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2018.11.03 (Sat)
【2018リーグ】11/3結果
◆国士舘大学 多摩キャンパス
埼玉工業大学67(16-15,16-25,20-11,15-24)75明星大学
立教大学56(13-23,14−20,13-25,16-24)92東洋大学
法政大学81(15-20,18-27,22-20,26-6)73上武大学
慶應義塾大学76(17-17,14-19,21-17,24-17)70順天堂大学
国士舘大学68(11-18,27-9,17-21,13-23)71駒澤大学
日本体育大学54(12-19,17-14,11-15,14-17)65江戸川大学
日本体育大学 20勝1敗
法政大学 17勝4敗
駒澤大学 14勝7敗
国士舘大学 12勝9敗
慶應義塾大学 12勝10敗
江戸川大学 11勝10敗
順天堂大学 11勝10敗
東洋大学 11勝11敗
上武大学 8勝14敗
明星大学 6勝16敗
立教大学 4勝18敗
埼玉工業大学 3勝19敗
テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
2018.11.02 (Fri)
【2018リーグ2部・コラム】泥臭く、あきらめず 〜慶應義塾大・吉敷秀太〜

常に全力でやり続けるひたむきさが
チームに力を与え、伝統をつないでいく
〜慶應義塾大・吉敷秀太〜
昨季の2部リーグ、相次いで怪我人や離脱者が出たことで苦しんだ慶應義塾大。しかし、今年のチームは過去と比べても最も小さいであろう布陣ながら、第21戦終了時点で11勝10敗と中盤よりやや上で健闘。ディフェンス力の向上や上級生のリーダーシップは眼を見張るものがある。
特筆すべきは、一貫校出身選手の活躍だ。ここ数年は部員がかつてほど多くない。それゆえ以前はなかなか出番を得られなかった一貫校の選手の活躍はチームに必須であり、1部・2部を見渡してもこれほど一貫校の選手がプレータイムを得ているチームはないだろう。中でも目を引くのが、常にハードワークし続けている4年生の吉敷秀太の働きぶりだ。OBたちが築き上げてきた慶應義塾大の“らしさ”の体現、それが彼のプレーにはある。
強豪撃破で掴んだ手応えと
大学部への憧れを胸に一歩上を目指す
慶應義塾大のバスケット部は1部在籍時代からセレクションなしに入部できた。全国大会で活躍してきた華々しいキャリアを持つ選手がいる一方、そうした経験のない一貫校の選手が一緒になり、刺激を与え合うのも面白いところだ。吉敷は慶應志木出身。主力として出場している志木の同期・小原とともに大学でも体育会でバスケットを続けることを選んだ。小原はガード、吉敷は3〜4番をこなすが、2人は高校時代、インターハイの県予選でベスト4に進出。創部以来2度目の好成績で、大学でもプレーをしてみたい気持ちはそこから生まれた。
「ここまでやっているのは、高3の時の県大会、ベスト8のかかる試合で格上の埼玉栄に勝ったのがきっかけです。そこで自分にもできる可能性があるんだと感じて、もう一段階上で挑戦してみたくなったんです。慶應義塾では大学生と一貫校の生徒が触れ合う機会は多く、自分が高校時代にもジェイさん(’14卒吉川治瑛・現B3東京海上)や良太さん(’14卒伊藤良太・現B3岐阜)が練習や練習試合に来てくれました。そうした上手い人相手でも、たまにディフェンスを抜けたりする。それをモチベーションにできたし、ありがたい経験でした。それに、一貫校の生徒にとって大学のチームはやはり憧れの存在です」
インカレやリーグ、そしてバスケット部として最大のイベント、慶早戦などを一貫校の生徒もたびたび観戦に訪れる。また、幼稚舎から大学部、医学部バスケットボール部までが一堂に会すバスケットボールフェスティバルでは、大学生にすべてのカテゴリが総当たりとなるが、大学チームに勝てると一生忘れられないと言う選手もいる。こうした交流を経て、大学部への憧れは自然と醸成されていくのだろう。

「飛び込むことは苦じゃない」
ひたむきに役目を果たすことだけを考える

「自分にはそれぐらいことしかできないと思っています。スキルで言えば自分より上手い後輩もいる。でも取れなくても、意地でもボールに触って時間を稼いでいくことが自分の役割だし、だから出してもらってもいます。ディフェンスでいえば鳥羽だって激しくやってくれる。でも、鳥羽や髙田たちには得点を取ってもらわなければならない。彼らには彼らの役目としてしっかりシュートを打って欲しい。だったら、自分が彼らの体力をいくらでも肩代わりします。代わりに飛び込んだりぶつかったりすることは、怖くもしんどくもないんです」。
世代は少し離れてしまったが、慶應といえばルーズボールと言われた時代がある。2004年にリーグ・インカレの2冠を達成した頃から、慶應義塾の泥臭く頑張る姿勢は一つのカラーになっていった。時とともに選手やコーチも代わり、イメージは変化してきたが、吉敷の持つガッツや執着心は過去のOBが築いてきた慶應らしさを今に伝えてくれている。「ほかの武器はそんなにない」と言うが、彼の球際の頑張りなくして語れない試合は今季いくつもあった。ただその代わり、リスクもある。その奮闘ぶりが仇になり、怪我で第10戦から12戦まで欠場を経験。ほかにも欠場した選手がおり、チームとして苦しい3戦となった。

できることを 100%やり続ける
4年生たちに共通する思いを次世代へ

「シーズンインのとき、話し合いメインの合宿を行って、チームの考えを一致させてからスタートしていることが大きいです。話す機会が多いのはいいことだし、今年はこれまでと危機感がまったく違います。僕らは小さく、何か特別なことを起こさないと勝っていけないとみんなが思っていました。それに同期の鳥羽や小川(学生コーチ)の発信力や助力が素晴らしい。あの2人の影響力が甚大で、伝えてくれることがとても大きいからこそ、自分も近づけるように頑張っていかないと、と思うんです」。
話に出てくる鳥羽や小川以外も4年生はプレイヤーはもちろん、スタッフも一丸となり、全員がそれぞれの役割でチームを支えている。数字では髙田や山﨑といった3年生エースたちも目立つが、試合を見れば鳥羽、原、小原、澤近、そして吉敷らが見えるところ、見えないところで貢献をしてこその11勝だということがわかる。またここ数年、慶應大は怪我人が相次ぎ、年間を通して誰かが欠けた状態だった。リーグがスタートしてから原、吉敷、澤近が負傷してヒヤリとさせたが、彼らが全員コートに戻ると落ち着きも増した。その4年生全員に共通する思いも語ってくれた。
「僕らのチーム哲学は何なのだろうと、4年の皆で共有しあっていることがあります。それはそれぞれができることを100%やって、最大の結果を出せるチームを追い求めていくということです。自分にとっての100%はディフェンスとリバウンド。これは結果がどうあれ、誰もが全力でできることでもあります。僕は自分のできることをさぼらずにやり続けていく。そうした姿勢や意識をチームに残したい。これは口には出していないけれど、4年生みんなが思っていると感じます」。
チームに慶應義塾に必要なDNAを残せるかどうか、4年生は使命感を持って取り組んでいる。2部降格を経験し、今の4年の多くが長期欠場を強いられる怪我に泣き、苦難を味わってきただけにこの4年間は楽ではなかった。だからこそ、言いあわなくても感じられるものがあるのだろう。そして、吉敷は自分と同じ一貫校の後輩たちの頑張りも期待する。
「早慶戦ではベンチメンバーの自信のなさが課題だと感じました。でも、リーグ戦では一貫校出身の小原や僕、工藤、岩片といったベンチメンバーも戦えるんだということを、ちゃんと見せられている。大学生になればスキル的な成長というのはそんなにたくさんないと思います。でも、自信を持って自分の良さを出せば、ちゃんとできる。それを忘れずやり続けたいし、後輩もそうあって欲しい」。
「大変なところ」と感じた大学の世界だが、全国区のようなキャリアだけがすべてではないと、吉敷のプレーは物語っている。そして彼の後に続く後輩たちが再びチームで最高峰の場所を目指すためにも、その精神をしっかり残さなければならない。吉敷、そして4年生全員は最後までそれを全力で見せていくだろう。

