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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2009.05.31 (Sun)

【2009トーナメント】5/31 決勝 東海大VS慶應義塾大

息をつかせぬ激闘を制した慶應大が逆転劇で優勝
東海大も粘り、秋シーズンの大学界充実は必至

東海大学93(25-19,21-26,18-24,29-26)95慶應義塾大学
090531keio1_20090604092853.jpg40年ぶりの慶應大と、初進出の東海大。誰もが期待した好カードによる決勝は、最後の一瞬まで分からない勝負となった。

バスケットは瞬時の判断の積み重ねが形作る競技であり、選手も監督も40分という試合時間の間、0コンマ何秒という世界でそれをし続けなければならない。こうしたシビア且つ、勝負の醍醐味を決勝の舞台でこれほど面白く感じさせてくれる試合は、そうそう実現するものではない。

何度となく試合のポイントが積み重なり、リードが入れ替わった戦いは、最後に真っ向勝負からのブロックショットという劇的な幕引きを迎えた。勝負を制したのは慶應大。ミスも多く、反省は多いだろうがそれでも最初のピンチから最後の一瞬まで精神的に揺るがなかったのは、彼らが勝負際で発揮するとてつもない集中力と、ここまで積み上げてきた経験値によるものが大きい。しかし、それに対する東海大もまた、決してあきらめない姿勢を示し続けた。

春の頂上決戦は、単なる好勝負というよりは今シーズンの大学界全体の充実を予測させるとともに、観客の心に強い印象を残すことになった。タレント揃いで強豪チームがひしめく今年、どういうチームが勝者であることがふさわしいか学生王者である慶應大がまず示した。今後更に追われる存在となった彼らがどう戦い、何を見せるかといった楽しみとともに、それに続く他チームのプライドもまた楽しめるシーズンが秋に続く。

※試合のレポートと慶應大・酒井選手、東海大・前村選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2009.05.31 (Sun)

【2009トーナメント】5/31 5位決定戦 白鴎大VS明治大

”やれる”を信じた白鴎大が初ベスト8で5位
明治大は昨年より1つ順位を上げて幕

白鴎大学93(22-27,19-19,30-21,22-16)83明治大学
090531hakuou大会中に「経験」を積んで来た両チームだが、「やれる」を信じて戦い抜いた白鴎大が、明治大を上回った。トランジションの速い青山学院大、高さのある専修大と戦ってきた白鴎大には、余裕があった。この余裕こそ、「経験」から生まれたものである。明治大は、機動力があって、高さのあるチーム。まさに、白鴎大が大会中に経験して来たものを併せ持っているチームだった。

前半はビハインド。だが、後半から#5千葉(4年・C)の気迫溢れるルーズボールやリバウンドが光って、徐々に流れが白鴎大へと傾いていく。明治大も#3金丸英悟(4年・PF)や#20若林(4年・SG)のディフェンスが光って、白鴎大の流れを食い止めるが、3Qに離されるとそのままリードを奪えず。

初ベスト8で5位という成績を残した白鴎大と、昨年の7位から1つ順位をあげた明治大。ともに実りのあるトーナメントになったに違いないだろう。秋のリーグでも戦う両チーム。このトーナメントで得た、「経験」をどう生かしていくのか。非常に楽しみである。

写真:逆転に沸く白鴎大ベンチ。

※試合のレポートと白鴎大・千葉選手、藤江選手、明治大・金丸英悟選手・若林選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2009.05.31 (Sun)

【2009トーナメント】5/31レポート(3位決定戦・7位決定戦)

前半から一転後半に猛ラッシュ
青学大が法政大を突き放し、3位入賞

青山学院大学101(16-19,27-26,37-9,21-26)80法政大学
090531TAKAAKI.jpg3位決定戦のカードは皮肉にも昨年の決勝と同じ顔合わせとなった。ここ数年、立ち上がりから激しいトランジションの猛攻を仕掛け、先行逃げ切りが必勝パターンの青山学院大。しかし、「昨日の負けを引きずってしまった」という#7渡邉(4年・PG)の言葉が表すよう鈍い立ち上がりとなった。

青学大の1Qのスコアはわずか16点。ゾーンディフェンスを仕掛けたり、調子の上がらないスタメンから早い段階で#23湊谷(3年・F)や#27宇田川(3年・F)を起用するも、得意の早いトランジションの展開に持ち込めない。一方の法政大は、青学大のゾーンに対し、ポストを経由してインサイドを攻めたかと思えば、外からは#5神津(4年・C)が3Pと効果的に攻める。2Qに入るとようやく青学大の形が出てくる。#27宇田川が泥臭くティップインで得点すれば、#4小林高晃(4年・SG)のブレイクや速い展開から#23湊谷が3P。しかし法政大にゾーンを攻略され、思うようにブレイクが出ない。法政大は#23信平(4年・F)、#5神津が立て続けに3Pを決めれば、さらに#91落合(4年・PF)のミドル。青学大も湊谷、#5辻(2年・SG)が個人技で反撃を見せるが、法政大は前半終了間際には神津から落合へと経由し#11長谷川(2年・SG)の3Pが炸裂。43-45と法政大のリードで折り返す。

「後半になって向こうの切り替えが良くなって、こっちが対応できなかった」(法政大・#3鈴木)

青学大のトランジションが一気に加速する。青学大は前半とは打って変わり、襲い掛かるようなプレッシャーのゾーンディフェンスを展開。青学大は#7渡邉の逆転の3Pを皮切りに、#32中川(2年・C)、#16比江島(1年・GF・洛南)が速攻。対する法政大は立ち上がりの#5神津の速攻を最後に、なんと6分間で13回もオフェンスを失敗。その間にも青学大の怒涛の攻撃は止まない。#16比江島のブロックから#11福田の速攻や#32中川のアウトサイドで15点差まで開くと、これまで出場時間に恵まれなかった#0橋本(3年・PG)が鬱憤を晴らすかのように爆発。わずか3分間で2本の速攻と3本のアシストに成功。このQ9点と沈黙した法政大は26点もの大量ビハインドを背負ってしまう。法政大は#23信平、#5神津を中心に反撃を試みるも、さすがにこの得点差を覆すには至らず。後半に自分たちのバスケットを取り戻した青学大が、3位入賞を果たした。

写真:小林高晃は今大会通してこれまで通り手堅い姿を見せたが、影響力という部分ではまだ足りない印象が残った。ユニバーシアード候補として、負担も大きいが主将としての働きにはまだまだ期待したい。

※青山学院大・橋本選手、法政大・鈴木選手のインタビューは「続きを読む」へ。


明暗を分けたのは3Qの攻防
拓殖大が全員出場で実りある勝利をあげる

拓殖大学84(15-15,17-21,24-11,28-31)78中央大学
090531nagai7位決定戦は、互いに昨年の主力選手が卒業、新しいカラーを模索するチーム同士の対戦となった。
1Qは15-15の同点。2Qは両チームのルーキーが活躍を見せる。拓殖大は#94長谷川智伸(1年・F・福岡大大濠)がフリースローを獲得したり、速攻で3Pシュートを決めたりとアグレッシブなプレイを披露。一方の中央大も#22小野大貴(1年・F・明成)がドライブや3Pで加点し、譲らない。一進一退の展開となるが、2Q残り2分40秒に中央大#9吉田(3年・F)が3Pシュートを沈め、22-28として中央大が抜け出すかと思われる。しかし、拓殖大#22松崎(3年・G)がすかさず返し、同点に持ち込む。そこから4点を加えた中央大が32-36とわずかにリードして折り返しとなった。
試合が動いたのは3Q5分。中央大・拓殖大ともに足を動かすディフェンスから速攻を狙うが、中央大はミスが相次ぎ、#4小野龍猛(4年・CF)の1on1の後約3分間得点が止まってしまう。その間に拓殖大は#99長谷川技(2年・F)を中心にイージーシュートを重ね、54-47と勢いに乗る。4Qに入っても拓殖大は#42永井(3年・F)・#26上杉(2年・F)が加点し、流れを維持。対する中央大は3Q残り1分、4Q6分にタイムアウトを取るが、オフェンスが3Pシュートに偏ってしまい状況を打開できない。バックコートからのプレスを繰り出すも惜しくもファールとなってしまい、拓殖大にチームファールフリースローを与えてしまう。
残り1分半、拓殖大はにフルメンバーチェンジを行い、ベンチメンバー全員をコートに立たせる。中央大は#12竹原(3年・SF)の3Pなどで意地を見せるが、84-78で拓殖大が逃げ切り7位、中央大が8位となった。

試合展開としては、互いにミスを連続してしまう場面もあったが、それでもやり続ける姿があった。その中で拓殖大は7位と8位との間により大きな違いを見出しており、これが勝因となった。
「このチームにとって勝つことは大きいんです。トーナメントは去年(青学大に敗れベスト32)もその前(8位)も負けているし、ましてやリーグも下との入替戦まで行ってしまった。そういう意味では上位に入るということが大切だし、勝ちたいという気持ちが選手にあったと思います。第一関門の筑波大戦(5回戦)を突破してせっかくベスト8に入れたので、少しでも上位をと思って臨み、最後はバタバタしてしまったけれど全員出られて勝てたのでよかったです」 (拓殖大・池内監督)

