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第71回 全日本大学バスケットボール選手権大会
筑波大学が3年ぶり5回目の優勝

2016.10.15 (Sat)

【2016リーグ】10/15結果

■関東大学1部リーグ
◇国立競技場代々木第二体育館

拓殖大学113(31-25,28-20,19-33,23-23,12-7*)108慶應義塾大学 *OT
東海大学82(18-16,22-16,19-16,23-20)68専修大学

◇明治大学和泉校舎
青山学院大学73(16-11,22-18,23-9,12-19)57白鷗大学
早稲田大学61(16-15,16-11,19-13,10-16)55日本大学
筑波大学98(21-6,26-18,27-15,24-18)57明治大学

筑波大学   12勝1敗
東海大学   10勝3敗
白鴎大学   8勝5敗
拓殖大学   8勝5敗
青山学院大学 7勝6敗
早稲田大学  7勝6敗
専修大学   6勝7敗
日本大学   4勝9敗
明治大学   2勝11敗
慶應義塾大学 1勝12敗

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■関東大学2部リーグ 駒澤大学玉川キャンパス
日本体育大学72(12-19,21-17,17-25,22-19)80江戸川大学
駒澤大学76(22-19,7-20,15-18,32-23)80立教大学
国士舘大学90(19-11,22-14,20-22,29-16)63順天堂大学
大東文化大学88(23-16,22-20,24-11,19-12)59東洋大学
中央大学82(18-13,14-16,27-13,23-11)53法政大学

大東文化大学 13勝0敗
中央大学   10勝3敗
江戸川大学  9勝4敗
日本体育大学 8勝5敗
国士舘大学  8勝5敗
順天堂大学  5勝8敗
立教大学   5勝8敗
駒澤大学   4勝9敗
東洋大学   2勝11敗
法政大学   1勝12敗


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2016.10.14 (Fri)

【2016リーグ1部】10/9レポート(第12戦)

ホームの筑波大が2連勝で観客の期待に答え
中盤はほぼ差のない団子状態が続く


 つくばカピオでの開催2日目、前日に東海大が3敗目を喫し、1位の筑波大とは再び2勝差に戻ったが、2位以下は東海大9勝、白鷗大8勝、拓殖大7勝、その下に6勝で3校が並ぶ形で、4位以下は上下動しながら推移している。また下位では日本大が4勝目をあげて、その下の明治大、慶應義塾大をやや引き離す形となった。


161009narita.jpg 第11戦で東海大を倒す好試合を展開した明治大は、打って変わって拓殖大に大敗。立ち上がりから簡単に得点を重ねられ、自身は簡単なミスを連発して99-81で敗れた。拓殖大はこの勝利で単独4位浮上。#23バンバ(4年・C)の欠場は続くが、シュート力と機動力が噛み合った試合では勝利している。

 専修大日本大は立ち上がりこそ日本大が出遅れたが、#24高橋(4年・SG)を中心にアウトサイドや速攻が次々に決まり追い上げて前半は39-39の同点。3Qは互いに決め合う状況ながら、専修大がやや抜け出し66-60。互いに譲らない4Q、専修大はファウルが嵩んで苦しくなり、日本大は#6新号のスティール、#4松脇(1年・SG・土浦日大)の3Pが2連続で決まると、残り4分で78-80と逆転。残り3:37、シュートをブロックに行った#30アブ(1年・C・アレセイア湘南)が痛い5つ目のファウルで退場に。波に乗った日本大は快調に得点を重ね92-85で4勝目をあげた。

写真:拓殖大は成田を中心に全員が奮闘している。

※日本大・仁平選手のインタビューは「続きを読む」へ。


◆PICK UP1
【最終盤までを争うシーソーゲームを東海大が制す】

161009akiyama.jpg 2位の東海大と中盤位で足踏みする青山学院大の試合は最後まで勝負の分からない内容になった。1Qは16-19と青学大がリード。2Q、互いのディフェンスも厳しく、なかなか決定打が生まれない。そんな中、東海大はここで送り出された#37秋山(2年・SF)の3Pが決まると、#11白戸(3年・SG)のレイアップで残り3分に28-28の同点に。残り45秒、#37秋山2本目の3P、そしてスクリーンから#13中山(4年・PG)がドライブでレイアップをねじ込むと30-35と東海大が逆転して前半終了。

 後半の立ち上がり、青学大は#10高橋(2年・C)がゴール下、オフェンスリバウンドで連続ゴール。ドライブ、ブロックも見せるが、両者ディフェンスが激しく、なかなか得点が伸びず46-46の同点で3Q終了。

 4Q、立ち上がりも互いに激しいディフェンス、互いに点を取ったら取り返すという形で開始4分を過ぎても同点のまま。ここから青学大は#3大崎(4年・SG)、#24安藤(4年・F)の3Pが決まるが、東海大も#25平岩(1年・C・土浦日大)のレイアップとダンク、#13中山の3Pが決まりやはり差がつかない。どちらも優位になれないまま東海大1点リードで試合は残り3分の終盤へ。

161009takahashi.jpg 東海大は#13中山がスティールし、惜しくもこぼれたレイアップを#33鈴木(4年・SF)が拾うがこれはラインクロスの判断。対する青学大は#24安藤が2連続ゴールで60-64と4点のリードに。#81関野(4年・SF)の3Pで東海大も詰め寄るが、#14柏倉(4年・PG)のナイスインもあり63-66。東海大は残り1:04に#33鈴木の3Pで66-66。さらに#33鈴木の#25平岩へのアシストで68-66。残り20.2秒、ここで#24安藤が3Pのファウルをもらう絶好のチャンスが到来するが、これが1本しか決まらず思わず安藤も「ごめん」と声を上げる。こぼれたリバウンドは青学大が抑えるがシュートは決まらず、リバウンドは東海大。残り2.9秒、ボールを自陣に持ち込んだ東海大が68-67でシーソーゲームを制した。

写真上:東海大は秋山が2本の3Pで見事起用に応えた。
写真下:青学大は高橋がドライブを見せ、ゴール下は要所でブロックを見せるなど良い面もあったがわずかに及ばず。

※東海大・平岩選手のインタビューは「続きを読む」へ。


◆PICK UP2
【白鷗大が勝負強さを見せて早稲田大を振り切る】

161009issa.jpg 3位の白鷗大早稲田大と対戦したが、試合は前半からあまり点差がつかない戦いになった。やや白鷗大がリードする形で進み、前半を終えて34-33と白鷗大1点リード。後半、開始2分半は互いにノーゴール。早稲田大は小回りの効く機動力を生かし、守りからターンオーバーを奪うが内外とも決めきれず。白鷗大はリバウンドを確実に押さえ、#0野﨑(3年・SG)が2連続を決めると、#23イッサ(4年・C)がスティールからダンクを決めて開始4分に5点の引き離しに成功。さらに#0野﨑の速攻からのフリースロー、#41小倉(4年・PF)のバスケットカウントでそれを10点に広げた。しかし、白鷗大のオフェンスが単調になってくると早稲田大がリバウンドを押さえて追い上げ、#25伊藤(4年・F)、#11河合(4年・G)の3Pで逆転。51-52で最終Qへ入った。

 4Q、白鷗大もすぐさま逆転すると1、2点を争うシーソーゲームに。互いに外を打ち合う形で序盤は進んだが、白鷗大の方が中を固める早稲田ペイント内に入れずに外を打たされる格好が多く、確率が悪い。早稲田大は残り3分半に#26富田(2年・C)のバスケットカウントで68-63と5点のリード。しかし残り2分、#23イッサのバスケットカウントで白鷗大が68-68の同点に追いつく。さらに#0野﨑のドライブ、#23イッサのブロックから#21神里(3年・PG)のジャンパーへと続き、残り1:13で白鷗大のリードは4点。早稲田大は残り時間で逆転に至るシュートは決められず、68-78で白鷗大が逆転からの逃げ切りに成功した。早稲田大は機動力を生かして白鷗大を苦しめたが、最後は#23イッサを中心に白鷗大の高さが勝った。

写真:白鷗大・イッサは15点8リバウンド。大事な場面で高さが生きた。


◆PICK UP3
【筑波大がホームの声援に応えて勝利を収める】

161009aoki.jpg この日の最終戦、ホームの筑波大慶應義塾大との対戦で会場を沸かせた。スタメンの平均身長は筑波大189cm、慶應大183cmとサイズは大きく違い、さらにメンバーが豊富な筑波大は#46生原(4年・PG)の欠場が続くが、立ち上がりから優位に立った。慶應大は守りで続けてファウルを宣告されてしまい、苦しい1Qに。まず#11木村(3年・CF)が早々に3ファウルになると、#33トカチョフ(3年・CF)も2ファウルになり、インサイドではサイズ不足も響いて厳しい状況に陥った。しかし、次第にアウトサイドの調子が出始めると波に乗り、追い上げ開始。1Qを23-18で終了すると、慶應大は#5後藤(4年・G)、#9鳥羽(2年・G)等の3P、スティール、#22トカチョフのゴール下への合わせなどで2Qは追い上げモードに。筑波大は#6馬場(2年・SF)を投入してこれに対処し、50-40と10点差に広げて前半終了。

 3Q、筑波大は#4青木保憲(3年・PG)のアウトサイド、#6馬場のダンクも決まり会場はヒートアップ。慶應大を一気に20点以上引き離した。慶應大は一時ゾーンを敷き、高い位置からのディフェンスでルーズボールでも粘りを見せて闘志は失わず動き続けると、この必死の粘りが実り、十数点のところまで点差を押し戻すことに成功。しかし最後は#17杉浦(3年・PF)が放ったかなり遠目の3Pがブザーとともに沈み、58-77と筑波大が再びリードを19点に開いた。

161009toba.jpg 4Q、慶應大の激しいディフェンスは変わらず。得点面では筑波大は簡単に重ねていけるが、慶應大の闘志は消えずに最後まで走って攻め続け、最終スコアは85-98。筑波大がホーム2連勝を飾ったが、一方の慶應大も、終盤散漫になりがちな部分をもう一度締め直して本来の泥臭さを発揮し、最後の最後まで食い下がるプレーを見せた。後半は20点の差は簡単には詰められないが、逆にそれ以上差はつかない内容でもあった。

写真上:筑波大はスタメン起用の青木が執拗なディフェンスでターンオーバーを奪う場面も。
写真下:鳥羽はミスマッチも恐れず果敢に攻めて17得点。

※筑波大・馬場選手、慶應義塾大・後藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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EDIT  |  16:23  |  2016リーグ戦1部  |  Top↑

2016.10.10 (Mon)

【2016リーグ1部】 10/8レポート(第11戦)

2位の東海大が明治大に破れ上位争いも混沌
筑波大はホームゲームで多くの喝采を浴びる


161008masuda.jpg つくばカピオでの戦いになる第6週、筑波大のホームゲームには近隣の観客、高校生なども詰めかけ、地元チームの勝負を見守った。この日は2位東海大が9位の明治大に敗れる波乱が起こった。3位との間はこれで1勝差。終盤に向けてまだまだ順位はわからない。


 勝敗ではともに6勝4敗の、拓殖大白鷗大の戦いは77-107で白鷗大が勝利。#23バンバ(4年・C)が欠場した拓殖大は、白鷗大に前半から水を開けられ、リバウンドでも苦しんだ。前節では持ち味が出たが、この試合では良さが生きなかった。

 この日の最終試合は、ホームの筑波大日本大による一戦。立ち上がりは筑波大#11増田(1年・PF・福大大濠)がゴール下で次々とシュートを沈めて圧倒するが、次第に日本大が追い上げて3Qに一時逆転。しかし筑波大もすぐに差を取り戻す余裕を見せて87-76で試合終了。ホームの声援にしっかりと答えた勝利だった。

写真:スタメンに定着して活躍する筑波大の増田。抜群のタイミングでゴール下に姿を現す。


◆PICK UP1
【早稲田大が2戦連続で終盤の勝負を制す】

161008sibuta.jpg 中盤位を1勝差で争う専修大早稲田大の戦いは、立ち上がりからサイズの差がくっきりと出た。リバウンドでは専修大が圧倒的で、早稲田大はシュートを簡単にブロックされる場面も目立ち、一気に10点以上引き離される。早稲田大は#36澁田(4年・G)の連続3Pがチームを乗せていくが、専修大も#11秋山(3年・PG)の3Pが好調で、簡単には追いつかせない。2Qもそのままリードする展開で終盤にはスタメンも下げるが、43-28で前半は専修大リードで終了。

 3Q、早稲田大はプレスを開始。これにより専修大はターンオーバーが続き、じわじわと追い上げられる。また、#3アブ(1年・C・アレセイア湘南)のブロックがファウルを取られるなど、不運が続きリズムが狂った。早稲田大は得意の機動力を生かし、#38宮脇(4年・C)の3Pでチームも盛り上がると3Qは56-55と1点差まで詰め寄って終了。