#8/F/178cm/77kg/慶應志木
テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
2018.10.28 (Sun)
【2018リーグ2部・PICK UP】チームのキーマン・2年生座談会 〜日本体育大〜
リーグ戦でもチームに活力をプラス

今季の2部リーグを圧倒的な強さで勝ち進み、いち早く1部昇格を決めた日本体育大。主将の井手優希ら、ここまでチームを引っ張ってきた上級生たちがチームをまとめているが、そこにプラスして勢いをもたらしているのが、元気のいい下級生の面々。新人戦でも準優勝を果たし、頭角を現し始めた2年目の選手たちはここからの期待も大きく伸び盛り。その中から全体チームでも出場機会の増えてきた3名に、普段の素顔も垣間見えるよう、Q&Aを元に座談会形式で答えてもらった。
Q.普段はどんな仲間ですか?
A.仲は良くていい仲間です。
土居「去年はこの3人と、あと江戸保(#0)を含めて同じ部屋だったんです。部屋割りは先輩が決めたんですけど、みんな元気がありますね。普段は下の名前で呼び合っています。ディクソンはDJとか、ゆかりの国の名前で呼んだりとか」
ディクソン「学年みんな仲はいいです。こいつのこういうところは嫌だな、とかそういうのもぜんぜんないですね。みんないい仲間です」
遠藤「です」
ディクソン「ちゃんと話して(笑)」
土居「ダルい感じで絡んでくるのが遠藤です」
ディクソン「それで、ちょっと抜けててかわいいところがあるのが土居です(笑)」

Q.それぞれ2年目になり成長が見えます。持ち味は?
A.スピード、合わせ…そして迷い⁉︎
遠藤「速攻では自分がどんどん前に走って、流れを変える役目だと思っています。足は…速いのかな? スピードをプレーで生かしていきたいです」
ディクソン「足は速いでしょ!その代わりディフェンスはしてないよね」
遠藤「速さはまあまあだと思ってたけど、そうなのかな。そう、とりあえずディフェンスは置いといてとにかく走る。みんながボールを取ってくれると信頼しているから、リバウンドに参加しないで走ってる。速攻の先頭にいるってそういうことでしょ」
土居「自分は走れてないな〜。今はプレーに迷っている時期かも。高校の途中までセンターをやっていて、その後は4番。今は2から4番という感じでやっていて、だんだんポジションが上がってきたせいで大学でのプレーはまだ慣れない」
ディクソン「自分はベンチから出て行くので、出番が来るまでは2人がいいプレーをしたらベンチで騒ぐっていうのが役目かな。もともと子供の頃は1〜3番をやっていたからボールも運ぶけど、最近は自分でプレーを作るというより合わせのプレーが増えてきた。ガードがドライブしてきたら内外で合わせることを意識してる。それでシュートを引っ張っていけたらいいなと思ってる」

Q.チームも非常に好調ですね。
A.今季取り組んでいる7秒オフェンスがハマっています。
土居「新チームになったとき、監督の藤田さんがブレイクで勝つチームにしようと方針を決めました。7秒でオフェンスを終わらせるというスタイルで、速い展開が特徴です。新人戦もそれでやって準優勝という結果が出たし、リーグ戦も同様で、それがうまく機能しているときの日体大は強い、そう感じます」
遠藤「いい流れでリーグ戦も戦ってこられているので、このまま継続できればいいなと思います」
土居「夏の練習試合では1部チーム相手にもこのスタイルで通用したので、インカレに向けても頑張りたいです」

Q.日本体育大のいいところを教えてください。
A.元気な下級生とチーム一体の盛り上がりに注目。
遠藤「ベンチも応援席も盛り上がって一つになってやっています。それはうちの強みなんじゃないかな」
土居「井手キャプテンもふざけてみんなの雰囲気を明るくしてくれます。面白くて優しいキャプテン」
ディクソン「井手さん、愛されキャラだよね」
土居「そうそう」
ディクソン「1、2年はみんな元気があって、そこがチーム全体にいい影響として出ているんじゃないかなと思います。下級生はフレッシュでエネルギッシュに頑張っているのでそこを見てもらいたいです。ベンチもコートもハッスルするので、どちらも必見です」
遠藤「1、2年は気が強い人が多いよね。それはメンバーに入っている子もそうじゃない子もみんなそう。だから練習からガツガツやっているし、試合でもそのエネルギーが伝わっているんじゃないかな。そういう部分も注目して見てもらって、日体大を感じてもらえたら嬉しいです!」

#24/SF/188cm/81kg/福岡第一
#33/SG/181cm/77kg/帝京長岡
#96/SF/181cm/84kg/中部第一
テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
2018.10.27 (Sat)
【2018リーグ2部】10/27レポート(江戸川会場)
駒澤大が順位決定戦の切符を手にする

リーグ戦も終盤になり、徐々に結果が確定し始めた。日本体育大に続き、法政大が第20戦で自動昇格を決め、目標である1部復帰を果たした。さらに駒澤大が2連勝で1部との順位決定戦の1枠を埋めた。
下位チームでは立教大と埼玉工業大の自動降格が決定。10位の明星大は11位立教大と星の差が1つ。直接対決の結果で自動降格を逃れたが、3部との順位決定戦は確定。さらに上武大は8勝で10勝の暫定8位の東洋大には追い付くことはできないため、こちらも9位で順位決定戦へ。明星大は3部3位の明治学院大と、上武大は3部4位の東京成徳大との対戦となる。
未だ確定しないのが4位だ。延期試合が11月4日に控えており、最終日が終わっても結果がわからない。現在暫定4位の国士舘大は12勝で、順天堂大と慶應義塾大は11勝。残る1枠争いは熾烈だ。東洋大は江戸川大と10勝で並ぶが、残り1戦のため8位が確定した。
国士舘大は一歩抜けるが、1試合多く残しており、ここから上位チームの駒澤大と日本体育大戦が待ち受ける。確実に順位決定戦に進むためには2勝が欲しい。第22戦には慶應義塾大と順天堂大が対戦するため、勝者が4位争いに食い込むが、国士舘次第でもある。慶應義塾大は延期試合がないため、順天堂大に勝ってからの結果待ち。順天堂大は延期試合に1巡目でアップセットを起こした法政大との対戦が控えている。いずれのチームが1部との順位決定戦に進むか、注目が集まる。
法政大が2位自動昇格を決める
2連勝の駒澤大が順位決定戦へ
第19戦で法政大が江戸川大に勝利し、2位自動昇格が決まった。1巡目でオーバータイムの接戦となったカードは、2巡目の対戦も最後までどっちに転ぶかわからない展開となった。