写真:中央大・小野をかわしてシュートを決める拓殖大・永井。

※拓殖大・池内監督と中央大・中島コーチのコメント、中央大・浜田選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2009.05.31 (Sun)

【2009トーナメント】最終結果

090531KEIO1.jpg

優勝 慶應義塾大学(40年ぶり5回目)
2位 東海大学
3位 青山学院大学
4位 法政大学
5位 白鴎大学
6位 明治大学
7位 拓殖大学
8位 中央大学


090531MVP.jpg
最優秀選手賞 小林大祐(慶應義塾大学)


090531KANTOU.jpg
敢闘賞    古川孝敏(東海大学)



090531YUSYU.jpg
優秀選手賞  岩下達郎(慶應義塾大学)
       二ノ宮康平(慶應義塾大学)
       満原優樹(東海大学)
       小林高晃(青山学院大学)
       神津祥平(法政大学)



090531KAKUSYOU.jpg
得点王    金丸晃輔(明治大学) 107点
3ポイント王 藤江建典(白鴎大学) 16本
リバウンド王 トゥーレイ・アビブ(白鴎大学) OR21-DR47 TOR68本
アシスト王  二ノ宮康平(慶應義塾大学) 25本



090531MIP.jpg
MIP賞    前村雄大(東海大学)

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2009.05.31 (Sun)

【2009トーナメント】5/31結果

拓殖大学84(15-15,17-21,24-11,28-31)78中央大学
白鴎大学93(22-27,19-19,30-21,22-16)83明治大学
青山学院大学101(16-19,27-26,37-9,21-26)80法政大学
東海大学93(25-19,21-26,18-24,29-26)95慶應義塾大学

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2009.05.31 (Sun)

【2009トーナメント】慶應義塾大VS東海大・決勝の見所

学生チャンピオン慶應大か、新生・東海大か
好敵手による決勝が実現


090530KEIO.jpg決勝は期待を裏切らないカードが実現した。
トーナメントで実力十分のチームが期待通りに勝ち上がるかどうかは、組み合わせの運次第なところがある。だが今年は内容の濃い上位決戦となっている。ここしばらく、「春は春」と言われてきた。それはシーズン最初の大会で仕上がっているチームはまずなく、逆に春がいいと秋シーズンに沈むパターンもちらほら見受けられたからだ。ルーキーがノーマークで打たせてもらえるのも、波乱が起こるのも春ならではの光景だった。しかし、今年は未完成なチーム状態であっても特に上位4つは今年の大学界を代表するシード校が勝ち上がり、意味ある大会となっている。

慶應義塾大と東海大は2006年にインカレの歴史に残る決勝戦を戦ったほか、これまで印象的な試合を数々披露してきた。フルチームでの対戦は昨年のトーナメントのベスト4決めで対戦した。これは慶應大が逆転勝利。また、その前は2007年のリーグ最終週も戦った。この年はどちらも主将ほか、ケガ人を多発した苦難の年だった。より状況が深刻だったのは2部降格となった慶應大だが、その2戦は両方とも慶應大が制している。また、昨年は新人戦でも対戦し、これは東海大が勝利している。

090530TOKAI.jpg昨年3位の慶應大はリベンジを果たし、法政大を下して決勝進出。決勝の舞台は1969年以来40年ぶりとなる。準決勝での法政大戦では遂に本領を発揮した。序盤からリードを奪い、インカレを制したような早いトランジションから速攻を連発して勝負をつけた。逆境から甦ったチームは飛躍的な成長から次の段階に向かうべきところにいる。一つの結果を得ることがまた慶應大に一つの成長をもたらすだろう。また一方、昨年5位の東海大は青学大と激しい接戦を展開し、終盤逆転勝利で決勝に初進出。春からメンタル面では昨年とは格段の違いが見える。全員がバスケットを楽しみ、全員がチームのために献身的になれているのが強みだ。青学戦で見せた粘りが決勝の舞台でも出せればこれもまた優勝するに十分なチームと言える。それゆえに見所は多い。#7岩下(3年・C)と#0満原(2年・C)のインサイド対決、#5小林(4年・G/F)と#24古川(4年・F)のエース対決、#16二ノ宮(3年・G)と#17前村(4年・G)や#5多嶋(3年・G)のガード対決など対応するポジションの戦いほか、身長は190cmにも満たないながら、29日までのリバウンドランキングで1位となっている#14酒井(3年・F)の仕事人ぶりや#7遥(3年・PF)の成長など、見るべきタレントは多い。ともに激しいディフェンスを信条とする懸命さと、「チーム」で戦う団結力で大学界では定評がある学生らしいチームであり、内容の濃い決勝を見せてくれそうだ。

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2009.05.30 (Sat)

【2009トーナメント】5/30 準決勝 青山学院大VS東海大

要所でミスが続いた青学大を
チームで破った東海大が初の決勝進出

青山学院大学80(22-18,21-18,20-20,17-27)83東海大学
090530MAEMURA.jpg「チーム」という言葉がこの試合のキーだ。
試合の約37分を追う展開だった東海大は、ミスが出ても、互いにカバーし合っていた。誰かがミスをしたら、他が次でやり返す。そして、試合中はとにかく声を出し、コミュニケーションを欠かさなかった。逆に、追われる展開だった青学大は、ミスがミスとして完全に確立されてしまう。また、「コミュニケーションが無かった」(青学大・長谷川監督)と特にコート上での会話がなかった自分たちを嘆いた。試合終盤にかけては、この違いが特に顕著に出ていた。

「東海は自分たちに足りないものを持っていた」(青学大#7渡邉)

プレーの面でもそうだが、その他でもまさに東海大は青学大に足りないものを持っていた。それが、「応援」。ベンチも応援団も、常に声を張ってコートの5人を後押しした。点が入れば飛び跳ねて盛り上がり、ミスが出ても「大丈夫、焦るな」と落ち着かせる。少数精鋭を貫かねばならない青学大には、どうにも出来ない問題ではあるが、「やっぱり応援があるのとないのでは、『やってやろう』という気持ちが違う」(青学大・長谷川監督)と吐露した。

まさにチームで勝利を掴んだ東海大は、この大会初の決勝進出。東海大は、「チーム」で優勝を狙いにいくことは間違いない。

写真:勝利の瞬間、主将の前村が両手を挙げてガッツポーズを見せた。

※試合のレポートと東海大・古川選手、青山学院大・小林高晃選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2009.05.30 (Sat)

【2009トーナメント】5/30 準決勝 慶應義塾大VS法政大

鮮やかなトランジションで法政大を翻弄
慶應義塾大が1969年以来の決勝の舞台へ

慶應義塾大学80(23-14,27-15,10-16,20-16)61法政大学
090530sakai1.jpg注目の一戦は慶應大がゲームの序盤から飛ばすことに成功した。勝利のパターンは開始で相手を叩くか、粘り強く最後まであきらめないか。どちらかといえば後者のパターンが多い慶應大だが、前者が成功すれば最後の最後まで粘れる慶應大の方が分がいい。
法政大は3Qで巻き返しをはかったが、大きく慶應大を揺るがすことはない。法政大は最後まで前日の戦いのように粘ってアウトサイドも狙っていくが、試合を左右するような劇的なシュートまでは決まらず、慶應大の前に完敗となった。

これで慶應大が決勝進出を決めた。大会中に調子は少しずつ上がってきている。学生王者としてのプライドがかかった戦いが待つ。

写真:酒井は15得点17リバウンド。今大会は慶應大の要として欠かせない存在となっている。

※試合のレポートと慶應大・田上選手、二ノ宮選手、法政大・今井監督、長谷川選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2009.05.30 (Sat)

【2009トーナメント】5/30レポート

東海大が激しいディフェンスで青山学院大に逆転勝利
慶應義塾大は法政大の持ち味を出させず完勝


090530AOGAKU.jpg春の王者を決める戦いも大詰めとなった。まず順位決定戦は2部同士の拓殖大白鴎大が対戦した。既に頂点を狙えなくなり、ここでモチベーションの切れるチームは多い。試合は最後まで分からない接戦となったが、拓殖大はここまで好調だったガード陣が機能しない。対する白鴎大は競り合いの中から勝機をつかみ、昨日の敗北を感じさせない戦いを見せて拓殖大を下した。もう一つの順位決定戦は散漫な内容となった。明治大は開始から中央大に離され、焦る展開に。結局は下げていた#14金丸晃輔(3年・SG)を使うことになってしまう。最後にはベンチメンバーも出場させて大勝したが、課題の残る内容となった。準決勝、慶應大VS法政大は慶應大が鮮やかなバスケットを展開。慶應大の力の前に法政大は準々決勝のような輝きを見せることができないまま試合終了した。準々決勝のもう一試合、青山学院大東海大は見ごたえある一戦となった。競り合いから一時は青山学院大が抜け出すが、東海大が逆転。青学大は大事な場面でのミスが響き、3点及ばず敗北。2連覇の夢は潰えた。
決勝は慶應義塾大対東海大と決まった。文句のない好カードだ。期待に違わぬ戦いを期待したい。