 4Q、早稲田大はプレスから連続してターンオーバーを奪い、逆転。しかしミスも多く差はつかないまま終盤へ。残り3分、#18森井(3年・G)の3Pで逆転した早稲田大だが、#11秋山(3年・PG)の3Pで専修大も返して シーソーゲームに。残り1分、#7石原(3年・G)の3Pで早稲田大が1点リード。専修大は続くオフェンスでボールをこぼしターンオーバーに。ボールを保持する早稲田大は残り8秒、0度にいた#25伊藤(4年・F)の3Pが炸裂し、77-73の早稲田大リードに。専修大は残り時間で逆転は叶わず、早稲田大が6勝目をあげた。

写真:早稲田大は澁田が4本の3Pを沈める活躍を見せた。

※早稲田大・伊藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。


◆PICK UP2
【青学大が慶應大を4Qで一気に突き放す】

161008dan.jpg 1巡目の対戦では前半慶應義塾大がリードしたこのカード、2戦目も同様の形での入りになった。立ち上がりからシュートが好調で次々にシュートを沈め、一気に青山学院大を突き放す。しかし2Qになると青学大も#24安藤(4年・F)を中心に巻き返していく。それでも前半は32-36と慶應大がリードして終えた。

 3Q、慶應大のシュートの精度が落ちてくると青学大が逆転。しかし慶應大も#5後藤(4年・G)のバスケットカウント、3Pで再びリードを取り戻す。互いに主導権を握り合い、青学大はゴール下へのパスがうまく入り#7ナナー(1年・CF・横須賀学院)のシュートや、パスカットからのシュートが決まって青学大が抜け出しかける。しかし慶應義塾大も苦しいところでの3Pが決まり、最後に#14原(2年・PG)のレイアップが決まると追いついて56-56で3Q終了。

 4Q、立ち上がりで慶應大はリバウンドが取れずに再び青学大に離される。#14原の3Pが入って傷を少なくしたいが、#24安藤にバスケットカウントを奪われるなど、じわじわと差を広げられて残り4分半で9点のビハインド。青学大はリバウンドからの早い展開で得点を重ねるが、慶應大は打ち急ぐアウトサイドが決まらず、リバウンドを押さえた次々に青学大に走られ、ファウルで止める展開が続く。最後は83-69で青学大が勝利した。

 慶應大はやはり3Qの処理が課題。前半は良い勝負をしていても後半にパフォーマンスが落ちてくると厳しくなる。青学大は入りの悪さが目立ったが、なんとか挽回した。下級生が多く不安定な部分があるが、試合を重ねて学んでいくだけだろう。

写真:青学大はナナーへゴール下で何度もボールが渡った。

※青山学院大・安藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。


◆PICK UP3
【明治大が2位の東海大を下して大きな2勝目】

161008miyamoto.jpg 1Qから快調だったのは明治大。アウトサイドがよく入り、インサイドでは#22宮本(3年・PF)が東海大にリバウンドを握らせない。明治大は#5會田(4年・PG)、#9田中井(4年・SG)の3Pもあってリードし、守りでは東海大にタフショットを打たせて、東海大は残り4分でも4-12と劣勢のまま。たまらずタイムアウトを取って#13中山(4年・PG)以外の下級生を全て下げ、全員4年生の布陣に切り替えた。しかし4年主体でも明治大のディフェンスを突破できず11-21で1Qは明治大のリード。2Qも明治大はシュートが好調で、#24森山(2年・PF)は3Pを始め、次々と沈めていく。結局東海大は攻守ともに流れをつかめず42-29で明治大優位のまま前半終了。

 3Qも明治大ペースは変わらず。#5會田のアシスト、3Pに#2齋藤(3年・PG)の3Pも続いてどんどん差が開いていく。東海大は終盤に詰め寄って47-65とすると4Qは地道に追い上げていくが、明治大のリズムも切れず決めては決められる流れを断ち切れず、残り4分となってもビハインドは15点前後と依然重い。残り時間も少なくなり、東海大は高い位置からのディフェンスを仕掛けた。オフェンスではここに来て#11白戸(3年・SG)の3Pもようやく決まってくるが、時既に遅し。東海大はディフェンスで最後まで粘ってターンオーバーを犯させ、終盤はファウルゲームに突入して3Pを勝負強く沈めていくも、6点差に迫ったのがやっと。追い上げ叶わず71-81で明治大が2勝目を手にした。

 東海大は序盤からスタメンがあまり機能していなかったが、4年生の投入はやや遅め。この日シュートが好調だった明治大に対して、15点ほどのビハインドを常に追う形となってしまったが、追い上げるには苦しい点数だった。3Pは3Q終了時点で明治大が11本、東海大が5本。4Q終盤に東海大の白戸が決めていって最終的には10本に届いたが、この差が響いた。また、リバウンドも明治大が53本に対し東海大が35本と明治大が圧倒的。点差以上に各部門の差が如実に結果を表すゲームとなった。

写真:明治大・宮本と東海大・平岩のマッチアップ。宮本はインサイドで体を張って11リバウンド。

※明治大・會田選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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EDIT  |  10:48  |  2016リーグ戦1部  |  Top↑

2016.10.08 (Sat)

【2016リーグ1部】10/2レポート

筑波大が白鷗大に破れ遂に全勝チームは消滅
白鷗大はホームゲームで歓喜に包まれる


161001sawatika.jpg 白鷗大で開催された1部リーグの2日目は2巡目最初の対戦となる試合だが、ここでリーグ戦に影響を与える動きが一つ起こった。ホームの白鷗大と対戦した筑波大が、終始リードされる形で白鷗大の前に敗退。これで2位東海大との差は1勝と、優勝の行方は分からない状態に。白鷗大も前日の敗戦で一歩後退した分を取り戻す大きな白星となった。


 専修大明治大の試合は、専修大の3Pが2Qで気持ちよく沈んだ。明治大のディフェンスは#10大澤(2年・F)を何度もフリーで打たせてしまい、大きな差に。専修大は途中詰め寄られる時間帯もあったが、焦るほどの展開にはならず98-88で試合終了。1巡目の対戦では接戦から専修大が抜け出したという内容だったが、2戦目は専修大の余裕が見える内容だった。

 東海大慶應義塾大の試合は、前半に慶應大がリードする展開となった。立ち上がりからシュートのよく入った慶應大が流れを握り、勢いを切らさない。東海大がベンチを出場させる時間帯も慶應大は1、2年主体のメンバーで挑むと、#18澤近(2年・PF)、#10堂本(3年・PF)も得点を重ねてリードを守って前半終了。3Q、#4西戸(4年・G)のスティールから3Pで入った慶應大。東海大も#11白戸(3年・SG)が3Pで返すが慶應大も再び3Pで返し熱い攻防が続く。東海大は4年生メインのセットにすると、#13中山(4年・SG)のペネトレイト、高さを生かしたリバウンドも生きて追い上げていき残り3分半で逆転にこぎつけた。慶應大のターンオーバーから速攻、3Pの得点を重ねて一気に畳み掛け、68-52で3Qを終了。ここで引き離された慶應大は流れを取り戻せず86-62で東海大が勝利し、9勝目を飾った。

161002yamada.jpg 前日白鷗大に勝利した日本大は、#23バンバ(4年・C)が欠場した拓殖大に勝負を挑んだが、試合開始から驚くほどあっさりと差がついてしまった。バンバがいない状態では拓殖大と日本大のサイズ差はほぼ互角。そうすると、走力があり点取り屋を多く抱えている拓殖大には大きな問題は起こらない。1Qから快調に得点を重ねると、日本大は焦りからかシュートも不調。そのまま拓殖大が逃げ切り、90-78で6勝目をもぎ取った。

写真上:慶應大は澤近ら、下級生の力も試されている。
写真下:拓殖大は山田がバンバの欠場をカバー。

※専修大・大澤選手、拓殖大・山崎選手、東海大・大矢選手のインタビューは「続きを読む」へ。


◆PICK UP1
【#25伊藤の逆転3Pで早稲田大が青山学院大を下す】

161001ito.jpg 青山学院大早稲田大の戦いは、立ち上がりこそ早稲田大が先制するが、青山学院大#24安藤(4年・SF)、#32前田(2年・F)の外も当たって青学大が逆転し、そのままリードを広げた。早稲田大は途中から持ち前の機動力を生かしたディフェンスを開始して反撃するが、1Qは17-25と青学大が7点リード。しかし2Qも素早い早稲田大の動きに対応できない青学大はベンチに下げていた#24安藤を投入。その#24安藤の3Pが決まり、落ち着きを取り戻していく。28-41で青山学院大がリード。

 3Q、追う早稲田大は10点差がなかなか詰まらなかったが、開始4分半で#25伊藤(4年・F)の3Pが決まると6点差。さらに続くリスタートのボールも狙って早稲田ボールにするなど、粘っていく。しかし#36澁田が獲得した(4年・G)フリースローは1/4と確率が悪く、逆に#24安藤にバスケットカウントを決められて青学大が再び逃げて4Qへ。

161001ando.jpg 勝負をかける早稲田大は激しいディフェンスを展開。#8新川(4年・F)が身体能力を生かしたディフェンスで#24安藤にマッチアップし、打っては3P、ドライブでチームを勢いづける。早稲田大は#7石原(3年・G)働きもあって4点差にすると、#11河合(4年・G)の3Pが飛び出し1点差に迫ると、#38宮脇(4年・C)のフリースローで残り4分半、同点にする。そこから2分、互いに決まらない時間帯が続きフリースローを得ていく展開になるが確率は今ひとつで得点が伸びないが、早稲田大はここでプレスを開始し、青学大を焦らせていく。残り35.6秒、同点の状態から#25伊藤の3Pがここで決まり早稲田大が71-68。青学大はタイムアウトを取って修正するが、リスタートで早稲田大は#11河合がアンスポーツマンライクファウル。これを#24安藤が2本決めるが、マイボールからのシュートは落とし、早稲田大の攻撃に転じる。早稲田大のラストショットは決まらず、残り2秒から青学大が最後のオフェンスへ。#24安藤がハーフラインを越えた辺りでブザーとともに放ったボールはリングに届くがネットを通過することは叶わず、70-71で早稲田大が逆転勝利を収めた。

写真上:青学大は安藤が32得点と獅子奮迅の働きだったが、終盤の勝負どころではディフェンスに抑え込まれて簡単に得点できず。
写真下:決勝点を上げた伊藤。その前のフリースローではエアボールもあったが、この大事なシュートを見事に沈めた。

※早稲田大・新川選手のインタビューは「続きを読む」へ。


◆PICK UP2
【ホームの白鷗大が筑波大から金星を挙げる】

161001nozaki.jpg 白鷗大は無敗で首位を走る筑波大との戦いに、出足は3Pも好調でリードして入った。筑波大もすぐさま追いつき逆転するが、白鷗大は#28河邉(4年・SF)、#41小倉(4年・PF)の連続3P、#0野﨑(4年・SG)の速攻など、オフェンスのリズムが切れない白鷗大が再び逆転。さらに#5川島(4年・SG)のジャンパーも決まった。ここから白鷗大はディフェンスでもリバウンド争いでのルーズボール、トラベリングを犯させて速攻を止めるなど、守りきって16-20でリードして終了。

 2Q、筑波大はセンターを#8木林から#81小原(4年・C)にチェンジ。白鷗大は#18奥野(3年・PG)のレイアップを#75シェッハ(1年・C・延岡学園)がダンクで押し込んで観客をわかせるとさらに加速し、#75シェッハの2本目のダンクがホームの空気をさらに盛り上げる。開始3分、筑波大はここで遂に#6馬場(3年・SF)を投入。しかし白鷗大も#0野﨑の3Pでリードは守り、29-36と白鷗大リードのまま前半終了。

161001baba.jpg
 3Q、筑波大は#45相馬(4年・PG)、#17杉浦(3年・PF)の連続3Pで1点差に詰め寄ると、ここからしばらく主導権の奪い合いになったが、それを抜け出したのは白鷗大。ゴール下、そしてディフェンスリバウンドからの#0野﨑の3Pで5点のリードに。筑波大はガードを#6馬場に変え、ビッグラインナップで対応。しかし流れは白鷗大のまま。ここから#0野﨑の2本の3Pが生まれて48-57の白鷗大リードで4Qへ。