法政大は目標として掲げていた1部復帰、3年ぶりのインカレ出場を決めた。玉城は「やっとこの瞬間が来ました。嬉しいです」と安堵の表情を浮かべた。「まだ波があるチーム」と水野は課題を示す。シュートが当たると全体のリズムが良くなるため、各々がどれだけ集中力を保てるかは、インカレで上位に進む鍵となる。来シーズンは1部で戦うことも考えると、インカレで結果を残し自信をつけたいところ。
駒澤大は東洋大と法政大に勝ち、入れ替え戦出場を決めた。第17、18戦と2連敗し、「気持ちを切り替えて今週に挑んだ」と金久保。見事2連勝で結果を残した。針生がゴール下で粘りを見せ、チームを安定させていたが、決定打に欠ける試合もあった。しかし第20戦目の東洋大戦は3年生の活躍が見えた。金久保はリーグ戦を通して得点やリバウンド面で支えていたが、徐々に櫻井のシュートも安定してきた。大高、布田、黒田も仕事を果たし、力が分散された印象だった。1部リーグ相手は楽ではないが、粘ってチャンスを掴みたいところだ。
下位チームは順位が決定
明星大と上武大は3部との順位決定戦へ
埼玉工業大学と立教大が3部自動降格となった。両チームともリーグ戦を通して勝ちきることができず、苦しい試合が続いてしまった。延期試合はないため、残り1試合で4年生は引退。来シーズンは3部でプレーすることになるが、また2部に上がってくることを期待したい。
明星大と上武大は3部との順位決定戦に進む。明星大は新田を中心にスピードを武器とするが、下級生が主体ということもあり、安定感に欠けた。だが来年、再来年は上を狙うチャンスも出てくるとも言い換えられる。そのためには順位決定戦でまず勝ちたいところ。 上武大は細川がトップスコアラーで、他の選手も高さもフィジカル、得点力は十分だ。だが相手のペースに持っていかれると、立て直せない試合もあった。まず順位決定戦で勝ち、2部に残って次シーズンにつなぎたい。
日本体育大はこのまま全勝優勝を狙いたい。残るは江戸川大と国士舘大だ。どちらも4位争いが絡み、全力で挑んでくるだろう。日体大らしさを出し、インカレに向けていい締めくくりをしたい。
※駒澤大・金久保選手、法政大・水野選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2018.10.21 (Sun)
【2018リーグ2部】10/21レポート(東洋大会場)
東洋大は順位決定戦まで目前の位置に浮上

2部リーグは残すところこの日の第19戦を含めて4試合(延期試合を除く)。大詰めに近づいている。前18節で既に日本体育大が1部への昇格を決め、あとは順位がどうなるかといった状況にある。また、下位では立教大と埼玉工業大は残りをすべて勝利しても8位以上にはなれないため、順位決定戦の進出は確定。あとは自動降格を阻止できるかどうか、残りの試合に勝負がかかる。ただし、そのほかはこの日の結果でかなり混沌としてきた。
駒澤大と国士舘大がこの週連敗となり、3位と4位が進める1部との順位決定戦の権利を守りきれるかは、残りの試合にかかっている。さらにそれ以下の争いも依然として1勝で一気に順位が上下しており、3位の駒澤大から9位の上武大まで星の差はわずか3つ。一つの勝ち負けで上下のリーグへの順位決定戦への進出もあり得る。しかも、台風による延期試合が最終戦の翌日開催になったため、計算もしづらいのが悩みどころ。しかし1勝の重みはどのディヴィジョンであっても変わらない。どのチームも残りを全力で勝っていくだけだ。
写真:日体大は#13磯野が前半好プレーを見せた。
慶應大は21本の3Pで明星大を圧倒
東洋大が国士舘大に流れを渡さず同率に

写真:バスケットカウントを獲得した上甲をラシードが抱きしめる。東洋大は上甲も良いプレーを随所に見せ、ルーキーながら欠かせない選手。


後半の立ち上がり、国士舘大は#86下(4年・PG)、#98林のシュートで追い上げる。しかし東洋大は#57上甲(1年・C・幕張総合)がアタックし、#28佐久間(4年・SF)がルーズボールやリバウンドにも粘り強く絡んで、#30川上(4年・SG)の3Pも決まると点差は10点以上に。リバウンドでも#24ラシード(3年・C)の高さが生きる。48―62で4Qに入っても東洋大の勢いは止まらず。国士舘大は簡単に点差を詰めさせてもらえない中で#21池田が攻め続け、フリースローを獲得していく。しかし差は詰まらず67―80。東洋大はこの勝利によって国士舘大と10勝で並んだ。国士舘大の方が一試合少ないため順位は暫定だが4位に限りなく近づいた。次節、第20戦で対戦する11勝の駒澤大戦が山場となりそうだ。
写真上:慶應大・鳥羽は25点。3Pは5/8と好調だった。
写真下:東洋大はラシードが18点13リバウンドと高さを活かしたプレーを連発。
※慶應義塾大・髙田選手、東洋大・古賀選手のインタビューは「続きを読む」へ。
法政大が4Qの猛追で迫るが
日本体育大が逃げ切って全勝を守る

第18戦に勝利して1部昇格を決めている日本体育大は、暫定2位の法政大に対し、前半からリードを握った。#3大浦(3年・SG)が攻め、ゴール下では#50バム(1年・C・福岡第一)がゴール下を支配。1Qは徐々にエンジンをかけ、2Qに入ると控えも投入。それでも27―15と圧倒し、前半は50―31。#13磯野(3年・SF)が再々バスケットカウントを獲得し、チームを盛り上げた。法政大は#34濱田(2年・F)の3Pは好調だが、高さは生きない。3Qに入ってオフェンスも勢いが出てくるが、日体大も#3大浦、#24土居(2年・SF)、#45河野(3年・PF)らが次々にシュートして譲らず、点の取り合いになり差が縮まらない。


日体大は3Qまでは彼らの持ち味を十分に出した、運動量と勢いあるバスケットだった。4Qでミスが続いて法政大に迫られたのは課題だが、最後はリバウンドを押さえて1点を守った。1部昇格を決めてはいるが、インカレも控え、彼らにはまだ次がある。残りの試合も油断せずいきたい。
写真上:7本の3Pを入れた法政大・濱田はリーグを通して外が安定している。
写真下:日体大は土居がオフェンスリバウンドやミドルシュートでバム、大浦に次ぐ活躍でピンチを救った。
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2018.10.20 (Sat)
【コラム】2部リーグのニューフェイスたち~昇格組の挑戦~

