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2017.09.30 (Sat)
【2017リーグ2部】9/30レポート
日本体育大が2位中央大を倒し復調の兆し
神奈川大は首位をキープ
慶應義塾大でのホームゲーム開催となった1巡目の最終試合。神奈川大が首位を守った一方で、苦しい状況に立たされていた3敗の日本体育大が2位中央大に対し会心の出来栄えを見せ、踏みとどまった。神奈川大は国士舘大に追い上げられつつも、シュートも好調で逃げ切り勝利。首位を守った。
日本体育大が序盤から中央大を圧倒
江戸川大は終盤ファウルが重なり3敗目
3敗で後がない日本体育大は、2位の中央大相手に立ち上がりから勢いあるプレーで引き離した。インサイドでは#32フェイ(3年・C)が確実に得点し、#20小田桐(4年・PG)も次々にシュートを沈めて一気に10点の差を開いた。中央大もじわじわ立て直していくが、この日は日体大の勢いがそれを凌駕。前半で42-27とすると、後半も次々に得点を決めて勢いのまま88-70で試合終了。これに負ければ1部が遠のくという崖っぷちに勝利し、6勝3敗。この日江戸川大も負けたため、勝率は3位タイ。後半戦で2位以内に入れるかに注目だ。
2敗で3位につける江戸川大は下位グループ脱出をはかりたい駒澤大と対戦。立ち上がりは互いにゆっくりとした形になり、江戸川大が#10オウマ(2年・C)の高さも生きてリードしたが、駒澤大も2Qで差を詰めると、後半は終始接戦になった。4Qまで互いに決め合う形となるが、江戸川大は不運なファウルが続き、残り1分、同点の状況で#49飯田(4年・PG)がファウルアウト。そこから駒澤大は#18前田(4年・PG)がスティールから3Pを沈めて一気に流れを持ってくると、江戸川大にアンスポーツマンライクファウルが続き、フリースローを得て78-74で逃げ切りを決めた。駒澤大はこれで4勝目。江戸川大は3敗で日本体育大に並ばれる結果となった。
写真上:3P3/3で19得点の日体大・小田桐。立ち上がりの得点でチームを乗せた。
写真下:試合終了間際、前田のプレーが駒澤大を勝利に導いた。
※日本体育大・小田桐選手のインタビューは「続きを読む」へ。
ホームの慶應義塾大は大声援を受けるが
立教大の早い展開の前に敗れる
ホームの慶應義塾大は立教大を相手にホームゲームを戦った。足が止まりがちになる慶應大に対し、立教大は持ち味のトランジションが生きた。慶應大のターンオーバーや、オフェンスリバウンドから次々に速攻を出し、リード。慶應大は一時15点を追う展開となり苦しくなるが、後半#14高田(2年・G)の3Pなど、アウトサイドをきっかけに追い上げ、何度もあとわずかまで立教大に迫る。しかしここぞという場面で決めきれず、最後は立教大を逃げ切った。
写真:1階席はほぼ満席の盛況だった。慶應大は高橋が13点・15リバウンドだが惜しくもファウルアウト。ぜひともホームで勝ちたいところ。
「気持ちや闘争心をもっと出していかないと」
後のない戦いにもう一度気を引き締め直す
◆#20小田桐 匡史(日本体育大・4年・PG)
春は鮮やかな印象を残した日本体育大だが、秋は少々苦しんでいる。前半戦で3敗目。上位陣だけではなく、下位チームにも敗北を喫した試合では、本来あるはずの泥臭さや闘争心があまり見えなかった。メンタル面を2か月間安定させる難しさが、リーグ戦にはある。それはどこのチームであっても越えなければならないハードルの一つでもある。中央大が相手の大一番に際し、まずは小田桐が鮮やかなプレーでそれを見せてくれた。残る戦いでも気持ちを示し続けられるかに注視だ。
ー今日はいい内容でした。試合を振り返って。
「前の試合から続いていたリバウンドの部分で、今日は修正できました。そこがチームの勢いにもつながったと思います」
ーどちらかと言えばリバウンドができていなかったことが、悪い流れになっていたと?