 筑波大は#17杉浦、#2満田を下げ、#14波多(2年・SF)、#4青木をコートへ。高さでは苦しくなるが#6馬場が3P、ランニングから難しい体勢でのバックのレイアップを決めて4点差に。さらに#6馬場は獲得したフリースローを2本沈めて同点まであと2点。ここで白鷗大は#41小倉が絶妙のオフェンスリバウンドを見せ、譲らない。筑波大は#4青木のドライブ、フリースロー、3Pで見せ、#17杉浦のジャンパーで1点差するがそこから簡単には追いつけず、残り3分半に#17杉浦のフリースローでようやく65-65の同点に。残り3分、白鷗大は#5川島の「入るとは思わなかった」という3Pがバンクで決まり3点抜け出す。残り時間が少なくなり、互いにターンオーバーが続く中、筑波大は#6馬場のレイアップがリングからこぼれ、白鷗大は#28河邉がドライブからフリースローを獲得。残り1分と少し、白鷗大は4点のリードに成功した。筑波は残り28.7秒、#17杉浦のファンブルで白鷗大ボール。さらにフリースローで白鷗大が勝利を固めると68-72で筑波大との大一番を制した。

161002kibayashi.jpg 白鷗大は前日の日本大戦とは打って変わった動きで筑波大を翻弄した。アウトサイドが好調に決まった上に、リバウンド争いでも高さある筑波大に競り勝ち、粘り強く戦ってホームの観客を大いにわかせる一勝をもぎ取った。これで6勝。すぐ前を走る2位の東海大とはまだ2勝の差があるが、まだ2巡目に入ったばかりの段階。優勝を十分狙える位置を、全勝で走る筑波大から勝利するという気持ち的にも良い形で手に入れた。

 筑波大は、前日白鷗大と対戦した日本大がボックスアウトの徹底でゴール下に入らせなかったのとは反対に、リバウンドを高さで取りにいってしまった。大学界でも有数の高さを誇るチームだが、イッサ、シェッハの最高到達点にはわずかに届かない場面が散見された。吉田監督は勝負どころで「ガードとして馬場を入れたがうまく機能しなかった」と、攻撃が1対1に終始し、チームとしての攻めにはならなかったことも惜しまれる。司令塔の生原がこの試合も欠場したが、その影響も出た試合となった。

写真上:野﨑の勝負強い3Pが何本も決まり、チームが盛り上がった。
写真中:馬場はランプレーから難しいレイアップを何本も決めていった。
写真下:白鷗大はディフェンスでも粘って筑波大のインサイド陣に仕事をさせなかった。

※白鷗大・小倉選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2016.10.08 (Sat)

【2016リーグ1部】前半戦総括(第1戦~第10戦)

 1部リーグは前半を終えて筑波大が無敗で首位を独走。そのままの流れとなるかと思われたが、2巡目で全体に動きがあったため、10戦目までのチーム状況と、表彰対象の個人ランキングの途中経過を掲載する。

◆チーム総括

筑波大が10戦目にして初白星
東海大が2敗でこれを追う


161007ikuhara.jpg 1巡目は筑波大が取りこぼしなく全勝で終えた。エース#6馬場(3年・SF)をベンチスタートさせ、さらには前半から控えも使いながらの展開で、迫られることはあっても危ない、というほどの展開にまでは至らずにに白星を重ねた。ただし、不安材料もある。#36生原(4年・PG)が第8戦で負傷し、それ以降を欠場。さらに後半戦開始の初戦で白鷗大に敗れ、遂に1敗がついた。インカレ2連覇の覇者とはいえ、吉田監督「今年のチームとして何かを成し遂げている訳ではない」と、この連勝に余裕は持っている訳ではない。むしろ敗戦の中味を次に生かしていくことが大事だろう。

 2敗でそれを追うのが東海大。2週目に2連敗し、優勝に黄信号が灯ったが、それ以降は危ない試合もなんとか勝ち切る形で連勝を続けている。元々多くの選手でタイムシェアをしているチームだが、今年は#25平岩(1年・C・土浦日大)を始め、下級生を積極的に登用。#15内田(2年・SG)は途中からスタメン起用されて持ち味のシュートで見事起用に応え、主力として成長しつつあるところが見えている。4年生が多いだけに来年を見据えた育成は急務だ。勝負の大事なところは陸川監督も信頼を寄せる4年生ががっちりと締め、良い循環が見えているだけに、4連覇を達成するためにも、もう一段階成長したいところ。

写真:筑波大は生原のリーダーシップも見どころ。


中盤は混戦模様でまだ未知数
ダークホースの白鷗大の躍進はあるか


161007kawabe.jpg 中盤は混戦気味でまだ先は見えない。1位、2位に続いて6勝4敗で後を追うのが白鷗大拓殖大専修大の3校。白鷗大は落合監督が就任した3年前から、一人のエースが輝くチームではなく、全員で戦うチームへとシフトチェンジしてきた。今の上級生は入替え戦まで進むほど苦しい試合を経験しながらここまで成長してきた選手だが、ここに来て筑波大を倒す力も見せ、ようやく花開こうとしている。ちょっとした波や、ミスによる取りこぼしなど常勝チームになるにはもう一段ステップを上がる必要があるが、そこに到達する準備をしているところと言えるだろう。

 拓殖大は怪我に悩まされているチームの一つ。開幕週に#39成田(4年・SG)が負傷し、前半の折り返しとなる第9戦ではエースの#23バンバ(4年・C)も負傷した。試合に出る4年生が多くないだけに今後が懸念されるが、第10戦では日本大を大差で破るなど、結束力も見せた。また、専修大は前半戦で波が大きく不安定さが先に立っていたが、次第に落ち着いてきている。#30アブ(1年・C・アレセイア湘南)を始めとしてリバウンドの強さを発揮し続けられれば、まだまだ上は狙える。

 この3チームに1勝差の5勝5敗で迫るのが青山学院大早稲田大だ。この2チームは勝てる試合の輪郭が非常に明確。青山学院大は経験の少ない下級生が試合に絡むこともあり、うまく力を発揮でできないこともある。得点源の#24安藤(4年・SF)だけに限らず、全員でバスケをできるかどうかが鍵だ。早稲田大もサイズがないため、武器である走りをいかに出せるかで結果が分かれる。全体的に前半は様子見をしていることが多く、後半の相手がバテてきているところで温存していた走力を爆発させられれば勝ちが見える。この両者はいかに勝ちパターンに展開を持っていくかどうかが重要になりそうだ。

 いずれにしても3位から7位まではほぼ勝敗に差がない。2巡目はゴールアベレージや得失点も気にした戦いをしていかなければならない。

写真:筑波大を10戦目で倒した白鷗大。主将の河邉が地道なプレーでチームを支える。


慶應義塾大・明治大がいまだ1勝
日本大は中盤に食い込めるかどうかが課題


161008monma.jpg 勝敗ではっきりしている下位チームは1勝の慶應義塾大明治大。連敗が続いた日本大は9戦目に勝利して3勝をあげ、ここから調子を上げて中盤位争いに食い込んでいけるかどうかが問われる。

 慶應義塾大も怪我人が大きく勝敗に影響しているチーム。得点アベレージでは現在も2位に位置#7高橋(3年・PF)が3戦目で負傷欠場、ガードの要である#9鳥羽(2年・G)も練習中の怪我で第5戦~第8戦を欠場し、一気にスタメン2名を欠いた慶應大は黒星が続いている。バックアップの少ないチームだけに体力面でも苦しいが、起死回生の2巡目となるか。

 明治大は1巡目の最終戦で、慶應義塾大相手にようやく1勝をあげた。ここまで接戦に持ち込みながら最後に敗れるという展開の試合が多く、勝ちパターンができていないのが痛い。残りの試合で流れを変えられるかどうかが注目だ。

写真:


◆個人ランキング

【得点】
161007bamba.jpg1位 ジョフ・チェイカ・アハマド バンバ(拓殖大学)300点(平均30点)
2位 アブ フィリップ(専修大学)238点(平均23.8点)
3位 安藤周人(青山学院大学)207点(平均20.7点)
4位 高橋耕陽(日本大学)184点(平均18.4点)
5位 杉浦佑成(筑波大学)167点(平均16.7点)


いずれのランキングでも言えることだが、プレータイムの長い選手が得点が伸びている傾向がある。3年連続得点王の#23バンバ(写真)は攻守での存在感は変わらず2位#30アブに大差をつけて独走していたが、9戦目に負傷して途中退場すると、10戦目はDNP。まだ両者の差は大きいが、怪我の程度によっては逆転もあり得る。3位#24安藤と4位高橋はチームの得点を牽引するスコアリーダー。5位杉浦は1巡目で余裕の勝利が多かったこともあって、出場時間のわりに稼いでいるとも言える。


【3P】
161007ando.jpg1位 多田 武史(拓殖大学)32本
1位 安藤周人(青山学院大学)32本
3位 大澤希晴(専修大学)29本
4位 高橋耕陽(日本大学)28本
5位 野﨑零也(白鴎大学)26本

今季の注目ルーキーの#18多田と、#24安藤(写真)がトップ。多田はブレのない安定したフォームから3Pを量産し、将来も楽しみな選手だ。青山学院大のエース安藤は、3Pのみならず内外のプレーでチームを引っ張っている。3位以下もあまり差はない。#10大澤はサイズもあるがアウトサイドが得意な選手で、チームのリバウンドが強いことで安心して打てる部分もあるだろう。#24高橋も内外ともに得点できる選手だが勝負どころで決まる3Pはやはり大きい。5位の野﨑はクラッチシューター。勝負強いシュートを沈めてチームに勝利を引き寄せる。


【リバウンド】
161007abu.jpg1位 アブ フィリップ(専修大学)147(OF58/DF89)
2位 ジョフ・チェイカ・アハマド バンバ(拓殖大学)130(OF27/DF103)
3位 トカチョフ サワ(慶應義塾大学)96(OF27/DF69)
3位 渡辺 竜之佑(専修大学)96(OF35/DF61)
5位 宮本 滉希(明治大学)76(OF27/DF49)


リバウンドランキングは得点王と同じく#23バンバ・#30アブ(写真)の2強が上位を固め、9戦目でアブがトップに躍り出た。専修大自体がディフェンスに重きを置いたチームで「リバウンドは大事に考えている」(アブ)というだけに、ここからも伸びていきそうだ。3位は#22トカチョフと#6渡辺が競り合う。192cmで体を張ってリバウンドをもぎ取るトカチョフと、190cm以下ながら抜群の嗅覚でボールをもぎ取る渡辺は正反対のタイプ。#22宮本も幅のある体格を生かしたリバウンドが見ものだ。


【アシスト】
161001saito.jpg1位 齋藤 拓実(明治大学)39本
2位 新号 健(日本大学)38本
3位 森井 健太(早稲田大学)29本
4位 成田 正弘(拓殖大学)26本
4位 石原 卓(早稲田大学)26本


1位は#2齋藤(写真)、それを1本差で#6新号が追う。点取り屋の傾向が強かった齋藤は3年目に入り、よりPGらしいパスの供給が見られ、アシストを量産している。新号は、元々パッサーとしての能力が高く、この2名が3位以下を10本程度引き離している。3位の#18森井はタイムシェアしている分、本数が落ちるが、トリッキーなパスが見どころ。4位の#39成田は本来2番ポジションだが、攻撃型チームの中でPG的役割をこなすことも多い。同率4位の#7石原も点を取るのが好きな選手だが、パスの本数が伸びるということは、周囲に点を取れる選手が多いという証明でもある。早稲田大で2名がランクインしていることも興味深い。


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2016.10.08 (Sat)

【2016リーグ1部】白鷗大ホームゲームレポート

アットホームな雰囲気の初ホームゲームは
アンダー世代のエキシビションマッチも


 昨年、体育館が豪雨災害で被害を受けたために中止となった白鷗大のホームゲームが1年ぶりに実現された。「派手な演出はない」(落合監督)、という空間は学生やOBが多数訪れ、アットホームな空間に。栃木県のU-15のエキシビションマッチも実現し、多くの観客の前でプレーを披露してくれた。また、2日目の筑波大戦では無敗の相手に土をつける大きな一勝をあげ、ホームの観客の大歓声に応えた。


161002nyujyo.jpg
161001hakuo2.jpg
試合前には一人ずつ選手が紹介され、コートに一列に並んだ。


161001Exhibition.jpg
161002Exhibition2.jpg
Bリーグのリンク栃木ブレックスのスクール生なども入る中学生のエキシビションマッチが、白鷗大の試合前に行われた。拮抗したゲームは最後にブザービーターも飛び出す内容で、最後はベンチの面々も笑顔に。


161001halftime.jpg
白鷗大のストリートダンスサークル「EXA」が2日とも登場し、ハーフタイムショーでダンスを披露。


161001hakuo.jpg
筑波大戦では応援席も大盛り上がり。白熱した試合ではホームの後押しこそ、最も大きな力になる。


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2016.10.01 (Sat)