新たな挑戦者たちの台頭が
2部リーグに新風を吹き込む
今季2部昇格を果たした4チームのうち上武大は十数年ぶりの2部、埼玉工業大、明星大は初の2部リーグ参戦と、フレッシュな印象をもたらしているチームだ。3チームとも上のレベルのリーグに挑戦中といった状況だが、中には上位チームにも劣らない力を持ち、個人ランキングではトップクラスの力を披露する選手もいる。その中から3名の選手をピックアップし、彼らにとっての新しい舞台で活躍する姿を紹介する。
点を取るため、常に進化を続けるエース
~細川一輝(上武大・♯29)~

第17戦終了時点で361得点と、現在得点ランキング1位につけ、圧倒的なオフェンス力を見せている。しっかりした体格でフィジカルの強さを持ちながら、機敏さも兼ね備え、常にゴールにアタックしていく。チーム全体の攻撃力が高い上武大だが、今年に入り細川にエースとしての自覚が生まれたと言う。
「昨年まではマーテルさん(マーテル・テイラーバロン)がいて、ゴール下で全て点数を取ってくれていました。今年は彼が抜けて、自分が点数を取らないと勝てないと自覚をしています。プレッシャーの中でも自分が一番積極的に攻めていきたいと思っています」。

「3Pは自分の一番の武器だと思っています。それに加えて高校ではやっていなかったポストプレーをやり始めました。このポジションとしてはある程度のサイズがあるので、ミスマッチを突こうと思ったからです。どうやって自分の武器を増やして、点数を取るか。厳しくマークをされても、先輩方が練習でタイトにディフェンスをしてくれるので、自分で工夫してボールをもらう方法を模索しています」。
ゲーム中の工夫の成果は数字が明確に表している。得点ではコンスタントに1試合2桁をマークし、3Pでは第17戦終了時点で50本とランキング2位につける。得点王、3P王と共に期待したいところだが、個人賞よりも他に大切なことがあると言う。
「自分たちの速いバスケットを発揮して、常にチャレンジャーとして挑みたいです。個人賞を取れてもチームが勝てないと意味がないと思います。できればインカレにも出たいですし、最低でも2部残留はしっかり果たしたいです。そのために得点を取っていきたいと思います」。
普段の性格は控えめだというが、コートに入るとエースの表情に一変。上武大の核としてこれからも点数を取り続けていく。
走るバスケットの先陣をきるPG
~新田嵐(明星大・♯2)~

2年生が主体となるチームの中で、司令塔として活躍を見せるのが新田だ。170cmと小柄だがコート上では一番のスピードで果敢にゴールへ向かう。オフェンス主体の明星大の持ち味を発揮するためには欠かせない選手だ。
「ベンチでは上級生がしっかり声を出してくれるので、PGとして学年関係なくコートの上で一番声を出していきたいです。自分は攻めることが好きなので、明星大のチームスタイルには合っていると思います」。
小学2年生からバスケットボールを始め、中学時代は神奈川県代表のキャプテンとしてジュニアオールスターで全国制覇を果たした。そのメンバーと共に進学した高校は強豪の桐光学園。実力のある選手が多い中で、小さい新田は生きていくために周りを見る力をつけた。その成果は大学でも生かされ、第17戦終了時点で78本のアシストを記録し、暫定1位につけている。
「小学生の頃からスピードが武器ですが、50メートルとかはそんなに速くないです。体育館でボールをついているときは走りやすいので、足の速さは関係ないかもしれません。アシストに関しては、高校で力のある選手がたくさんいたのでパスをよく見ていました。それが生きているかもしれないですね。今は自分が一番攻めないといけないので、攻めつつパスを意識しています」。

「夏はずっと走って体力を作ってきたので、プレータイムが長くても大丈夫です。台湾遠征に行きましたが、自分たちのフィジカルの弱さを実感しました。台湾の選手は常に意識が高く、それに影響されて“リーグ戦をやってやる”という気持ちを持っています」。
常にアグレッシブに先頭に立ってチームを牽引する。名前の通りチームに「嵐」のような勢いを持ってくる選手だ。
チームの勝利のために奮闘するルーキー
~張子駒(埼玉工業大・♯1)~

埼玉工業大のスーパールーキーとして目が離せないのはこの人だ。3P、ドライブ、リバウンドまでこなすオールラウンダー。数字でもチームを引っ張る存在だが、あくまでもチームの勝利が一番という考えで、コート上で声を出す積極性がある。
「順天堂大(第8戦)に勝ってからチームの雰囲気がいいです。ずっと試合に出ていて、疲れるけど勝ちたいからやるしかないです。できれば得点王やリバウンド王は取りたいけど、チームのリズムを崩してまでやることはない。チームが勝つことが何よりも大切だから。まず勝ちたい。そのために日本語はまだまだだけど、ガードもセンターもやるから、チームメイトとしっかりコミュニケーションを取っていきたい」。
出身地は中国四川省。中学1年生までのポジションはガード。その後一気に身長が伸びたため、サイズがあっても幅広いプレーをこなす。大学では足りない部分や課題がまだまだあるというが、負けず嫌いな性格は張の技術やメンタルをさらに磨いていきそうだ。

その闘志は他チームのエースにも向けられている。第14戦では68-48で上武大に勝利。
「今日は得点ランキング1位の細川選手に勝つことができて本当に嬉しいです」と素直に喜びの笑みを見せた。コンスタントに点数を重ね、リバウンドでチームにセカンドチャンスをもたらし続けた成果が、リーグ戦後半になりようやく結果として見えてきた。張にとっての大学バスケットボールはまだ始まったばかり。今年のリーグ戦での自信をバネに成長し続ける姿に注目だ。
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2018.10.08 (Mon)
【2018リーグ2部】10/8レポート
法政大も後半抜け出し慶應義塾大に勝利

2部リーグは3連戦の最終日。この日は日本体育大会場では首位の日本体育大、2位の法政大に対して駒澤大、慶應義塾大が前半は互角の戦いを展開し、上位に迫った。また、江戸川大会場では明星大、順天堂大、江戸川大が勝利。
写真:日本体育大はこのまま無敗で首位を守れるか。
【ディフェンスの良さを見せた東洋大が8勝目】

写真上:東洋大は古賀が得点をリードし18得点。チームは中盤から上位を目指す。
【前半は互角も後半は法政大のペースに】


写真上:法政大は鈴木が高さを生かして25得点14リバウンド。
写真下:慶應大は鳥羽ら4年生が奮闘。後半惜しくも失速。
【速攻、インサイドで得点し日本体育大が無敗を守る】

2Q、#96ディクソン(2年・SF)の3Pが決まり、沸く応援団。駒澤大はセカンドユニットで対応し、#30櫻井(3年・F)のアウトサイドが連続で沈み1点差。日体大はやや球際の精彩を欠いてシュート確率も悪く、我慢の展開。ディフェンスで再々日体大を止めた駒澤大は残り2分に逆転し、#3澁田の3連続得点で逃げようとするところ、#33遠藤(2年・SG)の3Pで日体大が再び同点に追いつき、37―37で前半終了。
3Q、日体大はディフェンスからターンオーバーを奪い、#24土居の速攻、#50バムのゴール下、#45河野(3年・PF)のフリースローなどで再び10点のリードに。駒澤大は#65針生が4つ目のファウルを取られベンチへ。駒澤大は必死のプレーを見せるが、日体大は勢いを切らさず68―57で3Q終了。

