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2016.09.13 (Tue)

【2016関西リーグ1部】序盤戦(8/31〜9/11)各チーム概要

関西でもリーグ戦が開幕
中位以下は激しい混戦模様


 関西でもいよいよ1部リーグ戦が開幕した。優勝はもちろん、インカレ出場権、来年も1部で戦う権利をかけた争いが繰り広げられている。

160911KYOSAN.jpg 今年は以前と大会形式に変更点が出た。昨年までは1次リーグ後に上位・下位5チームずつに分けての2次リーグが実施されていたが、今年はまず総当たりの各チーム9試合の日程を消化。その順位に応じたタイムスケジュールで上位・下位の区分けなく、再度2回目の総当たりを実施する方法が取られる。

 これにより、前半9試合終了時点で6位以下のチームでも、挽回すればインカレ出場権を手にすることが可能。一方で、当然試合数も合計13試合から18試合に増加。9月中は週3回の開催となり、これまでよりもベンチの層の厚さやフィジカル面のケア、課題が出た時の修正力が問われることとなった。

 既に日程は3分の1を終了。首位争いは天理大と関西学院大がやや抜け出した形となったが、3位以下は大きな差がついていない。形式が変わったことも相まって、先の読めない状況がしばらく続きそうだ。

【第6日目終了時点】
天理大学   勝ち点6
関西学院大学 勝ち点6
立命館大学  勝ち点4
近畿大学   勝ち点4
京都産業大学 勝ち点3
大阪学院大学 勝ち点2
大阪体育大学 勝ち点2
大阪経済大学 勝ち点2
同志社大学  勝ち点1
関西大学   勝ち点0

写真:苦しんだ春シーズンから一転し、リーグ序盤戦は京都産業大の好調ぶりが目立っている。

※各チームの概要、関西学院大・松田選手、天理大・佐々木選手のインタビューは「続きを読む」へ。


[続きを読む]

【天理大学】
安定のディフェンス力で2冠を目指す

160911TENRI_TANIMOTO.jpg 西日本インカレを制した天理大は、ここまで無傷の6連勝。#15イビス(4年・C)、#56川田(4年・C)のインサイドは安定感と強さが光り、強みのディフェンス面でも易々と崩されない。競り合う展開もあるが、その中でも勝ち切れているのは「チームの力がついてきている証拠」と主将の#13中村(4年・SG)は胸を張る。

 一方で課題に挙げられるのは、相手のゾーンディフェンスへの対応だろう。「全ての相手にゾーンをされている」と#24佐々木(2年・SG)が話す通り、ことごとく対戦相手にゾーンを敷かれ、そうした展開でうまく#15イビスを活かせない内容もある。優勝のために解決すべき課題であり、逆にこれをクリアすれば2冠にも近づけるはずだ。

 次節は無敗で並ぶ関西学院大との対戦となる。どちらもインサイドが強く、中村もリバウンドをキーポイントに挙げる。「チームとしてオフェンスリバウンドに飛び込もうとやってきている。まだゲームを通じて出来ていない部分もあるので、そこをしっかりやっていきたい」。前半戦の天王山を制し、リーグタイトル争いでも先行出来るか。

写真:攻守両面で活躍が目を引く谷本。「ディフェンスでもしっかりやってくれている」と主将・中村も認める。


【関西学院大学】
取り戻した盤石なインサイドを武器に

160911KWANSEI_IKEJIMA.jpg 無敗で天理大と並走しているのが、関西学院大だ。#23池嶋(4年・PF)や#10松原(3年・PF)ら、元々タレントは豊富なチームだが、今大会は大きなケガによるブランクから#23松田(4年・C)が復帰。本人は自らを「池嶋の補助みたいな感じ」だと笑うが、強いインサイドが二枚揃うことで、相互にリバウンドを狙いやすい体制となっている。

 この6戦を振り返り、池嶋「今年は『個』で攻めるところがない。チームで作ってシュートを打つことを4月からやってきた。それが勝負どころで上手く決まっている」と手応えを感じつつも「一番の課題は後半の入り。試合自体の入りは良くても後半に詰められている。そこは直さないといけない」と反省も忘れない。実際に大きくリードした近畿大戦では、相手に迫られ延長戦を強いられた。天理大との首位決戦では、同じ過ちを繰り返すわけにはいかない。