【2016リーグ1部】10/1レポート

1順目を終了し、筑波大が9連勝
白鷗大は初のホーム戦を勝利で飾れず

161001danabu.jpg 昨年、大雨災害により見送りとなった白鷗大でのリーグ戦が、1年の時を経て開催の運びとなった。OBらも多数応援に駆けつけ、ハーフタイムショーなども行われた。2日目には白鷗大の試合前に栃木県のU-15のエキシビションマッチも行われる予定だ。

 1順目終了となるこの日、明治大が1点差のきわどい勝負を制して初白星。これで無敗のチームはなくなった。筑波大は全勝、それを2敗で追う東海大の構図は変わらなかったが、3位は白鷗大、拓殖大、青山学院大、専修大が同じ勝率で並び、再び行方がわからなくなってきた。


 5勝の青山学院大と4勝の専修大は、1Qは互いに攻めあぐねて15-15。2Qの立ち上がりもどちらもリズムを握れず、ルーズボール争いの場面も多発。青学大がリードし始めると専修大はベンチから#30アブを投入という形で点数的には譲らない争いのまま37-33で専修大がややリードして前半終了。3Q、専修大がゴール下の高さ、#11秋山(3年・PG)のスティール、#30アブも速攻からバックダンクを見せて差を10点に広げた。青学大は開始6分で6点しか取れずディフェンスでも相手を守りきれない。46-57と11点差をつけられて3Qを終了するが4Qもこの差を詰め切ることはできず72-61で試合終了。専修大はこの勝利で青学大と同じ5勝4敗で1順目を終えた。

161001utida.jpg 東海大早稲田大との対戦になったが、司令塔の#35伊藤(4年・G)が前週の負傷の影響により、この試合欠場。ガードが1枚減った中、対する相手はガード主体の早稲田大。しかし1Qから3Pの当たった東海大がリードする展開となり、早稲田大は終始オフェンスのリズムを作れず。この試合合計12本の3Pを決めた東海大が終始優位に試合を運び、77-57で試合終了。早稲田大は武器である走力、アウトサイドとも当たらずに終わった。

 拓殖大筑波大の戦いは、前半から筑波大が好調に得点を重ねたが、#23バンバ(4年・C)が途中で負傷し下がると筑波大のワンサイドゲームの様相が濃くなり、142-86と大差がつく結果となった。

写真上:専修大はアブが攻守で見せ場を作った。
写真下:東海大は内田がこの日27得点のチームハイをマーク。


◆PICK UP1
【明治大が9戦目にして僅差の勝負を制し初勝利】

161001moriyama2.jpg 1勝の慶應義塾大とまだ0勝の明治大の対戦は、18-18の互角で1Qを終了。慶應大は#9鳥羽(2年・G)が復帰し、立ち上がりは良い形でボールが回ったが明治大も追い付く形。2Q、明治大のディフェンスが機能して慶應大のターンオーバーが続くと、明治大はシュート、スティール、速攻と気持ちよく決まり一気に10点以上のリードを得た。慶應大は#16高田(1年・SG・城東)の3Pが入ってやや持ち直すが、前半は40-29の明治大リードで終えた。

 3Qも10点前後の点差を行きつ戻りつとする展開になるが、じわじわ詰めた慶應大は終了間際に#14原(2年・G)の3Pが決まって49-52で4Qへ。

 4Q、慶應大のディフェンスが効いてきて明治大が攻めあぐねる中、慶應大は#22トカチョフ(3年・CF)の3P、ペネトレイトで開始3分に遂に同点に戻す。ここから我慢の展開になるが、ターンオーバーの連続を脱して明治大が2連続ゴールでわずかにリードを守る。残り4分、慶應大は明治大のチームファウルが5になり、フリースローを得て返していく。残り3分、慶應大は#5後藤(4年・G)のミドル、#4西戸(4年・G)のスティールから#22トカチョフの速攻へとつなげ遂に逆転。だが明治大もターンオーバーから#22宮本(3年・PF)のシュートで同点に戻す。慶應大は#22トカチョフのオフェンスリバウンドもあるが、残り22.4秒、明治大は#24森山(2年・PF)を投入。するとこれが当たり、3Pが沈んで65-64と1点のリード。タイムアウトを取った慶應大最後のオフェンス、#4西戸の3Pはゴールには届かないショートでエンドラインを割った。残り2.6秒を明治大が処理し、リーグ戦初勝利を上げた。

161001sawa.jpg 明治大はきわどい勝負に破れ続けてきたが、ようやくそれを制した。最後の起用に答えた森山の3Pが決勝点となった。慶應大は鳥羽の復帰は好材料となったが、それでも元々他チームに比べて人数的に少ない中、体力勝負も強いられている。下級生の奮闘も光るだけにチームでの勝利を叶えたい。

写真上:明治大は最後にコートに送り出された森山が見事に3Pを決めてチームに勝利をもたらした。
写真下:慶應大はトカチョフが攻守で奮闘。21点12リバウンド、3Pも3本入ったが惜しくも勝利に届かず。

※明治大・齋藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【ホームの白鷗大はシュートの当たった日本大に屈す】

161001JYANI.jpg この日の最終戦、ホームに日本大を迎えた白鷗大は、立ち上がりから#28河邉(4年・SF)、#13野﨑(3年・SG)の3Pが連続で決まり、好調な出足。このQだけで5本の3Pが決まり、21-15とリード。2Qは引き離されそうなところを日本大#23本村(2年・SG)の3P、#44松脇(1年・SG・土浦日大)から#48ジャワラ(1年・CF・日大豊山)へのアシストパスが決まり、さらに#48松脇の3Pも決まって一気に追いついていく。さらに#48松脇の3Pが続き残り1分で日本大が逆転。白鷗大は残り時間で逆転ならず、日本大リードで後半に入った。

 3Q、日本大は#48松脇が躍動。3Pに、ディフェンスにとコートを縦横無尽に動き回り、一気に差を開いた。このQ松脇は3本を3P沈め、#6新号(3年・PG)のスティールなど完全に流れは日本大に傾き、46-60で終了。

 4Q、日本大の好ディフェンスの前になかなか白鷗大は得点を伸ばせない。残り5分、#24鎌田(4年・SG)のバスケットカウントでようやく9点差にするが、残り時間が少なくなってゆく。残り時間2分、白鷗大は#23ジャニ(4年・C)のシュー戸で7点差に追い上げる。すかさず日本大も#24高橋(4年・SG)がミドルシュートを決めるが、残り54.6秒、ルーズボールを奪った白鷗大は#21神里(3年・PG)の3Pで6点差。26.2秒、#21神里の起死回生の3Pは決まらず。最後はファウルゲームとなって64-78で日本大が勝利を3勝目をあげた。

 日本大は途中出場の松脇がこの試合23点10リバウンド。期待のルーキーがチームを引っ張る活躍で3勝目に貢献した。トータルリバウンドでは11本負けているが、後半は白鷗大に確実に取らせずに死守する姿が目立ったのも大きい。

写真:後半、日本大は必死のディフェンスで白鷗大ジャニにもきれいにリバウンドやシュートに行かせなかった。

※日本大・松脇選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2016.10.01 (Sat)

【2016リーグ】10/1結果

■関東大学1部リーグ 白鴎大学本キャンパス
明治大学65(18-18,22-11,12-20,13-15)64慶應義塾大学
専修大学72(15-15,22-18,20-13,15-15)61青山学院大学
東海大学77(17-13,17-10,21-13,22-19)55早稲田大学
筑波大学142(30-15,35-18,35-21,42-32)86拓殖大学
日本大学76(15-21,23-13,22-12,16-20)66白鴎大学

筑波大学   9勝0敗
東海大学   7勝2敗
白鴎大学   5勝4敗
拓殖大学   5勝4敗
青山学院大学 5勝4敗
専修大学   5勝4敗
早稲田大学  4勝5敗
日本大学   3勝6敗
明治大学   1勝8敗
慶應義塾大学 1勝8敗

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■関東大学2部リーグ 日本体育大学世田谷キャンパス
立教大学52(14-27,15-13,12-14,11-13)67江戸川大学
法政大学52(8-5,5-13,21-13,18-15)46東洋大学
順天堂大学86(17-21,21-20,17-22,24-16,7-20*)99日本体育大学 *OT
国士舘大学65(17-12,17-12,9-21,22-23)68駒澤大学
中央大学53(14-15,12-16,9-14,18-17)62大東文化大学

大東文化大学 9勝0敗
中央大学   7勝2敗
日本体育大学 6勝3敗
江戸川大学  6勝3敗
国士舘大学  4勝5敗
駒澤大学   4勝5敗
立教大学   3勝6敗
順天堂大学  3勝6敗
東洋大学   2勝7敗
法政大学   1勝8敗

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■関東大学3部リーグ1次ステージ

◇東京経済大学武蔵村山キャンパス

学習院大学75(22-33,16-27,20-22,17-17)99明星大学
東京成徳大学74(26-19,14-16,17-9,17-24)68東京経済大学
神奈川大学92(34-11,21-9,19-7,18-15)42山梨学院大学

◇関東学院大学金沢八景キャンパス
明治学院大学79(10-15,22-17,15-19,32-16)67上武大学
玉川大学94(17-7,21-23,23-23,33-11)64西武文理大学
関東学院大学79(21-24,18-22,16-16,24-35)97埼玉工業大学

神奈川大学  10勝0敗
上武大学   8勝2敗
玉川大学   7勝3敗
東京成徳大学 7勝3敗
明星大学   7勝3敗
山梨学院大学 5勝5敗
明治学院大学 5勝5敗
埼玉工業大学 4勝6敗
学習院大学  3勝8敗
関東学院大学 2勝8敗
東京経済大学 2勝8敗
西武文理大学 0勝10敗


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2016.09.28 (Wed)

【2016リーグ1部】9/17,18 慶應義塾大学ホームゲーム-BEYOND-

地元とのつながりをさらに強化した
慶應義塾大二度目のホームゲーム


160918keio01.jpg 昨年より始まった慶應義塾大のホームゲーム。今年は他のチームに先駆けて、第3週、9月17、18日が開催日となった。

 ホームゲームの今年のテーマは「BEYOND」。『従来のカレッジバスケットボールを超え、慶應生もバスケットボールファンも近隣住民も、垣根を超えて楽しんでもらう、そんなホームゲームを作りたい』(慶應義塾体育会バスケットボールFacebookより)という思いがそこには込められている。部員から選抜したスタッフを中心に、SNSも使っての宣伝・広報活動を行う昨年からのスタイルはそのままに、今年は横浜のスポーツ情報を発信する『ハマスポ』へも記事を掲載。また、昨年の課題としても上がった地域とのつながりは、地元・日吉のミニバスチームへのクリニックも行うなど、より地域密着を意識して準備してきた。エスコートキッズにはそうしたミニバスの子どもたちを伴って入場し、試合開始後は応援にも加わった子どもたちから何度も声がかかり、チームを後押ししていた。

 昨年は2種類のTシャツが販売されたが、今年は1種類。選手も応援も同じTシャツを着ることになり一体感も高めていたと言える。用意した枚数は850枚と昨年よりも多かったが、事前に完売してしまう勢いで「もう少し数多く発注しておきべきだった」と、担当者も予想以上の数字だったようだ。

160918keio05.jpg 17日は白鷗大と競り合い、18日は早慶戦ということもあって早稲田大関係者も会場を埋め1階はほぼ満席、試合は大いに盛り上がった。怪我人が相次いでしまったせいでチームとしては苦しい状況となっており、ホームでの勝利はならなかった慶應大。だが、一つのシュート、一つの好ディフェンスに大歓声が沸き起こるホームの様子はやはり格別のもの。家族や友人、知人たちだけではなく、普段から接している附属校生たちも一つになって応援しており、学内のつながりの強さが感じられるのが、慶應大のホームゲームのひとつも特徴とも言える。そこに今年は地元のミニバスチームの声援も加わり、より地域との関係性も深まった様子が見える2日間となった。

写真上:18日の早慶戦、試合開始前には広い日吉記念館の1階席もほぼ埋まる状態に。
写真下:シュートを放つ慶應大・西戸。大きな声援を背負って積極的に仕掛ける姿が目立った。

※その他の試合の様子は「続きを読む」へ。


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2016.09.26 (Mon)

【2016リーグ1部】9/25レポート(第8戦)

筑波大が無傷の8連勝
層の厚い東海大、堅守の青学大が追う


160925sirato.jpg この週連勝した東海大が単独2位となった。しかしリーグ折り返しとなる次週、首位の筑波大に3位タイの拓殖大、白鴎大がそれぞれ挑むため、順位はまだ入れ替わる可能性がある。また、3位タイの青学大は星1つ差の専修大戦、早稲田大戦が控え、目の離せないゲームが続く。さらに入替戦回避を見据えても、慶應義塾大-明治大の一戦は気が抜けないだろう。