駒澤大は櫻井が25点、澁田が20点と好調だったが、針生はファウルトラブルで苦しんだ。日体大はミスが多く見られたが、波に乗ると一気に引き離し、バムが34点、大浦が22点と走力、ゴール下の強さをしっかり見せて無敗の14勝。
写真上:日本体育大・土居は13点。チームは速攻が出てくると強い。
写真下:アグレッシブに攻めた25得点の駒澤大・櫻井。
※日本体育大・バム選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2018.10.07 (Sun)
【2018リーグ2部】10/7レポート
日本体育大は慶應義塾大と接戦に

7日の第14戦は3連戦の中日にあたる。日本体育大会場では、3試合のうち2試合で熱い戦いとなった。上武大と立教大の一戦は終始目の離せない展開になった。前半、上武大の#29細川(3年・F)と#16後藤(3年・PF)が積極的にゴールへ向かい得点する。立教大はディフェンスから速攻が良く働き、シュートも好調で37-42とリードで折り返す。後半は開始早々3P合戦となる。その後上武大は高さとフィジカルを活かしポストプレーやドライブが光る。しかし立教大が#21伊藤(4年・PG)が速い展開でゲームメイクをすると、ディフェンスも締まり、58-68と立教大がリードで4Qへ。最終Qの序盤はシーソーゲームだったが、上武大の高さが有利に働いた。リバウンドでセカンドチャンスを作ると、#5アリウンボルト(2年・F)がローポストの1対1、3P、オフェンスリバウンドで一気に点数を伸ばし、89-84で上武大が1巡目のリベンジを果たした。立教大は未だ3勝で、同じ3勝の明星大との戦いを翌8日に控えていて、両チームにとって大きな勝負となる。

江戸川大学駒木キャンパスの会場では、駒澤大、法政大、江戸川大が勝利。上昇傾向にある江戸川大は5勝目を得て順天堂大と並び、暫定で8位に浮上した。
写真上:得点でチームを牽引した上武大の#29細川と#16後藤。
写真下:日本体育大・遠藤はベンチスタートながらスタメンと遜色ない働きを見せる。
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2018.10.06 (Sat)
【2018リーグ2部】10/6レポート(日本体育大会場)
埼玉工業大は3勝目をあげる


12戦で立教大相手に2勝目をあげた埼玉工業大は、上武大と対戦。序盤から好調に得点し、上武大を寄せ付けず48―68で3勝目。上向き傾向だ。これで埼玉工業大、立教大、明星大の下位3チームは3勝10敗と星の数は並び、その上の江戸川大とも1勝差だ。首位の日本体育大は立教大相手に序盤から好調に得点し、最後まで手を緩めず100-51。
江戸川大会場では法政大、駒澤大、東洋大が勝利した。
写真:慶應義塾大は山﨑が勝負どころのシュート、アシストで見せた。
※慶應義塾大・澤近選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2018.09.29 (Sat)
【2018リーグ2部】前半戦総括
日体大が安定の首位も上位争いはまだ混沌
2部リーグは今年から上位2チームが1部へ自動昇格、インカレ出場が決定する。逆に下位2チームは3部自動降格と厳しい条件。チャンスとリスクが広がる中、11試合を終了し、上位チームと下位チームに明確な勝率の差が見え始めた。2巡目はさらに体力的にも精神的にも厳しくなる。4年生が最後の大会になる可能性も高く、「最上級生の意地」も試合が進むたびに大きくなっていきそうだ。
日本体育大が11戦全勝で単独首位
法政大は2勝差の9勝で2位に

1巡目終了時で昇格圏内は日本体育大と法政大。ここまで全勝で駆け抜けている日本体育大は、ほとんどの試合で80点以上をマークするとともに、全員出場が目立つ。上位チームの法政大や国士舘大との試合では、#3大浦(3年・SG)がしっかり調子を合わせて来た。高さとガッツを備える#53バム(1年・C・福岡第一)を他チームが止めるのも難しい。またベンチや応援席の盛り上がりは春から健在。どこの会場でもホームゲームのような雰囲気に包み、対戦相手を圧倒する。2部リーグ全勝優勝からインカレへ向け、前半戦は好調。2巡目もこのままいけるか。

写真上:日体大は大浦や井手といった最上級生に加え、下級生の台頭が目覚ましい。
写真下:安定して外角を決めている法政大・濱田。
国士舘大は全員でゴールへ向かい8勝目
駒澤大は惜しくも敗れ7勝の4位につく


駒澤大は槙坂コーチが不在の中、1巡目最終節にホームゲームが行われた。「入りの緩さが課題」と話したキャプテンの#65針生(4年・PF)は序盤から果敢に攻め、リバウンドに飛び込むが、チーム全体では乗り切れずスロースタートに。2Qでは#32前原(2年・C)がリバウンドでチームを盛り上げる。後半は#65針生と#23金久保(3年・PF)を中心に点を取っていき、一時は店差まで迫るが、国士舘大のシュートを止め切ることができなかった。駒澤大は上位チーム争いには食い込んでいる。失点は少なく、ロースコアの展開は駒澤大のペースだが、決定打に欠ける面も。ジャンパーを確実に決め切ることやセカンドチャンスを生かすことを意識していきたい。

5勝の順天堂大と上武大はリーグ前半に下位チームにそれぞれ敗戦しているため、勝率が伸び悩んだ。しかし中盤位のチームの力の差はほとんどないため、ここから巻き返しも可能だ。
写真上:能力のある選手が揃う駒澤大は後半戦が勝負。
写真中:アシスト狙いから「自分が得点を取ることが必要」と自覚したという下。2巡目は持ち前のスコアラーとしての能力を全面に出してくることになるか。
写真下:2部リーグで最も小兵の慶應義塾大は、澤近が強いフィジカルを生かして内外で決めてくる。チームディフェンスの良さも光る。
下位4チームは2巡目の踏ん張りが必要
江戸川大は少しずつ上昇傾向


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2018.09.23 (Sun)
【2018リーグ2部】9/22,23レポート
法政大は順天堂大に2敗目を喫す
1週間のうちに4試合が行われたこの週、日本体育大は連戦の影響もなく着実に勝利を積み重ね、第9戦、10戦も勝利して無敗を守った。しかしそれ以降のチームは法政大、国士舘大に黒星がつき、駒澤大は4連勝で4位国士舘大に星が並んだ。この先上位がどう転がるか分からないと思わせる9、10戦となった。
9/22
■立教新座会場
慶應義塾大と駒澤大の同率対決は
駒澤大学ロースコア勝負を制す