 関西学院大は、昨年はインカレには届かず悔し涙に暮れた。同じ轍は踏まず、今年は関西王者としてインカレに臨む覚悟だ。

写真:延長となった近畿大戦、勝利をたぐり寄せる得点を決めてガッツポーズの池嶋。冷静な印象が強い選手だが「近大は絶対勝ちたい相手。無敗が続いていることもあって気持ちが入っていました」。


【立命館大学】
学生主体チームとして深まる自信

160911RITSUMEIKAN_HATTORI.jpg 2敗ながら、直接対決の関係で3位という好位につけている立命館大。学生の松浦コーチが指揮を執るが、フロアリーダーの#5岸本(4年・PG)は「4回生は人数も多くて仲も良い。しっかりコミュニケーションの取れる関係性もある」と話すように、常に勝利のために選手とスタッフでのコミュニケーションを怠らず、徐々にチーム力を上げている印象だ。

 コートでの岸本の役割は他チームのガードと比較すると大きいが、「その分後輩が出た時はそこも補って声かけもしないといけない。重要な役割だと感じている」と話す表情には、厳しさと同時に充実感も滲む。これまで自身の課題だったというコントロール力には磨きがかかり、勝利した大阪学院大戦などでは「一個一個意味のあるオフェンスが作れた」と自らの成長を実感出来ている点も大きい様子。

 「もちろんインカレには行きたい。でも目標は優勝。もう2つ落としているので、残りは絶対に落とせない」と力強い口調で話す岸本。主力の同級生#13西岡(4年・SG)、#35福永(4年・PF)らと共闘しながら、更にレベルの高いチームを作り上げていく。

写真:得点源の一人である服部。岸本も「持ち味を出してくれて助かっている」と認める存在だ。


【近畿大学】
高い実績と目標があるが故の苦悩を成長の糧に

160911KINDAI_HAMATAKA.jpg 近畿大は開幕4連勝と好発進。春は長く保持してきたタイトルも手放したが、目立った欠場者はおらず、全関期間中に負傷離脱した#3岡田(3年・PG)が復帰したこともあり、王座奪還への執念を感じさせる戦績だった。しかし、5戦目の関西学院大戦を延長の末に落とすと、翌日も敗れて連敗。首位と勝ち点2差となっている。

 「良い内容だったのは最初から先行して逃げ切ったのは大阪体育大戦だけ。後で追いつく展開は相手が強くなくほど厳しい」と得点源の#15金田(3年・PF)は話す。「練習で悪い雰囲気があると試合でも引きずって、焦ってプレーしている部分がある。ちょっと気を抜いた時に失点ということがあるが、その『ちょっと』の部分が僕も含めてあまりにも甘い」と危機感を滲ませる。

 ただ、現在の位置はまだまだ挽回可能なポジションだ。チーム力が落ちたと思われた春は、全関決勝に辿り着いており、金田も「チーム力は弱くはなっていない」と続ける。#9濱高(2年・SG)や#24今村(1年・PF・沼津中央)ら下級生も奮闘中。今一度切り替えて自信を取り戻し、上位に迫りたい。

写真:濱高はアウトサイドも好調。プレーでチームを引っ張っている。


【京都産業大学】
ルーキートリオの爆発力で台風の目に

160911KYOSAN_OBA.jpg 代替わりで大きくメンバー構成が代わり、春は思うような結果が出せなかった京都産業大学が、今大会は台風の目となっている。既に3敗を喫してはいるが、#14川口(1年・SG・尽誠学園)、#30大庭(1年・SG・洛南)、#38リンダー(1年・C・尽誠学園)のルーキー3名が躍動。天理大相手にも、延長戦にもつれ込む戦いぶりを見せてリーグをにぎわせている。

 ガードの#7辻(3年・PG)は「3人とも高校時代に大舞台を経験していて、こういうところで強い。僕らとしても頼りになる」と目を細める。川口はアウトサイドシュート、大庭は豊富な得点バリエーション、リンダーは機動力と跳躍力を活かしたインサイドプレーを武器とし、トリオでそれぞれのカラーを遺憾なく発揮している。

