気にリード。神奈川大は得点源が不在のまま1Qで大きくつけられた15点差が重荷になった。後半はゾーンとプレスで粘りに粘る。2Qと3Qはまったくの同点。4Q終盤に#6高野(2年・G)のシュートなどで4点差にまで迫るが、最後は届かず。2部時代に6位、3部Aとなっても昨年は8位とベスト8に入ってきたが、ここで惜しくもその流れが途絶えた。
東洋大と関東学院大の戦いは、3Qまで全く分からない接戦だった。常に1、2点の僅差で試合は進み、勝負が動いたのは4Q序盤。東洋大がアウトサイドや#4金(2年・C)が存在感を発揮、次第に関東学院大を突き放して勝利した。大東文化大は試合序盤から江戸川大を圧倒した。元々オフェンス力のある選手が豊富で、インサイドでは#7今井(2年・C)が#34ティモニン(2年・C)に全く仕事をさせなかった。法政大も高い能力を持つ選手たちが初戦をあっさり制した。
慶應義塾大は、オフェンスチームである東京経済大に粘られた。早慶戦後の短い準備期間は毎年課題ではあるが、序盤は早い展開でリード。しかし、1Q終盤に東京経済大は1点差に追い上げると、2Qも粘った。慶應大の得点源である#15家治(2年・PF)をしっかりマークし、簡単にシュートを打たせない。攻めてはオフェンスチームの本領を発揮して慶應大ゴールに何度も切れ込み、レイアップを決める。慶應大はファウルがかさみ、なかなか東京経済大を突き放せないが、3Qに流れをつかみ、差を広げた。4Qには得点の入らない時間帯が長く続いたが、それでも逆点されることなく逃げ切って初戦を突破した。
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2009.06.23 (Tue)
【2009新人戦】6/24試合予定
13:00 拓殖大学ー東京成徳大学
14:40 大東文化大学ー順天堂大学
16:20 国士舘大学ー法政大学
18:00 慶應義塾大学ー東洋大学
【駒沢屋内球技場】
aコート
14:40 立教大学ー日本大学
16:20 早稲田大学ー白鴎大学
bコート
14:40 中央大学ー日本体育大学
16:20 國學院大学ー国際武道大学
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2009.06.23 (Tue)
【2009新人戦】6/23結果
東京農業大学49(12-17,13-23,9-17,15-27)84明治大学
筑波大学117(35-15,26-11,34-14,22-15)55上智大学
城西大学57(9-32,16-29,16-46,16-40)147青山学院大学
東海大学137(29-13,28-10,35-10,45-10)43獨協大学
【駒澤屋内球技場】
aコート
玉川大学77(27-21,25-23,11-22,14-24)90順天堂大学
東京成徳大学70(26-11,14-14,18-18,12-20)63神奈川大学
慶應義塾大学96(21-20,28-23,30-19,17-24)86東京経済大学
bコート
関東学院大学78(21-22,17-18,22-19,18-33)92東洋大学
大東文化大学89(28-16,20-19,18-16,23-14)65江戸川大学
東京学芸大学53(9-29,11-18,7-20,26-32)99法政大学
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2009.06.06 (Sat)
第67回 早慶戦特集サイトを公開
早稲田大が2点差で勝利
劇的なトーナメントから1週間、今年の早慶戦は入場規制を出す盛り上がりとなった。関東トーナメントを東海大との激戦の末に制した慶應大に注目が集まるのはもちろん、昨年は延長戦にまでもつれ込んだ早稲田大が今年もまたドラマを見せるのではないかという期待もあった。
試合はロースコアとなった。1Qこそ慶應大が本来のスタイルを見せてリードしたが、その後は早稲田大のハーフコートに苦しめられた。トーナメントに力を使い果たした後の慶應大と、10日を慶應大のみに費やしてきた早稲田大。異なる条件下でのゲームの流れは徐々に早稲田大に傾く。昨年は不本意なシーズンを過ごした早稲田大に勝利を引き寄せたのは、「泥臭くやれと言われている」(#1東)というように、ボールをひたむきに追い続けた部分だった。ゲーム終盤の大事なルーズボールは、早稲田大が勝った。
4Q終盤に逆転のシュートを決めた早稲田大は、2点差を守りきり勝利。通算34勝33敗と、再びリードを奪い返す結果となった。
写真:優勝杯を高々と掲げる早稲田大・東主将。
※レポート、インタビューは第67回早慶戦特集サイトで公開しています。
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2009.06.06 (Sat)
第67回早慶戦・男子戦展望
新たなドラマを生み出すか