 注目の青山学院大-白鴎大は、前評判通りの守り合いになった。2Qは青学大、3Qは白鴎大と流れが行き来した末、4Q残り3分49-49の同点に。ここで速攻を繰り出した青学大が58-54で勝利。3敗を死守して優勝争いに踏みとどまった。

 専修大は勝てば東海大を3位集団に引きずり込むことができたが、74-76とわずかに及ばなかった。3Qに何度も逆転のチャンスがあったものの、フリースローミスとターンオーバーが響いた。東海大は#10鶴田(2年・PF)、#11白戸(3年・SG)、#15内田(2年・SG)といった交代で入ったメンバーが活躍を見せ、層の厚さを見せつけた。

 早稲田大-日本大は、日本大が劣勢から2Qに建て直し、終盤も足を止めず60-57で嬉しい2勝目。早稲田大はこの週2連敗、星が五分に戻った。

160925narita.jpg 首位の筑波大明治大に、3位の拓殖大慶應義塾大に粘られた。

 慶應義塾大は拓殖大に一時離されるものの、3Pが決まると波に乗り、拓殖大はターンオーバーが続いて流れを掴みきれず。ディフェンスの粘りもあってあとわずかで同点、というところまで追い上げた慶應大だったが、最後はインサイドのファウルトラブルも響いて追撃しきれず。99-93で拓殖大が逃げ切った。

 また、いまだ勝利がない明治大に対し、筑波大は追いつかれることはないものの、大差で引き離すという展開にはならず。途中で#46生原(4年・PG)が足を痛めて下がってしまうと、ミスが多く締りのない内容となった。77-68で筑波大が勝利し、筑波大は無敗を続けてはいるが、やや安定を欠く試合が続いている。明治大は勝利まであと少しが越えられない状況。次戦では1敗にとどまる慶應大との対決になるが、勝機をつかめるか。

写真上:起用に応えた東海大・白戸。
写真下:スタメンに復帰した拓殖大・成田。

※東海大・中山選手のインタビューは「続きを読む」へ。


◆PICK UP1
【勝負所で加点した日本大が大きな2勝目】

160925motomura.jpg ともに今年1部に上がった早稲田大日本大。対戦成績1勝1敗だった昨年のリーグのメンバーが多く残り、現在の1部リーグでの星の差ほどチーム力に差はない。

 1Qは早稲田大13-6日本大とロースコアになる。2Q、日本大は司令塔に#12井上(4年・PG)を投入するとディフェンスからオフェンスへのリズムがスムーズになる。スティールから速攻につなげ、じわじわと追い上げる。残り4分40秒には#48ジャワラ(1年・CF・日大豊山)がフリースローを獲得、2投目は落としてしまうもリバウンドから#44松脇(1年・SG・土浦日大)が3Pを沈めて23-24と勝ち越しに成功。そのまま27-29で前半を締め括った。

 3Q、日本大は前半の勢いを保持、#24高橋(4年・SG)を起点に#23本村(2年・SG)も積極的に攻め27-37と差を広げる。早稲田大は残り5分50秒にようやく後半初得点を挙げると息を吹き返し、連続3Pと#7石原(3年・G)の速攻で残り3分には41-39と一気にひっくり返す。日本大はしばらく無得点だったがチームファウルフリースローでつなぐ。45-45とどちらに転ぶかわからない。

160925miyawaki.jpg 4Q、両チームとも激しいディフェンスを繰り出す。その中で日本大#24高橋、#11門馬(4年・SG)が強く攻めてシュートをねじ込む。早稲田大はアンスポーツマンライクファウルを得たのを活かしきれないも、#18森井(3年・G)が速いタイミングで3Pを決め、50-51の日本大リードで残り5分を切る。その後、日本大#5仁平(4年・PF)、早稲田大#26富田(2年・C)の両センター陣まで走り合うも、決め手となる1本は生まれない。残り1分30秒でのタイムアウト開け、早稲田大はゾーンで翻弄を試みるものの、日本大#24高橋―#11門馬のホットラインで3点差。しかし早稲田大も#27濱田(2年・F)が3Pを沈め、同点で残り1分を切る。ここで日本大は重くなる前に#24高橋がターンシュートを決める。一方の早稲田大は#7石原の1on1が惜しくも外れ、残り1秒でフリースローの1点を積み上げた日本大が57-60で2勝目を挙げた。

 特徴の似た両チームだったが、終了間際の決定力で勝った日本大に勝利の女神が微笑んだ。

写真上:日本大は高橋に続くように本村らも積極的にプレイ。
写真下:身体を張る早稲田大・宮脇。


◆PICK UP2
【残り1分半からの逆転劇で青学大が3敗を死守】

160925jya.jpg 東海大との接戦を落とし、「絶対、何が何でも勝たないといけない」(#14柏倉)という気迫で臨んだ青山学院大。何度リードを失っても取り返し、残り1分半の攻防も上回った。

 1Q、白鴎大はシュートを打っているもののフィニッシュできず、残り5分を切ってもフリースローでの1点のみ。交代でコートに立った#21神里(3年・PG)の3Pもリズムをつくるまでには至らない。一方の青学大は#7ナナー(1年・CF・横須賀学院)がインサイドで躍動。12-5とアドバンテージを得る。その後両者フリースローでの得点に留まり、14-9とする。

 2Q、青学大は#3大崎(4年・SG)&#15石井(2年・PG)の2ガードに変更。その#3大崎の3Pや、パス回しから#32前田(2年・F)のゴール下も決まって残り6分半21-11と突き放す。一方の白鴎大もタイムアウトを挟み、連続で速攻が出ると勢いづく。青学大は#32前田の3P以降沈黙する隙に、#23ジャニ(4年・C)のインサイドプレイも決まって残り2分半には24-22まで追い上げる。ここから青学大は#7ナナーが返し、28-22で終える。

 3Qは白鴎大#41小倉(4年・PF)の24秒ブザービーターとなる3Pでスタート。青学大は好調の#32前田が3ファウルでベンチに下がらざるを得なくなるのに対し、白鴎大は#23ジャニのダンク、#0野崎(3年・SG)の3Pで残り30-32と早々に逆転する。ここからは一進一退の攻防。白鴎大がフリースローを量産すれば、青学大は#10高橋(2年・C)のジャンプシュートでつなぐ。

160925dan.jpg 白鴎大が39-41とリードして入った4Q、白鴎大がフリースローを落としてしまうのに対して、青学大は#24安藤(4年・F)に火が点く。フリースローと連続3Pで43-47と抜け出す。白鴎大は3P、ドライブインともに試みるものの決めきれないが、3秒オーバーを誘うなどディフェンスで耐える。#5川島(4年・SG)の裏を突くシュートなどでコツコツ追い上げ、残り3分には49-49と振り出しに戻す。タイムアウト後、青学大はパスミスと#7ナナーのファウルアウト。さらに#28川邊(4年・SF)の速攻で51-54とした白鴎大が大きく有利かと思われた。だが青学大も#0納見(1年・PG・明成)のバンクショット、リバウンドから#24安藤が走って55-54。残り1分に渡る白鴎大の猛攻を守り切り、ファウルゲームもかわして58-54で勝利を掴んだ。

 白鴎大も声を掛け合って粘り強く守ったが、ここぞというところでフリースロー、アウトサイドを決めきれなかった。

写真上:徹底マークの上からダンクに行く白鴎大・ジャニ。
写真下:急成長を見せる青学大・ナナー。

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2016.09.26 (Mon)

【2016リーグ1部】9/24レポート(第7戦)

筑波大が首位をキープ
東海大・白鴎大が2敗で追う


 全勝の筑波大を追うのはどこか。東海大・白鴎大が2敗を守り、2位タイとなって名乗りを上げた。一方、慶應義塾大・日本大・明治大は、上位チームとじわじわ差が開きつつある。

160924nihira.jpg 首位の筑波大は、主力を休ませながら慶應義塾大に勝利。連勝街道をひた走る。2位タイの東海大-青山学院大早稲田大-白鴎大はいずれも4Qの勝負所で我慢しきった東海大、白鴎大が勝利。5勝目を挙げた。

 拓殖大-明治大は拓殖大がリードしては明治大が追い縋る展開となる。最終的には、スタメンに復帰した#39成田(4年・SG)が要所で3Pを決め、#23バンバ(4年・C)が45得点を挙げた拓殖大が87-82で逃げ切り、3敗を守った。

 専修大-日本大は同点で迎えた3Q、専修大のシュートミスを日本大が得意の速い展開につなげる。だが専修大も#11秋山(3年・G)が積極的にドライブを仕掛け、56-56から64-56として4Qを優位に進める。日本大は#11門馬(4年・SG)の気迫の籠もったプレイで残り1分30秒には77-74まで迫るも、#10大澤(2年・F)の3Pでとどめを刺した専修大が80-74で勝ち越した。

写真上:仁平の速い展開が出ると日本大は流れに乗る。


◆PICK UP1
【東海大がロースコアゲームを我慢勝ち】
160924kida.jpg ともに2敗の青山学院大東海大。優勝争いに残るためには負けられない1戦は、息詰まるロースコアゲームとなった。

 1Q、両者引き締まったディフェンスを披露。容易にペイントエリアへ攻め込めない中、青学大はジャンプシュートのタッチがよく2-8とリード。しかし東海大も合わせのプレイが決まり出して逆転。フリースローを得た分だけ東海大が20-16と先行する。

 2Q開始早々に青学大が同点に持ち込むと、1ゴールを争う展開に。中盤、東海大はベンチから入った#11白戸(3年・SG)が起用に応えて33-27と突き放すも、青学大はここまでタフショットが続いた#24安藤(4年・F)の3P、#10高橋(2年・C)のバスカンで追い縋り、33-32で折り返しとなった。

 3Q、東海大が強いディフェンスでボールを奪えば青学大は#24安藤がわずかな隙を突いてダンクと譲らない。東海大の3Pが落ちる間に#14柏倉(4年・PG)の3Pと、速攻からのフリースローで青学大が残り5分42秒37-39と再逆転。この後どちらもミスが出てしまう。残り2分、ルーズボールから#33鈴木(4年・SF)が3Pを決め東海大が流れを引き寄せ、#35伊藤(4年・PG)の技ありのブザービーターで44-41とする。

160924nakayama.jpg 4Q、東海大は#35伊藤がドライブから得点、アシストと躍動し51-43と抜け出す。青学大はシューターを入れ替えていき、#6木田(3年・F)が応えて残り4分45秒には1点差に迫る。しかし、ドライブは軒並み囲まれてしまいその後が続かないのに対して、東海大は#13中山(4年・SG)がステップイン、フリースローのミスを帳消しにするリバウンド&得点と切り拓く。青学大はここでパスミスが出てしまい、それを東海大#13中山が速攻につなげて61-52と大きく勝利を引き寄せる。青学大も#14柏倉がルーズボールに飛び込んでいくなど諦めずにファールゲームを仕掛けるが、土壇場での点差は大きく69-58でタイムアップとなった。

 どちらもアウトサイドの確率が低く、インサイドは守りが厳しくと我慢が続く中、最後はリードしているにも拘わらずディフェンスで激しく当たり、攻めてもファールをもらうなど粘った東海大が突き放す恰好になった。

写真上:同ポジションに力のある選手が揃う中、結果を残した青学大・木田。
写真下:東海大は中山の得点で接戦をものにした。

※青山学院大・柏倉選手のインタビューは「続きを読む」へ。


◆PICK UP2
【白鴎大が怯まず攻め切って5勝目】
160924okuno.jpg もう1つの2敗同士のカード、白鴎大-早稲田大も熱戦が繰り広げられた。

 1Q、早稲田大がディフェンスから走れば、白鴎大は#0野崎(3年・SG)、#5川島(4年・SG)の3Pが立て続けに決まる。9-10から白鴎大が速い展開に持ち込みリードを8点に広げる。一方の早稲田大は途中からコートに入った#31佐藤(4年・G)が3Pにバスカンと勝負強さを発揮して一気に同点。ラスト10秒で#0野崎のシュートが決まった白鴎大が20-22とわずかに1ゴールのリード。

 2Qも残り4分半29-29とつばぜり合いが続く。ここから、早稲田大がバックコートでスティールを連発、レイアップにつなげて33-29と勝ち越し、白鴎大はタイムアウトに追い込まれる。ここで4年生の#24鎌田(4年・SG)が連続得点と気持ちの強さを見せ、残り2分33-36と再逆転。そのまま35-38で前半を終えた。

 3Q、早稲田大が白鴎大#23ジャニ(4年・C)や#75ディオップ(1年・C・延岡学園)の高さから逃げずドライブを仕掛ければ、白鴎大も強いドリブルで早稲田大ガード陣のプレスに呑まれず、接戦が続く。白鴎大#23ジャニがダンクでチームを盛り立てるのに対して、早稲田大は3Pが続けて決まり、47-48。しかしこの逆転のチャンスにフリースローミス、合わせのゴール下を決めきれずと足踏み。終盤#28川邊(4年・SF)のドライブで白鴎大が52-58と突き放す。