5勝同士の対決となった慶應義塾大と駒澤大は、終始我慢比べの戦いとなった。1Qは慶應大のシュートが当たらず4-12。2Qは#7澤近(4年・F)のドライブ、3Pが冴え点差を詰めていくが、駒澤大は#30櫻井(3年・F)の3Pでつなぎ、17-20と3点リードで折り返す。3Q、#6小原(4年・G)の3Pに続き、#4鳥羽(4年・G)がジャンパー、3Pで慶應大が波にのるが、その後は駒澤大のペースで#3澁田(2年・PG)がジャンパーを沈め、流れを持ってくる。慶應大は#7澤近が好調で食らいつき36-40で3Qを終えると、4Qもシーソーゲームの展開に。駒澤大は#55大髙(3年・SG)のシュートが当たり、慶應大は#10高田(3年・F)、#7澤近が果敢に攻め返す。しかし残り5分で駒澤大#3澁田が3Pを沈めると#65針生(4年・PF)がオフェンスリバウンドで魅せ、そのままペースを握って66-52でタイムアップとなった。4Q中盤まで流れの掴み合いを両チームが繰り返したが、駒澤大は終盤の#3澁田の3Pから流れを掴んだ。共にディフェンスを重視し、ロースコアの展開の粘りあいで、慶應大も#7澤近が22点の活躍を見せたが惜しくも及ばなかった。

写真上:上武大は波はあるがじわじわ白星を重ねている。
写真下:調子を上げてきた江戸川大。
※駒澤大・針生選手、江戸川大・狐塚選手のインタビューは「続きを読む」へ。
9/23
■立教新座会場
駒澤大が僅差で江戸川大を下し
連勝記録を伸ばす
立教大対埼玉工業大の一戦は、前半は競り合った。#9神田(2年・G)のスティールも光って立教大が一旦優勢も、#1張(1年・F・日本航空)のゴール下や3Pで1Qのうちに追いつき埼玉工業大も引かない。2Qに入ると立教大にファウルが続くのを尻目に埼玉工業大がペースを掴む。#23北村(3年・F)が個人技で魅せるなどしてリードを堅持した。しかし立教大は3Q、#23中島(2年・PG)、#30根本(2年・PG)の3Pが続いて一気に流れを引き寄せた。前半のリズムを失い、埼玉工業大が単発なオフェンスとなったのとは対照的に、立教大は#30根本らが快調にシュートを沈めていく。互いにファウルがかさんで大味な印象の拭えない時間帯もあったが、それでも終盤にかけてペースを緩めなかった立教大が、87−75で勝利。3勝目を挙げた。

最後までもつれたのは江戸川大対駒澤大のカードだった。#12オウマ(3年・C)にファウルが込む中、#72狐塚(4年・SF)や#1林(3年・PG)らが確実に得点するのに対し、駒澤大も#65針生(4年・PF)らがこれに応戦。リード自体は江戸川大が掌握する時間帯が長く続くが、駒澤大は引き離されない。するとこの我慢が奏功した。3Q終盤、#65針生、#23金久保(3年・PF)、#55大髙(3年・PG)と相次いで決めて2点差に迫ると、迎えた4Qもその勢いが継続。#14渡邉(2年・SG)の3Pで試合をひっくり返し、その後も一方的な時間が続いた。江戸川大は#97田村(4年・SG)の得点でようやくノーゴールの状態を打開し、#35長根(1年・PF・日体大柏)の3Pなども続いて駒澤大を慌てさせる。#1林の3Pで3点差に戻したが、追いつくには残りおよそ10秒では時間が無さすぎた。流れが大きく動いた試合を68−65の僅差で制した駒澤大が、7勝目をマークした。
写真:得点ランク首位を走る上武大・細川は、この日は15分間のプレーで19得点。
■順天堂大会場
首位・日本体育大は安定の試合運び
法政大に2敗目がつき中位は混戦状態に
首位の日本体育大はメンバーをフルに使い余裕を持った勝利が続いている。第9戦の東洋大戦では70点と点数は伸び悩んだが、第10戦の対国士舘大では走るバスケットを展開し106-70で快勝した。国士舘大は3位につけているが、この敗戦で2位法政大とは1つ、4位駒澤大とは勝率は同じに。#18清水(3年・PF)、#86下(4年・PG)はリーグ開幕から好調で、徐々に#2二村(2年・G)や#20角田(2年・PF)ら下級生も台頭してきた。次の1巡目最終節では同率の駒澤大との対戦がある。切り替えて行きたい。

明星大と埼玉工業大は互いに負けが続いていて苦しい状況。明星大は#2新田(2年・PG)を起点に速いバスケットを続けたいが、シュートが落ちると苦しい展開に。埼玉工業大は#1張(1年・F・日本航空)や#77邱(3年・C)がコンスタントに得点し惜しい試合もあるが、なかなか結果に繋がらない。2巡目に向けて、第11戦では白星を得たいところだ。
写真:201cmの長身を生かす東洋大・ラシード。
【9/23 PIC UP】
順天堂大が3点差で法政大を下す
リバウンドとドライブが勝利の決め手に

3勝と勝率では苦しむ順天堂大と2位法政大の一戦がこの日のハイライトとなった。1Qから順天堂大はサイズが劣るものの、#44大橋(2年・PF)と#26増田(1年・C・正智深谷)がリバウンドに絡む。法政大はスロースタートだが、#6中村(3年・G)を起点に得点し、#12千代(2年・F)がQ終了間際に3Pを沈め16-17と法政大がリードする。2Q序盤は順天堂大の流れにとなり、#73佐々井(4年・G)の3Pバスケットカウントから#37岩井(2年・G)がドライブで続く。一方法政大は#24鈴木(3年・F)の高さを生かし、着実に加点して粘る。34-36と法政大が2点のリードで折り返す。
3Q序盤に再び流れを掴んだ順天堂大は、#29千葉(3年・GF)、#73佐々井の3Pから#37岩井が走ると#26増田がゴール下でリバウンドに絡み、速攻を連発しペースを作っていく。法政大はミスが目立ち、外のシュートも落ち始めた。#6中村のドライブと#5玉城(4年・G)の3Pでしのぐも苦しい状況に。54-47と順天堂大が逆転し4Qへ。

両チーム、外角のシュートを得意とするが、この試合のシュート確率はどちらも良くない。だが、リバウンドと2点の重さに先に気づいた順天堂大に軍配が上がった。終盤の#44大橋のドライブや#73佐々井のジャンパーは大きい。そして順天堂大は小さいながらリバウンドを良く粘った。増田は大事な場面でオフェンスリバウンドを取り、セカンドチャンスに繋げた。法政大は3Qにシュートが当たらず、20-11とリードを与えてしまった。外のシュートが当たらない時にどう攻めるかは、課題となりそうだ。
写真下:法政大・中村は18点で奮闘するが及ばず。
※順天堂大・増田選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2018.09.19 (Wed)
【2018リーグ2部】9/18,19レポート
8戦目にして単独首位に立つ
9日間のインターバルを挟み、2部リーグは今リーグ唯一の変則日程である第7戦、8戦を迎えた。この2試合ののち、中2日で再び2試合をこなす、1週間に4試合のハードな週になる。第8戦では全勝で首位をキープする日本体育大と法政大が激突し、日本体育大が勝利し、単独首位の座を獲得した。
■9月18日(火)
日本体育大と法政大が無傷の7連勝
次戦で激突し、首位を争う