 「とにかく走って、守って。それで最後に1点でも勝っていれば良い」と辻。この勢いのまま、終盤まで走り抜けられるか。

写真:細身ながら果敢なアタックを見せる大庭。川口とリンダー同様、思い切り良くプレーを続ける。


【大阪学院大学】
逆襲のために原点へ立ち返られるか

160911GAKUIN_FUKUDA.jpg 全関王者は苦しんでいる。大阪学院大が6戦終えて2勝4敗という戦績は、予想外の戦績と言うべきだろう。関西では驚異的な決定力を誇る#7澤邉(4年・SG)も#20木下(2年・PG)も、どこか積極的にプレー出来ていない場面が目立つ。

 「良い時は良いが、悪い時にチームとして立て直せない。夏から課題だが、自分自身、主将として悩んでいる部分」と主将の#2渡邉(4年・SG)も苦しい表情をのぞかせる。ただ、「プレー以前に個人個人で他人任せになったり、そう思うと『自分が自分が』となってしまっている。それでチーム力を発揮出来ていない。そうなると、逆にチーム力で向かってくる相手には押されてしまって苦しくなる」と課題は見えている。

 全関での優勝は、大会前にメンバーのベクトルを合わせたことで一体感が生まれたことが呼び水になった。能力値の高い選手は揃っているだけに、まとまりを取り戻せばまだまだ逆襲可能だ。

写真:山中が故障で欠場中の大阪学院大。だが、福田がそれをカバーする活躍を見せている。


【大阪体育大学】
まさかの出遅れから立て直せるか

160911TAIDAI_KUSAGAWA.jpg 全関では3位となった大阪体育大学。上級生主体のチームであり、リーグ戦では楽しみな存在だったが、大会前に主将・大槻がまさかの負傷。精神的支柱、そして重要なインサイドの核を欠いたチームは開幕4連敗スタートとなった。負傷者は他にもいる状況であり、#9内藤(3年・SF)は「始めはケガ人も多くてチーム状況も良くなかった。勝たなきゃいけないというプレッシャーもあった」と苦しい状況を吐露する。

 しかし「負けが続いて、むしろ5戦目の大阪学院戦は気楽になった。そこで勝てた流れで、今日(同志社大戦)も勝ちきることが出来た」と、追い込まれた状況から持ち直しつつある。内藤はもちろんのこと、#20岸田(3年・PG)や#19山田(1年・SG・駒大苫小牧)など才能溢れるメンバーが揃っているのも事実。将来のためにも、確かな結果を得たいリーグ戦だ。

 大阪体育大学はこれから地元のコートで3連戦を迎えることになる。「ディフェンスやルーズボールは誰でも出来る。守りきって速攻というのをテーマにしてやっていきたい」(内藤)。基本に立ち返り、まずは現メンバーの果たせていないインカレ出場権を掴みたい。

写真:1年生が台頭中だが、2年生の草川も奮闘を見せている。チーム内での切磋琢磨も、上位進出への足がかりだ。


【大阪経済大学】
高まりつつあるディフェンス力に手応え

160911KEIDAI_KINOSHITA.jpg 春は、全関でベスト8入りこそ果たしたが、その中で最低位の8位に甘んじたこともあり、悔しい表情があった大阪経済大。しかし、今大会はまだ勝ち点2ながら、インサイドで不可欠な存在である#33重本(4年・C)は、「春よりも雰囲気は良い。後は結果だけという状態。夏場にランメニューを多くして基礎からやり直した。そのお陰でチームのディフェンスは良いと思っている」と一定の成果は感じている。

 反面、オフェンスの出来には試合によってムラがあるのも事実。#1木下(3年・SG)の奮闘が光るが、実際問題として「点を取るところで木下に頼っている」(重本)のが現状だ。ここで重要な存在となるのは、重本自身となってくる。

 「自分自身の内容的には悪くないのでこれを継続したいが、まだリバウンドが少ないと思っている。木下に頼っている分、自分が稼がないといけない」と意気込む大黒柱が今以上の活躍を見せれば、周囲にも刺激になるはず。昨年は一時好位につけながらも入れ替え戦行きとなった。2年続けて、同じ状況に置かれることは避けたい。

