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2014.11.28 (Fri)
【インカレ2014】11/28 準々決勝 筑波大VS国士舘大
筑波大が国士舘大に点を取らせずシャットアウト
筑波大と国士舘大の対戦は、筑波大が得点源をしっかり押さえて国士舘大の展開にはさせなかった。
国士舘大は立ち上がりに#22原(3年・SF)がミドル、3Pと連続で決める。しかし#66馬(2年・C)が立て続けに2ファウルとなってしまう。筑波大は#8木林(2年・PF)のインサイド、#6馬場(1年・SF・富山第一)の速攻で流れを作ると、#14坂東(4年・SG)が3連続の3Pを決めてみせた。国士舘大は#22原の3P、バスケットカウントで対抗し、#5永山(4年・SG)、#6伊集(4年・PG)の3Pなど、得意のアウトサイド攻勢が決まるが、#9新田(4年・CF)も2ファウルとなってしまい、1Qは22-19と筑波大3点リード。
2Q立ち上がり、#92村越(3年・PF)が2ゴールするが、2ファウルも続けて犯してしまう。ここからややファウルが続く筑波大だが、国士舘大はなかなか外のシュートが決まらなくなる。それでも#66馬のフリースローに続き#68藤井(2年・G)の3P、#22原の得点で持ち直すと、#23寺田(3年・PF)のシュートで9点差を同点にまで戻した。筑波大は合わせのミスなどもあるが、#14坂東の3Pもあって39-36と1Q同様3点リードで前半を終了。
3Qが勝負の肝になった。筑波大が立ち上がりからシュートを沈めたのに対し、国士舘大はいい形で打たせてもらえず3Pが入らない。ターンオーバーも連続し、開始3分で再び大きく差を開かれた。#14坂東がルーズボール、3Pでチームを盛り上げると、前半は不調だった#17杉浦(1年・PF・福大大濠)が得点に絡み出す。そこに#6馬場の走るプレーが加わって20点近いリードを奪うことに成功した。#6馬場、#8木林が終盤に4ファウルになってしまうが、大きなリードで余裕は失わず、4Qもそのリードを保つ。国士舘大はファウルトラブルが厳しくなり、攻撃もアウトサイド一辺倒に。しかし#6馬場に激しくチェックされる#22原は当たらず、代わりに#6伊集が4本の3Pを決めていくものの、引き離されて94-67で試合終了。筑波大が昨年越えとなるベスト4の壁を突破した。
得点の押さえどころを押さえての筑波大の勝利。最初は原にやられたが、吉田監督はマークする馬場には「最初はディフェンスが甘かったので、もっと激しくいけ」と指示した。馬場がそれによく応えたのは、後半の原がほぼ外を入れられなかったことからも分かる。昨年は明治大に前半大量リードを得ながら、大逆転でベスト4へ進めなかった。それを振り返るモチベーションビデオを学生が作成し、チーム一丸となれたと言う。インカレベスト4は吉田監督にも未知の世界。どのような戦いになるか。
国士舘大は後半はあまりいい形で打てなかった。インサイド陣もファウルトラブルで思うようにリバウンドに絡めなかったのは厳しいところ。強みを生かすことができなかった。
写真上:攻守で活躍を見せた筑波大・馬場。
写真下:終盤、国士舘大は伊集が何本も3Pを決めていった。
※筑波大・坂東選手のインタビューは「続きを読む」へ。
「目標でもあったけどここはまだ通過点」
頂点を見据えてここからも強い意志で戦う
◆#14坂東 拓(筑波大・4年・SG)
5本の3Pを含む17点。外角攻勢の国士舘大に対して3Pを沈めて1Qから一歩も引かない姿勢を見せた。ポテンシャルを秘めたチームに対してもっと、もっと、と思いながらやってきた1年。その姿勢は得点だけではなく、ルーズボールといった部分にも見えている。チームを鼓舞して頂点までたどり着けるか。
ー昨年を越えたということになりますが。
「一段落という訳ではありませんが、とりあえず目標としていたひとつでもあったので、それは越えられてよかったのはあります。でもここから一気に大学ナンバーワンを目指して駆け上がりたいと思っているので、そういう意味ではまだまだ通過点にすぎないという気持ちもあります」
ー4年生の頑張りでかなりチームを引っ張っていますが、今日は坂東選手も3Pが素晴らしかったですね。
「昨日の関東学院大や1回戦の試合は気合は入ったんですが、チームの出方を考えながらやっている部分がありました。そういう意味では今日からは戦ったことのある相手だし、内容は分かっています。テンポ良く僕の得意な外角のシュートも決められたのは良かったです」
ー向こうも外打ちのチームですが、こっちもそれに負けないようにというのはありましたか?