写真:青山学院大#7渡邉は最後まで大声でチームを鼓舞した。東海大とどちらが決勝に進出しても全く遜色なかったが、惜しくも敗れた。



一進一退の攻防は拓殖大が最後のオフェンスで失敗
粘りの白鴎大が5位決定戦に進出

白鴎大学90(18-18,22-22,27-21,23-26)87拓殖大学
090530hakuo.jpg拓殖大の選手起用はその日調子がいい選手という形になっている。確固たるスタメンというよりは、より自由度の高い選択でゲームに臨む。しかも豊富なガード陣は層が厚く、場面に応じて交代も効く。しかし、そのガード陣がこの日はなかなか機能しなかった。白鴎大は青学大に対する敗北も影響がないかのように、この日も粘り強かった。青学大のプレッシャーに比べれば、拓殖大のそれは弱く、#30アビブ(1年・C・岡山学芸館)もリバウンドに絡む。前半はQごとの点数も全く同じで互角となった。

勝負は3Qに動いた。#00藤江(4年・F)のシュートや#30アビブのシュート、オフェンスリバウンドで流れを作り、開始5分で白鴎大が6点リードに成功。そのまま引き離したいが、拓殖大もそこは意地を見せ、#26上杉(2年・F)のフックや#99長谷川技(2年・F)のうまい働きも光る。だがその長谷川もアビブにブロックを浴び、拓殖大はディフェンスでもファウルトラブルに陥ってしまう。波に乗った白鴎大は3Qをそのまま6点リードで終えることに成功した。

そのまま白鴎大ペースかと思われたが、拓殖大も粘った。調子が上がっていなかった#94長谷川智伸(1年・F・福大大濠)や#6長南(2年・F)の3Pで追い上げる。しかし白鴎大も#65高橋(2年・G/F)が3Pを決め、#5千葉(4年・C)がインサイドで粘り加点。そこに#00藤江の3Pが決まって差を10点とした。拓殖大は残り2分、#99長谷川技が5ファウル退場でピンチ。しかし#94長谷川智伸の3P、#42永井(3年・F)のシュートで3点差に詰め寄るとファウルゲームを仕掛けた。これがうまくいった。白鴎大がフリースローを決めきれないところから追い上げ、残り20秒で90-87の3点差にすることに成功。最後は#22松崎(3年・G)に託された。しかし、1対1を仕掛けたいが、全く形にならず失敗。そのままブザーでタイムアップとなった。ファウルトラブルが響いた拓殖大だが、最後のオフェンスでは周囲の足が動かなかった。一方の白鴎大は粘って5位決定戦へ。至上最高位をかけて明治大と対戦する。

写真:試合中もみんなでアビブにアドバイスを行う。

※白鴎大・アビブ選手のインタビューは「続きを読む」へ。




繋ぎ役の活躍が光った明治大が5位決定戦へ
中央大は反撃の一手が出ず

中央大学66(23-14,14-14,10-27,19-28)83明治大学
090530kanamaru.jpg試合の立ち上がりから、ファウルがかさむ明治大。1Qは中央大にフリースローを与えてしまい、16−6と先行される。だが、残り3分で#14金丸晃輔(3年・SG)、#24岩澤(4年・SG)を投入すると、オフェンスのバリエーションが増える。ゴール下では、#41飯沼(4年・CF)も粘って、チームに貢献。だが、1Qは9点差をつけられて終了する。バリエーションが増えたとはいえ、2Qに入っても明治大のオフェンスはちぐはぐしていた。この理由を「パッシングができなくて、中央のペースに合わせてしまっていた」明治大#24岩澤は語る。中央大は#4小野龍猛(4年・CF)を起点にオフェンスを展開。それに加え、#11恋河内(3年・SG)のジャンプシュートや#5浜田(4年・PG)のドライブなどで加点し、2Q中盤には差を10点にする。明治大はたまらずタイムアウトを請求するが、この後も自身のミスに加え中央大にも粘られて、点差は縮まらない。残り29秒でケガからの復帰を果たした#18岡(4年・F)がシュートを沈めて、大歓声。しかし、前半終了間際の最後のオフェンスセレクションが悪く、得点に繋げられず。37−28で後半へ。

「このまま終わったら、今までの明治と変わらない」(明治大#24岩澤)
ハーフタイムに檄を飛ばされたという明治大は、立ち上がりから足を動かし、ディフェンスで粘る。だが、#3金丸英悟(4年・PF)、#21川崎(4年・F)が立て続けにファウル。川崎に至っては、残り8分38秒で4つめのファウルをコールされベンチへ。ここで明治大が投入したのが#39古瀬(4年・F)だった。「ディフェンスと走ること」を指示されていた古瀬は、それを体現。明治大に勢いをもたらす。足を使える時の明治大は強い。そして、#3金丸英悟がスパーク。内外角から次々とシュートを沈め、中央大を一気に逆転する。中央大はすかさずタイムアウト。しかし、この後も#39古瀬はルーズボールで粘り、#3金丸英悟は3Pを沈める。残り2分9秒で#14金丸晃輔(3年・SG)のシュートで今度は明治大が10点を開く。中央大は、#22小野大貴(1年・F・明成)が合わせのプレーで得点するが、思うように得点は伸びない。4Qに入っても流れは明治大だった。3Qで波に乗ったオフェンスは止められず、中央大を寄せ付けない。対する中央大は、ディフェンスではゾーンプレスを展開し、明治大を翻弄するが、オフェンスでは#12竹原(3年・SF)のシュートが単発に決まるだけで、追い上げまでにはいたらない。最後、明治大はベンチメンバーを全員出場させる余裕を見せて勝利した。

※明治大・古瀬選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※慶應義塾大VS法政大、青山学院大学VS東海大は別途掲載します。

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2009.05.30 (Sat)

【2009トーナメント】5/31最終日試合予定

【代々木第二体育館】
11:00 拓殖大学-中央大学 7位決定戦
12:40 白鴎大学-明治大学 5位決定戦
14:20 青山学院大学-法政大学 3位決定戦
16:00 東海大学-慶應義塾大学 決勝戦

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2009.05.30 (Sat)

【2009トーナメント】5/30結果

白鴎大学90(18-18,22-22,27-21,23-26)87拓殖大学
中央大学66(23-14,14-14,10-27,19-28)83明治大学
慶應義塾大学80(23-14,27-15,10-16,20-16)61法政大学
青山学院大学80(22-18,21-18,20-20,17-27)83東海大学

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2009.05.30 (Sat)

【2009トーナメント】準決勝の見所

いずれ劣らぬ4校から勝ち上がるのはどこか
準決勝は好勝負を期待



準決勝第一試合 慶應義塾大VS法政大
090529KEIO.jpg昨年と同じく、準決勝で再びこの両校が対決することとなった。慶應大は前年、東海大を破って28年ぶりにベスト4へ進出。しかし迎えた準決勝では法政大のペースにはまって力を出せず終わった。しかしその後慶應大がインカレの頂点まで駆け上ったのは周知の通りだ。一方の法政大は決勝進出なるも、青山学院大にはあっさり敗れた。リーグは中盤位、インカレは国士舘大の前にベスト16に終わっている。異なる1年を過ごしてきた両校だが、今年はどちらも勝負の年だ。慶應大は#4田上(4年・F)、#5小林(4年・G/F)を軸に#16二ノ宮(3年・G)、#14酒井(3年・F)、#7岩下(3年・C)の3年トリオが不動のスタメン。一方の法政大は#5神津(4年・C)、#23信平(4年・F)、#91落合(4年・PF)がチームの核だ。いずれも高校、大学を沸かせてきた選手たちであり、実力者揃いの見ごたえある戦いが期待できる。

090529HOSEI.jpg慶應大は早稲田大、中央大を下して勝ち上がった。中央大戦では相手のペースに乗ってしまうような展開となったが、地力の差は明らかだったのも確かで、ここまでは順当と言える。一方の法政大はいつもながらのスロースタート。しかし明治大戦ではそこまでの戦いであまり消耗していなかった分、爆発も大きかった。必要なときに力を出してくるところが一発勝負に強いと言われる由縁だ。慶應大はこの法政大の流れに引きずり込まれないようにしたいところだ。とはいえ、インサイド、アウトサイドとも明治大戦では粘り強かった法政大。自分たちのペースに持ち込みつつ、慶應大を翻弄したいところか。しかし慶應大も1年前とは違う。昨年のような未熟な部分は消え、チームとして成熟しつつある今、法政大に負ける訳にはいかない。どちらにしても簡単な試合ではないだろう。