写真:試合中に負傷交代を余儀なくされたこともあったが、エースとして奮闘を続けている木下。


【同志社大学】
黒星先行で試されるチーム力

160911DOSHISHA_FURUMURA.jpg 昨年のリーグでは序盤に星を伸ばせずに苦しい戦いを強いられた同志社大は、今年も4連敗スタートとなった。#35村井(2年・PG)も「チーム状態がバラバラになりかけた」というが、ようやく5戦目で初白星。「勝てる可能性のある試合を負けていた。それを勝てたのは大きい」と村井の表情も綻んだ。現状での勝ち点はこの勝利による1止まりだが、「去年は個々で打開していく感じがあったが、内外の連携が良い時間帯はチームの流れも良い」と、チームとしてのストロングポイントは見えている。

 京都産業大同様、同志社大にも能力あるルーキーが揃う。#7古村(1年・C・北陸学院)と#20田邉(1年・PF・洛南)だ。まだ試合によって出来不出来もあるが「エースになる力があって頼もしい」(村井)存在。既に高い得点力でチームを牽引している。

 その一方、試合に絡む上級生が少ないところは同志社大の泣き所。それでも村井は「4回生のために勝ちたい思いで戦っている。ベンチ外のメンバーも声をかけてくれるので、精神的にはプラスになっているし、頼もしい」と話す。チーム一体となって、少しでも順位を上げていきたい。

写真:ルーキーながら、古村の得点はチームのキーポイントとなっている。


【関西大学】
未勝利も下級生主体でV字回復を目指す

160911KANDAI_KAJIWARA.jpg 昨年2部を制し、チャレンジマッチの末にインカレにも進んだ関西大も苦しい状況だ。ここまでは、善戦する試合は何度も見せているが、未だ白星を手にできていない。主力の#34井上(3年・SG)は「1部上位に対して、1部での勝ち方を知らない。下級生主体という若さの部分で、最後に1、2点を争うところで経験が劣っている差を感じる」と歯がゆい表情を見せる。

 しかしながら「大まかなことは練習通り出来ていると思う。そこは満足している」(井上)とディフェンス面には一定の手応えも掴んでいる。実際に大量失点ゲームは多くなく「応援やベンチも声をかけてくれて雰囲気は全く問題ない」と、戦績が苦しくとも下は向いていない。むしろ「下級生主体な分だけ、上級生主体のチームよりも伸びしろはあると思う。後半戦に向けてもっと自信をもって、積極的に全員がゴールを目指してやっていけば、このまま連敗が続くことはないと思っている。どのチームよりもこのリーグ戦で成長したい」と前向きだ。

 ここから関西大は、1次リーグでは星が接近したチームとの対戦が続く。近年は1〜2部間の行き来が続いており、1部残留は至上命題。早く1勝目を手にし、浮上へのきっかけとしたい。

写真:初の1部ながら梶原はコンスタントな活躍を継続中。


【INTERVIEW】

「関西1位ならインカレベスト8は夢じゃない」
渇望する優勝へのラストピースに

◆#23松田健太(関西学院大・4年・C)
160911KWANSEI_MATSUDA.jpg昨年のリーグ戦直前に喫した怪我で、ほぼ1年間公式戦に未出場。インカレ出場を逃した昨年のリーグ戦も、タイトルに及ばなかった春シーズンも、応援席から見るしかなかった。満を持して復帰した今大会、「パワーだけなら留学生レベルだし、器用さもある。戻ってきてくれたのは大きい」と池嶋が話すように、彼の復帰も要因となりチームは開幕6連勝を達成。天理大戦でのイビスとのマッチアップは必見だ。


—ほぼ1年ぶりの復帰ですよね?
「そうですね。ちょうど1年です。去年のリーグ戦の1週間前にケガして、今年の春の大会も捨てる形にして、リーグ戦だけに絞ろうと」

—松田選手が戻ると、関学インサイドの強さがやはり違うなという印象があります。
「そうですかね(笑)。でも試合勘はあんまり失ってなくて、意外に普通にやれるなあ、と。コートの外にいると分からないんですけど、中にいると意外に久しぶりだな、という実感もないです」