「僕のピックからの3Pやエンドスローインからのシュートは、あまりスカウティングされていないかなというのがあったので、そこは空いたら積極的に打っていこうと思っていました」
ー吉田さんが去年と違うのはディフェンスの部分という話をしていました。守りは意識していましたか。
「リバウンドも取れていたし、ローテーションはちょくちょくうまくいっていないところもありましたが、比較的前の気持ちよりは気持ちが入ってやってくれたかなと。馬場には原につくにはあいつの方が身長が高いので、そこまで飛ばなくてもプレッシャーを与えられます。最終的にあいつがチェックに行って打たれるならそれはしょうがないんですけど、リーグ戦からさせていたことを今日はやりきって止めてくれました」
ー坂東選手自身はこの大会もルーズボールなど、非常に泥臭いところも見せていますね。あれはだいぶチームを盛り上げていると思います。
「ハッスルという面では僕が率先して飛び込みたいと思っています。そこでみんなの士気が高まるなら本望ですし、ひとつそれが流れにつながったりするのであれば、率先してどんどんやっていきたいです。痛いですけど、慣れてます(笑)」
ー気の緩みがあるのが甘さかなという話も吉田さんからありました。
「そうですね。ローテーション、ハリバックの部分で気の緩みという意味で言われていると思うので、そういう部分をディフェンスからしっかりやっていけたらと。オフェンスは思い切りよく、みんながパッシングで回して空いたところで思い切り打てればいい結果につながると思います。そうすれば結果はついてくると思うのでやっていきます」
筑波大と国士舘大の対戦は、筑波大が得点源をしっかり押さえて国士舘大の展開にはさせなかった。
国士舘大は立ち上がりに#22原(3年・SF)がミドル、3Pと連続で決める。しかし#66馬(2年・C)が立て続けに2ファウルとなってしまう。筑波大は#8木林(2年・PF)のインサイド、#6馬場(1年・SF・富山第一)の速攻で流れを作ると、#14坂東(4年・SG)が3連続の3Pを決めてみせた。国士舘大は#22原の3P、バスケットカウントで対抗し、#5永山(4年・SG)、#6伊集(4年・PG)の3Pなど、得意のアウトサイド攻勢が決まるが、#9新田(4年・CF)も2ファウルとなってしまい、1Qは22-19と筑波大3点リード。
2Q立ち上がり、#92村越(3年・PF)が2ゴールするが、2ファウルも続けて犯してしまう。ここからややファウルが続く筑波大だが、国士舘大はなかなか外のシュートが決まらなくなる。それでも#66馬のフリースローに続き#68藤井(2年・G)の3P、#22原の得点で持ち直すと、#23寺田(3年・PF)のシュートで9点差を同点にまで戻した。筑波大は合わせのミスなどもあるが、#14坂東の3Pもあって39-36と1Q同様3点リードで前半を終了。
3Qが勝負の肝になった。筑波大が立ち上がりからシュートを沈めたのに対し、国士舘大はいい形で打たせてもらえず3Pが入らない。ターンオーバーも連続し、開始3分で再び大きく差を開かれた。#14坂東がルーズボール、3Pでチームを盛り上げると、前半は不調だった#17杉浦(1年・PF・福大大濠)が得点に絡み出す。そこに#6馬場の走るプレーが加わって20点近いリードを奪うことに成功した。#6馬場、#8木林が終盤に4ファウルになってしまうが、大きなリードで余裕は失わず、4Qもそのリードを保つ。国士舘大はファウルトラブルが厳しくなり、攻撃もアウトサイド一辺倒に。しかし#6馬場に激しくチェックされる#22原は当たらず、代わりに#6伊集が4本の3Pを決めていくものの、引き離されて94-67で試合終了。筑波大が昨年越えとなるベスト4の壁を突破した。