準決勝第二試合 青山学院大VS東海大
090529AOGAKU.jpgディフェンディングチャンピオン青山学院大と大学屈指のディフェンスチーム東海大。こちらも見逃せない対戦となった。昨年のリーグ戦では1勝1敗。東海大は唯一青学大に1敗をつけたチームであり、こちらもリベンジマッチと言えるだろう。

ユニバーシアード候補に5名もの選手が招集されている青学大。この数を見てもこの学校にどれほどの人材が集まっているかということが分かる。他のチームがついていけないほどのトランジションに加え、近年はベンチ層も厚くなり、6人目、7人目も一級品の選手ばかりだ。春からユニバーシアードの合宿で主力が不在がちの分、細かい連携ではミスも見えるが、手堅い印象はいつも通りだ。2本柱である仕事人#4小林高晃(4年・SG)や#7渡邉(4年・G)が勝負処で仕掛ける1対1も確実性が高く、侮れない。

090529TOKAI.jpg一方の東海大はチームで戦う全員バスケ。新チームはこれまでに増して連帯感を感じさせ、試合内容も好転している。昨年はケガ人が多く、苦しい台所事情で戦いを強いられる場面が目立った。ディフェンスこそ良かったが、オフェンス面ではなかなか点が取れず苦しんだ結果、インカレも不発に終わった。今年はそういった面では随分改善されている。オフ中に下半身から鍛え直し、足がよく動いている上に、パスもよく回るようになった。#0満原(2年・C)のインサイドに加え、#24古川(4年・F)が好調ならこれまで以上の得点がたたき出せるだろう。

両校とも、右ブロックのような激戦はこの大会では経験しなかったが、その分消耗は少なく、人材が豊富なこともあって体力的には十分余裕があるはずだ。激しいディフェンスとオフェンスの応酬が期待され、観る者を釘付けにするだろう。

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2009.05.29 (Fri)

【2009トーナメント】5/29準々決勝 明治大VS法政大

最後の10分での3Pラッシュで勝負有り
明治大は「足」が出ず

明治大学59(17-15,16-19,16-19,10-26)79法政大学
090529kozu2.jpg3Qまでは一進一退。だが、4Qの立ち上がりに法政大が一気に抜け出した。最後の10分まで、法政大の外のシュートは確率が上がってこなかった。それでも、打ち続けた。その結果が、開始3分で15得点に繋がる。ここで明治大は粘れなかった。その理由が疲労だ。機動力の高いディフェンスは、鳴りを潜めてしまっていた。

「最初から、足が動いていないなというのは感じていた」(明治大#3金丸英悟)
「肝心な時に足が動かなくて、ズルズルとやられてしまった」(明治大#19田村)


勝ちたいという気持ちはあった。しかし、日大戦で消耗し尽くした足がついてこなかった。法政大の勢いを止められなかった明治大はベスト4の壁を破れず、順位決定戦に回ることとなった。対する法政大は、2年連続でベスト4進出を果たす。

「いつもと変わらず法政らしさを出して、『今年の法政は違うぞ』と少しでも思わせたい。優勝して、周りにもう何も言わせない」(法政大#23信平)

法政大は、昨年に引き続き、決勝の切符を懸けて慶應義塾大との一戦を迎える。

写真:大事なレイアップを決めた鈴木を、神津が抱え込むように抱き寄せた。

※法政大・神津選手、落合選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2009.05.29 (Fri)

【2009トーナメント】5/29慶應義塾大VS中央大

前半は中央大にペースを握られるも後半は慶應大のゲーム
岩下のファウルトラブルも響かずベスト4へ

慶應義塾大学93(21-29,27-15,19-16,26-18)78中央大学
090529sakai.jpgインカレを制したメンバーが残る慶應大と、#4小野龍猛(4年・C)以外は経験の浅い選手が多い中央大。一見したところでは慶應大が有利に見える。しかし小野というたった1人の選手の存在が、試合のペースを作ることになった。

走りたい慶應大だが、中央大ペースにはまり鈍い試合展開となった。慶應大は#7岩下(3年・C)がファウルトラブルとなり、一瞬ひやりとさせるが#20家治(2年・F)ら控え選手がこれをカバー。前半に逆転すると、後半は追いつかせることなく逃げ切った。実力的には順当にベスト8に進出。慶應大は追う展開でも逆転できる力があるとはいえ、ここから先の戦いはこれまで以上にレベルが上がる。相手に合わせるような試合をすれば再び準決勝で跳ね返されることになるだろう。法政大相手に昨年の悔しさを晴らせるか、次の一戦は見逃せない。

写真:#14酒井、そして#16二ノ宮らの働きあってゲームが好転した。

※試合のレポートと慶應大・小林選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2009.05.29 (Fri)

【2009トーナメント】5/29レポート

法政大が接戦からペースをつかみ、明治大を下す
ここより先は真のハイレベルな戦いに


大会も大詰め、ベスト4が確定した。青山学院大白鴎大を一蹴、慶應大は追う展開から終盤集中力の切れた中央大を引き離した。東海大は序盤拓殖大のゾーンにはまるが、アップした攻撃力で振り切る。注目の明治大法政大は、終始接戦を展開したものの、ペースは法政大。明治大は前日の日大戦で使い果たしたものが大きすぎた。
残すところあと2つとなり、試合の内容はその前日までとは別世界のレベルに入る。大きな波乱はなく、残った4校はどれもレベルの高い1部の実力校であり、カラーもはっきりしている。最後まで見逃せない好勝負が期待できそうだ。



前半は拓殖大のゾーンに苦しむが
要所で決まった3Pとリバウンドが光った東海大が勝利

東海大学82(20-22,26-16,17-17,19-13)68拓殖大学
090529mituhara.jpg前半は、拓殖大のゾーンディフェンスが光る。
試合の立ち上がりからゾーンディフェンスを仕掛けた拓殖大は、東海大を簡単に攻めさせない。だが、オフェンスではミスが続いて、得点がなかなか伸びてこない。逆に、東海大に連続でスティールからの速攻を許すなど、もったいない場面が多く見られた。1Q中盤になると#22松崎(3年・G)のシュートを皮切りに、#99長谷川技(2年・F)のミスマッチをついたプレーなどで加点していき、互角の展開に持ち込む。2Qでは、ルーキー#94長谷川智伸(1年・G・福大大濠)の3Pも光って、リードを奪う。東海大も#0満原(2年・C)を中心に得点を重ね、なんとか食らいついていく。試合が動いたのは、2Qの残り5分台のことだった。まず、残り5分14秒で東海大#5多嶋(3年・PG)が拓殖大#94長谷川智伸からボールを奪うと、長谷川はそれを止めに体を張る。するとこれがアンスポーツマンライクファウルになり、東海大に2本のフリースローが与えられる。多嶋が1投しか決められないが、ここから東海大が勢いに乗る。まずは、拓殖大を揺さぶって#46大塚(4年・SF)が3Pを沈めると、#5多嶋が再びスティール。今度はシュートへ繋ぐ。拓殖大もすかさず#26上杉(2年・F)が決め返すが、東海大は#46大塚が2本目の3Pを沈めて、逆転に成功する。東海大はその後も#46大塚がダメ押しの3Pを決めると、それに#17前村(4年・PG)、#24古川(4年・SF)も3Pで続き、拓殖大を一気に突き放し、8点差をつけて前半を終了。

後半に入ると、東海大のリバウンドが光る。#7遥(3年・PF)に加え、身長176cmの#17前村が抜群の跳躍力を生かして、拓殖大から次々とボールを奪う。リバウンドを取られ、流れを作れない拓殖大は、オフェンスがちぐはぐしてしまい、東海大にリードを広げられてしまう。それでも、4Qに入ると#22松崎の3Pや#20簗瀬(4年・F)の好ディフェンスなどで6点差まで詰め寄るが、東海大は#0満原が3連続得点でやり返す。また、リバウンドも完全に#7遥が制して、反撃の芽を摘む。拓殖大は最後まで諦めずにコートを駆けるが、要所で得点を決め、制空権をものにした東海大が82点を奪って勝利。ベスト4へと名乗りを上げた。

写真:満原の安定感あるインサイドが東海大の強み。

※東海大・遥選手のインタビューは「続きを読む」へ。



青学大が力の差を見せつけて白鴎大に完全勝利
2連覇に向けてあと2つ

青山学院大学98(23-14,21-7,31-17,23-22)60白鴎大学
090529fujie.jpg白鴎大の斎藤監督が「目指してきたものが違う。うちはベスト8、青学は優勝」と語ったが、それは無理からぬことだろう。選手層、体の鍛え方、バスケットの質とどれをとっても確かに青学大の方が上なことは確かだ。試合開始から青学大は一気にトップスピードで仕掛け、次々と白鴎大のゴールネットを揺らす。守っては#30アビブ(1年・C・岡山学芸館)にリバウンドを取らせず、専修戦では活躍した#10田中(3年・G)や白鴎大のエースである#00藤江(4年・F)にも簡単にシュートを打たせない。青学大の勢いの前にらしさを出せない白鴎大は一気に水をあけられた。攻め手のない白鴎大はこうなっては#00藤江の1対1に賭けるしかない。ディフェンスが甘い場面ではあっさり決めるさすがの能力を見せるが、もちろんそこは分かっている青学大は早いディフェンスの寄りでそれを防ぐ。2Q最後には#7渡邉(4年・G)がここまでと同じように1対1から鮮やかなブザービーターを沈め、白鴎大を黙らせる。前半で勝負はあった。