—ずっとコートの外からチームを見てきたわけですが、その間はもどかしいチーム成績だったと思います。
「そうですね。去年は自分がリーグ直前にケガをして、チームがボロボロになってしまったので。ケガをするにしても、もう少し早ければ組み立て直せたと思うんですけど、それでボロボロになってしまったので、責任は感じました」

—入学後初めての6連勝ですが、手応えを感じる部分は?
「いつも前半リードして、後半に競ってしまうんですけど。でもいつもの関学だと競るゲームで勝ちきれないところを、競ってしまってもしっかり勝てているので、それが良いリズムになっていると思います」

—そうした部分はメンタル的な強さが重要です。最上級生としての責任感もありますよね。
「そうですね。自分と池嶋(#34)は4年間ずっとやってきて、そんなにおどおどすることもなくなりました。競り合っても『いつも通りやっていれば勝てる』と。そういう感じでやっています」

—インサイドは他にも梶井選手(#5)や雑崎選手(#27)がいて、相手に応じて色々な組み合わせが出来る強みがあります。
「そうですね。まあ、自分は池嶋の補助みたいな感じで(笑)。得点は池嶋が取ってくれるので、気楽にやらせてもらっています(笑)」

—なるほど(笑)。インカレ出場はもちろん、最後の関西タイトルは手にしたいところですね。
「次の天理戦が山場になると思うんで、勝って目標の全勝優勝が達成出来るように。1位になればインカレでも(組み合わせ的に)良いところに入れるので、目標のベスト8も夢じゃないので。まずは関西で1位を取って、インカレで良いポジションに入りたいです」

—夏の合宿などで関東勢とも練習試合はこなしたんですよね。
「そうですね。でも本番になるとまた違ってくると思うので、インカレで食らいつけるかどうかです。まずは1位になれば自信もつくと思うんで。でも、いけそうだという感覚は持っています」

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「試合があるにつれて自分たちも成長している」
厳しい連戦をたくましく戦い続ける

◆#24佐々木隆成(天理大・2年・SG)
160911TENRI_SASAKI.jpg西日本インカレから1番ポジションに定着。当初は緊張があったと笑うが、主将の中村が「安心して見ていられる」と認めるほど、一定の期間を経て司令塔の仕事も板についてきた。試合間隔が短い中でプレータイムは長いが、感謝の念を示すスタッフ陣のケアもあって疲れた表情もなくコートに立ち続けている。インサイドの強さに注目が集まるチームだが、優勝のためには、彼の存在も不可欠である。


—ここまでの戦いぶりの内容はいかがですか。
「試合があるにつれて自分たちも成長している感じでやってきたので、どんどんと良くなっていると思います」

—接戦でも勝ちきれる試合が目立ちますが、精神的に強くなっている実感はありますか。
「自分的にはそうでもないんですけど、川田さん(#56)とか上級生の人が厳しい時に声を出してくれるので、そういう部分は力になりますね」

—ディフェンスの内容も良く、充実していますね。
「そうですね。天理はスカウティングもしっかりやっていて、先に読むことが出来るんですよね。そういうことがあって、相手も攻めにくいんだと思います」

—スタッフも大変ですね。
「そうですね。だから、自分たちが寝てる間にやってくれてる感じで(笑)。感謝しないといけないなと思います」

—今季途中から1番ポジションに定着しましたが、ここまでのご自身の出来はいかがでしょうか。
「自分で言うのもあれなんですけど、前よりは落ち着いて、良い意味で緊張してやれていると思います。そういう意味では慣れてきたのかなと思います」

—最初は落ち着いていなかったんですか?
「最初は普通に緊張してました(笑)。西日本はガッチガチでした。今は良い意味でリラックスもしながらできていて、そこが良いのかなと思います」

—チームとしては、オフェンスで相手ゾーンに苦しんでいる印象があります。
「ここまで6試合で、全部相手にゾーンをされてるんですよ。そこも慣れないといけないです。なんとかイーヴィ(#15)を使いながらやっているので、それが上手く使えれば攻めれると思うんですけど、それは今から改善すべき点としてやっていきたいです」

—まだまだ先は長いですが、今後に向けて。
「そうですね。体のケアはちゃんとして。ケガのないようにやっていけば結果はついてくると思います。ケアしてくれるスタッフに頼りながら、みんなで一致団結してやっていきたいです」


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