この週で大事な山場を迎えるのは法政大。第7戦では2位の国士舘大、第8戦では無敗同士の日本体育大との連戦だ。その第7戦、立ち上がりはオフェンスが好調に機能した国士舘大が1Qで30-18とリードする展開に。法政大は2Qで持ち直して後半に入ると、#5玉城(4年・G)らがアグレッシブな攻撃でリードを奪う。国士舘大はゾーンで一時流れを掴みかけるも、終盤は失速。法政大が無傷の7連勝で次戦の日本体育大との一戦に挑むことになった。
その他、順天堂大は延長戦で立教大を下して3勝目。日本体育大は100点ゲームで明星大を下すなど、順位に大きな変動はなかった。
写真:徐々に勝率を上げている順天堂大は佐々井が安定感あるプレーでチームを支える。
■9月19日(水)
◆aコート
東洋大は粘るも敗戦
国士舘大・慶應義塾大は勝利を守る

4位慶應義塾大は明星大に対し、持ち味のディフェンスで次々にターンオーバーを奪い、流れを掴んだ。後半は#10髙田(3年・F)、#4鳥羽(4年・G)のシュートが当たって終盤に突き放し、5勝目。国士舘大が勝利し、また駒澤大が連勝で5勝と並んだがゴールアベレージでこちらが上回るため、順位は5位に。駒澤大とは次戦で対決するが、注目となりそうだ。
写真:慶應義塾大は得点ランキング1位の髙田が勝利を引き寄せるキーマン。
【PIC UP】
日本体育大が持ち味を発揮して
2Qで法政大を振り切る

写真:喜ぶ日体大ベンチ。スタメンを休ませる余裕もある勝利となった。
この日の2部の目玉は全勝同士の日本体育大と法政大の対戦。法政大の拠点にも近いとどろきアリーナの観客席はオレンジ色のTシャツを着用した観客で埋まり、チームもまた同じTシャツで試合に臨んだ。

2Qで試合が動いた。日体大は#3大浦がドライブで切れ込むと、続けてディフェンスではボールをカットし、抜群の動きを見せる。そこに#50バム#64井手優希(4年・PG)が続くなどし、日体大得意の速い展開に持ち込んで走り出すと一気に10点以上の差をつけた。法政大はターンオーバーが続いて得点が入らず41―30。

法政大は自慢の高さが活かせず、またファウルで自らリズムを崩し、2Q以降は良いところが出せなかった。インサイドでは高さが有効になる部分もあったが、日体大はこの日バムが連続ファウルで下がったあともダリが力強くプレーし、不安はなかった。インサイドの安定に加え、ガードたちの得点力も相まって日体大らしい試合展開となった。
写真上:法政大・水野はディフェンスにつかれ、思うようなゲームメイクはできず。
写真下:日体大はベンチから出場のダリも2桁得点で奮闘。
※日本体育大・大浦選手のインタビューは「続きを読む」へ。
◆bコート
駒澤大が5勝目をあげ4位に浮上
埼玉工業大は嬉しい1勝を得る
bコートでは駒澤大が連勝で5勝目をあげ4位に浮上した。そして、埼玉工業大が8戦目にして初勝利をあげた。
第1試合は駒澤大と立教大のカードで、出だしに成功した駒澤大はタイムシェアを有効に使いそのまま逃げ切った。この日は#30櫻井(3年・F)、#23金久保(3年・PF)のシュートが当たった。立教大は第1Qに#24木口(2年・PF)が負傷。後半に#20新屋(3年・SG)の3Pが続き20点以上の差が11点差まで詰まるものの、勢いは失速した。

江戸川大と上武大は江戸川大が3Qで点数を稼ぎ勝利。#72狐塚(4年・SF)が28点の活躍を見せ、貴重な3勝目をあげた。一方、上武大#29細川(3年・F)が31得点と奮闘するも、3Qはチーム全体で5得点と沈み3勝止まりとなった。
写真:勝利し、喜ぶ埼玉工業大の面々。
※埼玉工業大・北村選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2018.09.09 (Sun)
【2018リーグ2部】9/8,9レポート
慶應義塾大は国士舘大を破り順位を上げる

2部リーグは9月9日の時点で6試合を終えた。現時点で一歩抜け出しているのは日本体育大と法政大で無敗の6戦6勝。続く国士舘大が5勝、慶應義塾大は第5戦で無敗だった国士舘大を破り4勝と続く。第3週の第5戦、第6戦の様子と各チームの状況をまとめる。
写真:順天堂大は第6戦できわどい勝負を制し、2勝目をあげた。
無敗の首位は日本体育大と法政大
国士舘大、慶應義塾大が続く
日本体育大は第5戦で立教大、6戦で埼玉工業大に危なげなく勝利し全勝を守る。全試合80点以上の高得点で、メンバーのタイムシェアも有効に機能している。#64井手優希(4年・PG)を中心に7秒オフェンスを基本とし、春の新人戦で自信をつけた下級生たちが流れを持ってくる試合も見られた。また、#3大浦(3年・SG)や#50バム(1年・C・福岡第一)の存在は得点源の要であり、#24土居(2年・SF)と#33遠藤(2年・SG)の走るバスケットで得点が伸びるとそのまま日体大のペースになる。その勢いを止めずにリーグ戦を戦い抜けるかは上位争いの大きなカギになる。

2チームに続く国士舘大と慶應大は第5戦で対戦。国士舘大は#18清水(3年・PF)と#86下(4年・PG)がリーグ戦序盤から好調であったが、この日は慶應大#4鳥羽(4年・G)が29点、#7澤近(4年・F)が22点の活躍を見せ78-91で慶應大に軍配。今年の2部リーグでは失点が少なくディフェンス力の向上が見える慶應大は、4Qは16-31と最後まで失速しなかった。さらに#10高田(3年・F)が132点で現在ランキング1位。国士舘大#18清水は116点で3位につける。国士舘大はこの初黒星で首位から一歩後退の3位、慶應義塾大は2敗で単独4位に。
写真:法政大・米山は駒澤大戦の2Qにブザービーターで3Pを沈めた。
※法政大・玉城選手の9/9駒澤大戦後のインタビューは「続きを読む」へ。
駒澤大は上位チームに食らいつくが惜しくも敗れる
順天堂大は2点差で東洋大から白星

順天堂大は春の新人戦でも好プレーを見せた下級生たちが得点の中心になる一方で、#73佐々井(4年・G)は欲しい時の一本をしっかり決めてくる。第6戦の東洋大戦では4Qで追い上げられるも最後は#44大橋(2年・PF)が決勝点。高さのある東洋大相手にディフェンスやリバウンドでも貢献が目立った。2勝目をあげここからだが、チームとして点数が伸びない時間をどれだけ我慢できるかがポイントだ。
立教大は2勝止まり。#16横地(3年・PF)や#24木口(2年・PF)が果敢に攻めの姿勢を見せている。江戸川大は1勝で、#72狐塚(4年・SG)や#12オウマ(3年・C)を中心に得点に絡んでくる。両チームここから白星を増やしたい。
写真:駒澤大・澁田はコンスタントに得点に絡む。2年生ながらリーダーシップも見もの。
※順天堂大・大橋選手の9/9東洋大戦後のインタビューは「続きを読む」へ。
昨年の2部昇格のうち3チームは苦戦も見える
東洋大に吹く新しい風はチームを浮上させられるか