後半、ベンチメンバーを出しての戦いとなった青学大。少しゆるんだ部分で#30アビブが2本のダンクを豪快に決める。しかし青学大も#16比江島(1年・GF・洛南)がゴール下の競り合いを強引にダンクに持ち込む高い能力を見せつけ、こちらも観客の度肝を抜く。白鴎大は#65高橋(2年・G/F)が声を出し、チームを鼓舞する。アビブも次第に慣れたか、ボールに絡む部分は多くなる。終始青学大が押す試合だったが、結果的に100点まではいかず、白鴎大は60点を取ることに成功した。これで青学大は順当にベスト4に進出。白鴎大は健闘したが及ばなかった。しかし希望も大きい。#30アビブは高さでは負けておらず、リバウンドはボールが手に触れている。つかみきれない部分で技術的に甘いが、秋のリーグまでにはまだまだレベルアップが可能だ。激戦が予想される2部でまた注目のチームが一つ増えた。

写真:藤江に集まるディフェンス。これを突破するのは厳しかった。

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2009.05.29 (Fri)

【2009トーナメント】5/30試合予定

13:00 白鴎大学-拓殖大学 5~8位決定戦
14:40 中央大学-明治大学 5~8位決定戦
16:20 慶應義塾大学-法政大学 準決勝
18:00 青山学院大学-東海大学 準決勝

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2009.05.29 (Fri)

【2009トーナメント】5/29結果

東海大学82(20-22,26-16,17-17,19-13)68拓殖大学
慶應義塾大学93(21-29,27-15,19-16,26-18)78中央大学
明治大学59(17-15,16-19,16-19,10-26)79法政大学
青山学院大学98(23-14,21-7,31-17,23-22)60白鴎大学

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2009.05.28 (Thu)

【2009トーナメント】5/28明治大VS日本大

息詰まる攻防を制したのは明治大
日本大は2年連続でベスト8を逃す

明治大学85(21-19,15-19,23-20,26-23)81日本大学
090528meiji.jpg「激闘」
まさにその言葉通りの試合となった。
40分間のうち約30分は、点差は5点を行き来。「やられたらやり返す」という状況が続いた。緊張が続く試合展開はそれが切れた方が負けるが、この試合では最後の最後まで緊張感を保ったまま、試合終了のブザーを迎えることとなった。

明確な差は無かったと言っていい。だが、最終的に違いが出た部分は、リバウンドとオフェンスのセレクションだったか。
「リバウンドを取らなければ、セカンドチャンスでやられてしまう。これをやられないようにという意識を高く持ってやった結果です」(明治大#21川崎)
いつもは#3金丸英悟(4年・PF)に頼り切りだったリバウンドも、この試合は全員で飛び込んでみせ、チームで47本。日本大より14本も多くもぎ取った。日本大は中村(4年・C)1人に負担がかかったが、機動力の高い明治大のインサイド陣に対抗するには、パワータイプの中村1人では厳しい。また、ケガ人が復帰したばかりの日本大が「チーム」としてのバスケットをするにはまだ時間がかかる。「終盤は自分でピックして決めるつもりだった」という#7篠山の言葉がそれを象徴する。タレント揃いの上、昨年から2部の激戦でもまれ、インカレでの経験を積んだ明治大が勝負を制したのはある意味必然ともいえる結果だった。

激闘を制した明治大は、ベスト4を懸け、法政大との一戦を迎える。

写真:勝利が決まった瞬間、金丸晃輔も手を挙げ喜んだ。


※試合のレポートと明治大・岩澤選手、日本大・篠山選手、種市選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2009.05.28 (Thu)

【2009トーナメント】5/28レポート

最後まで分からない激闘を制したのは明治大
日本大は昨年と同じくベスト16で敗退


090528abiv.jpg戦いはベスト8残りの4つの椅子の争いとなった。中央大順天堂大は立ち上がりに勢いを持てない中央大がもたついたが、順天堂大も得点が伸びず、中央大に引き離された。順天堂大はゾーンを出したのも後半になってからと、戦い方がはっきりしないままの内容だった。東海大国士舘大は立ち上がりこそ互角だったが、#4吉満(4年・G)が負傷して下がると東海大が一気に国士舘大を圧倒した。白鴎大は粘って後半盛り返し、初の8強入り。下級生メインの専修大はまだチームの形がなく、ベスト16での敗退となった。この日のハイライトは明治大日本大。ともに今年を象徴するタレントが揃うチームだが、ケガから復帰まもない選手が多い日本大の方が分が悪かった。#7篠山「5人の絡みが足りていない」と言うように、ようやく揃った主力がチームとしてレベルアップをはかっていくのはこれからとなろう。日本大はこれで2年連続のベスト16で姿を消すこととなった。

写真:白鴎大・アビブのダンク。勝利が決まった瞬間、誰よりも高く飛び上がって喜んでいた。


粘って後半に逆転した白鴎大が初のベスト8
専修大はルーキーの成長がカギ

白鴎大学70(13-26,20-8,20-15,17-15)64専修大学
090528tanaka.jpg序盤は専修大が押した。専修大は#4高橋(1年・G・能代工)、#33館山(1年・G・能代工)、#91太田(2年・F)といった下級生がメインで戦い、この試合では#0堤(4年・G)はベンチ入りしなかった。注目はインサイドの専修大#20張(3年・C)と白鴎大#30アビブ(1年・C・岡山学芸館)。しかし、力強さで張が上回った。粘ってオフェンスリバウンドをもぎ取る張をアビブは止めることができない。バスカン、3Pと1Qは張にいいように活躍されてしまう。また、斎藤監督が#5千葉(4年・C)に「中へ行け」と指示を飛ばすが、198cmの#20張や197cmの#91太田、189cmの#33館山など、サイズ的に大きい専修大の前に白鴎大はなかなか勝負を仕掛けられない。1Qは13-26とダブルスコアで専修大がリードした。しかし、2Qに徐々に白鴎大の調子が上がってくる。#30アビブがリバウンドからシュートを決めると、#32黒川(2年・G)がスティールから速攻を出し、パスを回して#10田中(4年・G)が3Pを決めると点差は1と一気に追いついた。専修大は#33館山がアウトサイドを放ち、3Pもファウルを獲得。#20張のシュートなどでなんとか2Qはリードのまま終えた。
勝負は3Qだった。接戦となった中、白鴎大は#5千葉がインサイドで、アウトサイドでは#10田中が得点。#30アビブが3つ目のファウルを犯すが、#88サインバヤル(4年・C)がこれをカバーしオフェンスリバウンドから得点すると、応援団も大声援。個人技の専修大も離されないが、白鴎大はディフェンスのゆるい専修大からフリーを作ってシュートを打たせるほか、#00藤江(4年・C)が個人技で連続得点し、さらに#5千葉が得たフリースローを決めると3Qを4点リードで終えることに成功した。4Qもそのまま勢いは白鴎大に。エース藤江のスイッチが完全に入り、アグレッシブに攻め立てると、#10田中が好調なタッチを持続して3Pを沈め、さらには速攻から#30アビブのダンクが炸裂。この序盤で勝負は決まった。下級生主体で、オフェンスの形ができない専修大ではこの悪い状況を建て直す術はない。そのまま白鴎大が押し切り、初の8強入りを決めた。

写真:田中も粘り強くアウトサイドを決め、勝利に貢献した。

※白鴎大・千葉選手のインタビューは「続きを読む」へ。



東海大が国士舘大を圧倒しベスト8へ
攻撃力・守備力ともに不安なし

東海大学98(29-18,19-13,25-18,25-16)65国士舘大学
090528ma.jpg駒澤大には圧勝した国士舘大だが、さすがにベスト8がけとなるとそう簡単にはいかなかった。守備力に定評ある東海大に対し、国士舘大は#13馬(3年・C)が要。序盤こそそこで点を取ったが、他ではなかなか攻め手がない。ゲームをコントロールする#4吉満(4年・G)がドライブを仕掛けていくが、これが仇になった。守りに遭い、ゴール下へ転がった吉満は足を負傷、ベンチへ下がらざるを得なくなる。この時点で国士舘大にはかなり厳しくなってしまった。#17三村(2年・F)のドライブ、#13馬の3Pなどでなんとか食らいつくが東海大は激しいディフェンスから国士舘大を攻め立てる。広がっていく差に、2Qには下がった吉満も再びコートに戻るが、やはり足の状態が悪くプレーを続けることができない。結局このまま東海大が一気に押し切り、国士舘大を下した。主力交代の厳しさをまざまざと味わうこととなった国士舘大。試合経験の少ない選手も多く、ここからの努力が問われる。東海大は拓殖大との戦いへ。ここ数年対戦したことがなく、「有る意味不気味」という印象を抱いているようだ。拓殖大の勢いあるオフェンスか、東海大の激しいディフェンスか。見所のある一戦となりそうだ。