得点の押さえどころを押さえての筑波大の勝利。最初は原にやられたが、吉田監督はマークする馬場には「最初はディフェンスが甘かったので、もっと激しくいけ」と指示した。馬場がそれによく応えたのは、後半の原がほぼ外を入れられなかったことからも分かる。昨年は明治大に前半大量リードを得ながら、大逆転でベスト4へ進めなかった。それを振り返るモチベーションビデオを学生が作成し、チーム一丸となれたと言う。インカレベスト4は吉田監督にも未知の世界。どのような戦いになるか。
国士舘大は後半はあまりいい形で打てなかった。インサイド陣もファウルトラブルで思うようにリバウンドに絡めなかったのは厳しいところ。強みを生かすことができなかった。
写真上:攻守で活躍を見せた筑波大・馬場。
写真下:終盤、国士舘大は伊集が何本も3Pを決めていった。
※筑波大・坂東選手のインタビューは「続きを読む」へ。
[続きを読む]
【INTERVIEW】「目標でもあったけどここはまだ通過点」
頂点を見据えてここからも強い意志で戦う
◆#14坂東 拓(筑波大・4年・SG)
5本の3Pを含む17点。外角攻勢の国士舘大に対して3Pを沈めて1Qから一歩も引かない姿勢を見せた。ポテンシャルを秘めたチームに対してもっと、もっと、と思いながらやってきた1年。その姿勢は得点だけではなく、ルーズボールといった部分にも見えている。チームを鼓舞して頂点までたどり着けるか。
ー昨年を越えたということになりますが。
「一段落という訳ではありませんが、とりあえず目標としていたひとつでもあったので、それは越えられてよかったのはあります。でもここから一気に大学ナンバーワンを目指して駆け上がりたいと思っているので、そういう意味ではまだまだ通過点にすぎないという気持ちもあります」
ー4年生の頑張りでかなりチームを引っ張っていますが、今日は坂東選手も3Pが素晴らしかったですね。
「昨日の関東学院大や1回戦の試合は気合は入ったんですが、チームの出方を考えながらやっている部分がありました。そういう意味では今日からは戦ったことのある相手だし、内容は分かっています。テンポ良く僕の得意な外角のシュートも決められたのは良かったです」
ー向こうも外打ちのチームですが、こっちもそれに負けないようにというのはありましたか?
「僕のピックからの3Pやエンドスローインからのシュートは、あまりスカウティングされていないかなというのがあったので、そこは空いたら積極的に打っていこうと思っていました」
ー吉田さんが去年と違うのはディフェンスの部分という話をしていました。守りは意識していましたか。
「リバウンドも取れていたし、ローテーションはちょくちょくうまくいっていないところもありましたが、比較的前の気持ちよりは気持ちが入ってやってくれたかなと。馬場には原につくにはあいつの方が身長が高いので、そこまで飛ばなくてもプレッシャーを与えられます。最終的にあいつがチェックに行って打たれるならそれはしょうがないんですけど、リーグ戦からさせていたことを今日はやりきって止めてくれました」
ー坂東選手自身はこの大会もルーズボールなど、非常に泥臭いところも見せていますね。あれはだいぶチームを盛り上げていると思います。
「ハッスルという面では僕が率先して飛び込みたいと思っています。そこでみんなの士気が高まるなら本望ですし、ひとつそれが流れにつながったりするのであれば、率先してどんどんやっていきたいです。痛いですけど、慣れてます(笑)」
ー気の緩みがあるのが甘さかなという話も吉田さんからありました。
「そうですね。ローテーション、ハリバックの部分で気の緩みという意味で言われていると思うので、そういう部分をディフェンスからしっかりやっていけたらと。オフェンスは思い切りよく、みんながパッシングで回して空いたところで思い切り打てればいい結果につながると思います。そうすれば結果はついてくると思うのでやっていきます」
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