「そうです。負けた試合を振り返るとディフェンスリバウンドであったり、オフェンスリバウンドの回数が少なくて、勢いに乗れていなかったんですが、今日はそこができました」
ーもう負けられないという状況であったと思いますが、先週から今週にかけての練習などはいかがでしたか?
「練習の内容自体はそんなに変わっていなくて、個人個人の気持ちの持ちようや、負けられない闘争心をもう少し前面に出していこうということでやってきました。それが今日は出ていたと思います」
ーリーグの前半は少しゆるい雰囲気というか、どうもしっくりこない感じはありましたがどう感じていましたか?
「出しきれないというのはずっと続いていて。勝ってはいるけれどぎりぎり。いい内容で勝てた試合がが1巡目では少なかったです。気が抜けていたのかもというのがあります」
ーそういう時こそ4年生が大事だとは思うんですが。
「チームをコントロールするというところでは、キャプテンの田口(#19)や江端(#4)たちも、ガードじゃないけど引っ張っていっています。うちは4年生主体のチームだし、自分も含め4年生が引っ張っていかないととは感じています」
ー今日は小田桐選手も19点。立ち上がりにチームを乗せる活躍で、十分引っ張ったのではないかと思いますが、個人の調子は?
「調子はいいということもなく、でも悪い訳ではないので気持ちの問題ですね、やはり」
ーそれを出し続けるのが難しいのでしょうね。
「ここからは大丈夫です」
ー1巡目が終わりましたが、後半に向けて。さきほどリバウンドの話はありましたが、他の修正部分は?
「もう少しディフェンスの質を上げていかないと駄目だなと思います。せっかくいいオフェンスをできてもディフェンスができなかったら得点差も開きません。オフェンスで決めるまえにまずディフェンスでしっかり決めて、シュートにつなげるようにしないと厳しくなる。そこをしっかりやっていきたいと思います」
神奈川大は首位をキープ
慶應義塾大でのホームゲーム開催となった1巡目の最終試合。神奈川大が首位を守った一方で、苦しい状況に立たされていた3敗の日本体育大が2位中央大に対し会心の出来栄えを見せ、踏みとどまった。神奈川大は国士舘大に追い上げられつつも、シュートも好調で逃げ切り勝利。首位を守った。
日本体育大が序盤から中央大を圧倒
江戸川大は終盤ファウルが重なり3敗目
3敗で後がない日本体育大は、2位の中央大相手に立ち上がりから勢いあるプレーで引き離した。インサイドでは#32フェイ(3年・C)が確実に得点し、#20小田桐(4年・PG)も次々にシュートを沈めて一気に10点の差を開いた。中央大もじわじわ立て直していくが、この日は日体大の勢いがそれを凌駕。前半で42-27とすると、後半も次々に得点を決めて勢いのまま88-70で試合終了。これに負ければ1部が遠のくという崖っぷちに勝利し、6勝3敗。この日江戸川大も負けたため、勝率は3位タイ。後半戦で2位以内に入れるかに注目だ。
2敗で3位につける江戸川大は下位グループ脱出をはかりたい駒澤大と対戦。立ち上がりは互いにゆっくりとした形になり、江戸川大が#10オウマ(2年・C)の高さも生きてリードしたが、駒澤大も2Qで差を詰めると、後半は終始接戦になった。4Qまで互いに決め合う形となるが、江戸川大は不運なファウルが続き、残り1分、同点の状況で#49飯田(4年・PG)がファウルアウト。そこから駒澤大は#18前田(4年・PG)がスティールから3Pを沈めて一気に流れを持ってくると、江戸川大にアンスポーツマンライクファウルが続き、フリースローを得て78-74で逃げ切りを決めた。駒澤大はこれで4勝目。江戸川大は3敗で日本体育大に並ばれる結果となった。
写真上:3P3/3で19得点の日体大・小田桐。立ち上がりの得点でチームを乗せた。
写真下:試合終了間際、前田のプレーが駒澤大を勝利に導いた。
※日本体育大・小田桐選手のインタビューは「続きを読む」へ。