写真:国士舘大は馬も健闘したが、東海大の高さと層の厚さの前には苦戦した。

※明治大対日本大は別途掲載します。

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2009.05.28 (Thu)

【2009トーナメント】5/29試合予定

【代々木第二体育館】

準々決勝
13:00 東海大学-拓殖大学
14:40 慶應義塾大学-中央大学
16:20 明治大学-法政大学
18:00 青山学院大学-白鴎大学

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2009.05.28 (Thu)

【2009トーナメント】5/28結果

白鴎大学70(13-26,20-8,20-15,17-15)64専修大学
中央大学74(13-14,26-8,21-12,14-20)54順天堂大学
東海大学98(29-18,19-13,25-18,25-16)65国士舘大学
明治大学85(21-19,15-19,23-20,26-23)81日本大学

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2009.05.27 (Wed)

【2009トーナメント】5/27レポート・代々木第二体育館

代々木ではベスト8のうち4枠が確定
日体大は青学大相手に前半リードと粘る好プレーで健闘


090527KARINO.jpg昨年組み合わせにも恵まれ、またゾーンで代々木を沸かせて8位と健闘した順天堂大。玉川大を破った4部の東京学芸大がこれに挑んだが、序盤から差を見せつけられる格好となった。順天堂大は大差で勝ち、再びのベスト8入りをかけて中央大に挑む。東海大と対戦した江戸川大は#34ユーリー(2年・C)の動向が注目されたが、ほとんど出番はなし。サイズ・速さで上回る東海大が一気に差をつけるとそのまま江戸川大を一蹴した。東海大は駒澤大を破った国士舘大とベスト8をかけた戦いが待つ。

ベスト8決めでは第3シードの慶應義塾大早稲田大と対戦。次週が本番となる早慶戦の相手に対し終始リードした形で試合を終えた。筑波大を破った拓殖大は、國學院大と対戦。前日の勢いのままいきたいところだが粘る國學院相手に大差をつけることができずもどかしい内容。しかしベスト8入りを決めた。第2シード法政大神奈川大に序盤差をあけられる展開に。立ち上がりに一気に神奈川大が得点し、12-0まで開く。神奈川大・#2綿貫「乗らない間につけ込みたい」と前日語っていた通りとなり、前半は接戦となるが3Qに得点が止まると、一気に法政大に引き離された。「綿貫にフェイス(ガード)をされては」と幸嶋監督が悔しがったが、やはり更なる周囲の成長が神奈川大の未来を左右しそうだ。日体大は前半アグレッシブに青学大を攻め立てたが、後半ゾーン攻略ができずに離された。しかし、秋以降を楽しみにさせる内容となった。

写真:東海大は注目のルーキー狩野(SG・福岡第一)も登場。コートでよく声を出し、チームをもり立てた。



國學院大の4年生が粘るが勝負処は拓殖大
逃げ切ってベスト8へ進出

國學院大学70(16-17,17-23,18-22,19-21)83拓殖大学
090527SDENDA.jpg筑波大を破った勢いそのままに、一気に拓殖大が突き放すかに見えた試合だったが内容は終始國學院大に粘られた。1Qは互角。國學院大は#41傳田(4年・F)のファウルが込むが、#24村田(3年・F)や#33杉本(3年・G)のバスカンもあり、拓殖大も思うようにアウトサイドが決まらず突き放せない。しかし2Qになって#26上杉(2年・F)がインサイドでバスカンを獲得すると、#22松崎(3年・G)が中央突破でドライブを決め、#94長谷川(1年・F・福大大濠)の3Pが続いて7点差をつけ、ようやく拓殖大らしくなる。國學院大はなんとか追いつきたいが、開いてしまった10点をなかなか埋められない。しかし4Qに入り#70大熊(4年・F)の3P、#14粟根(4年・F)のシュート、#41傳田がスティールから速攻を決めると勢いが出てくる。#14粟根が獲得したフリースローで60-64まで詰めより、逆転したい國學院だったが拓殖大も#26上杉、#22松崎、#94長谷川と続き再び10点引き離した。最後まで粘る國學院大は残り4分、#33杉本の3Pが出ると#14粟根、#41傳田と続いて6点差まで追い上げるが、最後は及ばずタイムアップ。拓殖大がベスト8へ進んだ。
敗れた國學院大は#4田中(4年・G)を含め、主力は4年生。昨年は2部入れ替え戦で涙を呑んだが、今年は勝負の年だ。傳田、粟根、大熊といった選手は得点力もあり、期待できるが課題はインサイドか。リーグ戦に向けて、ここも期待がかかるチームだ。

写真:國學院はユニホームが変わった。#41傳田ら4年が粘ったが一歩及ばなかった。



早慶戦の前哨戦はまずは慶應大が勝利
ここから更なるレベルアップを目指す

慶應義塾大学89(31-17,19-16,23-12,16-20)65早稲田大学
090527NINOMIYA.jpg「早稲田に対しては全く油断はしていない」。
慶應大のどの選手に聞いても答えはそう返ってくる。たった1年でついてしまったチームの格差は傍目には大きなものだが、当事者の両校にとってはあまり関係のない話だ。試合は序盤から慶應大がリードした。#14酒井(3年・F)の3Pに始まり、#7岩下(3年・C)、#4田上(4年・F)のオフェンスリバウンドからのシュート、#16二ノ宮(3年・G)がドライブから鮮やかにレイアップを決めると開始3分で点差は10。早稲田大はオフェンスの要である#00金井(3年・F)が機能せずベンチへ。#20久保田(2年・C)がミドルシュートで食らいつくが、差は縮まらない。しかしベンチから入った#1東(4年・PG)がディフェンスで粘りを見せると、#16二ノ宮も簡単にはボールを回せない部分も見える。試合は終始リードを守った慶應大が制したが、それぞれに課題がある。「泥臭くやることを求められている。戦術はそれから」(早稲田大・東)というように、早稲田大は早慶戦までの10日弱で技術よりもチームの気持ちを高めることが重要だろう。慶應大は二ノ宮も復帰したばかり。岩下や酒井はユニバーシアードの練習でチームを離れていた期間もあり、スタメンでの練習は足りているとは言えない。「インカレのような状態にはまだ来ていない」(慶應大・二ノ宮)と言うように、チームとしての錬成度をまだまだ高める必要がある。まずは今年最初の頂点を目指す慶應大と、早慶戦に向かっていく早稲田大。2つの見所を持つ戦いとなった。
慶應大はこれでベスト8。1日をおき、次はベスト4をかけて中央大か順天堂大と対戦する。中央大は初戦は良くなかったが、#4小野(4年・C)次第のチーム。決して油断はできない。

写真:レイアップにいく二ノ宮を、東が押さえにいく。


前半は鮮やかな連携と足で日体大リード
しかし後半はゾーンで青学が守りきり、ベスト8へ

青山学院大学96(22-23,19-21,29-15,26-19)78日本体育大学
090527BABA.jpg昨年の入れ替え戦で見せた日体大の粘りと気持ち。今シーズンの日体大にはっきりと見えるのはその部分だ。さしてメンバーが替わった訳ではない。しかし、取り組みと気持ちが違えばこうも変わるものかと感じさせる試合内容だった。
序盤は互角の立ち上がり。ベンチで「走るぞ!」と声が上がった日体大は#1馬場(4年・G)、#3八坂(4年・G)、#12堀田(4年・G)の3ガードらが素早いボール回しから青学大のディフェンスを振り切るとあっさりとシュートを決める。青学大も#4小林高晃(4年・SG)の3P、#7渡邉(4年・G)らが返すが、日体大のディフェンスも激しく、自慢の足を簡単には出せない。終始リードが入れ替わる展開となったが、前半は日体大の方が勢いがあった。青学ディフェンスの裏をかくパス回しからのシュートや、#1馬場(4年・G)が目の覚めるような華麗なダブルクラッチを決めるとどよめきが上がり、#83増田(1年・F・東海大四)は#23湊谷(3年・F)から2連続でチャージングを奪う上手い働き。#6宮村(4年・F)、#24于(3年・F)のファウルが嵩んだのが痛いが、前半は3点リードで終えた。
走り合いで互角となり、青学大は後半ゾーンを繰り出した。すると日体大はこれに完全に捕まってしまう。#24于、#6宮村がともにファウル4となり、インサイドで苦しくなるとますますゾーンが崩せない。その間に青学大はじわじわ引き離し始め、3Q終了ブザーとともに#7渡邉が3Pを沈めると70-59と青学大がリードを決定づけた。4Qもそのまま差が縮まることはなく、青学大がベスト8。しかし日体大の変化は確実に見えている。昨年同様今期の2部リーグも熾烈な戦いが予想される。また、青学大は5人がユニバーシアード候補ということで、やはりチームとしての完成度はまだまだだ。速攻が思うように出ておらずどちらかと言うと1on1も目立つ。能力的には豪華な顔ぶれだけに簡単に敗れることは考えられないが、2連覇なるかどうかこの後もどう戦っていくか注目したい。