67回目の早慶戦がいよいよ目前に迫った。毎年、会場を早慶のファン、生徒、関係者らが埋め尽くす学生界最大の定期戦。どの大会の雰囲気とも異なる伝統に培われた独特の空気が会場を満たし、お祭り的要素と「絶対に負けられない」という気迫漂うプレーは、例年満員となりただそこにいるだけでも特別な緊張が感じられる戦いだ。近年、早慶両校には九州勢が充実している。福大大濠時代のチームメイトである慶應大#5小林(4年・G/F)、#14酒井(3年・F)、早稲田大#21山田(4年・F)、#20久保田(2年・C)らが今では両校に分かれ、ライバルとしてしのぎを削る。主将の慶應大#4田上(4年・F)も福岡出身、早稲田主将の#1東(4年・PG)は宮崎は延岡学園のキャプテンとして全国制覇も経験している。こうした大学以前からのライバルや幼なじみによる戦いに、他の選手が絡み新しいカラーを作り出しているという面白さもある。当日は代々木でプレーできる数少ない機会に賭けるBチーム戦から始まり、両校OB戦にはプロや実業団でプレーを続ける選手たちも揃う。メインの男子戦以外も楽しみたい。
40年ぶりにトーナメント優勝
それに奢らず淡々と勝負へ向かう慶應大
劇的なトーナメントから1週間、勝負への期待はいやがおうにも高まる。慶應義塾大学は昨年のインカレに続きこのメンバーで2つ目のタイトルを獲得。今この時点で学生界で最も注目を浴びる存在であることは間違いない。しかも早稲田大に対して油断する姿をみじんも見せない。「早稲田に対して本当に油断はないですよ」と、主力の#4田上も#5小林も春から口癖のように言っている。それは昨年延長になったという実際の事例が彼らにそう思わせるのだろうし、全国経験の豊富な人材が揃う早稲田が一つになったとき、ものすごい力を発揮することが分かっているからだ。
ただし、慶應大を引っぱる4年生はこの大きなイベントに対しての思いはそれぞれによって多少違うようだ。「自分としては“早慶戦だから”と、特別に思う部分は少ない。大事な一つの試合として捉えているし、シーズンのどの試合とも取り組み方が違う訳ではない」というのは慶應大・田上。真面目な彼らしいコメントだ。彼は主将としてどの試合に照準を合わせるかというよりも、キャプテンとしてチームをどういう風に形成していくかといったことの方をより真剣に考えている。それとは反対に「慶應に来たことが何よりも自分にとって大きい。慶應に何としても恩返しをしたい」と言う副将の#5小林ら、他の多くの4年生のようにこの早慶戦を何よりも大事にし、楽しみたいと考えている選手たちがいる。田上は「そこは4年生同士が話し合い、チームをいい方向に導く」と言う。この一戦に賭ける選手たちを、主将が引き締めれば慶應大は強い。田上自身はトーナメント決勝でファウルトラブルに陥り、自己反省も多い。今度はキャプテンとして彼が返す気持ちも強いだろう。主将として、個人として見逃せないのが慶應大だ。
「何が何でも勝つ」
コートに立つ責任を果たすために勝利を望む
一方の早稲田大はトーナメントベスト16に終わった。
早慶戦にはトーナメントで順位が下の方だったものが勝つ、というジンクスめいた謂われがあり、実際ここ数年の戦いを見ていくとそういう年が目立つのも確かだ。しかし、そんな考えには惑わされず見ておきたい。インターハイ、全中らの優勝者を始め早稲田大のスタメンは全国の強豪校から集まった選手ばかり。昨年の早慶戦はずっとリードする展開で、慶應大を翻弄した。主将の#1東(4年・G)は言う。「何が何でも勝たなきゃいけない。それは絶対条件。選手たちはみんなの代表でコートに立っている。勝ちたいという思いがなければ、コートに立つ資格はない」。インターハイの頂点を経験している東は勝負に求められるものを分かっている。今期は#7井手(3年・SG)のバックアップとしてコートに登場するが、彼が入ればディフェンスやムードが変わる。「ディフェンスプレッシャー、ガッツ、スムーズな展開を求められている。井手はどちらかというと攻めるタイプ。僕は生かすタイプ。自分が出たら井手が攻めに回るし、僕も開いたら少ない本数の中で打っていく」と、活躍を誓う。
早稲田は今期、倉石監督が指導に当たる。ここ数年激しくコーチが変わる分、選手達もついていくのに必死な面は否めない。けれど、東は「4年生が倉石さんの考えを理解してまず4年生が見せなければ。3年、2年、1年は4年生を見ている。だからしっかりすることが必要」と、トップに立つ責任も見せる。「かっこいいプレーはいらない、泥臭くやることを求められている。周りに何と言われてもいいから、やることをやる」と、こちらもチームを導く主将としての思いを語る。
勝負は、始まってみなければ分からない。トーナメントで優勝した慶應大の練習期間はおよそ3日と、短い。一度結果を出したあとの充実感から再びの戦いへ。プロの選手でも難しいこの切り替えに失敗すると後手を踏むことになるだろう。早稲田大は反対に10日弱の時間を、この戦いにかけることができた。その内容次第で、勝負の行方は変わる。昨年、早慶の勝敗はともに33勝とタイに戻った。どちらがリードするのか、決して譲れない戦いを見届けたい。
写真上:慶應大主将#4田上と早稲田大#1東。ともにキャプテンとして感じていることをコートでいかに表現できるか。
写真中:慶應大#7岩下と早稲田大#20久保田のマッチアップも楽しみの一つ。久保田の出来如何では、岩下も苦戦することになるだろう。
写真下:大濠時代のチームメイト、慶應大#5小林と早稲田大#21山田も4年。どのようなマッチアップを見せてくれるだろうか。
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