ホームの慶應義塾大は大声援を受けるが
立教大の早い展開の前に敗れる
ホームの慶應義塾大は立教大を相手にホームゲームを戦った。足が止まりがちになる慶應大に対し、立教大は持ち味のトランジションが生きた。慶應大のターンオーバーや、オフェンスリバウンドから次々に速攻を出し、リード。慶應大は一時15点を追う展開となり苦しくなるが、後半#14高田(2年・G)の3Pなど、アウトサイドをきっかけに追い上げ、何度もあとわずかまで立教大に迫る。しかしここぞという場面で決めきれず、最後は立教大を逃げ切った。
写真:1階席はほぼ満席の盛況だった。慶應大は高橋が13点・15リバウンドだが惜しくもファウルアウト。ぜひともホームで勝ちたいところ。
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【INTERVIEW】「気持ちや闘争心をもっと出していかないと」
後のない戦いにもう一度気を引き締め直す
◆#20小田桐 匡史(日本体育大・4年・PG)
春は鮮やかな印象を残した日本体育大だが、秋は少々苦しんでいる。前半戦で3敗目。上位陣だけではなく、下位チームにも敗北を喫した試合では、本来あるはずの泥臭さや闘争心があまり見えなかった。メンタル面を2か月間安定させる難しさが、リーグ戦にはある。それはどこのチームであっても越えなければならないハードルの一つでもある。中央大が相手の大一番に際し、まずは小田桐が鮮やかなプレーでそれを見せてくれた。残る戦いでも気持ちを示し続けられるかに注視だ。
ー今日はいい内容でした。試合を振り返って。
「前の試合から続いていたリバウンドの部分で、今日は修正できました。そこがチームの勢いにもつながったと思います」
ーどちらかと言えばリバウンドができていなかったことが、悪い流れになっていたと?
「そうです。負けた試合を振り返るとディフェンスリバウンドであったり、オフェンスリバウンドの回数が少なくて、勢いに乗れていなかったんですが、今日はそこができました」
ーもう負けられないという状況であったと思いますが、先週から今週にかけての練習などはいかがでしたか?
「練習の内容自体はそんなに変わっていなくて、個人個人の気持ちの持ちようや、負けられない闘争心をもう少し前面に出していこうということでやってきました。それが今日は出ていたと思います」
ーリーグの前半は少しゆるい雰囲気というか、どうもしっくりこない感じはありましたがどう感じていましたか?
「出しきれないというのはずっと続いていて。勝ってはいるけれどぎりぎり。いい内容で勝てた試合がが1巡目では少なかったです。気が抜けていたのかもというのがあります」
ーそういう時こそ4年生が大事だとは思うんですが。
「チームをコントロールするというところでは、キャプテンの田口(#19)や江端(#4)たちも、ガードじゃないけど引っ張っていっています。うちは4年生主体のチームだし、自分も含め4年生が引っ張っていかないととは感じています」
ー今日は小田桐選手も19点。立ち上がりにチームを乗せる活躍で、十分引っ張ったのではないかと思いますが、個人の調子は?
「調子はいいということもなく、でも悪い訳ではないので気持ちの問題ですね、やはり」
ーそれを出し続けるのが難しいのでしょうね。
「ここからは大丈夫です」
ー1巡目が終わりましたが、後半に向けて。さきほどリバウンドの話はありましたが、他の修正部分は?
「もう少しディフェンスの質を上げていかないと駄目だなと思います。せっかくいいオフェンスをできてもディフェンスができなかったら得点差も開きません。オフェンスで決めるまえにまずディフェンスでしっかり決めて、シュートにつなげるようにしないと厳しくなる。そこをしっかりやっていきたいと思います」
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