写真:#1馬場は2軍A班から昇格。昨年は2軍以下且つ3年以下の大会である「GRLZZLY BOWL」で最優秀選手にも選ばれている。日体大で通称“下班”と呼ばれる2軍以下から昇格するのは滅多にない事例であり、高い個人技で青学を翻弄した。

※東海大・前村選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2009.05.27 (Wed)

【2009トーナメント】5/27 日本大VS関東学院大 駒澤屋内球技場

残り29秒の攻撃が明暗を分ける
関学大の猛追を振り切った日本大が初戦突破


関東学院大学72(21-15,8-21,28-24,15-16)76日本大学
日本大の初戦は、大学バスケ界に衝撃を与えた#1パプ(3年・C)を擁する関東学院大。しかし、関学大はパプだけではない。下級生の頃から司令塔を任されている#45尾崎(4年・4年・G)、シュートの上手い#31原田(3年・G)や#32(2年・F)前田も決して侮ってはいけない選手だ。この試合でも、パプに頼り切りということはなく、常に回りが動いてチャンスを狙っていた。2Qは8点と失速したが、終盤は接戦へと持ち込んだ。しかし、最後は若さを露呈し、あと一歩及ばず。ベスト8の挑戦権を逃した。

対する日本大は、ミスが目立った試合だった。だが、要所でシュートを決めてくるところはさすが。また、「相手センターをどう守るかを徹底的に練習して来た」という#5中村(4年・C)の体の張ったプレーも勝利に貢献したと言っていいだろう。日本大が勝利したことで、激戦区のDブロックのベスト8を懸けた戦いは、日本大と明治大の一戦となった。日本大が気の抜けない試合をどう戦っていくかに注目である。

※ゲームレポートと日本大・中村選手、関学大・尾崎選手のコメントは「続きを読む」へ。

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EDIT  |  23:27  |  2009トーナメント  |  Top↑

2009.05.27 (Wed)

【2009トーナメント】5/27レポート・駒澤屋内球技場

アップセットまであと一歩だった関学大は4点差で敗北
リベンジ成った国士舘大はベスト8を懸けて東海大に挑む


駒澤屋内球技場では6試合が行われた。
この日、最も注目の集まったカードは日本大関東学院大。1Qは関学大が先行するが、2Qに入ると失速。その間にリードを広げる日本大だが、終盤にかけて関学大も粘り、最後は1点を争う展開に。残り29秒での1プレーが明暗を分けたこの試合は、日本大が4点差で逃げ切った。これで日本大は、ベスト8を懸けて明治大と戦うこととなった。明治大#3金丸英悟は日本大戦へ向けて、「京王電鉄杯のときはやられてしまったので、勝ちたい。次に繋げるために、勝ち方にもこだわっていきたい」と抱負を語った。どちらがベスト8に名乗りを上げるのか、注目だ。
また、リベンジを誓っていた国士舘大は、昨年と同じベスト16で駒澤大と再戦となった。昨年、インサイドの主力が卒業した駒澤大は、国士舘大#13馬に対抗できず、大差での敗北となってしまった。

白鴎大専修大明治大はそれぞれ地力の差を見せつけ、危なげなく勝利。一方、かき回されてしまったのが中央大だ。立ち上がりこそ、東京成徳大を突き放したものの、2Qになるとみるみるうちに点差が縮まり、同点に持ち込まれる。さらに、東京成徳大#77田中にダンクを浴びるなど、決して良い内容とは言えない。最後は突き放して試合終了のブザーを待ったが、次へ向けて不安の残る試合だった。


国士舘大は#13馬が起点のオフェンスで突き放しに成功
駒澤大はインサイドで対抗できず

国士舘大学103(26-28,29-10,17-18,31-20)76駒澤大学
昨年のインカレでは準優勝を飾った国士舘大だが、実はトーナメントでは駒澤大にベスト16で初戦負けを喫していた。そして、今年もまたこの大会で駒澤大との一戦を迎えることとなった。目指すは「リベンジ」とサラダリーグで#4吉満(4年・G)も語っていた。

立ち上がりは国士舘大ペース。駒澤大は追いかける展開となる。だが、点差が開いて「気が緩んだ」(国士舘大#4吉満)ところを駒澤大はつけ込んで互角の展開に持ち込む。1Q終了時には逆転にも成功した。だが、2Qになると流れは再び国士舘大へ。国士舘大は高さ・パワーに加え、巧さを兼ね備えたセンター#13馬(3年・C)を起点にオフェンスを展開。馬は、駒澤大のディフェンスを軽々とかわし、次々とシュートを沈めていく。始めのうちは駒澤大も我慢していたが、徐々に苦しくなり、2Q終盤には得点が止まってしまう。そこを見逃さなかった国士舘大は、#15冨塚(3年・F)の連続得点で一気に突き放し、前半終了時には17点差をつけた。

3Q序盤は、駒澤大のディフェンスが光る。オフェンスでは、#9西山(3年・G)や#16成瀬(2年・SF)を中心に得点を重ねていく。リバウンドでも#8小林(3年・SF)がインサイドで体を張り、点差を一桁まで戻すが、次のプレーでファウルが出てしまい、フリースロー。再び点差は二桁に。#13馬を中心にオフェンスを展開する国士舘大は、点差を20点に開き、余裕のゲーム運びを見せる。駒澤大は、ディフェンスで仕掛けるも、馬を止めることが出来ず、最終的には26点差での敗北となってしまった。一方の国士舘大は、リベンジを果たし、ベスト8決めの切符を手に入れた。

※国士舘大・吉満選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※日本大対関学大は別途掲載します。

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2009.05.27 (Wed)

【2009トーナメント】5/28試合予定

【代々木第二体育館】
13:00 白鴎大学-専修大学
14:40 中央大学-順天堂大学
16:20 東海大学-国士舘大学
18:00 明治大学-日本大学

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EDIT  |  22:33  |  2009トーナメント  |  Top↑

2009.05.27 (Wed)

【2009トーナメント】5/27結果

【代々木第二体育館】
東京学芸大学86(21-30,22-33,12-37,31-21)121順天堂大学
東海大学117(31-10,26-11,30-13,30-17)51江戸川大学
國學院大学70(16-17,17-23,18-22,19-21)83拓殖大学
慶應義塾大学89(31-17,19-16,23-12,16-20)65早稲田大学
神奈川大学56(19-10,13-24,4-21,20-20)75法政大学
青山学院大学96(22-23,19-21,29-15,26-19)78日本体育大学

【駒沢屋内球技場】
aコート
白鴎大学134(38-16,36-13,33-19,27-18)66東京理科大学
国士舘大学103(26-28,29-10,17-18,31-20)76駒澤大学
東洋大学59(11-23,15-20,17-31,16-26)100専修大学

bコート
関東学院大学72(21-15,8-21,28-24,15-16)76日本大学
中央大学88(22-15,26-17,20-14,20-31)77東京成徳大学
明治大学110(28-10,28-7,25-14,29-19)50東京農業大学

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2009.05.26 (Tue)

【2009トーナメント】5/26レポート

力を発揮できなかった筑波大が初戦で姿を消す
神奈川大は大東文化大を破り法政大への挑戦権を手に


090526AOGAKU.jpg波乱が起きやすいとされる春、1部校が登場した代々木では2つのアップセットがあった。3部A神奈川大は4年生になったエース#2綿貫が軸であり勝負の年でもある。一方の大東文化大は昨年2部降格。能力は豊かではあるが、主力は2年でありいまだ下級生主体だ。この経験値の差が勝負の際で出て、要所を締めた神奈川大が大東大を振り切りベスト16へ名乗りを上げた。また、もう一つの見どころだった1部の筑波大と2部拓殖大の戦いは、終始勢いのあるオフェンスを展開した拓殖大が接戦から抜けだし、大差をつけた。筑波大は自身のふがいなさを選手、スタッフが公言し、反省する敗北。ベスト32は近年にない最悪の数字となってしまった。

また、例年スロースターター気味の法政大は3部Bの東京経済大に最後まで粘られた。終盤は足が止まり、散漫な展開となった部分をこれ以降で修正できるかどうかにかかる。王者・青山学院大に挑戦した立教大は青学大の足が出ないうちに1Qで粘ったが、その後調子を上げた青山学院大に大きく引き離された。慶應義塾大は京王電鉄杯をケガで欠場した#16二ノ宮(3年・G)がここから公式戦に復帰した。1本シュートが決まれば大騒ぎの国際武道大に対し、淡々と得点を加算。控え選手でミスが出る部分は未だ課題だが、順当にベスト16へ。日本体育大は冨江(4年・F)が欠場となったが、東京大を相手にせずベスト16へ。駒澤屋内球技場では波乱は起きず、上位校が順当に勝ち上がった。27日からはベスト8をかけた戦いが始まる。
写真:青山学院大のユニホームが新しくなった。小林高晃は主将らしい風格漂う“4”に。