160924kuwata.jpg 4Q、今度は白鴎大がフリースローミスでブレーキ。その隙に早稲田の足が出て、残り7分40秒56-58と勝負はわからなくなる。白鴎大は#5川島が獲得したフリースローを2投とも落としてしまうが、直後にスティールからのレイアップで帳尻を合わせる。川島はさらにリバウンドやルーズボールにも飛び込んでいってチームの得点機会をつくりだし、残り2分14秒60-69となって早稲田大はたまらずタイムアウト。#7石原(3年・G)や#25伊藤(4年・F)の得点で追い縋るもこの10点差が遠く、70-79で白鴎大が大きな5勝目を掴んだ。

 白鴎大としては、先週の東海大戦で悔しい敗戦となったものの、落合コーチが「僕自身が引き摺らないようにという感じだった」というくらい、選手はむしろそれを発奮材料として練習に取り組んできたという。「対策を実行し、強みを発揮してくれた」と選手を讃えた。

写真上:司令塔が板につきつつある白鴎大・奥野。
写真下:早稲田大・桑田はルーキーらしからぬ落ち着いたプレイを見せる。

※白鴎大・落合監督のコメント、川島選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2016.09.24 (Sat)

【2016リーグ1部】9/24速報

筑波大が連勝を7に伸ばす
4勝2敗対決を制したのは東海大と白鴎大


160924masuda.jpg 中盤に突入した1部リーグ。この週は中位のチームにとって、優勝争いに残れるかどうかの大きな山と言える。

 4勝2敗で並ぶ4チームの直接対決は、東海大白鴎大が、それぞれ青山学院大早稲田大を終盤に突き放して2敗を守った。25日(第4週2戦目)にはさらに青山学院大-白鴎大の直接対決も控え、両チームとも切り替えが重要になる。青山学院大は連敗は避けたいところ。

 以上の結果により3敗で4位タイとなった青学大と早稲田大を、日本大に競り勝った専修大明治大を振り切った拓殖大が同じく3敗でぴたりと追う。両チームとも時間帯によって波はあるものの、星を取りこぼすまではいかず踏ん張っている。

 首位の筑波大慶應義塾大を寄せつけず連勝を7に伸ばした。1勝で慶應義塾大とともに8位タイの日本大と、7連敗で最下位の明治大は、惜しいゲームが続くがめげずに取り組み続けるほかない。

写真:スタメンとして経験を積む筑波大のルーキー・増田。

※レポートは別途掲載します。


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2016.09.24 (Sat)

【2016リーグ1部】9/18レポート

筑波大は無敵の6連勝
東海大は劇的勝利で白鷗大を下す


160918ando.jpg 1部リーグの第6戦も第5戦同様見ごたえのある勝負が続いた。この日は日本大が6戦目にしてようやく白星を獲得。これで全廃は明治大のみとなった。無敗で首位を走る筑波大以外は安定して戦えているチームはなく、青山学院大もこの週は2連敗となって2位以下はまだ混沌としている。


 無敗の筑波大と1敗でこれを追う青山学院大の試合、出だしは筑波大がリードした。#8木林のゴール下もよく決まり、立ち上がりから引き離していくが、青学大は#24安藤(4年・F)が3P、速攻にと走りこの出遅れを挽回し、1Qは20-15と筑波大の5点リードで終了。2Q、青学大は筑波大が控えを使う時間帯に#24安藤がダンクを見せるなどの活躍で2点差に迫るが、#2満田(4年・SF)、そして途中出場の#6馬場(3年・SF)に3Pをあっさり決められてしまうと、一気に10点以上離されてしまった。青学大は#24安藤の奮闘が光り、やや追い上げて前半は36-27。筑波大は3Qに再び畳み掛けて差をつけるが、4Qは9点と失速。一方の青学大も3Qは9点に終わるが4Qは粘るといった互いに波のある展開ながら、全体的にはロースコア。66-52で筑波大が勝利したものの、1位を争うような白熱したゲームという内容にはならなかった。

160918morii.jpg この日のメインゲームともいえる最終試合の慶應義塾大早稲田大の一戦は、早慶戦ということもあって会場には慶應大の応援のみならず、早稲田大のファン、OB、チアも駆けつけた。前半、勝負は互角。慶應大は#4西戸(4年・G)が積極的にシュートにいってリードを得たが、早稲田大も#11河合(4年・G)の連続3Pなどがあって追い上げ、1Qは17-15の早稲田大リード。2Qに入りシーソーゲームが続く、互いに速攻などを狙う得意の早い展開になっていくが、慶應大のシュートがなかなか決まらない時間帯に早稲田大が一時13点のリードに。しかし、終盤に#5後藤(4年・G)のアウトサイドが続けて3本当たった慶應大も巻き返し、37-34と3点差に追い上げて前半を終えた。

 後半の立ち上がり、慶應大は立て続けにファウル。ここで早稲田大が一気に得意の足を出し、守りでもゾーンプレスで慶應大の攻撃力を削いでターンオーバーを奪うと一気に引き離しにかかった。慶應大はターンオーバーが続いてリズムを崩し、ファウルトラブルも徐々に効いてきて苦しくなった。3Qで68-45と差がついてしまうと、早稲田大はそこからも集中を切らさず攻撃を続けた。慶應大も攻めようと立ち向かうがタフショットが続き、大きく点は伸びず。早稲田大は手を緩めず得点を続け、97-64で6月の早慶戦の借りを返す形となってこの週2連勝。慶應大はホームゲームで1階席はほぼ満員の観客で埋め尽くされたが、勝利は飾れず。怪我人が続出して苦しい戦いが続くが踏ん張りたい。

写真上:青山学院大は安藤が31得点で気を吐いたが、リバウンドではトータルで21本もの差をつけられただけに、改善点は多い。
写真下:森井はベンチから入って絶妙のパスを供給する。早稲田大は交代人員も豊富で、一気に4〜5人を変えられる強みも生きた。

※早稲田大・河合選手のインタビューは「続きを読む」へ。


◆PICK UP1
【日本大が4Qに抜け出し待望の1勝】

160918jawara.jpg いまだ白星なしの明治大日本大が激突。1Qは日本大の3Pが大当たり。#24高橋(4年・SG)と#11門馬(4年・SG)の3Pが合計7本。明治大のゾーンは機能せずに一気に差をつけられた。14-23となってスタートした2Q、日本大はともに2ファウルの#24高橋、#11門馬をベンチに下げるが、ここで明治大が反撃。#2齋藤(3年・PG)の3Pに#28今川のゴール下など、一気に追い上げて点差を戻して逆転すると日本大はここで#24高橋をコートに。明治大は決めきれない場面も目立つながら、日本大も3Pが落ち始め、1点を争う展開に。明治大は#21野口(1年・SF・九州学院)の3P、ドライブに行ってのフリースローがあって、リードを保つ。日本大はフリースローを再三得るも、続けて4本落とす痛いミスで終盤得点が伸びず。明治大は#32吉川(3年・SG)の3Pが決まって35-31とリードして前半終了。

 3Q、日本大はやはり外が当たってこないが、明治大も良い流れが作れず停滞。日本大はじわじわと追い上げて逆転すると、53-47で4Qへ入った。日本大は#23本村のミドル、#11門馬の3Pが続くと、#24高橋も速攻で得点。開始3分弱で9点のリードに成功した。日本大は#48ジャワラ(1年・CF・日大豊山)がスティールからダンクを叩きつけ、チームを波に乗せる。日本大はここでつけた約10点のリードを守りきり、6戦目にしてリーグ初勝利をあげた。

 ようやく勝利した日本大。網野HCは戦力には十分自信を持っているものの、1部で戦う経験値の不足や勝つために必要なものをいかに選手に意識させるかに腐心している様子。何をすれば勝てるのか、選手もどう掴むのかもがいている最中だが、この1勝をきっかけに一歩一歩前進したい。

写真:ダンクを決めたジャワラがチームメイトとハイタッチ。彼の成長があればチームの大きな助けになるだろう。

※日本大・高橋選手のインタビューは「続きを読む」へ。


◆PICK UP2
【前半から好調さを見せた専修大が拓殖大を下す】

160918abu.jpg 拓殖大専修大の戦いは拓殖大#23バンバ(4年・C)と、#30アブ(1年・C・アレセイア湘南)を中心とした高さに注目が集まった。

 1Qは専修大の高さが生きて18-20のわずかに専修大リード。2Qも点差はさほど変わらずに推移していくが、中盤に流れを掴んだのは専修大。拓殖大は#23バンバの内外の得点、#13阿部(3年・SG)のアウトサイドで点を重ねていくが、専修大は#30アブのリバウンドに、#8幸崎(2年・PG)が機動力を生かしたディフェンスを見せ、#10大澤(2年・F)の3Pも好調でややリードする展開。さらに#30アブの速攻からのワンマンダンクも飛び出し、開始4分で8点のリードに成功。さらに#6渡辺(4年・PF)のスティール、#10大澤の3本目の3Pも飛び出した。さらには#30アブが#23バンバの前からミドルシュートを決めるなど、ファインプレーも見せて前半は専修大が34-47とリードして終了。

160918osawa.jpg 3Q開始2分、#23バンバが3ファウル目。しかし続くオフェンスでは#30アブからファウルを誘い、互いにやりあう。劣勢の拓殖大だが#18多田(1年・SG・八王子)の3Pを始め、得点を重ねるが残り5分で#23バンバが痛い4ファウル目。それでも#13阿部、#9杉谷らが得点していくが、専修大は#10大澤の外も好調。#30アブのゴール下も強く68-59で4Qへ。

 追う拓殖大は開始2分で#23バンバをコートに戻した。ここから#13阿部がドライブしてフリースローを得ていくが、10点の差が重い。拓殖大は残り4分半、ゾーンで対応。残り3分半、専修大は#30アブも4ファウルになるが、リードの差は大きい。拓殖大は果敢に攻めていくがシュート率が上がらず82-71で試合終了。拓殖大、専修大ともに星が五分に戻った。

 オフェンス、ディフェンスで見応えあるマッチアップになったバンバとアブだが、ここは相殺。専修大は前半から大澤のアウトサイドが好調だったほか、チーム全体として良い流れが持続した。拓殖大は成田の欠場を第5試合ではカバーしたが、全体的にスモールラインナップなだけに、ゴール下の攻略には苦戦した。

写真上:下バンバの前からシュートを放つアブ。見事に決まり会場にどよめきが起こった。
写真下:専修大は大澤が安定して決めていったのも大きい。

※専修大・幸崎選手のインタビューは「続きを読む」へ。


◆PICK UP3
【#4寺園の決勝点で東海大が劇的な勝利を収める】

160918sato.jpg 1敗の白鷗大と2敗の東海大。白鷗大にしてみれば東海大を倒せば足元のライバルを一つ遠ざけることができる大事な勝負だった。その気持ちが出たか、1Qから勢いある攻撃でリードしたのは白鷗大。出遅れた東海大はディフェンスを締め、メンバーを入れ替えながら追い上げるが、1Qは16-22と白鷗大リード。東海大は1Q途中から4年生メインの布陣に切り替え、2Qの頭もそれを継続。#3大矢(4年・PF)、#33鈴木(4年・SF)、#13中山(4年・SG)、#4寺園(4年・PG)に#23佐藤(3年・PF)で挑み、#4寺園のアウトサイド、ディフェンスの良さも出て3点差に追い上げた。さらに交代で#35伊藤(4年・PG)、#81関野(4年・SF)等の4年生を投入。対する白鷗大は引き離すために#0野﨑(3年・SG)をコートに戻すが、互いに得点はならず3点差を継続。しかし東海大が再三ターンオーバーを奪うと、残り2:46で遂に東海大が逆転した。残り1分、同点になったところから#13中山がフリースローを獲得し、これを決めて東海大が34-32と2点リードして前半終了。

160918ogura.jpg 3Q、東海大は#24卜部(3年・SF)の3Pで幕を開ける。ディフェンスで相手を食い止めたいが、白鷗大#0野﨑(3年・SG)の3P、#41小倉(4年・PF)もうまくゴール下に入ってのシュートでこちらも譲らず。しかし残り3分半、#41小倉は痛い4ファウルでベンチへ。東海大はなかなか加点ができず、必死のディフェンスで守るが、#18奥野(2年・PG)のジャンパー、#23イッサのダンクが飛び出した白鷗大がリード。52-46と6点のリードで4Qへ。