東洋大は秋シーズンより佐藤信長監督を迎え、徐々にプレースタイルが見えてきた。特にディフェンス面は力を入れていて、前から仕掛けるプレスも効果的だ。しかし第6戦の順天堂大には2点が届かず。
2部リーグはここで次の第7戦の18日まで9日間の空きができる。身体を休め、課題を修正するために有効に時間を使いたい。
写真:明星大の岡田(左)の3Pがチームに活力を与えている。
【9/9・第6戦終了時の勝敗】
日本体育大学 6勝0敗
法政大学 6勝0敗
国士舘大学 5勝1敗
慶應義塾大学 4勝2敗
駒澤大学 3勝3敗
上武大学 3勝3敗
順天堂大学 2勝4敗
東洋大学 2勝4敗
立教大学 2勝4敗
明星大学 2勝4敗
江戸川大学 1勝5敗
埼玉工業大学 0勝6敗
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2018.08.26 (Sun)
【2018リーグ2部】8/25,26 第1週レポート
2部が他に先駆けてスタート
1部12チーム、2部 12チームとなった上位リーグは
改革初年度にどのような戦いを見せるか
関東大学バスケットボール界の秋シーズンが、気温36度を超える酷暑の中、他に先駆けて2部リーグからスタートした。これまで幾度となくチーム数や試合方式の変更が行われてきたリーグ戦だが、今年はその改編年にあたる。1部、2部リーグともにこれまでより2チーム多い12チームになり、2回の総当たりによる全22試合が2か月で行われる。
12チームになったことにより試合数が増え、これまで以上に長期間のリーグ戦における戦い方を考えなければならなくなったが、もう一つ大きな変化は1-2部間、2-3部間の入れ替えだろう。1部の11位、12位は2部の1位、2位と自動入れ替え、1部9位と10位が2部3位、4位と順位決定戦を行う(2-3部間も同じ)。これまで3部以下では自動昇降格が行われていたが、これが1部と2部でも行われることになり、これまで以上に切磋琢磨が期待される。2部チームにとって入れ替え戦なしに1部昇格できるのはメリットが大きく、さらに3位と4位も順位決定戦に臨める。その一方で3部への降格の幅も大きくなっており、2部が一番変動が大きく、緊張感を強いられるディビジョンになったことは間違いない。また、試合数が増えた分、負担は大きい。リーグ戦は週によって好不調の波が出やすい大会であり、安定して戦い抜けるかどうかが鍵になる。
いずれにしても幕は切って落とされた。これまでで最も長いリーグ戦がどうなっていくのか、熱い2か月となりそうだ。
■明星大学会場
初週は混沌とした状況ながら
法政大・国士舘大が2勝スタート

写真:法政大はサイズが大きな選手が揃い、ガードのアウトサイドも決定力がある。

明星大学会場で2勝したのは法政大と国士舘大の2チーム。法政大はアジア大会代表の#6中村(3年・G)が不在だが、平均身長の高さが目を引き、新人戦でもベスト8に食い込み、ポテンシャルは高い。初戦は立ち上がりの悪さに苦労したが、サイズの優位を活かしてリバウンドを支配し、立教大に勝利。2戦目の慶應義塾大戦ではアウトサイドが序盤からよく当たった。接戦とはなったが逃げ切って2勝スタート。国士舘大は初戦の明星大、2戦目の江戸川大に対して#18清水(3年・PF)のインサイド、#86下(4年・PG)の得点力が安定して働いた。
1勝1敗は慶應義塾大、立教大。慶應大は初戦で江戸川大を終始圧倒して1勝。法政大に対しても全ポジションがミスマッチの中、終盤まで僅差の接戦で食らいついて粘りを見せた。惜しくも届かなかったが、サイズの不利を感じさせない戦いぶりを見せて初週を終えた。立教大は#24木口(2年・PF)、#16横地(3年・PF)がアグレッシブに攻め、高い個人技を持ち、トランジションの早い明星大を振り切った。
江戸川大と、初の2部に挑む明星大は2敗スタート。江戸川大は春欠場だった#12オウマ(3年・C)の高さがあまり生かせず苦戦した。明星大はコートに出る選手がほとんど1、2年ということもあり、#2新田(2年・PG)を筆頭に目を見張るプレーも多々あったが、勝負どころで安定感を欠いた。ただし伸びしろも多く先に期待したい。
写真:国士舘大はエースの下がここぞというときに確実にシュートを沈める。
■日本体育大学会場
日本体育大が安定の2勝スタート
久しぶりの2部復帰となる上武大も2連勝

写真:日体大は遠藤もチームを乗せる活躍を見せる。
日体大会場で2勝したのは2チーム。2部1位のポジションから1部を目指す日本体育大はトーナメントでは早稲田大を撃破し、新人戦では準優勝を納めている。春から注目のチームが2連勝で実力を発揮した。また、10年以上の長い時を経て2部へと戻ってきた上武大も幸先よく2勝スタートとなった。
日体大は初戦、100点ゲームで順天堂大を圧倒し、2戦目にしてこちらも能力の高い選手が揃う駒澤大と注目の一線を迎えた。「去年2敗した相手なので絶対に勝ちたいという気持ちで挑んだ」とキャプテンの#64井手優希(4年・PG)。序盤こそ調子が上がらずリードを許すが、#30井手拓実(1年・PG・福岡第一)を中心とした若いメンバーが前半終了間際に元気を持ってきた。3Qで#33遠藤(2年・SG)が走って流れをものにすると、一気に畳みかけ、そのままリードを10点以上保ち勝利。昨年のリベンジを果たした。

1勝1敗は駒澤大と東洋大の2チームだ。駒澤大は#3澁田(2年・PG)が初戦の埼玉工業大を相手に22点、日体大相手に17点を上げる。日体大には敗れたが、チームでの粘り強いリバウンドや果敢に攻めるディフェンスは印象的だ。この秋より佐藤信長コーチを新たに迎えた東洋大は、初戦惜しくも上武大に敗れるが、2戦目の埼玉工業大はメンバーをまんべんなく起用して勝利。新コーチの元でどのようなバスケットを展開するか今後の楽しみとなりそうだ。
順天堂大と埼玉工業大は2敗。順天堂大は持ち味のシュートが生きる時間が短く、リズムの作り方が問われそうだ。埼玉工業大は初の2部リーグで苦戦を強いられた。しかしルーキーの#1張(1年・F・日本航空)の活躍を中心に目を引く選手もいる。3戦目以降に注目したい。
初週はどこも相手の状況を見たり、久しぶりの公式戦で身体の動きが鈍かったりするもの。とはいえ、1巡目で波に乗れるかどうかがこの後の展開を決めるとも言っていいだけに、2週目以降どこが頭角を表してくるかが楽しみだ。
写真:上武大は#29細川による23点の活躍が光った。
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