両者ともシュートは低調ながら
勝負所を綿貫が締めた神奈川大に軍配

大東文化大学47(12-16,10-11,17-19,8-18)64神奈川大学
090526watanuki1.jpg「絶対勝たなければならない、と緊張していた」という#2綿貫(4年・G)の状態はチーム全員同様だった。立ち上がりは#9大山(2年・G)、#2綿貫(4年・G)などのシュートで先行し、#19飯泉(4年・F)らがルーズボールに絡んで神奈川大ムードだが、一気に抜き去ることはできずロースコアな展開となった。しかも大東大がタイムアウトでディフェンスを締め直すとペイント内でのプレーができず、外中心の攻撃となってしまう。大東大のスタメンは#13小原(2年・F)、#15遠藤(2年・G)、#7今井(2年・C)ら2年生メイン。こちらも単発はあるが爆発力はなく得点が伸びない。1Qは神奈川大・#2綿貫がブザーでリードして終えた。2Qは神奈川大がアウトサイド中心になるが、これを決められない。その間に大東大が速攻で逆転すると接戦の様相を呈すが、終盤#9大山がバスケットカウント、フリースロー、3Pで連続得点すると神奈川大が再び大東大を突き放して前半を終えた。しかし22-27と、ともに点が伸びない試合が続く。

後半は大東大の集中力が切れた。チームのエースは誰か、どうコントロールするのかといった部分がまだ確立できていない大東大に対し、神奈川大は勝負所で確固たるエースである#2綿貫が攻める。ドライブからのバスケットカウント、ディフェンスを抜き去る中央突破で2連続のシュートを決めると、じわじわと大東大を引き離す。ともにファウルがこんだ3Qは最後にも残り4.3秒で#2綿貫がバスカンでチームを乗せる活躍。4Qにはここまでなかなか入らなかった#19飯泉が大事な3Pを1本入れるとこれで大東大を断ち切った。大東大は#15遠藤が観念したように最後は5つ目のファウル。退場する形で今のチーム状態をさらす結果となってしまった。アップセットとはいうが、チームの軸がしっかりある神奈川大が勝つのは当然であるとも言える結果だった。大東大は再浮上にはまだ時間がかかりそうだが、ここで切れずに秋のリーグに向けて改めてチーム作りに取り組んでいきたいところだ。一方の神奈川大はベスト16。シュート確率の悪さが目立ったが、悪いなりに勝つ力もついてきた。綿貫に頼り切りにならず、全員の力を出すことができれば法政大ともいい勝負が期待できる。
写真:3Q、ブザービーターを決めてガッツポーズの神奈川大・綿貫を仲間が囲む。

※神奈川大・綿貫選手のインタビューは「続きを読む」へ。


アグレッシブさが光った拓殖大が勝利
筑波大はまたも“らしさ”を出せず

拓殖大学87(21-19,17-17,20-14,29-16)66筑波大学
090526MATUZAKI.jpgQ毎の点差だけを見るならば、3Qまではほぼ互角の展開。しかし、蓋を開けてみれば、拓殖大が常に先行していたゲームだった、と言って良いだろう。先制点こそ奪ったものの、その後は拓殖大に5連続得点を浴びた筑波大。タイムアウトを請求するが、その後も思うように攻められず、点差は開いていく。一方の拓殖大は#22松崎(3年・G)のパス回しから#53小野(3年・C)や#26上杉(2年・F)がシュートを沈め、主導権を握る。1Q中盤になると、筑波大は#45鹿野(4年・F)の3Pを皮切りに#7佐々木のドライブ、#13片峯のジャンプシュートが決まって3点差まで詰め寄るも、次の1本でミスが出てしまい、同点に持ち込めない。しかし、2Qの立ち上がりは筑波大ペースとなる。#15山口(2年・G)のジャンプシュートを含めた4連続得点で拓殖大にタイムアウトを取らせる。「ここで行くぞ」と意気込んだ筑波大だったが、決定打がなく、点が伸びない。対する拓殖大は#6長南(2年・F)の連続得点で追い上げに成功すると、その後のディフェンスで筑波大から24秒オーバータイムを奪う。しかし、こちらも肝心のシュートが決まらず。終盤に#94長谷川智伸(1年・F・福大大濠)と#22松崎のシュートが決まった拓殖大が2点のリードを得て、後半へ。

試合が動いたのは、3Q残り5分34秒だった。筑波大#45鹿野の3Pが決まって、筑波大が48–49と1点差まで詰め寄った。だが、ここから拓殖大#26上杉の活躍が光る。筑波大のパスミスをシュートに繋ぐと、その後はリバウンドにブロックにと活躍し、筑波大の芽を次々と摘んでいく。ここで流れを掴んだ拓殖大は、4Qも勢いをそのままに走る。筑波大は、#45鹿野が3Pを乱発するが、思うように決まらず。そんな筑波大を尻目に、拓殖大は#26上杉や#22松崎が足を使いながら加点していき、最終的には87点を奪ってみせた。

試合後、筑波大の選手やスタッフが自分たちを「ふがいない」と振り返ったが、まさにこの一言に尽きるだろう。自らが目指す「アグレッシブ」なバスケットを、拓殖大にやられてしまった。結果は、惨敗。「負け試合だった」と筑波大#45鹿野は悔しさを滲ませた。
写真:拓殖大・松崎が終始攻撃的に仕掛けた。攻め気の強さが筑波大とは違っていた。

※拓殖大・上杉選手、筑波大・鹿野選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※日体大・堀田選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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EDIT  |  23:36  |  2009トーナメント  |  Top↑

2009.05.26 (Tue)

【2009トーナメント】5/27試合予定

【代々木第二体育館】
10:00 東京学芸大学ー順天堂大学
11:40 東海大学ー江戸川大学
13:20 國學院大学ー拓殖大学
15:00 慶應義塾大学ー早稲田大学
16:40 神奈川大学ー法政大学
18:20 青山学院大学ー日本体育大学

【駒沢屋内球技場】
aコート
13:20 白鴎大学ー東京理科大学
15:00 国士舘大学ー駒澤大学
16:40 東洋大学ー専修大学

bコート
13:20 関東学院大学ー日本大学
15:00 中央大学ー東京成徳大学
16:40 明治大学ー東京農業大学

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EDIT  |  22:00  |  2009トーナメント  |  Top↑

2009.05.26 (Tue)

【2009トーナメント】5/26結果

日本体育大学97(30-17,19-5,28-5,20-15)42東京大学
大東文化大学47(12-16,10-11,17-19,8-18)64神奈川大学
拓殖大学87(21-19,17-17,20-14,29-16)66筑波大学
慶應義塾大学139(35-16,31-14,50-17,23-25)72国際武道大学
東京経済大学61(8-21,16-15,16-18,21-21)75法政大学
青山学院大学116(23-18,33-8,21-36,39-18)80立教大学

【駒澤屋内球技場】
aコート
東京理科大学86(16-24,22-19,23-10,25-17)70流通経済大学
横浜国立大学34(6-23,3-12,16-18,9-21)74江戸川大学
国士舘大学86(19-9,23-6,24-12,20-7)34茨城大学
國學院大学104(22-18,33-12,32-21,17-18)69帝京大学

bコート
関東学院大学107(31-13,29-23,29-14,18-15)65文教大学
東京農業大学114(34-23,29-10,22-19,29-28)80一橋大学
芝浦工業大学84(22-18,17-38,23-18,22-23)97東京成徳大学
帝京平成大学48(5-40,19-29,7-31,17-38)138早稲田大学

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2009.05.26 (Tue)

【2009トーナメント】5/26試合予定

トーナメントはディフェンディングチャンピオン青山学院大ほか、学生チャンピオン慶應大らいよいよ1部シード校が登場する。4回戦では4部の東京学芸大が3部Aの玉川大を破るアップセットを果たし、順天堂大への挑戦権を手に入れた。一回戦から勝ち上がった帝京平成大も千葉商科大を破る活躍を見せている。


【代々木第二体育館】
10:00 日本体育大学ー東京大学
11:40 大東文化大学ー神奈川大学
13:20 筑波大学ー拓殖大学
15:00 慶應義塾大学ー国際武道大学
16:40 東京経済大学ー法政大学
18:20 青山学院大学ー立教大学

【駒澤屋内球技場】
aコート
11:00 東京理科大学ー流通経済大学
12:40 横浜国立大学ー江戸川大学
14:20 国士舘大学ー茨城大学
16:00 國學院大学ー帝京大学

bコート
11:00 関東学院大学ー文教大学
12:40 東京農業大学ー一橋大学
14:20 芝浦工業大学ー東京成徳大学
16:00 帝京平成大学ー早稲田大学

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