 6点を追う東海大。#4寺園(4年・PG)のフローター、#23佐藤のシュートで粘るが、白鷗大も#5川島(4年・SG)が抜け目なくスティール、#23イッサ(4年・C)のダンクで波に乗らせない。#0野﨑が3Pファウルを獲得し、#23イッサがブザーぎりぎりに放ったシュートが決まるなど、白鷗大のチャンスが続いた。東海大はターンオーバーを奪うものの、得点が伸びずに苦しい時間帯が続く。#4寺園がボールの奪い合いから速攻に走るが、続く白鷗大の攻撃では#0野﨑が3Pを沈めて東海大の反撃の芽を摘んでゆく。残り3:11、白鷗大は#0野﨑がこの試合2つ目の3Pのファウルを獲得。5点差に詰め寄っていた東海大を8点差に引き離した。

160918tokai.jpg 勝負は最終盤に入り残り54.2秒、東海大は#4寺園の3Pが決まって64-67と、残りはあと3点。残り28.5秒、#35伊藤(4年・PG)がドライブをねじ込み66-67。ここから東海大はファウルゲームを仕掛けた。#21神里(3年・PG)は1投目を外すが、2投目はわざと外し、東海大のタイムアウト請求を阻止。東海大は#4寺園がフリースローを獲得するが、決まったのは1本。2本目のリバウンドは惜しくも外れ15.3秒で白鷗ボールに。しかしこれをドリブルで相手ゴールに持ち込もうとした#28河邉(4年・SF)がハーフラインを越えた辺り、残り2.6秒でなんとこれをファンブル。東海大ボールとなってしまう。このラッキーチャンス、東海大はスローインから#4寺園のボールが渡ると、残り0.2秒で3Pシュートがネットを居抜き、69-67。東海大が厳しいゲームを歓喜に変えて4勝目を飾った。

 東海大は第5戦に引き続き、粘って勝ちを引き寄せた。白鷗大は最後のミスで金星を逃したが、これで同じく4勝2敗。まだ上位にとどまる。

写真上:東海大は佐藤が高い身体能力を生かしてゴール下を支えている。
写真中:白鷗大は小倉が良いプレーを続けているが、この日はファウルに苦しんだ。
写真下:最後のシュートを決めた寺園をチームメイトが囲む。

※東海大・寺園選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2016.09.17 (Sat)

【2016リーグ1部】9/17レポート

青山学院大学に遂に1敗がつき全勝は筑波大のみに
1敗を守った白鷗大は上位の牙城を崩せるか


160917kibayashi.jpg 第3週は慶應義塾大の日吉キャンパスでの2日間。第一試合から見せ場のある試合が続き、青山学院大学はミスを頻発して遂に1敗。拓殖大は成田が欠場したものの、余裕ある勝利を飾った。

 全勝を守る筑波大は1Qから専修大をリード。前半から控えを十分使いながらの戦いで前半は41-30のリード。後半もこの10点差を維持する筑波大だが、専修大は#30アブ(1年・C・アレセイア湘南)が高さを生かしたブロックを何度も見せてゴール下でねばり、後半は一時4点差まで詰め寄る時間帯もあったが、総合力で勝る筑波大が危なげなく勝利し、5勝。専修大は3敗目がついた。

写真:シュートする筑波大・木林。この日は序盤からアウトサイドも入った。


【拓殖大が終始リードで青山学院大が初の1敗】

160917abe.jpg 全勝の青山学院大は2敗目がついた拓殖大と対戦したが、前半リードしたのは拓殖大。青山学院大は途中でシュートが停滞し、追う形で1Qを終了。2Qはインサイドではうまく攻められない青学大が10点離されてしまうが、#32前田(2年・F)、#24安藤(4年・F)、#15石井(2年・PG)と3Pが続き、#32前田のオフェンスリバウンドもあって持ち直す。残り2分、#24安藤のこのQ2本目の3Pで2点差に追いついた青学大だが、そこから#23バンバ(4年・C)にフリースロー、ゴール下と続けて決められると、青学大にファンブルのミスやファウルが続いて逆に引き離され、前半は46-37と拓殖大がリードして終えた。

 3Q、両チームともに笛に振り回されがちとなるが、青学大はミスが多く点差を詰めることはできずに約10点差のまま試合は推移。拓殖大はガードもゴールにアタックし、速攻も出てリードを守っていく。拓殖大は終盤#23バンバの得点で15点差まで開くが、青学大は#21石黒(4年・PF)の2本のミドルシュートで反撃。しかし最後に#13阿部(3年・SG)の3Pが決まって48-62で4Qへ。

 立ち上がり、拓殖大は#12阿部のシュートが続き、#9杉谷(4年・PG)のカット、#23バンバのブロックなどで流れを維持。青学大はなかなかシュートに持ち込めず、#24安藤も「足を動かせ」とコート上で発破をかける。開始3分で拓殖大のリードは16点。追いかける青学大は#24安藤が攻めてレイアップを決めるが、他の部分での得点がならず。#23バンバのバスケットカウント、#13阿部のスティールからの速攻も決まり、残り4分で拓殖大のリードは19点とさらに差は開いた。残り2分には#23バンバもベンチへ下げ、拓殖大は余裕の逃げ切り勝利。64-80で3勝目をあげた。

 青学大はこの試合では特に連携ミスやファンブルといった基礎的な部分でのミスが目立った。拓殖大は成田が欠場したものの、山崎、杉谷といったガード陣も奮闘し、阿部が攻守で奮闘して見せ場を作った。成田以外の戦力が戻ってきたのは大きく、ここからの挽回に注目だ。

写真:拓殖大は阿部が要所で奮闘を見せ、存在感を放った。

※拓殖大・バンバ選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【東海大がシーソーゲームを1点差で制して辛勝】

160917tokai.jpg 第2週で2敗した東海大は、この日はスタメンを入れ替えて日本大との対戦に臨んだ。立ち上がりこそリードしたが、途中で日本大のアウトサイドが当たって残り4分、#11門馬(4年・SG)の3Pで逆転。東海大はメンバーを入れ替えていくが競り合ったまま17-19と日本大2点リードで終了。

 2Q、東海大はさらにメンバーを変えながら挑むが、日本大がリードしたまま大きく試合は動かない。東海はディフェンスでも簡単にゴール下に攻め込まれるが、日本大もこのQで外の大当たりはない。しかし#24高橋(4年・SG)がシュート、アシストにと奮闘が見える。東海大は残り4分半、#19三ッ井(4年・PF)のシュートでようやく逆転。しかし日本大もすぐさま逆転。そこから1点を争う展開となる。残り1分、東海大は#33鈴木(4年・SG)の2連続3Pでリードを奪い返し、前半は38-33で逆転して終了。

 3Q、東海大はゴール下での得点が増えてくるが、日本大も#6新号(3年・PG)のシュートなどで追いかける。日本大はリバウンドで粘って#11門馬がこれを押し込むとチームも大盛り上がり。1点差に迫った。東海大は残り2分半、#33鈴木の3Pで再び日本を引き離そうとするが、日本大は#11門馬の気迫のバスケットカウント、#23高橋のQ終わりの長距離3Pが決まり、56-55と東海大のリードは1点で3Q終了。

160917monma.jpg 4Q立ち上がり、2分間得点が動かない中、#23本村(2年・SG)のシュートで日本大が逆転。しかし東海大も#4寺園(4年・PG)のフリースロー、#15内田(2年・SG)の3Pなどで返し、再度逆転。さらに#24高橋が3Pで返し食らいつくといった具合に、1点を争う展開が続く。日本大は#23本村の3P、東海大のターンオーバーからの#24高橋のファーストブレイクで残り5分、今度は4点のリードを奪い返し一歩も引かない状況に。残り3分をきって4点を追う東海大は#33鈴木が3Pのファウルを獲得。これを2本決めて65-63と日本大2点リード。残り2分、#34伊藤(4年・PG)のアシストを#13中山(4年・SG)が決めて65-66と東海大がここで逆転。日本大はタイムアウトを挟み、最後の攻防に入る。ここで互いのオフェンスは決めきれず残り47.6秒、日本大ボールでリスタートすると、#23本村の3Pが決まり残り27.9秒、66-67で日本大が逆転。残り21.2 秒、東海大は#35伊藤が絶妙のフローターを見せ再逆転。ここから最後の攻めになった日本大は#6新号のドライブが決まらない。弾かれたボールを必死にリバウンドを取りにいくがボールは東海大に流れ、日本大の追撃は実らず。68-67で東海大が辛くも逃げ切りを決めた。

 東海大はこの日#15内田をスタメンに入れるなど、選手起用に変化があった。サイズ的に小さい日本大に対し、#25平岩、#10鶴田といったビッグマンで苦しむところも「経験をさせていきたい」(陸川監督)と積極的にコートへ。最後の勝負どころでは4年生4人と3年の佐藤という安定感あるスモールラインナップで、日本大に対応し勝ちきったが、「それだけでは今後通用しない」(陸川監督)と、今後も幅広く人材を使っていく模様。リーグを通して全体の底上げをはかりたい。

 日本大は5連敗。門馬、高橋の奮闘は見えるが武器であるアウトサイドは初戦以降なかなか当たってきていない。爆発力を発揮できるかどうかも鍵だ。

写真上:最後は陸川監督も「頼りになる」という4年生と、3年の佐藤で勝負を決めた東海大。
写真下:日本大は門馬が何度もバスケットカウントを奪う奮闘を見せた。

※東海大・内田選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【延長の末、早稲田大が明治大に競り勝つ】

160917kawai.jpg まだ勝利のない明治大は2勝2敗の早稲田大と対戦。立ち上がりは明治大のアウトサイド、ゴール下の強さもあって一気に2-12と抜け出した。早稲田大もメンバーを交代させながら打開をはかるが、1Qは20-12と明治大リード。2Q、早稲田大は1Q途中からのゾーンプレスを継続。明治大はスタメンを一部下げた時間帯を乗り切ることができず、開始3分で早稲田大が同点に追いついた。このQここまで無得点だった明治大は開始4分半でようやく#99平佐田(4年・PF)の3Pが決まる。明治大は#22宮本(3年・PF)の2連続ゴール下などもあり、引き離されることなく、シーソーゲームでこのQを終了。36-33の明治大が3点リードで後半に入った。

 3Qは互いにもたつく展開となったが、明治大がベンチメンバー主体で競り合う中、#11奥野(1年・SF・藤枝明誠)の2連続のシュートと、フリースローでリードを保ち50-44。4Q頭も明治大はそのままベンチメンバーメイン。早稲田大はこちらも控えだが、#7石原(3年・PG)、#8新川(3年・F)ら、スタメンと遜色ないながらもなかなか走るプレーを出せず結び付けられず、ターンオーバーが続く。ともに立ち上がりから点が入らず、3分以上停滞する形になった。この均衡を破ったのは明治大#26小谷(4年・SF)。開始4分半でようやくミドルシュートが決まると、早稲田大もタイムアウトを挟んで#38宮脇(4年・C)のゴール下が決まった。そこから#27濱田(2年・F)の3Pが入ってようやく流れを掴むと、#7石原が走ってフリースローを獲得。明治大はコートに#32吉川、#2齋藤を揃えてスモールラインナップで対抗するが#36澁田(4年・G)がシュートをねじ込み、早稲田大が残り4分で逆転に成功した。明治大もすかさず#5會田(4年・PG)が返し、#2齋藤の3Pもあって再びリードに成功。ここから互いにターンオーバーが続くが、残り1分を切って、明治大のリードは1点。53.7秒で#22宮本がフリースローを獲得。これを1本決めてリードは2点。残り30秒、早稲田大は#7石原の3Pが決まらず、リバウンドは明治大に。#5會田のフリースローとなってこれが1本決まり、明治大が3点のリードに。早稲田大は最後のタイムアウト後、残り23秒で#7石原の3Pが決まり58-58の同点。最後の明治大のオフェンスは決まらず延長に突入。

160917miyamoto.jpg 延長戦、互いに譲らず残り同点から流れを掴んだのは早稲田大。明治大がディフェンスに阻まれて外に頼りがちな形になるのに対し、早稲田大はペイントでうまく#26富田がボールを得て、リードした。最後まで明治大のオフェンスは形にならず、積極的に攻めた早稲田大が64-69でシーソーゲームに競り勝った。

 早稲田大は自らも自覚する波が、試合の立ち上がりに出た。追いついてからも一気に波には乗れなかったが、最後に固いディフェンスで明治大を止めたのも大きい。

 明治大はインサイドでは宮本が踏ん張り、この試合ではベンチメンバーがよくつないだが、あと一歩が足りず。惜しい負けは堪えるが、粘り強く戦い苦境を打開するしかない。

写真上:終盤、早稲田大は河合が積極的にドライブをかけて明治大のディフェンスを崩していった。
写真下:明治大は宮本がインサイドで良い働きを見せた。

※早稲田大・富田選手のインタビューは「続きを読むへ。


【劣勢の慶應大が粘るが白鷗大が後半抜け出す】

160917kawabe.jpg 最終試合は、ホームの慶應義塾大白鷗大の対戦になった。昨年は最後のシュートで白鷗大が勝利した因縁のゲームでもある。この日、慶應大は#7高橋(3年・CF)に続き#9鳥羽(2年・G)が前日練習の怪我で欠場。スタメンを2名欠く状態での戦いになったが、ゲームの終盤までは互角の戦いを保った。

 1Qは慶應大のシュートがよく決まった。立ち上がりでファウルが続いたが、#5後藤(4年・G)、#4西戸(4年・G)のほか、#16高田(1年・SG)等4本の3Pが決まり幸先の良いスタート。白鷗大はオフェンスが安定せず17-24の慶應大リードで2Qに入る。ここで慶應大は控えをコートへ。すると白鷗大が#21神里(3年・PG)の3Pやスティール、#23イッサ(4年・C)の速攻もあって追い上げ、#28河邉(4年・SF)のフリースローで逆転。しかし慶應大もここで切れずに粘り、#22トカチョフ(3年・CF)がアシストして、#11木村(3年・CF)のシュート、#10堂本(3年・PF)の速攻を生み出し、前半は40-39で終了。

160917goto.jpg 3Qも拮抗した状態が続く。白鷗大はターンオーバーが続いて立ち上がりは苦戦。この間に慶應大が逆転するが、Q半ばに再び控えを投入した慶應大に対し、白鷗大は#41小倉(4年・PF)が次々にゴールを揺らし、一気にリードを奪う。慶應大は外を打っていくが決まらず60-51で4Qへ。

 最終Q、粘る慶應大はじわじわと点差を詰め、#5後藤がここで早いタイミングで3Pを放って開始3分で1点差に詰め寄った。ここで白鷗大はベンチに下げていた#0野﨑(3年・SG)をイン。野崎が積極的に攻め、#5川島(4年・SG)の3Pが決まると再び5点のリードを得た。慶應大は速攻のチャンスをものにできず、攻め手は外頼みになるも食らいつくが、白鷗大は#5川島のオフェンスリバウンド、#0野崎のシュートなどで8点とさらにリードを広げた。慶應大は残り1分半でファウルゲームに行くが白鷗大が逃げ切り、69-79で勝利を収めた。

写真上:白鷗大はベンチから入ってくる河邉が勢いを与える。
写真下:慶應大・後藤は7本の3Pで27得点。スコアを牽引した。


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2016.09.11 (Sun)

【2016リーグ1部】9/10、11レポート@新潟(第2週)

筑波大は無傷の4連勝
1勝1敗の拓殖大、早稲田大は
2連敗の東海大とともに2勝2敗で3週目へ


160910tomiyama.jpg 新潟県バスケットボール協会の法人記念事業として、トーナメントの上位4校(筑波大、拓殖大、東海大、早稲田大)の第3戦、第4戦は、新潟で開催されることになった。

 土曜は2試合が行われ、開幕戦を飾ったのは、拓殖大vs東海大。前半は終始接戦となり、ゲームが動いたのは第3Q。拓殖大が連続3Pなどで10点リードを奪う展開に。お互いにディフェンスで相手を苦しめる間、東海大がじわじわと得点を決め、拮抗した展開は続いた。しかし、オフェンスリバウンドでチャンスをつないだ拓殖大がさらにリードを広げ東海大の追撃を食い止めると、76-61で勝利。東海大は痛い1敗目となった。

 この試合とは対照的に、試合開始から一方的な展開となったのが筑波大vs早稲田大。開始から6分半、早稲田大の得点が決まらない間、一時は20-0の筑波大リード。徐々にリズムを取り戻した早稲田大は筑波大が控えメンバーでのぞんだ時間帯に追い上げ、一時は5点差になるも、スタートメンバーに戻した筑波大が一気に立て直し、48-28と逆に点差を広げられ後半へ。後半もその流れは変わらず、第3Q終わって30点差とすると、今度は控えメンバーも安定した動きを見せた筑波大が最後は93-60と完勝。

160910sugiura.jpg 3戦目で2敗目を喫した早稲田大だが、力を出しきれずに終わったことを引きずることなく翌日の第4戦vs拓殖大は接戦からの勝利を掴んだことで、勝敗は拓殖大、早稲田大ともに2勝2敗に。そして、筑波大は最後まで粘りを見せた東海大を振り切り、4勝目。東海大は第3、4戦と痛い2連敗なり、2勝2敗で3週目へ。

 例年は1度目の対戦が前半戦の終盤(第8、9戦)に来るはずの上位チームだが、新潟開催が2週目に組まれたことで第3、4戦で激突。そのため、ほぼ黒星のないまま序盤を戦うチームに早々に黒星がついた。今後の星取りにどう影響が出るかが注目だ。

写真上:春のトーナメントで高い身体能力を活かしたプレーで貢献した拓殖大・富山。バンバへ息の合ったアシストパスを見せるなど、リーグ戦での更なる活躍が期待される。
写真下:今季リーグ戦から3番ポジションを務める筑波大・杉浦。早稲田戦では28得点、東海戦では20得点10リバウンドを記録し、連勝に大きく貢献。


◆9月11日(日)PICK UP1
【終始リードの拓殖大を、終了間際に早稲田大が逆転】

160911ito.jpg 第3戦でvs東海大との接戦を勝ち抜いた拓殖大に対し、筑波大に完敗した早稲田大との戦いは、第3Qまで拓殖大がリードをする展開になった。

 試合は、3戦目でなかなか決まらなかった3Pを#25伊藤(4年・F)、#18森井(3年・PG)らが沈め、落ち着いた出だしを見せる早稲田大。しかし、先手を取ったのは拓殖大。開始早々に#39成田(4年・G)のジャンプシュートが決まると、#18多田(1年・F・八王子)の3Pや#23バンバ(4年・C)らの得点で先行。積極的にシュートを狙う姿勢を見せ続けた拓殖大が徐々にリードを奪い、26-20で第1Qを終えた。

 第2Qは#26富田(2年・C)の3連続得点に早稲田大が流れを掴みかけると、#25伊藤の3Pで一時は逆転するが、1年生ながら安定したプレーを見せるシューター、拓殖大・#18多田に連続3Pを決められ、拓殖大リードのまま44-43で後半へ。一進一退の攻防が続く中、再び#25伊藤のジャンプシュートで早稲田大が逆転。さらに、#27濱田(2年・F)が3Pバスケットカウントを決め、流れは今度こそ早稲田大かと思われた。しかし、拓殖大は#33富山(3年・F)が得点のみならず、高い跳躍力を活かしたリバウンドで貢献。拓殖大リードのまま、64-59で第4Qを迎えると、引き続き#33富山のプレーが光り、#23バンバへのアシストや自らの得点で試合を牽引すると残り5分半で77-67の10点差に。

 しかし、諦めない早稲田大はタイムアウト後に#25伊藤が3Pを決めれば、拓殖大・#23バンバがバスケットカウントを決め返すなど、どちらも一歩も譲らない展開。さらなる攻め気を見せる早稲田大は獲得したフリースローでじわじわと点差を縮め、残り49秒#8新川の3Pで84-85とついに逆転。さらに追加点を重ね、リードは3点に。逆転を狙う拓殖大だが#23バンバがジャンプシュートを決め、1点差としたところで、望みをつなぐファウルゲームを仕掛けるも、最後#13阿部が投げたシュートは決まらず。86-88で早稲田大が接戦を勝利した。

 早稲田大は「良くも悪くも波がすごく激しい」(石原)という言葉通が今の状態を象徴する。出だしで圧倒されて浮上できないまま終わった第3戦と、最後まで粘り勝利を掴んだ第4戦目は対照的な試合となった。「リーグ戦優勝を目指している」(石原)という早稲田大にとってはもう負けられない試合が続くが、この波のをどこまで抑えられるかが今後を左右するだろう。
 対する拓殖大は、チームの軸であるガードの成田が負傷の影響で終始プレーを出来る状態ではなく、その他ガード陣もなかなか定着しない苦しさがある。阿部や富山などフォワード陣がボール運びを行う場面が多く見られ、バンバにも負担が集中するなど、ゲームコントロール面で苦しい状況に追い込まれつつある。この苦境をどう乗り切りチームを立て直すかが、拓殖大にとって前半戦の大きなテーマとなりそうだ。

写真:チームトップとなる18得点をマークした早稲田・伊藤。開始早々に3Pを沈め、試合中も終始チームを後押しするシュートを決め続けた。

※早稲田大・石原選手、拓殖大・阿部選手のインタビューは「続きを読む」へ。


◆PICK UP2
【東海大の追撃を最後まで阻止した筑波大が4勝目】

160911mitsuda.jpg 春のトーナメントでは直接対決がなかったため、公式戦では今季初の対戦となった東海大筑波大。2戦目以降、安定した強さで勝利を重ねる筑波大と、前日の敗戦を奮起材料にかえた東海大、その両者が最後まで激しい激闘を繰り返した。

 試合は、1年生ながら東海大のインサイドを担う#25平岩(1年・PF・土浦日大)が得点を重ね、一方の筑波大は#17杉浦(3年・PF)、#2満田(3年・SG)らがアウトサイドシュートを確実に沈めるなど、出だしからお互い一歩も引かないプレーを見せる。しかし、終盤にフリースローを確実に沈めた筑波大が19-14とリードして、第1Qを終えた。

 第2Qは、ファールがかさんだ#46生原(4年・PG)に代わって入った#4青木がスティールから速攻を決めると、#11増田(1年・PF・福大大濠)がジャンプシュートで続き、東海大がタイムアウトを請求。#35伊藤(4年・PG)がジャンプシュートを決め返し、さらには気迫あるチームディフェンスでいい流れを呼び込むも、東海大はあと1歩シュートが決まらず。お互い得点が伸びない時間帯が続き、両チームとも積極的にメンバー交代を繰り返す間、チャンスを掴んだのは東海大。#11白戸(3年・SG)の3P、#19三ッ井(3年・SF)のシュートで3連続得点を挙げ、25-25の同点とする。しかし、筑波大はタイムアウト後にすぐさま立て直し、#6馬場(3年・SF)が3Pを沈めると、#46生原に。しかし筑波大も#17杉浦の連続得点、#6馬場のダンクシュートも飛び出し34-27と再びリード。最後、東海大・#4寺園(4年・PG)がブザービータ―を決め、34-29と筑波大リードのまま後半戦へ。

 第3Q、先手を取ったのは筑波大。積極的にシュートを狙い、リバウンドからチャンスをつなぐと#2満田がバスケットカウントを含む3連続得点を奪い、41-29とリードを二桁差へ。その後、東海大・#35伊藤が激しいディフェンスから奪ったボールをファーストブレイクにつなげ、チームを勢いづけたかったところを、すぐさま筑波大・#46生原に決め返され、追いつくことはできず。59-49と筑波大リードのままは最終Qへ。第4Q、逆転を狙う東海大は#35伊藤、#13中山(4年・PG)らが積極的に仕掛け、得点を連取するも、筑波大に決め返され叶わず。10点差を筑波大にキープされたままま終盤を迎え、東海大が3Pを積極的に放つも決まらず、試合終了。76-62で筑波大が勝利し、4勝目。無敗のままリーグ3週目を迎える形となった。

160911hiraiwa.jpg伊藤、寺園、中山のペイントエリア内のドライブをさせないこと(筑波大・吉田監督)により、そこから展開される3Pも抑えることで最後まで東海大にリズムを作らせなかった筑波大。馬場のプレータイム制限により、優勝したトーナメントからスタートメンバーを変更。杉浦を3番にポジションアップし、増田を4番に据える布陣でのぞんでいる。「開幕数日前に決まったので不安はあった」(#46生原)と初戦の白鷗大戦は立ち上がりが遅い試合内容だったが、2戦目以降は安定した試合運びを見せ、今後も連勝街道を突き進むことが予想される。

 東海大は2連敗となり、これで2勝2敗。優勝争いに残るにはこれ以上負けられない状況となった。それでも、この2戦の負けの意味合いは大きく異なる。「どう守り、どう決めるかを今後詰めて行かないといけない」(東海大・陸川監督)と課題をのべた拓殖大戦に対し、筑波大戦は「残念な結果だったが、拓殖戦とは違い、みんながファイトしていたし、諦めなかった」と選手たちを称えた。10点差をキープされていたとしても、佐藤や#伊藤らが「ここからだ」と声を出し続け、最後まで戦い続けたことは、あと1歩届かなかった勝利を掴む糸口をたぐりよせてくれるに違いない。

写真上:日本学生代表にも選出された東海大・平岩。ゴール下のシュートにまだまだ課題が残るものの、リーグ戦は成長の場。今後のプレーが期待される。
写真下:満田ら4年生たちは、1年生時からプレータイムを多く獲得。今の筑波大の強さを支えている。

※筑波大・生原選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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